JPH1150840A - 金属触媒コンバータ - Google Patents
金属触媒コンバータInfo
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- JPH1150840A JPH1150840A JP21071997A JP21071997A JPH1150840A JP H1150840 A JPH1150840 A JP H1150840A JP 21071997 A JP21071997 A JP 21071997A JP 21071997 A JP21071997 A JP 21071997A JP H1150840 A JPH1150840 A JP H1150840A
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- cut
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 ハニカム担体の口開き現象を回避して排気浄
化性能を向上することができる金属触媒コンバータの提
供を図る。 【解決手段】 ハニカム担体3aの入口側に複数のニー
ドル6aをハニカム担体3aに挿入,係合させて配設し
た網目状の金属冠6によって、該ハニカム担体3aの重
ね合わせた金属薄板5の相互の開離を拘束しているた
め、排気ガスの流入圧力で金属薄板5の相互が開離して
口開きを生じるのを防止することができる。
化性能を向上することができる金属触媒コンバータの提
供を図る。 【解決手段】 ハニカム担体3aの入口側に複数のニー
ドル6aをハニカム担体3aに挿入,係合させて配設し
た網目状の金属冠6によって、該ハニカム担体3aの重
ね合わせた金属薄板5の相互の開離を拘束しているた
め、排気ガスの流入圧力で金属薄板5の相互が開離して
口開きを生じるのを防止することができる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は内燃機関の排気系等
に設けられて、排気ガスを通過させることにより触媒反
応によって排気ガス中の有害成分を浄化する金属触媒コ
ンバータに関する。
に設けられて、排気ガスを通過させることにより触媒反
応によって排気ガス中の有害成分を浄化する金属触媒コ
ンバータに関する。
【0002】
【従来の技術】触媒コンバータの中には、例えば特開平
1−236948号公報に示されているように、波形状
の金属薄板を重ね合わせて、重ね合わせ部分にセルを形
成したハニカム状のハニカム担体を外筒内に配設したも
のが知られている。
1−236948号公報に示されているように、波形状
の金属薄板を重ね合わせて、重ね合わせ部分にセルを形
成したハニカム状のハニカム担体を外筒内に配設したも
のが知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前述のように波形状の
金属薄板を重ね合わせてハニカム状のハニカム担体を形
成したものでは、波形状の金属薄板をうず巻状に巻回積
層してハニカム状のハニカム担体を形成したもののよう
に、排気ガスの流入圧力で金属薄板が中心部分から後方
へスパイラル状に飛び出す所謂フィルムアウト現象が発
生することはないが、ハニカム担体の入口側で排気ガス
の圧力を受けることによって重ね合わせた金属薄板相互
が開離する所謂口開き現象が生じ、特に、排気マニホー
ルドに近接して設けた場合にこの現象が顕著となって、
排気ガスの流路を塞ぎその浄化性能が低下してしまう可
能性がある。
金属薄板を重ね合わせてハニカム状のハニカム担体を形
成したものでは、波形状の金属薄板をうず巻状に巻回積
層してハニカム状のハニカム担体を形成したもののよう
に、排気ガスの流入圧力で金属薄板が中心部分から後方
へスパイラル状に飛び出す所謂フィルムアウト現象が発
生することはないが、ハニカム担体の入口側で排気ガス
の圧力を受けることによって重ね合わせた金属薄板相互
が開離する所謂口開き現象が生じ、特に、排気マニホー
ルドに近接して設けた場合にこの現象が顕著となって、
排気ガスの流路を塞ぎその浄化性能が低下してしまう可
能性がある。
【0004】そこで、本発明は、重ね合わせた波形状の
金属薄板相互がハニカム担体入口側の排気ガスの圧力で
開離して口開き現象が生じるのを回避することができ
て、排気ガスの浄化性能を一段と向上することができる
金属触媒コンバータを提供するものである。
金属薄板相互がハニカム担体入口側の排気ガスの圧力で
開離して口開き現象が生じるのを回避することができ
て、排気ガスの浄化性能を一段と向上することができる
金属触媒コンバータを提供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1にあっては、波
形成形した金属薄板を重ね合わせて、重ね合わせ部分に
セルを形成したハニカム状のハニカム担体を形成し、こ
のハニカム担体を外筒内に配設した構造において、一側
面に複数個のニードルを突設した網目状の金属冠を前記
ハニカム担体の入口側に当接配置し、複数のニードルを
ハニカム担体に挿入,係合して、金属薄板相互の開離を
拘束したことを特徴としている。
形成形した金属薄板を重ね合わせて、重ね合わせ部分に
セルを形成したハニカム状のハニカム担体を形成し、こ
のハニカム担体を外筒内に配設した構造において、一側
面に複数個のニードルを突設した網目状の金属冠を前記
ハニカム担体の入口側に当接配置し、複数のニードルを
ハニカム担体に挿入,係合して、金属薄板相互の開離を
拘束したことを特徴としている。
【0006】請求項2にあっては、波形成形した金属薄
板を重ね合わせて、重ね合わせ部分にセルを形成したハ
ニカム状のハニカム担体を形成し、このハニカム担体を
外筒内に配設した構造において、前記ハニカム担体の入
口側の金属薄板相互間に複数の金属ステップルを挿入,
係合して、金属薄板相互の開離を拘束したことを特徴と
している。
板を重ね合わせて、重ね合わせ部分にセルを形成したハ
ニカム状のハニカム担体を形成し、このハニカム担体を
外筒内に配設した構造において、前記ハニカム担体の入
口側の金属薄板相互間に複数の金属ステップルを挿入,
係合して、金属薄板相互の開離を拘束したことを特徴と
している。
【0007】請求項3にあっては、請求項1,2に記載
のハニカム担体は1枚の金属薄板を波形方向にS字状に
連続的に折り返して、ハニカム状に重ね合わせて構成し
たことを特徴としている。
のハニカム担体は1枚の金属薄板を波形方向にS字状に
連続的に折り返して、ハニカム状に重ね合わせて構成し
たことを特徴としている。
【0008】請求項4にあっては、請求項1〜3に記載
の金属薄板は波形の山部に、該波形の山部と谷部とを形
成する斜壁の途中位置から逆方向に切起し形成した切起
し谷部を波形の折り目方向に複数個備えている一方、波
形の谷部には、前記斜壁の途中位置から逆方向に切起し
形成した切起し山部を波形の折り目方向に複数個備えて
いることを特徴としている。
の金属薄板は波形の山部に、該波形の山部と谷部とを形
成する斜壁の途中位置から逆方向に切起し形成した切起
し谷部を波形の折り目方向に複数個備えている一方、波
形の谷部には、前記斜壁の途中位置から逆方向に切起し
形成した切起し山部を波形の折り目方向に複数個備えて
いることを特徴としている。
【0009】請求項5にあっては、請求項4に記載の切
起し谷部と切起し山部は、金属薄板の波形の山部と谷部
とを形成する斜壁の中央位置から切起し形成してあるこ
とを特徴としている。
起し谷部と切起し山部は、金属薄板の波形の山部と谷部
とを形成する斜壁の中央位置から切起し形成してあるこ
とを特徴としている。
【0010】請求項6にあっては、請求項4に記載の金
属薄板の波形の山部と谷部とを形成する斜壁の中央位置
には、波形の折り目方向に沿って棚部が形成され、波形
の山部に形成した切起し谷部と、該波形の山部に隣接す
る波形の谷部に形成した切起し山部とを、この棚部を境
として切起し形成して、隣接する切起し谷部と切起し山
部の各切起し止端間に波形方向に棚部幅の間隔を設定し
たことを特徴としている。
属薄板の波形の山部と谷部とを形成する斜壁の中央位置
には、波形の折り目方向に沿って棚部が形成され、波形
の山部に形成した切起し谷部と、該波形の山部に隣接す
る波形の谷部に形成した切起し山部とを、この棚部を境
として切起し形成して、隣接する切起し谷部と切起し山
部の各切起し止端間に波形方向に棚部幅の間隔を設定し
たことを特徴としている。
【0011】請求項7にあっては、請求項4〜6に記載
の金属薄板の波形の山部に形成した切起し谷部と、波形
の谷部に形成した切起し山部とを、波形の折り目方向に
オフセットして形成して、隣接する切起し谷部と切起し
山部の各切起し止端間に、波形の折り目方向に所要の間
隔を設定したことを特徴としている。
の金属薄板の波形の山部に形成した切起し谷部と、波形
の谷部に形成した切起し山部とを、波形の折り目方向に
オフセットして形成して、隣接する切起し谷部と切起し
山部の各切起し止端間に、波形の折り目方向に所要の間
隔を設定したことを特徴としている。
【0012】
【発明の効果】請求項1によれば、ハニカム担体の入口
側で金属冠の複数のニードルが該ハニカム担体に挿入,
係合して、ハニカム担体の重ね合わせた金属薄板相互の
開離を拘束しているため、ハニカム担体の入口側で排気
ガスの流入圧力によって金属薄板相互が開離する口開き
現象を防止することができ、多数のセルが集合したハニ
カム形状の変形をなくして排気ガスの浄化性能を一段と
向上することができる。
側で金属冠の複数のニードルが該ハニカム担体に挿入,
係合して、ハニカム担体の重ね合わせた金属薄板相互の
開離を拘束しているため、ハニカム担体の入口側で排気
ガスの流入圧力によって金属薄板相互が開離する口開き
現象を防止することができ、多数のセルが集合したハニ
カム形状の変形をなくして排気ガスの浄化性能を一段と
向上することができる。
【0013】しかも、金属冠は排気ガスの流通に支障と
ならない網目状としてあって、その一側面に突設したニ
ードルがハニカム担体に挿入,係合、即ち、セルに挿
入,係合していてセルの目詰まりを生じることがないた
め、ハニカム担体の排気ガスの流通性に殆んど影響を及
ぼすことはない。
ならない網目状としてあって、その一側面に突設したニ
ードルがハニカム担体に挿入,係合、即ち、セルに挿
入,係合していてセルの目詰まりを生じることがないた
め、ハニカム担体の排気ガスの流通性に殆んど影響を及
ぼすことはない。
【0014】請求項2によれば、ハニカム担体の入口側
の金属薄板相互間に複数の金属ステップルを挿入,係合
して、ハニカム担体の重ね合わせた金属薄板相互の開離
を拘束しているため、ハニカム担体の入口側で排気ガス
の流入圧力によって金属薄板相互が開離する口開き現象
を防止することができ、多数のセルが集合したハニカム
形状の変形をなくして排気ガスの浄化性能を一段と向上
することができる。
の金属薄板相互間に複数の金属ステップルを挿入,係合
して、ハニカム担体の重ね合わせた金属薄板相互の開離
を拘束しているため、ハニカム担体の入口側で排気ガス
の流入圧力によって金属薄板相互が開離する口開き現象
を防止することができ、多数のセルが集合したハニカム
形状の変形をなくして排気ガスの浄化性能を一段と向上
することができる。
【0015】しかも、金属ステップルが排気ガスの流通
に支障となることがないため、ハニカム担体の排気ガス
の流通性にほとんど影響を及ぼすことはない。
に支障となることがないため、ハニカム担体の排気ガス
の流通性にほとんど影響を及ぼすことはない。
【0016】請求項3によれば、請求項1,2の効果に
加えて、1枚の金属薄板を波形方向にS字状に連続的に
折り返して、ハニカム状に重ね合わせてハニカム担体を
構成しているため、ハニカム担体を容易に構成すること
ができると共に、排気ガスの流入圧力で金属薄板が後方
へ飛び出すフイルムアウト現象を防止することができ
る。
加えて、1枚の金属薄板を波形方向にS字状に連続的に
折り返して、ハニカム状に重ね合わせてハニカム担体を
構成しているため、ハニカム担体を容易に構成すること
ができると共に、排気ガスの流入圧力で金属薄板が後方
へ飛び出すフイルムアウト現象を防止することができ
る。
【0017】請求項4によれば、請求項1〜3の効果に
加えて、金属薄板は波形の山部に逆方向に切起し形成し
た切起し谷部を波形の折り目方向に複数個備えていると
共に、波形の谷部には逆方向に切起し形成した切起し山
部を波形の折り目方向に複数個備えているため、これら
の切起し形成部分で重ね合わせた金属薄板相互間に形成
されたセル相互で排気ガスの流通を行わせることがで
き、排気ガスを金属薄板表面に形成した触媒層に十分に
接触させて触媒反応を活発に行わせることができること
と併せて、切起し谷部と切起し山部の存在によって隣接
する金属薄板相互が密着するのを防止してセルを確保で
きるため、排気ガスの浄化性能を向上することができ
る。
加えて、金属薄板は波形の山部に逆方向に切起し形成し
た切起し谷部を波形の折り目方向に複数個備えていると
共に、波形の谷部には逆方向に切起し形成した切起し山
部を波形の折り目方向に複数個備えているため、これら
の切起し形成部分で重ね合わせた金属薄板相互間に形成
されたセル相互で排気ガスの流通を行わせることがで
き、排気ガスを金属薄板表面に形成した触媒層に十分に
接触させて触媒反応を活発に行わせることができること
と併せて、切起し谷部と切起し山部の存在によって隣接
する金属薄板相互が密着するのを防止してセルを確保で
きるため、排気ガスの浄化性能を向上することができ
る。
【0018】また、重ね合わせた金属薄板相互間に形成
されたセル相互で排気ガスの流通を行わせることができ
るので、全体で排気ガスの圧力分布を略均一化すること
ができて、ハニカム担体の耐久性を向上することもでき
る。
されたセル相互で排気ガスの流通を行わせることができ
るので、全体で排気ガスの圧力分布を略均一化すること
ができて、ハニカム担体の耐久性を向上することもでき
る。
【0019】更に、切起し谷部と切起し山部とを形成す
ることによって、金属薄板の剛性を高めることもでき
る。
ることによって、金属薄板の剛性を高めることもでき
る。
【0020】請求項5によれば、請求項4の効果に加え
て、切起し谷部と切起し山部を、金属薄板の波形の山部
と谷部とを形成する斜壁の中央位置から切起し形成して
あるから、前記切起し谷部と切起し山部の切起し開口面
積を大きくすることができて、セル相互の排気ガスの流
通性を向上することができる。
て、切起し谷部と切起し山部を、金属薄板の波形の山部
と谷部とを形成する斜壁の中央位置から切起し形成して
あるから、前記切起し谷部と切起し山部の切起し開口面
積を大きくすることができて、セル相互の排気ガスの流
通性を向上することができる。
【0021】また、金属薄板の波形の山部と切起し山部
および波形の谷部と切起し谷部とを同一の突出量にでき
て、金属薄板相互の密着を確実に防止することができ
る。
および波形の谷部と切起し谷部とを同一の突出量にでき
て、金属薄板相互の密着を確実に防止することができ
る。
【0022】請求項6によれば、請求項4の効果に加え
て、切起し谷部と切起し山部は、金属薄板の波形の山部
と谷部とを形成する斜壁の中央位置に形成した棚部を境
として切起し形成してあるから、これら切起し谷部と切
起し山部の切起し開口面積を大きくすることができて、
セル相互の排気ガスの流通性を向上することができる。
て、切起し谷部と切起し山部は、金属薄板の波形の山部
と谷部とを形成する斜壁の中央位置に形成した棚部を境
として切起し形成してあるから、これら切起し谷部と切
起し山部の切起し開口面積を大きくすることができて、
セル相互の排気ガスの流通性を向上することができる。
【0023】また、金属薄板の波形の山部と切起し山部
および波形の谷部と切起し谷部とを同一の突出量にでき
て、金属薄板相互の密着を防止できることと併せて、金
属薄板相互が波形方向にずれた場合に前記棚部に波形の
山部又は切起し山部、あるいは波形の谷部又は切起し谷
部が突き当って金属薄板相互が密着するのを確実に回避
してセルを確保することができる。
および波形の谷部と切起し谷部とを同一の突出量にでき
て、金属薄板相互の密着を防止できることと併せて、金
属薄板相互が波形方向にずれた場合に前記棚部に波形の
山部又は切起し山部、あるいは波形の谷部又は切起し谷
部が突き当って金属薄板相互が密着するのを確実に回避
してセルを確保することができる。
【0024】更に、隣接する切起し谷部と切起し山部の
各切起し止端間には、波形方向に棚部幅の間隔が確保さ
れるため、熱膨張率の差によって前記切起し止端間が裂
断するのを回避することができる。
各切起し止端間には、波形方向に棚部幅の間隔が確保さ
れるため、熱膨張率の差によって前記切起し止端間が裂
断するのを回避することができる。
【0025】請求項7によれば、請求項4〜6の効果に
加えて、切起し谷部と切起し山部の各切起し止端間に
は、波形の折り目方向に所要の間隔を設定してあるた
め、熱膨張率の差によって前記切起し止端間が裂断する
のを確実に回避することができる。
加えて、切起し谷部と切起し山部の各切起し止端間に
は、波形の折り目方向に所要の間隔を設定してあるた
め、熱膨張率の差によって前記切起し止端間が裂断する
のを確実に回避することができる。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面と
共に詳述する。
共に詳述する。
【0027】図1〜3において、1は触媒コンバータを
示し、断面長円形(楕円形を含む)に形成した金属製の
外筒2と、外筒2内に配設したハニカム状の金属触媒担
体3とを備えている。
示し、断面長円形(楕円形を含む)に形成した金属製の
外筒2と、外筒2内に配設したハニカム状の金属触媒担
体3とを備えている。
【0028】外筒2の両端部のデイフューザ4は別体成
形してあり、これらデイフューザ4,4は外筒2の両端
部内に嵌合して固定してある。
形してあり、これらデイフューザ4,4は外筒2の両端
部内に嵌合して固定してある。
【0029】前記金属触媒担体3は、前記ハニカム担体
3aにウォッシュコートと称するアルミナ系のバインダ
ーを塗布した後に、そのウォッシュコートに貴金属等か
らなる触媒を担持したものである。
3aにウォッシュコートと称するアルミナ系のバインダ
ーを塗布した後に、そのウォッシュコートに貴金属等か
らなる触媒を担持したものである。
【0030】前記ハニカム担体3aは、ステンレス等か
らなると共に波形に成形された1枚の長尺の金属薄板5
を、波形方向にS字状に連続的に折り返して重ね合せ、
各重ね合わせ部分にハニカム状のセルを形成して成って
いる。
らなると共に波形に成形された1枚の長尺の金属薄板5
を、波形方向にS字状に連続的に折り返して重ね合せ、
各重ね合わせ部分にハニカム状のセルを形成して成って
いる。
【0031】また、このハニカム担体3aは、波形に成
形された複数枚の金属薄板5を、積層して形成すること
もできる。
形された複数枚の金属薄板5を、積層して形成すること
もできる。
【0032】6はハニカム担体3aの入口側の中央部分
に配設した金属冠で、例えば金属薄板5と同質材からな
る線状部材をもって長径をハニカム担体3aよりも短く
した長円形の網目状に形成してある。
に配設した金属冠で、例えば金属薄板5と同質材からな
る線状部材をもって長径をハニカム担体3aよりも短く
した長円形の網目状に形成してある。
【0033】この金属冠6の網目はハニカム担体3aの
セル標準径と同等以上に形成してあると共に、一側面に
は網目の各交点にニードル6aを突設してあり、該金属
冠6をハニカム担体3aの入口側に当接配置して前記複
数のニードル6aをハニカム担体3aに挿入,係合し
て、隣接する金属薄板5の相互の開離を拘束するように
している。
セル標準径と同等以上に形成してあると共に、一側面に
は網目の各交点にニードル6aを突設してあり、該金属
冠6をハニカム担体3aの入口側に当接配置して前記複
数のニードル6aをハニカム担体3aに挿入,係合し
て、隣接する金属薄板5の相互の開離を拘束するように
している。
【0034】金属冠6はハニカム担体3aの端面にロウ
付けしてもよいが、ロウ付けしなくてもハニカム担体3
aの端面とデイフューザ4の端面との間に挾着されるの
で確実な取付けを行うことができる。
付けしてもよいが、ロウ付けしなくてもハニカム担体3
aの端面とデイフューザ4の端面との間に挾着されるの
で確実な取付けを行うことができる。
【0035】前記金属薄板5としては、図8,9又は図
10〜12に示すものが用いられている。
10〜12に示すものが用いられている。
【0036】これらの図に示す金属薄板5は、何れも波
形の山部5aに、該波形の山部5aと谷部5bとを形成
する斜壁5cの途中位置から逆方向に切起し形成した切
起し谷部5dを波形の折り目方向に複数個備えている一
方、波形の谷部5bには、斜壁5cの途中位置から逆方
向に切起し形成した切起し山部5eを波形の折り目方向
に複数個備えている。
形の山部5aに、該波形の山部5aと谷部5bとを形成
する斜壁5cの途中位置から逆方向に切起し形成した切
起し谷部5dを波形の折り目方向に複数個備えている一
方、波形の谷部5bには、斜壁5cの途中位置から逆方
向に切起し形成した切起し山部5eを波形の折り目方向
に複数個備えている。
【0037】ここで、図8〜10に示す金属薄板5にあ
っては、前記波形の各斜壁5cの中央位置に該波形の折
り目方向に沿って棚部5fを形成し、各隣接する山部5
aに形成した切起し谷部5d、谷部4bに形成した切起
し山部5eとを、この棚部5fを境として切起し形成し
て、隣接する切起し谷部5dと切起し山部5eの各切起
し止端間に波形方向に棚部5fの幅の間隔S1 を設定し
てある。
っては、前記波形の各斜壁5cの中央位置に該波形の折
り目方向に沿って棚部5fを形成し、各隣接する山部5
aに形成した切起し谷部5d、谷部4bに形成した切起
し山部5eとを、この棚部5fを境として切起し形成し
て、隣接する切起し谷部5dと切起し山部5eの各切起
し止端間に波形方向に棚部5fの幅の間隔S1 を設定し
てある。
【0038】図8,9に示す例では波形の山部5aと、
これに隣接する切起し山部5eとを同一の長さに形成し
て、波形の折り目方向に1ピッチずれた状態に規則性を
もって形成してあり、また、図10に示す例では波形の
山部5aと谷部5bおよび切起し谷部5d、切起し山部
5eとを同一の長さに形成して、隣接する波形の山部5
aと切起し山部5e、および隣接する波形の谷部5bと
切起し谷部5dを、波形の折り目方向に1ピッチずれた
状態に規則性をもって形成してあるが、隣接する前記切
起し谷部5dと切起し山部5eとをこのような規則性を
持たずに波形の折り目方向にオフセットして形成して、
これら隣接する切起し谷部5dと切起し山部5eの各切
起し止端間に、波形の折り目方向に所要の間隔を設定す
るようにしてもよい。
これに隣接する切起し山部5eとを同一の長さに形成し
て、波形の折り目方向に1ピッチずれた状態に規則性を
もって形成してあり、また、図10に示す例では波形の
山部5aと谷部5bおよび切起し谷部5d、切起し山部
5eとを同一の長さに形成して、隣接する波形の山部5
aと切起し山部5e、および隣接する波形の谷部5bと
切起し谷部5dを、波形の折り目方向に1ピッチずれた
状態に規則性をもって形成してあるが、隣接する前記切
起し谷部5dと切起し山部5eとをこのような規則性を
持たずに波形の折り目方向にオフセットして形成して、
これら隣接する切起し谷部5dと切起し山部5eの各切
起し止端間に、波形の折り目方向に所要の間隔を設定す
るようにしてもよい。
【0039】図11,12に示す金属薄板5は、何れも
隣接する切起し谷部5dと切起し山部5eとを、波形の
折り目方向にオフセットして形成して、これら隣接する
切起し谷部5dと切起し山部5eの各切起し止端間に、
波形の折り目方向に所要の間隔S2 を設定してある。
隣接する切起し谷部5dと切起し山部5eとを、波形の
折り目方向にオフセットして形成して、これら隣接する
切起し谷部5dと切起し山部5eの各切起し止端間に、
波形の折り目方向に所要の間隔S2 を設定してある。
【0040】図11に示す例では、切起し谷部5dと切
起し山部5eとを、波形の斜壁5cの中央位置からそれ
ぞれ逆方向に切起し形成してあるが。図12に示す例で
は切起し谷部5dを波形の谷部5bよりも浅く、また、
切起し山部5eを波形の山部5aよりも低く形成するこ
とによって、隣接する切起し谷部5dと切起し山部5e
の各切起し止端間に前述の波形の折り目方向の間隔S2
の他に、波形方向に所要の間隔S3 が設定されるように
してある。
起し山部5eとを、波形の斜壁5cの中央位置からそれ
ぞれ逆方向に切起し形成してあるが。図12に示す例で
は切起し谷部5dを波形の谷部5bよりも浅く、また、
切起し山部5eを波形の山部5aよりも低く形成するこ
とによって、隣接する切起し谷部5dと切起し山部5e
の各切起し止端間に前述の波形の折り目方向の間隔S2
の他に、波形方向に所要の間隔S3 が設定されるように
してある。
【0041】以上の実施形態の構造によれば、通常では
触媒コンバータ1に、金属触媒担体3を構成するハニカ
ム担体3aよりも小径の図外の排気管から流入する排気
ガスは、入口側のデイフューザ4の拡散作用によってハ
ニカム担体3aの入口側の略全面のセルに流入するよう
にはなるが、それでも該排気管から流入する排気ガスは
ハニカム担体3aの中心部に集中し易く、該ハニカム担
体3aの中心部で、重ね合わせた金属薄板5の相互が開
離する傾向となる。
触媒コンバータ1に、金属触媒担体3を構成するハニカ
ム担体3aよりも小径の図外の排気管から流入する排気
ガスは、入口側のデイフューザ4の拡散作用によってハ
ニカム担体3aの入口側の略全面のセルに流入するよう
にはなるが、それでも該排気管から流入する排気ガスは
ハニカム担体3aの中心部に集中し易く、該ハニカム担
体3aの中心部で、重ね合わせた金属薄板5の相互が開
離する傾向となる。
【0042】ところが、前述のようにこのハニカム担体
3aの入口側の中央部分では、金属冠6の複数のニード
ル6aがハニカム担体3aに挿入,係合して、ハニカム
担体3aの重ね合わせた金属薄板5の相互の開離を拘束
しているため、ハニカム担体3aの入口側で排気ガスの
流入圧力によってハニカム担体3aの中央部分から金属
薄板5の相互が開離する口開き現象を防止することがで
き、多数のセルが集合したハニカム形状の変形をなくし
て排気ガスの浄化性能を向上することができる。
3aの入口側の中央部分では、金属冠6の複数のニード
ル6aがハニカム担体3aに挿入,係合して、ハニカム
担体3aの重ね合わせた金属薄板5の相互の開離を拘束
しているため、ハニカム担体3aの入口側で排気ガスの
流入圧力によってハニカム担体3aの中央部分から金属
薄板5の相互が開離する口開き現象を防止することがで
き、多数のセルが集合したハニカム形状の変形をなくし
て排気ガスの浄化性能を向上することができる。
【0043】しかも、金属冠6は前述のように排気ガス
の流通に支障とならない網目状としてあって、その一側
面に突設したニードル6aがハニカム担体3aの、セル
に挿入,係合していてセルの目詰まりを生じることがな
いため、ハニカム担体3aの排気ガスの流通性にほとん
ど影響を及ぼすことはない。
の流通に支障とならない網目状としてあって、その一側
面に突設したニードル6aがハニカム担体3aの、セル
に挿入,係合していてセルの目詰まりを生じることがな
いため、ハニカム担体3aの排気ガスの流通性にほとん
ど影響を及ぼすことはない。
【0044】更に、ハニカム担体3aは1枚の金属薄板
5を波形方向にS字状に連続的に折り返して重ね合わせ
てハニカムを構成しているため、排気ガスの流入圧力で
金属薄板5が後方へ飛び出すフイルムアウト現象を防止
することができる。
5を波形方向にS字状に連続的に折り返して重ね合わせ
てハニカムを構成しているため、排気ガスの流入圧力で
金属薄板5が後方へ飛び出すフイルムアウト現象を防止
することができる。
【0045】特に、本実施形態では前述の金属薄板5と
して、図8〜12に示すように波形の山部5aに逆方向
に切起し形成した切起し谷部5dを波形の折り目方向に
複数個備えていると共に、波形の谷部5bに逆方向に切
起し形成した切起し山部5eを波形の折り目方向に複数
個備えたものを用いているため、重ね合わせた金属薄板
5の相互に形成されたセル相互で図8の矢印で示すよう
に排気ガスの流通を行わせることができ、従って、排気
ガスを金属薄板5の表面の触媒に十分に接触させて触媒
反応を活発に行わせることができることと併せて、切起
し谷部5dと切起し山部5eの存在によって隣接する金
属薄板5の相互が密着するのを防止してセルを確保でき
るため、排気ガスの浄化性能を更に向上することができ
る。
して、図8〜12に示すように波形の山部5aに逆方向
に切起し形成した切起し谷部5dを波形の折り目方向に
複数個備えていると共に、波形の谷部5bに逆方向に切
起し形成した切起し山部5eを波形の折り目方向に複数
個備えたものを用いているため、重ね合わせた金属薄板
5の相互に形成されたセル相互で図8の矢印で示すよう
に排気ガスの流通を行わせることができ、従って、排気
ガスを金属薄板5の表面の触媒に十分に接触させて触媒
反応を活発に行わせることができることと併せて、切起
し谷部5dと切起し山部5eの存在によって隣接する金
属薄板5の相互が密着するのを防止してセルを確保でき
るため、排気ガスの浄化性能を更に向上することができ
る。
【0046】また、このように重ね合わせた金属薄板5
の相互間に形成されたセル相互で排気ガスの流通を行わ
せることができるので、ハニカム担体3aの全体で排気
ガスの圧力分布を略均一化することができて、ハニカム
担体3aの耐久性を向上することができる。
の相互間に形成されたセル相互で排気ガスの流通を行わ
せることができるので、ハニカム担体3aの全体で排気
ガスの圧力分布を略均一化することができて、ハニカム
担体3aの耐久性を向上することができる。
【0047】更に、切起し谷部5dと切起し山部5eと
を形成することによって、金属薄板5自体の剛性を高め
ることができて、品質感および信頼性を高めることもで
きる。
を形成することによって、金属薄板5自体の剛性を高め
ることができて、品質感および信頼性を高めることもで
きる。
【0048】ここで、図8〜10に示した金属薄板5を
用いれば、切起し谷部5dと切起し山部5eを、金属薄
板5の波形の山部5aと谷部5bとを形成する斜壁5c
の中央位置に形成した棚部5fを境にして形成してある
から、前記切起し谷部5dと切起し山部5eの切起し開
口面積を大きくすることができて、セル相互の排気ガス
の流通性を向上することができる。
用いれば、切起し谷部5dと切起し山部5eを、金属薄
板5の波形の山部5aと谷部5bとを形成する斜壁5c
の中央位置に形成した棚部5fを境にして形成してある
から、前記切起し谷部5dと切起し山部5eの切起し開
口面積を大きくすることができて、セル相互の排気ガス
の流通性を向上することができる。
【0049】また、金属薄板5の波形の山部5aと切起
し山部5eおよび波形の谷部5bと切起し谷部5dとを
同一の突出量にできて、金属薄板5の相互密着を防止で
きることと併せて、金属薄板5の相互が波形方向にずれ
た場合に前記棚部5fに波形の山部5a又は切起し山部
5eあるいは波形の谷部5b又は切起し谷部5dが突き
当たって金属薄板5の相互密着を確実に回避してセルを
確保することができる。
し山部5eおよび波形の谷部5bと切起し谷部5dとを
同一の突出量にできて、金属薄板5の相互密着を防止で
きることと併せて、金属薄板5の相互が波形方向にずれ
た場合に前記棚部5fに波形の山部5a又は切起し山部
5eあるいは波形の谷部5b又は切起し谷部5dが突き
当たって金属薄板5の相互密着を確実に回避してセルを
確保することができる。
【0050】更には、隣接する切起し谷部5dと切起し
山部5eの各切起し止端間には、波形方向に棚部5fの
幅の間隔S1 が確保されるため、熱膨張率の差によって
前記切起し止端間が裂断するのを回避することができ
る。
山部5eの各切起し止端間には、波形方向に棚部5fの
幅の間隔S1 が確保されるため、熱膨張率の差によって
前記切起し止端間が裂断するのを回避することができ
る。
【0051】また、図11に示す金属薄板5を用いれ
ば、前記図8〜10に示したものを用いた場合と同様の
排気浄化性能が得られることは勿論、切起し谷部5dと
切起し山部5eの各切起し止端間には、波形の折り目方
向に所要の間隔S2 を設定してあるので、この場合も熱
膨張率の差によって前記切起し止端間が裂断するのを回
避することができる。
ば、前記図8〜10に示したものを用いた場合と同様の
排気浄化性能が得られることは勿論、切起し谷部5dと
切起し山部5eの各切起し止端間には、波形の折り目方
向に所要の間隔S2 を設定してあるので、この場合も熱
膨張率の差によって前記切起し止端間が裂断するのを回
避することができる。
【0052】更に、図12に示す金属薄板5を用いれ
ば、前記図11に示したものを用いた場合と略同様の排
気浄化性能が得られる他、切起し谷部5dと切起し山部
5eの各切起し止端間には、波形の折り目方向に所要の
間隔S2 と、波形方向に所要の間隔S3 とを設定してあ
るので、熱膨張率の差による切起し止端間の裂断を確実
に回避することができる。
ば、前記図11に示したものを用いた場合と略同様の排
気浄化性能が得られる他、切起し谷部5dと切起し山部
5eの各切起し止端間には、波形の折り目方向に所要の
間隔S2 と、波形方向に所要の間隔S3 とを設定してあ
るので、熱膨張率の差による切起し止端間の裂断を確実
に回避することができる。
【0053】なお、前記実施形態ではハニカム担体3a
の入口側の中央部分に金属冠6を配置してあるが、金属
冠6はハニカム担体3aの入口側の端部面積と同じ大き
さに形成したものを用いてもよいことは勿論である。
の入口側の中央部分に金属冠6を配置してあるが、金属
冠6はハニカム担体3aの入口側の端部面積と同じ大き
さに形成したものを用いてもよいことは勿論である。
【0054】図6,7は金属薄板5の相互の開離拘束の
異なる実施形態を示すもので、金属薄板5自体は前記第
1実施形態と同様に構成してあるため、重複する説明は
省略する。
異なる実施形態を示すもので、金属薄板5自体は前記第
1実施形態と同様に構成してあるため、重複する説明は
省略する。
【0055】この実施形態にあっては、ハニカム担体3
aの入口側の金属薄板5の相互間に、ステンレス等の金
属線材からなる金属ステップル7を挿入、係合して、こ
れら金属ステップル7によって金属薄板5の相互の開離
を拘束している。
aの入口側の金属薄板5の相互間に、ステンレス等の金
属線材からなる金属ステップル7を挿入、係合して、こ
れら金属ステップル7によって金属薄板5の相互の開離
を拘束している。
【0056】金属ステップル7は金属薄板5の端縁にレ
ーザービームで溶接するか、ロー付け処理により接合し
て脱落をなくしている。
ーザービームで溶接するか、ロー付け処理により接合し
て脱落をなくしている。
【0057】従って、この第2実施形態の構造によれ
ば、ハニカム担体3aの入口側の金属薄板5の相互間に
複数の金属ステップル7を挿入,係合して、ハニカム担
体3aの重ね合わせた金属薄板5の相互の開離を拘束し
ているため、前記第1実施形態と同様にハニカム担体3
aの入口側で排気ガスの流入圧力によって金属薄板5の
相互が開離する口開き現象を防止することができ、多数
のセルが集合したハニカム形状の変形をなくして排気ガ
スの浄化性能を一段と向上することができる。
ば、ハニカム担体3aの入口側の金属薄板5の相互間に
複数の金属ステップル7を挿入,係合して、ハニカム担
体3aの重ね合わせた金属薄板5の相互の開離を拘束し
ているため、前記第1実施形態と同様にハニカム担体3
aの入口側で排気ガスの流入圧力によって金属薄板5の
相互が開離する口開き現象を防止することができ、多数
のセルが集合したハニカム形状の変形をなくして排気ガ
スの浄化性能を一段と向上することができる。
【0058】また、金属ステップル7が排気ガスの流通
に支障となることがないため、ハニカム担体3aの排気
ガスの流通性にほとんど影響を及ぼすことはない。
に支障となることがないため、ハニカム担体3aの排気
ガスの流通性にほとんど影響を及ぼすことはない。
【図1】本発明の第1実施形態を示す図2のA−A線に
沿う略示的断面図。
沿う略示的断面図。
【図2】同実施形態の全体構造を示す略示的断面図。
【図3】同実施形態のハニカム担体と金属冠との関係を
示す略示的分解斜視図。
示す略示的分解斜視図。
【図4】図3の組付け状態を示す略示的正面図。
【図5】同実施形態の金属冠の略示的側面図。
【図6】本発明の第2実施形態のハニカム担体と金属ス
テップルとの関係を示す略示的分解斜視図。
テップルとの関係を示す略示的分解斜視図。
【図7】図6の組付け状態を示す略示的正面図。
【図8】各実施形態に用いられる金属薄板の斜視図。
【図9】図8に示した金属薄板の説明図。
【図10】金属薄板の異なる例を示す説明図。
【図11】金属薄板の異なる例を示す説明図。
【図12】金属薄板の異なる例を示す説明図。
1 触媒コンバータ 2 外筒 3 金属触媒担体 3a ハニカム担体 5 金属薄板 5a 波形の山部 5b 波形の谷部 5c 斜壁 5d 切起し谷部 5e 切起し山部 5f 棚部 6 金属冠 6a ニードル 7 金属ステップル
Claims (7)
- 【請求項1】 波形成形した金属薄板を重ね合わせて、
重ね合わせ部分にセルを形成したハニカム状のハニカム
担体を形成し、このハニカム担体を外筒内に配設した構
造において、一側面に複数個のニードルを突設した網目
状の金属冠を前記ハニカム担体の入口側に当接配置し、
複数のニードルをハニカム担体に挿入,係合して、金属
薄板相互の開離を拘束したことを特徴とする金属触媒コ
ンバータ。 - 【請求項2】 波形成形した金属薄板を重ね合わせて、
重ね合わせ部分にセルを形成したハニカム状のハニカム
担体を形成し、このハニカム担体を外筒内に配設した構
造において、前記ハニカム担体の入口側の金属薄板相互
間に複数の金属ステップルを挿入,係合して、金属薄板
相互の開離を拘束したことを特徴とする金属触媒コンバ
ータ。 - 【請求項3】 ハニカム担体は1枚の金属薄板を波形方
向にS字状に連続的に折り返して、ハニカム状に重ね合
わせて構成したことを特徴とする請求項1,2記載の金
属触媒コンバータ。 - 【請求項4】 金属薄板は波形の山部に、該波形の山部
と谷部とを形成する斜壁の途中位置から逆方向に切起し
形成した切起し谷部を波形の折り目方向に複数個備えて
いる一方、波形の谷部には、前記斜壁の途中位置から逆
方向に切起し形成した切起し山部を波形の折り目方向に
複数個備えていることを特徴とする請求項1〜3の何れ
かに記載の金属触媒コンバータ。 - 【請求項5】 切起し谷部と切起し山部は、金属薄板の
波形の山部と谷部とを形成する斜壁の中央位置から切起
し形成してあることを特徴とする請求項4記載の金属触
媒コンバータ。 - 【請求項6】 金属薄板の波形の山部と谷部とを形成す
る斜壁の中央位置には、波形の折り目方向に沿って棚部
が形成され、波形の山部に形成した切起し谷部と、該波
形の山部に隣接する波形の谷部に形成した切起し山部と
を、この棚部を境として切起し形成して、隣接する切起
し谷部と切起し山部の各切起し止端間に波形方向に棚部
幅の間隔を設定したことを特徴とする請求項4記載の金
属触媒コンバータ。 - 【請求項7】 金属薄板の波形の山部に形成した切起し
谷部と、波形の谷部に形成した切起し山部とを、波形の
折り目方向にオフセットして形成して、隣接する切起し
谷部と切起し山部の各切起し止端間に、波形の折り目方
向に所要の間隔を設定したことを特徴とする請求項4〜
6の何れかに記載の金属触媒コンバータ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21071997A JPH1150840A (ja) | 1997-08-05 | 1997-08-05 | 金属触媒コンバータ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21071997A JPH1150840A (ja) | 1997-08-05 | 1997-08-05 | 金属触媒コンバータ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1150840A true JPH1150840A (ja) | 1999-02-23 |
Family
ID=16593974
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP21071997A Pending JPH1150840A (ja) | 1997-08-05 | 1997-08-05 | 金属触媒コンバータ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1150840A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US10232362B2 (en) | 2016-01-08 | 2019-03-19 | Nippon Steel & Sumikin Materials Co., Ltd. | Honeycomb core for carrying catalyst and catalytic converter |
-
1997
- 1997-08-05 JP JP21071997A patent/JPH1150840A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US10232362B2 (en) | 2016-01-08 | 2019-03-19 | Nippon Steel & Sumikin Materials Co., Ltd. | Honeycomb core for carrying catalyst and catalytic converter |
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