JPH11133615A - 平版印刷版の製版方法 - Google Patents

平版印刷版の製版方法

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JPH11133615A
JPH11133615A JP30049197A JP30049197A JPH11133615A JP H11133615 A JPH11133615 A JP H11133615A JP 30049197 A JP30049197 A JP 30049197A JP 30049197 A JP30049197 A JP 30049197A JP H11133615 A JPH11133615 A JP H11133615A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】銀錯塩拡散転写法を応用したアルミニウム平版
印刷版の版面上の銀画像を印刷物に忠実に再現すること
ができる製版方法を提供する。特に走査型露光用平版印
刷版を用いたカラー印刷に好適な製版方法を提供するこ
とである。 【解決手段】(1)アルミニウム支持体とハロゲン化銀
乳剤層の間に物理現像核を有する平版印刷版の製版方法
において、該平版印刷版を露光、現像処理した後、ハロ
ゲン化銀溶剤を含有する水洗液で水洗処理することを特
徴とする平版印刷版の製版方法。 (2)アルミニウム支持体とハロゲン化銀乳剤層の間に
物理現像核を有する平版印刷版の製版方法において、該
平版印刷版を露光、現像処理、水洗処理した後、ハロゲ
ン化銀溶剤を含有する仕上げ液で処理することを特徴と
する平版印刷版の製版方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、アルミニウム板を
支持体とする銀錯塩拡散転写法を利用した平版印刷版の
製版方法に関する。
【0002】
【従来の技術】銀錯塩拡散転写法(DTR法)を用いた
平版印刷版については、フォーカル・プレス、ロンドン
ニューヨーク(1972年)発行、アンドレ ロット
及びエディス ワイデ著、「フォトグラフィック・シル
バー・ハライド・ディヒュージョン・プロセシズ」、第
101頁〜第130頁に幾つかの例が記載されている。
【0003】その中で述べられているように、DTR法
を用いた平版印刷版には、転写材料と受像材料を別々に
したツーシートタイプ、あるいはそれらを一枚の支持体
上に設けたモノシートタイプの二方式が知られている。
ツーシートタイプの平版印刷版については、特開昭57
−158844号公報に詳しく記載されている。又、モ
ノシートタイプについては、特公昭48−30562
号、同51−15765号、特開昭51−111103
号、同52−150105号などの各公報に詳しく記載
されている。
【0004】本発明が対象とする、アルミニウム板を支
持体とする銀錯塩拡散転写法を利用したモノシートタイ
プの平版印刷版(以降、アルミニウム平版印刷版と称
す)は、特開昭57−118244号、同57−158
844号、同63−260491号、特開平3−116
151号、同4−282295号、米国特許第4,56
7,131号、同第5,427,889号等の公報に詳
しく記載されている。
【0005】前記アルミニウム平版印刷版は、粗面化さ
れ陽極酸化されたアルミニウム支持体上に物理現像核を
担持し、更にその上にハロゲン化銀乳剤層を設けた構成
に成っている。この平版印刷版の一般的な製版方法は、
露光後、現像処理、水洗処理(ウォッシュ・オフ:ハロ
ゲン化銀乳剤層の除去)が施される。また版面の保護の
ために仕上げ処理が通常施されている。
【0006】詳細には、現像処理によって物理現像核上
に金属銀画像部が形成され、次の水洗処理によってハロ
ゲン化銀乳剤層が除去されてアルミニウム支持体上に金
属銀画像部(以降、銀画像部と称す)が露出する。同時
に陽極酸化されたアルミニウム表面自身が非画像部とし
て露出する。
【0007】DTR法を用いた平版印刷版では、露光に
よって感光核を生じたハロゲン化銀結晶は化学現像によ
って黒化銀となり、一方未感光のハロゲン化銀結晶は現
像液中の銀塩錯化剤により銀塩錯体となって物理現像核
まで拡散し、核の存在下で物理現像を生起して銀画像部
を形成する。
【0008】本発明が対象とするアルミニウム平版印刷
版は、従来から一般的に用いられている、ハロゲン化銀
乳剤層の上に物理現像核を有する平版印刷版とは構成が
異なり、ハロゲン化銀乳剤層の下に物理現像核を有する
構成になっている。この両者の構成の違いは、製版処理
によって形成された銀画像の性質に影響を及ぼすことが
分かってきた。
【0009】即ち、乳剤層中の銀塩錯体が上(現像液
側)に拡散するか、または下(支持体側)に拡散するか
によって、転写効率等が異なり転写銀の出来方に影響す
ることが考えられる。つまり、本発明が対象とするアル
ミニウム平版印刷版は、転写効率(画像形成効率)が劣
り、転写銀量の少ない銀画像ができやすく、この転写銀
量の少ない銀画像部、例えば細線や網点の縁部分は印刷
初期段階で画像が消失するという、アルミニウム平版印
刷版特有の問題をかかえていた。この問題は、平版印刷
版の銀画像が印刷物に忠実に再現できないという印刷再
現性低下の原因になっていた。
【0010】印刷再現性とは、平版印刷版の銀画像と同
じ画像が印刷物に忠実に再現できることを云う。印刷再
現性が良い場合、印刷する前に、平版印刷版の銀画像を
見て、印刷物の画像が分かるという利点があり、これは
平版印刷版を製版する際に重要である。印刷再現性が悪
い場合、所望の印刷物が得られるかどうかは印刷しない
と分からないという問題があり、製版、印刷の作業効率
を低下させていた。
【0011】一方、DTR法を利用した平版印刷版に
は、製版カメラで数秒〜数十秒間の露光を与えて製版す
るカメラタイプと、レーザー光(ヘリウム・ネオンレー
ザー、アルゴンレーザー、半導体レーザー、発光ダイオ
ード等)を用いてダイレクト製版する走査型露光用平版
印刷版が知られている。近年、走査型露光用の平版印刷
版を用いたCTP(コンピュータ・ツー・プレート)シ
ステムによってカラー印刷が可能になった。しかしなが
ら、上記印刷再現性の問題は4色印刷するカラー印刷に
おいて、特に重大な問題であった。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、上記
問題を解決し、平版印刷版の版面上の銀画像を印刷物に
忠実に再現することができる平版印刷版の製版方法を提
供することである。特に走査型露光用平版印刷版を用い
たカラー印刷に好適な製版方法を提供することである。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明の上記目的は、
(1)アルミニウム支持体とハロゲン化銀乳剤層の間に
物理現像核を有する平版印刷版の製版方法において、該
平版印刷版を露光、現像処理した後、ハロゲン化銀溶剤
を含有する水洗液で水洗処理することを特徴とする平版
印刷版の製版方法、(2)アルミニウム支持体とハロゲ
ン化銀乳剤層の間に物理現像核を有する平版印刷版の製
版方法において、該平版印刷版を露光、現像処理、水洗
処理した後、ハロゲン化銀溶剤を含有する仕上げ液で処
理することを特徴とする平版印刷版の製版方法、によっ
て達成された。
【0014】
【発明の実施の形態】以下本発明を詳細に説明する。本
発明が対象とする平版印刷版の製版方法において、水洗
処理は現像後のハロゲン化銀乳剤層をウォッシュ・オフ
(剥離除去)する役目があり、仕上げ処理は版面の保護
および銀画像部の感脂化の役目がある。本発明者は水洗
液または仕上げ液にハロゲン化銀溶剤を含有させること
によって、アルミニウム平版印刷版の印刷再現性が向上
することを見いだした。
【0015】本発明の作用について、次のようなことが
推測される。銀錯塩拡散転写現像(DTR現像)によっ
て形成された銀画像には、還元された金属銀を初め色々
な種類の銀コンプレックスが存在する。転写銀量の多い
部分は、主に安定した金属銀で構成されているため、充
分に感脂化され、インキ受理性を発現し、また充分な耐
刷力を有する。一方、本発明が対象とするアルミニウム
平版印刷版は、DTR現像によって転写銀量の少ない銀
画像ができやすい。特に細線画像や網点画像の縁部分は
少ない転写銀量で形成されやすい。この転写銀量の少な
い部分は、銀コンプレックスの存在比率が高いために、
耐刷力が弱く、画像がすぐに消失する。このことが製版
後の版面の銀画像と印刷物の画像の再現性を低下させて
いる。従ってDTR現像で形成された銀画像が水洗処理
(ウォッシュ・オフ)で表面に露出するとき、もしくは
露出した後に銀画像にハロゲン化銀溶剤を作用させるこ
とによって、銀コンプレックスが除去され、その結果印
刷再現性が向上していると推測される。
【0016】走査型露光においては、画質はビーム径と
ビームの絞りに依存する。ビーム径が大きい場合または
ビームの絞りが甘い場合は、細線や網点画像にフリンジ
が生じやすい。そのフリンジ部は、見かけ上、版面の画
像を形成しているが、少ない転写銀量で形成されている
ため、印刷初期段階で画像が消失し、印刷再現性を低下
させていた。従って、本発明はアルミニウム平版印刷版
を各種タイプの走査型露光に適用可能とし、これをもっ
てカラー印刷を可能にした。
【0017】本発明に用いられるハロゲン化銀溶剤とし
ては、チオ硫酸アンモニウム及びチオ硫酸ナトリウムの
ようなチオ硫酸塩、チオシアン酸ナトリウムやチオシア
ン酸アンモニウムのようなチオシアン酸塩、亜硫酸ナト
リウムや亜硫酸水素カリウムのような亜硫酸塩、オキサ
ドリドン類、2−メルカプト安息香酸及びその誘導体、
ウラシルのような環状イミド類、アルカノールアミン、
ジアミン、メソイオン性化合物、USP5,200,2
94に記載のようなチオエーテル類、5,5−ジアルキ
ルヒダントイン類、アルキルスルホン類、他に、T.
H.ジェームス編のザ・セオリー・オブ・ザ・フォトグ
ラフィック・プロセス4版の474〜475項(197
7年)に記載されている化合物が挙げられる。
【0018】これらのハロゲン化銀溶剤の中でも特にア
ルカノールアミン、メソイオン性化合物及びチオエーテ
ル化合物が好ましい。アルカノールアミンとしては、例
えば2ー(2ーアミノエチルアミノ)エタノールアミ
ン、ジエタノールアミン、Nーメチルエタノールアミ
ン、トリエタノールアミン、N−エチルジエタノールア
ミン、ジイソプロパノールアミン、エタノールアミン、
4−アミノブタノール、N,N−ジメチルエタノールア
ミン、3−アミノプロパノール、N,N−エチル−2、
2’−イミノジエタノール、2−メチルアミノエタノー
ル、2−アミノ−2−メチル−1−プロパノール等が挙
げられる。水洗液または仕上げ液への添加量は処理液1
リットル当り0.1〜100g、好ましくは1〜50g
である。
【0019】本発明に用いられるメソイオン性化合物は
化1で示される化合物である。
【0020】
【化1】
【0021】式中、Mは炭素原子、窒素原子、酸素原
子、硫黄原子、及び、セレン原子からなる群から選択さ
れる複素環化合物であり、その構造の中に5員環、又
は、6員環を少なくとも1つは含む構造を有するもので
あり、例えば、イミダゾリウム環、ピラゾリウム環、オ
キサゾリウム環、イソキサゾリウム環、チアゾリウム
環、イソチアゾリウム環、1,3−ジチオール環、1,
3,4−オキサジアゾリウム環、1,2,3−オキサジ
アゾリウム環、1,3,2−オキサジアゾリウム環、
1,2,3−トリアゾリウム環、1,3,4−トリアゾ
リウム環、1,3,4−チアジアゾリウム環、1,2,
3−チアジアゾリウム環、1,2,4−チアジアゾリウ
ム環、1,2,3,4−オキサトリアゾリウム環、1,
2,3,4−テトラゾリウム環、1,2,3,4−チア
トリアゾリウム環、等である。また、A-は−O-、−S
-又は−N-−Rを表し、ここにRはアルキル基(好まし
くは炭素数6個以下)、シクロアルキル基(好ましくは
炭素数3個以上6個以下)、アルケニル基(好ましくは
炭素数2個以上6個以下)、アルキニル基(好ましくは
炭素数2個以上6個以下)、アラルキル基、アリール基
(好ましくは炭素数6個以上12個以下)、又は、複素
環基(好ましくは炭素数6個以下)を表す。
【0022】本発明において用いられるメソイオン化合
物の中では、下記化2、又は、化3で表される化合物が
好ましい。
【0023】
【化2】
【0024】化2中、R1、R3は、同じでも異なってい
ても良く、アルキル基、シクロアルキル基、アルケニル
基、アルキニル基、アラルキル基、アリール基、複素環
基を示し、R2は水素原子又はアルキル基、シクロアル
キル基、アルケニル基、アルキニル基、アラルキル基、
アリール基、複素環基をす。又、R1とR2又はR2とR3
で環を形成していても良い。
【0025】
【化3】
【0026】化2中、Xは、S又はOを示し、R4、R5
は、同じでも異なっていても良く、アルキル基、シクロ
アルキル基、アルケニル基、アルキニル基、アラルキル
基、アリール基、複素環基、ジアルキルアミノ基を示
す。
【0027】本発明に用いられる化2にて表わされる一
般式の化合物の具体例としては、特開平4−32444
8号明細書で開示されているものであり、化4〜化14
を例示するが、本発明はもちろんこれらのみに限定され
るものではない。
【0028】
【化4】
【0029】
【化5】
【0030】
【化6】
【0031】
【化7】
【0032】
【化8】
【0033】
【化9】
【0034】
【化10】
【0035】
【化11】
【0036】
【化12】
【0037】
【化13】
【0038】
【化14】
【0039】本発明に用いられる化3にて表わされる一
般式の化合物の具体例としては、特開平4−32855
9号明細書で開示されているものであり、化15〜化2
8を例示するが、本発明はもちろんこれらのみに限定さ
れるものではない。
【0040】
【化15】
【0041】
【化16】
【0042】
【化17】
【0043】
【化18】
【0044】
【化19】
【0045】
【化20】
【0046】
【化21】
【0047】
【化22】
【0048】
【化23】
【0049】
【化24】
【0050】
【化25】
【0051】
【化26】
【0052】
【化27】
【0053】
【化28】
【0054】本発明に用いられる、化2、又は、化3に
て表わされる一般式の化合物の添加量は種々の条件によ
り異なるが、処理液1リットル当り0.01g〜10g
であり、好ましくは0.1g〜5gの範囲である。
【0055】本発明に用いられるチオエーテル化合物は
下記一般式(1)で表される。
【0056】
【化29】
【0057】式中R1及びR2はそれぞれアルキル基を表
し、R1とR2とは同一でも異なっていてもよく、結合し
て環を形成してもよい。またこれらのアルキル基はアミ
ノ基、アミド基、アンモニウム基、ヒドロキシル基、ス
ルホ基、カルボキシル基、アミノカルボニル基又はアミ
ノスルホニル基等で置換されていてもよい。またこれら
のアルキル基は炭素数が1〜5のものが好ましい。R3
は他の二価基が介在してもよいアルキレン基を表す。m
は0又は1〜4の整数を表し、mが2以上のとき、各々
のR3は同一であっても異なっていてもよい。本発明に
用いられるチオエーテル化合物の具体例を以下に示す。
【0058】
【化30】
【0059】
【化31】
【0060】
【化32】
【0061】
【化33】
【0062】
【化34】
【0063】
【化35】
【0064】
【化36】
【0065】
【化37】
【0066】
【化38】
【0067】
【化39】
【0068】
【化40】
【0069】
【化41】
【0070】
【化42】
【0071】
【化43】
【0072】
【化44】
【0073】
【化45】
【0074】
【化46】
【0075】
【化47】
【0076】
【化48】
【0077】
【化49】
【0078】
【化50】
【0079】
【化51】
【0080】
【化52】
【0081】上記チオエーテル化合物の添加量は、処理
液1リットル当り0.01g〜20gであり、好ましく
は0.1g〜10gの範囲である。
【0082】本発明に用いられる水洗液には、上記ハロ
ゲン化銀溶剤の他に、pHを4〜8、好ましくは4.5
〜7の範囲に緩衝させる緩衝剤、例えば燐酸塩緩衝剤、
クエン酸塩緩衝剤またはそれらの混合物を含有すること
ができる。また、タンパク質分解酵素を含有するのが好
ましい。タンパク質分解酵素はゼラチンなどのタンパク
質を加水分解できる植物性または動物性酵素で、公知の
ものが用いられる。例えば、ペプシン、レンニン、トリ
プシン、キモトリプシン、カテプシン、パパイン、フィ
シン、トロンビン、レニン、コラゲナーゼ、ブロメライ
ン、細菌プロティナーゼ(例えば、長瀬産業(株)製の
ビオプラーゼ)等が挙げられる。この中でも特に、トリ
プシン、パパイン、フィシン、細菌プロティナーゼが好
ましい。水洗液中への酵素の含有量は、0.1〜30g
/リットル程度が適当である。
【0083】更に、水洗液に銀画像部を親油性にする化
合物(親油化剤)を含有するのが好ましい。親油化剤と
してはメルカプト基またはチオン基を有する化合物が好
ましく用いられる。特に好ましくは、メルカプト基また
はチオン基を有する含窒素複素環化合物であり、特公昭
48−29723号、特開昭58−127928号に記
載されている。以下にその具体例を挙げるが、これらに
限定されることはない。
【0084】2−メルカプト−4−フェニルイミダゾー
ル、2−メルカプト−1−ベンジルイミダゾール、2−
メルカプト−ベンズイミダゾール、1−エチル−2−メ
ルカプト−ベンズイミダゾール、2−メルカプト−1−
ブチル−ベンズイミダゾール、1,3−ジエチル−ベン
ゾイミダゾリン−2−チオン、1,3−ジベンジル−イ
ミダゾリジン−2−チオン、2,2´−ジメルカプト−
1,1´−デカメチレン−ジイミダゾリン、2−メルカ
プト−4−フェニルチアゾール、2−メルカプト−ベン
ゾチアゾール、2−メルカプトナフトチアゾール、3−
エチル−ベンゾチアゾリン−2−チオン、3−ドデシル
−ベンゾチアゾリン−2−チオン、2−メルカプト−
4,5−ジフェニルオキサゾール、2−メルカプトベン
ゾオキサゾール、3−ペンチル−ベンゾオキサゾリン−
2−チオン、1−フェニル−3−メチルピラゾリン−5
−チオン、3−メルカプト−4−アリル−5−ペンタデ
シル−1,2,4−トリアゾール、3−メルカプト−5
−ノニル−1,2,4−トリアゾール、3−メルカプト
−4−アセタミド−5−ヘプチル−1,2,4−トリア
ゾール、3−メルカプト−4−アミノ−5−ヘプタデシ
ル−1,2,4−トリアゾール、2−メルカプト−5−
フェニル−1,3,4−チアジアゾール、2−メルカプ
ト−5−n−ヘプチル−オキサチアゾール、2−メルカ
プト−5−nヘプチル−オキサジアゾール、2−メルカ
プト−5−フェニル−1,3,4−オキサジアゾール、
2−ヘプタデシル−5−フェニル−1,3,4−オキサ
ジアゾール、5−メルカプト−1−フェニル−テトラゾ
ール、2−メルカプト−5−ニトロピリジン、1−メチ
ル−キノリン−2(1H)−チオン、3−メルカプト−
4−メチル−6−フェニル−ピリダジン、2−メルカプ
ト−5,6−ジフェニル−ピラジン、2−メルカプト−
4,6−ジフェニル−1,3,5−トリアジン、2−ア
ミノ−4−メルカプト−6−ベンジル−1,3,5−ト
リアジン、1,5−ジメルカプト−3,7−ジフェニル
−S−トリアゾリノ〔1,2−a〕−S−トリアゾリン
等が挙げられる。
【0085】処理液中への親油化剤の含有量は、0.0
1〜10g/リットル程度が適当である。
【0086】上記水洗液はアルミニウム支持体上のハロ
ゲン化銀乳剤層を完全に除去するために用いるもので、
通常、25〜35℃の水洗液をジェット方式で吹き付け
る方法、または水洗液を吹き付けながらスクラブローラ
で乳剤層を剥離する方法が採用されている。
【0087】水洗処理によって露出した銀画像部及び非
画像部は、各々の親油性及び親水性を高めるため、及び
版面の保護のために、仕上げ液による処理が施される。
本発明において、仕上げ液には上記ハロゲン化銀溶剤の
他に、非画像部の陽極酸化層の保護及び親水性向上のた
めに、アラビヤガム、デキストリン、アルギン酸ナトリ
ウム、アルギン酸のプロピレングリコールエステル、ヒ
ドロキシエチル澱粉、カルボキシメチルセルロース、ヒ
ドロキシエチルセルロース、ポリビニルピロリドン、ポ
リスチレンスルホン酸、ポリビニルアルコール等の保護
コロイドを含有することが好ましい。また、上記親油化
剤及びタンパク質分解酵素を含有することが好ましい。
【0088】本発明に用いられる現像液には、現像主
薬、例えばポリヒドロキシベンゼン類、3−ピラゾリジ
ノン類、アルカリ性物質、例えば水酸化カリウム、水酸
化ナトリウム、水酸化リチウム、第3燐酸ナトリウム、
あるいはアミン化合物、保恒剤、例えば亜硫酸ナトリウ
ム、粘稠剤、例えばカルボキシメチルセルロース、カブ
リ防止剤、例えば臭化カリウム、現像変成剤、例えばポ
リオキシアルキレン化合物、ハロゲン化銀溶剤、例えば
チオ硫酸塩、チオシアン酸塩、環状イミド、チオサリチ
ル酸、メソイオン性化合物等の添加剤を含ませることが
できる。また、上記親油化剤を含有させるのが好まし
い。現像液のpHは通常10〜14、好ましくは12〜
14である。
【0089】本発明が対象とする平版印刷版は、アルミ
ニウム支持体上に物理現像核及びハロゲン化銀乳剤層を
有する。ハロゲン化銀乳剤は、一般に用いられる塩化
銀、臭化銀、ヨウ化銀、塩臭化銀、塩ヨウ臭化銀、ヨウ
臭化銀等から選択されるが、塩化銀主体(塩化銀50モ
ル%以上のものを意味する)が好ましい。
【0090】また乳剤のタイプとしてはネガ型、ポジ型
のいずれでもよい。これらのハロゲン化銀乳剤は必要に
応じて化学増感あるいはスペクトル増感することができ
る。
【0091】本発明において、走査型露光用平版印刷版
に好適に用いられる増感色素は、アルゴンレーザー対応
として、特願平7−283280号、同平8−2772
3号に記載の増感色素、赤色及び赤外レーザー対応とし
て、特開平2−251853号、同平3−274055
号、同平4−9853号、特願平8−45874号に記
載の増感色素が挙げられる。
【0092】ハロゲン化銀乳剤層の親水性コロイドとし
てはゼラチンを用いることがハロゲン化銀粒子を作成す
る際に好ましい。ゼラチンには酸処理ゼラチン、アルカ
リ処理ゼラチン等各種ゼラチンを用いることができる。
また、それらの修飾ゼラチン(例えばフタル化ゼラチ
ン、アミド化ゼラチンなど)も用いることができる。ま
た、更にポリビニルピロリドン、各種でんぷん、アルブ
ミン、ポリビニルアルコール、アラビアゴム、ヒドロキ
シエチルセルロース等の親水性高分子化合物を含有させ
ることができる。用いられる親水性コロイドとしては、
現像後の剥離性を容易にするために実質的に硬膜剤を含
まないことが望ましい。ハロゲン化銀乳剤層中のゼラチ
ン量は1〜10g/m2程度で、好ましくは2〜5g/m2
である。
【0093】本発明に用いられる粗面化され陽極酸化さ
れたアルミニウム板は、例えば米国特許第5,427,
889号公報に記載されているものが挙げられる。
【0094】本発明で用いられる物理現像核層の物理現
像核としては、公知の銀錯塩拡散転写法に用いられるも
のでよく、例えば金、銀等のコロイド、パラジウム、亜
鉛等の水溶性塩と硫化物を混合した金属硫化物などが使
用できる。保護コロイドとして各種親水性コロイドを用
いることもできる。これらの詳細及び製法については、
例えば、フォーカル・プレス、ロンドン ニューヨーク
(1972年)発行、アンドレ ロット及びエディス
ワイデ著、「フォトグラフィック・シルバー・ハライド
・ディヒュージョン・プロセシズ」を参照し得る。
【0095】本発明において、物理現像核層とハロゲン
化銀乳剤層の間に、特開平3−116151号公報記載
の水膨潤性中間層、同平4−282295号公報に記載
の疎水性重合体ビーズを含有する中間層を設けてもよ
い。
【0096】
【実施例】以下に本発明を実施例により説明する。
【0097】実施例1 電解粗面化処理と陽極酸化によって、平均直径約5μm
のプラトー上に直径0.03〜0.30μmのピットを
100μm2当たり約5,600個有し、かつこれらのピ
ットの平均直径が0.08μmである厚さ0.30mmの
アルミニウム板を得た。このアルミ板は粗面化処理後に
陽極酸化したものであり、平均粗さ(Ra)は0.5〜
0.6μmであった。
【0098】このアルミニウム支持体上に、少量の親水
性バインダーを含む硫化パラジウムの物理現像核液を塗
布し乾燥した。物理現像核層に含まれるPdS核量は3
mg/m2であった。
【0099】ハロゲン化銀乳剤を次のようにして調整し
た。不活性ゼラチンの水溶液を60℃に保ち、強く撹拌
しながら、硝酸銀水溶液とハロゲン水溶液を同時に4ml
/minの添加速度で加えることにより塩沃臭化銀乳剤
(AgBr20モル%、AgI0.4モル%)を調整し
た。これらの乳剤粒子は平均サイズが0.3μであり、
全粒子の90重量%以上が平均粒子サイズの±30%以
内に含まれていた。こうして得られた乳剤を通常の方法
で沈殿、水洗処理を行なった後再溶解し、さらにチオ硫
酸ナトリウム、塩化金酸を加え化学増感し、更にオルソ
増感した。
【0100】作成したハロゲン化銀乳剤に界面活性剤を
加え塗布液を作成した(pHは4.0)。この塗布液を
前記物理現像核が塗布されたしたアルミニウム支持体に
銀量が2g/m2(ゼラチン量は3g/m2)になるように
塗布、乾燥して平版印刷版を作成した。
【0101】このようにして得られた平版印刷版に、解
像力チャートを用いて50μmの細線が得られるように
カメラ露光し、次に製版用プロセッサー(デュポン社製
SLT−8N自動現像機)で処理して平版印刷版を作成
した。製版用プロセッサーは、現像処理工程(22℃、
15秒間浸漬)、水洗処理工程(33℃の水洗液を10
秒間シャワー噴射しながらスクラブローラで乳剤層を剥
離する)、仕上げ処理工程(21℃、5秒間シャワー)
及び乾燥工程から構成されている。現像液、水洗液及び
仕上げ液は下記に示す。
【0102】 <現像液> ハイドロキノン 20g 1-フェニル-4-ヒト゛ロキシメチル-4-メチル-3-ヒ゜ラソ゛リシ゛ノン 2g 亜硫酸ナトリウム 80g EDTA 4g 水酸化ナトリウム 20g モノメチルエタノールアミン 6g チオ硫酸ナトリウム(5水塩) 8g 2−メルカプト−5−nヘプチル−オキサジアゾール 0.5g 水を加えて全量を1000ccにする。pHは13.4
に調製する。
【0103】 <水洗液A> 第1燐酸カリウム 40g 水を加えて全量を1000ccに調整する。pHは6.
0に調整した。
【0104】<水洗液B>上記水洗液Aにモノエタノー
ルアミンを6g加えた。
【0105】<水洗液C>上記水洗液Aにトリエタノー
ルアミンを6g加えた。
【0106】<水洗液D>上記水洗液Aに2-(2-アミノエチルア
ミノ)エタノールアミンを6g加えた。
【0107】<水洗液E>上記水洗液Aに化14の化合
物を1g加えた。
【0108】<水洗液F>上記水洗液Aに化19の化合
物を1g加えた。
【0109】<水洗液G>上記水洗液Aに化35の化合
物を1g加えた。
【0110】 <仕上げ液A> アラビアゴム 10g タンパク質分解酵素(ビオプラーゼAL−15) 1g 2−メルカプト−5−nヘプチル−オキサジアゾール 0.5g 第1燐酸ナトリウム 10g 水を加えて全量を1000ccに調整する。pH6.0
に調整した。
【0111】得られた印刷版を印刷機ハイデルベルグM
O(Heidelberg社製オフセット印刷機の商標)にかけ印
刷した。印刷を開始して100枚目の印刷物について、
細線の再現性をマイクロデンシトメーターで測定した。
表1には印刷版上の50μmの細線が印刷物に再現され
た線幅を示す。尚、印刷物細線の数値が50μmに近い
ほど優れていることを示す。
【0112】
【表1】
【0113】表1より本発明の水洗液を用いると印刷版
と印刷物の細線の差が減少し、ほぼ忠実に再現している
ことが分かる。
【0114】実施例2 保護コロイドとしてアルカリ処理ゼラチンを用い、コン
トロールダブルジェット法で平均粒径0.25μmの、
ヘキサクロロイリジウム(IV)酸カリウムを銀1モル当
たり0.006ミリモルドープさせた塩沃臭化銀乳剤
(AgBr20モル%、AgI0.4モル%)を作成し
た。更に、この乳剤に硫黄金増感を施し、化29増感色
素を銀1g当たり3mg用いて分光増感した。得られた
ハロゲン化銀乳剤に界面活性剤を加え、実施例1と同様
に塗布、乾燥して走査型露光用平版印刷版を作成した。
【0115】
【化53】
【0116】上記平版印刷材料を633nmの赤色LDレ
ーザーを光源とする出力機(ビーム径30μm)で10
%の網点画像が版面上に得られるように出力し、実施例
1と同様に処理して印刷版を得た。得られた印刷版は実
施例1と同様に印刷し、100枚印刷したときの印刷物
の網点面積を測定した。その結果を表2に示す。印刷物
の網点面積が10%に近いほど、版面画像が印刷物の画
像に忠実に再現されていることを意味する。
【0117】
【表2】
【0118】レーザー光源に対応できる走査型露光用平
版印刷版において、本発明の印刷版は版面上の網点をほ
ぼ忠実に再現している。
【0119】実施例3 実施例1に従い平版印刷版を作成した。実施例1の現像
液、水洗液A、及び下記仕上げ液を用いて実施例1と同
様に試験した。
【0120】<仕上げ液B>上記仕上げ液Aにモノエタ
ノールアミンを6g加えた。
【0121】<仕上げ液C>上記仕上げ液Aにトリエタ
ノールアミンを6g加えた。
【0122】<仕上げ液D>上記仕上げ液Aに2ー(2ーアミノ
エチルアミノ)エタノールアミンを6g加えた。
【0123】<仕上げ液E>上記仕上げ液Aに化14の
化合物を1g加えた。
【0124】<仕上げ液F>上記仕上げ液Aに化19の
化合物を1g加えた。
【0125】<仕上げ液G>上記仕上げ液Aに化35の
化合物を1g加えた。
【0126】印刷試験の結果、実施例1と同様に本発明
は優れた印刷再現性を示した。
【0127】実施例4 実施例2の走査型露光用平版印刷版と実施例1の現像
液、水洗液A及び実施例3の仕上げ液を用いて、実施例
2と同様に試験した。その結果、実施例2と同様に、本
発明は優れた印刷再現性を示した。
【0128】
【発明の効果】本発明によれば、銀錯塩拡散転写法を利
用したアルミニウム平版印刷版を用いた印刷において、
平版印刷版の版面上の画像と印刷物の画像の差を実質的
になくすことができる。特に、走査型露光用平版印刷版
においては、版面上の銀画像を印刷物に忠実に再現する
ことによって、カラー印刷適性を向上させた。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アルミニウム支持体とハロゲン化銀乳剤
    層の間に物理現像核を有する平版印刷版の製版方法にお
    いて、該平版印刷版を露光、現像処理した後、ハロゲン
    化銀溶剤を含有する水洗液で水洗処理することを特徴と
    する平版印刷版の製版方法。
  2. 【請求項2】 アルミニウム支持体とハロゲン化銀乳剤
    層の間に物理現像核を有する平版印刷版の製版方法にお
    いて、該平版印刷版を露光、現像処理、水洗処理した
    後、ハロゲン化銀溶剤を含有する仕上げ液で処理するこ
    とを特徴とする平版印刷版の製版方法。
  3. 【請求項3】 前記ハロゲン化銀溶剤がアルカノールア
    ミン、メソイオン性化合物及びチオエーテル化合物の中
    から選ばれる少なくとも1種である請求項1または2に
    記載の平版印刷版の製版方法。
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