JPH11135046A - 電子顕微鏡 - Google Patents

電子顕微鏡

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JPH11135046A
JPH11135046A JP9298410A JP29841097A JPH11135046A JP H11135046 A JPH11135046 A JP H11135046A JP 9298410 A JP9298410 A JP 9298410A JP 29841097 A JP29841097 A JP 29841097A JP H11135046 A JPH11135046 A JP H11135046A
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JP
Japan
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irradiation
electron beam
lens
sample
electron
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Application number
JP9298410A
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English (en)
Inventor
Isao Nagaoki
功 長沖
Hiroyuki Kobayashi
弘幸 小林
Takafumi Yotsutsuji
貴文 四辻
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Hitachi Instruments Engineering Co Ltd
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Instruments Engineering Co Ltd
Hitachi Ltd
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Publication date
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    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01NINVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
    • G01N23/00Investigating or analysing materials by the use of wave or particle radiation, e.g. X-rays or neutrons, not covered by groups G01N3/00 – G01N17/00, G01N21/00 or G01N22/00
    • G01N23/02Investigating or analysing materials by the use of wave or particle radiation, e.g. X-rays or neutrons, not covered by groups G01N3/00 – G01N17/00, G01N21/00 or G01N22/00 by transmitting the radiation through the material
    • G01N23/04Investigating or analysing materials by the use of wave or particle radiation, e.g. X-rays or neutrons, not covered by groups G01N3/00 – G01N17/00, G01N21/00 or G01N22/00 by transmitting the radiation through the material and forming images of the material
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01JELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
    • H01J37/00Discharge tubes with provision for introducing objects or material to be exposed to the discharge, e.g. for the purpose of examination or processing thereof
    • H01J37/26Electron or ion microscopes; Electron or ion diffraction tubes

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 像観察又は撮影に必要な試料領域だけに必要
なビーム電流で電子線照射を行い、余分な電子線照射に
よる試料ダメージを低減することのできる透過型電子顕
微鏡を提供する。 【解決手段】 少なくとも2段の照射レンズと電子線絞
りを含む照射レンズ系の各レンズの励磁電流と試料の照
射電子線密度、試料面上での電子線照射領域の大きさの
関係をテーブルや数式の形で記憶しておき、例えば照射
電子密度が一定となる条件で拡大倍率を変えたいとき、
前記関係から照射レンズ系の各レンズの励磁条件を探索
して設定する。また、試料面64上で電子線照射された
領域の軌跡65を表示装置に表示する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子顕微鏡に関
し、特に透過型電子顕微鏡において照射電子線による試
料ダメージを低減するための照射レンズ系の電子光学条
件の制御方法及び表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】透過型電子顕微鏡は、試料を透過した電
子を結像させて試料の内部構造を見たり、回折波を用い
て格子像を観察することのできる装置である。最近で
は、蛋白質、DNA、RNAなどの生体関連物質の構造
解析にも透過型電子顕微鏡が利用されている。
【0003】従来、透過型電子顕微鏡によって試料の拡
大像を観察する時、観察又は撮影に適した拡大像の明る
さを得るため、通常の2段照射レンズの場合、試料の近
くに位置する方の第2照射レンズのレンズ電流を変化さ
せて適正な明るさを設定していた。あるいは、高電圧制
御部のバイアス電圧を変化させ、ビーム電流を増減する
ことで拡大像の明るさ調整を行っていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述の前者の方法で
は、拡大像の明るさを変化させると試料面上を照射する
電子線の照射領域(面積)が変化し、観察又は撮影時に
必要な試料面上での領域以外の部分(領域)に、余分な
電子線を照射することになり、観察又は撮影に不要な領
域までもが試料ダメージを受ける可能性があった。これ
は、一旦観察又は撮影した領域以外の領域までもが電子
線照射によるダメージのために、次に観察又は撮影でき
なくなることにつながる。即ち、観察又は撮影できる領
域が狭くなり、場合によっては頻繁な試料交換を必要と
し、検鏡効率が著しく悪化していた。
【0005】後者の方法では、試料面上での電子線照射
領域はそれほど変化しないものの、高電圧回路の容量の
問題もあり、数十μA以上のビーム電流を出力すること
ができないため、拡大像の明るさを増すにも限界があっ
た。また、バイアス電圧を下げ過ぎると、ビーム電流は
増加するもののフィラメントの不飽和像が現れ、拡大像
に明るさムラを発生させるので、ビーム電流変化による
明るさ変化の可変範囲が狭くあまり実用的ではなかっ
た。
【0006】本発明の目的は、上述のような問題を解決
し、像観察又は撮影に必要な試料領域だけに必要なビー
ム電流で電子線照射を行い、余分な電子線照射による試
料ダメージを低減することのできる透過型電子顕微鏡を
提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、少なくとも2
段の照射レンズと電子線絞りを含む照射レンズ系の各レ
ンズの励磁電流と試料の照射電子線密度、試料面上での
電子線照射領域の大きさの関係をテーブルや数式の形で
記憶しておき、例えば照射電子密度が一定となる条件で
拡大倍率を変えたいとき、試料像の明るさが一定となる
条件で拡大倍率を変えたいとき、前記関係から照射レン
ズ系の各レンズの励磁条件を探索して設定する機能を備
えることで前記目的を達成する。また本発明は、試料面
上で電子線照射された領域の軌跡を表示装置に表示する
ことで、試料上の観察領域、例えば電子線による試料ダ
メージの全くない領域を効率的に選択可能とすることで
前記目的を達成する。
【0008】すなわち、本発明は、電子線源と、少なく
とも2段の照射レンズと、電子線源から放出された電子
線の一部を遮蔽することのできる絞りと、照射レンズを
制御するレンズ制御手段とを有し、照射レンズによって
集束され絞りによって制限された電子線を試料に照射す
る電子顕微鏡において、照射レンズ制御手段は、試料上
の電子線照射領域の大きさを略一定としたままで照射電
子線密度を可変する機能を有することを特徴とする。
【0009】また、本発明は、電子線源と、少なくとも
2段の照射レンズと、電子線源から放出された電子線の
一部を遮蔽することのできる絞りと、照射レンズを制御
するレンズ制御手段とを有し、照射レンズによって集束
され絞りによって制限された電子線を試料に照射する電
子顕微鏡において、レンズ制御手段は、電子顕微鏡の拡
大倍率に連動して電子線照射領域の大きさを倍率毎に切
り替える機能、及び試料上の電子線照射領域の大きさを
略一定としたままで照射電子線密度を可変する機能を有
することを特徴とする。
【0010】前記レンズ制御手段は、拡大像の像取得領
域、すなわち拡大像を観察・記録・表示する領域(典型
的には、顕微鏡付属のTVカメラで像を取り込むことの
可能な領域)を拡大倍率により試料面上に換算し、換算
した領域が電子線照射領域となるように制御する機能を
有するのが好ましい。また、本発明は、電子線源と、少
なくとも2段の照射レンズと、電子線源から放出された
電子線の一部を遮蔽することのできる絞りと、照射レン
ズを制御するレンズ制御手段とを有し、照射レンズによ
って集束され絞りによって制限された電子線を試料に照
射する電子顕微鏡において、照射レンズ制御手段は、試
料を照射する電子線密度を略一定としたままで照射電子
線領域の大きさを可変する機能を有することを特徴とす
る。
【0011】前記照射レンズ制御手段は、電子顕微鏡の
拡大倍率と連動して前記略一定とする照射電子線密度の
値を倍率毎に切り替える機能を有するのが好ましい。本
発明の電子顕微鏡は、照射電子線密度を設定するための
入力手段、あるいは電子線照射領域の大きさを設定する
ための入力手段を備える。また、本発明は、照射レンズ
と試料微動装置とを有し、照射レンズによって集束され
た電子線を試料面上に照射する電子顕微鏡において、電
子線の照射領域の情報と試料微動装置による試料位置情
報に基づいて、試料面上で電子線照射された領域を表示
する機能を有することを特徴とする。
【0012】また、本発明は、照射レンズと試料微動装
置とを有し、照射レンズによって集束された電子線を試
料面上に照射する電子顕微鏡において、電子線の照射領
域、照射電子線密度、照射時間及び試料微動装置による
試料位置情報に基づいて、試料面上で電子線照射された
領域を照射電子線量に応じて表示状態、例えば輝度(階
調)あるいは表示色を変化させて表示する機能を有する
こと特徴する。
【0013】電子顕微鏡の拡大像を撮像する手段と、撮
像した画像を表示する手段とを備え、撮像された試料の
拡大像に試料面上で電子線照射された領域の表示を重ね
て表示することもできる。次に、本発明の電子顕微鏡の
動作の一例について説明する。まず、拡大像の明るさ即
ち照射電子線密度を入力する手段より、その変化情報を
制御部が読み込む。現在の照射電子線密度から変化情報
により演算機能を用いて導出した設定すべき照射電子線
密度と、現在の電子線照射領域から、予め記憶されてい
る電子線照射領域が一定となる第1、第2照射レンズ電
流の組み合わせデータの中から相当する組み合わせデー
タを検索する。設定すべき照射電子線密度に対する第
1、第2照射レンズの組み合わせデータが存在しない場
合は、近傍の照射電子線密度に対する組み合わせデータ
より補間演算を行い設定すべき第1、第2照射レンズ電
流を導出する。
【0014】または、照射電子線密度と電子線照射領域
の大きさの入力データより、演算によって第1照射レン
ズ39の電流値及び第2照射レンズ40の電流値を算出
する。照射レンズ系の一例を図示した図10を用いて、
この演算方法の概略を説明する。電子銃1より発生した
電子線量をI1、第1照射レンズ固定絞り51の半径を
1、照射レンズ絞り47の半径をR2、照射レンズ絞り
47の面での電子線の半径をR、試料面上の電子線照射
領域の半径をR3、第1照射レンズ39の焦点距離をf
とする。図10に示した照射レンズ系では、照射レンズ
絞り47で遮蔽する電子線量を調整して照射電子線密度
を制御する。図10に示した寸法A1,R1,R2,L1
2の値は電子顕微鏡の構造上一定である。また照射レ
ンズ系の使用方法上、R>R2、L1>B1となってい
る。
【0015】試料42の表面上での照射面積をSとする
と、次の〔数1〕が成立する。
【数1】S=πR3 2
【0016】試料面上での電子線量をI2とした時、試
料面上での照射電子線密度jは、次の〔数2〕で表され
る。
【数2】
【0017】〔数2〕より、試料面上での電子線量I2
は、次の〔数3〕で表される。
【数3】I2=jπR3 2
【0018】また試料面上での電子線量I2は、クロス
オーバ48での電子線量I1と照射レンズ絞り47の半
径R2、照射レンズ絞り47の面での電子線の半径Rか
ら次の〔数4〕で表される。
【数4】
【0019】〔数4〕を変形すると、次の〔数5〕が得
られる。
【数5】
【0020】この〔数5〕に前記〔数3〕を代入する
と、次の〔数6〕が得られる。
【数6】
【0021】次に、Rと第1照射レンズ39の電流値の
関係を算出する。第1照射レンズ39の焦点距離fは、
レンズ電流をi、Cを定数とするとき、次の近似式〔数
7〕で表される。
【数7】
【0022】電子光学の式より、次の〔数8〕の関係式
が成立する。
【数8】
【0023】ここで、A1≫B1のとき、次の〔数9〕が
成り立つ。
【数9】B1≒f
【0024】図10より、次の〔数10〕が算出され
る。
【数10】
【0025】この〔数10〕より、第1照射レンズ39
の焦点距離fは、次の〔数11〕で表すことができる。
【数11】
【0026】この〔数11〕に〔数7〕を代入して、第
1照射レンズ39のレンズ電流値iは次の〔数12〕と
なる。
【数12】
【0027】〔数12〕に前記〔数6〕を代入すると、
次の〔数13〕が得られる。
【数13】
【0028】この〔数13〕より、試料面上での照射電
子線密度jと電子線照射領域の半径R3を入力すると、
第1照射レンズの電流値iを計算することができる。次
に、第2照射レンズ40の電流値i′を算出する。電子
光学の式〔数8〕を用いてA2、B2及び第2照射レンズ
40の焦点距離f′の間の関係は次の〔数14〕で表さ
れる。
【数14】
【0029】また、図10より次の〔数15〕及び〔数
16〕が成立する。
【数15】A2=L1−f
【数16】
【0030】B2は、次の〔数17〕で表される。
【数17】
【0031】前記〔数7〕より、第2照射レンズ40の
焦点距離f′とレンズ電流i′は、Dを定数として、次
の〔数18〕となる。
【数18】
【0032】前記〔数14〕に前記〔数15〕、〔数1
7〕、〔数18〕を代入すると、次の〔数19〕が得ら
れる。
【数19】
【0033】この〔数19〕に前記〔数7〕を代入する
と、次の〔数20〕が得られる。
【数20】
【0034】この〔数20〕に第1照射レンズ電流i
と、電子線照射領域の半径R3を入力すると第2照射レ
ンズ電流i′を算出することができる。このようにし
て、前記〔数13〕及び〔数20〕を用いて、これらの
関係式に試料面上での照射電子線密度jと電子線照射領
域の半径R3を入力することにより、その照射電子線密
度jと電子線照射領域(半径R3)を実現するための第
1照射レンズ電流i及び第2照射レンズ電流i′を計算
によって求めることができる。
【0035】あるいは、ある照射電子線密度jと電子線
照射領域の半径R3を実現するための第1照射レンズ電
流i及び第2照射レンズ電流i′の条件は、実験的に求
めることもできる。図2は、透過型電子顕微鏡の照射レ
ンズ系の電子光学特性を示す図であり、照射電子線の照
射領域の直径300μm、100μm、50μm、10
μmをパラメータとして実験的に求めた照射電子線密度
と第1照射レンズ及び第2照射レンズの励磁強度の関係
の一例を示している。横軸は照射電子線密度である。縦
軸はレンズの励磁強度であり、レンズ電流をI、コイル
のターン数をN、相対論的補正をした加速電圧をEとす
るとき、I・N・E-1/2で表される。図には、直径300
μm、100μm、50μm、10μmの各照射領域に
ついて、曲線C1と曲線C2が対になって示されている
が、C1として示されている曲線は第1照射レンズに対
応し、C2として示されている曲線は第2照射レンズに
対応する。
【0036】例えば、図2から直径300μmの電子線
照射領域で、ある照射電子線密度Pを実現するための第
1照射レンズ電流と第2照射レンズ電流を求めるには次
のようにする。図示するように、照射領域300μmに
対する曲線対C1,C2から照射電子線密度Pのときの
第1照射レンズの励磁強度S1と第2照射レンズの励磁
強度S2を求める。レンズの励磁強度の値が分かれば、
それが関係式I・N・E-1/2で表されることから、第1照
射レンズのレンズ電流I1と第1照射レンズのレンズ電
流I2を次式〔数21〕から求めることができる。ただ
し、N1は第1照射レンズのコイルのターン数、N2は第
2照射レンズのコイルのターン数である。
【0037】
【数21】 上記のように計算、あるいは実験データから照射レンズ
系の各レンズ電流値が決定したら各レンズの制御部DA
Cにデータとして書き込む。制御部DACの内容は、各
レンズ電流の電源を介して各レンズのレンズ電流として
出力される。
【0038】また、本発明では、この時の試料位置情報
を制御部が読み込み、現在の試料位置を中心に電子線照
射した領域をCRT等の表示装置にグラフィック表示す
る。電子線照射された状態で試料微動装置によって試料
位置を変えると、電子線照射された領域の表示も試料位
置の変化とともに移動していくが、移動前の領域も表示
したまま重ねて表示していくようにすると既照射領域が
表示されることになる。さらに、試料位置とその位置で
の照射時間を計測することで電子線照射領域と照射電子
線密度を把握していれば、試料面上の既照射領域内での
照射電子線量分布を算出することができる。従って、照
射電子線量に応じて輝度(階調)や表示色を変化させて
表示することで、既照射領域内での照射電子線量分布を
一目で確認することができる。
【0039】次に、図3〜図6の照射レンズ系のレイダ
イアグラムを用いて、試料面上の電子線照射領域を一定
としたまま、照射電子線密度を変化させるための第1照
射レンズと第2照射レンズの動作について説明する。図
3〜図6は電子線のクロスオーバを形成する箇所及び数
が異なる電子光学条件ではあるが、どの条件を設定して
も照射領域一定のままで照射電子線密度を変化すること
ができるので、図3を用いて説明する。
【0040】図3の電子光学条件では、電子銃1で発生
したクロスオーバ48が第1照射レンズ39によりクロ
スオーバ49を形成する。クロスオーバ49を第2照射
レンズ40でクロスオーバ50に形成させ、試料面上の
照射領域46に照射させる。ここで第1照射レンズ39
を強励磁にするとレンズの縮小率が大きくなり、強励磁
にすればするほど電子線は一点鎖線45、実線44、破
線43と照射レンズ絞り47でカットされる電子線の量
が次第に多くなる。
【0041】照射レンズ絞り47の穴を通過した電子線
は、電子線照射領域46が同じ大きさになるように第2
照射レンズ40の励磁を調整すれば、カットされた分の
電子線量が減った照射電子線量となるので照射電子線密
度が小さくなる。このようにして第1、第2照射レンズ
の組み合わせで電子線照射領域を変化させずに照射電子
線密度を変化させることができる。
【0042】図3〜図6の電子光学条件について概説す
ると、図3は照射レンズ絞り47の上下に一つずつのク
ロスオーバ49,50を有する条件であり、照射領域の
大きさが小さいとき使いやすい。図4は照射レンズ絞り
47の上方に一つのクロスオーバ49を有する条件であ
り、広い視野を照射するとき都合がよい。図5は照射レ
ンズ絞り47の下方に一つのクロスオーバ50を有する
条件であり、照射領域の大きさが小さいときに使いやす
い。また、図6は照射レンズ絞り47の上下にクロスオ
ーバを有しない条件であり、広い視野を照射するとき都
合がよい。いずれの場合にも、第1照射レンズ39の励
磁強度を変えることによって照射電子線密度を調整し、
第2照射レンズ40の励磁強度を変えることによって電
子線照射領域の大きさを調整する。
【0043】本発明によると、像観察又は撮影に必要な
試料面上での領域だけに電子線を照射することができ
る。換言すれば、不要な電子線照射を試料に対して行わ
ないので電子線照射による試料ダメージを低減できる。
そして例えば、照射電子線密度を一定にしたまま電子線
照射領域の大きさを変化できるので、拡大像の明るさが
変わらないままで観察できる視野領域を変化させること
ができる。そのため高倍率像を一度に広い視野で像観察
できるようになり、観察性が向上する。
【0044】また、電子線照射した領域での照射電子線
量を視覚的に容易に認識できるので、像観察又は撮影し
たい視野の選択が容易にできる。これにより検鏡効率が
大幅に向上することができる。
【0045】
【発明の実施の態様】以下、本発明の実施の形態につい
て説明する。図1は本発明による透過型電子顕微鏡の構
成を示す模式図である。照射レンズ系のレンズ段数は問
わないが、ここでは一般的な2段の照射レンズ系を用い
た場合を例にとって説明する。
【0046】電子銃1から放出された電子線は、第1照
射レンズコイル2によって形成される第1照射レンズ及
び第2照射レンズコイル3によって形成される第2照射
レンズ及び対物レンズコイル4によって形成される対物
レンズを介して試料に照射される。試料を透過した電子
線は、第1中間レンズコイル5によって形成される第1
中間レンズ、第2中間レンズコイル6によって形成され
る第2中間レンズ、第1投射レンズコイル7によって形
成される第1投射レンズ、第2投射レンズコイル8によ
って形成される第2投射レンズを通って蛍光板等に結像
される。試料像はTVカメラ34によって撮像される。
TVカメラ34はTVカメラ制御部33によって制御さ
れ、撮影された試料像は画像記憶装置32に記憶され
る。また、試料の位置制御は、試料微動制御部30によ
って試料微動31を制御することによって行われる。
【0047】各レンズコイル2〜8は励磁電源9〜15
によって励磁され、各レンズの励磁強度はそれぞれの電
源に接続されているDAC16〜22の設定によって決
定される。装置全体の制御は、バスを介してDAC16
〜22、試料微動制御部30、画像記憶装置32に接続
されているマイクロプロセッサ23によって行われる。
バスには、装置運転条件や各種データ等を記憶した記憶
装置24、演算装置25、クロック26、表示装置とし
てのCRT35を制御するCRTコントローラ27、入
力手段としてのキーボード38、入力用ロータリーエン
コーダ36,37のI/F28,29も接続されてい
る。
【0048】倍率を入力する場合は、倍率切替用ロータ
リーエンコーダ36を回して発生したパルス波をI/F
28に入力して変換を行いデジタル信号にする。マイク
ロプロセッサ23はデジタル信号を、記憶装置24に予
め設定されている倍率表示データを参照して該当する倍
率の数値をCRTコントローラ27を用いてCRT35
上に表示させる。同時に、記憶装置24に予め記憶して
いる対物レンズ、第1中間レンズ、第2中間レンズ、第
1投射レンズ、第2投射レンズ(以下、結像レンズ系)
の倍率データを各DAC18〜22に出力して、結像レ
ンズ系のデータをアナログ信号に変換する。そして、各
DAC18〜22より励磁電源11〜15にアナログ信
号を出力して各結像レンズ系のレンズコイル4〜8に電
流を出力させる。
【0049】予め設定している電子線照射領域の大きさ
の中からキーボード38を用いて所望の電子線照射領域
を選択する。次に、拡大像の明るさ即ち照射電子線密度
を入力用ロータリーエンコーダ37で入力する。マイク
ロプロセッサ23は入力した照射電子線密度と電子線照
射領域より第1、第2照射レンズ電流値の組み合わせを
記憶装置24の中より検索する。設定された照射電子線
密度に対する第1、第2照射レンズの組み合わせデータ
が存在しない場合は、演算装置25を用いて近傍の照射
電子線密度に対する組み合わせデータより補間演算を行
い設定すべき第1、第2照射レンズ電流を導出する。ま
たは演算機能を用いて、前記〔数13〕及び〔数20〕
で表されるような、照射電子線密度と電子線照射領域と
第1、第2照射レンズ電流の関係式より各レンズ電流を
算出する。
【0050】各レンズ電流値が決定したら第1、第2照
射レンズのDAC16,17にデータとして書き込み、
第1、第2照射レンズ電流の励磁電源9,10を介して
第1、第2照射レンズコイル2,3に電流を出力する。
拡大像の明るさつまり照射電子線密度を変更する場合
は、再度入力用ロータリーエンコーダ37で照射電子線
密度を入力を行い、上記手段を用いて第1、第2照射レ
ンズコイル2,3に電流を出力して照射電子線密度を変
更する。
【0051】TVカメラ制御部33は、TVカメラ34
上に映し出される電子顕微鏡の拡大像をCRT35に画
像表示させる。また、画像記憶装置32に画像を記憶さ
せることも可能である。これらTVカメラ34上に映し
出される拡大像の領域と、倍率のデータから演算装置2
5を用いて試料面上の電子線照射領域を計算して、倍率
切替用ロータリーエンコーダ38で倍率の変更を行う。
TVカメラ34上に映し出される拡大像の領域と照射電
子線密度が一定で倍率に連動して電子線照射領域のみを
変化できる第1、第2照射レンズの組み合わせを検索し
て第1、第2照射レンズに電流を出力するモードも設定
できる。
【0052】次に、図7〜図9を用いて、本発明による
CRT35上での照射領域の軌跡表示モードについて説
明する。図7は、試料面上で電子線照射された領域の軌
跡表示モードを説明する図である。この表示モードは、
電子線照射領域の大きさの情報と試料微動31による試
料位置情報に基づいて、試料面上で電子線照射された領
域61を表示するようにしたものである。
【0053】図8は、試料面上で電子線照射された領域
の軌跡と各領域の照射電子線量を表示するモードの説明
図である。この表示モードでは、電子線照射領域の大き
さ、照射電子線密度、照射時間、及び試料微動装置から
得られる試料位置情報に基づいて、試料面上で電子線照
射された領域63を照射電子線量に応じて変化させて表
示する。照射電子線量は、その量に応じ表示輝度(階
調)又は表示色を変化させることで表示する。例えば図
8のCRT表示を見ると、63a〜63dの領域に他の
領域より多く電子線が照射されていることが一目で分か
る。
【0054】図9は、電子線照射された領域の軌跡を試
料像に重ねて表示するモードの説明図である。この表示
モードでは、試料の拡大像64に電子線照射された領域
65を重ねて表示する。予めTVカメラ制御部33を用
いてTVカメラ34で試料全体の像を取り込み、画像記
憶装置32にその拡大像を記憶させる。次に、CRTコ
ントローラ27に画像データを出力してCRT35上に
試料の全体像64を画像表示する。次に、試料微動31
から出力したパルス波を試料微動制御部30に入力して
試料位置のデータに変換する。演算装置25を用いて倍
率、試料位置、及び電子線照射領域のデータより、現在
照射している領域を試料全体の画像に重ねてCRT35
上に色情報でグラフィック表示する。次に、時間測定装
置26を用いて試料に照射している時間を計測する。演
算装置25を用いて、照射している時間と照射電子線密
度から照射電子線量を計算し、計算された照射電子線量
に応じて輝度(階調)または色を変化させて試料全体の
像に重ねて表示させる。このとき、電子線照射領域の表
示によって試料像が塗りつぶされないように、照射領域
の表示色は試料像の色と違えるのが好ましい。
【0055】マイクロプロセッサ23は、設定した時間
毎に試料位置のデータを試料微動制御部30から取り込
む。試料位置が変更した場合は、変更された試料位置の
データより電子線照射領域の表示位置を変更することに
より、CRT画像に試料面上での電子線照射領域の軌跡
65を表示させる。またCRT画像に照射電子線量に応
じて輝度(階調)または色情報により重ね表示を行う。
【0056】次に、照射電子線密度や電子線照射領域の
大きさを倍率等に合わせて変更する方法について説明す
る。まず、照射電子線密度を変更せず電子線照射領域の
大きさのみ変更する場合について説明する。マイクロプ
ロセッサ23は、入力用ロータリーエンコーダ37によ
り照射電子線密度の情報を得て、照射電子線密度が一定
となる第1、第2照射レンズの組み合わせを記憶装置2
4のデータ中より検索する。設定された照射電子線密度
に対する第1、第2照射レンズの組み合わせデータが存
在しない場合は、演算装置25を用いて近傍の照射電子
線密度に対する組み合わせデータより補間演算を行い、
設定すべき第1、第2照射レンズ電流を導出する。第
1、第2レンズ電流はDAC16,17に設定され、励
磁電源9,10は設定されたレンズ電流を第1、第2照
射レンズに出力する。マイクロプロセッサ23は、変更
された電子線照射領域と試料位置のデータより、CRT
35上に変更後の電子線照射領域をグラフィック表示す
る。
【0057】倍率毎に照射電子線密度一定で電子線照射
領域を切り替えるように制御する時は、演算装置25で
倍率に応じた電子線照射領域の大きさを計算して、同一
の照射電子線密度となる第1、第2照射レンズ電流の組
み合わせを記憶装置24中のデータから検索する。レン
ズ電流値が決定したら、第1、第2照射レンズのDAC
16,17にデータとして書き込み、第1、第2照射レ
ンズ電流の励磁電源9、10を介して第1、第2照射レ
ンズのレンズ電流として出力する。このとき電子線照射
領域の像は同様にCRT35上に表示される。
【0058】倍率毎に電子線照射領域の大きさ一定で、
蛍光板での電流値が一定になるように照射電子線密度を
切り替えるように制御する時は、演算装置25で倍率に
応じた照射電子線密度を計算して、同一の電子線照射領
域となる第1、第2照射レンズ電流の組み合わせを記憶
装置24に記憶されたデータの中から検索する。レンズ
電流値が決定したら第1、第2照射レンズのDAC1
6,17にデータとして書き込み、第1、第2照射レン
ズ電流の励磁電源9、10を介して第1、第2照射レン
ズのレンズ電流として出力する。このとき、電子線照射
領域と照射電子線密度は同様にCRT35上に表示され
る。
【0059】同様に、倍率毎に観察像の明るさが一定と
なるように電子線照射領域の大きさ及び照射電子線密度
を制御することも可能である。このときは、蛍光板での
電流値が一定になるように演算装置25で倍率に応じた
照射電子線密度を計算するとともに、演算装置25で倍
率に応じた電子線照射領域を計算し、両者の条件を満た
す第1、第2照射レンズ電流の組み合わせを記憶装置2
4に記憶されたデータの中から検索する。レンズ電流値
が決定したら第1、第2照射レンズのDAC16,17
にデータとして書き込み、第1、第2照射レンズ電流の
励磁電源9、10を介して第1、第2照射レンズのレン
ズ電流として出力する。このとき、電子線照射領域と照
射電子線密度は同様にCRT35上に表示される。
【0060】
【発明の効果】以上のように、本発明によると、電子顕
微鏡による試料ダメージを低減することができる。また
視野選択の効率を上げることができ、電子顕微鏡におけ
る観察性・操作性を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による透過型電子顕微鏡の構成を示す模
式図。
【図2】透過型電子顕微鏡の照射レンズ系の電子光学特
性を示す図。
【図3】照射レンズ系のレイダイアグラム。
【図4】照射レンズ系のレイダイアグラム。
【図5】照射レンズ系のレイダイアグラム。
【図6】照射レンズ系のレイダイアグラム。
【図7】試料面上で電子線照射された領域の軌跡表示モ
ードを説明する図。
【図8】試料面上で電子線照射された領域の軌跡と各領
域の照射電子線量を表示するモードの説明図。
【図9】電子線照射された領域の軌跡を試料像に重ねて
表示するモードの説明図。
【図10】照射レンズ系の一例のレイダイアグラム。
【符号の説明】
1…電子銃、2…第1照射レンズコイル、3…第2照射
レンズコイル、4…対物レンズコイル、5…第1中間レ
ンズコイル、6…第2中間レンズコイル、7…第1投射
レンズコイル、8…第2投射レンズコイル、9〜15…
励磁電源、16〜22…DAC、23…マイクロプロッ
セサ、24…記憶装置、25…演算装置、26…時間計
測装置、27…CRTコントローラ、28〜29…I/
F、30…試料微動制御部、31…試料微動、32…画
像記憶装置、33…TVカメラ制御部、34…TVカメ
ラ、35…CRT、36…倍率切替用ロータリーエンコ
ーダ、37…入力用ロータリーエンコーダ、38…キー
ボード、39…第1照射レンズ、40…第2照射レン
ズ、42…試料、43〜45…電子線、46…照射領
域、47…照射レンズ絞り、48〜50…クロスオー
バ、51…第1照射レンズ固定絞り、61,63,65
…電子線照射された領域、64…試料の拡大像
フロントページの続き (72)発明者 小林 弘幸 茨城県ひたちなか市大字市毛882番地 株 式会社日立製作所計測器事業部内 (72)発明者 四辻 貴文 茨城県ひたちなか市堀口字長久保832番地 2 日立計測エンジニアリング株式会社内

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電子線源と、少なくとも2段の照射レン
    ズと、前記電子線源から放出された電子線の一部を遮蔽
    することのできる絞りと、前記照射レンズを制御するレ
    ンズ制御手段とを有し、前記照射レンズによって集束さ
    れ前記絞りによって制限された電子線を試料に照射する
    電子顕微鏡において、 前記照射レンズ制御手段は、試料上の電子線照射領域の
    大きさを略一定としたままで照射電子線密度を可変する
    機能を有することを特徴とする電子顕微鏡。
  2. 【請求項2】 電子線源と、少なくとも2段の照射レン
    ズと、前記電子線源から放出された電子線の一部を遮蔽
    することのできる絞りと、前記照射レンズを制御するレ
    ンズ制御手段とを有し、前記照射レンズによって集束さ
    れ前記絞りによって制限された電子線を試料に照射する
    電子顕微鏡において、 前記レンズ制御手段は、電子顕微鏡の拡大倍率に連動し
    て前記電子線照射領域の大きさを倍率毎に切り替える機
    能、及び試料上の電子線照射領域の大きさを略一定とし
    たままで照射電子線密度を可変する機能を有することを
    特徴とする電子顕微鏡。
  3. 【請求項3】 前記レンズ制御手段は、拡大像の像取得
    領域を拡大倍率により試料面上に換算し、換算した領域
    が電子線照射領域となるように制御する機能を有するこ
    とを特徴とする請求項2記載の電子顕微鏡。
  4. 【請求項4】 電子線源と、少なくとも2段の照射レン
    ズと、前記電子線源から放出された電子線の一部を遮蔽
    することのできる絞りと、前記照射レンズを制御するレ
    ンズ制御手段とを有し、前記照射レンズによって集束さ
    れ前記絞りによって制限された電子線を試料に照射する
    電子顕微鏡において、 前記照射レンズ制御手段は、試料を照射する電子線密度
    を略一定としたままで照射電子線領域の大きさを可変す
    る機能を有することを特徴とする電子顕微鏡。
  5. 【請求項5】 前記照射レンズ制御手段は、電子顕微鏡
    の拡大倍率と連動して前記略一定とする照射電子線密度
    の値を倍率毎に切り替える機能を有することを特徴とす
    る請求項4記載の電子顕微鏡。
  6. 【請求項6】 前記照射電子線密度を設定するための入
    力手段を備えることを特徴とする請求項1記載の電子顕
    微鏡。
  7. 【請求項7】 前記電子線照射領域の大きさを設定する
    ための入力手段を備えることを特徴とする請求項1記載
    の電子顕微鏡。
  8. 【請求項8】 照射レンズと試料微動装置とを有し、前
    記照射レンズによって集束された電子線を試料面上に照
    射する電子顕微鏡において、 前記電子線の照射領域の情報と前記試料微動装置による
    試料位置情報に基づいて、試料面上で電子線照射された
    領域を表示する機能を有することを特徴とする電子顕微
    鏡。
  9. 【請求項9】 照射レンズと試料微動装置とを有し、前
    記照射レンズによって集束された電子線を試料面上に照
    射する電子顕微鏡において、 前記電子線の照射領域、照射電子線密度、照射時間及び
    前記試料微動装置による試料位置情報に基づいて、試料
    面上で電子線照射された領域を照射電子線量に応じて表
    示状態を変化させて表示する機能を有すること特徴する
    電子顕微鏡。
  10. 【請求項10】 電子顕微鏡の拡大像を撮像する手段
    と、撮像した画像を表示する手段とを備え、撮像された
    試料の拡大像に前記試料面上で電子線照射された領域の
    表示を重ねて表示することを特徴とする請求項8又は9
    記載の電子顕微鏡。
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