JPH1113286A - 多層階建物の工事用昇降屋根の支持方法 - Google Patents

多層階建物の工事用昇降屋根の支持方法

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JPH1113286A
JPH1113286A JP16835397A JP16835397A JPH1113286A JP H1113286 A JPH1113286 A JP H1113286A JP 16835397 A JP16835397 A JP 16835397A JP 16835397 A JP16835397 A JP 16835397A JP H1113286 A JPH1113286 A JP H1113286A
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Japan
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roof
construction
brace
telescopic
building
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JP16835397A
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English (en)
Inventor
Atsushi Miyazaki
宮崎  淳
Minoru Yoshikawa
稔 吉川
Minoru Kanazawa
稔 金沢
Koichi Sakaniwa
興一 坂庭
Kunio Kamata
國男 鎌田
Yasukuni Kamimura
泰邦 上村
Tsunenori Harada
恒則 原田
Tadashi Yoshida
正 吉田
Masaaki Sato
允章 佐藤
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Obayashi Corp
Original Assignee
Obayashi Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 建物躯体と工事用昇降屋根との間に、該工事
用昇降屋根を支持する伸縮支柱の補強部材を取り付ける
ことにより、伸縮支柱に過剰な強度を備えることなく工
事用昇降屋根の支持剛性を十分に確保する。 【解決手段】 分離した屋上部分56を工事用昇降屋根
として用い、屋上部分56を伸縮支柱58を介して建物
躯体の下層階部分60に盛替え可能に支持する。伸縮支
柱58を取り付けた際、隣設される伸縮支柱58の上端
部および下端部間にX字状に可変長ブレース78を取り
付ける。全ての伸縮支柱58の取り付けおよび可変長ブ
レース78の取り付けが完了した後、全ての伸縮支柱5
8を同期して一斉に1階高分だけ短縮し、屋上部分56
を1階高分だけ下方に盛替える。次に、伸縮支柱58の
下端部を床スラブから取り外し、伸縮支柱58を伸長し
てその下端部を下階の床スラブに取り付ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、建築または解体し
ようとする多層階建物の上方に工事用昇降屋根を配置
し、建築工事または解体工事の進行に伴って該工事用昇
降屋根を上方または下方に盛替えるようにした多層階建
物の工事用昇降屋根の支持方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年では中,高層ビルを建築する際に、
建築する建物の上方にステージ等の工事用屋根を仮設
し、工事の進行に伴って該工事用屋根を上昇させるよう
にした全天候型の建築工法が提案されている。この全天
候型建築工法では、上記工事用屋根により工事部分を雨
水から保護できると共に、上記工事用屋根に天井クレー
ンを設置して施工階で資材搬送を行うことにより、工事
の作業効率を著しく向上することができる。ところで、
このような工事用屋根は中,高層ビルの解体工事にも適
用することができる。即ち、解体しようとする建物の屋
上に工事用屋根を設けて、該工事用屋根の下方において
建物を上層階から下層階に向かって順次解体することが
できる。この解体工事にあっても上記建築工事と同様に
工事の進行に伴って工事用屋根を下方に下降して盛替え
る必要がある。
【0003】例えば特公平7−59831号公報に、建
物の建築工事に伴って工事用昇降屋根を上方に盛替える
ようにした方法が開示される。即ち、この工事用昇降屋
根を用いた建築工法では、該工事用昇降屋根と建物躯体
との間に油圧シリンダ等で構成される複数の伸縮支柱を
介装して作業空間を形成し、全ての伸縮支柱を同期して
伸張した後、これら伸張した伸縮支柱を1本づつ順に短
縮して、この短縮した伸縮支柱と建物躯体との間に本設
柱を取り付けていく。そして、全ての伸縮支柱に対応し
て本設柱を取り付けた後、再度全ての伸縮支柱を同期し
て伸張することにより上記工事用昇降屋根を上方に盛替
えることができ、このように本設柱の取り付けと工事用
昇降屋根の盛替えを繰り返すことにより、建物躯体は1
階高づつ上方に構築されていくことになる。
【0004】ところで、かかる工事用昇降屋根の盛替え
方法では、建築工事により順次上方に盛替える場合を示
すが、上記伸縮支柱を逆に動作することにより、工事用
昇降屋根を下方に盛替えつつ既存建物の解体を行うこと
ができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、かかる
従来の多層階建物の工事用昇降屋根の支持方法にあって
は、建築工事および解体工事のいずれにあっても伸縮支
柱が最大長に伸長した時点、即ち、建築の場合は工事用
昇降屋根を盛替え直後、解体の場合は盛替え直前では、
伸縮支柱のシリンダ部分とピストンロッドとの重合量が
少なくなるため、両者間の曲げ剛性が低下して上記工事
用昇降屋根の支持強度が著しく低下される。特に、この
ように伸縮支柱の最大長状態で地震等の水平方向の外力
が入力された場合には、伸縮支柱が変形して著しい危険
を伴なうという恐れがある。したがって、上記伸縮支柱
には最大長状態を考慮して強度を決定する必要があるた
め、該伸縮支柱は過剰な強度が備えられて大径化される
と共に、高価なものになるという課題があった。
【0006】そこで、本発明はかかる従来の課題に鑑み
て、建物躯体と工事用昇降屋根との間に、該工事用昇降
屋根を支持する伸縮支柱の補強部材を取り付けることに
より、伸縮支柱に過剰な強度を備えることなく工事用昇
降屋根の支持剛性を十分に確保することができる多層階
建物の工事用昇降屋根の支持方法を提供することを目的
とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めに本発明の請求項1に記載された多層階建物の工事用
昇降屋根の支持方法は、建築または解体しようとする多
層階の建物躯体の上方に配置し、該建物躯体の建築工事
または解体工事の進行に伴って上方または下方に盛替え
るようにした工事用昇降屋根を備えた多層階建物の建築
または解体方法において、上記工事用昇降屋根を伸縮可
能な複数の伸縮支柱を介して上記建物躯体に支持し、こ
れら伸縮支柱の伸縮によって工事用昇降屋根を盛替える
と共に、該工事用昇降屋根と上記建物躯体または伸縮支
柱の下端との間にブレースを取り付け、工事用昇降屋根
の盛替えに伴って変化する該工事用昇降屋根と建物躯体
との間の間隔に追従させて、その都度該ブレースの長さ
を変化させることを特徴とするものである。
【0008】また、本発明の請求項2に記載された多層
階建物の工事用昇降屋根の支持方法は、上記ブレース
を、互いに隣設される外周の上記伸縮支柱間で、一方の
伸縮支柱の上端部と他方の伸縮支柱の下端部とを連結
し、かつ、一方の伸縮支柱の下端部と他方の伸縮支柱の
上端部とを連結するようにX字状に配置したことを特徴
とするものである。
【0009】さらに、本発明の請求項3に記載された多
層階建物の工事用昇降屋根の支持方法は、上記ブレース
を、圧縮力に対して自動的に短縮を許容しつつ、引っ張
り力に対して伸張を阻止する長さ規制機構を介して接続
される一対のロッドを備えて構成すると共に、該長さ規
制機構を規制解除することにより伸張が可能な可変長ブ
レースとして構成したことを特徴とするものである。
【0010】かかる多層階建物の工事用昇降屋根の支持
方法の作用を以下述べると、請求項1の発明では、建物
躯体または伸縮支柱の下端と、該建物躯体に伸縮支柱を
介して支持される工事用昇降屋根との間にブレースを取
り付けたので、該ブレースによって工事用昇降屋根の支
持強度が増大され、特に、該工事用昇降屋根に作用する
水平力に対してその支持強度が増大されることになる。
したがって、上記伸縮支柱で担う支持剛性が上記ブレー
スによって補償されることになり、このため、該伸縮支
柱の強度を過剰に大きくする必要が無く、該伸縮支柱の
小径化が可能となる。また、上記工事用昇降屋根の盛替
え時には、上記ブレースの長さを、工事昇降屋根の盛替
えに伴って変化する該工事用昇降屋根と建物躯体との間
の間隔に追従させて変化させるようにしたので、伸縮支
柱の伸長状態および短縮状態にかかわらず工事用昇降屋
根の支持が確実に行われることになる。
【0011】また、請求項2の発明では、上記ブレース
を、互いに隣設される外周の上記伸縮支柱間で、一方の
伸縮支柱の上端部と他方の伸縮支柱の下端部とを連結
し、かつ、一方の伸縮支柱の下端部と他方の伸縮支柱の
上端部とを連結するようにX字状に配置したので、該X
字状のブレースによって隣設する伸縮支柱の支持剛性が
著しく増大され、ひいては上記工事用昇降屋根の支持剛
性が増大される。従って、内部伸縮支柱へのブレースの
取付けを省略でき、部材組立作業または解体作業のため
の機械の移動の障害をなくすことができる。また、上記
ブレースは伸縮支柱の上,下端部に取り付けることがで
きるので、該伸縮支柱に予めブレースの取り付け部を形
成しておくことにより、伸縮支柱を付け替える度に建物
躯体側に取り付け部を形成する必要が無くなるため、建
築作業または解体作業がスムーズに進行される。
【0012】さらに、請求項3の発明では、上記ブレー
スを、圧縮力に対して自動的に短縮を許容しつつ、引っ
張り力に対して伸張を阻止する長さ規制機構を介して接
続される一対のロッドを備えて構成すると共に、該長さ
規制機構を規制解除することにより伸張が可能な可変長
ブレースとして構成したので、工事用昇降屋根の盛替え
時に伸縮支柱を短縮させた際に、該伸縮支柱の短縮力が
ブレースに入力されると、該ブレースは自動的に伸縮支
柱に追従して短縮される。そして、このようにブレース
が短縮された後、地震等の横力が作用して該ブレースに
引っ張り力が作用した場合にも、上記長さ規制機構によ
りこの引っ張り力を受け止めて工事用昇降屋根の支持剛
性が高く保たてる。また、上記伸縮支柱を伸長する場合
には、上記長さ規制機構を規制解除することにより、該
伸縮支柱に追従させてブレースを伸長させることがで
き、そして、伸長完了した時点で長さ規制機構を規制状
態とすることにより、引っ張り力を受け止めることがで
きる。したがって、工事用昇降屋根の盛替え時に、その
都度長さの異なるブレースを付け替える必要が無くな
る。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を添付図
面を参照して詳細に説明する。図1から図7は本発明の
多層階建物の工事用昇降屋根の支持方法の一実施形態を
示し、図1は解体を始める初期の多層階建物の正面図、
図2は図1中のA−A線断面図、図3は多層階建物の解
体手順を(a)〜(g)によって順に示す説明図、図4
は仮設支柱として用いた伸縮支柱の取り付け状態の要部
を示す正面図、図5は伸縮支柱の上端取り付け部の拡大
断面図、図6は伸縮支柱の下端取り付け部の拡大断面
図、図7は(a)〜(c)によって可変長ブレースの作
動状態を示す説明図である。
【0014】即ち、この実施形態の解体方法は図1,図
2に示すように、中,高層ビルとして構築されたS造の
多層階建物50に適用されるもので、まず、屋上(R
階)の外周に該多層階建物50の上層部分の側面を覆う
所定高さの養生枠52を垂設すると共に、屋上スラブ5
4を含む屋上部分56が分離される。上記養生枠52は
トラス構造をもって構成され、その外側を囲繞して防音
パネル52aが設けられる。一方、分離した屋上部分5
6は工事用昇降屋根として用いられ、該屋上部分56は
仮設支柱としての伸縮支柱58を介して建物躯体の下層
階部分60に盛替え可能に支持する。ここで、下層階部
分60とは分離した屋上部分56の下方に位置する既存
部分であり、また、上記屋上部分56は上記屋上スラブ
54の梁鉄骨54aおよび該梁鉄骨54aに結合される
最上階である(R−1)階の柱鉄骨62の上端部を含め
て構成される。
【0015】上記多層階建物50の屋上にはジブクレー
ン64を組立ててセットしておき、該ジブクレーン64
によって上記養生枠52の構成資材とか、多層階建物5
0を解体するための重機、さらには解体に必要なその他
の資材および機材,設備等が揚重される。上記屋上スラ
ブ54には、上記解体重機を搬入するための比較的大き
な図示しない屋上開口部が形成されると共に、複数の外
気取入れ用開口部68および集塵機70が設けられる。
また、上記最上階(R−1)階の上記柱鉄骨62には、
それぞれ隣設される上端部間に固定ブレース72がX字
状に取り付けられ、それぞれの柱鉄骨62の下端部が解
体された場合にも、該固定ブレース72によってこれら
柱鉄骨62を固定するようになっている。そして、上記
各柱鉄骨62の下端部を解体した後、速やかにこれら柱
鉄骨62の下方に上記伸縮支柱58がそれぞれ配置され
るようになっている。
【0016】上記伸縮支柱58は図4に示すように、上
方ジャッキ58aと下方ジャッキ58bとを上下方向に
2段に直列配置することにより構成され、それぞれの
上,下方ジャッキ58a,58bは油圧シリンダ装置と
して構成される。該伸縮支柱58は、下層階部分60の
最上階となる(R−n)階とその直下階の(R−(n+
1))階を解体した部分に配置され、その最大伸長量
は、2階高分と上記柱鉄骨62の解体した下端部の長さ
とを合わせた長さを少なくとも必要とする。そして、上
記伸縮支柱58の取り付けは、図5に示すように切断さ
れた上記柱鉄骨62の下端部に、上記上方ジャッキ58
aの上端に固定した接続筒58cをグラウト材74を充
填して嵌合すると共に、両者を連結板76を介して一体
に連結してある。また、上記伸縮支柱58の下端部は、
床スラブから低く突設する解体した柱鉄骨の残片62a
に、下方ジャッキ58bの下端に固定した接続筒58d
をグラウト材74を充填して着脱可能に嵌合してある。
また、上記伸縮支柱58を取り付けた際、隣設される外
周の伸縮支柱58間にX字状に可変長ブレース78が取
り付けられる。
【0017】なお、躯体の外周部以外には伸縮支柱およ
び可変長ブレースを取付けない。解体重機80の解体作
業のための移動の障害にならないようにするためであ
る。
【0018】上記可変長ブレース78は図4に示したよ
うに、上記伸縮支柱58の上方の接続筒58cおよび下
方の接続筒58dから突設されるブラケット80,82
に連結される一対のロッド78a,78bを備え、これ
らロッド78a,78bの先端部間を長さ規制機構79
を介して接続することにより構成される。上記ロッド7
8a,78bの重合される先端部には、それぞれリング
クランプ78c,78dが取り付けられ、これらリング
クランプ78c,78dに相手側のロッド78a,78
bが遊嵌される。一方のロッド78bの先端部には図7
に示すように鋸歯状係止部78eが形成されると共に、
他方のロッド78aには該鋸歯状係止部78eに付勢力
をもって係止される爪片78fが設けられる。また、上
記リングクランプ78a,78bの相手ロッドを拘束す
る側には、スプリング78gによって付勢される押圧子
78hが出没自在に取り付けられ、該押圧子78hによ
って相手ロッドを押圧して上記鋸歯状係止部78eと上
記爪片78fとを近接させるようになっている。
【0019】したがって、上記可変長ブレース78は上
記長さ規制機構79の規制状態では、図7中(a)に示
すように一対のロッド78a,78bが互いに引っ張ら
れる方向の荷重が作用した場合に、爪片78fが鋸歯状
係止部78eに係止して相対移動が阻止される。また、
同図中(b)に示すように上記一対のロッド78a,7
8bが互いに縮まる方向の荷重が作用した場合には、鋸
歯状係止部78eに押圧されて爪片78fが付勢力に抗
して押し込まれるため相対移動が許容される。さらに、
同図中(c)に示すように一対のロッド78a,78b
を伸長する必要がある場合には、上記押圧子78hをス
プリング78gの付勢力に抗して外方に引き出して上記
長さ規制機構79を規制解除し、鋸歯状係止部78eと
爪片78fとの間に所定の間隔δを設けて両者の係止を
解除することにより、両ロッド78a,78bを容易に
引き出すことができるようになっている。
【0020】次に、上記多層階建物50の解体手順を図
3中(a)〜(g)によって順を追って説明すると、ま
ず(a)に示すように解体しようとする多層階建物50
の内装および設備配管,ダクト等を解体すると共に、屋
上にジブクレーン64を組み立てて設置しておく。そし
て、ジブクレーン64によって養生枠52を地上から揚
重して、屋上の周囲に取り付ける。また、屋上スラブ6
4に外気取入れ用開口部68および集塵機70を設け
る。次の(b)では上記ジブクレーン64によって、解
体重機80を分割揚重して図示しない屋上開口部から最
上階としての(R−1)階に搬入して組み立てると共
に、(R−1)階の外装を撤去した後に、同階の外周に
位置する柱鉄骨62の上端部間に固定ブレース72を取
り付ける。そして、(c)に示すように1つの柱スパン
間に位置する上記柱鉄骨62の下端部を切除すると共
に、(R−1)階の床スラブ,梁鉄骨を同柱スパン間で
解体する。
【0021】そして、上記特定の柱スパン間の(R−
1)階の床スラブ,梁鉄骨を解体した後、他の柱スパン
の解体に移る前に(d)に示すように(R−2)階の外
装を撤去して、同階の柱鉄骨および床スラブ,梁鉄骨
と、(R−3)階の柱鉄骨を上記特定の柱スパン間で解
体する。この状態で上記特定の柱スパン間は(R−1)
階,(R−2)階および(R−3)階が連通されること
になり、下端部を切除した上記柱鉄骨62の下方に伸縮
支柱58を取り付ける。該伸縮支柱58の取り付けは、
まず上方ジャッキ58aと下方ジャッキ58bの両者を
短縮した状態で、該伸縮支柱58の下端部を(R−3)
階の床スラブから突出する切除した柱鉄骨の残片62a
に取り付けた後、上記上方ジャッキ58aおよび下方ジ
ャッキ58b両者を伸長して、該伸縮支柱58の上端部
を上記柱鉄骨62の下端部に取り付ける(図4〜図6参
照)。この状態で、切除した上記柱鉄骨62は伸縮支柱
58を介して下層階部分60に支持されることになる。
【0022】そして、このように(R−1)階の柱鉄骨
62の下端部および床スラブ,梁鉄骨の解体、(R−
2)階の柱鉄骨および床スラブ,梁鉄骨の解体、(R−
3)階の柱鉄骨の解体を1柱スパンづつ繰り返して、そ
の都度柱鉄骨62の下端部と(R−3)階の床スラブと
の間に伸縮支柱58を取り付けていく。また、順次取り
付けられた伸縮支柱58間には、(e)に示すように可
変長ブレース78をX字状に取り付ける。そして、全て
の伸縮支柱58の取り付けおよび可変長ブレース78の
取り付けが完了した後、(f)に示すように全ての伸縮
支柱58を同期して一斉に1階高分だけ短縮する。この
状態で屋上部分56は1階高分だけ下方に盛替えられた
ことになる。
【0023】次に、(g)に示すように1スパンづつ伸
縮支柱58の下端部を(R−3)階の床スラブから取り
外して、該(R−3)階の床スラブ,梁鉄骨および(R
−4)階の柱鉄骨を解体し、その後、上記伸縮支柱58
を伸長してその下端部を該(R−4)階の床スラブに取
り付けていく。このようにして全ての伸縮支柱58の取
り付けが終了した時点では、これら伸縮支柱58は伸長
された状態にあり、この伸長状態から1階高分だけ短縮
することにより屋上部分56を1階高分だけ下方に盛替
えることができる。したがって、上記(f)から(g)
の作業を繰り返すことにより、屋上部分56を下降しつ
つ下層階部分60を上層から下層へと順次解体して行く
ことができる。このようにして下層階部分60の解体を
地上1階まで進行することができ、その後は地上部分で
ジブクレーン64の撤去および屋上部分56の解体、そ
して養生枠52の撤去等を行うことができる。
【0024】以上の工事用昇降屋根の支持方法では、S
造として構築された多層階建物50を解体するにあたっ
て、該建物50の屋上スラブ54を含む屋上部分56を
分離して、該屋上部分56を伸縮支柱58を介して下層
階部分60に盛替え可能に支持し、該下層階部分60を
上方から下方へ向かって解体するようにしたので、該屋
上部分56の屋上スラブ54によって下層階部分60を
覆いつつ下層階部分60を解体することができる。した
がって、上記屋上部分56で覆われた下層階部分60を
解体する際に、該屋上部分56で一定間隔を保ちつつ解
体部分を雨水から保護しつつ作業が遂行される。
【0025】ところで、下層階部分60から分離された
上記屋上部分56は上記伸縮支柱58によって下層階部
分60に支持されるようになっているが、本実施形態で
は隣設される外周の伸縮支柱58間に可変長ブレース7
8をX字状に取り付けたので、該可変長ブレース78に
より伸縮支柱58を垂直状態に固定し、上記屋上部分5
6の支持剛性を増大することができる。このため、解体
途中に地震等の横揺れ(水平方向)外力が入力された場
合にも、伸縮支柱58の倒れを防止して屋上部分56を
安定して支持することができ、延いては解体作業の安全
性を確保することができる。
【0026】ここで、上記可変長ブレース78は長さ規
制機構79を設けたので、引っ張り方向の荷重に対して
は図7(a)に示したように、一対のロッド78a,7
8bのそれぞれの先端部に設けた鋸歯状係止部78eと
爪片78fとが互いに係止するため、上記伸縮支柱58
の倒れを確実に防止することができる。また、縮み方向
の荷重に対しては同図(b)に示したように、爪片78
fが押し込まれてロッド78a,78bの相対移動が可
能となるため、上記伸縮支柱58が短縮される場合に可
変長ブレース78は自動的に短縮される。さらに、同図
(c)に示すように押圧子78hを引き出して上記鋸歯
状係止部78eと上記爪片78fとの間に所定間隔δを
設けた場合には、可変長ブレース78を強制的に伸長す
ることができるため、上記伸縮支柱58の伸長が可能と
なる。
【0027】したがって、多層階建物50を解体する段
階で、図3(e)に示すように屋上部分56と下層階部
分60との間に伸縮支柱58を取り付け、そして、これ
ら各伸縮支柱58間にX字状に可変長ブレース78を取
り付けた後は、該可変長ブレース78によって引っ張り
荷重を支持しつつ、該可変長ブレース78の長さを自由
に変化させることができる。このため、上記伸縮支柱5
8を同図(f)に示すように短縮させて屋上部分56を
下方に盛替え、かつ、同図(g)に示すように伸縮支柱
58を再度伸長する場合にも、その都度長さの異なるブ
レースを付け替える必要が無くなるため、盛替え作業を
大幅に効率化することができる。また、上記可変長ブレ
ース78は伸縮支柱58の上,下端部に取り付けること
ができるので、該伸縮支柱58に予めブレースの取り付
け部を形成しておくことにより、伸縮支柱58を付け替
える度に建物50側に取り付け部を形成する必要が無く
なるため、解体作業をスムーズに進行させることができ
る。
【0028】ところで、本実施形態にあっては上記屋上
部分56にジブクレーン64を設置し、該ジブクレーン
64によって解体重機とか資材を揚重するようになって
いるので、屋上部分56の屋上スラブ54を作業床とし
て利用できると共に、上記屋上部分56を解体部分を覆
う養生屋根として利用できるので、新たに屋根部分を設
ける必要がなくなる。このため、新たに屋根を設けるた
めの資材,労力および時間等を節約して工期を短縮化で
きると共に、工費を削減できるようになる。さらに、上
記屋上スラブ54に複数の外気取入れ用開口部68およ
び集塵機70を設けたので、外気取入れ用開口部68か
ら新鮮な空気を作業現場に導入できると共に、作業で発
生した粉塵は集塵機70により処理されて洗浄された空
気を屋外に排出できるため、公害の発生を極力抑えるこ
とができる。さらにまた、屋上部分56の外周に垂設し
た養生枠52によって、解体工事が行われる下層階部分
60の側面を覆うので、防音,防塵機能を備える。
【0029】また、本実施形態では上記屋上部分56を
下層階部分60と分離する際に、該屋上部分56に最上
階である(R−1)階の柱鉄骨62の上端部を接続した
状態とし、これら柱鉄骨62の上端部間に固定ブレース
72を張架して補強し、該固定ブレース72の取り付け
部分より下方を解体するようにしたので、上記固定ブレ
ース72により柱鉄骨62同士の結合強度を高め、延い
ては分離した上記屋上部分56の強度を増大し、これに
よって屋上部分56の破壊を防止して安全性を高めるこ
とができる。
【0030】尚、本実施形態では建物50の解体に例を
とって述べた関係上、工事用昇降屋根として用いた屋上
部分56を下方に盛替える場合を開示したが、これに限
ることなく建物50を建築する場合にあって工事用昇降
屋根を上方に盛替える場合にあっても、本実施形態の下
方への盛替えとは逆に操作することにより本実施形態の
盛替え装置を適用することができる。この場合、可変長
ブレースの下端は、躯体にではなく、伸縮支柱の下端に
取り付けることが好ましい。
【0031】なお、本発明に用いるブレースの可変長機
構としては、請求項3に示すもののほか、ストロークの
長いターンバックルも使用可能である。
【0032】
【発明の効果】以上説明したように本発明の請求項1に
記載の多層階建物の工事用昇降屋根の支持方法にあって
は、建物躯体または伸縮支柱の下端と、該建物躯体に伸
縮支柱を介して支持される工事用昇降屋根との間にブレ
ースを取り付けたので、該ブレースによって工事用昇降
屋根の支持強度を増大し、特に、該工事用昇降屋根に作
用する水平力に対してその支持強度を増大できるため、
上記伸縮支柱で担う支持剛性を上記ブレースによって補
償することができるため、該伸縮支柱の強度を過剰に大
きくする必要が無く、該伸縮支柱の小径化が可能とな
る。また、上記工事用昇降屋根の盛替え時には、上記ブ
レースの長さを、工事昇降屋根の盛替えに伴って変化す
る該工事用昇降屋根と建物躯体との間の間隔に追従させ
て変化させるようにしたので、伸縮支柱の伸長状態およ
び短縮状態にかかわらず工事用昇降屋根の支持を確実に
行うことができる。
【0033】また、請求項2に記載の多層階建物の工事
用昇降屋根の支持方法にあっては、上記ブレースを、互
いに隣設される外周の上記伸縮支柱間で、一方の伸縮支
柱の上端部と他方の伸縮支柱の下端部とを連結し、か
つ、一方の伸縮支柱の下端部と他方の伸縮支柱の上端部
とを連結するようにX字状に配置したので、該X字状の
ブレースによって隣設する伸縮支柱の支持剛性を著しく
増大し、ひいては上記工事用昇降屋根の支持剛性を増大
することができる。また、上記ブレースは伸縮支柱の
上,下端部に取り付けることができるので、該伸縮支柱
に予めブレースの取り付け部を形成しておくことによ
り、伸縮支柱を付け替える度に建物躯体側に取り付け部
を形成する必要が無くなるため、建築作業または解体作
業をスムーズに進行させることができる。
【0034】さらに、請求項3に記載の多層階建物の工
事用昇降屋根の支持方法にあっては、上記ブレースを、
圧縮力に対して自動的に短縮を許容しつつ、引っ張り力
に対して伸張を阻止する長さ規制機構を介して接続され
る一対のロッドを備えて構成すると共に、該長さ規制機
構を規制解除することにより伸張が可能な可変長ブレー
スとして構成したので、工事用昇降屋根の盛替え時に伸
縮支柱を短縮させた際に、該伸縮支柱の短縮力がブレー
スに入力されると、該ブレースを自動的に伸縮支柱に追
従して短縮させることができる。そして、このようにブ
レースが短縮された後、地震等の横力が作用して該ブレ
ースに引っ張り力が作用した場合にも、上記長さ規制機
構によりこの引っ張り力を受け止めて工事用昇降屋根の
支持剛性を高く保つことができる。また、上記伸縮支柱
を伸長する場合には、上記長さ規制機構を規制解除する
ことにより、該伸縮支柱に追従させてブレースを伸長さ
せることができ、そして、伸長完了した時点で長さ規制
機構を規制状態とすることにより、引っ張り力を受け止
めることができる。したがって、工事用昇降屋根の盛替
え時に、その都度長さの異なるブレースを付け替える必
要が無く、作業の大幅な能率化を図ることができるとい
う各種優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示す解体を始める初期の
多層階建物の正面図である。
【図2】図1中のA−A線断面図である。
【図3】本発明の一実施形態の多層階建物の解体手順を
(a)〜(g)によって順に示す説明図である。
【図4】本発明の一実施形態に用いられる伸縮支柱の取
り付け状態の要部を示す正面図である。
【図5】本発明の一実施形態を示す伸縮支柱の上端取り
付け部の拡大断面図である。
【図6】本発明の一実施形態を示す伸縮支柱の下端取り
付け部の拡大断面図である。
【図7】本発明の一実施形態に用いられる可変長ブレー
スの作動状態を(a)〜(c)に示す説明図である。
【符号の説明】
50 多層階建物 52 養生枠 54 屋上スラブ 56 屋上部分(工事用昇降屋根) 58 伸縮支柱 60 下層階部分 78 可変長ブレース 78a,78b ロッド 79 長さ規制機構
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 坂庭 興一 兵庫県神戸市中央区磯辺通2丁目2−10 株式会社大林組神戸支店内 (72)発明者 鎌田 國男 大阪府枚方市招提大谷1−1−1 株式会 社大林組大阪機械工場内 (72)発明者 上村 泰邦 東京都千代田区神田司町2丁目3番地 株 式会社大林組東京本社内 (72)発明者 原田 恒則 東京都千代田区神田司町2丁目3番地 株 式会社大林組東京本社内 (72)発明者 吉田 正 兵庫県神戸市中央区磯辺通2丁目2−10 株式会社大林組神戸支店内 (72)発明者 佐藤 允章 兵庫県神戸市中央区磯辺通2丁目2−10 株式会社大林組神戸支店内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 建築または解体しようとする多層階の建
    物躯体の上方に配置し、該建物躯体の建築工事または解
    体工事の進行に伴って上方または下方に盛替えるように
    した工事用昇降屋根を備えた多層階建物の建築または解
    体方法において、 上記工事用昇降屋根を伸縮可能な複数の伸縮支柱を介し
    て上記建物躯体に支持し、これら伸縮支柱の伸縮によっ
    て工事用昇降屋根を盛替えると共に、該工事用昇降屋根
    と上記建物躯体または伸縮支柱の下端との間にブレース
    を取り付け、工事用昇降屋根の盛替えに伴って変化する
    該工事用昇降屋根と建物躯体との間の間隔に追従させ
    て、その都度該ブレースの長さを変化させることを特徴
    とする多層階建物の工事用昇降屋根の支持方法。
  2. 【請求項2】 上記ブレースを、互いに隣設される外周
    の上記伸縮支柱間で、一方の伸縮支柱の上端部と他方の
    伸縮支柱の下端部とを連結し、かつ、一方の伸縮支柱の
    下端部と他方の伸縮支柱の上端部とを連結するようにX
    字状に配置したことを特徴とする請求項1に記載の多層
    階建物の工事用昇降屋根の支持方法。
  3. 【請求項3】 上記ブレースは、圧縮力に対して自動的
    に短縮を許容しつつ、引っ張り力に対して伸張を阻止す
    る長さ規制機構を介して接続される一対のロッドを備え
    て構成すると共に、該長さ規制機構を規制解除すること
    により伸張が可能な可変長ブレースとして構成したこと
    を特徴とする請求項1または2のいずれかに記載の多層
    階建物の工事用昇降屋根の支持方法。
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Cited By (6)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009287372A (ja) * 2008-06-02 2009-12-10 Taihei Dengyo Kaisha Ltd ボイラーおよびボイラー建屋の解体工法
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JP2016020585A (ja) * 2014-07-15 2016-02-04 大成建設株式会社 ジャッキ反力支持部材とこの反力支持部材を用いた建物解体方法

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