JPH11130978A - パール調顔料およびその製造法ならびにパール調樹脂組成物 - Google Patents

パール調顔料およびその製造法ならびにパール調樹脂組成物

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JPH11130978A
JPH11130978A JP31156497A JP31156497A JPH11130978A JP H11130978 A JPH11130978 A JP H11130978A JP 31156497 A JP31156497 A JP 31156497A JP 31156497 A JP31156497 A JP 31156497A JP H11130978 A JPH11130978 A JP H11130978A
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修一 杉田
Yasusuke Tanaka
庸介 田中
Hiroyuki Kawanobe
啓之 川野辺
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ウエルドラインの発生を抑えるパール調顔料
およびそれを用いた樹脂組成物を提供する。 【解決手段】 表面に50〜250オンク゛ストローム厚さのルチル型
TiO2層を有するガラスフレークからなり、該ガラス
フレークの平均粒径が10〜900μm,平均厚みが1〜90μ
mで、かつアスペクト比(平均粒径/平均厚み)が10〜50
であるパール調顔料。この顔料は、ガラスフレーク表面
に50〜250オンク゛ストローム厚さの金属Ti薄膜を、例えばスパ
ッタリング法によりコーティングしたのち、大気中でカ
ラスフレークの融点未満、例えば550〜650℃で1時間程
度加熱することによって得られる。熱可塑性樹脂100重
量部に対して、このパール調顔料を0.1〜10重量部添加
してパール調樹脂組成物とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車,バイクな
どの車両関係、OA機器,テレビなどの電気機器、カメ
ラ、化粧品容器などに好適な樹脂組成物あるいは塗料に
使用するパール調顔料、およびその製造法、ならびにそ
の顔料を添加したパール調樹脂組成物に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】自動車、電気機器、OA機器、光学関係
などに用いられているプラスチックは、デザインや意匠
性の多様化から各種の色に着色されている。最近では、
単なる着色樹脂成形品ではなく、メタリック感またはパ
ール感を有し、かつ後塗装が不要な樹脂成形品の開発ニ
ーズが極めて高い。
【0003】メタリック感を有する樹脂成形品を作製す
るには、アルミニウムフレークや無電解銀めっきを施し
たガラスフレークなどを添加するのが一般的であり、す
でに広く使用されている。一方、パール調を有する樹脂
成形品を作製するためには、例えば特公平6-99594号公
報に示されているように、市販のパールマイカ顔料を添
加するのが一般的である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来のパールマイカ顔
料を添加した樹脂組成物は、実際に射出成形するとウエ
ルドラインが発生して、見る角度によってパール感が発
現する面と発現しない面が非常に目立ったり、ウエルド
ラインの黒ずみが生じたり、さらにウエルドラインの延
長部で色調が変わったりするといった現象が現れ易く、
成形品が使用できなくなる場合もあるなど、成形品の品
質が安定しないという問題を抱えている。このような成
形不良は、パールマイカ顔料が薄片状であるために生じ
ると考えられる。すなわち、例えば一般的な市販のパー
ルマイカ顔料は、平均粒径が約25μm,平均厚みが約0.
3μmであるから、アスペクト比は約83と極めて大き
い。このような薄片状のフレークを添加した樹脂組成物
を成形すると、成形時に樹脂の流動方向にパールマイカ
顔料が配向する。その結果、干渉光を反射する方向(フ
レークに対して垂直方向)と干渉光を反射しない方向
(フレークと同じ方向)が発生し、見る角度によってパ
ール感が発現する面と発現しない面が端的に発生する
(ウエルドラインの発生)。
【0005】マイカは透明性が高いのでパール調を与え
る顔料基材としては極めて好適である。しかし、フレー
クの形状はその結晶性に負うところが大きく、マイカフ
レークにおいてアスペクト比の低いものを得ることは工
業的に困難である。
【0006】本発明は、このような課題を背景になされ
たもので、樹脂組成物に添加して用いると成形加工にお
いてウエルドラインの不良現象が大幅に抑制され、均一
なパール調の外観を与え得るとともに、塗料に添加して
も塗りむらが発生しにくく優れたパール感を与え得るパ
ール調顔料を提供すること、および、そのパール調顔料
が添加されて成形後に優れたパール感を呈する樹脂組成
物を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的は、請求項1の
発明、すなわち表面に50〜250オンク゛ストローム(=×10-10m)
厚さのルチル型TiO2層を有するガラスフレークから
なり、該ガラスフレークの平均粒径が10〜900μm,平
均厚みが1〜90μmで、かつアスペクト比(平均粒径/平
均厚み)が10〜50である、ウエルドラインの発生し難い
パール調顔料によって達成される。ここで、平均粒径と
は個々のガラスフレークの最大径を算術平均した値を意
味し、平均厚みとは個々のガラスフレークの最大厚みを
算術平均した値を意味する。したがって、顔料粉体中に
は例えば最大径が10μm未満の粒子や最大厚みが1μm
未満の粒子が含まれていてもよい。アスペクト比は上記
平均粒径と平均厚さの比の値を意味する。
【0008】請求項2の発明は、上記顔料において、ル
チル型TiO2層が、スパッタリングした金属Tiが大
気中での加熱により酸化して生成したものであることを
特徴とするものである。
【0009】また請求項3〜5においてウエルドライン
の発生し難いパール調顔料の製造法を提供する。すなわ
ち、表面に50〜250オンク゛ストローム厚さの金属Ti層がコーテ
ィングされているガラスフレークからなる粉体であっ
て、その平均粒径が10〜900μm,平均厚みが1〜90μm
で、かつアスペクト比(平均粒径/平均厚み)が10〜50で
あるガラスフレークの粉体を、大気中で、ガラスフレー
クの融点未満の温度(請求項3)、または特に550〜650
℃の温度(請求項4)で加熱することにより、該金属T
iを酸化させてガラスフレーク表面にルチル型TiO2
層を形成させることを特徴とするパール調顔料の製造法
を提供する。そして特に、該金属Ti層はスパッタリン
グ法によってコーティングされたものである、上記製造
法を提供する(請求項5)。
【0010】さらに請求項6〜7では、熱可塑性樹脂10
0重量部に対して、請求項1に記載のパール調顔料、ま
たは請求項2に記載のパール調顔料が0.1〜10重量部添
加されているパール調樹脂組成物を提供する。ここで
「熱可塑性樹脂100重量部に対して、顔料が0.1〜10重量
部添加されている」とは、100重量部の熱可塑性樹脂に
加えて0.1〜10重量部の顔料が添加されているという意
味である。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明の第1の特徴は、マイカフ
レークよりもアスペクト比が小さいガラスフレークを顔
料基材とする点にある。ガラスは透明度が高いのでパー
ル感を与えるには好都合であるとともに、機械粉砕によ
ってマイカよりも大幅にアスペクト比の小さいフレーク
が容易に得られる利点がある。本発明に係るアスペクト
比の小さい顔料を添加した樹脂組成物では、パール調顔
料の粒子が成形時に樹脂の流動方向に配向しにくい。そ
のため、成形品はどの方向からも干渉光を反射し、光に
対する方向性が少ないものとなる。つまり、どの方向か
ら見ても非常にパール感の優れた樹脂成形品が得られる
のである。
【0012】本発明の第2の特徴は、ガラスフレークの
表面に、光干渉性を有し、耐候性に優れたルチル型のT
iO2薄膜が50〜250オンク゛ストロームの膜厚でほぼ均一にコー
ティングされている点にある。従来からマイカフレーク
表面にTiO2被膜を形成させる方法はよく知られてお
り、実際にパールマイカ顔料が市販されているのは周知
のとおりである。だが、ガラスフレーク表面に上記のよ
うな極薄のTiO2被膜を実際にコーティングした顔料
は見当たらない。その理由として、公知のTiO2コー
ティング法がガラスフレークには応用し難いことが挙げ
られる。
【0013】すなわち、TiO2薄膜のコーティング法
としては、特公昭43−25644号公報に開示されているよ
うに、チタンの無機物塩(例えば、硫酸チタニル)の水
溶液をマイカの存在下で加水分解して、マイカの表面に
含水二酸化チタンを析出させた後、大気中で700〜900℃
の温度に加熱してルチル型のTiO2に相転移させる方
法がよく知られており、この方法でおおよそ500〜数千オ
ンク゛ストローム厚さのTiO2層を形成させることができる。
しかし、ガラスフレークの場合には融点が700℃未満で
あるから、このような従来法は適用できない。
【0014】そこで発明者らは、ガラスフレークの融点
以下の温度でルチル型のTiO2を形成する方法につい
て鋭意研究した。その結果、ガラスフレークの表面に50
〜250オンク゛ストローム厚さの極めて薄い金属Tiを均一にコー
ティングしておけば、大気中で550〜650℃という低温で
約1時間加熱しただけでも、ルチル型のTiO2が形成
されるという現象を見いだした。その理由として、金
属Ti(原子直径:約2オンク゛ストローム)の被膜が25〜125原子
数と極めて薄いので、低温・短時間の加熱で十分に酸化
されること、ガラスフレーク中のSi,MgおよびN
aなどの元素がTiO2のルチル化を促進している可能
性があること、等が考えられる。本発明はこのような新
たな知見に基づいて成されたものである。
【0015】ガラスフレークの表面に50〜250オンク゛ストローム
厚さの極めて薄い金属Tiを均一にコーティングする方
法としては、真空蒸着法,CVD法,スパッタリング
法,イオンプレーティング法などの各種ドライプロセス
を利用することができるが、中でもスパッタリング法に
よるのが本発明では最適である。CVD法のようにコー
ティング時の温度が600℃を越える方法は、ガラスフレ
ーク自体が軟化するので、あまり望ましくない。
【0016】金属Tiの被膜が厚くなると、表面の凹凸
が大きくなり、パール感が低下するので、上記ドライプ
ロセスでは膜厚コントロールとコーティング時のガラス
フレークの撹拌が極めて重要である。この点、本発明者
らが既に開発した粉末スパッタリング法によれば、比較
的低温で、膜厚のコントロールが容易であり、かつコー
ティング時のガラスフレークの撹拌も十分に行えるの
で、ガラスフレークの表面に金属Tiの薄膜を均一に被
覆することが可能である。例えば、粉末を回転容器に入
れて、その回転により形成した流動層に金属をスパッタ
リングする装置(特開平2−153068号公報に開示のもの
等)によれば、容易に実施できる。そのうえ、スパッタ
リング法によれば、プラズマ状態まで励起された金属原
子が、ガラスフレークの表面に高速で衝突する現象を繰
り返すので、この衝突エネルギーによって、ガラスフレ
ークを構成しているSiO2やAl23などの酸化物と
金属Tiとが反応するため、他の方法よりもガラスフレ
ークとの密着性に優れた緻密な金属Ti被膜を形成でき
る。
【0017】金属Ti層が50〜250オンク゛ストロームの極めて薄
い均一な被膜であれば、それを酸化させることによって
形成されるルチル型TiO2層も膜厚50〜250オンク゛ストローム
の極薄のものが得られる。本発明のパール調顔料を構成
する個々の粒子は、ガラスフレーク表面にこのような極
めて薄いルチル型のTiO2層が形成されているので、
光の干渉効果を有しつつ、無色透明である。このような
粒子からなる顔料は、添加する樹脂や塗料の色を選ば
す、汎用性が非常に高い。また、パール感とともに適度
なメタリック感をも醸し出すので、従来のパールマイカ
顔料と比べて一層意匠性の高いものが得られるという利
点もある。
【0018】金属Tiの膜厚が50オンク゛ストローム未満では、
それを酸化させて得たルチル型のTiO2層において光
の干渉効果が十分に得られず、したがってパール感が発
現しない。一方、金属Tiの膜厚が250オンク゛ストロームを超え
ると、ガラスフレークの融点未満での1時間程度の大気
加熱によってルチル型のTiO2を形成させることが難
しくなり、また、仮に長時間の加熱によって250オンク゛ストロ
ームを超える厚いTiO 2層を形成させたとしても着色が
生じてしまう。
【0019】もっとも、顔料粒子を意図的に着色するに
は、金属Ti層を250オンク゛ストロームよりさらに厚くし、長時
間加熱すればよい。例えば酸化後のTiO2層がおおよ
そ500〜2000オンク゛ストロームになるように金属Ti層の厚さお
よび加熱時間を調整すれば、赤色〜緑色〜青色などに着
色することが可能である。また、金属Tiの代わりに、
α相,β相または(α+β)2相のTi合金を50〜250オンク
゛ストローム厚さにコーティングした後に、加熱・酸化する方
法によって赤色〜緑色〜青色などに着色することも可能
である。そのようなTi合金としては、例えば、95%T
i−5%Al,95%Ti−5%Cr,95%Ti−5%F
e,95%Ti−5%V,95%Ti−5%Mn,92%Ti−
4%Al−4%Mn,92%Ti−5%Cr−3%Al,95.7
5%Ti−2.7%Cr−1.3%Fe−0.25%酸素などのT
i合金(いずれも質量%)が挙げられる。しかし、金属
Tiの代わりにAl,Cr,NiまたはAgをガラスフ
レークの表面にコーティングした場合には、加熱・酸化
しても灰白色ないし灰黒色となり、光の干渉効果もほと
んど認められない。
【0020】本発明において金属Tiを酸化させるため
にする大気中での加熱は、ガラスフレークの融点未満の
温度で行うことが必須となるが、本発明では金属Tiの
膜厚が50〜250オンク゛ストロームという極薄のものを用いるの
で、そのような低温でも十分にルチル型TiO2に酸化
させることができる。後述するように本発明では種々の
ガラスフレークが使用でき、加熱温度は使用するガラス
フレーク融点に応じて適宜定めれば良いが、550〜650℃
の範囲とするのが好適である。550℃未満ではルチル型
のTiO2が形成され難く、650℃を超えるとガラスフレ
ークの種類によっては溶融が始まる。
【0021】また、その加熱時間は、概ね1時間程度で
良い。実際には金属Tiの膜厚および加熱温度により、
10分〜2時間の範囲で設定することができる。
【0022】本発明に用いるガラスフレークの材質とし
ては、元素ガラス,水素結合ガラス,酸化物ガラス,フ
ッ化物ガラス,塩化物ガラス,硫化物ガラス,炭酸塩ガ
ラス,硝酸塩ガラス,硫酸塩ガラスのいずれも使用する
ことができるが、価格や性能の面から、ケイ酸ガラス,
ケイ酸アルカリガラスまたはホウケイ酸ガラスなどの酸
化物ガラスを用いるのが好適である。
【0023】ガラスフレークの大きさは、成形品や塗料
としての意匠性が十分強調できるように、平均粒径が10
〜900μm,平均厚みが1〜90μmで、かつ、アスペクト
比(平均粒径/平均厚み)が10〜50となるようにする。平
均粒径が10μm未満であったり平均厚さが1μm未満で
あれば、塗膜中で一定方向に配向しにくいためにパール
感が出にくい。一方、平均粒径が900μmを超えたり平
均厚みが90μmを超えると、きめ細かいパール感がでな
い。また、粒度分布を狭くした方が、各ガラスフレーク
粒子からの干渉光の反射強度が均一となり、より高品質
な外観が得られる。例えば高品位が要求される自動車用
途などには、平均粒径を50〜200μmとするのが好まし
い。アスペクト比が10未満ではパール感が出にくく、50
を超えるとウエルドラインが極めて発生し易くなる。
【0024】基材となるガラスフレークは、10mm角以上
のガラス粗原料を、ボールミル,ジェットミル,アトラ
イター,サンドミルまたはサンプルミルなどで機械粉砕
した後、フルイによって所定粒径の粉末を分級する方法
によって製造される。ガラスフレークの粉砕に際して
は、ガラスフレークの表面をなるべく傷付けることな
く、しかも所定粒径の粉末の歩留まりを高くすることが
重要である。すなわち、本発明に好適なガラスフレーク
を製造するためには、上記した機械粉砕とフルイによる
分級を繰り返し連続して行う方法が最適である。所定の
大きさに粉砕されたガラスフレークを可能な限り早く粉
砕機から取り出せば、ガラスフレークの表面が傷付きに
くく、しかも所定粒径の粉末が歩留まり良く得られる。
【0025】なお、極薄の金属Ti被膜を酸化させる本
発明の手法を応用すれば、ガラスフレーク以外の粉末材
料表面にも極薄のルチル型TiO2層を形成させること
が可能である。応用可能な材料としては、表面が平滑で
あり、かつ大気中で約550〜650℃の温度で1時間程度加
熱しても溶融しないものであれば良く、例えばシリカフ
レーク,アルミナフレーク,ステンレス鋼フレークなど
が挙げられる。
【0026】ガラスフレークの表面をTiO2層で均一
に被覆した後、塗料中の分散性向上や樹脂との密着性改
善のために、脂肪酸などの有機物で被覆したり、各種の
カップリング剤で表面処理しても良い。カップリング剤
の具体例としては、γ−アミノプロピルトリエトキシシ
ラン,N−β−アミノエチル−γ−アミノプロピルトリ
メトキシシラン,γ−グリシドキシプロピルトリメトキ
シシラン,ビニルトリエトキシシラン,γ−メタクリル
オキシプロピルトリメトキシシラン,チタン系カップリ
ング剤,ジルコニア系カップリング剤,アルミ系カップ
リング剤などが挙げられる。
【0027】本発明に係るパール調顔料の樹脂中への混
合量は、あまりに少ないと奥行きのある高級なパール感
が得られ難くなるので、熱可塑性樹脂100重量部に対し
て、0.1〜10重量部とするのが好ましい。0.1重量部未満
では、ほとんどパール調の外観が得られず、10重量部を
超えると成形品の衝撃強度が著しく低下する。全面に一
様できめ細かなパール調の外観を得るためには、1〜5重
量部とするのがより好ましい。
【0028】次に、本発明に用いられる熱可塑性樹脂は
特に限定されるものではないが、例えば、ポリエチレン
樹脂,ポリプロピレン樹脂,ポリスチレン樹脂,HIP
S樹脂,AS樹脂,PMMA樹脂,ABS樹脂,AES
樹脂,ASA樹脂,アクリル樹脂,ゴム変性アクリル樹
脂,PVC樹脂,ポリアミド樹脂,PBT樹脂,PET
樹脂,ポリカーボネート樹脂,POM樹脂など、さらに
はこれらのブレンド品やポリマーアロイ品などが挙げら
れる。本発明の顔料の特性、すなわち、ウエルドライン
が目立たない優れたパール感を特に強調するには、これ
らの熱可塑性樹脂の中でも、強度と透明性に優れたもの
を用いるのが好ましい。具体的には、ポリスチレン樹
脂,AS樹脂,透明ABS樹脂,アクリル樹脂,ゴム変
性アクリル樹脂,PC樹脂などに本発明のパール調顔料
を添加して用いるのが効果的である。
【0029】本発明の熱可塑性樹脂組成物は、一般にバ
ンバリーミキサー,タンブラー,ブレンダー,ナウター
ミキサー,混練ロール,または一軸、二軸のベント付き
エクストルーダーなどにより、溶融混合され、押し出し
機や射出成形機などで所定の形状に成形される。このと
き、目的に応じて熱安定剤,耐候安定剤,滑剤,顔料分
散剤,静電気防止剤などの添加剤を添加することができ
る。また、意匠性に応じて、本発明のパール調顔料以外
の他の適当な顔料や染料を添加することができる。
【0030】
【実施例】
〔実施例1〕図1に示す公知の粉末スパッタリング装置
を用いて、透明ガラスフレーク(ソーダ石灰ガラス。平
均粒径:10μm,平均厚み:1μm,アスペクト比:1
0)の表面に、50オンク゛ストローム厚さになるように金属Tiを
コーティングした。図1の装置は、回転ドラム1(内径
200mm,軸方向長さ200mm)を2本のロールで支持して、
その一方のロール2をモーター3で回転させるようにな
っている。回転ドラム1の内部には2個の金属Tiのス
パッタリング源4(周波数が13.56MHzで、出力が1.5kW
のマグネトロン型)が配置されていて、投入した透明ガ
ラスフレーク5の表面に金属Tiをスパッタリングでき
るようになっている。
【0031】回転ドラム1の上方には、外周に加熱コイ
ル6を有する減圧処理室7が配置され、その底部はバル
ブ8を有する供給管9で回転ドラム1に接続されてい
る。この供給管9のバルブ8より下側の部分にはArガ
ス導入管10が内部に装入され、二重管になっていて、
回転ドラム1の側面から内部に挿入され、先端は回転ド
ラム1の底部に伸長している。また、供給管9のバルブ
8より下側には分岐管11が設けられ、その先端は流体
ジェットミル12に接続されている。更に、流体ジェッ
トミル12の出側は循環管13より減圧処理室7の上部
に接続されている。分岐管11,循環管13にはバルブ
14,バルブ15が挿入してあり、また、循環管13に
は固気分離装置16を接続してある。
【0032】この装置で、回転ドラム1にガラスフレー
ク5を100g投入して、減圧処理室7を3.0×10-3Pa.に
減圧した後、Arガス導入管10よりArガスを15cm3
/minの流量で導入して、透明ガラスフレーク5を分岐
管11、流体ジェットミル12および循環管13経由で
減圧処理室7に吸引移送した。そして、減圧処理室7で
加熱コイル6により200℃に30分間加熱して、乾燥、脱
ガスした。次に、回転ドラム1の雰囲気をArガスで完
全に置換した後、減圧処理室7の透明ガラスフレーク5
を供給管9から回転ドラム1に落下させて、回転ドラム
1を5rpmの回転速度で回転させながら、3.0×10-1Pa.の
減圧下でスパッタリング源4によりスパッタリングを行
った。
【0033】10分後にスパッタリングを中止して、減圧
処理室7を減圧にするとともに、Arガス導入管10よ
りArガスを導入して、透明ガラスフレーク5を流体ジ
ェットミル12経由で減圧処理室7に吸引返送し、スパ
ッタリング中に塊状になった透明ガラスフレーク5をで
きるだけ個々にほぐした。減圧処理室7に返送された透
明ガラスフレーク5の一部(1g)をサンプリングして
イオンマイクロアナライザー分析法で被膜の深さ方向の
分析を行ったところ、表面には10オンク゛ストローム厚さの金属
Tiが被覆されていた。このスパッタリング操作を、5
回繰り返すことにより、金属Tiの膜厚を50オンク゛ストローム
厚さにした後、固気分離装置16から回収した。
【0034】このようにして得られた、金属Tiがコー
ティングされたガラスフレーク100gを、ステンレス鋼
製のトレイに移し、マッフル型の電気炉内にて、大気中
で、650℃×1時間加熱して、金属Ti被膜を酸化させ
た。冷却後、X線回折法で酸化被膜の構造を調べたとこ
ろ、この酸化処理により表面にはルチル型のTiO2
が形成されていた。このようにして得られた顔料0.1重
量部をポリスチレン樹脂100重量部に添加し、さらにベ
ント付き40mm押し出し機で、250℃で溶融混合し、押し
出してペレットを得た。このペレットを、射出成形機
(東芝機械(株)製IS-125CN 11)を用いて長さ60mm,幅3
5mm,厚さ3mm、の試験片に成形し、パール感について下
記の基準で目視判定した。 ◎:パール感が非常に優れている。 ○:かなりパール感がある。 △:パール感があまりない。 ×:パール感がない。
【0035】次いで、上記射出成形機を用いて長さ300m
m,幅100mm,厚さ3mmの箱型の成形品用金型の一側面に
設けた2箇所のゲートから射出成形した。この成形品の
ウエルド外観について下記の基準で目視判定した。 ◎:問題ない。 ○:ウエルドラインがわずかに見える。 △:ウエルドラインがかなり見える。 ×:ウエルドラインが著しい。 これらの評価結果を、ガラスフレークの形状,TiO2
膜厚,樹脂の種類および顔料の添加量とともに、表1の
実施例1の欄に示す。
【0036】〔実施例2〜5〕実施例1と同様の手順に
従って、表1の実施例2〜5の欄に示す各種形状の透明
ガラスフレークの表面に、金属Tiを各々100,150,20
0,250オンク゛ストロームの厚さになるようにコーティングし
た。次いで、マッフル型の電気炉内にて、大気中で、65
0℃×1時間加熱して、金属Ti被膜をルチル型のTi
2 に酸化処理した。この顔料を、表1に示す各種熱可
塑性樹脂中に練り込んだ。実施例1と同様の手法でパー
ル感およびウエルド外観に関する評価を行った。その結
果を表1に示す。
【0037】〔比較例1〕市販のパールマイカ顔料(メ
ルク社製、Iriodine103。シルバー色,平均粒径:25μ
m,平均厚さ:0.3μm,アスペクト比:83)を、実施
例1と同様の手順に従って、HIPS樹脂中に練り込ん
だ。パール感およびウエルド外観に関する評価も実施例
1と同様の手法で行い、その結果を表1に示す。
【0038】
【表1】
【0039】表1から明らかなように、パールマイカ顔
料を用いた比較例の場合は、パール感は優れているもの
のウエルドラインの発生が著しいので、その樹脂成形品
は後塗装なしで使用することは不可能である。これに対
して、本発明によるパール調顔料を用いた樹脂成形品
(実施例1〜5)の場合は、パール感が優れているうえ
に、ウエルドラインの発生もほとんど認められないの
で、後塗装なしで使用することが可能である。
【0040】
【発明の効果】本発明によれば、従来のTiO2コーテ
ィング法では作れなかった、ガラスフレークを基材とす
るパール調顔料が作れるようになった。ガラスフレーク
を用いると、従来のパール調顔料に使われているマイカ
フレークよりも顔料粒子のアスペクト比を大幅に小さく
することができる。そのため、本発明のパール調顔料、
すなわちガラスフレーク表面にルチル型TiO2を被覆
したパール調顔料は、熱可塑性樹脂に添加して成形品に
したときにウエルドラインの発生を顕著に抑制する。な
おかつ、本発明のパール調顔料は無色透明であり、光の
入射角と反射角のバランスによって種々の干渉色が発現
するので、様々な色調のパール調外観を呈する成形品に
好適に使用できる。したがって、従来パールマイカ顔料
を含む塗料で塗装することを余儀なくされていた物品
が、「パール調の成形品」として無塗装で提供できるよ
うになり、その経済的効果は極めて大きい。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例においてスパッタリング法でガラスフレ
ークの表面に金属Tiを被覆する装置の概略図である。
【符号の説明】
1 回転ドラム 2 ロール 3 モーター 4 スパッタリング源 5 ガラスフレーク 6 加熱コイル 7 減圧処理室 8 バルブ 9 供給管 10 Arガス導入管 11 分岐管 12 流体ジェットミル 13 循環管 14 バルブ 15 バルブ 16 固気分離装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 川野辺 啓之 千葉県市川市高谷新町7番1号 日新製鋼 株式会社技術研究所内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表面に50〜250オンク゛ストローム厚さのルチル型
    TiO2層を有するガラスフレークからなり、該ガラス
    フレークの平均粒径が10〜900μm,平均厚みが1〜90μ
    mで、かつアスペクト比(平均粒径/平均厚み)が10〜50
    である、ウエルドラインの発生し難いパール調顔料。
  2. 【請求項2】 ルチル型TiO2層は、スパッタリング
    した金属Tiが大気中での加熱により酸化して生成した
    ものである、請求項1に記載のパール調顔料。
  3. 【請求項3】 表面に50〜250オンク゛ストローム厚さの金属Ti
    層がコーティングされていて、平均粒径が10〜900μ
    m,平均厚みが1〜90μmで、かつアスペクト比(平均粒
    径/平均厚み)が10〜50であるガラスフレークの粉体
    を、大気中でガラスフレークの融点未満の温度で加熱す
    ることにより、該金属Tiを酸化させてガラスフレーク
    表面にルチル型TiO2層を形成させる、ウエルドライ
    ンの発生し難いパール調顔料の製造法。
  4. 【請求項4】 大気中での加熱温度が550〜650℃であ
    る、請求項3に記載の顔料の製造法。
  5. 【請求項5】 金属Ti層がスパッタリング法によって
    コーティングされたものである、請求項3または4に記
    載の顔料の製造法。
  6. 【請求項6】 熱可塑性樹脂100重量部に対して、請求
    項1に記載のパール調顔料が0.1〜10重量部添加されて
    いるパール調樹脂組成物。
  7. 【請求項7】 熱可塑性樹脂100重量部に対して、請求
    項2に記載のパール調顔料が0.1〜10重量部添加されて
    いるパール調樹脂組成物。
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