JPH1113501A - 内燃機関の吸排気弁制御装置および制御方法 - Google Patents

内燃機関の吸排気弁制御装置および制御方法

Info

Publication number
JPH1113501A
JPH1113501A JP16645297A JP16645297A JPH1113501A JP H1113501 A JPH1113501 A JP H1113501A JP 16645297 A JP16645297 A JP 16645297A JP 16645297 A JP16645297 A JP 16645297A JP H1113501 A JPH1113501 A JP H1113501A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
valve
speed
ramp
intake
internal combustion
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP16645297A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3996238B2 (ja
Inventor
Makoto Nakamura
信 中村
Seinosuke Hara
誠之助 原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Unisia Automotive Ltd
Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
Unisia Jecs Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nissan Motor Co Ltd, Unisia Jecs Corp filed Critical Nissan Motor Co Ltd
Priority to JP16645297A priority Critical patent/JP3996238B2/ja
Publication of JPH1113501A publication Critical patent/JPH1113501A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3996238B2 publication Critical patent/JP3996238B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/10Internal combustion engine [ICE] based vehicles
    • Y02T10/12Improving ICE efficiencies

Landscapes

  • Valve-Gear Or Valve Arrangements (AREA)
  • Valve Device For Special Equipments (AREA)
  • Output Control And Ontrol Of Special Type Engine (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 バルブリフト特性におけるランプ部R1,R
2のランプ速度を機関運転条件に応じた最適なものと
し、着座音低減やバルブクリアランスによるバルブ開閉
時期のばらつき低減等の両立を図る。 【解決手段】 機関と同期回転する駆動軸の外周に、気
筒毎に分割した円筒状カムシャフトが配設され、両者を
連動させる環状ディスクの偏心位置に応じてカムシャフ
トが不等速回転する。環状ディスクが同心位置にあれ
ば、カムシャフトは等速回転し、カムプロフィールに沿
ったバルブリフト特性(破線)が得られる。環状ディス
クの偏心位置では、カムシャフトと駆動軸との位相差に
より、バルブリフト特性が実線のようになる。このと
き、上り側ランプ速度は、同心時より大きくなり、下り
側ランプ速度は同心時より小さくなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、吸気弁もしくは
排気弁のバルブリフト特性を可変制御し得る可変動弁機
構を具備した内燃機関に関し、その吸排気弁制御装置お
よび制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】4サイクル内燃機関の吸気弁および排気
弁は、機関に同期して回転するカムによって直接もしく
はロッカアーム等を介して開閉駆動されるようになって
いるが、いずれの形式の場合でも、吸排気弁のバルブリ
フトの急激な立ち上がりや急激な着座を防止するため
に、カムプロフィールとしてカムリフト区間とベースサ
ークルとの境界部分に、緩やかな傾斜を有するランプ部
つまり緩衝部が設けられている。このランプ部は、カム
リフトが立ち上がるときの上り側ランプ部と、カムリフ
トの終了時つまり着座時の下り側ランプ部とに大別さ
れ、それぞれの期間の長さ、高さ、傾きつまりランプ速
度(リフト/カム回転角)等は、バルブクリアランス等
に応じて適宜に設定されている。
【0003】一方、内燃機関の吸排気弁の開閉時期を可
変制御する可変動弁機構は従来から種々の形式のものが
提案されており、一部で既に実用に供されている。例え
ば、カムシャフトと該カムシャフトを駆動するクランク
シャフトとの間の位相関係を相対的にずらすことによっ
て、吸気弁の開閉時期を同方向へ変化させるものや、異
なるカムプロフィールを有する2つのカムに従動する2
つのロッカアームを設け、吸気弁が実際に連動するロッ
カアームを選択的に切り換えることによって、バルブリ
フト特性を2種類に切り換えるようにした装置などが実
用されている。また、特開平6−185321号公報に
は、不等速軸継手の原理を応用して、円筒状カムシャフ
トを不等速回転させることでバルブリフト特性を連続的
に可変制御し得るようにした可変動弁機構が開示されて
いる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】実用されている内燃機
関の多くは、固定的な特性の動弁機構と組合わされてお
り、吸排気弁のバルブリフト曲線は、ランプ部の特性を
含めて常に一定である。そのため、ランプ部による着座
音の低減等の性能を必ずしも十分に得ることができな
い。例えば、動弁系から発生する耳障りな着座音を低減
するためには、下り側ランプ部のランプ速度を小さくす
ることが望ましいが、過度に下り側ランプ速度を小さく
すると、バルブクリアランスのばらつきに伴うバルブ閉
時期のばらつきが大きくなり、各気筒のトルクが不均一
になるので、結局、適当な妥協点に設定せざるを得ない
のである。
【0005】また、上述した可変動弁機構にあっても、
一般に、低速低負荷域でリフト量を小さく、高速高負荷
域でリフト量を大きくする程度の制御がなされているに
過ぎず、ランプ部の特性に着目した制御はなされていな
い。
【0006】本発明の目的は、可変動弁機構を備えた内
燃機関において、ランプ部の特性を機関運転条件に応じ
て一層最適に可変制御し、騒音や出力等の機関の性能を
最大限に確保することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明の請求項1に係る吸排気弁制御装置および
請求項11に係る吸気弁制御方法は、吸気弁もしく排気
弁のバルブリフト特性を制御信号により制御可能な可変
動弁機構を備え、バルブリフト特性の変化に伴ってバル
ブリフト曲線におけるランプ速度(ランプ部のリフト/
カム回転角)が変化する内燃機関において、機関の低速
低負荷域では下り側ランプ速度が比較的小さく、かつ高
負荷域または高速域では下り側ランプ速度が比較的大き
くなるようにバルブリフト特性を可変制御することを特
徴としている。
【0008】すなわち、アイドルを含む低速低負荷域で
は、機関の騒音は全体的に低く、その中で、動弁系の着
座音は、耳障りなものとなるが、この請求項1および請
求項11のように下り側ランプ速度が小さければ、吸排
気弁の着座が一層緩やかなものとなるので、その耳障り
な着座音が低減する。一方、機関の高負荷域あるいは高
速域では、機関の他の騒音が大きくなってくるので、着
座音は、それほど問題とならない。そして、この運転条
件で下り側ランプ速度を大きくすることにより、製造時
のばらつきや経時変化(各部の摩耗等)によるバルブク
リアランスのばらつきに対して、バルブ閉時期のばらつ
きが抑制され、高負荷域や高速域において重視されるト
ルクの気筒間ばらつきが小さなものとなる。
【0009】また請求項2あるいは請求項7の制御装置
あるいは制御方法は、機関の低速域では上り側ランプ速
度が比較的大きく、かつ高速域では上り側ランプ速度が
比較的小さくなるようにバルブリフト特性を可変制御す
ることを特徴としている。
【0010】すなわち、機関の高速域では、当然、カム
回転速度も高くなるので、同一のランプ速度であって
も、リフト開始時にカムロブに加わる衝撃荷重が大きな
ものとなり、カムロブが摩耗しやすい。従って、この高
速域で上り側ランプ速度を小さなものとすることによ
り、カムロブの摩耗が抑制される。これに対し、機関の
低速域では、衝撃荷重が低減するため、摩耗の問題は少
ない。この低速域で上り側ランプ速度を小さくすること
により、バルブクリアランスのばらつきに対するバルブ
開時期のばらつきが抑制され、この運転条件で重要な排
気エミッション性能のばらつきやアイドル安定性のばら
つき等が低減する。
【0011】また請求項3および請求項13の発明は、
吸気弁のバルブリフト特性を制御信号により制御可能な
可変動弁機構を備え、バルブリフト特性の変化に伴って
バルブリフト曲線におけるランプ速度(ランプ部のリフ
ト/カム回転角)が変化する内燃機関において、機関の
低速低負荷域では上り側ランプ速度が比較的大きく、か
つ下り側ランプ速度が比較的小さく、また高速域では上
り側ランプ速度が比較的小さく、かつ下り側ランプ速度
が比較的大きくなるように、吸気弁のバルブリフト特性
を可変制御することを特徴としている。
【0012】この構成においては、機関の低速低負荷域
では、吸気弁の下り側ランプ速度が小さいことから、耳
障りな着座音が抑制される。また同時に、上り側ランプ
速度は大きいので、バルブクリアランス変化に対するバ
ルブオーバラップ変化が小さく、気筒内残留ガス率のば
らつきが減少する。その結果、排気エミッションが安定
化し、かつアイドル安定性も向上する。一方、高速域で
は、上り側ランプ速度が小さいことから、リフト開始部
におけるカムロブの摩耗が抑制される。また同時に、下
り側ランプ速度は大きくなるので、バルブクリアランス
のばらつきに伴う吸気弁閉時期のばらつきが小さくな
り、トルクが安定化する。なお、吸排気弁の開閉時期の
中では、吸気弁の閉時期が、トルクに最も大きく影響す
る。
【0013】次に、請求項4の発明では、上り側ランプ
部の高さは、機関運転条件に拘わらず一定となってい
る。換言すれば、ランプ部の区間の長短が変化して、ラ
ンプ速度が変化する。従って、バルブクリアランスに対
する余裕代は、ランプ速度が変化しても一定である。仮
に、ランプ速度を小さくするためにランプ部の高さを小
さくしたとすると、バルブクリアランスが継時的に変化
したような場合に、バルブクリアランスがランプ部高さ
を上回り、緩衝作用が実質的に失われる虞れがある。こ
の請求項4では、バルブクリアランスに対する余裕代が
機関運転条件に拘わらず一定であり、バルブクリアラン
スが上り側ランプ部高さを上回るようなことがないの
で、カムロブのリフト開始部における過大な衝撃入力を
回避できる。
【0014】また請求項5の発明では、下り側ランプ部
の高さは、機関運転条件に拘わらず一定となっている。
従って、上記と同様に、バルブクリアランスに対する余
裕代が機関運転条件に拘わらず一定であり、バルブクリ
アランスが下り側ランプ部高さを上回るようなことがな
いので、リフト終了時における急激な着座を防止でき
る。
【0015】また請求項6の発明では、上り側ランプ部
の高さと下り側ランプ部の高さが互いに等しく、かつ機
関運転条件に拘わらず一定となっている。この発明で
は、上り側および下り側の双方について、バルブクリア
ランスがランプ部高さを越えることがない。
【0016】請求項7の発明においては、ランプ速度が
連続的に変化する。そのため、着座音等の変化も連続的
なものとなり、運転者に違和感を与えることがない。ま
た、トルク変化も連続的であり、トルクショックが生じ
ない。
【0017】上記のようなバルブリフト特性の可変制御
を実現するために、請求項8に係る吸排気弁制御装置
は、上記可変動弁機構として、機関の回転に同期して回
転する駆動軸と、この駆動軸と同軸上に配設され、かつ
吸気弁を駆動するカムを外周に有するカムシャフトと、
このカムシャフトの端部に設けられ、かつ半径方向に沿
って係合溝が形成された一方のフランジ部と、この一方
のフランジ部に対向するように上記駆動軸側に設けら
れ、かつ半径方向に沿って係合溝が形成された他方のフ
ランジ部と、上記両フランジ部の間に揺動自在に配設さ
れた環状ディスクと、この環状ディスクの両側部に互い
に反対方向に突設されて、上記両フランジ部の各係合溝
内に夫々係合するピンと、上記環状ディスクを機関運転
状態に応じて揺動させる駆動機構とを備えている。
【0018】この構成においては、環状ディスクの回転
中心が駆動軸およびカムシャフトの中心と同心状態にあ
る場合には、駆動軸とカムシャフトとが等速回転し、ま
た環状ディスクが偏心位置にある場合には、両者が不等
速回転する。従って、上記環状ディスクの位置に応じ
て、吸排気弁のバルブリフト特性が連続的に変化し、ラ
ンプ部区間が、長く、あるいは短くなる。これにより、
ランプ部速度が連続的に変化する。
【0019】さらに、請求項9の発明は、上記環状ディ
スクの偏心時に、上記駆動軸と上記カムシャフトとの位
相差が零となる点(同位相点P点)が、上り側ランプ部
の終了点と略一致することを特徴としている。この場
合、位相変化が生じない同位相点にある上り側ランプ部
終了点つまり実質的なリフト開始点が、機関運転条件に
拘わらず略一定となり、性能が安定化する。例えば、吸
気弁側に用いた場合、バルブオーバラップの急激な変化
がなく、ターボチャージャ付機関のような排圧が大きく
変化する機関での性能の安定化が図れる。
【0020】また請求項10の発明は、上記同位相点
(P点)が、上り側ランプ部の区間中に存在することを
特徴としている。この構成によれば、上り側ランプ速度
の変化が最大となる。そのため、上述した種々の運転条
件に応じた最適なランプ速度を容易に得ることができ
る。
【0021】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、バルブ
リフト曲線におけるランプ速度が機関運転条件に応じた
最適なものとなり、機関の騒音特性等を一層良好なもの
とできる。特に、請求項1および請求項11の発明によ
れば、低速低負荷時に耳障りとなる動弁系着座音を低減
できるとともに、着座音が問題とならない高負荷域ある
いは高速域では、バルブ閉時期のばらつきを抑制でき、
トルクの気筒間ばらつきが小さくなる。
【0022】また、請求項2および請求項12の発明に
よれば、カムロブのリフト開始部分の摩耗を抑制でき、
かつ機関低速域でのバルブ閉時期のばらつきが小さくな
って、排気エミッションやアイドル安定性が向上する。
【0023】さらに請求項3および請求項13の発明に
よれば、機関の低速低負荷域において耳障りな着座音を
低減できるとともに、バルブオーバラップのばらつきが
小さくなり、排気エミッションやアイドル安定性が向上
する。そして、高速域では、吸気弁閉時期のばらつきが
小さくなり、トルクが安定性する。
【0024】また請求項4〜請求項6の発明によれば、
バルブクリアランスがランプ部高さを上回って緩衝作用
が実質的に失われるような事態を防止でき、急激なリフ
トあるいは着座を防止できる。
【0025】請求項7および請求項8の発明によれば、
着座音の変化やトルク変化が連続的なものとなり、違和
感やトルクショックを与えることがない。
【0026】さらに請求項9の発明によれば、実質的な
リフト開始点がランプ速度の変化に拘わらず一定とな
り、機関の性能が安定化する。
【0027】また請求項10の発明によれば、上り側ラ
ンプ速度の変化が最大となり、一層最適なランプ速度を
確保できる。
【0028】
【発明の実施の形態】以下、この発明の好ましい実施の
形態を図面に基づいて詳細に説明する。
【0029】図1は、この発明に係る吸排気弁制御装置
に用いられる可変動弁機構の一実施例を示す分解斜視図
である。
【0030】この図1に示すように、シリンダヘッドの
上部に、全気筒に亙って連続した駆動軸1が配設されて
いる。この駆動軸1は、内部に潤滑油通路(図示せず)
が形成された中空状のものであって、一端にスプロケッ
ト2が取り付けられ、タイミングチェーン4を介して図
示せぬクランクシャフトに連動している。そして、この
駆動軸1の外周には、各気筒毎に分割された円筒状のカ
ムシャフト11が相対回転可能に嵌合しており、各カム
シャフト11の端部に、第1フランジ部12が設けられ
ている。各カムシャフト11は、吸排気弁例えば吸気弁
3を駆動する一対のカム11aを有し、かつその一対の
カム11aの中間のジャーナル部11bが、シリンダヘ
ッド側の図示せぬ軸受部とカムブラケットとによって回
転自在に支持されている。
【0031】また、駆動軸1には、短いスリーブ15が
固定されており、各スリーブ15の端部に、それぞれ上
記第1フランジ部12と対向するように、第2フランジ
部16が形成されている。両フランジ部12,16の間
には、円環状をなす環状ディスク17が介装されてお
り、この環状ディスク17は、制御ハウジング18の円
形の開口部18a内に回転自在に嵌合保持されている。
具体的には、制御ハウジング18の開口部18a内周面
は単純な円筒面をなし、ここに、環状ディスク17の外
周面が回転自在に嵌合している。
【0032】上記第1フランジ部12および第2フラン
ジ部16には、それぞれ半径方向に沿った係合溝19,
20が形成されている。両係合溝19,20は、互いに
180゜異なる位置に配置されている。そして、環状デ
ィスク17には、互いに180゜異なる位置にそれぞれ
保持孔が貫通形成されているとともに、それぞれに、第
1ピン23,第2ピン24が回転可能に嵌合している。
これらのピン23,24は、互いに逆向きに突出してお
り、第1ピン23の先端部が第1フランジ部12の係合
溝19に摺動可能に係合しているとともに、第2ピン2
4の先端部が第2フランジ部16の係合溝20に摺動可
能に係合している(図2参照)。なお、係合溝19,2
0に摺接する各ピン23,24の先端部の側面は、平行
な一対の平面に加工されている。
【0033】上記環状ディスク17を回転自在に保持す
る制御ハウジング18は、駆動軸1と直交する面に沿っ
た略三角形の板状をなしており、駆動軸1に平行に配置
された固定シャフト25および制御シャフト26によっ
て軸直角方向に沿って移動可能なように支持されてい
る。すなわち、制御ハウジング18の開口部18aの上
部に、円形をなすカム嵌合孔27が、開口部18aの側
部に同じく円形をなすブッシュ嵌合孔28が、それぞれ
開口形成されており、カム嵌合孔27に制御シャフト2
6が、ブッシュ嵌合孔28に固定シャフト25がそれぞ
れ挿通されている。そして、制御シャフト26には、円
形の偏心カム29が各気筒毎に固設されており、この偏
心カム29の外周面が上記カム嵌合孔27に摺動可能に
嵌合している。上記制御シャフト26は、図示せぬ軸受
部を介してシリンダヘッドに回転可能に支持されている
ものであって、駆動軸1と平行にかつ全気筒に亙って連
続しており、その一端が油圧式アクチュエータ5に連結
されているとともに、他端に、該制御シャフト26の回
転位置を検出するポジションセンサ6が設けられてい
る。
【0034】また、固定シャフト25とブッシュ嵌合孔
28との間には、偏心ブッシュ30が介装されている。
この偏心ブッシュ30は、外周面に対し内周面が偏心し
た位置に形成されているものであって、固定シャフト2
5およびブッシュ嵌合孔28の双方に回転可能に嵌合し
ている。そして、上記固定シャフト25は、シリンダヘ
ッド上部に固定されている。
【0035】従って、偏心カム29を備えた制御シャフ
ト26が回転すると、制御ハウジング18が図の上下に
揺動し、環状ディスク17の中心が駆動軸1およびカム
シャフト11の中心から偏心する。
【0036】図2(A)は、環状ディスク17の中心X
が駆動軸1の中心Yに対し同心位置にある状態を示して
いる。この状態においては、駆動軸1と環状ディスク1
7とカムシャフト11との3者がピン23,24を介し
て等速で同期回転する。この結果、図3の(A)の破線
に示すようなカム11aのプロフィールに沿ったバルブ
リフト特性が得られる。
【0037】これに対し、図2(B)は、上記制御シャ
フト26の回転により、環状ディスク17の中心Xと駆
動軸1の中心Yとが、その偏心量をΔとして示すよう
に、互いに偏心している状態を示している。この状態に
おいては、一種の不等速軸継手と同様に、環状ディスク
17の角速度が変化する不等速回転となる。これによ
り、図3の(B)の実線aに示すように、駆動軸1とカ
ムシャフト11との間で、偏心量Δに応じた位相差が与
えられる。また、回転位相差の最大点Q1,最小点Q2
の途中に、位相変化が生じない同位相点(P点)が存在
する。なお、図3(B)の特性図では、カムシャフト1
1が相対的に進む方向の位相差を正に、相対的に遅れる
方向の位相差を負にしてある。そして、カムシャフト1
1が相対的に遅れ側となる領域(P1点以前の領域およ
びP2〜P3の領域)に位置する吸気弁3のリフト開始
時期は、上記位相差に伴って遅れることになる。逆に、
カムシャフト11が相対的に進み側となる領域(P1〜
P2の領域)に位置する吸気弁3のリフト終了時期は、
上記位相差に伴って進むことになる。従って、図3
(A)に実線で示すようなバルブリフト特性が得られ、
その作動角は小さくなる。
【0038】ここで、カム11aのカムプロフィールに
は、そのリフト開始部分およびリフト終了部分の双方
に、緩やかな緩衝部つまり上り側ランプ部R1および下
り側ランプ部R2が予め設けられている。そして、この
実施例の特性では、上り側ランプ部R1の終了点(実質
的なカムリフト部分との境界点)が、上記の同位相点P
点、詳しくは位相差が負から正へ変化する途中のP1点
に一致している。また上り側ランプ部R1は、位相差変
化を示す実線aの傾きが正の領域にある。これにより、
バルブリフト特性における上り側ランプ部R1の区間
は、同心時には、相対的に長く、偏心時には、相対的に
短いものとなる。従って、上り側ランプ部R1の変化率
(リフト/カム回転角)である上り側ランプ速度は、同
心時に比較的小さく、かつ偏心時に比較的大きくなる。
また、下り側ランプ部R2は、位相差の変化を示す実線
aの傾きが負となる領域にあるので、バルブリフト特性
におけるその区間は、同心時には、相対的に短く、かつ
偏心時には、相対的に長いものとなる。従って、その変
化率である下り側ランプ速度は、同心時に比較的大き
く、かつ偏心時に比較的小さくなる。なお、上り側ラン
プ部R1と下り側ランプ部R2のランプ高さHは、互い
に等しく、かつ偏心,同心に拘わらず一定である。
【0039】また、カムプロフィールにおける基本的な
ランプ部R1,R2の形状としては、下り側ランプ速度
が上り側ランプ速度よりも大きくなるように、それぞれ
設定されている。なお、この実施例では、各ランプ部R
1,R2が直線状の特性となっているが、緩い曲線状の
特性とすることも可能である。
【0040】このように環状ディスク17の回転中心位
置を可変制御することにより、各ランプ部R1,R2の
ランプ速度が可変制御される。
【0041】次の表1は、その制御の一例として、機関
運転条件と下り側ランプ速度との関係をまとめて示した
ものである。
【0042】
【表1】
【0043】このように上記実施例では、機関の全体的
な騒音レベルが低い低速低負荷域では、下り側ランプ速
度が比較的小さくなる。そのため、吸気弁3の着座が緩
やかなものとなり、その耳障りな着座音が低減する。一
方、機関の高負荷域あるいは高速域では、下り側ランプ
速度が比較的大きくなる。そのため、バルブクリアラン
スのばらつきに対する実質的なバルブ閉時期のばらつき
が小さくなり、高負荷域や高速域において重視されるト
ルクの気筒間ばらつきが小さなものとなる。
【0044】また次の表2は、制御の異なる例として、
機関運転条件と上り側ランプ速度との関係をまとめて示
したものである。
【0045】
【表2】
【0046】すなわち、機関の高速域では、当然、カム
回転速度も高くなるので、同一のランプ速度であって
も、リフト開始時にカム11aに加わる衝撃荷重が大き
なものとなり、カム11aが摩耗しやすい。従って、こ
の高速域で上り側ランプ速度を小さなものとすることに
より、カム11aの摩耗が抑制される。これに対し、機
関の低速域では、衝撃荷重が低減するため、摩耗の問題
は少ない。この低速域で上り側ランプ速度を小さくする
ことにより、バルブクリアランスのばらつきに対するバ
ルブ開時期のばらつきが抑制され、この運転条件で重要
な排気エミッション性能のばらつきやアイドル安定性の
ばらつき等が低減する。
【0047】また上記実施例では、吸気弁3側のみに可
変動弁機構を設けているが、吸気弁および排気弁の双方
に可変動弁機構を設け、それぞれのバルブリフト特性を
同時に可変制御することも可能である。
【0048】また次の表3は、吸気弁の上り側ランプ速
度および下り側ランプ速度の双方に着目した制御の一例
を示している。
【0049】
【表3】
【0050】この実施例においては、機関の低速低負荷
域では、吸気弁の下り側ランプ速度が小さいことから、
耳障りな着座音が抑制される。また同時に、上り側ラン
プ速度は大きいので、バルブクリアランス変化に対する
バルブオーバラップ変化が小さく、気筒内残留ガス率の
ばらつきが減少する。その結果、排気エミッションが安
定化し、かつアイドル安定性も向上する。
【0051】一方、高速域では、上り側ランプ速度が小
さいことから、リフト開始部におけるカム11aの摩耗
が抑制される。また同時に、下り側ランプ速度は大きく
なるので、バルブクリアランスのばらつきに伴う吸気弁
閉時期のばらつきが小さくなり、トルクが安定化する。
【0052】なお、いずれの場合にも、図3に示したよ
うに、上り側ランプ部R1の終了点が、同位相点P点に
一致するように設定すれば、実質的なリフト開始点が機
関運転条件に拘わらず略一定となるので、バルブオーバ
ラップの急激な変化がなく、機関の性能が安定化する。
【0053】これに対し、図示は省略するが、上り側ラ
ンプ部R1の区間の中間に同位相点P点が位置するよう
に設定すれば、環状ディスク17の偏心に伴う上り側ラ
ンプ速度の変化が最大となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す分解斜視図。
【図2】この可変動弁機構の作動を示す説明図であっ
て、(A)は同心状態、(B)は偏心状態の様子を示す
説明図。
【図3】この可変動弁機構における駆動軸とカムシャフ
トとの回転位相差およびバルブリフト特性を対比して示
す特性図。
【符号の説明】
1…駆動軸 11…カムシャフト 12…第1フランジ部 16…第2フランジ部 17…環状ディスク 18…制御ハウジング

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 吸気弁もしく排気弁のバルブリフト特性
    を制御信号により制御可能な可変動弁機構を備え、バル
    ブリフト特性の変化に伴ってバルブリフト曲線における
    ランプ速度(ランプ部のリフト/カム回転角)が変化す
    る内燃機関において、機関の低速低負荷域では下り側ラ
    ンプ速度が比較的小さく、かつ高負荷域または高速域で
    は下り側ランプ速度が比較的大きくなるようにバルブリ
    フト特性を可変制御することを特徴とする内燃機関の吸
    排気弁制御装置。
  2. 【請求項2】 吸気弁もしく排気弁のバルブリフト特性
    を制御信号により制御可能な可変動弁機構を備え、バル
    ブリフト特性の変化に伴ってバルブリフト曲線における
    ランプ速度(ランプ部のリフト/カム回転角)が変化す
    る内燃機関において、機関の低速域では上り側ランプ速
    度が比較的大きく、かつ高速域では上り側ランプ速度が
    比較的小さくなるようにバルブリフト特性を可変制御す
    ることを特徴とする内燃機関の吸排気弁制御装置。
  3. 【請求項3】 吸気弁のバルブリフト特性を制御信号に
    より制御可能な可変動弁機構を備え、バルブリフト特性
    の変化に伴ってバルブリフト曲線におけるランプ速度
    (ランプ部のリフト/カム回転角)が変化する内燃機関
    において、機関の低速低負荷域では上り側ランプ速度が
    比較的大きく、かつ下り側ランプ速度が比較的小さく、
    また高速域では上り側ランプ速度が比較的小さく、かつ
    下り側ランプ速度が比較的大きくなるように、吸気弁の
    バルブリフト特性を可変制御することを特徴とする内燃
    機関の吸排気弁制御装置。
  4. 【請求項4】 上り側ランプ部の高さは、機関運転条件
    に拘わらず一定であることを特徴とする請求項1〜3の
    いずれかに記載の内燃機関の吸排気弁制御装置。
  5. 【請求項5】 下り側ランプ部の高さは、機関運転条件
    に拘わらず一定であることを特徴とする請求項1〜4の
    いずれかに記載の内燃機関の吸排気弁制御装置。
  6. 【請求項6】 上り側ランプ部の高さと下り側ランプ部
    の高さが互いに等しく、かつ機関運転条件に拘わらず一
    定であることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記
    載の内燃機関の吸排気弁制御装置。
  7. 【請求項7】 ランプ速度が連続的に変化することを特
    徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の内燃機関の吸
    排気弁制御装置。
  8. 【請求項8】 上記可変動弁機構は、機関の回転に同期
    して回転する駆動軸と、この駆動軸と同軸上に配設さ
    れ、かつ吸排気弁を駆動するカムを外周に有するカムシ
    ャフトと、このカムシャフトの端部に設けられ、かつ半
    径方向に沿って係合溝が形成された一方のフランジ部
    と、この一方のフランジ部に対向するように上記駆動軸
    側に設けられ、かつ半径方向に沿って係合溝が形成され
    た他方のフランジ部と、上記両フランジ部の間に揺動自
    在に配設された環状ディスクと、この環状ディスクの両
    側部に互いに反対方向に突設されて、上記両フランジ部
    の各係合溝内に夫々係合するピンと、上記環状ディスク
    を機関運転状態に応じて揺動させる駆動機構とを備え、
    上記環状ディスクの位置に応じて吸排気弁のバルブリフ
    ト特性が変化するものであることを特徴とする請求項1
    〜7のいずれかに記載の内燃機関の吸排気弁制御装置。
  9. 【請求項9】 上記環状ディスクの偏心時に、上記駆動
    軸と上記カムシャフトとの位相差が零となる点(同位相
    点P点)が、上り側ランプ部の終了点と略一致すること
    を特徴とする請求項8記載の内燃機関の吸排気弁制御装
    置。
  10. 【請求項10】 上記環状ディスクの偏心時に、上記駆
    動軸と上記カムシャフトとの位相差が零となる点(同位
    相点P点)が、上り側ランプ部の区間中に存在すること
    を特徴とする請求項8記載の内燃機関の吸排気弁制御装
    置。
  11. 【請求項11】 吸気弁もしく排気弁のバルブリフト特
    性を制御信号により制御可能な可変動弁機構を備え、バ
    ルブリフト特性の変化に伴ってバルブリフト曲線におけ
    るランプ速度(ランプ部のリフト/カム回転角)が変化
    する内燃機関において、機関の低速低負荷域では下り側
    ランプ速度が比較的小さく、かつ高負荷域または高速域
    では下り側ランプ速度が比較的大きくなるようにバルブ
    リフト特性を可変制御することを特徴とする内燃機関の
    吸排気弁制御方法。
  12. 【請求項12】 吸気弁もしく排気弁のバルブリフト特
    性を制御信号により制御可能な可変動弁機構を備え、バ
    ルブリフト特性の変化に伴ってバルブリフト曲線におけ
    るランプ速度(ランプ部のリフト/カム回転角)が変化
    する内燃機関において、機関の低速域では上り側ランプ
    速度が比較的大きく、かつ高速域では上り側ランプ速度
    が比較的小さくなるようにバルブリフト特性を可変制御
    することを特徴とする内燃機関の吸排気弁制御方法。
  13. 【請求項13】 吸気弁のバルブリフト特性を制御信号
    により制御可能な可変動弁機構を備え、バルブリフト特
    性の変化に伴ってバルブリフト曲線におけるランプ速度
    (ランプ部のリフト/カム回転角)が変化する内燃機関
    において、機関の低速低負荷域では上り側ランプ速度が
    比較的大きく、かつ下り側ランプ速度が比較的小さく、
    また高速域では上り側ランプ速度が比較的小さく、かつ
    下り側ランプ速度が比較的大きくなるように、吸気弁の
    バルブリフト特性を可変制御することを特徴とする内燃
    機関の吸排気弁制御方法。
JP16645297A 1997-06-24 1997-06-24 内燃機関の吸排気弁制御装置および制御方法 Expired - Fee Related JP3996238B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16645297A JP3996238B2 (ja) 1997-06-24 1997-06-24 内燃機関の吸排気弁制御装置および制御方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16645297A JP3996238B2 (ja) 1997-06-24 1997-06-24 内燃機関の吸排気弁制御装置および制御方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH1113501A true JPH1113501A (ja) 1999-01-19
JP3996238B2 JP3996238B2 (ja) 2007-10-24

Family

ID=15831674

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP16645297A Expired - Fee Related JP3996238B2 (ja) 1997-06-24 1997-06-24 内燃機関の吸排気弁制御装置および制御方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3996238B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002242714A (ja) * 2001-02-14 2002-08-28 Mazda Motor Corp 自動車用4サイクルエンジン
JP2002242709A (ja) * 2001-02-14 2002-08-28 Mazda Motor Corp 自動車用4サイクルエンジン
JP2012122436A (ja) * 2010-12-10 2012-06-28 Toyota Motor Corp 内燃機関の可変動弁装置

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002242714A (ja) * 2001-02-14 2002-08-28 Mazda Motor Corp 自動車用4サイクルエンジン
JP2002242709A (ja) * 2001-02-14 2002-08-28 Mazda Motor Corp 自動車用4サイクルエンジン
JP2012122436A (ja) * 2010-12-10 2012-06-28 Toyota Motor Corp 内燃機関の可変動弁装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP3996238B2 (ja) 2007-10-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3881783B2 (ja) 内燃機関の可変動弁装置
JP3899576B2 (ja) 可変動弁機構及び可変動弁機構付き内燃機関
JPS5838603B2 (ja) 内燃機関のバルブリフト装置
JP3933404B2 (ja) 内燃機関の可変動弁装置
JP3355225B2 (ja) 内燃機関の吸排気弁駆動制御装置
JPH02286815A (ja) 内燃機関の弁駆動装置および弁駆動方法
JPH07293216A (ja) 内燃エンジンの動弁装置
JP2004301058A (ja) エンジンの可変動弁装置
JP4289192B2 (ja) エンジンの可変動弁装置
JP3996238B2 (ja) 内燃機関の吸排気弁制御装置および制御方法
JP3914631B2 (ja) 内燃機関の可変動弁装置
JP3933288B2 (ja) 内燃機関の可変動弁装置
JP4091709B2 (ja) 内燃機関の可変動弁装置
JP3933349B2 (ja) 内燃機関の可変動弁装置
JPH1037772A (ja) 過給機付内燃機関の吸気弁制御装置および制御方法
JP3879179B2 (ja) 可変動弁機構
JP3853287B2 (ja) 可変動弁機構
JP3355211B2 (ja) 内燃機関の吸排気弁駆動制御装置
JP2001082111A (ja) 内燃機関用カムシャフト
JP4153806B2 (ja) 内燃機関の可変動弁装置
JP4051179B2 (ja) 可変動弁機構
JP3143272B2 (ja) 内燃機関の吸排気弁駆動制御装置
JP4500228B2 (ja) 可変動弁機構
JP4001693B2 (ja) 内燃機関の可変動弁装置
JP3355850B2 (ja) 内燃機関の吸排気弁駆動制御装置

Legal Events

Date Code Title Description
A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20041216

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050913

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20051114

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060711

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070306

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070501

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20070724

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20070802

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100810

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100810

Year of fee payment: 3

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313115

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100810

Year of fee payment: 3

R371 Transfer withdrawn

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R371

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313115

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100810

Year of fee payment: 3

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100810

Year of fee payment: 3

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313117

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100810

Year of fee payment: 3

R360 Written notification for declining of transfer of rights

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R360

R370 Written measure of declining of transfer procedure

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R370

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110810

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110810

Year of fee payment: 4

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313117

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110810

Year of fee payment: 4

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120810

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120810

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130810

Year of fee payment: 6

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees