JPH1113465A - 触媒コンバータ - Google Patents

触媒コンバータ

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Publication number
JPH1113465A
JPH1113465A JP9167436A JP16743697A JPH1113465A JP H1113465 A JPH1113465 A JP H1113465A JP 9167436 A JP9167436 A JP 9167436A JP 16743697 A JP16743697 A JP 16743697A JP H1113465 A JPH1113465 A JP H1113465A
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JP
Japan
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cut
raised
valley
catalyst carrier
waveform
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP9167436A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Tanabe
博 田辺
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Marelli Corp
Original Assignee
Calsonic Corp
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Publication date
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Priority to EP98304963A priority patent/EP0887521B1/en
Priority to DE69817685T priority patent/DE69817685T2/de
Publication of JPH1113465A publication Critical patent/JPH1113465A/ja
Priority to US09/822,845 priority patent/US20010033812A1/en
Withdrawn legal-status Critical Current

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Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F01MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
    • F01NGAS-FLOW SILENCERS OR EXHAUST APPARATUS FOR MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; GAS-FLOW SILENCERS OR EXHAUST APPARATUS FOR INTERNAL COMBUSTION ENGINES
    • F01N2330/00Structure of catalyst support or particle filter
    • F01N2330/30Honeycomb supports characterised by their structural details
    • F01N2330/38Honeycomb supports characterised by their structural details flow channels with means to enhance flow mixing,(e.g. protrusions or projections)

Landscapes

  • Catalysts (AREA)
  • Exhaust Gas After Treatment (AREA)
  • Exhaust Gas Treatment By Means Of Catalyst (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 コアの口開き現象を回避して排気浄化性能を
向上することができる触媒コンバータの提供を図る。 【解決手段】 外筒2内に触媒担体5と直交する方向に
金属製の間仕切り6を配設して、コア3をこの間仕切り
6を境として多段状に配設してあるから、各コア3の触
媒担体5の波形方向のスパンが短かくなって触媒担体5
の撓み剛性が高められ、排気ガスの流入圧力で触媒担体
5の相互が開離して口開きを生じるのを防止することが
できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は自動車の排気系等に
設けられて、排気ガスを通過させることにより触媒反応
によって排気ガス中の有害成分を浄化する触媒コンバー
タに関する。
【0002】
【従来の技術】触媒コンバータの中には、例えば特開平
1−236948号公報に示されているように、金属薄
板からなる波形状の触媒担体を重ね合わせて、重ね合わ
せ部分にセルを形成したハニカム状のコアを外筒内に配
設して構成したものや、特開昭64−66410号公報
に示されているように、コアの中間部分に波形状の触媒
担体と平行に複数枚の支持板を配設したもの等が知られ
ている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の前者のように波
形状の触媒担体を重ね合わせてハニカム状のコアを形成
したものでは、波形状の触媒担体をうず巻状に巻回積層
してハニカム状のコアを形成したもののように、排気ガ
スの流入圧力で触媒担体が中心部分から後方へスパイラ
ル状に飛び出す所謂フィルムアウト現象を回避すること
ができるが、コアの入口側で排気ガスの圧力を受けるこ
とによって、重ね合わせた触媒担体相互が開離する所謂
口開き現象が生じ、特に、排気マニホールドに近接して
設けた場合にこの現象が顕著となって、排気ガスの浄化
性能が低下してしまう可能性がある。
【0004】また、従来の後者のものにあっても、支持
板は積層された波形状の触媒担体と平行に配設してある
ため、前者と同様に重ね合わせた触媒担体相互が排気ガ
スの流入圧力で開離して、口開き現象が生じてしまうこ
とは否めない。
【0005】そこで、本発明は重ね合わせた波形状の触
媒担体相互がコア入口側の排気ガスの圧力で開離して口
開き現象が生じるのを回避することができて、排気ガス
の浄化性能を一段と向上することができる触媒コンバー
タを提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1にあっては、波
形成形した金属薄板からなる触媒担体を重ね合わせて、
重ね合わせ部分にセルを形成したハニカム状のコアを形
成し、このコアを外筒内に配設した構造において、前記
外筒内に触媒担体と直交する方向に金属製の間仕切りを
配設し、前記コアをこの間仕切りを境として多段状に配
設したことを特徴としている。
【0007】請求項2にあっては、請求項1に記載の間
仕切りが金属薄板で形成され、この金属薄板を多段に隣
接するコア間に前後方向に複数枚適宜の間隔をおいて配
置して、金属薄板間に連通路を形成したことを特徴とし
ている。
【0008】請求項3にあっては、請求項1,2に形成
した間仕切りを複数組の連通孔を設けた金属薄板で形成
したことを特徴としている。
【0009】請求項4にあっては、請求項1に記載の間
仕切りを金属製のメッシュ材で形成したことを特徴とし
ている。
【0010】請求項5にあっては、請求項1〜4に記載
の間仕切りの表面に触媒を担持させたことを特徴として
いる。
【0011】請求項6にあっては、請求項1〜5に記載
のコアは、1枚の触媒担体を波形方向にS字状に連続的
に折り返して、ハニカム状に重ね合わせて構成したこと
を特徴としている。
【0012】請求項7にあっては、請求項1〜6に記載
の触媒担体は、波形の山部に、該波形の山部と谷部とを
形成する斜壁の途中位置から逆方向に切起し形成した切
起し谷部を波形の折り目方向に複数個備えている一方、
波形の谷部には、前記斜壁の途中位置から逆方向に切起
し形成した切起し山部を波形の折り目方向に複数個備え
ていることを特徴としている。
【0013】請求項8にあっては、請求項7に記載の切
起し谷部と切起し山部は、触媒担体の波形の山部と谷部
とを形成する斜壁の中央位置から切起し形成したことを
特徴としている。
【0014】請求項9にあっては、請求項7に記載の触
媒担体の波形の山部と谷部とを形成する斜壁の中央位置
には、波形の折り目方向に沿って棚部が形成され、各隣
接する山部に形成した切起し谷部と、谷部に形成した切
起し山部とを、この棚部を境として切起し形成して、隣
接する切起し谷部と切と起し山部の各切起し止端間に波
形方向に棚部幅の間隔を設定したことを特徴としてい
る。
【0015】請求項10にあっては、請求項7〜9に記
載の触媒担体の波形の山部に形成した切起し谷部と、谷
部に形成した切起し山部とを、波形の折り目方向にオフ
セットして形成して、隣接する切起し谷部と切起し山部
の各切起し止端間に、波形の折り目方向に所要の間隔を
設定したことを特徴としている。
【0016】
【発明の効果】請求項1によれば、コアを間仕切りによ
って多段状に配設してあって、各コアを構成する触媒担
体は波形方向のスパンが短かくなって、隣接する各触媒
担体の撓み剛性が高められ、これら各コアの入口側で排
気ガスの流入圧力によって各コアの中央部分から隣接す
る触媒担体相互が開離する口開き現象を防止することが
でき、多数のセルが集合したハニカム形状の変形をなく
して排気ガスの浄化性能を一段と向上することができ
る。
【0017】請求項2によれば、請求項1の効果に加え
て、間仕切りを構成する複数枚の金属薄板間には連通路
を形成してあるため、隣接するコア間でこの連通路を通
して排気ガスを自由に流通させることができるため、各
コアに排気ガスを略均等に分配して触媒反応を活発に行
わせることができて排気浄化性能を向上できると共に、
各コアへの排気ガスの圧力分布を略均一化することがで
きて、コアの耐久性を向上することもできる。
【0018】請求項3によれば、請求項1,2の効果に
加えて、間仕切りを構成する金属薄板の連通孔を通して
隣接するコア間で排気ガスの流通を自由に行えるため、
排気浄化性能の向上と、各コアの耐久性の向上とを図る
ことができることは勿論、1枚の金属薄板でコアを多段
状に区画配置できるためコスト的に有利に得ることがで
きる。
【0019】請求項4によれば、請求項1の効果に加え
て、間仕切りを構成する金属製のメッシュ材の網目を通
して、隣接するコア間で排気ガスの流通を自由に行える
ため、排気浄化性能の向上と、各コアの耐久性の向上を
図ることができることは勿論、1枚のメッシュ材でコア
を多段状に区画配置できるためコスト的に有利に得るこ
とができる。
【0020】請求項5によれば、請求項1〜4の効果に
加えて、間仕切りでも触媒反応を活発に行わせることが
できるので、排気浄化性能を更に向上することができ
る。
【0021】請求項6によれば、請求項1〜5の効果に
加えて、1枚の触媒担体を波形方向にS字状に連続的に
折り返して、ハニカム状に重ね合わせてコアを構成して
いるため、コアを容易に構成することができると共に、
排気ガスの流入圧力で触媒担体が後方へ飛び出すフィル
ムアウト現象を防止することができる。
【0022】請求項7によれば、請求項1〜6の効果に
加えて、触媒担体は波形の山部に逆方向に切起し形成し
た切起し谷部を波形の折り目方向に複数個備えていると
共に、波形の谷部には逆方向に切起し形成した切起し山
部を波形の折り目方向に複数個備えているため、重ね合
わせた触媒担体相互間に形成されたセル相互で排気ガス
の流通を行わせることができ、排気ガスを触媒担体表面
の触媒に十分に接触させて触媒反応を活発に行わせるこ
とができることと併せて、切起し谷部と切起し山部の存
在によって隣接する触媒担体相互が密着するのを防止し
てセルを確保できるため、排気ガスの浄化性能を向上す
ることができる。
【0023】また、重ね合わせた触媒担体相互間に形成
されたセル相互で排気ガスの流通を行わせることができ
るので、全体で排気ガスの圧力分布を略均一化すること
ができて、コアの耐久性を向上することもできる。
【0024】更に、切起し谷部と切起し山部とを形成す
ることによって、触媒担体の剛性を高めることもでき
る。
【0025】請求項8によれば、請求項7の効果に加え
て、切起し谷部と切起し山部を、触媒担体の波形の山部
と谷部とを形成する斜壁の中央位置から切起し形成して
あるから、前記切起し谷部と切起し山部の切起し開口面
積を大きくすることができて、セル相互の排気ガスの流
通性を向上することができる。
【0026】また、触媒担体の波形の山部と切起し山部
および波形の谷部と切起し谷部とを同一の突出量にでき
て、触媒担体相互の密着を確実に防止することができ
る。
【0027】請求項9によれば、請求項7の効果に加え
て、切起し谷部と切起し山部は、触媒担体の波形の山部
と谷部とを形成する斜壁の中央位置に形成した棚部を境
として切起し形成してあるから、前記切起し谷部と切起
し山部の切起し開口面積を大きくすることができて、セ
ル相互の排気ガスの流通性を向上することができる。
【0028】また、触媒担体の波形の山部と切起し山部
および波形の谷部と切起し谷部とを同一の突出量にでき
て、触媒担体相互の密着を確実に防止することができ
る。
【0029】更に、隣接する切起し谷部と切起し山部の
各切起し止端間には、波形方向に棚部幅の間隔が確保さ
れるため、熱膨脹率の差によって前記切起し止端間が裂
断するのを回避することがてきる。
【0030】請求項10によれば、請求項7〜9の効果
に加えて、切起し谷部と切起し山部の各切起し止端間に
は、波形の折り目方向に所要の間隔を設定してあるた
め、熱膨脹率の差によって前記切起し止端間が裂断する
のを確実に回避することができる。
【0031】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面と
共に詳述する。
【0032】図1,2において、1は触媒コンバータを
示し、断面楕円形に形成した金属製の外筒2と、間仕切
り6によって外筒2内に上下方向に多段状に配設したハ
ニカム状のコア3とを備えている。
【0033】外筒2の両端部のディフューザ4は別体成
形してあり、これらディフューザ4,4は外筒2の両端
部内に嵌合して固定してある。
【0034】5は前記コア3を構成する触媒担体で、表
面に触媒を担持させたステンレス等の金属薄板をもって
波形に成形してあり、この実施形態では1枚の触媒担体
5を波形方向にS字状に連続的に折り返してハニカム状
に重ね合わせ、各重ね合わせ部分にセルを形成するよう
にしているが、複数枚の触媒担体5を積層してハニカム
状のコア3を構成することもできる。
【0035】前記間仕切り6はステンレス等の金属薄板
7で形成され、外筒2内の中心部を水平に横切って触媒
担体5と直交して配設して、コア3,3を上下2段に区
画配置している。
【0036】本実施形態では上下2段のコア3,3間に
前,後2枚の金属薄板7,7を所要の間隔をおいて配設
し、これら金属薄板7,7間に連通路8を形成してい
る。
【0037】前記触媒担体5としては、図5,6又は図
7〜9に示すものが用いられている。
【0038】これらの図に示す触媒担体5は、何れも波
形の山部5aに、該波形の山部5aと谷部5bとを形成
する斜壁5cの途中位置から逆方向に切起し形成した切
起し谷部5dを波形の折り目方向に複数個備えている一
方、波形の谷部5bには、斜壁5cの途中位置から逆方
向に切起し形成した切起し山部5eを波形の折り目方向
に複数個備えている。
【0039】ここで、図5〜7に示す触媒担体5にあっ
ては、前記波形の各斜壁5cの中央位置に該波形の折り
目方向に沿って棚部5fを形成し、各隣接する山部5a
に形成した切起し谷部5dと、谷部5bに形成した切起
し山部5eとを、この棚部5fを境として切起し形成し
て、隣接する切起し谷部5dと切起し山部5eの各切起
し止端間に波形方向に棚部5fの幅の間隔S1 を設定し
てある。
【0040】図5,6に示す例では山部5aと、これに
隣接する切起し山部5eとを同一の長さに形成して、波
形の折り目方向に1ピッチずれた状態に規則性をもって
形成してあり、また、図7に示す例では山部5aと谷部
5bおよび切起し谷部5d,切起し山部5eとを同一の
長さに形成して、隣接する山部5aと切起し山部5e、
および隣接する谷部5bと切起し谷部5dを、波形の折
り目方向に1ピッチずれた状態に規則性をもって形成し
てあるが、隣接する前記切起し谷部5dと切起し山部5
eとをこのような規則性を持たずに波形の折り目方向に
オフセットして形成して、これら隣接する切起し谷部5
dと切起し山部5eの各切起し止端間に、波形の折り目
方向に所要の間隔を設定するようにしてもよい。
【0041】図8,9に示す触媒担体5は、何れも隣接
する切起し谷部5dと切起し山部5eとを、波形の折り
目方向にオフセットして形成して、これら隣接する切起
し谷部5dと切起し山部5eの各切起し止端間に、波形
の折り目方向に所要の間隔S2 を設定してある。
【0042】図8に示す例では、切起し谷部5dと切起
し山部5eとを、波形の斜壁5cの中央位置からそれぞ
れ逆方向に切起し形成してあるが、図9に示す例では切
起し谷部5dを波形の谷部5bよりも浅く、また、切起
し山部5eを波形の山部5aよりも低く形成することに
よって、隣接する切起し谷部5dと切起し山部5eの各
切起し止端間に前述の波形の折り目方向の間隔S2 の他
に、波形方向に所要の間隔S3 が設定されるようにして
ある。
【0043】以上の実施形態の構造によれば、通常では
触媒コンバータ1に、外筒2よりも小径の図外の排気管
から流入する排気ガスは、入口側のディフューザ4の拡
散作用によって外筒2の入口側の略全面のセルに流入す
るようにはなるが、それでも該排気管から流入する排気
ガスは外筒2の中心部に集中し易く、該外筒2の中心部
で、重ね合わせた触媒担体5の相互が開離する傾向とな
る。
【0044】ところが、外筒2の中央部分は間仕切り6
としての金属薄板7を、触媒担体5と直交する方向に配
設してコア3を上下2段に区画配置してあって、各コア
3,3を構成する触媒担体5の波形方向のスパンを1/
2に短かくできて、隣接する各触媒担体5の撓み剛性が
高められ、これら各コア3,3の入口側で排気ガスの流
入圧力によってコア3,3の各中央部分から隣接する触
媒担体5の相互が開離する口開き現象を防止することが
でき、多数のセルが集合したハニカム形状の変形をなく
して排気ガスの浄化性能を向上することができる。
【0045】また、この実施形態では前,後2枚の金属
薄板7,7間に連通路8を形成してあるため、上下に隣
接するコア3,3間でこの連通路8を通して排気ガスを
自由に流通させることができるため、各コア3,3に排
気ガスを略均等に分配して触媒反応を活発に行わせるこ
とができて排気浄化性能を向上できると共に、各コア
3,3への排気ガスの圧力分布を略均一化することがで
きて、コア3,3の耐久性を向上することもできる。
【0046】更に、コア3は1枚の触媒担体5を波形方
向にS字状に連続的に折り返してハニカム状に重ね合わ
せて構成しているため、排気ガスの流入圧力で触媒担体
5が後方へ飛び出すフィルムアウト現象を防止すること
ができる。
【0047】特に、本実施形態では前述の触媒担体5と
して、図5〜9に示すように波形の山部5aに逆方向に
切起し形成した切起し谷部5dを波形の折り目方向に複
数個備えていると共に、波形の谷部5bに逆方向に切起
し形成した切起し山部5eを波形の折り目方向に複数個
備えたものを用いているため、重ね合わせた触媒担体5
の相互に形成されたセル相互で図5の矢印で示すように
排気ガスの流通を行わせることができ、従って、排気ガ
スを触媒担体5の表面の触媒に十分に接触させて触媒反
応を活発に行わせることができることと併せて、切起し
谷部5dと切起し山部5eの存在によって隣接する触媒
担体5の相互が密着するのを防止してセルを確保できる
ため、排気ガスの浄化性能を更に向上することができ
る。
【0048】また、このように重ね合わせた触媒担体5
の相互間に形成されたセル相互で排気ガスの流通を行わ
せることができるので、コア3の全体で排気ガスの圧力
分布を略均一化することができて、コア3の耐久性を更
に向上することができる。
【0049】更に、切起し谷部5dと切起し山部5eと
を形成することによって、触媒担体5自体の剛性を高め
ることができて、品質感および信頼性を高めることもで
きる。
【0050】ここで、図5〜7に示した触媒担体5を用
いれば、切起し谷部5dと切起し山部5eを、触媒担体
5の波形の山部5aと谷部5bとを形成する斜壁5cの
中央位置に形成した棚部5fを境にして形成してあるか
ら、前記切起し谷部5dと切起し山部5eの切起し開口
面積を大きくすることができて、セル相互の排気ガスの
流通性を向上することができる。
【0051】また、触媒担体5の波形の山部5aと切起
し山部5eおよび波形の谷部5bと切起し谷部5dとを
同一の突出量にできて、触媒担体5の相互密着を確実に
防止することができる。
【0052】更には、隣接する切起し谷部5dと切起し
山部5eの各切起し止端間には、波形方向に棚部5fの
幅の間隔S1 が確保されるため、熱膨脹率の差によって
前記切起し止端間が裂断するのを回避することができ
る。
【0053】また図8に示す触媒担体5を用いれば、前
記図5〜7に示したものを用いた場合と同様の排気浄化
性能が得られることは勿論、切起し谷部5dと切起し山
部5eの各切起し止端間には、波形の折り目方向に所要
の間隔S2 を設定してあるので、この場合も熱膨脹率の
差によって前記切起し止端間が裂断するのを回避するこ
とができる。
【0054】更に、図9に示す触媒担体5を用いれば、
前記図8に示したものを用いた場合と略同様の排気浄化
性能が得られる他、切起し谷部5dと切起し山部5eの
各切起し止端間には、波形の折り目方向に所要の間隔S
2 と、波形方向に所要の間隔S3 とを設定してあるの
で、熱膨脹率の差による切起し止端間の裂断を確実に回
避するこができる。
【0055】図3,4は間仕切り6の異なる実施形態を
示すもので、触媒担体5自体は前記第1実施形態と同様
に構成してあるため、重複する説明は省略する。
【0056】図3に示すものにあっては、コア3,3を
上下2段に区画配置する間仕切り6として、複数個の連
通孔9を設けたステンレス等からなる1枚の金属薄板7
を用いている。
【0057】従って、この実施形態によれば金属薄板7
の連通孔9を通して、上下に隣接するコア3,3間で排
気ガスの流通を自由に行えるため、前記第1実施形態と
同様に排気浄化性能の向上と、各コア3,3の耐久性の
向上とを図ることができることは勿論、1枚の金属薄板
てでコア3,3を多段状に区画配置できるためコスト的
に有利に得ることができる。
【0058】図4に示すものにあっては、コア3,3を
上下2段に区画配置する間仕切り6として、ステンレス
等の金属製のメッシュ材10を用いている。
【0059】従って、この実施形態によれば金属製のメ
ッシュ材10の網目を通して、上下に隣接するコア3,
3間で排気ガスの流通を自由に行えるため、前記第2実
施形態と同様に排気浄化性能の向上と、各コア3,3の
耐久性の向上とを図ることができることは勿論、1枚の
メッシュ材10でコア3,3を多段状に区画配置できる
ためコスト的に有利に得ることができる。
【0060】ここで、前記各実施形態において、間仕切
り6の表面に触媒を担持させれば、該間仕切り6でも触
媒反応を活発に行わせることができて、排気浄化性能を
更に向上することができる。
【0061】なお、間仕切り6は外筒2に内接嵌合して
固定するだけでもよいが、場合によって該外筒2の端縁
部で溶接して固定してもよい。
【0062】また、前記各実施形態ではコア3,3を2
段に区画配置したものを例示したが、3段以上に区画配
置するようにしてもよいことは勿論で、この場合、触媒
担体5の波形方向のスパンが更に短かくなるため、コア
3の口開き防止効果を高められる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態を示す図2のA−A線に
沿う略示的断面図。
【図2】同実施形態の全体構造を示す略示的断面図。
【図3】本発明の第2実施形態を示す略示的断面図。
【図4】本発明の第3実施形態を示す略示的断面図。
【図5】各実施形態に用いられる触媒担体の斜視図。
【図6】図6に示した触媒担体の説明図。
【図7】触媒担体の異なる例を示す説明図。
【図8】触媒担体の異なる例を示す説明図。
【図9】触媒担体の異なる例を示す説明図。
【符号の説明】
1 触媒コンバータ 2 外筒 3 コア 5 触媒担体 5a 波形の山部 5b 波形の谷部 5c 斜壁 5d 切起し谷部 5e 切起し山部 5f 棚部 6 間仕切り 7 金属薄板 8 連通路 9 連通孔 10 メッシュ材

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 波形成形した金属薄板からなる触媒担体
    を重ね合わせて、重ね合わせ部分にセルを形成したハニ
    カム状のコアを形成し、このコアを外筒内に配設した構
    造において、前記外筒内に触媒担体と直交する方向に金
    属製の間仕切りを配設し、前記コアをこの間仕切りを境
    として多段状に配設したことを特徴とする触媒コンバー
    タ。
  2. 【請求項2】 間仕切りが金属薄板で形成され、この金
    属薄板を多段に隣接するコア間に前後方向に複数枚適宜
    の間隔をおいて配置して、金属薄板間に連通路を形成し
    たことを特徴とする請求項1記載の触媒コンバータ。
  3. 【請求項3】 間仕切りを複数個の連通孔を設けた金属
    薄板で形成したことを特徴とする請求項1,2記載の触
    媒コンバータ。
  4. 【請求項4】 間仕切りを金属製のメッシュ材で形成し
    たことを特徴とする請求項1記載の触媒コンバータ。
  5. 【請求項5】 間仕切りの表面に触媒を担持させたこと
    を特徴とする請求項1〜4の何れかに記載の触媒コンバ
    ータ。
  6. 【請求項6】 コアは1枚の触媒担体を波形方向にS字
    状に連続的に折り返して、ハニカム状に重ね合わせて構
    成したことを特徴とする請求項1〜5の何れかに記載の
    触媒コンバータ。
  7. 【請求項7】 触媒担体は波形の山部に、該波形の山部
    と谷部とを形成する斜壁の途中位置から逆方向に切起し
    形成した切起し谷部を波形の折り目方向に複数個備えて
    いる一方、波形の谷部には、前記斜壁の途中位置から逆
    方向に切起し形成した切起し山部を波形の折り目方向に
    複数個備えていることを特徴とする請求項1〜6の何れ
    かに記載の触媒コンバータ。
  8. 【請求項8】 切起し谷部と切起し山部は、触媒担体の
    波形の山部と谷部とを形成する斜壁の中央位置から切起
    し形成してあることを特徴とする請求項7記載の触媒コ
    ンバータ。
  9. 【請求項9】 触媒担体の波形の山部と谷部とを形成す
    る斜壁の中央位置には、波形の折り目方向に沿って棚部
    が形成され、各隣接する山部に形成した切起し谷部と、
    谷部に形成した切起し山部とを、この棚部を境として切
    起し形成して、隣接する切起し谷部と切起し山部の各切
    起し止端間に波形方向に棚部幅の間隔を設定したことを
    特徴とする請求項7記載の触媒コンバータ。
  10. 【請求項10】 触媒担体の波形の山部に形成した切起
    し谷部と、谷部に形成した切起し山部とを、波形の折り
    目方向にオフセットして形成して、隣接する切起し谷部
    と切起し山部の各切起し止端間に、波形の折り目方向に
    所要の間隔を設定したことを特徴とする請求項7〜9の
    何れかに記載の触媒コンバータ。
JP9167436A 1997-06-24 1997-06-24 触媒コンバータ Withdrawn JPH1113465A (ja)

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