JPH11135056A - 検査装置 - Google Patents

検査装置

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JPH11135056A
JPH11135056A JP9301669A JP30166997A JPH11135056A JP H11135056 A JPH11135056 A JP H11135056A JP 9301669 A JP9301669 A JP 9301669A JP 30166997 A JP30166997 A JP 30166997A JP H11135056 A JPH11135056 A JP H11135056A
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JP
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light
height
electron
lens
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JP9301669A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Hirose
寛 広瀬
Muneki Hamashima
宗樹 浜島
Akihiro Goto
明弘 後藤
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Original Assignee
Nikon Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、電子ビームを利用して、例えば半
導体ウェーハの集積回路パターン像等を取得する検査装
置に関し、特に試料面の高さに応じて的確に焦点を合わ
せを行う検査装置を提供することを目的とする。 【解決手段】 試料面上に電子ビームを照射する照射手
段24と、電子ビームの照射により、試料から発生する
二次電子、反射電子、または後方散乱電子の少なくとも
一種を二次ビームとして検出し、試料を撮像する電子検
出手段35と、電子検出手段35と試料27との間に配
置され、電子検出手段35の検出面に、二次ビームを結
像させる写像電子光学系28、31と、試料27の高さ
を検出する高さ検出手段41と、試料の高さに応じて写
像電子光学系28、31の焦点合わせを行う焦点制御手
段39とを備えて構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子ビームを利用
して、例えば、半導体ウェーハの集積回路パターン像等
を取得する検査装置に関し、特に、試料の高さ変動に関
わらず常時鮮明な画像を取得することができる検査装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、スポット状に集束した電子ビー
ムが試料面上を走査し、試料から発生する二次電子、反
射電子等を検出して試料画像を取得する走査型電子顕微
鏡が知られている。この走査型電子顕微鏡においては、
ビーム径を絞った電子ビームで試料を走査するため、試
料画像の検出に大幅な時間を要するという問題点があっ
た。また、試料画像の検出時間を短縮化するには、ビー
ム走査速度を高速にすればよいのだが、これでは1画素
あたりの注入電子量が低下し、画像コントラストの低下
を招くという問題点があった。
【0003】そこで、本出願人は、以上の問題点を解決
し、画質低下を招くことなく、短時間に試料画像を検出
することができる検査装置を提案した(特願平9−22
2187号)。この検査装置を、図11を参照して説明
する。図11において、検査装置は、一次コラム70、
二次コラム71、チャンバー72を有している。
【0004】一次コラム70の内部には、電子銃73が
配置され、電子銃73から照射される電子ビーム(一次
ビーム)の光軸上に、一次光学系74が配置される。さ
らにその先には、二次コラム71内部にあるウィーンフ
ィルタ75が、光軸に対して斜めに配置される。
【0005】一方、チャンバー72の内部には、ステー
ジ76が設置され、ステージ76上には、試料77が載
置される。また、二次コラム71の内部には、試料から
の二次ビームの光軸上に、カソードレンズ78、ウィー
ンフィルタ75および二次光学系79が配置される。さ
らに、二次光学系79を介して二次電子、反射電子等が
集束する位置に検出器80が配置される。検出器80は
検出電子を光信号に変換し、さらにアレイ状のCCD撮
像素子によって光電信号に再変換する。光電信号はコン
トロールユニット81を介して、CPU82に入力され
る。
【0006】CPU82は、一次コラム制御ユニット8
3および二次コラム制御ユニット84に制御信号を出力
する。一次コラム制御ユニット83は、一次光学系74
に対して、また、二次コラム制御ユニット84は、カソ
ードレンズ78および二次光学系79に対してレンズ電
圧の制御を行う。次に、この検査装置の動作について説
明する。
【0007】一次コラム70内の電子銃73から一次ビ
ームが照射される。電子ビームは、一次光学系74によ
ってビーム断面が矩形状または楕円形状に成形され、ウ
ィーンフィルタ75に入射する。ウィーンフィルタ75
は、電磁プリズムとして作用する偏向器で、一次コラム
70からの特定のエネルギーを有する電子ビームを、そ
の加速電圧で決定される角度で曲げて、試料77に垂直
に照射させる。一方、試料77から発生する二次ビーム
に対しては、そのまま直進させ、二次コラム71内の二
次光学系79に入射させる。なお、このウィーンフィル
タの詳細については後述する。
【0008】ウィーンフィルタ75を通過した一次ビー
ムは、試料面上に照射されるが、そのビーム照射領域
は、一定面積を有する矩形状または楕円形状になる。試
料にビームが照射されると、そのビーム照射領域から二
次ビームが発生する。二次ビームは、ウィーンフィルタ
75を通過し、二次光学系79により集束され、検出器
80の検出面に、所定の倍率で拡大投影されて画像信号
に変換される。このとき、検出面には、試料のビーム照
射領域がそのまま拡大投影されるので、試料の所定領域
の画像を一括して検出することができる。
【0009】コントロールユニット81は、検出器80
から画像信号を取り出し、CPU82に出力する。CP
U82は、取り出された画像信号からテンプレートマッ
チング等によってパターンの欠陥検査を実施する。この
ように、この検査装置では、従来の走査型電子顕微鏡の
ように電子ビームをスポット状に集束させて、試料面上
の検査対象領域を走査させるのではなく、電子ビームを
矩形状または楕円形状に成形して、検査対象領域の全面
に照射し、一括して試料の表面画像を取得することがで
きる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】通常、試料が完全な平
面である場合は皆無である。例えば、半導体ウェーハに
おいても、半導体デバイス製造にかかわる複数の工程を
経るため、ウェーハ自身に反りや歪みが生じる。また、
ステージを駆動して試料の各部分を検査する場合では、
ステージの上下動を完全に抑えてステージを水平移動さ
せることは困難であり、ステージ移動に伴ってステージ
に微小の高さ変動が起こる。
【0011】このような状態では、試料の検査箇所によ
って試料面までの距離にばらつきがあるため、ある検査
箇所では、二次ビームが検出器の検出面で結像して鮮明
な画像になっても、別の検査箇所では、二次ビームが検
出面で結像せず、不鮮明な画像になるという問題点が考
えられた。すなわち、試料面の高さ変動が起きると、焦
点がずれた不鮮明な画像を検出することになり、検査の
信頼性を著しく低下させることが考えられた。
【0012】そこで、請求項1、2に記載の発明は、上
述の問題点を解決するために、試料面の高さに応じて的
確に焦点を合わせることが可能な検査装置を提供するこ
とを目的とする。また、請求項3に記載の発明は、不要
な電子を排除することができる検査装置を提供すること
を目的とする。
【0013】また、請求項4に記載の発明は、電子レン
ズの収差を低減させることができる検査装置を提供する
ことを目的とする。また、請求項5〜7に記載の発明
は、高さ検出手段について具体的な構成を提供すること
を目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の検査装
置は、試料面上に電子ビームを照射する照射手段と、電
子ビームの照射により、試料から発生する二次電子、反
射電子、または後方散乱電子の少なくとも一種を二次ビ
ームとして検出し、試料を撮像する電子検出手段と、電
子検出手段と試料との間に配置され、電子検出手段の検
出面に、二次ビームを結像させる写像電子光学系と、試
料の高さを検出する高さ検出手段と、試料の高さに応じ
て写像電子光学系の焦点合わせを行う焦点制御手段とを
備えて構成する。
【0015】請求項2に記載の検査装置は、請求項1に
記載の検査装置において、写像電子光学系は、複数の電
子レンズから構成され、焦点制御手段は、複数の電子レ
ンズの少なくとも2つの電子レンズの焦点距離を調節す
ることにより、試料の高さに応じた焦点合わせを行うこ
とを特徴とする。このような構成においては、撮影倍率
を変えることなく、焦点合わせを実行することができ
る。
【0016】請求項3に記載の検査装置は、請求項2に
記載の検査装置において、電子検出手段と写像電子光学
系との間に配置され、電子像をマスクする第1のアパー
チャと、第1のアパーチャを透過した二次ビームを、電
子検出手段の検出面に結像させる写像電子レンズとを備
え、写像電子光学系は、試料から発生する二次ビーム
を、第1のアパーチャに結像させることを特徴とする。
【0017】請求項4に記載の検査装置は、請求項2ま
たは請求項3に記載の検査装置において、写像電子光学
系は、カソードレンズを有し、該カソードレンズの焦点
位置に、二次ビーム量を制限する第2のアパーチャが配
置されることを特徴とする。請求項5に記載の検査装置
は、請求項1ないし請求項4のいずれか1項に記載の検
査装置において、高さ検出手段は、試料面に斜めに光を
照射する発光手段と、発光手段から照射された光が試料
面で反射した反射光を、受光面で受光する受光手段とを
備えて構成され、該受光面における反射光のスポット位
置に基づいて、試料の高さを検出することを特徴とす
る。
【0018】請求項6に記載の検査装置は、請求項1な
いし請求項4のいずれか1項に記載の検査装置におい
て、高さ検出手段は、発光手段と、発光手段から照射さ
れる光を部分的に遮光し、光束の一部が遮られた部分光
を形成する遮光手段と、部分光を反射することにより、
該部分光の光路を試料面の垂直方向に向けるハーフミラ
ーと、ハーフミラーを反射した部分光を集光する集光レ
ンズと、集光レンズにより集光された部分光が試料面で
反射し、その反射光を、集光レンズおよびハーフミラー
を介して受光面で受光する受光手段とを備えて構成さ
れ、該受光面における反射光のスポット位置に基づい
て、試料の高さを検出することを特徴とする。請求項7
に記載の検査装置は、請求項5または請求項6に記載の
検査装置において、高さ検出手段は、試料の高さを先行
して検出し、その試料の高さを記憶し、焦点制御手段
は、電子ビームが試料面上に照射されると、その照射領
域における試料の高さを高さ検出手段から読み出し、そ
の試料の高さに基づいて写像電子光学系の焦点距離を調
節することを特徴とする。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、図面を用いて本発明の実施
形態を説明する。 (第1の実施形態)以下、図面を用いて本発明の実施形
態を説明する。
【0020】図1は、第1の実施形態の全体構成図であ
る。また、図2は、一次ビームの軌道を示す図であり、
図3は、二次ビームの軌道を示す図である。また、図
4、図5は、Zセンサを説明する図である。なお、本実
施形態は、請求項1〜5に記載の発明に対応する。図1
において、検査装置は、一次コラム21、二次コラム2
2およびチャンバー23を有している。
【0021】二次コラム22の側面には、一次コラム2
1が斜めに接続しており、二次コラム22の下部にはチ
ャンバー23が配置される。一次コラム21の内部に
は、電子銃24が設けられており、電子銃24から照射
される電子ビーム(一次ビーム)の光軸上に、一次光学
系25が配置され、さらにその先には、二次コラム22
内部にあるウィーンフィルタ29が光軸に対して斜めに
配置される。
【0022】一方、チャンバー23の内部にはステージ
26が設置され、ステージ26上には試料27が載置さ
れる。また、二次コラム22の内部には、試料27から
発生する二次ビームの光軸上に、カソードレンズ28、
ウィーンフィルタ29、ニューメニカルアパーチャ3
0、第1レンズ31、フィールドアパーチャ32、第2
レンズ33、第3レンズ34および検出器35が配置さ
れる。
【0023】検出器35の入出力端子は、コントロール
ユニット36を介してCPU37の入出力端子と接続さ
れる。CPU37は、レンズ制御ユニット38、レンズ
制御部39、ステージ駆動機構40、Zセンサ41、メ
モリ42と接続される。一方、レンズ制御ユニット38
は、一次光学系25のレンズ電圧を制御し、レンズ制御
部39は、カソードレンズ28、第1レンズ31、第2
レンズ33、第3レンズ34の各レンズ電圧を制御し、
ステージ駆動機構40は、ステージ26のXY方向の駆
動制御を行う。
【0024】また、CPU37には、Zセンサ41から
の高さ変動情報およびレーザ干渉計ユニット43からの
位置情報が入力される。さらに、一次コラム21、二次
コラム22、チャンバー23は、真空排気系(不図示)
と繋がっており、真空排気系のターボポンプにより排気
されて、内部は真空状態を維持している。
【0025】なお、検出器35は、MCP(マイクロチ
ャネルプレート)44と、蛍光板45を有するFOP
(ファイバオプティックプレート)46と、CCDカメ
ラ47とから構成される。また、図4に示すように、Z
センサ41は、試料面上に斜めに光を照射する発光素子
50と、発光素子50の光軸上に配置されるコリメータ
レンズ51と、試料面上で反射した光の光路上に配置さ
れるレンズ52と、その反射光を受光する2分割ディテ
クタ53とから構成される。
【0026】なお、本発明と本実施形態との対応関係に
ついては、照射手段は、電子銃24および一次光学系2
5に対応し、電子検出手段は、検出器35に対応し、写
像電子光学系は、カソードレンズ28および第1レンズ
31に対応し、高さ検出手段は、Zセンサ41に対応
し、焦点制御手段は、CPU37およびレンズ制御部3
9に対応する。
【0027】また、第1のアパーチャは、フィールドア
パーチャ32に対応し、写像電子レンズは、第2レンズ
33および第3レンズ34に対応し、第2のアパーチャ
は、ニューメニカルアパーチャ30に対応する。また、
発光手段は、発光素子50およびコリメータレンズ51
に対応し、受光手段は、レンズ52および2分割ディテ
クタ53に対応する。
【0028】次に、この検査装置の動作について説明す
る。CPU37から高さ検出開始信号がZセンサ41に
出力される。Zセンサ41は、後述する試料の高さ変動
の検出動作を行う。ここでは、まず、高さ変動がなかっ
た場合について説明する。図2に示すように、電子銃2
4からの一次ビームは、一次光学系25によってレンズ
作用を受けて、ウィーンフィルタ29に入射する。
【0029】ここでは電子銃のチップとして、矩形陰極
で大電流を取り出すことができるランタンヘキサボライ
ト(LaB6)を用いる。また、一次光学系25は、回
転軸非対称の四重極または八重極の静電レンズを使用す
る。このレンズは、いわゆるシリンドリカルズと同様
に、矩形陰極の長軸(X軸)、短軸(Y軸)各々で集束
と発散とを引き起こすことができる。図2では、矩形陰
極のX方向断面に放出された電子の軌道とY方向断面に
放出された電子の軌道とを示している。
【0030】このレンズを3段で構成し、各レンズ条件
を最適化することによって、照射電子を損失することな
く、試料面上のビーム照射領域を、任意の矩形状、また
は楕円形状に成形することができる。一次ビームがウィ
ーンフィルタ29に入射すると、ウィーンフィルタ29
の偏向作用により軌道が曲げられる。ウィーンフィルタ
29は、磁界と電界を直交させ、電界をE、磁界をB、
荷電粒子の速度をvとした場合、E=vBのウィーン条
件を満たす荷電粒子のみを直進させ、それ以外の荷電粒
子の軌道を曲げる。図7に示すように、一次ビームに対
しては、磁界による力FBと電界による力FEとが発生
し、ビーム軌道は曲げられる。一方、二次ビームに対し
ては、力FBと力FEとが逆方向に働くため、互いに相殺
されて二次ビームはそのまま直進する。
【0031】カソードレンズ28を通過した一次ビーム
は、試料27に垂直に照射される。ここでは、試料27
に照射される一次ビームの照射領域は矩形状である。試
料27のビーム照射領域全面からは、二次電子、反射電
子または後方散乱電子が二次ビームとして発生する。す
なわち、この二次ビームは、矩形状の二次元画像情報を
有していることになる。さらに、一次ビームは、試料2
7に垂直に照射されるので、二次ビームは影のない鮮明
な電子像を有する。
【0032】二次ビームは、カソードレンズ28による
レンズ作用を受けながら、レンズを通過し、ウィーンフ
ィルタ29に入射する。ところで、カソードレンズ28
は、3枚の電極で構成されている。一番下の電極は、試
料27側の電位との間で、二次ビームに対して正の電界
を形成し、電子(特に、指向性が小さい二次電子)を引
き込み、効率よくレンズ内に導くように設計されてい
る。また、レンズ作用は、カソードレンズ28の下から
1番目、2番目の電極に電圧を印加し、3番目の電極を
ゼロ電位にすることで行われる。
【0033】カソードレンズ28を通過した二次ビーム
は、ウィーンフィルタ29の偏向作用を受けずに、その
まま直進して、ニューメニカルアパーチャ30を通過す
る。なお、ウィーンフィルタ29に印加する電磁界を変
えることで、二次ビームから、特定のエネルギーを持つ
電子(例えば2次電子、又は反射電子、又は後方散乱電
子)のみを検出器35に導くことができる。
【0034】また、ニューメニカルアパーチャ30は、
開口絞りに相当するもので、二次ビームに対して第1レ
ンズ31、第2レンズ33および第3レンズ34のレン
ズ収差を抑える役割を果たしている。ところで、二次ビ
ームを、カソードレンズ28のみで結像させると、レン
ズ作用が強くなり収差が発生しやすい。そこで、図3に
示すように、第1レンズ31と合わせて、1回の結像を
行わせる。二次ビームは、カソードレンズ28および第
1レンズ31により、フィールドアパーチャ32上で中
間結像を得る。
【0035】この場合、通常、二次光学系として必要な
撮影倍率が、不足することが多いため、中間像を拡大す
るためのレンズとして、第2レンズ33および第3レン
ズ34を加えた構成にする。二次ビームは、第2レンズ
33および第3レンズ34によって拡大結像し、合計2
回結像する。
【0036】なお、第1レンズ31、第2レンズ33お
よび第3レンズ34はすべて、ユニポテンシャルレンズ
またはアインツェルレンズとよばれる回転軸対称型のレ
ンズである。各レンズは、3枚電極の構成で、通常は外
側の2電極をゼロ電位とし、中央の電極に印加する電圧
で、レンズ作用を行わせて制御する。また、中間の結像
点には、フィールドアパーチャ32が配置されている
が、このフィールドアパーチャ32は光学顕微鏡の視野
絞りと同様に、視野を必要範囲に制限している。それと
同時に、電子ビームの場合、装置内に散乱する余計な電
子を、後段の第2レンズ33および第3レンズ34と共
に遮断して、検出器35のチャージアップや汚染を防い
でいる。なお、撮影倍率は、この第2レンズ33および
第3レンズ34のレンズ条件(焦点距離)を変えること
で設定される。
【0037】二次ビームは、第2レンズ33および第3
レンズ34を通過して検出器35の検出面に結像する。
二次ビームは、MCP44に入射し、その電流量をMC
P44内で増幅しながら、蛍光板45に衝突する。蛍光
板45では、電子を光学像に変換し、光学像は、FOP
46を通過して、CCDカメラ47で撮像される。この
とき、蛍光板45での画像サイズとCCDカメラ47の
撮像サイズとを合わせるために、FOP46で縮小して
投影する。
【0038】光学像は、CCDカメラ47のTDIアレ
イCCDセンサにより光電変換され、TDIアレイCC
Dセンサには、信号電荷が蓄積される。コントロールユ
ニット36は、TDIアレイCCDセンサから画像情報
をシリアルに読み出し、CPU37へ出力する。CPU
37は、画像情報をメモリ42に転送する。次に、本実
施形態の特徴点である焦点調節の動作について説明す
る。
【0039】Zセンサ41は、CPU37からの高さ検
出開始信号に従って、一次ビームの照射領域の中心付近
の高さ変動を検出する。図4に示すように、発光素子5
0から照射される光は、コリメータレンズ51により平
行光束に直され、試料27の一次ビーム照射領域の中心
付近に照射される。試料面上で反射した光は、レンズ5
2により集光され、2分割ディテクタ53によって受光
される。このとき、例えば、試料面がAの位置にあると
きを基準位置(合焦している状態)と考える。この状態
のとき、試料面上の点aで反射した光は2分割ディテク
タ53の中央付近で受光される(図5(1)(A))。した
がって、2分割ディテクタ53の差動信号は、図5
(2)に示すようにほぼ0になる。
【0040】次に、試料面の高さが、基準位置Aより上
側にΔZ変動してBの位置になったとする。光は点bで
反射して左方向にΔDだけずれてレンズ52に入射し、
2分割ディテクタ53で受光される。このとき、光は、
図5(1)(B)に示されるように、受光領域が右側にずれ
て受光される。また、試料が下側にΔZ変動してCの位
置になると、光は点cで反射して右方向にΔDだけずれ
てレンズ52に入射し、2分割ディテクタ53で受光さ
れる。このとき、光は、図5(1)(C)に示されるよう
に、受光領域が左側にずれて受光される。
【0041】2分割ディテクタ53の差動信号は、図5
(2)に示されるように、試料面の位置がBのときは負
の出力、Cのときは正の出力になる。このように試料が
Aの位置にあるときを0として基準にとり、ΔZに応じ
たフォーカス信号が出力される。フォーカス信号は、A
/D変換部(不図示)によりデジタル信号に変換され、
CPU37に入力される。CPU37は、フォーカス信
号に応じて焦点制御するが、どのレンズを、どんな励磁
電圧値に制御するかは、結像条件と収差の計算により最
適な値が制御テーブルとして予め与えられている。な
お、この時、撮影倍率は変わらないようにレンズ条件を
設定する。この焦点調節動作を図6を参照して説明す
る。
【0042】図6(A)は、図4の試料面がAの位置に
ある状態に対応し、図6(B)は試料面がBの位置にあ
る状態に対応し、図6(C)は試料面がCの位置にある
状態に対応している。
【0043】図6(B)では、試料面とカソードレンズ
28間(WD)がΔZ分小さくなっている。そこで、カ
ソードレンズ28および第1レンズ31の2つのレンズ
の焦点距離を小さくすることにより焦点調節を行う。焦
点距離を小さくするには、レンズに印加する電圧の絶対
値を大きくする。例えば、印加する電圧値が+3kVな
らば+4kVに、−3kVなら−4kVのように変更す
る。このとき、両レンズに印加する電圧値は、撮影倍率
を一定にする(すなわち、フィールドアパーチャ32上
に結像する際のビームが、第1レンズ31に対して張る
角度を一定角度にする)条件を満たすレンズ電圧値に設
定する。
【0044】また、図6(C)では、WDがΔZ分大き
くなっている。そこで、カソードレンズ28および第1
レンズ31に印加する電圧の絶対値を小さくし、2つの
レンズの焦点距離を大きくすることにより焦点調節を行
う。その際、2つのレンズ電圧値は、撮影倍率を一定に
する条件を満たすレンズ電圧値に設定する。以上の焦点
調節動作が完了すると、前述したように電子ビームを照
射して試料画像を検出する。
【0045】(第1の実施形態の効果)このように、第
1の実施形態の検査装置では、Zセンサ41によって試
料の高さ変動を検出し、その変動に応じてカソードレン
ズ28および第1レンズ31の焦点距離を調節すること
で、撮影倍率を一定に保ったまま二次ビームをフィール
ドアパーチャ32上に結像させることができる。これに
より、試料に反りやひずみが存在しても、画像検出前に
焦点調節を実行することができ、鮮明な画像を取得する
ことができる。
【0046】(第2の実施形態)第1の実施形態では、
ビーム照射領域と高さ変動の検出箇所とが一致していた
が、本実施形態ではビーム照射領域と高さ変動の検出箇
所とが一致しない検査装置について説明する。
【0047】図8は、第2の実施形態の全体構成図であ
る。第2の実施形態の構成上の特徴点は、Zセンサ41
a、41b、CPU37aである。その他の構成要素に
ついては、図1と同じ参照番号を付与して示し、ここで
の説明は省略する。なお、第2の実施形態は、請求項1
〜4、6、7に対応する。図9はZセンサ41a、41
bを説明する図である。図9に示されるように、Zセン
サ41aは、発光素子50aとその光軸上にコリメータ
レンズ51a、スリット54a、ナイフエッジ55a、
ビームスプリッタ56aが配置される。
【0048】ビームスプリッタ56a直下には、レンズ
57aが配置される。また、ビームスプリッタ56a直
上には、2分割ディテクタ53aが配置される。Zセン
サ41bは、Zセンサ41aと同様の構成を有してお
り、2つのZセンサ41a、41bは、電子ビームを挟
む位置に配置される。なお、本発明と第2の実施形態と
の対応関係は、上述した対応関係と併せて、高さ検出手
段はZセンサ41a、41bおよびCPU37aの内部
メモリに対応し、焦点制御手段はCPU37aおよびレ
ンズ制御部39に対応し、発光手段は発光素子50a、
50bに対応し、遮光手段はナイフエッジ55a、55
bに対応し、ハーフミラーはビームスプリッタ56a、
56bに対応し、集光レンズはレンズ57a、57bに
対応し、受光手段は2分割ディテクタ53a、53bに
対応する。
【0049】次に、Zセンサの動作について図9、図1
0を参照して説明する。Zセンサ41aは、電子ビーム
の照射領域とは異なる箇所Aについて高さ変動を検出す
る。まず、発光素子50aから照射される光は、コリメ
ータレンズ51aを介してコリメートされる。スリット
54aは、平行光束の一部分を透過し、その透過光は、
ナイフエッジ55aにより瞳の片側の光束だけに制限さ
れ、部分光に成形される。
【0050】部分光は、ビームスプリッタ56aの反射
面で反射し、レンズ57aにより集光されて試料面に照
射される。試料面で反射した光は、レンズ57a、ビー
ムスプリッタ56aを透過して、2分割ディテクタ53
aで受光される。このとき、例えば、試料面がAの位置
にあるときを基準位置(合焦している状態)と考える。
この状態のとき、試料面の位置Aで反射した光は、2分
割ディテクタ53aの中央付近で受光される(図1
0)。したがって、2分割ディテクタ53aの差動信号
はほぼ0になる。
【0051】次に、試料面の高さが、基準位置AよりΔ
Z上側に変動してBの位置になったとする。光は試料面
の位置Bで反射し、レンズ57aおよびビームスプリッ
タ56aを介して2分割ディテクタ53aで受光され
る。このとき、光の集束する位置が、2分割ディテクタ
53aより後側になるため、光の受光領域が右側に広が
る。したがって、2分割ディテクタ53aの差動信号は
負の出力になる。また、試料面がΔZ下側に変動してC
の位置にあるときは、光の集束する位置が2分割ディテ
クタ53aより前側になるため、光の受光領域が左側に
広がる。したがって、2分割ディテクタ53aの差動信
号は正になる。このように試料がAの位置にあるときを
0として基準にとり、ΔZに応じたフォーカス信号が出
力される。
【0052】しかしながら、高さ変動の検出箇所と電子
ビーム照射領域とは異なっている。そこで、Zセンサ4
1a、41bを用いて予測制御を行う。具体的には、例
えば、図9に示すように、方向にステージ26が駆動
しているとする。このとき、CPU37aはZセンサ4
1aを選択し、Zセンサ41aに高さ検出開始信号を出
力する。
【0053】まず、前述したように、Zセンサ41a
は、例えば高さ変動の検出箇所Aにおいて、高さ変動Δ
Zに基づいたフォーカス信号を求める。フォーカス信号
は、A/D変換され、CPU37aに入力される。CP
U37aは、予め用意されている制御テーブルから、フ
ォーカス信号に基づいて制御対象のレンズおよびそのレ
ンズに印加する励磁電圧値(以下、「焦点制御量」とい
う)を読み取る。
【0054】CPU37aは、焦点制御量をCPU37
aの内部メモリに格納する。このとき、CPU37a
は、検出箇所Aの試料上における位置座標を、レーザ干
渉計ユニット43からの位置情報に基づいて算出し、そ
の位置座標に対応するメモリアドレスに格納する。すな
わち、試料のどの位置の焦点制御量かが分かるようにな
っている。
【0055】ステージ26が移動して、先程高さ変動を
検出した箇所Aに電子ビームを照射することになると、
CPU37aは内部メモリからその位置における焦点制
御量を読み出す。そして、前述したように、カソードレ
ンズ28および第1レンズ31の焦点距離を変更して焦
点調節を行う。このように、ステージが移動する毎に、
Zセンサ41aによって先行して試料の高さ変動が検出
され、高さ変動の検出箇所の焦点制御量が内部メモリに
格納されていく。そして、電子ビームを照射する際は、
内部メモリからビーム照射領域の焦点制御量を読み出
し、焦点調節を行った後、ビームを照射して試料画像を
取得する。
【0056】一方、ビーム照射領域が試料27の端点ま
でくると、今度は折り返されて方向にステージが駆動
される。CPU37aは、Zセンサ41bに高さ検出開
始信号を出力し、今度はZセンサ41bが先行して高さ
変動を検出する。以下、これを繰り返して試料全面を走
査しながら焦点調節を行う。 (第2の実施形態の効果等)このように第2の実施形態
では、Zセンサ41a、41bを切り替えることにより
ステージ26が双方向に駆動しても、電子ビーム照射よ
りも常に先行して焦点制御量を獲得することができ、常
時焦点調節を実行することができる。
【0057】また、本実施形態のZセンサは、斜入射式
ではなく、TTL検出方式を採用したため、Zセンサの
占めるスペースを小さくすることができる。なお、上述
の第1、第2の実施形態では、焦点制御量を求める際に
制御テーブルを用いたが、それに限定されず、CPUが
逐一算出してもよい。
【0058】また、電子レンズ、ニューメニカルアパー
チャ、フィールドアパーチャの配置位置および配置数
は、本実施形態の構成に限定されるものではない。ま
た、カソードレンズ28、第1レンズ31の2つの電子
レンズにより焦点調節を行ったが、3つ以上の電子レン
ズを用いて焦点調節してもよい。また、第2レンズ3
3、第3レンズ34を利用して焦点調節しても構わな
い。
【0059】また、第1の実施形態では、Zセンサ41
をチャンバー23内に配置しているが、機構的に余裕が
あれば、チャンバー23に窓を設けて、外部に配置した
Zセンサ41から斜入射で光を入れ、反射光はもう一方
の窓から取り出す構造にしてもよい。また、第2の実施
形態では、Zセンサによる高さ変動の検出と電子ビーム
による画像検出とを並行して行ったが、それに限定され
ず、電子ビームによる画像検出前に、試料全面に対して
高さ変動の検出を行い、試料全面の焦点制御量マップを
予め作成してもよい。また、例えば、このとき電子ビー
ム軸に隣接する位置に光学顕微鏡を配置して、この光学
顕微鏡によって試料の高さ変動を検出してもよい。ま
た、高さ変動の検出は、まず大まかに試料の数箇所につ
いて高さ変動を検出し、それ以外のデータ空白箇所につ
いては補間処理で補ってもよい。
【0060】
【発明の効果】請求項1、5〜7に記載の検査装置で
は、試料の高さに応じて電子光学系の焦点距離を調節し
ているため、試料に歪みや反りが存在しても的確かつ迅
速に焦点を合わせを実行することができ、鮮明な試料画
像を取得することができる。請求項2に記載の検査装置
では、2つ以上の電子レンズの焦点距離を変化させて焦
点合わせを行っているため、焦点調節を実行しても撮影
倍率を一定不変にすることができる。
【0061】請求項3に記載の検査装置では、第1のア
パーチャを設けることにより、不要な散乱電子が電子検
出手段に到達することを防ぎ、チャージアップや汚染、
誤検出を防止することができる。請求項4に記載の検査
装置では、第2のアパーチャを設けることにより、後段
に配置される電子レンズの収差を抑制することができ
る。これにより焦点調節を行った際に、より一層鮮明な
画像を取得することができる。
【0062】このように本発明を適用した検査装置で
は、試料の反りや歪みに対しても的確に焦点合わせを実
行することが可能となり、常時鮮明な画像を検出するこ
とができ、検査の信頼性向上を果たすことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施形態の全体構成図である。
【図2】一次ビームの軌道を示す図である。
【図3】二次ビームの軌道を示す図である。
【図4】Zセンサを説明する図(1)である。
【図5】Zセンサを説明する図(2)である。
【図6】焦点調節動作を説明する図である。
【図7】ウィーンフィルタを説明する図である。
【図8】第2の実施形態の全体構成図である。
【図9】Zセンサを説明する図(3)である。
【図10】Zセンサを説明する図(4)である。
【図11】電子ビームを一括照射する検査装置の構成図
である。
【符号の説明】
21 一次コラム 22 二次コラム 23 チャンバー 24 電子銃 25 一次光学系 26 ステージ 27 試料 28 カソードレンズ 29 ウィーンフィルタ 30 ニューメニカルアパーチャ 31 第1レンズ 32 フィールドアパーチャ 33 第2レンズ 34 第3レンズ 35 検出器 36 コントロールユニット 37、37a CPU 38、39 レンズ制御ユニット 40 ステージ駆動機構 41、41a、41b Zセンサ 42 メモリ 43 レーザ干渉計ユニット 44 MCP 45 蛍光板 46 CCDカメラ 50、50a、50b 発光素子 51、51a、51b コリメータレンズ 52、57a、57b レンズ 53、53a、53b 2分割ディテクタ 54a、54b スリット 55a、55b ナイフエッジ 56a、56b ビームスプリッタ

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 試料面上に電子ビームを照射する照射手
    段と、 前記電子ビームの照射により、前記試料から発生する二
    次電子、反射電子、または後方散乱電子の少なくとも一
    種を二次ビームとして検出し、前記試料を撮像する電子
    検出手段と、 前記電子検出手段と前記試料との間に配置され、前記電
    子検出手段の検出面に、前記二次ビームを結像させる写
    像電子光学系と、 前記試料の高さを検出する高さ検出手段と、 前記試料の高さに応じて前記写像電子光学系の焦点合わ
    せを行う焦点制御手段とを備えたことを特徴とする検査
    装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の検査装置において、 前記写像電子光学系は、複数の電子レンズから構成さ
    れ、 前記焦点制御手段は、 前記複数の電子レンズの少なくとも2つの電子レンズの
    焦点距離を調節することにより、前記試料の高さに応じ
    た焦点合わせを行うことを特徴とする検査装置。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の検査装置において、 前記電子検出手段と前記写像電子光学系との間に配置さ
    れ、電子像をマスクする第1のアパーチャと、 前記第1のアパーチャを透過した二次ビームを、前記電
    子検出手段の検出面に結像させる写像電子レンズとを備
    え、 前記写像電子光学系は、前記試料から発生する二次ビー
    ムを、前記第1のアパーチャに結像させることを特徴と
    する検査装置。
  4. 【請求項4】 請求項2または請求項3に記載の検査装
    置において、 前記写像電子光学系は、カソードレンズを有し、 該カソードレンズの焦点位置に、前記二次ビーム量を制
    限する第2のアパーチャが配置されることを特徴とする
    検査装置。
  5. 【請求項5】 請求項1ないし請求項4のいずれか1項
    に記載の検査装置において、 前記高さ検出手段は、 前記試料面に斜めに光を照射する発光手段と、 前記発光手段から照射された光が前記試料面で反射した
    反射光を、受光面で受光する受光手段とを備えて構成さ
    れ、該受光面における反射光のスポット位置に基づい
    て、前記試料の高さを検出することを特徴とする検査装
    置。
  6. 【請求項6】 請求項1ないし請求項4のいずれか1項
    に記載の検査装置において、 前記高さ検出手段は、 発光手段と、 前記発光手段から照射される光を部分的に遮光し、光束
    の一部が遮られた部分光を形成する遮光手段と、 前記部分光を反射することにより、該部分光の光路を前
    記試料面の垂直方向に向けるハーフミラーと、 前記ハーフミラーを反射した部分光を集光する集光レン
    ズと、 前記集光レンズにより集光された部分光が前記試料面で
    反射し、その反射光を、前記集光レンズおよびハーフミ
    ラーを介して受光面で受光する受光手段とを備えて構成
    され、該受光面における反射光のスポット位置に基づい
    て、前記試料の高さを検出することを特徴とする検査装
    置。
  7. 【請求項7】 請求項5または請求項6に記載の検査装
    置において、 前記高さ検出手段は、前記試料の高さを先行して検出
    し、検出された試料の高さを記憶し、 前記焦点制御手段は、 前記電子ビームが試料面上に照射されると、その照射領
    域における試料の高さを前記高さ検出手段から読み出
    し、その試料の高さに基づいて前記写像電子光学系の焦
    点距離を調節することを特徴とする検査装置。
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