JP2004267697A - 音声同期型跳躍玩具 - Google Patents
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Abstract
【課題】周波数帯に対応して異なる躍動物が動作し、動作に変化をつけることを可能とした音声同期型跳躍玩具を提供する。
【解決手段】周波数を分割検知する事により種々雑多な音に反応し、リズミカル且つ複雑な動作を行う事により人心を癒し、又動作の複雑さゆえに飽きない玩具を提供する事を可能としたものである。
【選択図】図１
【解決手段】周波数を分割検知する事により種々雑多な音に反応し、リズミカル且つ複雑な動作を行う事により人心を癒し、又動作の複雑さゆえに飽きない玩具を提供する事を可能としたものである。
【選択図】図１
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は音声検知型玩具において永久磁石と電磁石の同極間に生じる反発力を原動力とした音声同期型跳躍玩具に関する。
【０００２】
【従来の技術】
従来の音声検知型玩具は周波数帯に関係なく音に感知反応し、直流モーター等にて一定動作の繰り返しを行うのみであった。従って動作に変化がなく飽きてしまう。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】
そこで本発明においては、周波数帯に対応して異なる躍動物が動作し、動作に変化をつけることを可能とした音声同期型跳躍玩具を提供するものである。
【０００４】
【課題を解決するための手段】
音楽および人声の発する周波数を複数の音声周波数帯域に分割し、分割された周波数帯に対応した複数個の人形、動物および乗物等の写真又は模型を跳躍させる跳躍装置を設け、周波数帯の変化により前記人形類が様々な跳躍動作を行う。
【０００５】
また、音楽および人声に即応して跳躍する人形類は容易に交換可能な構造となっており、操作する人の好み又は設置場所及び設置目的等により交換する事が可能である。
【０００６】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施例を図面に基づいて記述する。図１は実施例の原理分解図を示す。図２は単体ユニットの構成を示す。図１及び図２において、永久磁石（１）の（２）および（３）は磁極をあらわし、Ｓ極又はＮ極を示す。連結軸（４）は軽量なプラスチック材等で円形又は平板状の軸で永久磁石（１）に固定され、もう片方は躍動物（５）に連結されている。躍動物（５）は交換を容易に行えるよう比較的軽い力で連結軸（４）の先端部に固定されている。シリンダー（６）は永久磁石（１）が上方へ跳躍するときの案内筒となる。
【０００７】
上部跳躍部材に対し、鉄芯（８）に銅線（９）を巻き電磁石（１０）を形成する。鉄芯（８）の先端には、ゴム板等の衝撃吸収板（７）を乗せ永久磁石（１）、連結軸（４）及び躍動物（５）に与える衝撃を緩和し破損及び衝撃音を減少させる。
【０００８】
跳躍の原理について記述する。図３において電磁石（１０）のコイルを形成している銅線（９）の巻き始めと巻き終わりの両端に電池（１１）とスイッチ（１２）を接続する。スイッチ（１２）を通電方向に倒すと、電磁石（１０）の鉄芯（８）には電池（１１）の＋−極の通電方向により先端（１３）にＮ極又はＳ極、後端（１４）にＳ極又はＮ極が発生する。この際、永久磁石（１）の下部（３）の極性をＮ極と設定しておく。電磁石（１０）の鉄芯先端（１３）に同極のＮ極が発生するよう電池（１１）の＋−極性を設定する。
【０００９】
従って、永久磁石（１）と電磁石（１０）の相対峙する面は電磁石（１０）に通電された場合同極となり電磁石（１０）に通電された瞬間に永久磁石（１）は反発力により、シリンダー（６）の中で上方へ跳ね上がる。当然永久磁石（１）と共に連結軸（４）および躍動物（５）も同時に上方へ跳ね上がる。
【００１０】
上記通電状態を保持した場合、永久磁石（１）の下部（３）と電磁石（１０）の上部（１３）の間隔は永久磁石（１）、連結軸（４）および躍動物（５）の重量と永久磁石（１）と電磁石（１０）の反発力とのバランスがとれた状態で停止する。
【００１１】
上記動作原理に基づく実施例について説明する。図４において永久磁石（１）、連結軸（４）、躍動物（５）、シリンダー（６）、衝撃吸収板（７）および電磁石（１０）からなるユニットＵ１をＵ６までの６ユニット並べ、回路基板（１５）に固定する。Ｕ１からＵ６までの配列は一列又は千鳥状等、音楽の選択により自由に配列を変化させる。
【００１２】
Ｕ１からＵ６が跳躍するそれぞれの周波数との関係について説明する。図５において低周波数Ｆ１から高周波数Ｆ２の間を６分割する。通常楽器および人声の発生周波数はＦ１の周波数８０Ｈｚ、Ｆ２の周波数１ＫＨｚの間にあり、この間をｆ１からｆ６まで６分割する。本実施例においてはｆ１、８０〜１００Ｈｚ、ｆ２、１００〜２００Ｈｚ、ｆ３、２００〜４００Ｈｚ、ｆ４、４００〜６００Ｈｚ、ｆ５、６００〜８００Ｈｚ、およびｆ６、８００〜１ＫＨｚに分割した。ｆ１からｆ６までの周波数とＵ１からＵ６までのユニットの関係は、ｆ１の周波数帯域でＵ１が跳躍する。同様にｆ２でＵ２、ｆ３でＵ３、ｆ４でＵ４、ｆ５でＵ５、ｆ６でＵ６が感知跳躍する。
【００１３】
【発明の効果】
以上、実施例から明らかのように、電磁石と永久磁石の同極即ちＳ極とＳ極、Ｎ極とＮ極がお互いに反発しあう反発力を応用し、跳躍物を大きく跳躍させる事を可能とした。また跳躍物を音楽と合致させ、周波数帯域ごとに異なる跳躍物がリズムに乗って跳躍する玩具を安価に提供する事を可能とした。
【図面の簡単な説明】
【図１】音声同期型跳躍玩具の構成と動原理図
【図２】音声同期型跳躍玩具のユニット構成図
【図３】跳躍原理図
【図４】実施例を示す図
【図５】音声周波数帯域分割実施例を示す図
【図６】制御回路の実施例を示す図
【符号の説明】
（１） 永久磁石
（２） Ｎ極またはＳ極
（３） Ｓ極またはＮ極
（４） 連結軸
（５） 跳躍物
（６） シリンダー
（７） 衝撃吸収板
（８） 鉄芯
（９） 銅線
（１０） 電磁石
（１１） 電池
（１２） スイッチ
（１３） 電磁石鉄芯のＮ極
（１４） 電磁石鉄芯のＳ極
（１５） 制御回路基板
（Ｆ１） 低周波数
（Ｆ２） 高周波数
（ｆ１） 分割周波数帯域
【発明の属する技術分野】
本発明は音声検知型玩具において永久磁石と電磁石の同極間に生じる反発力を原動力とした音声同期型跳躍玩具に関する。
【０００２】
【従来の技術】
従来の音声検知型玩具は周波数帯に関係なく音に感知反応し、直流モーター等にて一定動作の繰り返しを行うのみであった。従って動作に変化がなく飽きてしまう。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】
そこで本発明においては、周波数帯に対応して異なる躍動物が動作し、動作に変化をつけることを可能とした音声同期型跳躍玩具を提供するものである。
【０００４】
【課題を解決するための手段】
音楽および人声の発する周波数を複数の音声周波数帯域に分割し、分割された周波数帯に対応した複数個の人形、動物および乗物等の写真又は模型を跳躍させる跳躍装置を設け、周波数帯の変化により前記人形類が様々な跳躍動作を行う。
【０００５】
また、音楽および人声に即応して跳躍する人形類は容易に交換可能な構造となっており、操作する人の好み又は設置場所及び設置目的等により交換する事が可能である。
【０００６】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施例を図面に基づいて記述する。図１は実施例の原理分解図を示す。図２は単体ユニットの構成を示す。図１及び図２において、永久磁石（１）の（２）および（３）は磁極をあらわし、Ｓ極又はＮ極を示す。連結軸（４）は軽量なプラスチック材等で円形又は平板状の軸で永久磁石（１）に固定され、もう片方は躍動物（５）に連結されている。躍動物（５）は交換を容易に行えるよう比較的軽い力で連結軸（４）の先端部に固定されている。シリンダー（６）は永久磁石（１）が上方へ跳躍するときの案内筒となる。
【０００７】
上部跳躍部材に対し、鉄芯（８）に銅線（９）を巻き電磁石（１０）を形成する。鉄芯（８）の先端には、ゴム板等の衝撃吸収板（７）を乗せ永久磁石（１）、連結軸（４）及び躍動物（５）に与える衝撃を緩和し破損及び衝撃音を減少させる。
【０００８】
跳躍の原理について記述する。図３において電磁石（１０）のコイルを形成している銅線（９）の巻き始めと巻き終わりの両端に電池（１１）とスイッチ（１２）を接続する。スイッチ（１２）を通電方向に倒すと、電磁石（１０）の鉄芯（８）には電池（１１）の＋−極の通電方向により先端（１３）にＮ極又はＳ極、後端（１４）にＳ極又はＮ極が発生する。この際、永久磁石（１）の下部（３）の極性をＮ極と設定しておく。電磁石（１０）の鉄芯先端（１３）に同極のＮ極が発生するよう電池（１１）の＋−極性を設定する。
【０００９】
従って、永久磁石（１）と電磁石（１０）の相対峙する面は電磁石（１０）に通電された場合同極となり電磁石（１０）に通電された瞬間に永久磁石（１）は反発力により、シリンダー（６）の中で上方へ跳ね上がる。当然永久磁石（１）と共に連結軸（４）および躍動物（５）も同時に上方へ跳ね上がる。
【００１０】
上記通電状態を保持した場合、永久磁石（１）の下部（３）と電磁石（１０）の上部（１３）の間隔は永久磁石（１）、連結軸（４）および躍動物（５）の重量と永久磁石（１）と電磁石（１０）の反発力とのバランスがとれた状態で停止する。
【００１１】
上記動作原理に基づく実施例について説明する。図４において永久磁石（１）、連結軸（４）、躍動物（５）、シリンダー（６）、衝撃吸収板（７）および電磁石（１０）からなるユニットＵ１をＵ６までの６ユニット並べ、回路基板（１５）に固定する。Ｕ１からＵ６までの配列は一列又は千鳥状等、音楽の選択により自由に配列を変化させる。
【００１２】
Ｕ１からＵ６が跳躍するそれぞれの周波数との関係について説明する。図５において低周波数Ｆ１から高周波数Ｆ２の間を６分割する。通常楽器および人声の発生周波数はＦ１の周波数８０Ｈｚ、Ｆ２の周波数１ＫＨｚの間にあり、この間をｆ１からｆ６まで６分割する。本実施例においてはｆ１、８０〜１００Ｈｚ、ｆ２、１００〜２００Ｈｚ、ｆ３、２００〜４００Ｈｚ、ｆ４、４００〜６００Ｈｚ、ｆ５、６００〜８００Ｈｚ、およびｆ６、８００〜１ＫＨｚに分割した。ｆ１からｆ６までの周波数とＵ１からＵ６までのユニットの関係は、ｆ１の周波数帯域でＵ１が跳躍する。同様にｆ２でＵ２、ｆ３でＵ３、ｆ４でＵ４、ｆ５でＵ５、ｆ６でＵ６が感知跳躍する。
【００１３】
【発明の効果】
以上、実施例から明らかのように、電磁石と永久磁石の同極即ちＳ極とＳ極、Ｎ極とＮ極がお互いに反発しあう反発力を応用し、跳躍物を大きく跳躍させる事を可能とした。また跳躍物を音楽と合致させ、周波数帯域ごとに異なる跳躍物がリズムに乗って跳躍する玩具を安価に提供する事を可能とした。
【図面の簡単な説明】
【図１】音声同期型跳躍玩具の構成と動原理図
【図２】音声同期型跳躍玩具のユニット構成図
【図３】跳躍原理図
【図４】実施例を示す図
【図５】音声周波数帯域分割実施例を示す図
【図６】制御回路の実施例を示す図
【符号の説明】
（１） 永久磁石
（２） Ｎ極またはＳ極
（３） Ｓ極またはＮ極
（４） 連結軸
（５） 跳躍物
（６） シリンダー
（７） 衝撃吸収板
（８） 鉄芯
（９） 銅線
（１０） 電磁石
（１１） 電池
（１２） スイッチ
（１３） 電磁石鉄芯のＮ極
（１４） 電磁石鉄芯のＳ極
（１５） 制御回路基板
（Ｆ１） 低周波数
（Ｆ２） 高周波数
（ｆ１） 分割周波数帯域
Claims (2)
- 音声検知型玩具において、音声の周波数帯域を複数帯に分割する回路と、この回路により分割された周波帯域のみ反応し且つ動作する複数個の人形、動物及び乗物等の写真又は模型を跳躍させる装置を具備した事を特徴とする音声同期型跳躍玩具。
- 跳躍装置は永久磁石のＮ極又はＳ極と反対の極を発生する電磁石を相対峙させ、前記電磁石に割り当てられた音声周波数を感知した時のみ通電し、通電した際に生じるＳ極とＳ極、Ｎ極とＮ極の反発力を跳躍の原動力とすることを特徴とした請求項１記載の音声同期型跳躍玩具。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2003105853A JP2004267697A (ja) | 2003-03-06 | 2003-03-06 | 音声同期型跳躍玩具 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2003105853A JP2004267697A (ja) | 2003-03-06 | 2003-03-06 | 音声同期型跳躍玩具 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2004267697A true JP2004267697A (ja) | 2004-09-30 |
Family
ID=33127878
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2003105853A Pending JP2004267697A (ja) | 2003-03-06 | 2003-03-06 | 音声同期型跳躍玩具 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2004267697A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008259573A (ja) * | 2007-04-10 | 2008-10-30 | Tomy Co Ltd | 遠隔操作装置及び玩具 |
| CN112929766A (zh) * | 2019-12-05 | 2021-06-08 | 刘兆净 | 一种智能音箱及其控制方法 |
-
2003
- 2003-03-06 JP JP2003105853A patent/JP2004267697A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008259573A (ja) * | 2007-04-10 | 2008-10-30 | Tomy Co Ltd | 遠隔操作装置及び玩具 |
| CN112929766A (zh) * | 2019-12-05 | 2021-06-08 | 刘兆净 | 一种智能音箱及其控制方法 |
| CN112929766B (zh) * | 2019-12-05 | 2024-04-26 | 刘兆净 | 一种智能音箱及其控制方法 |
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