JPH045647Y2 - - Google Patents

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JPH045647Y2
JPH045647Y2 JP4176586U JP4176586U JPH045647Y2 JP H045647 Y2 JPH045647 Y2 JP H045647Y2 JP 4176586 U JP4176586 U JP 4176586U JP 4176586 U JP4176586 U JP 4176586U JP H045647 Y2 JPH045647 Y2 JP H045647Y2
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lifting
rail
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frames
formwork
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、スラブ型枠の組立および解体を、下
階の既設スラブ上等の低い箇所で安全、かつ、作
業性良く行う場合に必要となるスラブ型枠の昇降
を行うスラブ型枠昇降装置に関する。
〔従来の技術〕
従来のこの種のスラブ型枠昇降装置は、第6図
に示すように、上下に伸縮自在な支柱13の上端
に、スラブ型枠3を支持するための支持部11を
形成し、前記支柱13を伸縮する油圧シリンダ等
の駆動装置8′を設けて構成されていた。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかしながら、前記従来の装置によるときは、
前記支柱の伸縮によつてスラブ型枠を、下側の型
枠組立、解体位置と上側の型枠セツト位置との間
で昇降するため、駆動装置として、スラブ型枠を
型枠組立・解体位置と型枠セツト位置との間で昇
降させるように支柱を伸縮できる装置が必要とな
る。その結果、駆動装置として、一挙動で支柱の
全ストローク伸縮を行う装置を用いた場合には、
油圧シリンダの伸縮ストローク等、駆動装置の作
動範囲が大きくなつて駆動装置が大型化し、現場
への搬入や搬出等の取扱いが行いにくくなる。ま
た、支柱を多段に伸縮するように構成し、各段ご
とに駆動装置を別けて支柱を伸縮するようにする
ことが考えられるが、これによるときは、駆動装
置として、各段の小ストロークの伸縮を行える作
動範囲の小さな小型のもので済むものの、各段の
伸縮についてそれぞれ、駆動装置が要り、駆動装
置の数が多くなつて、やはり、現場への搬入や搬
出等の取扱いが行いにくくなる。
本考案の目的は、取扱い容易なスラブ型枠昇降
装置を提供する点にある。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案によるスラブ型枠昇降装置の特徴構成
は、上下姿勢のレールに沿つて各別に昇降する上
下二つの昇降枠を設け、これら両昇降枠それぞれ
に、昇降枠を各別にレールに固定するための固定
装置を付設するとともに、両昇降枠間に、両昇降
枠をレールに沿つて相対的に遠近移動させる駆動
装置を設け、かつ、昇降枠の一方に、スラブ型枠
を支持するための支持部を形成してある点にあ
る。そして、それによる作用・効果は次の通りで
ある。
〔作用〕
昇降枠のうち、下側の昇降枠を固定装置で昇降
レールに固定するとともに、上側の昇降枠の固定
装置による昇降レールへの固定を解除した状態で
駆動装置を作動させることにより、下側の昇降枠
でスラブ型枠の荷重を支持した状態で上側の昇降
枠を昇降レールに沿つて前記駆動装置の作動スト
ロークをもつて昇降できる。他方、上側の昇降枠
を昇降レールに固定するとともに、下側の昇降枠
の昇降レールへの固定を解除した状態で駆動装置
を作動させることにより、上側の昇降枠スラブ型
枠の荷重を支持した状態で下側の昇降枠を昇降レ
ールに沿つて前記駆動装置の作動ストロークをも
つて昇降できる。したがつて、下側の昇降枠を昇
降レールに固定しての上側の昇降枠の上昇と、上
側の昇降枠を昇降レールに固定しての下側の昇降
枠の上昇とを繰返し行うことにより、駆動装置の
作動ストロークを小さなものにしながらも、あた
かも、尺取虫のようにしてスラブ型枠の全昇降範
囲に亘つて2つの昇降枠、つまり、スラブ型枠を
上昇させることができる。他方、前記上側の昇降
枠を昇降レールに固定しての下側の昇降枠の下降
と、下側の昇降枠と昇降レールに固定しての上側
の昇降枠の下降とを繰返し行うことにより、駆動
装置の作動ストロークを小さなものにしながら
も、あたかも、尺取虫のようにしてスラブ型枠の
全昇降範囲に亘つて2つの昇降枠、つまり、スラ
ブ型枠を下降させることができる。
〔考案の効果〕
その結果、本考案によれば、スラブ型枠を、型
枠組立・解体位置と型枠セツト位置との間で昇降
できながらも、その昇降のための駆動装置とし
て、作動ストロークが小さなもので済み、現場へ
の搬入や搬出等の取扱いが容易なスラブ型枠昇降
装置を提供できるに至つた。
〔実施例〕
次に、本考案の実施例を示す。
第4図および第5図に示すように、下階床面1
上の型枠組立・解体位置と型枠セツト位置との間
で、スラブ2を作成するためのスラブ型枠3を昇
降するスラブ型枠昇降装置であつて、前記スラブ
型枠3は、せき板3Aと、これをバツクアツプす
る鋼管端太利用の根太3Bおよび大引3Cとから
なり、前記の型枠セツト位置において多数のパイ
プサポート(図示せず)で下階床面1に支保され
るものである。また、前記根太3Bおよび大引3
Cが昇降対象である。
前記スラブ型枠昇降装置は、第3図に示すよう
に、平面視において複数個が分散配置されて、そ
れらの協働によりスラブ型枠3を昇降するもので
あつて、第1図に示すように、上下姿勢のレール
5と、このレール5に沿つて各別に昇降する上下
二つの昇降枠6A,6Bと、これら昇降枠6A,
6Bを各別にレール5に固定するための固定装置
7A,7Bと、前記両昇降枠6A,6Bをレール
5に沿つて相対的に遠近移動させる駆動装置8と
を備えている。
前記レール5は、パイプ製の本体5Aと、この
本体5Aの下端に螺合装置した接地脚5Bとから
なる。つまり、接地脚5Bの螺合による本体5A
からの突出量を変更することにより、長さ調節自
在なものであつて、第5図に示すように、下階床
面1と型枠セツト位置に位置するスラブ型枠3の
せき板3Aとに突つ張るようにして固定される
か、あるいは、第6図に示すように、下階床面1
と建物の梁9間に渡した仮設材10等とに突つ張
るようにして固定されるものである。
前記昇降枠6A,6Bは、前記レール5を貫通
させる環状のものであつて、上側の昇降枠6Aに
は、前記スラブ型枠3における大引3Cを載置保
持する支持部11が形成されている。
前記固定装置7A,7Bは、第1図および第2
図に示すように、前記昇降枠6A,6Bの内周面
に形成した周溝内に半径方向外方および上下方向
への移動が拘束された状態で装填され、内部への
オイル供給に伴い膨張して前記レール5に圧接す
ることにより摩擦力で昇降枠6A,6Bをレール
5に固定する円環状のゴムチユーブである。もち
ろん、これらゴムチユーブ7A,7Bは、オイル
排出で収縮してレール5への圧接を解除すること
により、固定を解除して昇降枠6A,6Bの昇降
を許すものである。
前記駆動装置8は、第1図および第2図に示す
ように、前記両昇降枠6A,6Bの間に介装され
て、伸縮することにより両昇降枠6A,6Bを相
対上下移動させる油圧ジヤツキであつて、前記両
昇降枠6A,6Bの傾げを防止するようにレール
5周りに複数設けられている。
前記ゴムチユーブ7A,7Bおよび油圧ジヤツ
キ8は、1つの油圧ユニツト12により駆動され
るものである。
したがつて、スラブ型枠昇降装置においては、
上側の昇降枠6Aをゴムチユーブ7Aでレール5
に固定するとともに、下側の昇降枠6Bのゴムチ
ユーブ7Bによるレール5への固定を解除した状
態で油圧ジヤツキ8を伸縮することにより、上側
の昇降枠6Aでスラブ型枠3の荷重を支持した状
態で下側の昇降枠6Bを上側の昇降枠6Aに対し
て昇降させることになり、反対に、下側の昇降枠
6Bをレール5に固定するとともに、上側の昇降
枠6Aのレール5への固定を解除した状態で油圧
ジヤツキ8を伸縮することにより、下側の昇降枠
6Bでスラブ型枠3の荷重を支持した状態で上側
の昇降枠6Aを下側の昇降枠6Bに対して昇降さ
せることになる。
その結果、第4図イないしヘに示すように、 [1] 上側の昇降枠6Aの固定 [2] 下側の昇降枠6Bの固定解除 [3] 油圧ジヤツキ8の伸張 [4] 下側の昇降枠6Bの固定 [5] 上側の昇降枠6Aの固定解除 [6] 油圧ジヤツキ8の収縮 の一連動作を繰返すことにより、スラブ型枠3を
型枠セツト位置から型枠組立・解体位置に下降す
るのである。また、第5図イないしヘに示すよう
に、 [1] 下側の昇降枠6Bの固定 [2] 上側の昇降枠6Aの固定 [3] 油圧ジヤツキ8の伸張 [4] 上側の昇降枠6Aの固定 [5] 下側の昇降枠6Bの固定 [6] 油圧ジヤツキ8の収縮 の一連動作を繰返すことにより、スラブ型枠3を
型枠組立・解体位置から型枠セツト位置に上昇す
るのである。
もちろん、前記ゴムチユーブ7A,7Bおよび
油圧ジヤツキ8は、油圧ユニツト12により作動
制御されるのであつて、油圧ユニツト12として
は、各動作をいちいち手動操作により行わせるも
のであつても良いが、1つの上昇操作によつて前
述した一連の上昇動作を行わせ、1つの下降操作
によつて前述した一連の下降動作を行わせるもの
であることが望ましい。
なお、以上の説明からも明らかであるが、仮設
材10は、レール5の上端を突つ張るためのスラ
ブ型枠3がないスラブ型枠上昇時に用いるもので
あり、レール5が、何等かの手段により下階床面
1に立設するものである場合には不要である。換
言すると、レール5の設置手段は、どのような手
段であつても良い。
〔別実施例〕
以下、本考案の別実施例を示す。
固定装置7A,7Bを、ブレーキシユーとこれ
をレール5に圧接させる油圧シリンダ等のマクチ
ユエータとから構成する。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第5図は本考案に係るスラブ型枠
昇降装置の実施例を示し、第1図は一部切欠き正
面図、第2図は要部の横断平面図、第3図は使用
状態の平面図、第4図イないしヘは下降動作を示
す概略正面図、第5図イないしヘは上昇動作を示
す概略正面図である。第6図は従来例を示す正面
図である。 5……レール、6A,6B……昇降枠、7A,
7B……固定装置、8……駆動装置、11……支
持部。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 上下姿勢のレール5に沿つて各別に昇降する
    上下二つの昇降枠6A,6Bを設け、これら両
    昇降枠6A,6Bそれぞれに、昇降枠6A,6
    Bを各別にレール5に固定するための固定装置
    7A,7Bを付設するとともに、両昇降枠6
    A,6B間に、両昇降枠6A,6Bをレール5
    に沿つて相対的に遠近移動させる駆動装置8を
    設け、かつ、昇降枠6A,6Bの一方に、スラ
    ブ型枠3を支持するための支持部11を形成し
    てあるスラブ型枠昇降装置。 前記駆動装置8が、油圧ジヤツキである実用
    新案登録請求の範囲第項に記載のスラブ型枠
    昇降装置。 前記固定装置7A,7Bが、摩擦力により昇
    降枠6A,6Bをレール5に固定するものであ
    る実用新案登録請求の範囲第項または第項
    に記載のスラブ型枠昇降装置。
JP4176586U 1986-03-19 1986-03-19 Expired JPH045647Y2 (ja)

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JPS62154139U JPS62154139U (ja) 1987-09-30
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