JPH11133448A - 表示装置用基板及び液晶表示装置及び投射型液晶表示装置 - Google Patents

表示装置用基板及び液晶表示装置及び投射型液晶表示装置

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JPH11133448A
JPH11133448A JP29446497A JP29446497A JPH11133448A JP H11133448 A JPH11133448 A JP H11133448A JP 29446497 A JP29446497 A JP 29446497A JP 29446497 A JP29446497 A JP 29446497A JP H11133448 A JPH11133448 A JP H11133448A
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榑松  克巳
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 CMPによる研磨において、ボンディングパ
ッド部では研磨が不十分で、隣接するボンディングパッ
ド間に電極材料が残り易く、最悪の場合、ボンディング
パッド間でショートする問題がある。 【解決手段】 実質的に平坦な表面を有した画素電極
と、夫々の前記画素電極毎に配したスイッチング素子と
を配したアクティブマトリクス基板において、前記アク
ティブマトリクス基板へ電源あるいは信号を引き込む、
及び前記アクティブマトリクス基板から電源あるいは信
号を引き出す電極の、隣接する電極間に、前記画素電極
と同じ材料で任意の形状、任意の寸法の複数の電気的に
フローティングな領域と、絶縁層領域が混在し、該絶縁
層領域は、少なくとも前記電極を取り囲むよう配されて
いることを特徴とするマトリクス基板、及びこれを用い
た液晶表示装置、及び投射型液晶表示装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、表示装置用基板及
び、液晶表示装置、及び投射型液晶表示装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来、液晶表示装置は、特開平8−17
9377号公報に記載されているように、以下のように
構成されている。図6は、従来の液晶表示装置の平面図
であり、表示画素エリア51、信号・走査駆動回路5
2、ダミー画素53から構成されている。ここでは電源
あるいは信号を外部から引き込むボンディングパッドは
記入されていないが、通常ボンディングパッドは信号・
走査駆動回路52の外側のチップの周縁部に形成され
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来例において、
画素電極はCMP(Chemical Mechani
cal Polish)により表面を平坦化、平滑化さ
れると同時に隣接画素電極と絶縁分離され、形成され
る。
【0004】このCMPは、研磨レートが研磨領域のパ
ターン密度に依存するという特性を有しており、この結
果、研磨の仕上がり状態がチップ内のパターンが密な部
分と、疎な部分で異なるという問題がある。たとえば被
研磨領域の小さい画像表示部と、被研磨領域の大きいボ
ンディングパッド部とでは、CMPの研磨レートは画像
表示部の方が大きくなり、研磨量を画像表示部に合わせ
た場合、ボンディングパッド部では研磨が不十分で、隣
接するボンディングパッド間に電極材料が残り易く、最
悪の場合、ボンディングパッド間でショートする問題が
ある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の手段として、本発明の表示装置用基板は、実質的に平
坦な表面を有した複数の画素電極と、該画素電極ととも
に研磨されて形成された入出力電極とを有する表示装置
用基板において、前記入出力電極の周囲に、前記画素電
極と同じ研磨レートにするべく配置された電気的にフロ
ーティングなダミー電極を有することを特徴とする表示
装置用基板である。
【0006】また、前記ダミー電極は、前記画素電極と
同じ材料で任意の形状、任意の寸法の複数の電気的にフ
ローティングな領域であり、該フローティング領域の単
位面積当たりの面積占有率が、上記画素電極が配された
画像表示部の単位面積当たりの画素電極の面積占有率の
±20%以内である表示装置用基板でもある。
【0007】また、前記表示装置用基板は、前記画素電
極毎にスイッチング素子を配したアクティブマトリクス
基板であり、該基板へ電源あるいは信号を引き込む、お
よび前記アクティブマトリクス基板から電源あるいは信
号を引き出すための入出力電極と、該入出力電極間に配
された、前記画素電極と同じ材料で任意の形状、任意の
寸法の複数の電気的にフローティングな領域を有し、該
フローティング領域の単位面積当たりの面積占有率が、
上記画素電極が配された画像表示部の単位面積当たりの
画素電極の面積占有率と同じである表示装置用基板でも
ある。
【0008】また、前記フローティング領域が、前記画
素電極と同じ形状、同じ寸法、同じ配列である表示装置
用基板でもある。
【0009】また、前記入出力電極は、ボンディングパ
ッドである表示装置用基板でもある。
【0010】また、上記手段としての本発明の液晶表示
装置は、実質的に平坦な表面に研磨して形成された画素
電極と、それぞれの前記画素電極毎に配したスイッチン
グ素子とを配したアクティブマトリクス基板と、該アク
ティブマトリクス基板に対向する対向電極基板と、前記
アクティブマトリクス基板と対向電極基板の間に挟持さ
れた液晶と、前記アクティブマトリクス基板へ電源ある
いは信号の引き込み、及び前記アクティブマトリクス基
板から電源あるいは信号を引き出すため、前記画素電極
と共に研磨されて形成された入出力電極と、を具備して
なる液晶表示装置であって、前記入出力電極の周囲に、
前記画素電極領域の研磨レートと同じにするべく配置さ
れた電気的にフローティングな領域であるダミー電極を
有することを特徴とする液晶表示装置である。
【0011】また、実質的に平坦な表面に研磨して形成
された画素電極と、それぞれの前記画素電極毎に配した
スイッチング素子とを配したアクティブマトリクス基板
と、該アクティブマトリクス基板に対向する対向電極基
板と、前記アクティブマトリクス基板と対向電極基板の
間に挟持された液晶と、前記アクティブマトリクス基板
へ電源あるいは信号を引き込む、及び前記アクティブマ
トリクス基板から電源あるいは信号を引き出すため、前
記画素電極と共に研磨されて形成された入出力電極と、
を具備してなる液晶表示装置であって、前記入出力電極
の周囲に配置された、前記画素電極と同じ材料で任意の
形状の複数の電気的にフローティングな領域と、該電気
的にフローティングな領域の周囲に混在して形成され、
少なくとも前記入出力電極を取り囲むように配された絶
縁層領域と、を有することを特徴とする液晶表示装置で
もある。
【0012】また、前記電気的にフローティングな領域
の単位面積当たりの面積占有率が、上記画素電極が配さ
れた画像表示部の単位面積当たりの画素電極の面積占有
率の±20%以内である液晶表示装置でもある。
【0013】また、前記電気的にフローティングな領域
の単位面積当たりの面積占有率が、上記画素電極が配さ
れた画像表示部の単位面積当たりの画素電極の面積占有
率と同じである液晶表示装置でもある。
【0014】また、前記電気的にフローティングな領域
が、前記画素電極と同じ形状、同じ寸法、同じ配列であ
る液晶表示装置でもある。
【0015】また、本発明の投射型液晶表示装置は、上
記液晶表示装置を用いたことを特徴とする投写型液晶表
示装置である。
【0016】また、該投写型液晶表示装置において、液
晶パネルを3色カラー用に少なくとも3個有し、高反射
ミラーと、青色反射ダイクロイックミラーとで青色光を
分離し、更に赤色反射ダイクロイックミラーと、緑色/
青色反射ダイクロイックミラーで赤色と緑色とを分離し
て、各液晶パネルを投射することを特徴とする投写型液
晶表示装置でもある。
【0017】[作用]本発明の上記構成とすることによ
り、画像表示部の単位面積あたりの被研磨面積と、画像
表示部以外の、例えばボンディングパッド部の単位面積
あたりの被研磨面積を同等としてチップ内の研磨レート
をほぼ一定に保つことにより、CMP後の仕上がり表面
形状を均一にすることが可能となる。
【0018】
【実施例】
(第1の実施例)以下、本発明の第1の実施例を図を参
照して説明する。
【0019】本発明の実施の形態を複数の液晶パネルを
挙げて記述するが、それぞれの形態に限定されるもので
はない。相互の形態の技術を組み合わせることによって
効果が増大することはいうまでもない。また、液晶パネ
ルの構造は、半導体基板を用いたもので記述している
が、必ずしも半導体基板に限定されるものはなく、通常
の透明基板上に以下に記述する構造体を形成してもい
い。また、以下に記述する液晶パネルは、すべてMOS
FETやTFT型であるが、ダイオード型などの2端子
型であってもいい。さらに、以下に記述する液晶パネル
は、家庭用テレビはもちろん、プロジェクタ、ヘッドマ
ウントディスプレイ、3次元映像ゲーム機器、ラップト
ップコンピュータ、電子手帳、テレビ会議システム、カ
ーナビゲーション、飛行機のパネルなどの表示装置とし
て有効である。
【0020】本発明の液晶パネル部の断面を図7に示
す。図において、301は半導体基板、302,30
2′はそれぞれp型及びn型ウェル、303,30
3′,303″はトランジスタのソース領域、304は
ゲート領域、305,305′,305″はドレイン領
域である。
【0021】図7に示すように、表示領域のトランジス
タは、20〜35Vという高耐圧が印加されるため、ゲ
ート304に対して、自己整合的にソース、ドレイン層
が形成されず、オフセットを持たせ、その間にソース領
域303′、ドレイン領域305′に示す如く、pウェ
ル中の低濃度のn- 層、nウェル中の低濃度のp- 層が
設けられる。ちなみにオフセット量は0.5〜2.0μ
mが好適である。一方、周辺回路の一部の回路部が図8
に示されているが、周辺部の一部の回路は、ゲートに自
己整合的にソース、ドレイン層が形成されている。
【0022】ここでは、ソース、ドレインのオフセット
について述べたが、それらの有無だけでなく、オフセッ
ト量をそれぞれの耐圧に応じて変化させたり、ゲート長
の最適化が有効である。これは、周辺回路の一部は、ロ
ジック系回路であり、この部分は、一般に1.5〜5V
系駆動でよいため、トランジスタサイズの縮小及び、ト
ランジスタの駆動力向上のため、上記自己整合構造が設
けられている。本基板301は、p型半導体からなり、
基板は、最低電位(通常は、接地電位)であり、n型ウ
ェルは、表示領域の場合、画素に印加する電圧すなわち
20〜35Vがかかり、一方、周辺回路のロジック部
は、ロジック駆動電圧1.5〜5Vが印加される。この
構造により、それぞれ電圧に応じた最適なデバイスを構
成でき、チップサイズの縮小のみならず、駆動スピード
の向上による高画素表示が実現可能になる。
【0023】また、図7において、306はフィールド
酸化膜、310はデータ配線につながるソース電極、3
11は画素電極につながるドレイン電極、312は反射
鏡を兼ねる画素電極、307は表示領域、周辺領域を覆
う遮光層で、Ti,TiN,W,Mo等が適している。
図7に示すように、上記遮光層307は、表示領域で
は、画素電極312とドレイン電極311との接続部を
除いて覆われているが、周辺画素領域では、一部ビデオ
線、クロック線等、配線容量が重くなる領域は、上記遮
光層307をのぞき、高速信号が上記遮光層307がの
ぞかれた部分は照明光の光が混入し、回路の誤動作を起
こす場合は画素電極312の層をおおう設計になってい
る転送可能な工夫がなされている。308は遮光層30
7の下部の絶縁層で、P−SiO層318上にSOGに
よる平坦化処理を施し、そのP−SiO層318をさら
に、P−SiO層308でカバーし、絶縁層308の安
定性を確保した。SOGによる平坦化以外に、P−TE
OS(Phospho−Tetraetoxy−Sil
ane)膜を形成し、さらにP−SiO層318をカバ
ーした後、絶縁層308をCMP処理し、平坦化する方
法を用いても良い事は言うまでもない。
【0024】また、309は反射電極312と遮光層3
07との間に設けられた絶縁層で、この絶縁層309を
介して反射電極312の電荷保持容量となっている。大
容量形成のために、SiO2 以外に、高誘電率のP−S
iN、Ta25 、やSiO 2 との積層膜等が有効であ
る。遮光層307にTi、TiN、Mo、W等の平坦な
メタル上に設ける事により、500〜5000オングス
トローム程度の膜厚が好適である。
【0025】さらに、314は液晶材料、315は共通
透明電極、316は対向基板、317,317′は高濃
度不純物領域、319は表示領域、320は反射防止膜
である。
【0026】図7に示すように、トランジスタ下部に形
成されたウェル302,302′と同一極性の高濃度不
純物層317,317′は、ウェル302,302′の
周辺部及び内容に形成されており、高振幅な信号がソー
スに印加されても、ウェル電位は、低抵抗層で所望の電
位に固定されているため、安定しており、高品質な画像
表示が実現できた。さらにn型ウェル302′とp型ウ
ェル302との間には、フィールド酸化膜を介して上記
高濃度不純物層317,317′が設けられており、通
常MOSトランジスタの時に使用されるフィールド酸化
膜直下のチャネルストップ層を不要にしている。
【0027】これらの高濃度不純物層317,317′
は、ソース、ドレイン層形成プロセスで同時にできるの
で作製プロセスにおけるマスク枚数、工数が削減され、
低コスト化が図れた。
【0028】次に、313は共通透明電極315と対向
基板316との間に設けられた反射防止用膜で、界面の
液晶の屈折率を考慮して、界面反射率が軽減されるよう
に構成される。その場合、対向基板316と、透過電極
315の屈折率よりも小さい絶縁膜が好適である。
【0029】次に、本発明の平面図を図8に示す。図に
おいて、321は水平シフトレジスタ、322は垂直シ
フトレジスタ、323はnチャンネルMOSFET、3
24はpチャンネルMOSFET、325は保持容量、
326は液晶層、327は信号転送スイッチ、328は
リセットスイッチ、329はリセットパルス入力端子、
330はリセット電源端子、331は映像信号の入力端
子である。半導体基板301は図7ではp型になってい
るが、n型でもよい。
【0030】ウェル領域302′は、半導体基板301
と反対の導電型にする。このため、図7では、ウェル領
域302はp型になっている。p型のウェル領域302
及びn型のウェル領域302′は、半導体基板301よ
りも高濃度に不純物が注入されていることが好ましく、
半導体基板301の不純物濃度が1014〜1015(cm
-3)のとき、ウェル領域302の不純物濃度は1015
1017(cm-3)が望ましい。
【0031】ソース電極310は、表示用信号が送られ
てくるデータ配線に、ドレイン電極311は画素電極3
12に接続する。これらの電極310,311には、通
常Al,AlSi,AlSiCu,AlGeCu,Al
Cu配線を用いる。これらの電極310,311の下部
と半導体との接触面に、TiとTiNからなるバイアメ
タル層を用いると、コンタクトが安定に実現できる。ま
たコンタクト抵抗も低減できる。画素電極312は、表
面が平坦で、高反射材が望ましく、通常の配線用金属で
あるAl,AlSi,AlSiCu,AlGeCu,A
lCu以外にCr,Au,Agなどの材料を使用するこ
とが可能である。また、平坦性の向上のため、下地絶縁
層309や画素電極312の表面をケミカルメカニカル
ポリッシング(CMP)法によって処理している。
【0032】保持容量325は、画素電極312と共通
透明電極315の間の信号を保持するための容量であ
る。ウェル領域302には、基板電位を印加する。本実
施形態では、各行のトランスミッションゲート構成を、
上から1行目は上がnチャンネルMOSFET323
で、下がpチャンネルMOSFET324、2行目は上
がpチャンネルMOSFET324で、下がnチャンネ
ルMOSFET323とするように、隣り合う行で順序
を入れ換える構成にしている。以上のように、ストライ
プ型ウェルで表示領域の周辺で電源線とコンタクトして
いるだけでなく、表示領域にも、細い電源ラインを設け
コンタクトをとっている。
【0033】この時、ウェルの抵抗の安定化がカギにな
る。したがって、p型基板であれば、nウェルの表示領
域内部でのコンタクト面積又はコンタクト数をpウェル
のコンタクトより増強する構成を採用した。pウェル
は、p型基板で一定電位がとられているため、基板が低
抵抗体としての役割を演ずる。したがって、島状になる
nウェルのソース、ドレインへの信号の入出力による振
られの影響が大きくなりやすいが、それを上部の配線層
からのコンタクトを増強することで防止できた。これに
より、安定した高品位な表示が実現できた。
【0034】映像信号(ビデオ信号、パルス変調された
デジタル信号など)は、映像信号入力端子331から入
力され、水平シフトレジスタ321からのパルスに応じ
て信号転送スイッチ327を開閉し、各データ配線に出
力する。垂直シフトレジスタ322からは、選択した行
のnチャンネルMOSFET323のゲートへはハイパ
ルス、pチャンネルMOSFETのゲートへはローパル
スを印加する。
【0035】以上のように、画素部のスイッチは、単結
晶のCMOSトランスミッションゲートで構成されてお
り、画素電極へ書き込む信号が、MOSFETのしきい
値に依存せず、ソースの信号フル書き込める利点を有す
る。
【0036】又、スイッチが、単結晶トランジスタから
成り立っており、polysi−TFTの結晶粒界での
不安定な振まい等がなく、バラツキのない高信頼性な高
速駆動が実現できる。
【0037】次にパネル周辺回路の構成について、図9
を用いて説明する。図9において、337は液晶素子の
表示領域、332はレベルシフター回路、333はビデ
オ信号サンプリングスイッチ、334は水平シフトレジ
スタ、335はビデオ信号入力端子、336は垂直シフ
トレジスタである。
【0038】以上に示す構成により、H,Vともにシフ
トレジスタ等のロジック回路は、ビデオ信号入力端子3
35から25V、30V程度の振幅が供給されるので、
1.5〜5V程度と極めて低い値で駆動でき、高速、低
消費電圧化が達成できた。ここでの水平、垂直SRは、
走査方向は選択スイッチにより双方向可能なものとなっ
ており、光学系の配置等の変更に対して、パネルの変更
なしに対応でき、製品の異なるシリーズにも同一パネル
が使用でき低コスト化が図れるメリットがある。又、図
9においては、ビデオ信号サンプリングスイッチは、片
側極性の1トランジスタ構成のものを記述したが、これ
に限らず、CMOSトランスミッションゲート構成にす
ることにより入力ビデオ線をすべてを信号線に書き込む
ことができることは、言うまでもない。
【0039】又CMOSトランスミッションゲート構成
にした時、NMOSゲートとPMOSゲート面積や、ゲ
ートとソースドレインとの重なり容量の違いにより、ビ
デオ信号に振られが生じる課題がある。これにはそれぞ
れの極性のサンプリングスイッチのMOSFETのゲー
ト量の約1/2のゲート量のMOSFETのソースとド
レインとを信号線にそれぞれ接続し、逆相パルスで印加
することにより振られが防止でき、きわめて良好なビデ
オ信号が信号線に書き込れた。これにより、さらに高品
位の表示が可能になった。
【0040】次に、ビデオ信号と、サンプリングパルス
の同期を正確にとる方向について図10を用いて説明す
る。このためには、サンプリングパルスのdelay量
を変化させる必要がある。324はパルスdelay用
インバータ、343はどのdelay用インバータを選
択するかを決めるスイッチ、344はdelay量が制
御された出力、345は容量(outBは逆相出力、o
utは同相出力)である。346は保護回路である。
【0041】SEL1(SEL1B)からSEL3(S
EL3B)の組み合わせにより、delay用インバー
タ342を何コ通過するかが選択できる。
【0042】この同期回路がパネルに内蔵していること
により、パネル外部からのパルスのdelay量が、
R.G.B3板パネルのとき、治具等の関係で対称性が
くずれても、上記選択スイッチで調整でき、R.G.B
のパルス位相高域による位置ずれがない良好な表示画像
が得られた。又、パネル内部に温度測定ダイオードを内
蔵させ、その出力によりdelay量をテーブルから参
照し温度補正することも有効である事は言うまでもな
い。
【0043】次に、液晶材との関係について説明する。
図7では、平坦な対向基板構造のものを示したが、共通
電極基板316は、共通透明電極315の界面反射を防
ぐため、凹凸を形成し、その表面に共通透明電極315
を設けている。また、共通電極基板316の反対側に
は、反射防止膜320を設けている。これらの凹凸形状
の形成のために、微少な粒径の砥粒により砂ずり研磨を
行う方式も高コントラスト化に有効である。
【0044】液晶材料としては、ポリマー・ネットワー
ク液晶PNLCを用いた。ただし、ポリマー・ネットワ
ーク液晶として、PDLCなどを用いてもいい。ポリマ
ー・ネットワーク液晶PNLCは、重合相分離法によっ
て作製される。液晶と重合性モノマーやオリゴマーで溶
液をつくり、通常の方法でセル中に注入した後、UV重
合によって液晶と高分子を相分離させ、液晶中に網目状
に高分子を形成する。PNLCは多くの液晶(70〜9
0wt%)を含有している。
【0045】PNLCにおいては、屈折率の異方性(Δ
n)の高いネマチック液晶を用いると光散乱が強くな
い、誘電異方性(Δε)の大きいネマチック液晶を用い
ると低電圧で駆動が可能となる。ポリマー・ネットワー
クのおおきさ、すなわち網目の中心間距離が1〜1.5
(μm)の場合、光散乱は高コントラストを得るのに十
分強くなる。
【0046】次に、シール構造と、パネル構造との関係
について、図11を用いて説明する。図11において、
351はシール部、352は電極パッド、353はクロ
ックバッファー回路である。不図示のアンプ部は、パネ
ル電気検査時の出力アンプとして使用するものである。
また、対向基板の電位をとる不図示のAgペースト部が
あり、また356は液晶素子による表示部、357は水
平・垂直シフトレジスタ(SR)等の周辺回路部であ
る。シール部351は表示部356の四方周辺に半導体
基板301上に画素電極312を設けたものと共通電極
315を備えたガラス基板との張り合わせのための圧着
材や接着剤の接触領域を示し、シール部351で張り合
わせた後に、表示部356とシフトレジスタ部357に
液晶を封入する。
【0047】図11に示すように、本実施形態では、シ
ールの内部にも、外部にも、total chip s
izeが小さくなるように、回路が設けられている。本
実施形態では、パッドの引き出しをパネルの片辺側の1
つに集中させているが、長辺側の両辺でも又、一辺でな
く多辺からのとり出しも可能で、高速クロックをとり扱
うときに有効である。
【0048】さらに、本発明のパネルは、Si基板等の
半導体基板を用いているため、プロジェクタのように強
力な光が照射され、基板の側壁にも光があたると、基板
電位が変動し、パネルの誤動作を引き起こす可能性があ
る。したがって、パネルの側壁及び、パネル上面の表示
領域の周辺回路部は、遮光できる基板ホルダーとなって
おり、又、Si基板の裏面は、熱伝導率の高い接着剤を
介して熱伝導率の高いCu等のメタルが接続されたホル
ダー構造となっている。
【0049】次に本発明の反射型液晶パネルを組み込む
光学システムについて図12を用いて説明する。図12
において、371はハロゲンランプ等の光源、372は
光源像をしぼり込む集光レンズ、373,375は平面
状の凸型フレネルレンズ、374はR.G.Bに分解す
る色分解光学素子で、ダイクロイックミラー、回折格子
等が有効である。
【0050】また、376はR.G.B光に分離された
それぞれの光をR.G.B3パネルに導くそれぞれのミ
ラー、377は集光ビームを反射型液晶パネルに平行光
で照明するための視野レンズ、378は上述の反射型液
晶素子、379の位置にしぼりがある。また、380は
複数のレンズを組み合わせて拡大する投射レンズ、38
1はスクリーンで、通常、投射光を平行光へ変換するフ
レネルレンズと上下、左右に広視野角として表示するレ
ンチキュラレンズの2板より構成されると明瞭な高コン
トラストで明るい画像を得ることができる。図12の構
成では、1色のパネルのみ記載されているが、色分解光
学素子374からしぼり部379の間は3色それぞれに
分離されており、3板パネルが配置されている。又、反
射型液晶装置パネル表面にマイクロレンズアレーを設
け、異なる入射光を異なる画素領域に照射させる配置を
とることにより、3板のみならず、単板構成でも可能で
あることは言うまでもない。液晶素子の液晶層に電圧が
印加され、各画素で正反射した光は、379に示すしぼ
り部を透過しスクリーン上に投射される。
【0051】一方、電圧が印加されずに、液晶層が散乱
体となっている時、反射型液晶素子へ入射した光は、等
方的に散乱し、379に示す絞り部の開口を見込む角度
の中の散乱光以外は、投射レンズにはいらない。これに
より黒を表示する。以上の光学系からわかるように、偏
光板が不要で、しかも画素電極の全面が信号光が高反射
率で投射レンズにはいるため、従来よりも2−3倍明る
い表示が実現できた。上述の実施形態でも述べたよう
に、対向基板表面、界面には、反射防止対策が施されて
おり、ノイズ光成分も極めて少なく、高コントラスト表
示が実現できた。又、パネルサイズが小さくできるた
め、すべての光学素子(レンズ、ミラーetc.)が小
型化され、低コスト、軽量化が達成された。
【0052】又、光源の色ムラ、輝度ムラ、変動は、光
源と光学系との間にインテグレタ(はえの目レンズ型ロ
ッド型)を挿入することにより、スクリーン上での色ム
ラ、輝度ムラは、解決できた。
【0053】上記液晶パネル以外の周辺電気回路につい
て、図13を用いて説明する。図において、385は電
源で、主にランプ用電源とパネルや信号処理回路駆動用
システム電源に分離される。386はプラグ、387は
ランプ温度検出器で、ランプの温度の異常があれば、制
御ボード388によりランプを停止させる等の制御を行
う。これは、ランプに限らず、389のフィルタ安全ス
イッチでも同様に制御される。たとえば、高温ランプハ
ウスボックスを開けようとした場合、ボックスがあかな
くなるような安全上の対策が施されている。390はス
ピーカー、391は音声ボードで、要求に応じて3Dサ
ウンド、サラウンドサウンド等のプロセッサも内蔵でき
る。392は拡張ボード1で、ビデオ信号用S端子、ビ
デオ信号用コンポジット映像、音声等の外部装置396
からの入力端子及びどの信号を選択するかの選択スイッ
チ395、チューナ394からなり、デコーダ393を
介して拡張ボード2へ信号が送られる。一方、拡張ボー
ド2は、おもに、別系列からのビデオやコンピュータの
Dsubl5ピン端子を有し、デコーダ393からのビ
デオ信号と切り替えるスイッチ450を介して、A/D
コンバータ451でディジタル信号に変換される。
【0054】また、453は主にビデオRAM等のメモ
リとCPUとからなるメインボードである。A/Dコン
バータ451でA/D変換したNTSC信号は、一端メ
モリに蓄積され、高画素数へうまく割りあてるために、
液晶素子数にマッチしていない空き素子の不足の信号を
補間して作成したり、液晶表示素子に適したγ変換エッ
ジ階調、ブライト調整バイアス調整等の信号処理を行
う。NTSC信号でなく、コンピュータ信号も、たとえ
ばVGAの信号がくれば、高解像度のXGAパネルの場
合、その解像度変換処理も行う。一画像データだけでな
く、複数の画像データのNTSC信号にコンピュータ信
号を合成させる等の処理もこのメインボード453で行
う。メインボード453の出力はシリアル・パラレル変
換され、ノイズの影響を受けにくい形態でヘッドボード
454に充られる。このヘッドボード454で、再度パ
ラレル/シリアル変換後、D/A変換し、パネルのビデ
オ線数に応じて分割され、ドライブアンプを介して、
B.G.R色の液晶パネル455,456,457へ信
号を書き込む。452はリモコン操作パネルで、コンピ
ュータ画面も、TVと同様の感覚で、簡単操作可能とな
っている。また、液晶パネル455,456,457の
夫々は、各色の色フィルタを備えた同一の液晶装置構成
であり、その水平・垂直走査回路は前述したものを適用
する。各液晶装置は以上の説明のように、必ずしも高解
像度がない画像も処理により高品位画像化になるため、
本発明の表示結果は、きわめてきれいな画像表示が可能
である。以下に本実施例の特徴であるボンディングパッ
ド部の形成方法を説明する。
【0055】図1は、本実施例1の工程を示す模式的断
面図である。
【0056】図1(a)において、1はSi基板、2は
Field酸化膜、3はBPSG、4は電源、ビデオ信
号、クロック等が入力されるAL1(入出力電極)であ
り、5はP−SiO等の層間絶縁膜、6はP−SiN、
7はP−SiOである。5の層間絶縁膜はSOGまたは
CMPにより平坦化されている。
【0057】図1(b)において、P−SiO7をパタ
ーニングし、溝8を形成する。この溝8を形成する際の
エッチング工程は、ローディング効果をおさえるため
と、エッチング中のポリマーの堆積を防ぐために1to
rr以下の圧力で、CF4 のみによるエッチングが有効
である。
【0058】図1(c)において、AL1(4)と導通
をとるためのスルーホール9を形成する。
【0059】図1(d)において、AL2(10)を成
膜する。AL2(10)の膜厚はP−SiO7の厚さよ
りも大きくし、スルーホール9を完全に埋め込むため、
例えばpure ALを10-7torr以下の高真空中
で400℃以上の高温において5min以上の時間をか
けて成膜および保持するALリフロー技術を用いるのが
有効である。また、タングステンCVD等により、スル
ーホール9を埋め込んだ後、ALを成膜しても同様の効
果が得られる。
【0060】AL2(10)は、画像表示部(不図示)
においては、反射電極(画素電極)を形成するものであ
るため、ALの他、AgやPt等の可視光に対して高反
射率特性を有する金属材料を用いると表示画像の高輝
度、高コントラストの点で有効である。
【0061】図2(e)において、CMP(Chemi
cal Mechanical Polish)を用い
て表面を平坦化すると同時にP−SiO7上のAL2
(10)を除去し、ボンディングパッド11と、電気的
にフローティングになっているダミー電極12を形成す
る。
【0062】ここでCMPの条件としては、CMP装置
に荏原製作所製EPO−114、研磨クロスにロデール
製Supreme RN−H、スラリーにフジミインコ
ーポレーテッド製PLANERLITE−5102を用
い、ウエハの押し付け荷重300gf/cm2 、ウエハ
の回転数31rpm、ターンテーブルの回転数30rp
m、スラリーの流量75ml/min.、研磨クロスの
ドレッシングはφ0.13mmのナイロンブラシを用
い、荷重98gf/cm2 、回転数32rpmで研磨と
同時にドレッシングを行うin−sifuドレッシング
である。研磨の条件は上記条件に限定されるものではな
く、各メーカーから販売されている装置および消耗部材
を適宜用いることが出来る。
【0063】CMP装置としては、研磨後のウエハを速
やかに洗浄、乾燥できるものが望まれ、洗浄部を備えた
ドライインドライアウトの装置、もしくは洗浄装置とイ
ンライン化された装置が有効である。これはAL等の金
属材料を数十分以上純水中に浸した際に生ずる微小な腐
食を防ぐためである。
【0064】研磨スラリーとしては、AL2(10)と
P−SiO7との研磨レートの選択比が大きくとれる、
酸化剤を添加したスラリーで、微小なスクラッチの発生
を抑制できる、粒径が100nm以下の砥粒からなるス
ラリーが有効である。研磨クロスは、スクラッチの発生
を抑える点で硬度が小さく、ボアの開口径が小さいスエ
ードタイプの研磨クロスで、研磨レートのウエハ面内の
均一性を良くする点で、研磨係数の小さいものが有効で
ある。
【0065】また、研磨のパラメーターも、デバイスの
構造、研磨装置、消耗部材により異なり、適宜最適化さ
れるものである。
【0066】図2(f)に、図2(e)の斜視図を示
す。本実施例の特徴は、ボンディングパッド11の回り
に電気的にフローティングであるダミー電極12をくま
なく配置し、このダミー電極の形状、寸法と、ダミー電
極間の距離と、隣接するダミー電極間の位置関係が、画
像表示部(不図示)の画素電極のそれと同じである点で
ある。これにより、ボンディングパッド12周辺の研磨
レートと、画像表示部の研磨レートを等しくすることが
でき、研磨量を画像表示部に合わせた際、ボンディング
パッド部周辺の研磨残りを防ぐことができ、ボンディン
グパッド部間のショートを防止できる。
【0067】また、ワイヤボンディングが位置ずれを起
こし、ボンディング部がボンディングパッドからはみ出
した場合でも、隣接するボンディングパッドへの電気的
パスが形成されないため、パッド間のショートを防ぐこ
とができる。
【0068】ここではボンディングパッド12周辺の記
述をしてあるが、これに限らず、デバイス表面にむき出
した露出した電極の周辺に形成できるのは言うまでもな
い。
【0069】(第2の実施例)本発明の第2の実施例を
図3に示す。本実施例の特徴は、ボンディングパッド1
1の周辺に配置した電気的にフローティングであるダミ
ー電極12が、任意の形状、任意の寸法であり、単位面
積あたりの例えば1mm2 あたりのダミー電極12の面
積占有率が、画像表示部の画素電極(不図示)の面積占
有率の±20%以内である点である。
【0070】図3(b)と図4を用いて本実施例の効果
を説明する。図3(b)の1はSi基板、5は層間絶縁
膜、6はP−SiN、7はP−SiO、8は電極が形成
される溝であり、10はAL2である。
【0071】この構造体のAL2(10)側をCMP研
磨し、P−SiO7上のAL2 20の研磨レートと、
電極が形成される溝8の1mm2 あたりに占める面積
率、つまり,電極面積占有率の相関を示したものが図4
である。ここでCMP条件は、第1の実施例で説明した
条件である。
【0072】図4に示されるように、凸部AL2(2
0)の研磨レートは、電極の面積占有率に依存してい
る。
【0073】ここで例えば、画像表示部の画素電極の面
積占有率が70%である場合、画像表示部の凸部Al研
磨レートは、約3500Å/minとなる。ボンディン
グパッド周辺部のダミー電極の電極面積占有率を70%
±20%とした場合、そこにおける凸部Al研磨レート
は、電極面積占有率50%においては、約3200Å/
min、電極面積占有率90%においては約3800Å
/minとなり、画像表示部の凸部Al研磨レート約3
500Å/minの±10%の範囲に抑えることが可能
であることがわかる。
【0074】現状のCMP条件において、ALの研磨レ
ートのウエハ面内均一性は、(MAX−MIN)/AV
ERAGEで20〜30%であるので、上記2者の10
%以下の研磨レートの差は研磨レート面内分布に比べ十
分に小さく、CMP後のデバイス表面の仕上がりを左右
する支配的要因でない値であることがわかる。
【0075】したがって、ダミー電極12と画素電極の
面積占有率の差を20%以下にする条件のもとで、ダミ
ー電極12のパターンを高い自由度で形成することがで
きる。
【0076】(第3の実施例)本発明の第3の実施例を
図5に示す。同図において、30は石英基板、31は単
結晶Si層である。図において、前記実施例と同じ部分
は、同じ符号を付けて、説明は略する。
【0077】本実施例の特徴は、SOI(Silico
n On Insulator)基板を用いた点であ
る。これにより、周辺回路および画素部のスイッチング
素子の高速駆動が可能となり表示装置の高精細化が可能
となる。
【0078】(第4の実施例)図14に本発明の液晶表
示装置を用いた前面及び背面投写型液晶表示装置光学系
の構成図を示す。本図はその上面図を表す図14
(a)、正面図を表す図14(b)、側面図を表す図1
4(c)から成っている。同図において、1301はス
クリーンに投射する投影レンズ、1302はマイクロレ
ンズ付液晶パネル、1303は偏光ビームスプリッター
(PBS)、1340はR(赤色光)反射ダイクロイッ
クミラー、1341はB/G(青色&緑色光)反射ダイ
クロイックミラー、1342はB(青色光)反射ダイク
ロイックミラー、1343は全色光を反射する高反射ミ
ラー、1350はフレネルレンズ、1351は凸レン
ズ、1306はロッド型インテグレーター、1307は
楕円リフレクター、1308はメタルハライド、UHP
等のアークランプである。ここで、R(赤色光)反射ダ
イクロイックミラー1340、B/G(青色&緑色光)
反射ダイクロイックミラー1341、B(青色光)反射
ダイクロイックミラー1342はそれぞれ図15に示し
たような分光反射特性を有している。そしてこれらのダ
イクロイックミラーは高反射ミラー1343とともに、
図16の斜視図に示したように3次元的に配置されてお
り、後述するように白色照明光をRGBに色分解すると
ともに、液晶パネル1302に対して各原色光が、3次
元的に異なる方向から該液晶パネル1302を照明する
ようにしている。
【0079】ここで、光束の進行過程に従って説明する
と、まず光源のランプ1308からの出射光束は白色光
であり、楕円リフレクター1307によりその前方のイ
ンテグレータ1306の入り口に集光され、このインテ
グレーター1306内を反射を繰り返しながら進行する
につれて光束の空間的強度分布が均一化される。そして
インテグレーター1306を出射した光束は凸レンズ1
351とフレネルレンズ1350とにより、x軸−方向
(図14(b)の正面図基準)に平行光束化され、まず
B反射ダイクロ19イックミラー1342に至る。この
B反射ダイクロイックミラー1342ではB光(青色
光)のみが反射され、z軸−方向つまり下側(図14
(b)の正面図基準)にz軸に対して所定の角度でR反
射ダイクロイックミラー1340に向かう。一方B光以
外の色光(R/G光)はこのB反射ダイクロイックミラ
ー1342を通過し、高反射ミラー1343により直角
にz軸−方向(下側)に反射され、やはりR反射ダイク
ロイックミラー1340に向かう。ここで、B反射ダイ
クロイックミラー1342と高反射ミラー1343は共
に図14(a)の正面図を基にして言えば、インテグレ
ーター1306からの光束(x軸−方向)をz軸−方向
(下側)に反射するように配置しており、高反射ミラー
1343はy軸方向を回転軸にx−y平面に対して丁度
45°の傾きとなっている。それに対してB反射ダイク
ロイックミラー1342はやはりy軸方向を回転軸にx
−y平面に対して、この45°よりも浅い角度に設定さ
れている。従って、高反射ミラー1343で反射された
R/G光はz軸−方向に直角に反射されるのに対して、
B反射ダイクロイックミラー1342で反射されたB光
はz軸に対して所定の角度(x−z面内チルト)で下方
向に向かう。ここで、B光とR/G光の液晶パネル13
02上の照明範囲を一致させるため、各色光の主光線は
液晶パネル1302上で交差するように、高反射ミラー
1343とB反射ダイクロイックミラー1342のシフ
ト量およびチルト量が選択されている。
【0080】次に、前述のように下方向(z軸−方向)
に向かったR/G/B光はR反射ダイクロイックミラー
1340とB/G反射ダイクロイックミラー1341に
向かうが、これらはB反射ダイクロイックミラー134
2と高反射ミラー1343の下側に位置し、まず、B/
G反射ダイクロイックミラー1341はx軸を回転軸に
x−z面に対して45°傾いて配置されており、R反射
ダイクロイックミラー1340はやはりx軸方向を回転
軸にx−z平面に対してこの45°よりも浅い角度に設
定されている。従ってこれらに入射するR/G/B光の
うち、まずB/G光はR反射ダイクロイックミラー13
40を通過して、B/G反射ダイクロイックミラー13
41により直角にy軸+方向に反射され、PBS130
3を通じて偏光化された後、x−z面に水平に配置され
た液晶パネル1302を照明する。
【0081】このうちB光は前述したように(図14
(a)、図14(b)参照)、x軸に対して所定の角度
(x−z面内チルト)で進行しているため、B/G反射
ダイクロイックミラー1341による反射後は、y軸に
対して所定の角度(x−y面内チルト)を維持し、その
角度を入射角(x−y面方向)として該液晶パネル13
02を照明する。
【0082】G光についてはB/G反射ダイクロイック
ミラー1341により直角に反射し、y軸+方向に進
み、PBS1303を通じて偏光化された後、入射角0
°つまり垂直に該液晶パネル1302を照明する。また
R光については、前述のようにB/G反射ダイクロイッ
クミラー1341の手前に配置されたR反射ダイクロイ
ックミラー1340によりR反射ダイクロイックミラー
1340にてy軸+方向に反射されるが、図14(c)
(側面図)に示したようにy軸に対して所定の角度(y
−z面内チルト)でy軸+方向に進み、PBS1303
を通じて偏光化された後、該液晶パネル1302をこの
y軸に対する角度を入射角(y−z面方向)として照明
する。また、前述と同様にRGB各色光の液晶パネル1
302上の照明範囲を一致させるため、各色光の主光線
は液晶パネル1302上で交差するように、B/G反射
ダイクロイックミラー1341とR反射ダイクロイック
ミラー1340のシフト量およびチルト量が選択されて
いる。さらに、図15(a)に示したようにB反射ダイ
クロイックミラー1341のカット波長は480nm、
図15(b)に示したようにB/G反射ダイクロイック
ミラー1341のカット波長は570nm、図15
(c)に示したようにR反射ダイクロイックミラー13
40のカット波長は600nmであるから、不要な橙色
光はB/G反射ダイクロイックミラー1341を透過し
て捨てられる。これにより最適な色バランスを得ること
ができる。
【0083】そして後述するように液晶パネル1302
にて各RGB光は反射&偏光変調され、PBS1303
に戻り、PBS1303のPBS面1303aにてx軸
+方向に反射する光束が画像光となり、投影レンズ13
01を通じて、スクリーン(不図示)に拡大投影され
る。ところで、該液晶パネル1302を照明する各RG
B光は入射角が異なるため、そこから反射されてくる各
RGB光もその出射角を異にしているが、投影レンズ1
301としてはこれらを全て取り込むに十分な大きさの
レンズ径及び開口のものを用いている。ただし、投影レ
ンズ1301に入射する光束の傾きは、各色光がマイク
ロレンズを2回通過することにより平行化され、液晶パ
ネル1302への入射光の傾きを維持している。ところ
が図26に示したように従来例の透過型では、液晶パネ
ルを出射した光束はマイクロレンズの集光作用分も加わ
ってより大きく広がってしまうので、この光束を取り込
むための投影レンズはさらに大きな開口数が求められ、
高価なレンズとなっていた。しかし、本例では液晶パネ
ル2からの光束の広がりはこのように比較的小さくなる
ので、より小さな開口数の投影レンズでもスクリーン上
で十分に明るい投影画像を得ることができ、より安価な
投影レンズを用いることが可能になる。また、図27に
示す縦方向に同一色が並ぶストライプタイプの表示方式
の例を本実施形態に用いることも可能であるが、後述す
るように、マイクロレンズを用いた液晶パネルの場合は
好ましくない。
【0084】次に、ここで用いる本発明液晶パネル13
02について説明する。図17に該液晶パネル1302
の拡大断面模式図(図16のy−z面に対応)を示す。
図において、1321はマイクロレンズ基板、1322
はマイクロレンズ、1323はシートガラス、1324
は透明対向電極、1325は液晶層、1326は画素電
極、1327はアクティブマトリックス駆動回路部、1
328はシリコン半導体基板である。また、1252は
周辺シール部である。ここで、本実施形態では、R,
G,B画素が、1パネルに集約されており、1画素のサ
イズは小さくなる。従って、開口率を上げることの重要
性が大きく、集光された光の範囲には、反射電極が存在
していなければならない。マイクロレンズ1322は、
いわゆるイオン交換法によりガラス基板(アルカリ系ガ
ラス)1321の表面上に形成されており、画素電極1
326のピッチの倍のピッチで2次元的アレイ構造を成
している。
【0085】液晶層1325は反射型に適応したいわゆ
るDAP,HAN等のECBモードのネマチック液晶を
採用しており、不図示の配向層により所定の配向が維持
されている。他の実施形態と比べると電圧値が低く、画
素電極1326の電位の精度はさらに重要になってくる
ため、本発明の回路、構成は有効であり、単板で画素数
も多く、従ってビデオ線の本数も多いため、他の実施形
態のカップリング容量の削減は非常に有効となる。画素
電極1326はAlから成り、反射鏡を兼ねており、表
面性を良くして反射率を向上させるため、パターニング
後の最終工程でいわゆるCMP処理を施している(詳し
くは後述する)。
【0086】アクティブマトリックス駆動回路部132
7はいわゆるシリコン半導体基板1328上に設けられ
た半導体回路であり、上記画素電極1326をアクティ
ブマトリックス駆動するものであり、該回路マトリック
スの周辺部には、不図示のゲート線ドライバー(垂直レ
ジスター等)や信号線ドライバー(水平レジスター等)
が設けられている(詳しくは後述する)。これらの周辺
ドライバーおよびアクティブマトリックス駆動回路はR
GBの各原色映像信号を所定の各RGB画素に書き込む
ように構成されており、該各画素電極1326はカラー
フィルターは有さないものの、前記アクティブマトリッ
クス駆動回路にて書き込まれる原色映像信号により各R
GB画素として区別され、後述する所定のRGB画素配
列を形成している。
【0087】ここで、液晶パネル1302に対して照明
するG光について見てみると、前述したようにG光はP
BS1303により偏光化されたのち該液晶パネル13
02に対して垂直に入射する。この光線のうち1つのマ
イクロレンズ1322aに入射する光線例を図中の矢印
G(in/out)に示す。ここに図示されたように該
G光線はマイクロレンズ1322により集光され、G画
素電極1326g上を照明する。そしてAlより成る該
画素電極1326gにより反射され、再び同じマイクロ
レンズ1322aを通じてパネル外に出射していく。こ
のように液晶層1325を往復通過する際、該G光線
(偏光)は画素電極1326gに印加される信号電圧に
より対向電極1324との間に形成される電界による液
晶の動作により変調を受けて、該液晶パネルを出射し、
PBS1303に戻る。
【0088】ここで、その変調度合いによりPBS面1
303aにて反射され、投影レンズ1301に向かう光
量が変化し、各画素のいわゆる濃淡階調表示がなされる
ことになる。一方、上述したように図17中断面(y−
z面)内の斜め方向から入射してくるR光については、
やはりPBS1303により偏光されたのち、例えばマ
イクロレンズ1322bに入射するR光線に注目する
と、図中の矢印R(in)で示したように、該マイクロ
レンズ1322bにより集光され、その真下よりも左側
にシフトした位置にあるR画素電極1326r上を照明
する。そして該画素電極1326rにより反射され、図
示したように今度は隣(−z方向)のマイクロレンズ1
322aを通じて、パネル外に出射していく(R(ou
t))。
【0089】この際、該R光線(偏光)はやはり画素電
極1326rに印加される信号電圧により対向電極13
24との間に形成される画像信号に応じた電界による液
晶の動作により変調を受けて、該液晶パネルを出射し、
PBS1303に戻る。そして、その後のプロセスは前
述のG光の場合と全く同じように、画像光を投影レンズ
1301から投影される。ところで、図17の描写では
画素電極1326g上と画素電極1326r上の各G光
とR光の色光が1部重なり干渉しているようになってい
るが、これは模式的に液晶層の厚さを拡大誇張して描い
ているためであり、実際には該液晶層の厚さは1〜5μ
であり、シートガラス1323の50〜100μに比べ
て非常に薄く、画素サイズに関係なくこのような干渉は
起こらない。
【0090】次に、図18に本例での色分解・色合成の
原理説明図を示す。ここで、図18(a)は液晶パネル
1302の上面模式図、図18(b)、図18(c)は
それぞれ該液晶パネル上面模式図に対するA−A′(x
方向)断面模式図、B−B′(z方向)断面模式図であ
る。ここで、マイクロレンズ1322は、図18(a)
の一点鎖線に示すように、G光を中心として両隣接する
2色画素の半分ずつに対して1個が対応している。この
うち図18(c)はy−z断面を表す上記図17に対応
するものであり、各マイクロレンズ1322に入射する
G光とR光の入出射の様子を表している。これから判る
ように各G画素電極は各マイクロレンズの中心の真下に
配置され、各R画素電極は各マイクロレンズ間境界の真
下に配置されている。従ってR光の入射角はそのtan
θが画素ピッチ(B&R画素)とマイクロレンズ・画素
電極間距離の比に等しくなるように設定するのが好まし
い。一方、図18(b)は該液晶パネル1302のx−
y断面に対応するものである。このx−y断面について
は、B画素電極とG画素電極とが図18(c)と同様に
交互に配置されており、やはり各G画素電極は各マイク
ロレンズ中心の真下に配置され、各B画素電極は各マイ
クロレンズ間境界の真下に配置されている。
【0091】ところで該液晶パネルを照明するB光につ
いては、前述したようにPBS1303による偏光化
後、図14中断面(x−y面)の斜め方向から入射して
くるため、R光の場合と全く同様に、各マイクロレンズ
1322から入射したB光線は、図示したようにB画素
電極1326bにより反射され、入射したマイクロレン
ズ1322に対して、x方向に隣り合うマイクロレンズ
1322から出射する。B画素電極1326b上の液晶
による変調や液晶パネルからのB出射光の投影について
は、前述のG光およびR光と同様である。
【0092】また、各B画素電極1326bは各マイク
ロレンズ間境界の真下に配置されており、B光の液晶パ
ネルに対する入射角についても、R光と同様にそのta
nθが画素ピッチ(G&B画素)とマイクロレンズ・画
素電極間距離の比に等しくなるように設定するのが好ま
しい。ところで、本例液晶パネルでは以上述べたように
各RGB画素の並びがz方向に対してはRGRGRG…
の並びに、x方向に対してはBGBGBG…の並びとな
っているが、図18(a)はその平面的な並びを示して
いる。このように各画素サイズは縦横共にマイクロレン
ズの約半分になっており、画素ピッチはx−z両方向と
もにマイクロレンズのそれの半分になっている。また、
G画素は平面的にもマイクロレンズ中心の真下に位置
し、R画素はz方向のG画素間かつマイクロレンズ境界
に位置し、B画素はx方向のG画素間かつマイクロレン
ズ境界に位置している。また、1つのマイクロレンズ単
位の形状は矩形(画素の2倍サイズ)となっている。
【0093】図19に本液晶パネルの部分拡大上面図を
示す。ここで図中の破線格子1329は1つの絵素を構
成するRGB画素のまとまりを示している。つまり、図
17のアクティブマトリックス駆動回路部1327によ
り各RGB画素が駆動される際、破線格子1329で示
されるRGB画素ユニットは同一画素位置に対応したR
GB映像信号にて駆動される。ここでR画素電極132
6r、G画素電極1326g、B画素電極1326bか
ら成る1つの絵素に注目してみると、まずR画素電極1
326rは矢印r1で示されるようにマイクロレンズ1
322bから前述したように斜めに入射するR光で照明
され、そのR反射光は矢印r−2で示すようにマイクロ
レンズ1322aを通じて出射する。B画素電極132
6bは矢印b1で示されるようにマイクロレンズ132
2cから前述したように斜めに入射するB光で照明さ
れ、そのB反射光は矢印b2で示すようにやはりマイク
ロレンズ1322aを通じて出射する。またG画素電極
1326gは正面後面矢印g12で示されるように、マ
イクロレンズ1322aから前述したように垂直(紙面
奥へ向かう方向)に入射するG光で照明され、そのG反
射光は同じマイクロレンズ1322aを通じて垂直に
(紙面手前に出てくる方向)出射する。
【0094】このように、本液晶パネルにおいては、1
つの絵素を構成するRGB画素ユニットについて、各原
色照明光の入射照明位置は異なるものの、それらの出射
については、同じマイクロレンズ(この場合は1322
a)から行われる。そしてこのことはその他の全ての絵
素(RGB画素ユニット)についても成り立っている。
【0095】従って、図20に示すように本液晶パネル
からの全出射光をPBS1303および投影レンズ13
01を通じて、スクリーン1309に投写するに際し
て、液晶パネル1302内のマイクロレンズ1322の
位置がスクリーン1309上に結像投影されるように光
学調整すると、その投影画像は図22に示すようなマイ
クロレンズの格子内に各絵素を構成する該RGB画素ユ
ニットからの出射光が混色した状態つまり同画素混色し
た状態の絵素を構成単位としたものとなる。そして、従
来のようないわゆるRGBモザイクが無い、質感の高い
良好なカラー画像表示が可能となる。
【0096】つぎに、図17に示すように、アクティブ
マトリックス駆動回路部1327は各画素電極1326
の下に存在するため、図17の回路断面図上では絵素を
構成する各RGB画素は単純に横並びに描かれている
が、各画素FETのドレインは、図19に示したような
2次元的配列の各RGB画素電極1326に接続してい
る。
【0097】ところで、本投写型液晶表示装置の駆動回
路系についてその全体ブロック図を図21に示す。ここ
で、1310はパネルドライバーであり、RGB映像信
号を極性反転し、かつ所定の電圧増幅をした液晶駆動信
号を形成するとともに、対向電極1324の駆動信号、
各種タイミング信号等を形成している。1312はイン
ターフェースであり、各種映像及び制御伝送信号を標準
映像信号等にデコードしている。また、1311はデコ
ーダーであり、インターフェース1312からの標準映
像信号をRGB原色映像信号及び同期信号に、即ち液晶
パネル1302に対応した画像信号にデコード・変換し
ている。1314はバラストであり、楕円リフレクター
1307内のアークランプ1308を駆動点灯する。1
315は電源回路であり、各回路ブロックに対して電源
を供給している。1313は不図示の操作部を内在した
コントローラーであり、上記各回路ブロックを総合的に
コントロールするものである。このように本投写型液晶
表示装置は、その駆動回路系は単板式プロジェクターと
しては、ごく一般的なものであり、特に駆動回路系に負
担を掛けることなく、前述したようなRGBモザイクの
無い良好な質感のカラー画像を表示することができるも
のである。
【0098】ところで図23に本実施形態における液晶
パネルの別形態の部分拡大上面図を示す。ここではマイ
クロレンズ1322の中心真下位置にB画素電極132
6bを配列し、それに対し左右方向にG画素1326g
が交互に並ぶように、上下方向にR画素1326rが交
互に並ぶように配列している。このように配列しても、
絵素を構成するRGB画素ユニットからの反射光が1つ
の共通マイクロレンズから出射するように、B光を垂直
入射、R/G光を斜め入射(同角度異方向)とすること
により、前例と全く同様な効果を得ることができる。ま
た、さらにマイクロレンズ1322の中心真下位置にR
画素を配列しその他の色画素を左右または上下方向にR
画素に対してG,B画素を交互に並ぶようにしても良
い。
【0099】(第5の実施例)図24に本発明に係わる
液晶パネルの他の実施形態を示す。同図は本液晶パネル
1320の部分拡大断面図である。前記他の実施形態と
の相違点を述べると、まず対向ガラス基板としてシート
ガラス1323を用いており、マイクロレンズ1220
については、シートガラス1323上に熱可塑性樹脂を
用いたいわゆるリフロー法により形成している。さら
に、非画素部にスペーサー柱1251を感光性樹脂のフ
ォトリソグラフィーにて形成している。該液晶パネル1
320の部分上面図を図25(a)に示す。この図から
判るようにスペーサー柱1251は所定の画素のピッチ
でマイクロレンズ1220の角隅部の非画素領域に形成
されている。このスペーサー柱1251を通るA−A′
断面図を図25(b)に示す。このスペーサー柱125
1の形成密度については10〜100画素ピッチでマト
リックス状に設けるのが好ましく、シートガラス132
3の平面性と液晶の注入性というスペーサー柱数に対し
て相反するパラメーターを共に満足するように設定する
必要がある。また本実施形態では金属膜パターンによる
遮光層1221を設けており、各マイクロレンズ境界部
分からの漏れ光の進入を防止している。これにより、こ
のような漏れ光による投影画像の彩度低下(各原色画像
光の混色による)やコントラスト低下が防止される。従
って本液晶パネル1320を用いて、本実施形態の如き
液晶パネルを備えた投写型表示装置を構成することによ
り、さらにメリハリのある良好な画質が得られるように
なる。
【0100】
【発明の効果】以上説明したように、画像表示部の単位
面積あたりの被研磨面積と、画像表示部以外の、例えば
ボンディングパッド部の単位面積あたりの被研磨面積を
同等としてチップ内の研磨レートをほぼ一定に保つこと
により、CMP後の仕上がり表面形状を均一にすること
が可能となる。
【0101】従って、本発明によれば、チップ内の研磨
レートを等しくできることにより、チップ表面に露出し
たボンディングパッド等のショートを防止でき、歩留り
を向上できる。また、CMP工程のマージンを大きくす
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例によるボンディングパッ
ド部の製造工程図である。
【図2】本発明の第1の実施例によるボンディングパッ
ド部の製造工程図である。
【図3】本発明の第2の実施例によるボンディングパッ
ド部の斜視図(a)及びダミー電極部の断面図である。
【図4】凸部研磨レートと、ダミー電極面積占有率の相
関図である。
【図5】本発明の第3の実施例によるボンディングパッ
ド部の製造工程図である。
【図6】従来例の画像表示部の平面図である。
【図7】本発明によるCMPにより製造される液晶素子
の断面図である。
【図8】本発明による液晶装置の概略的回路図である。
【図9】本発明による液晶装置のブロック図である。
【図10】本発明による液晶装置の入力部のディレイ回
路を含む回路図である。
【図11】本発明による液晶装置の液晶パネルの概念図
である。
【図12】本発明による液晶装置を用いた液晶プロジェ
クターの概念図である。
【図13】本発明による液晶プロジェクターの内部を示
す回路ブロック図である。
【図14】本発明による投写型液晶表示装置の光学系の
実施形態を示す全体構成図である。
【図15】本発明による投写型液晶表示装置の光学系に
用いたダイクロイックミラーの分光反射特性図である。
【図16】本発明による投写型液晶表示装置の光学系の
色分解照明部の斜視図である。
【図17】本発明による液晶パネルの一実施形態の断面
図である。
【図18】本発明による液晶パネルの色分解・色合成の
原理説明図である。
【図19】本発明による一実施形態の液晶パネルの部分
拡大上面図である。
【図20】本発明による投写型液晶表示装置の投影光学
系を示す部分構成図である。
【図21】本発明による投写型液晶表示装置の駆動回路
系を示すブロック図である。
【図22】本発明による投写型液晶表示装置のスクリー
ン上投影像の部分拡大図である。
【図23】本発明による一実施形態の液晶パネルの部分
断面図である。
【図24】本発明による一実施形態の液晶パネルの部分
拡大断面図である。
【図25】本発明による一実施形態の液晶パネルの部分
拡大上面図と断面図である。
【図26】液晶装置の液晶パネルの光束進行方向を示す
概念図である。
【図27】液晶装置の液晶パネルのカラー画素構成図で
ある。
【符号の説明】
1 Si基板 2 Field酸化膜 3 BPSG 4 AL1 5 層間絶縁膜 6 P−SiN 7 P−SiO 8 溝 9 スルーホール 10 AL2 11 ボンディングパッド 12 ダミー電極 20 凸部AL2 30 石英基板 31 単結晶Si層 51 表示画素エリア 52 信号、走査駆動回路 53 ダミー画素 301 半導体基板 302,302′ p型及びn型ウェル 303,303′,303″ ソース領域 304 ゲート領域 305,305′,305″ ドレイン領域 306 LOCOS絶縁層 307 遮光層 308 PSG 309 プラズマSiN 310 ソース電極 311 連結電極 312 反射電極&画素電極 314 液晶層 315 共通透明電極 316 対向電極 317,317′ 高濃度不純物領域 319 表示領域 320 反射防止膜 321,322 シフトレジスタ 332 昇圧レベルシフター 342 インバータ 351 シール 378 液晶装置 455,456,457 液晶装置 201,501 半導体基板 202,502 スクライブ領域 203,503 選択酸化膜 504 ウェル 205,505,705,805 第1の絶縁膜 207,507,707,808 コンタクト 209,509,709,809 金属層 602,603 金属層 601 有効領域 511 スルーホール 701,802 絶縁基板 810 透明絶縁膜 301 半導体基板 302,302’ p型及びn型ウェル 303,303’ ソース領域 304 ゲート領域 305,305’ ドレイン領域 306 LOCOS絶縁層 307 遮光層 308 PSG 309 プラズマSiN 310 ソース電極 311 連結電極 312 反射電極&画素電極 313 反射防止膜 314 液晶層 315 共通透明電極 316 対向電極 317,317’ 高濃度不純物領域 319 表示領域 320 反射防止膜 321,322 シフトレジスタ 323 nMOS 324 pMOS 325 保持容量 327 信号転送スイッチ 328 リセットスイッチ 329 リセットパルス入力端子 330 リセット電源端子 331 映像信号入力端子 332 昇圧レベルシフター 342 パルスdelay用インバータ 343 スイッチ 344 出力 345 容量 346 保護回路 351 シール部 352 電極パッド 353 クロックバッファー 371 光源 372 集光レンズ 373,375 フレネルレンズ 374 色分解光学素子 376 ミラー 377 視野レンズ 378 液晶装置 379 絞り部 380 投影レンズ 381 スクリーン 385 電源 386 プラグ 387 ランプ温度検出 388 制御ボード 389 フィルタ安全スイッチ 453 メインボード 454 液晶パネルドライブヘッドボード 455,456,457 液晶装置 1220 マイクロレンズ(リフロー熱ダレ式) 1251 スペーサー柱 1252 周辺シール部 1301 投影レンズ 1302 マイクロレンズ付液晶パネル 1303 偏光ビームスプリッター(PBS) 1306 ロッド型インテグレータ 1307 楕円リフレクター 1308 アークランプ 1309 スクリーン 1310 パネルドライバー 1311 デコーダー 1312 インターフェース回路 1314 バラスト(アークランプ点灯回路) 1320 マイクロレンズ付液晶パネル 1321 マイクロレンズガラス基板 1322 マイクロレンズ(インデックス分布式) 1323 シートガラス 1324 対向透明電極 1325 液晶 1326 画素電極 1327 アクティブマトリックス駆動回路部 1328 シリコン半導体基板 1329 基本絵素単位 1340 R反射ダイクロイックミラー 1341 B/G反射ダイクロイックミラー 1342 B反射ダイクロイックミラー 1343 高反射ミラー 1350 フレネルレンズ(第2コンデンサーレンズ) 1351 第1コンデンサーレンズ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI H01L 21/304 321 H01L 21/304 321S

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 実質的に平坦な表面を有した複数の画素
    電極と、該画素電極とともに研磨されて形成された入出
    力電極とを有する表示装置用基板において、 前記入出力電極の周囲に、前記画素電極と同じ研磨レー
    トにするべく配置された電気的にフローティングなダミ
    ー電極を有することを特徴とする表示装置用基板。
  2. 【請求項2】 前記ダミー電極は、前記画素電極と同じ
    材料で任意の形状、任意の寸法の複数の電気的にフロー
    ティングな領域であり、 該フローティング領域の単位面積当たりの面積占有率
    が、上記画素電極が配された画像表示部の単位面積当た
    りの画素電極の面積占有率の±20%以内である請求項
    1に記載の表示装置用基板。
  3. 【請求項3】 前記表示装置用基板は、前記画素電極毎
    にスイッチング素子を配したアクティブマトリクス基板
    であり、該基板へ電源あるいは信号を引き込む、および
    前記アクティブマトリクス基板から電源あるいは信号を
    引き出すための入出力電極と、該入出力電極間に配され
    た、前記画素電極と同じ材料で任意の形状、任意の寸法
    の複数の電気的にフローティングな領域を有し、 該フローティング領域の単位面積当たりの面積占有率
    が、上記画素電極が配された画像表示部の単位面積当た
    りの画素電極の面積占有率と同じである請求項1に記載
    の表示装置用基板。
  4. 【請求項4】 前記フローティング領域が、前記画素電
    極と同じ形状、同じ寸法、同じ配列である請求項1記載
    の表示装置用基板。
  5. 【請求項5】 前記入出力電極は、ボンディングパッド
    である請求項1〜4のいずれかに記載の表示装置用基
    板。
  6. 【請求項6】 実質的に平坦な表面に研磨して形成され
    た画素電極と、 それぞれの前記画素電極毎に配したスイッチング素子と
    を配したアクティブマトリクス基板と、 該アクティブマトリクス基板に対向する対向電極基板
    と、 前記アクティブマトリクス基板と対向電極基板の間に挟
    持された液晶と、 前記アクティブマトリクス基板へ電源あるいは信号の引
    き込み、及び前記アクティブマトリクス基板から電源あ
    るいは信号を引き出すため、前記画素電極と共に研磨さ
    れて形成された入出力電極と、を具備してなる液晶表示
    装置であって、 前記入出力電極の周囲に、前記画素電極領域の研磨レー
    トと同じにするべく配置された電気的にフローティング
    な領域であるダミー電極を有することを特徴とする液晶
    表示装置。
  7. 【請求項7】 実質的に平坦な表面に研磨して形成され
    た画素電極と、 それぞれの前記画素電極毎に配したスイッチング素子と
    を配したアクティブマトリクス基板と、 該アクティブマトリクス基板に対向する対向電極基板
    と、 前記アクティブマトリクス基板と対向電極基板の間に挟
    持された液晶と、 前記アクティブマトリクス基板へ電源あるいは信号を引
    き込む、及び前記アクティブマトリクス基板から電源あ
    るいは信号を引き出すため、前記画素電極と共に研磨さ
    れて形成された入出力電極と、を具備してなる液晶表示
    装置であって、 前記入出力電極の周囲に配置された、前記画素電極と同
    じ材料で任意の形状の複数の電気的にフローティングな
    領域と、 該電気的にフローティングな領域の周囲に混在して形成
    され、少なくとも前記入出力電極を取り囲むように配さ
    れた絶縁層領域と、を有することを特徴とする液晶表示
    装置。
  8. 【請求項8】 前記電気的にフローティングな領域の単
    位面積当たりの面積占有率が、上記画素電極が配された
    画像表示部の単位面積当たりの画素電極の面積占有率の
    ±20%以内である請求項6又は7に記載の液晶表示装
    置。
  9. 【請求項9】 前記電気的にフローティングな領域の単
    位面積当たりの面積占有率が、上記画素電極が配された
    画像表示部の単位面積当たりの画素電極の面積占有率と
    同じである請求項6又は7記載の液晶表示装置。
  10. 【請求項10】 前記電気的にフローティングな領域
    が、前記画素電極と同じ形状、同じ寸法、同じ配列であ
    る請求項6又は7記載の液晶表示装置。
  11. 【請求項11】 請求項6〜10のいずれか1項に記載
    の液晶表示装置を用いたことを特徴とする投写型液晶表
    示装置。
  12. 【請求項12】 請求項11記載の投写型液晶表示装置
    において、液晶パネルを3色カラー用に少なくとも3個
    有し、高反射ミラーと、青色反射ダイクロイックミラー
    とで青色光を分離し、更に赤色反射ダイクロイックミラ
    ーと、緑色/青色反射ダイクロイックミラーで赤色と緑
    色とを分離して、各液晶パネルを投射することを特徴と
    する投写型液晶表示装置。
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