JPH0530473Y2 - - Google Patents

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JPH0530473Y2
JPH0530473Y2 JP5089087U JP5089087U JPH0530473Y2 JP H0530473 Y2 JPH0530473 Y2 JP H0530473Y2 JP 5089087 U JP5089087 U JP 5089087U JP 5089087 U JP5089087 U JP 5089087U JP H0530473 Y2 JPH0530473 Y2 JP H0530473Y2
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liquid crystal
distributor
drum
crystal display
alternator
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は、全舞を駆動源とする玩具に関す
る。なお、本考案でいうところの玩具とは、「お
もちや」に限られず、室内の置物等の装飾品をも
含むものである。
(従来の技術) 全舞を駆動源とする玩具及び電池を駆動源とす
る玩具は、それぞれよく知られている。全舞駆動
玩具の場合、安価であるが、玩具としての面白味
に欠ける欠点がある。これに対して、電動玩具
は、液晶やLEDを用いた表示部の併設が可能で
あるも、モータを使用するため電池の消耗が早い
という欠点がある。そこで、可動部の駆動源を全
舞とし、表示部の電源を電池とする併用型の玩具
も提案されている。
また、実開昭55−35570号公報で提案されてい
るように、全舞を駆動源とする発電機を備えたも
のもある。
(考案が解決しようとする問題点) 上記併用型玩具は、電池の消耗を抑止できる。
しかし、上記公報に記載された技術においては、
振動弁を分配器として利用しているので、オルゴ
ール本来の音質が得られない、という問題があ
る。また、液晶を駆動するには、液晶の劣化防止
上、直流信号より交流信号の方がよいことが知ら
れている。そこで、電池を電源とする場合、直流
電源は、I・C・等の回路を用いて交流信号に交
換して液晶表示部の画面のパターン電極に供給し
ている。しかし、I・C・等を用いるために、玩
具のコストが高くなるという問題点がある。ま
た、電池を用いるためにその交換は避けられない
問題である。
従つて、本考案の目的は、電池交換の必要がな
く、しかも高価なI・C・を用いることなく、電
気的な表示部を備え得る全舞駆動玩具の提供にあ
る。
(問題点を解決するための手段) 本考案の全舞駆動玩具は、全舞によつて回転駆
動されて交流発電を行う交流発電機と、上記全舞
によつて駆動される部材によつて駆動されて、上
記交流発電機の出力を分配する分配器と、この分
配器に接続された液晶表示器とからなつている。
(作用) 巻き上げられた全舞が解放されて可動部が動く
とき、交流発電機が交流発電を行うと共に全舞に
よつて回転駆動される部材によつて分配器が作動
して液晶表示器を駆動する。
(実施例) 以下、図示の実施例に基づいて本考案を詳細に
説明する。
第1図は、全舞駆動のオルゴールに適用した全
舞駆動玩具を示していて、オルゴールのムーブメ
ント1と、交流発電機Aと、分配器Bと、液晶表
示器Cとからなつている。
オルゴールのムーブメント1は、導電性材料か
らなるフレーム2と、図示しない全舞を収納して
る香箱3と、この香箱3によつて回転駆動される
ドラム4と、このドラム4の回転を所定の一定速
度の範囲に保持するガバナ機構5と、ドラム4の
周面にその先端を近接させた振動板6とからなつ
ている。香箱3には、フレーム2から突出させた
全舞巻き上げ用の鍵と螺合する軸が設けられてい
る。ドラム4は、その一端に固着された支軸7を
軸受8に回転自在に支持されている。支軸7と軸
受8は共に導電性材料で形成されている。ドラム
の他端には大径の歯車9が固着されている。香箱
3に対向する歯車9の端面には、香箱内の出力歯
車に噛み合う歯車(図示せず)が一体形成されて
いて、全舞の解放力をドラム4に伝達するように
なつている。また、ドラム4の周面には、振動板
6の振動弁に係合する、設定された曲目に応じて
配置されたピンが形成されている。軸受8は、フ
レーム2にかしめられて固定されている。
歯車9には、二段歯車10の小径歯部10aが
噛み合つている。二段歯車10の大径歯部10b
は、ウオーム歯車11と一体の歯車12に噛み合
つている。これらの歯車は、フレーム2に回転自
在に支承されている。ウオーム歯車11はウオー
ム軸13に噛み合つている。ウオーム軸13の上
端には2枚のブレーキ片14が圧入されている。
ウオーム軸13は、その一端をフレーム2に形成
された軸受部2aに、その他端を後述する交流発
電機のフレーム15に形成された軸受15a(第
2図参照)にそれぞれ支承されている。歯車9か
らウオーム軸13に至る増速歯車列でガバナ機構
5を構成している。ブレーキ片14は、ゴム等の
弾性材を巴形に形成したものであつて、ウオーム
軸13が高速回転するとき、遠心力でその腕部1
4a,14aを拡開させる。
交流発電機Aは、ウオーム軸13に圧入された
永久磁石からなるロータ16と、このロータをそ
の半円部17a,18aで囲繞しているヨーク1
7,18と、ヨークのコア部17b,18bを挿
通したボビンに巻き回されたコイル19と、一対
のヨーク17,18を一体的に保持する絶縁体か
らなるフレーム15とからなつている。フレーム
15は、ムーブメントのフレーム2に対してねじ
20で固定される。フレーム15には、第2図に
示すように、ウオーム軸13の一端13aを支承
する軸受15aと、ブレーキ片14,14の外周
縁を囲繞する制動部15bと、ヨーク17,18
を保持する保持部15cと、該フレームをムーブ
メントに固定するための脚部15d,15d(第
1図参照)とを形成されている。コイル19の一
方のリード線19aは、振動板固定ねじ6aによ
つてフレーム2に接続されている。
分配器Bは、ドラムの支軸7を貫通させる孔2
1aを中心として配置された固定接点22a,2
2b,22c,22d,22e,22fを形成さ
れたプリント基板21と、ドラムの支軸7の端部
にねじ22で固定された可動接片23とからなつ
ている。プリント基板21は、固定ねじ21a1
よつてフレーム2に固定される。可動接片23
は、弾性板からなつていて、図示の例の場合、三
つの接片23a,23b,23cを形成されてい
る。そして、接片23a,23b,23cのうち
の二つが固定接点22a〜22fのうちの二つに
接触しているとき、他の一つの接片は何れの固定
接点にも接触しないようになつている。
液晶表示器Cは、第3図に示すように、パネル
24と、このパネルに表示された画素に応じて配
設されていて、前記固定接点にリボンコード26
で接続された複数の電極25a〜25fと、リー
ド線27でコイル19に接続された共通電極28
と、各電極間に封入された液晶29とからなつて
いる。パネル24には、第1図に示すように、ボ
ール30を放り上げてこれを受け止めるピエロの
画が表示されている。前記した電極25a〜25
fは、それぞれボール30a〜30fが表示され
た位置に対応する位置にいる。また、図示のピエ
ロの画の場合、左右の手足がそれぞれ二本ずつ表
示されている。これら両手、両足にも、図示しな
い電極がそれぞれ対応して配設されていてよい。
そして、分配器Cによつて電極25a〜25fの
何れかに電圧が印加されると、電圧が印加された
部分の液晶29が不透明となつて、これに対応す
る電極の画が観察される。
以上のように構成された実施例の作用を説明す
る。
図示されない全舞の解放力によつて、ドラム4
が示矢方向に回転するとき、増速歯車列10で増
速されてウオーム軸13が高速で回転させられ
る。ウオーム軸の回転が所定速度以上になると、
遠心力で拡開しているブレーキ片14の腕部14
aが制動部15bを摺擦することにより該軸の回
転に制動を加える。ウオーム軸13の回転が所定
速度以下になると、ブレーキ片が制動部から離間
する。このように、ブレーキ片14と制動部15
bとが摺接・離間を繰り返すことによつて、ウオ
ーム軸13すなわちドラム4の回転を一定の幅の
範囲内に維持する。一定の速度で回転するドラム
4は、その周面のピンが振動板6の特定の振動弁
を弾くことによつて曲を鳴奏する。
一方、ウオーム軸13が高速度で回転すると
き、これを一体のロータ16が回転して、ヨーク
17,18間の磁束を変化させ、コイル19に交
流電力を発生させる。交流発電機Aによる起電力
は、ウオーム軸13の回転速度が所定範囲内に保
持されていることにより、略一定に制御されてい
る。
また、ドラム4が回転すると、その支軸7に固
着されている可動接片23が回転して、各接片で
固定接点22a〜22fをそれぞれ順次摺擦し、
画素に応じた電極25a〜25fに交流電圧を印
加する。分配器Bによつて電極25a〜25fに
電圧が印加されたときの液晶表示器Cの作用を説
明する。第3図及び第4図において、可動接片2
3が固定接点22a〜22fを順次摺擦すると、
電極25aがオンになり、続いて電極25bがオ
ンになる。電極25aがオフになると略同時に電
極25cがオンになる。以下、各電極は相隣る電
極間で重畳してオンしながら同じ周期でオン・オ
フを繰り返す。これを液晶表示器Cのボール30
の動きとして見てみる。第1図において、先ず、
ボール30aが観察され、次いでボール30bも
共に観察される。電極25aがオフとなつてボー
ル30aが見えなくなると略同時に電極25cが
オンになつてボール30cが観察され始める。す
なわち、ピエロの左手で投げ上げられたボール3
0がその右手で受け止められるが如くに観察され
ることになる。
従つて、かかる玩具においては、全舞の駆動力
によつてオルゴールの鳴奏と同時に液晶表示器C
を作動させることができる。液晶表示器Cに表示
される画としては、図示の例に限らず、動物、昆
虫、人を模したものであつてよい。この場合、液
晶表示器Cの「動き」とオルゴールの鳴奏のタイ
ミングを合わせるのは極めて容易であり、玩具と
しての面白みを充分に出すことができる。
なお、ピエロの手足が、ボール30の動きに合
わせた動きをなすように、電極25を配設すれ
ば、表示器Cの動きが多様化して好ましい。
(考案の効果) 以上のように、可動部を全舞で駆動する玩具に
交流発電機を組み込み、これで発生した電力を分
配器で分配することにより液晶表示器を作動させ
る本考案によれば、全舞駆動でありながら電池を
用いることなく、電気的な表示を行うことができ
る。特に、交流発電機を用いるので、液晶表示器
のライフを長くできる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す分解斜視図、
第2図は同上の要部断面図、第3図は同上の配線
図、第4図は分配器により分配された信号の波形
図である。 A……交流発電機、B……分配器、C……液晶
表示器、1……オルゴールのムーブメント、4…
…ドラム、10……増速歯車列、13……ウオー
ム軸。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 全舞を駆動源として可動部を駆動する全舞駆動
    玩具において、上記全舞によつて回転駆動されて
    交流発電を行う交流発電機と、上記全舞によつて
    駆動される部材により駆動されて、上記交流発電
    機の出力を分配する分配器と、この分配器に直接
    接続された液晶表示器とからなる全舞駆動装置。
JP5089087U 1987-04-03 1987-04-03 Expired - Lifetime JPH0530473Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5089087U JPH0530473Y2 (ja) 1987-04-03 1987-04-03

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JP5089087U JPH0530473Y2 (ja) 1987-04-03 1987-04-03

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Publication Number Publication Date
JPS63158399U JPS63158399U (ja) 1988-10-17
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