JPH11137434A - 電気貯湯容器 - Google Patents

電気貯湯容器

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JPH11137434A
JPH11137434A JP31244697A JP31244697A JPH11137434A JP H11137434 A JPH11137434 A JP H11137434A JP 31244697 A JP31244697 A JP 31244697A JP 31244697 A JP31244697 A JP 31244697A JP H11137434 A JPH11137434 A JP H11137434A
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heat insulating
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電気貯湯容器の容器全体の断熱性を高くし、
保温性能を向上させる。 【解決手段】 電気貯湯容器本体の蓋ユニット部および
外ケース部分に、ガスインジェクション成形その他の構
造による断熱ボツクスを形成し、容器全体としての保温
性能を向上させた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本願発明は、断熱保温機能を
備えた電気貯湯容器の構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の電気貯湯容器は、貯湯用の内容器
を外装用の外ケース内に収納設置し、その上部側開口部
を開閉可能な蓋ユニットで覆うとともに、内容器底部側
に設けた加熱手段により内容器を加熱して湯沸し又は保
温を行うように構成されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、従来の
電気貯湯容器は、内容器底部に加熱手段を備えているた
めに、内容器の底部側からの加熱による保温機能は保た
れるが、一方、同内容器の側部は外ケースによって、ま
た上部側開口部は開閉可能な蓋ユニットによって覆われ
ているだけであるから、断熱的な保温性が悪く、その分
余計な電力を必要とする。従って、省エネの見地から、
それら各部における断熱保温機能の向上が課題となって
いる。
【0004】本願発明は、以上のような課題を解決する
ためになされたもので、内容器側部や内容器上部側開口
部の断熱保温機能を向上させることによって、特に保温
時における加熱手段の電力消費量を低減できるようにし
た保温効率の高い電気貯湯容器を提供することを目的と
するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本願発明は上記の課題を
解決するために、次のような課題解決手段を備えて構成
されている。
【0006】(1) 請求項1の発明 この発明は、外ケースと、該外ケース内に設けられた内
容器と、該内容器の底部に設けられた加熱手段と、上記
外ケースの上部に設けられた蓋ユニットとを備えてなる
電気貯湯容器において、上記蓋ユニットは、上面部を形
成する上板と、上記内容器の開口部を閉じる金属製の内
カバーと、上記上板と上記内カバーとの間に形成された
蒸気通路とを有し、上記上板と内カバーとの間には上記
蒸気通路を囲んで断熱空間を形成する断熱ボックスが設
けられている。
【0007】したがって、内容器の上部側は、上記蓋ユ
ニット内に設けられた断熱ボックスの断熱空間部による
断熱作用によって断熱されるようになるので、内容器上
部側の保温性能が向上する。
【0008】(2) 請求項2の発明 この発明は、外ケースと、該外ケース内に設けられた内
容器と、該内容器の底部に設けらた加熱手段と、上記外
ケースの上部に設けられた蓋ユニットを備えてなる電気
貯湯容器において、上記外ケースの側壁内に断熱空間が
形成されている。
【0009】したがって、内容器の側部側は、上記外ケ
ース側壁内に形成された断熱空間による断熱作用によっ
て断熱されるようになるので、内容器側部側の保温性能
が向上する。
【0010】(3) 請求項3の発明 この発明は、上記請求項1記載の発明の構成における蓋
ユニットが上板と下板とを上下に設けて構成されている
一方、断熱ボックスが上記上板と下板との間に形成され
ている。
【0011】したがって、内容器の上部側は、上記蓋ユ
ニット内に設けられた断熱ボックスの断熱空間による断
熱作用によって断熱されるようになるので、内容器上部
側の保温性能が向上する。
【0012】しかも、この発明の構成の場合、同断熱空
間を形成する断熱ボックスは、上下に設けられる上板と
下板との間に形成するようにしているので、当該断熱ボ
ックス内に断熱材を収納することが可能となる。
【0013】(4) 請求項4の発明 この発明は、上記請求項3記載の発明の構成における上
記断熱ボックス内に、実際に断熱材が収納されている。
【0014】したがって、それら各構成における断熱空
間の断熱作用が上記断熱部材により、より有効に実現さ
れる。
【0015】(5) 請求項5の発明 この発明は、上記請求項1又は2記載の発明の構成にお
ける断熱空間が、各々合成樹脂のガスインジェクション
成形により形成されている。
【0016】該構成によれば、成形時に容易かつ確実に
断熱空間を形成することができ、また断熱材を収納する
ことなく断熱性能の高い断熱空間を実現することが可能
となる。
【0017】
【発明の効果】以上の結果、本願発明の電気貯湯容器に
よると、従来の電気貯湯容器に比べて保温性能の高い電
気貯湯容器を提供することができるようになる。
【0018】
【発明の実施の形態】(実施の形態1)図1および図2
は、本願発明の実施の形態1に係る電気貯湯容器の構造
を示している。
【0019】この電気貯湯容器は、例えば図1に示すよ
うに、容器本体1と該容器本体1の上部に開閉自在に枢
支された蓋ユニット2とからなっている。
【0020】容器本体1は、外装部を形成する円筒状の
合成樹脂製の外ケース3と、貯湯部を形成するステンレ
ス製の内容器4とを備えており、上記外ケース3の底部
は、合成樹脂製の底部材5により覆蓋されている。
【0021】上記内容器4の底面中央部には上向きに凸
状の円台部4aが形成されており、該円台部4aの下面側
凹部内には、当該内容器4内に収容された水を加熱する
ための湯沸しおよび保温用の加熱手段であるヒータ6が
付設されている。さらに、同内容器4の円台部4aから
若干上方に膨出した中央の膨出部4b裏面には、その感
熱部7aを当該膨出部4bの裏面に接触させた湯温検出
用の温度センサ(サーミスタ)8が設けられている。
【0022】また、この内容器4の底面部における上記
円台部4aの外周部所定位置には、湯沸し後保温中の湯
を外部へ注出するための湯注出通路7の湯吸入口部7a
が開口せしめられている。そして、該湯注出通路7の湯
吐出口部7b(湯吸入口部7aからの途中の通路は図示省
略)は、図示しない水位センサを介して容器本体1前面
側の本体口部10内に設けられた湯注出口部8側の安全
用開閉バルブ(転倒止水用の電磁弁)9部分に連通せし
められている。
【0023】なお、上記本体口部10は上口部材10a
と下口部材10bを上下に嵌合一体化して形成されてお
り、それらの間の内部空間を利用して上記安全用開閉バ
ルブ9および湯注出口部8が注出方向に設けられてい
る。そして、上記上口部材10aの上面部側には各種の
操作スイッチ類11cが、またその裏側には該操作スイ
ッチ類11cに対応した電装品収納ボックス11dが設
けられている。
【0024】また、上記湯注出通路7の上記湯吸入口部
7aの直下流部分には、揚水用の電動給湯ポンプが介設
されている(図示省略)。
【0025】そして、この電気貯湯容器おいては、上記
内容器4内に収容された内容液をヒータ6により加熱し
て沸騰させることにより湯沸しを行ない、かつ所定時間
のカルキぬきを行った後、予じめ設定された保温温度の
保温状態に保持するとともに、必要に応じて上記電動給
湯ポンプを作動させることによって、該電動給湯ポンプ
により内容器4内の湯が上記湯吸入口部7a、湯注出通
路7、安全用開閉バルブ9を介して湯注出口部8から外
部へ注出されるようになっている。
【0026】一方、上記蓋ユニット2は、図2に詳細に
示すように、その上面部を形成する合成樹脂製の上板1
1と、該上板11の下部に一体化された同じく合成樹脂
製の下板12と、該下板12の下部に一体化され上記内
容器4の開口部を閉じる金属製の内カバー13とからな
り、上記上板11の後端部11aをヒンジ部14を介し
て上記本体側外ケース1の上部に取付けられた肩部材1
5の後端部15aに対し、上下方向に開閉可能に軸着し
て設けられている。
【0027】上板11には、その中央部よりも若干後方
に寄った位置においてグリル構造の蒸気排出口16が下
面側に仕切りリブ16a,16a・・を有して凹状に設
けられているとともに、さらに、前方部位置において所
定深さの凹溝部17を形成し、該凹溝部17内にレバー
構造の蓋ユニット開閉手段18が設けられている。蓋ユ
ニット開閉手段18は、断面π字形の操作レバー19を
有し、該操作レバー19の操作片19aの下面側に、長
さの長いロック部押圧片19bと長さの短かいストッパ
片19cとを並設して構成されており、ロック部押圧片
19bの途中を回転支軸20を介して両側で上板11に
対して回転可能に支持されている。そして、上記操作片
19aの一端を上方に持ち上げると、上記回転支軸20
を支点として上記ロック部押圧片19bの下端が後方に
回転し、後述するロック機構の作動部材21を後方側ロ
ック解除方向に押圧して蓋ユニット2のロックを解除す
るようになっている。
【0028】一方、下板12は、図示のように、その前
方部分12aは、その上部側が上記上板11側の上記凹
溝部17および蓋ユニット開閉手段18を収納可能とす
るための所定深さの収納凹部30に形成されている一
方、その下部側にはガスインジェクション成形により内
部に所定断面積の断熱空間部を形成する断熱ボックス2
3が内カバー取付部22部分を除いて形成されている。
該断熱ボックス23は、後述する上下2室構造の蒸気放
出空間部(蒸気通路)24を取り巻くように、その外周
囲部分に連続して可及的に広く設けられている。
【0029】そして、該断熱ボックス23上方部の上記
収納凹部30の底部には、両側に一対の爪状のロック片
25a,25aを備え、前後方向にスライド可能となっ
た上述の作動部材21がコイルスプリング26により常
時上記ロック片25a,25aを前方側上口部材10a
のロック片係合穴と係合するロック方向に突出させるよ
うに付勢された状態で設けられている。そして、この作
動部材21が上記のように操作レバー19側のロック部
押圧片19bに対応して反対側ロック解除方向に押圧作
動されるようになっている。
【0030】また、上記下板12の中央部から後方部部
分は、下方側内カバー13部分から上方側上記蒸気排出
口16の下方部付近まで深く筒状に膨出成形されて蒸気
パイプ部40を形成し、その内側に蒸気放出空間部(蒸
気通路)24を形成している。
【0031】この蒸気放出空間部24は、蒸気パイプ4
0の天井部と緩やかな傾斜面を有した漏斗形状の仕切板
27と内カバー13とによって第1,第2の上下2室2
4a,24bに区画されているとともに同仕切板27中
央の開口27aによって相互に連通せしめられている。
【0032】そして、上記仕切板27中央の開口27a
下部には転倒止水弁28が設けられているとともに該転
倒止水弁28に対応する内カバー13部分は若干下方に
膨出され、該膨出部13aの中央部に同転倒止水弁28
に対応した湯導入穴32が形成されている。
【0033】また、上記内カバー13には、上記膨出部
13aの外周囲の複数個所に蒸気放出穴(図示省略)が
形成されている。
【0034】上記転倒止水弁28は貯湯容器転倒時に
は、上記湯導入穴32から導入された湯によって移動
し、上記仕切板27の開口27aを塞ぎ、上記蒸気放出
口16側への湯の漏出を防止する。
【0035】また、上記蒸気放出空間部24の上方側第
1室24aの蒸気放出口16の下方部には、吹きこぼれ
防止用の下方に傾斜した蒸気遮蔽板29が設けられてい
る。
【0036】なお、符号33は上記蓋ユニット2の下部
外周のポリカバーパッキン、また符号31は上記内カバ
ー13を上記下板12側の内カバー取付部22に取付け
るための取付ネジである。
【0037】以上のように、本実施の形態の電気貯湯容
器の構成では、蓋ユニット2内の蒸気放出空間部(蒸気
通路)24の外周囲部分にガスインジェクション成形に
よる断熱ボックス23を可及的に広く形成して断熱空間
による断熱構造を実現し、蓋ユニット2自体の断熱保温
機能を高くしている。
【0038】したがって、従来のように蓋ユニット2自
体に特別な断熱保温構造を採用していないものに比べて
内容器4の上部開口側の保温性が良くなり、電気貯湯容
器自体の保温性が向上する。
【0039】また、上記断熱ボックス23の形成は、ガ
スインジェクション成形により、下板12の成形と同時
に形成できるので、製作も容易である。
【0040】(変形例)なお、以上の構成において、さ
らに上記内容器4と外ケース3との間に石綿又はセラミ
ック材等の断熱材を介設するようにしても良く、そのよ
うにすると、内容器4全体の保温性が大きく向上する。
【0041】(実施の形態2)次に図3は、本願発明の
実施の形態2に係る電気貯湯容器の構成を示している。
【0042】この実施の形態のものは、上述の内容器4
を外板4aと内板4bとを真空二重壁構造の保温タイプ
のもので形成する一方、上述の蓋ユニット2と同様の断
熱作用を果す断熱ボックス23a、23bを、下板12
部分を上下2組のもの112,212に分割し、それぞ
れその上面側に断熱ボックス形成用の第1,第2の凹部
112a,212aを形成して、上板11と内カバー1
3間に相互に積層衝合することによって上下2層状態に
形成したことを特徴とするものである。
【0043】この電気貯湯容器は、例えば図3に示すよ
うに、容器本体1と該容器本体1の上部に開閉自在に枢
支された蓋ユニット2とからなっている。
【0044】容器本体1は、外装部を形成する円筒状の
合成樹脂製の外ケース3と、貯湯部を形成するステンレ
ス製の真空二重壁構造の内容器4とを備えており、上記
外ケース3の底部は、上記実施の形態1のものと同様に
合成樹脂製の底部材により覆蓋されている(図示省
略)。
【0045】また、本実施の形態の場合にも、本体口部
10は上口部材10aと下口部材10bを上下に嵌合一
体化して形成されており、それらの間の内部空間を利用
して上記実施の形態1のものと同様に安全用の開閉バル
ブ(図示省略)および湯注出口部8が設けられている。
そして、上口部材10aの上面部側には各種の操作スイ
ッチ類11cが、またその裏側には該スイッチ類11c
に対応した電装品収納ボックス11dが同様に設けられ
ている。
【0046】一方、上記蓋ユニット2は、合成樹脂製の
上板11と、該上板11の下部に積層一体化された同じ
く合成樹脂製の第1,第2の2組の分割部材112,2
12よりなる下板12と、該下板12の下部に一体化さ
れ上記内容器4の開口部を閉口する金属製の内カバー1
3とからなり、上記上板11の後端部11aをヒンジ部
14を介して本体側外ケース1の上部に取付けられた肩
部材15の後端部15aに対し、上下方向に開閉可能に
軸着して設けられている。
【0047】上板11には、その中央部よりも若干後方
に寄った位置においてグリル構造の蒸気排出口16が下
面側に仕切りリブ16a,16a・・を有して凹状に設
けられているとともに、さらに前方部位置において所定
深さの凹溝部17を形成し、該凹溝部17内にレバー構
造の蓋ユニット開閉手段18が設けられている。この蓋
ユニット開閉手段18は、断面π字形の操作レバー19
を有し、該操作レバー19の操作片19aの下面側に、
長さの長いロック部押圧片19bと長さの短かいストッ
パ片19cを並設して構成されており、ロック部押圧片
19bの途中を回転支軸20を介して両側で上板11に
対して回転可能に支持されている。そして、上記操作片
19aの一端を上方に持ち上げると、上記回転支軸20
を支点として上記ロック部押圧片19bの下端が後方に
回転し、後述するロック機構の作動部材21を後方側ロ
ック解除方向に押圧して蓋ユニット2のロックを解除す
るようになっている。
【0048】一方、下板12は、上述のように第1,第
2の上下2組の分割部材112,212よりなり、図示
のように、その上方側第1の分割部材112に上下両面
側方向に径を変えて筒状に延びる蒸気パイプ部40が設
けられている。そして、同蒸気パイプ部40の上部側小
径部外周囲には、第1の断熱ボックス23aを形成する
ための第1の凹部112aが設けられ、該第1の凹部1
12aの前部位置には上板11側の上記凹溝部17およ
び蓋ユニット開閉手段18を収納可能とするための収納
凹部30が形成されている一方、その下部側第2の分割
部材212には上記蒸気パイプ部40の大径部外周囲に
第2の断熱ボックス23bを形成するための第2の凹部
212aが設けられている。それにより上記第1,第2
の断熱ボックス23a,23bは、上記蒸気パイプ部4
0内の後述する上下2室の蒸気放出空間部(蒸気通路)
24を取り巻く外周囲部分に連続して上下2層状態で可
及的に広く設けられている。そして、上記下層側第2の
断熱ボックス23b内には、さらに石綿又はセラミック
材よりなる断熱部材50が収納されている。
【0049】そして、上記第1の断熱ボックス23a側
の上記収納凹部30底部には、両側に一対の爪状のロッ
ク片25a,25aを備え、前後方向にスライド可能と
なった上述の作動部材21がコイルスプリング26によ
り常時上記ロック片25a,25aを前方側上口部材1
0aのロック片係合穴とのロック方向に突出させるよう
に付勢された状態で設けられている。そして、この作動
部材21が上記のように操作レバー19側のロック部押
圧片19bに対応してロック解除方向に押圧作動される
ようになっている。
【0050】また、上記第1の分割部材112の蒸気パ
イプ部40は、下方側内カバー13の上面位置から上方
側上記蒸気排出口16の下部位置付近まで異径筒状に長
く成形されていて、その内側に蒸気放出空間部(蒸気通
路)24を形成している。
【0051】この蒸気放出空間部24は、その上下方向
中央に設けられた緩やかな傾斜面を有した漏斗形状の仕
切板27によって第1,第2の上下2室24a,24b
に区画されているとともに同仕切板27中央の開口27
aによって相互に連通せしめられている。
【0052】そして、上記仕切板27の開口27a下部
には転倒止水弁28が設けられているとともに該転倒止
水弁28に対応する内カバー13部分は上方に膨出さ
れ、該膨出部13aの中央部に同転倒止水弁28に対応
した湯導入穴32が形成されている。
【0053】また、上記内カバー13には、上記膨出部
13aの外周囲の複数個所に蒸気放出穴(図示省略)が
形成されている。
【0054】上記転倒止水弁28は貯湯容器転倒時に
は、前述のものと同様に上記仕切板27の開口27aを
塞ぎ、上記蒸気放出口16側への湯の漏出を防止する。
【0055】また、上記蒸気放出空間部24の上方側第
1室24aの蒸気放出口16の下方部には、下方に傾斜
した蒸気遮蔽板29が設けられている。
【0056】以上のように、本実施の形態の電気貯湯容
器の構成では、内容器4そのものを真空2重壁構造にす
るとともに、蓋ユニット2内側の下板12を第1,第2
の2組の上下分割部材112,212で形成し、それら
に各々第1,第2の断熱ボックス形成用の第1,第2の
凹部112a,212aを設け、それらを上記のように
上板11と内カバー13との間で相互に積層衝合するこ
とによって上記蒸気放出空間部(蒸気通路)24を取り
巻く上下2層の断熱空間部を形成する第1,第2の上下
2層構造の断熱ボックス23a,23bを設けるととも
に下層側第2の断熱ボックス23b内に断熱材50を収
納することによって、より有効に蓋ユニット2自体の断
熱保温機能を高くしている。
【0057】したがって、従来のように内容器4および
蓋ユニット2自体に特別な断熱保温構造を採用していな
いものに比べて電気貯湯容器全体の保温性が大きく向上
する。
【0058】また、上記第1,第2の断熱ボックス23
a,23bを形成する第1,第2の凹部112a,21
2aの蒸気放出空間24側および開口部外周側各衝合部
には図示のように各々シール部材38、41,42をそ
れぞれ介設することによって、水の侵入を防止するよう
にしている。
【0059】(変形例)なお、以上の構成では、断熱材
50のコストを削減する見地から下層側第2の断熱ボツ
クス23b内にのみ断熱材50を収納するようにした
が、これは上層側第1の断熱ボツクス23a内にも同様
に断熱材50を収納するようにしても良いことはもちろ
んである。
【0060】(実施の形態3)次に図4は、本願発明の
実施の形態3に係る電気貯湯容器の構成を示している。
【0061】この実施の形態のものは、前述の実施の形
態1の構成における外ケース3の側壁部を、図示のよう
にガスインジェクションにより、外壁3aと内壁3bと
の二重壁構造に成形し、内側に断熱空間部を形成したこ
とを特徴とするものである。
【0062】該構成によれば、上記実施の形態1のもの
と同様の蓋ユニット構造による保温機能の向上に加え
て、さらに外ケース3自体の保温機能も向上することに
なり、結局電気貯湯容器全体としての保温性能の向上を
より一層有効に図ることができるようになる。
【0063】(変形例)上記のように、外ケース3の側
壁部をガスインジェクション成形により断熱2重構造と
する場合において、さらに同構造を例えば図5に示すよ
うに上記二重壁間の断熱空間部内に補強用の支持壁3
c,3cを形成することによって強度を向上させるとと
もに内壁3bの内周面側に内容器4とのスペーサリブ3
d,3dを設けるようにしても良い。
【0064】(実施の形態4)次に図6は、本願発明の
実施の形態4に係る電気貯湯容器の構成を示している。
【0065】この実施の形態のものは、図3の実施の形
態2のものと同様に上述の内容器4を外板4aと内板4
bとの真空二重壁構造の保温タイプのもので形成すると
ともに、同実施の形態2の蓋ユニット2と同様の断熱作
用を果す第1,第2の断熱ボツクス23a、23bを、
同様に下板12部分を第1,第2の上下2組のもの11
2,212に分割し、それぞれその上面側に断熱空間形
成用の第1,第2の凹部112a,212aを形成し
て、上板11と内カバー13間に相互に積層衝合するこ
とによって上下2層状態で形成する一方、蒸気パイプ部
を第1の下板112aと第2の下板212a側に各々独
立に形成することにより前後方向に大きく偏心させ、上
方側の第1の断熱ボツクス23aを可及的に下部側第1
の蒸気パイプ40bの上部位置に寄せて第1の蒸気パイ
プ40aの下部位置に寄せて、また下方側第2の断熱ボ
ツクス23bを形成したことを特徴とするものである。
【0066】この電気貯湯容器は、例えば図6に示すよ
うに、容器本体1と該容器本体1の上部に開閉自在に枢
支された蓋ユニット2とからなっている。
【0067】容器本体1は、外装部を形成する円筒状の
合成樹脂製の外ケース3と、貯湯部を形成するステンレ
ス製の真空二重壁構造の内容器4とを備えており、上記
外ケース3の底部は、上記実施の形態1のものと同様に
合成樹脂製の底部材により覆蓋されている(図示省
略)。
【0068】また、本実施の形態の場合にも、本体口部
10は上口部材10aと下口部材10bを上下に嵌合一
体化して形成されており、それらの間の内部空間を利用
して上記実施の形態1のものと同様に安全用の開閉バル
ブ(図示省略)および湯注出口部8が設けられている。
そして、上口部材10aの上面部側には各種の操作スイ
ッチ類11cが、またその裏側には該スイッチ類11c
に対応した電装品収納ボックス11dが同様に設けられ
ている。
【0069】一方、上記蓋ユニット2は、合成樹脂製の
上板11と、該上板11の下部に積層一体化された同じ
く合成樹脂製の第1,第2の2組の分割部材112,2
12よりなる下板12と、該下板12の下部に一体化さ
れた金属製の内カバー13とからなり、上記上板11の
後端部11aをヒンジ部14を介して本体側外ケース1
の上部に取付けられた肩部材15の後端部15aに対
し、上下方向に開閉可能に軸着して設けられている。
【0070】上板11には、その中央部よりも若干後方
に寄った位置においてグリル構造の蒸気排出口16が下
面側に仕切りリブ16a,16a・・を有して凹状に設
けられているとともに、さらに前方部位置において所定
深さの凹溝部17を形成し、該凹溝部17内前部にレバ
ー構造の蓋ユニット開閉手段18が設けられている。こ
の蓋ユニット開閉手段18は、断面π字形の操作レバー
19を有し、該操作レバー19の操作片19aの下面側
に、長さの長いロック部押圧片19bと長さの短かいス
トッパ片19cを並設して構成されており、ロック部押
圧片19bの途中を回転支軸20を介して両側で上板1
1に対して回転可能に支持されている。そして、上記操
作片19aの一端を上方に持ち上げると、上記回転支軸
20を支点として上記ロック部押圧片19bの下端が後
方に回転し、後述するロック機構の作動部材21を後方
側ロック解除方向に押圧して蓋ユニット2のロックを解
除するようになっている。
【0071】一方、下板12は、上述のように第1,第
2の上下2組の分割部材112,212よりなり、図示
のように、先ず上方側第1の分割部材112には、その
後方側に寄せた位置にあって上方に向けて筒状に延びる
第1の蒸気パイプ部40aが設けられている。そして、
同第1の蒸気パイプ部40aの外周囲には、第1の断熱
ボツクス23aを形成するための第1の凹部112aが
設けられ、該第1の凹部112aの前部位置には、上記
上板11側の上記凹溝部17および蓋ユニット開閉手段
18を収納可能とするための収納凹部30が形成されて
いる。一方、その下部側第2の分割部材212には、上
記第1の蒸気パイプ部40aに対して連通口部24dの
みを残しながら略その全体を上記第1の蒸気パイプ40
aよりも前方に寄せ、上記第1の断熱ボツクス23aの
下方位置に対応させた第2の蒸気パイプ40bが形成さ
れているとともに、その外周囲に第2の断熱ボツクス2
3bを形成するための第2の凹部212aが設けられて
いる。そして、それにより上記連通口24dを介して連
通する上記第1,第2の蒸気パイプ部40a,40b内
の後述する上下2室の蒸気放出空間部(蒸気通路)24
の外周囲部を取り巻く第1,第2の断熱ボツクス23
a,23bが上下2層状態で可及的に広く設けられてい
る。
【0072】そして、上記第1の断熱ボツクス23aを
備えた第1の分割部材112側の上記収納凹部30底部
には、両側に一対の爪状のロック片25a,25aを備
え、前後方向にスライド可能となった上述の作動部材2
1がコイルスプリング26により常時上記ロック片25
a,25aを前方側上口部材10aのロック片係合穴と
のロック方向に突出させるように付勢された状態で設け
られている。そして、この作動部材21が上記のように
操作レバー19側のロック部押圧片19bに対応してロ
ック解除方向に押圧作動されるようになっている。
【0073】また、上記第1の分割部材112の第1の
蒸気パイプ部40a内には、上記蒸気排出口16の下面
部側筒状口に嵌合した小径の蒸気キャップ60が設けら
れていて、その内側の第1の蒸気放出空間部24aは第
2の蒸気パイプ40b内に連通口24dを介して連通し
ている。
【0074】この蒸気キャップ60は、その上部側開口
部に傾斜面を有した蒸気遮蔽板29が設けられている。
【0075】また、上記第2の分割部材112側に設け
られた第2の蒸気パイプ部40bは、下方側内カバー1
3の上面位置から上方側上記第1の分割部材112の下
面部位置付近まで筒状に長く成形されていて、その内側
に蒸気放出空間部24を形成している。
【0076】この蒸気放出空間部24は、その上下方向
中央に設けられた緩やかな傾斜面を有した漏斗形状の仕
切板27によって第2,第3の上下2室24b,24c
に区画されているとともに同仕切板27中央の開口27
aによって相互に連通せしめられている。
【0077】そして、上記仕切板27の開口27a下部
には転倒止水弁28が設けられているとともに該転倒止
水弁28に対応する内カバー13部分は周囲から下方に
膨出され、該膨出部13aの中央部に同転倒止水弁28
に対応した湯導入穴32が形成されている。
【0078】また、上記内カバー13の上記膨出部13
aには、上記湯導入穴32の外周囲の複数個所に蒸気放
出穴(図示省略)が形成されている。
【0079】上記転倒止水弁28は貯湯容器転倒時に
は、上記仕切板27の開口27aを塞ぎ、上記蒸気放出
口16側への湯の漏出を防止する。
【0080】以上のように、本実施の形態の電気貯湯容
器の構成では、内容器4を真空2重壁構造にするととも
に、蓋ユニット2下部側の下板12を第1,第2の2組
の上下分割部材112,212で形成し、それらに各々
第1,第2の断熱空間形成用の凹部112a,212a
を前後方向に位置をずらせて設け、それらを上板11と
内カバー13との間で相互に積層衝合することによって
上記第1〜第3の蒸気放出空間部24a〜24cをその
上方側および下方側を含めて取り巻く第1,第2の上下
2層の断熱ボツクス23a,23bを形成することによ
って、より有効に蓋ユニット2自体の断熱保温機能を高
くしている。
【0081】したがって、従来のように内容器4および
蓋ユニット2自体に特別な断熱保温構造を採用していな
いものに比べて電気貯湯容器全体の保温性が大きく向上
する。
【0082】特に、該構成では、上記のように第1,第
2の蒸気パイプ部40a,40bおよび第1,第2の断
熱ボツクス23a,23bが相互に前後方向に位置をず
らせて設けられていて、それらの内の上方側第1の断熱
ボツクス23aが下方側第2の蒸気パイプ部40bの第
2,第3の蒸気放出空間24b,24c上部を、また下
方側第2の断熱ボツクス23bが上方側第1の蒸気パイ
プ40aの蒸気放出空間24a下部を、それぞれ覆うの
で、放熱ロスが大きい蒸気放出空間部分の断熱性能も向
上する。
【0083】(実施の形態5)次に図7および図8は、
本願発明の実施の形態5に係る電気貯湯容器の構成を示
している。
【0084】この実施の形態の場合は、その容器本体1
を外装用の外ケース3と、この外ケース3内に設けられ
た内ケース70とから構成し、内ケース70を外板70
aと内板70bとの真空二重壁構造の保温タイプのもの
で形成し、その中に内容器4を収納するようになす一
方、上述の蓋ユニット2と同様の断熱作用を果す第1〜
第3の断熱ボツクス23a、23b、23cを、一枚の
下板12部分にガスインジェクション成形によって形成
したことを特徴とするものである。
【0085】すなわち、先ずこの実施の形態の電気貯湯
容器は、例えば図7および図8に示すように、容器本体
1と該容器本体1の上部に開閉自在に枢支された蓋ユニ
ット2とからなっている。
【0086】そして、同容器本体1は、その外装部を形
成する円筒状の合成樹脂製の外ケース3と、断熱保温部
を形成するステンレス製の外板70aおよび内板70b
よりなる真空二重壁構造の内ケース70とを備えてお
り、上記外ケース3の底部は、上記実施の形態1のもの
と同様に合成樹脂製の底部材5により覆蓋されている
(図示省略)。そして、このように形成された容器本体
1の内ケース70内に内容器4が収納されている。
【0087】一方、上記蓋ユニット2は、合成樹脂製の
上板11と、該上板11の下部に積層一体化された同じ
く合成樹脂製の下板12と、該下板12の下部に一体化
された金属製の内カバー13とからなり、上記上板11
の後端部11aをヒンジ部14を介して本体側外ケース
1の上部に取付けられた肩部材15の後端部15aに対
し、上下方向に開閉可能に軸着して設けられている。
【0088】上板11には、その中央部よりも若干後方
に寄った位置においてグリル構造の蒸気排出口16が凹
状に設けられているとともに、さらに前方部位置におい
て所定深さの凹溝部17を形成し、該凹溝部17内前部
にレバー構造の蓋ユニット開閉手段18が設けられてい
る。この蓋ユニット開閉手段18は、断面π字形の操作
レバー19を有し、該操作レバー19の操作片19aの
下面側に、長さの長いロック部押圧片19bと長さの短
かいストッパ片19cを並設して構成されており、ロッ
ク部押圧片19bの途中を回転支軸20を介して両側で
上板11に対して回転可能に支持されている。そして、
上記操作片19aの一端を上方に持ち上げると、上記回
転支軸20を支点として上記ロック部押圧片19bの下
端が後方に回転し、後述するロック機構の作動部材21
を後方側ロック解除方向に押圧して蓋ユニット2のロッ
クを解除するようになっている。
【0089】一方、下板12は、図示のように、その前
方部分は、上部側が上記上板11側の上記凹溝部17お
よび蓋ユニット開閉手段18を収納可能とするための所
定深さの収納凹部30に形成されている一方、その下部
側にはガスインジェクションにより内部に所定断面積の
2段構造の第2,第4の断熱ボツクス23b,23dが
形成されている。該第2,第4の断熱ボツクス23b,
23dと同様の第3の断熱ボツクス23cは一層状態で
後部側にも設けられており、また後述する蒸気放出空間
部(蒸気通路)24の上部にも第1の断熱ボツクス23
aが設けられ、全体として蒸気放出空間24を取り巻く
ように、その外周囲部分に可及的に広く設けられてい
る。
【0090】そして、上記前部側2段構造の第2,第4
の断熱ボツクス23b,23d上方部の上記収納凹部3
0の底部には、両側に一対の爪状のロック片25a,2
5aを備え、前後方向にスライド可能となった上述の作
動部材21がコイルスプリング26により常時上記ロッ
ク片25a,25aを前方側上口部材10aのロック片
係合穴と係合するロック方向に突出させるように付勢さ
れた状態で設けられている。そして、この作動部材21
が上記のように操作レバー19側のロック部押圧片19
bに対応して反対側ロック解除方向に押圧作動されるよ
うになっている。
【0091】また、上記下板12の中央部部分は、下方
から上方側上記蒸気排出口16と上板11の下面部付近
まで筒状に成形されて第2の蒸気パイプ部40bを形成
し、その内側に蒸気放出空間部(蒸気通路)24を形成
している。
【0092】この蒸気放出空間部24は、その下部位置
にあって後端側から前端側に緩やかな傾斜面を有した仕
切板42と内カバー13とによって上下2室24b,2
4cに区画されているとともに同仕切板42の開口46
によって相互に連通せしめられている。
【0093】そして、上記仕切板42の開口46上方部
には、さらに上記仕切板42よりも緩やかな傾斜面を有
した蒸気遮蔽板41が、また同仕切板42の下部にはボ
ール型の転倒止水弁28がホルダー43を介して設けら
れているとともに該転倒止水弁28に対応する内カバー
13部分は若干下方に膨出され、該膨出部13aの中央
部に同転倒止水弁28に対応した湯導入穴32が形成さ
れている。
【0094】また、上記内カバー13の上記膨出部13
aには、上記湯導入穴32の外周囲複数個所に蒸気穴
(図示省略)が形成されている。
【0095】上記転倒止水弁28は貯湯容器転倒時に
は、上記仕切板42の開口46を塞ぎ、上記蒸気放出口
16側への湯の漏出を防止する。
【0096】また、上記蒸気放出空間部24の上方側後
部の蒸気放出口16の下方に延びる凹部45が形成さ
れ、該凹部45内には、連通口24dを介して蒸気放出
空間24に連通する蒸気放出空間24aを備えた第1の
蒸気パイプ40aが嵌合されており、その上部側開口部
には後端から前方に下降傾斜した蒸気遮蔽板29が設け
られている。
【0097】そして、上記第2の蒸気パイプ40bの前
部側上方には、第1の断熱ボツクス23aが設けられて
いる。
【0098】以上のように、本実施の形態の電気貯湯容
器の構成では、蓋ユニット2下部の蒸気放出空間部24
の外周囲部分にガスインジェクション成形による第1〜
第4の断熱ボツクス23a〜23dを可及的に広く形成
して断熱構造を実現し、蓋ユニット2自体の断熱保温機
能を高くしている。
【0099】したがって、従来のように蓋ユニット2自
体に特別な断熱保温構造を採用していないものに比べて
内容器4の上部開口側の保温性が良くなり、電気貯湯容
器自体の保温性が向上する。
【0100】また、上記第1〜第4の断熱ボツクス23
a〜23dの形成は、それぞれガスインジェクション成
形により、下板12の成形と同時に形成できるので、製
作も容易である。
【0101】さらに、以上の構成では、合成樹脂製の外
ケース3内に真空2重壁構造の内ケース70を設け、そ
の中にヒータ6その他の電装品をアッセンブリした内容
器4を収納して容器本体1を構成するようにしている。
【0102】したがって、容器本体1そのものの断熱保
温性能も大きく向上する。
【0103】また、容器本体1部分の側壁部分の板厚の
低減、保温空間スペース(デッドスペース)の低減が可
能となり、低コスト、軽量化が可能となる。
【0104】(実施の形態6)次に図9は、本願発明の
実施の形態6に係る電気貯湯容器の構成を示している。
【0105】この実施の形態のものは、内容器4を外板
4aと内板4bとの真空二重壁構造の保温タイプのもの
で形成するとともに、蓋ユニット2の断熱作用を果す断
熱ボツクス23を、相互に嵌合して上下に設けられる上
板11と下板12との間に可及的に蒸気パイプ40部を
広く囲むように形成するとともに上記下板12の下面と
の間に断熱薄板80を介して内カバー13を設けること
により金属製で伝熱性が高い内カバー13から蓋ユニッ
ト2側への断熱機能を向上させることによって保温性能
を高める一方、上記内容器4の開口部を広口構造とし、
その開口縁部4eに蛇腹状のパッキン90を設け、かつ
該パッキン90に対応する下板12の口縁部2b部分の
内カバー13をなくするとともに可及的にパッキン90
との接触面積を小さくするリブ84,84を設けたこと
を特徴とするものである。
【0106】すなわち、この電気貯湯容器は、例えば図
9に示すように、容器本体1と該容器本体1の上部に開
閉自在に枢支された蓋ユニット2とからなっている。
【0107】容器本体1は、外装部を形成する円筒状の
合成樹脂製の外ケース(図示省略)と、貯湯部を形成す
るステンレス製の真空二重壁構造の上下等径の内容器4
とを備えており、上記外ケースの底部は、上記実施の形
態1のものと同様に合成樹脂製の底部材により覆蓋され
ている(図示省略)。
【0108】また、本実施の形態の場合にも、本体口部
10は上口部材10aと下口部材を上下に嵌合一体化し
て形成されており、それらの間の内部空間を利用して上
記実施の形態1のものと同様に安全用の開閉バルブおよ
び湯注出口部が設けられている(図示省略)。
【0109】一方、上記蓋ユニット2は、合成樹脂製の
上板11と、該上板11の下部に嵌合一体化された同じ
く合成樹脂製の下板12と、該下板12の下面部にアル
ミ箔等の熱輻射機能の高い断熱薄板80を介して一体化
された金属製の内カバー13とからなり、上記上板11
の後端部11aを図示しないヒンジ部を介して上記本体
側外ケースの上部に取付けられた肩部材の後端部に対
し、上下方向に開閉可能に軸着して設けられている。断
熱薄板80は、例えば粘着剤により下板12面に貼着さ
れる。
【0110】上板11には、その中央部よりも若干後方
に寄った位置においてグリル構造の蒸気排出口16が下
面側にスリーブ部16bを有して凹状に設けられてい
る。
【0111】一方、下板12は、図示のように、その後
方側に寄せた位置にあって上方に向けて筒状に延びる蒸
気パイプ40が設けられている。そして、同蒸気パイプ
40の外周囲には、上記断熱ボツクス23を形成するた
めの凹部12aが設けられ、上記上板11下面側の凹部
11bと対応して、上記スリーブ部16bを介して蒸気
排出口16と連通する上記蒸気パイプ40内の蒸気放出
空間部(蒸気通路)24の外周囲部を取り巻く断熱ボツ
クス23が可及的に広く設けられている。そして、該断
熱ボックス23内には、発泡ポリプロピレンなどからな
る断熱材50が収納されている。
【0112】また、上記蒸気パイプ40の上部には、上
記蒸気排出口16の下部側スリーブ部16bにシール部
材94を介して接続された蒸気口82が設けられてい
る。そして、その開口部下方には傾斜面を有した蒸気遮
蔽板29が設けられている。
【0113】上記蒸気パイプ40内の蒸気放出空間部2
4は、その上下方向中央に設けられた緩やかな傾斜面を
有した漏斗形状の仕切板(栓本体)27によって第1,
第2の上下2室に区画されているとともに同仕切板27
中央の開口27aによって相互に連通せしめられてい
る。
【0114】そして、上記仕切板27の開口27a下部
には転倒止水弁28が設けられているとともに該転倒止
水弁28に対応する内カバー13部分は周囲から下方に
膨出され、該膨出部13aの中央部に同転倒止水弁28
に対応した湯導入穴32が形成されている。
【0115】また、上記内カバー13の上記膨出部13
aには、上記湯導入穴32の外周囲の複数個所に蒸気放
出穴(図示省略)が形成されている。
【0116】上記転倒止水弁28は貯湯容器転倒時に
は、上記仕切板27の開口27aを塞ぎ、上記蒸気排出
口16側への湯の漏出を防止する。
【0117】なお、上記仕切板27は全体として筒状体
をなし、その筒体壁29bの下部をシール部材95を介
して下板12と内カバー13に対して支持されている。
【0118】また、本実施の形態では、蛇腹状のパッキ
ン90を取付けた内容器4の開口縁部(重合溶接部)4
eに対応する上記下板12の段部構造の下部側口縁部2
b面にリング状の2本のリブ84,84が設けられてお
り、それによって内容器4側パッキン90との接触面積
を可及的に小さくすることによって相互に嵌合される口
縁部分での断熱性をできるだけ高くするようになってい
る。
【0119】以上のように、本実施の形態の電気貯湯容
器の構成では、内容器4を上下方向に等径の広口タイプ
の真空2重壁構造にするとともに、蓋ユニット2を各々
凹部11b,12aを有する上板11と下板12とを上
下に対向嵌合して形成し、それらの間に蒸気パイプ40
の蒸気放出空間部24をその上方側および下方側を含め
て可及的に広く取り巻く断熱空間を有する断熱ボツクス
23を形成し、その中に断熱部材50を充填することに
よって、より有効に蓋ユニット2自体の断熱保温機能を
高くしている。
【0120】したがって、従来のように内容器4および
蓋ユニット2自体に特別な断熱保温構造を採用していな
いものに比べて電気貯湯容器全体の保温性が大きく向上
する。
【0121】また該構成では、上記のように熱伝導性の
高い金属製の内カバー13と下板12とをアルミ箔等の
断熱薄板80を介して当接させていることから、内カバ
ー13から上記断熱ボツクス23側に輻射される熱が同
断熱薄板80により反射されるので、より断熱性能が向
上する。
【0122】また、上記内カバー13は、図示のよう
に、その外周縁部13cが短かく形成され、上記蓋ユニ
ット2側下板12の段部構造の口縁部2b内側の縦壁面
に沿って折り曲げられているだけで、口縁部2b部分に
はパッキンは設けられていない。したがって、内カバー
13から下板12側への断熱効果が、さらに向上する。
【0123】また、以上の構成では、内容器4の上端側
開口縁部(重合溶接部)4eに蛇腹構造のパッキン90
をカバー状に設けていることから、同開口縁部4eの溶
接部を隠すことができるとともに、当該パッキン90が
蛇腹構造となっているので、シール機能が高く、蓋ユニ
ット2側には別にシール用のパッキンを設ける必要がな
くなる。
【0124】(実施の形態7)次に図10は、本願発明
の実施の形態7に係る電気貯湯容器の構成を示してい
る。
【0125】この実施の形態のものは、例えば図10に
示すように、内容器4を図9のもののように外板4aと
内板4bとの真空二重壁構造の保温タイプのもので形成
するとともに、蓋ユニット2の断熱作用を果す断熱材5
0入りの断熱ボツクス23を、相互に嵌合して上下に設
けられる上板11と下板12との間に、蓋ユニット全体
に亘り、かつ可及的に蒸気パイプ40部を広く囲むよう
に形成するとともに上記下板12の下面との間に断熱薄
板80を介して内カバー13を設けることにより金属製
で伝熱性が高い内カバー13から蓋ユニット2側への断
熱機能を可及的に向上させることによって保温性能を高
める一方、上記内容器4の開口部を図9と同様に広口構
造とし、その開口縁部4eに対応して嵌合される蓋ユニ
ット2側下板12の口縁部2bにおける内カバー外周縁
部13dに蛇腹状のパッキン91を設け、かつ該パッキ
ン91に対応する下板12の口縁部2b面に可及的に接
触面積を小さくする図9のものと同様のリング状のリブ
84,84を設けたことを特徴とするものである。
【0126】その他の構成は、上記実施の形態6のもの
と同様である。
【0127】以上のように、本実施の形態の電気貯湯容
器の構成では、内容器4を上下方向に等径の広口タイプ
の真空2重壁構造にするとともに、蓋ユニット2を各々
凹部11b,12aを有する上板11と下板12とを上
下に対向嵌合して形成し、それらの間に蒸気パイプ40
の蒸気放出空間部24をその上方側および下方側を含め
て可及的に広く取り巻く断熱空間を有する断熱ボツクス
23を形成し、その中に断熱部材50を充填することに
よって、より有効に蓋ユニット2自体の断熱保温機能を
高くしている。
【0128】したがって、従来のように内容器4および
蓋ユニット2自体に特別な断熱保温構造を採用していな
いものに比べて電気貯湯容器全体の保温性が大きく向上
する。
【0129】また該構成では、上記のように熱伝導性の
高い金属製の内カバー13と下板12とをアルミ箔等の
断熱薄板80を介して当接させていることから、内カバ
ー13から上記断熱ボツクス23側に輻射される熱が断
熱薄板80により反射されるので、より断熱性能が向上
する。
【0130】また、本実施の形態では、内容器4の開口
縁部4eに対応する上記下板12側の蛇腹状のパッキン
91を取付けた段部構造の下部側口縁部2b面にリング
状の2本のリブ84,84が設けられており、それによ
って内カバー13の外周縁部13dを利用して取付けた
蛇腹状のパッキン91との接触面積を可及的に小さくす
るとともに内カバー13と下板12との間に隙間93を
形成することによって相互に嵌合される口縁部分での断
熱性をできるだけ高くするようになっているので、これ
によっても断熱性がさらに向上する。
【0131】(実施の形態8)次に図11は、本願発明
の実施の形態8に係る電気貯湯容器の構成を示してい
る。
【0132】この実施の形態のものは、上述の実施の形
態6,7のものと同様に内容器4を外板4aと内板4b
との真空二重壁構造の保温タイプのもので形成するとと
もに、蓋ユニット2の蒸気パイプ40側と蓋ユニット開
閉手段18側各々の断熱作用を果す第1,第2の断熱ボ
ツクス23a、23bを、同様に下板12部分を第1,
第2のリブ12e,12fによって上板11に対向する
凹部を分割し、それらに対応する上板11下面側のリブ
11e,11eおよび蒸気パイプ40の側壁と後部壁4
0bを含めて相互に嵌合することによって前後方向に2
層状態で形成する一方、上記蓋ユニット2の下板12の
底板部12eを蒸気パイプ40の下方部に延設カバーす
ることによって蒸気パイプ40部分全体の断熱性能を可
及的に高くしたことを特徴とするものである。
【0133】この電気貯湯容器は、例えば図11に示す
ように、容器本体1と該容器本体1の上部に開閉自在に
枢支された蓋ユニット2とからなっている。
【0134】容器本体1は、外装部を形成する円筒状の
合成樹脂製の外ケース3と、貯湯部を形成するステンレ
ス製の真空二重壁構造の内容器4とを備えており、上記
外ケース3の底部は、合成樹脂製の底部材により覆蓋さ
れている(図示省略)。
【0135】また、本体口部10は上口部材10aと下
口部材10bを上下に嵌合一体化して形成されており、
それらの間の内部空間を利用して安全用の開閉バルブ
(図示省略)および湯注出口部8が設けられている。そ
して、上口部材10aの上面部側には各種の操作スイッ
チ類11cが、またその裏側には該スイッチ類11cに
対応した電装品収納ボックス11dが同様に設けられて
いる。
【0136】一方、上記蓋ユニット2は、合成樹脂製の
上板11と、該上板11の下部に相互のリブ11e,1
1e、12e,12fを介して蒸気パイプ40とともに
嵌合一体化された同じく合成樹脂製の下板12と、該下
板12の下部に一体化された金属製の内カバー13とか
らなり、上記上板11の後端部11a側をヒンジ部14
を介して本体側外ケース1の上部に取付けられた肩部材
15の後端部15aに対し、上下方向に開閉可能に軸着
して設けられている。
【0137】上板11には、その中央部よりも若干後方
に寄った位置においてグリル構造の蒸気排出口16が下
面側に仕切りリブ16a,16a・・を有して凹状に設
けられているとともに、さらに前方部位置において所定
深さの凹溝部17を形成し、該凹溝部17内前部にレバ
ー構造の蓋ユニット開閉手段18が設けられている。こ
の蓋ユニット開閉手段18は、断面π字形の操作レバー
19を有し、該操作レバー19の操作片19aの下面側
に、長さの長いロック部押圧片19bと長さの短かいス
トッパ片19cを並設して構成されており、ロック部押
圧片19bの途中を回転支軸20を介して両側で上板1
1に対して回転可能に支持されている。そして、上記操
作片19aの一端を上方に持ち上げると、上記回転支軸
20を支点として上記ロック部押圧片19bの下端が後
方に回転し、後述するロック機構の作動部材21を後方
側ロック解除方向に押圧して蓋ユニット2のロックを解
除するようになっている。
【0138】一方、下板12は、上述のように第1,第
2のリブ12e,12fを有してなり、図示のように、
後方側第2のリブ12fには、上方側蒸気排出口16部
分から下方に向けて筒状に延びる蒸気パイプ40がシー
ルリング100を介して嵌合されている。そして、同蒸
気パイプ40の外周囲には、上記第1のリブ12eとの
間で第1の断熱ボツクス23aを形成するための第1の
凹部112aが設けられている。該第1の凹部112a
の前部位置には、さらに上記上板11側の上記凹溝部1
7および蓋ユニット開閉手段18を収納可能とするため
に若干浅くなった第2の断熱ボックス23bを形成する
ための第2の凹部112bが設けられている。
【0139】そして、それらと上板11側リブ11e,
11eおよび蒸気パイプ40との嵌合により上記蒸気排
出口16と連通する上記蒸気パイプ40内の蒸気放出空
間部(蒸気通路)24の外周囲部を取り巻く第1の断熱
ボツクス23aと上記蓋ユニット開閉手段18の下方に
位置する第2の断熱ボックス23bとが設けられてい
る。そして、上記第1,第2の断熱ボックス23a,2
3b内には、それぞれ上述のものと同様の断熱材50,
50が収納されている。なお、符号100は上記嵌合部
のシールリングである。
【0140】そして、上記第2の断熱ボツクス23b上
方の開閉手段収納凹部底部には、両側に一対の爪状のロ
ック片25a,25aを備え、前後方向にスライド可能
となった上述の作動部材21がコイルスプリング26に
より常時上記ロック片25a,25aを前方側上口部材
10aのロック片係合穴とのロック方向に突出させるよ
うに付勢された状態で設けられている。そして、この作
動部材21が上記のように操作レバー19側のロック部
押圧片19bに対応してロック解除方向に押圧作動され
るようになっている。
【0141】また、上記蒸気パイプ40上端の開口40
cは、上記蒸気排出口16の下面部側筒状口に嵌合し、
その内側下方には中央方向に傾斜面を有した蒸気遮蔽板
29が設けられている。
【0142】また、上記蒸気パイプ40は、下方側内カ
バー13の上面位置から上方側蒸気排出口16の下部位
置付近まで筒状に長く成形されていて、その内側に蒸気
放出空間部24を形成している。
【0143】この蒸気放出空間部24は、その上下方向
中央に設けられた緩やかな傾斜面を有し、筒状壁27b
によって支持された漏斗形状の仕切板(栓本体)27に
よって上下2室に区画されているとともに同仕切板27
中央の開口27aによって相互に連通せしめられてい
る。
【0144】そして、上記仕切板27の開口27a下方
部には上記下板12の底板部12eが延設され、その中
央部に転倒止水弁支持筒96が設けられている。また底
板部12eと内カバー13との間にはシールリング99
が介装されている。そして、上記開口27aと支持筒9
6との間には転倒止水弁28が設けられているとともに
該転倒止水弁28に対応する上記内カバー13部分は上
記シールリング96を介して周囲から下方に若干膨出さ
れ、該膨出部13aの中央部に同転倒止水弁28に対応
した湯導入穴32が形成されている。
【0145】また、上記内カバー13の上記膨出部13
aには、上記湯導入穴32の外周囲の複数個所に蒸気放
出穴(図示省略)が形成されている。
【0146】上記転倒止水弁28は貯湯容器転倒時に
は、上記仕切板27の開口27aを塞ぎ、上記蒸気放出
口16側への湯の漏出を防止する。
【0147】なお、符号4aは内容器4の開口段部、1
3dは内カバー13の外周縁部、94は同外周縁部13
dに取付けられたシール用のパッキンである。
【0148】以上のように、本実施の形態の電気貯湯容
器の構成では、内容器4を上下方向に等径の真空2重壁
構造にするとともに、蓋ユニット2を形成する上板11
と下板12とをリブ11e,11e、12e,12fを
介して蒸気パイプ40とともに相互に嵌合することによ
って、それらの間に第1,第2の断熱ボックス23a,
23bを設け、それらの断熱空間によって上記蒸気放出
空間部24を有する蒸気パイプ40の全体および開閉手
段18の下方部分を断熱することによって、より有効に
蓋ユニット2自体の断熱保温機能を高くしている。
【0149】したがって、従来のように内容器4および
蓋ユニット2自体に特別な断熱保温構造を採用していな
いものに比べて電気貯湯容器全体の保温性が大きく向上
する。
【0150】特に、該構成では、上記のように蒸気パイ
プ40内下方の開口領域に下板12の底板12eが延設
され、カバーされているので、放熱ロスが大きい蒸気放
出空間部分の断熱性能も向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明の実施の形態1に係る電気貯湯容器の
構成を示す断面図である。
【図2】同要部の断面図である。
【図3】本願発明の実施の形態2に係る電気貯湯容器の
構成を示す断面図である。
【図4】本願発明の実施の形態3に係る電気貯湯容器の
構成を示す断面図である。
【図5】同電気貯湯容器の要部の変形例の断面図であ
る。
【図6】本願発明の実施の形態4に係る電気貯湯容器の
構成を示す断面図である。
【図7】本願発明の実施の形態5に係る電気貯湯容器の
構成を示す上半部の断面図である。
【図8】同電気貯湯容器の下半部の断面図である。
【図9】本願発明の実施の形態6に係る電気貯湯容器の
構成を示す断面図である。
【図10】本願発明の実施の形態7に係る電気貯湯容器
の構成を示す断面図である。
【図11】本願発明の実施の形態8に係る電気貯湯容器
の構成を示す断面図である。
【符号の説明】
1は容器本体、2は蓋ユニット、3は外ケース、4は内
容器、6はヒータ、11は上板、12は下板、13は内
カバー、23,23a,23bは断熱ボツクス、112
は第1の分割部材、212は第2の分割部材である。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外ケースと、該外ケース内に設けられた
    内容器と、該内容器の底部に設けられた加熱手段と、上
    記外ケースの上部に設けられた蓋ユニットとを備えてな
    る電気貯湯容器において、上記蓋ユニットは、上面部を
    形成する上板と、上記内容器の開口部を閉じる金属製の
    内カバーと、上記上板と上記内カバーとの間に形成され
    た蒸気通路とを有し、上記上板と内カバーとの間には上
    記蒸気通路を囲んで断熱空間を形成する断熱ボックスが
    設けられていることを特徴とする電気貯湯容器。
  2. 【請求項2】 外ケースと、該外ケース内に設けられた
    内容器と、該内容器の底部に設けらた加熱手段と、上記
    外ケースの上部に設けられた蓋ユニットを備えてなる電
    気貯湯容器において、上記外ケースの側壁内に断熱空間
    が形成されていることを特徴とする電気貯湯容器。
  3. 【請求項3】 蓋ユニットは上板と下板とを上下に設
    け、断熱ボックスが該上板と下板との間に形成されてい
    ることを特徴とする請求項1記載の電気貯湯容器。
  4. 【請求項4】 断熱ボックス内には、断熱材が収納され
    ていることを特徴とする請求項3記載の電気貯湯容器。
  5. 【請求項5】 断熱空間は、合成樹脂のガスインジェク
    ション成形により形成されていることを特徴とする請求
    項1又は2記載の電気貯湯容器。
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JP2016214429A (ja) * 2015-05-18 2016-12-22 象印マホービン株式会社 電気湯沸し器

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