JP3183362B2 - 塗料組成物 - Google Patents

塗料組成物

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JP3183362B2 JP22530092A JP22530092A JP3183362B2 JP 3183362 B2 JP3183362 B2 JP 3183362B2 JP 22530092 A JP22530092 A JP 22530092A JP 22530092 A JP22530092 A JP 22530092A JP 3183362 B2 JP3183362 B2 JP 3183362B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車、二輪車等の保
護及び装飾用として有用な塗料組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車、二輪車等の塗装は、ソリッド塗
料とメタリック塗料に大別出来、ソリッド塗料は塗膜中
に酸化チタン顔料、酸化鉄顔料のような無機顔料や銅フ
タロシアニン顔料、キナクリドン顔料、ペリレン顔料等
耐候性に優れた有機顔料等の着色顔料を混合させること
により塗色設計される。またメタリック塗装用の塗料に
は、通常光輝感をださせる目的で、アルミニウム等の金
属粉末やマイカ顔料が、前記着色顔料とともに併用して
使用されている。
【0003】上記のソリッド塗料およびメタリック塗料
を用いて形成した塗膜は、下地の保護のために十分な耐
久性と装飾性(美感性)を有することを要求されてい
る。特に、近年の個性重視のニーズを反映し、トップコ
ートの塗色や装飾性(美感性)等塗膜の多様化への要望
は強く、特に、質感に変化をあたえる塗膜を形成する塗
料組成物が強く要求されている。
【0004】着色顔料として代表的な酸化鉄粒子粉末
は、従来から粒状、紡錘状、板状等各種形態の粒子が広
く使用されており、特に板状酸化鉄は光沢を有する為塗
料組成物用材料としての使用が各種試みられている。
(特公昭63−41853号公報、特公昭60−897
7号公報、特公平3−52413号公報、特開昭61−
174120号公報)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】塗色や装飾性等の塗膜
の多様化、特に塗膜の質感に変化を与える塗料組成物は
現在最も要求されているところではあるが、前出公知の
酸化鉄粒子を用いて得られた塗料組成物はこれら諸要求
を十分満たすものではない。その為、ソリッド塗料、メ
タリック塗料を問わず透明酸化鉄顔料や前出銅フタロシ
アニン顔料、キナクリドン顔料、ペリレン顔料等の透明
度が高い(隠蔽性が低い)着色顔料を使用することが行
なわれているが、一方、この場合には塗膜の隠蔽性が低
下するという問題が生じる。そこで、隠蔽性を改良する
為に、現状の対策として塗膜中の顔料分の高濃度化、塗
膜膜厚の厚膜化や高隠蔽顔料の併用等で対応している。
しかしながら、これらの対策は塗膜物性上から好ましい
とは言えず、特に、高隠蔽顔料の併用による色相の濁り
という新たな問題が指摘されている。
【0006】そこで、本発明は、塗色や装飾性等の塗膜
の多様化、特に、塗膜の質感に変化を与えることがで
き、しかも、隠蔽性に優れ、色相の濁りが抑制された塗
膜を形成する塗料組成物を得ることを技術的課題とす
る。
【0007】
【問題点を解決するための手段】前記技術的課題は、次
の通りの本発明によって達成できる。即ち、本発明は、
板面径が4〜25μm、厚みが0.16〜5μmであっ
て、板状比5〜25の板状酸化鉄粒子と、該板状酸化鉄
粒子100重量部に対して着色顔料、マイカ顔料及び金
属粉末顔料から選択された1種又は2種以上の顔料
7.4〜158.4重量部とをフィルム形成性重合体を
含む有機溶剤溶液に混合してなる塗料組成物である。
【0008】次に、本発明実施にあたっての諸条件につ
いて述べる。本発明における板状酸化鉄粒子としては、
板状ヘマタイト粒子、板状マグネタイト粒子又は板状マ
グヘマイト粒子のいずれも使用することができ、そのサ
イズ及び形態は板面径が4〜25μm、厚みが0.16
〜5μmであって、板状比(板面径/厚み)(以下、板
状比という。)5〜25である。
【0009】板状酸化鉄粒子のサイズ及び形態が上記範
囲以外の場合には、本発明の目的とする塗料組成物を得
ることができない。
【0010】板面径が4〜25μm、厚みが0.16〜
5μmであって、板状比5〜25である板状ヘマタイト
粒子は下記の製造法により得ることができる。即ち、
針状含水酸化第二鉄粒子を260〜750℃で加熱脱水
して得られる多結晶の針状ヘマタイト粒子と含水酸化第
二鉄粒子とを含むpH13以上のアルカリ性懸濁液を2
00〜300℃の温度範囲で水熱処理する方法又は含
水酸化第二鉄粒子を含むpH13以上のアルカリ性懸濁
液を200〜300℃の温度範囲で水熱処理する方法等
である。
【0011】の方法におけるアルカリ性懸濁液は、2
〜15重量%の含水酸化第二鉄粒子と0.0004〜
0.2重量%の多結晶ヘマタイト粒子を含む。また、
の方法におけるアルカリ性懸濁液は2〜15重量%の含
水酸化第二鉄を含む。
【0012】本発明における水熱処理は、通常200〜
300℃、好ましくは240〜300℃の温度で2〜6
時間オートクレーブを用いて実施される。一般に、アル
カリ濃度が高くなる程、低い反応温度で板状ヘマタイト
粒子が生成する。温度が200℃未満の場合には、懸濁
液中に含水酸化第二鉄粒子が残存し、板状ヘマタイト粒
子を製造することができない。温度が300℃を越える
場合にも板状ヘマタイト粒子の生成が可能であるが、オ
ートクレーブ装置の安全性を考慮すればその上限は30
0℃である。
【0013】板状マグネタイト粒子は、前記板状ヘマタ
イト粒子を還元性雰囲気中300〜450℃の温度範囲
で加熱還元することにより、板状マグヘマイト粒子は、
板状マグネタイト粒子を更に200〜400℃の温度範
囲で酸化することにより得られる。得られた板状マグネ
タイト粒子や板状マグヘマイト粒子は前記板状ヘマタイ
ト粒子のサイズや形態を保持継承した粒子であり、板面
径4〜25μm、厚み0.16〜5μmであって、板状
比5〜25である。
【0014】前記の方法による場合には、板面径が4
〜8μm、厚み0.16〜0.5μm、板状比7〜25
程度の板状ヘマタイト粒子が得られやすい。多結晶の針
状ヘマタイト粒子の含水酸化第二鉄粒子に対する混合割
合が大きくなる程生成する板状ヘマタイト粒子の板面径
が小さくなる傾向にある。そして、この方法による場合
には、生成する板状ヘマタイト粒子の板状比が大きくな
って粒子配向性が優れ、また、粒度分布がシャープな板
状ヘマタイト粒子が得られやすい。そして、短時間裡に
板状ヘマタイト粒子を生成することができるという特徴
をも有する。
【0015】前記の方法において多結晶針状ヘマタイ
ト粒子を得る為に使用する針状含水酸化第二鉄粒子とし
てはα−FeOOH、β−FeOOH、γ−FeOOH
等を使用することができ、そのサイズは長軸0.05〜
3μm、軸比3〜30の粒子を用いることが好ましい。
このサイズの針状含水酸化第二鉄粒子を加熱脱水して長
軸0.05〜3μm、軸比3〜30、BET比表面積1
0〜150m2 /g、結晶サイズ50Å〜500Åの多
結晶の針状ヘマタイト粒子を得ることが好ましい。アル
カリ性懸濁液中のNaOHは0.1〜10N、好ましく
は、0.3〜6Nであり、Fe濃度は0.05〜1.5
mol/l、好ましくは、0.2〜1.2mol/l程
度が好ましい。
【0016】前記の方法による場合には、板面径8〜
25μm、厚み0.5〜5μm、板状比5〜10程度の
板状ヘマタイト粒子が得られやすい。アルカリ濃度が高
くなる程生成する板状ヘマタイト粒子の板面径が大きく
なる傾向にある。
【0017】前記及びの方法における含水酸化第二
鉄粒子は通常の方法で得られる針状形態、紡錘状形態の
いずれの形態のものでもよい。含水酸化第二鉄粒子を含
む反応母液、該反応母液を水で洗浄することによって得
られる湿ケーキ及びこれらの乾燥ケーキのいずれをも使
用することができる。
【0018】アルカリ懸濁液中のNaOH濃度は1〜1
0N、好ましくは、3〜6Nである。アルカリ懸濁液中
のFe濃度は0.05〜1.5mol/l、好ましく
は、0.2〜1.2mol/lである。アルカリ懸濁液
中におけるNaOHの濃度が濃くなる程、生成した板状
ヘマタイト粒子の板面径は大きくなる傾向にある。
【0019】本発明における着色顔料としては、通常の
塗料に使用されている有色顔料を使用することができ、
具体的には例えば、前出銅フタロシアニン顔料、キナク
リドン顔料、ペリレン顔料の他、アンスラキノン顔料、
金属錯体顔料、透明酸化鉄顔料、カーボンブラック等を
使用することができる。
【0020】本発明で使用される金属粉末顔料として
は、アルミニウム粉末、銅粉末、ステンレス粉末等を使
用することができるが、これらの中でもアルミニウム粉
末が最も一般的に使用される。また、マイカ顔料として
は、従来公知のものを広く使用することができ、例えば
透明パールマイカ、着色マイカ、干渉マイカ等を挙げる
ことができる。本発明においては、色調の異なる着色マ
イカを数種組み合わせて使用することにより、より装飾
性(美感性)のある色相の塗膜を形成することができ
る。
【0021】次に、本発明で使用されるフィルム形成性
重合体としては、例えば、アクリル樹脂、アクリルメラ
ミン樹脂、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体樹脂、アル
キッド樹脂、ポリエステル樹脂、ポリウレタン樹脂及び
アミノ樹脂等従来塗料分野で使用されている重合体が挙
げられる。本発明で用いられる重合体は前記した樹脂に
限定されるものではない。
【0022】また、上記のフィルム形成性重合体を溶解
又は分散させる有機溶剤は従来塗料用として広く知られ
ているものが使用される。具体的には、例えば、トルエ
ン、キシレン、ブチルアセテート、エチルアセテート、
メチルアセテート、アセトン、チメルエチルケトン、メ
チルイソブチルケトン、メタノール、エタノール、ブタ
ノール、シクロヘキサノン等が挙げられる。使用される
有機溶剤の総量は、塗料組成物100重量部に対し5〜
60重量部、好ましくは10〜50重量部である。
【0023】本発明の塗料組成物において、上記した板
状酸化鉄粒子は、塗料組成物100重量部に対して0.
005〜50重量部の割合で使用され、好ましくは、1
〜30重量部である。0.005重量部未満では本発明
の目的とする塗料組成物を得ることができない。また、
50重量部を越える場合には本発明の目的とする塗料組
成物は得られるが塗膜の物性が低下するので好ましくな
い。
【0024】本発明における着色顔料、マイカ顔料及び
金属粉末顔料は単独又は併用して使用することができ、
それぞれ塗料組成物100重量部に対して1.0〜30
重量部である。また、着色顔料、マイカ顔料及び金属粉
末顔料から選択された顔料の1種又は2種以上の総量
は、板状酸化鉄100重量部に対し37.4〜158.
4重量部であり、塗料組成物100重量部に対し0.0
05〜50重量部、好ましくは0.1〜30重量部であ
る。
【0025】板状酸化鉄100重量部に対し37.4
量部未満、塗料組成物100重量部に対し0.005重
量部未満の場合は、美感を有する効果が十分に発揮され
ず、また、板状酸化鉄粒子100重量部に対し158.
重量部を越える場合、塗料組成物100重量部に対し
50重量部を越える場合には、塗膜の質感が損なわれる
のでいずれの場合にも本発明の目的とする塗料組成物を
得ることができない。
【0026】本発明の塗料組成物には、その他充填剤、
帯電防止剤、安定剤、酸化防止剤、紫外線吸収剤等を必
要に応じて配合することができる。
【0027】次に、本発明の塗料組成物を用いて塗膜を
形成するには、板面径4〜25μm、厚み0.16〜5
μm、板状比5〜25の板状酸化鉄粒子と、着色顔料、
マイカ顔料及び金属粉末顔料から選択された1種又は2
種以上の顔料とをフィルム形成性重合体を含む有機溶剤
溶液に所定の割合で混合し、サンドミル、高速攪拌機等
により塗料組成物を調整する。かくして得られた塗料組
成物を必要に応じて下地処理が施された金属板、ガラ
ス、セラミックス、プラスチック板等の基体上にスプレ
ー塗装、フローコーティング、ロールコーティング等に
より塗装し、乾燥、硬化して着色コート層を形成する。
また、前記の着色コート層をベースコート層とし、その
上に前記したフィルム形成性重合体と同様の樹脂を有機
溶剤に溶解または分散せしめて調整したクリヤーコート
剤を塗装し、乾燥後に加熱処理して塗膜を形成すること
もできる。
【0028】なお、本発明の塗料組成物を調整する場
合、板状酸化鉄粒子、着色顔料、マイカ顔料及び金属粉
末顔料の各々をフィルム形成性重合体を含む有機溶剤溶
液に配合したベース塗料を予め調整しておき、このベー
ス塗料の所定量を混合して調整するのが好ましい。
【0029】
【作用】まず、本発明において最も重要な点は、塗料構
成基材中に、板面径が4〜25μm、厚みが0.16〜
5μmであって、板状比5〜25の板状酸化鉄粒子と、
該板状酸化鉄粒子100重量部に対して着色顔料、マイ
カ顔料及び金属粉末顔料から選択された1種又は2種以
の顔料37.4〜158.4重量部とを配合した場合
には、塗色や装飾性等塗膜の多様化、特に塗膜の質感に
変化を与えることができ、しかも、隠蔽性に優れ、色相
の濁りが抑制できることによって高彩度の塗膜設計が可
能な塗料組成物を得ることができるという事実である。
【0030】本発明にかかる塗料組成物を基体に塗布し
て形成した塗膜は、塗色に微妙な変化を持たせることが
できることによって装飾性(美感性)に優れたものであ
る。即ち、ハイライト(反射光量が多い)部で着色顔料
等の色調を強調し、シェード(反射光量が少ない)部で
板状酸化鉄粒子の色調を強調するという独特の装飾性を
生起し、さらにこれらの反射光量の変化は見る方向によ
る明度差、彩度差となり、特有な塗色の質感を与えるこ
とができる(以下、この装飾性(美感性)を幾何学的メ
タメリズムという。)。
【0031】本発明において、板状酸化鉄粒子と着色顔
料とを併用して得た塗料組成物は、最も効果的に幾何学
的メタメリズムに優れた塗料を形成することができ、特
に好ましいものである。
【0032】本発明に係る塗料組成物が上記の特徴ある
塗膜を形成できる理由について、本発明者は、後出実施
例及び比較例に示す通り、特定範囲以外のサイズや形態
を有する板状酸化鉄粒子と着色顔料、マイカ顔料及び金
属粉末顔料から選択された1種又は2種以上とを併用し
た場合、特定範囲のサイズや形態を有する板状酸化鉄粒
子のみを用い、着色顔料、マイカ顔料及び金属粉末顔料
から選択された1種又は2種以上を併用しなかった場
合、特定範囲のサイズや形態を有する板状酸化鉄粒子を
用いず、着色顔料、マイカ顔料及び金属粉末顔料から選
択された1種又は2種以上のみを用いた場合のいずれの
場合にも、本発明の目的とする塗膜は得られないことか
ら、特定の範囲のサイズや形態を有する板状酸化鉄粒子
と着色顔料、マイカ顔料及び金属粉末顔料から選択され
た1種又は2種以上とを併用したことによる相乗効果に
よるものと考えている。
【0033】本発明において、特定範囲のサイズや形態
を有する板状ヘマタイト粒子を用いた場合には、赤茶系
の色相の塗膜、特定範囲のサイズや形態を有する板状マ
グネタイト粒子を用いた場合には黒色系の色相の塗膜、
特定範囲のサイズや形態を有する板状マグヘマイト粒子
を用いた場合には茶褐色系の色相の塗膜が得られるの
で、より多様化の要求に応えることができる。
【0034】
【実施例】以下、実施例及び比較例により本発明を具体
的に説明する。なお、実施例、比較例中、部又は%とあ
るのは重量基準である。
【0035】塗膜の幾何学的メタメリズムは、入射光角
度を一定にし受光角度をいろいろ変化させた時の色相及
び彩度の変化を測色した値で示し、色相はH=tan
−1/a、彩度はC=〔(a
(b1/2の計算値で示した。即ち、塗膜の幾
何学的メタメリズムは入射光角度−70゜で固定し受光
角度を−45゜と+45゜の2角度で変化させた時の色
相及び彩度の変化率をそれぞれ計算し、ΔH値、ΔC値
で示した。ΔH値、ΔC値が大きい程幾何学的メタメリ
ズムが優れており、塗色や装飾性等の塗膜の多様化に広
く対応できる。隠蔽性の測定は下地白黒アート紙を置き
同時塗装を行い、白地と黒地の色差が認められない時の
膜厚を完全隠蔽膜厚とした。膜厚が薄い程隠蔽性が優れ
ていると認められる。
【0036】<板状酸化鉄粒子の製造> 製造例1〜8; 製造例1 針状α−FeOOH粒子(長軸1μm、軸比20:1、
BET比表面積60m2 /g)を温度400℃で1時間
加熱脱水して得られた多結晶の針状ヘマタイト粒子(長
軸1μm、軸比20:1、BET比表面積80m2
g、結晶子サイズ80Å)を種子粒子とし、該種子粒子
0.0044mol(α−FeOOHに対し0.5重量
%に該当する。)及びα−FeOOH(長軸3μm、軸
比10、BET比表面積20m2 /g)0.8molと
NaOH0.3molとを混合して得られたpH13.
2のアルカリ性懸濁液をオートクレーブ中で245℃ま
で加熱し、機械的に攪拌しつつこの温度に2時間保持
し、暗紫色沈澱を生成させた。室温までに冷却後、暗紫
色沈澱を濾別し、十分水洗した後乾燥した。得られた乾
燥粒子粉末は、X線回折の結果、ヘマタイト粒子であ
り、電子顕微鏡観察の結果、板面径6μm、厚み0.3
1μmであって板状比が19であった。
【0037】製造例2 種子粒子の使用量を0.0019mol(α−FeOO
Hに対し0.025重量%に該当する。)、α−FeO
OHの使用量を0.7mol、NaOHの使用量を0.
4molとし、水熱処理を温度240℃で3時間行なっ
た以外は製造例1と同様にして暗紫色粒子粉末を得た。
得られた乾燥粒子粉末は、X線回折の結果、ヘマタイト
粒子であり、電子顕微鏡観察の結果、板面径8μm、厚
み0.35μmであって板状比が23であった。
【0038】製造例3 種子粒子を使用しないで、α−FeOOHの使用量を
0.8mol、NaOHの使用量を3molとし、水熱
処理を温度255℃で3時間行なった以外は製造例1と
同様にして暗紫色粒子粉末を得た。得られた乾燥粒子粉
末は、X線回折の結果、ヘマタイト粒子であり、電子顕
微鏡観察の結果、板面径10μm、厚み1.3μmであ
って板状比が8であった。
【0039】製造例4 針状α−FeOOH粒子(長軸1.5μm、軸比15、
BET比表面積35m2 /g)を温度400℃で1時間
加熱脱水して得られた多結晶の針状ヘマタイト粒子(長
軸1.5μm、軸比15、BET比表面積45m2
g、結晶子サイズ110Å)を種子粒子とし、該種子粒
子0.00018mol(α−FeOOHに対し0.0
2重量%に該当する。)及びα−FeOOH(長軸2.
5μm、軸比12、BET比表面積22m2 /g)0.
8molとNaOH0.2molとを混合して得られた
pH13.0のアルカリ性懸濁液をオートクレーブ中で
255℃まで加熱し、機械的に攪拌しつつこの温度に3
時間保持し、暗紫色沈澱を生成させた。室温までに冷却
後、乾燥沈澱を濾別し、十分水洗した後乾燥した。乾燥
粉末をH2 ガスを毎分1.0 lの割合で通気し、還元
温度400℃で2時間加熱還元した。得られた黒色粒子
粉末は、X線回折の結果、マグネタイト粒子であり、電
子顕微鏡観察の結果、板面径7μm、厚み0.39μm
であって板状比が18であった。
【0040】製造例5 種子粒子を使用しないで、α−FeOOHの使用量を
1.0mol、NaOHの使用量を5molとし、水熱
処理を温度245℃で2時間行なった以外は製造例1と
同様にして乾燥粉末を得た。乾燥粉末を製造例4と同様
にしてH2 気流中380℃で1.5時間加熱還元した。
得られた黒色粒子粉末は、X線回折の結果、マグネタイ
ト粒子であり、電子顕微鏡観察の結果、板面径11μ
m、厚み1.4μmであって板状比が8であった。
【0041】製造例6 種子粒子を使用しないで、α−FeOOHの使用量を
1.3mol、NaOHの使用量を8molとし、水熱
処理を温度240℃で4時間行なった以外は製造例1と
同様にして乾燥粉末を得た。乾燥粉末を製造例4と同様
にしてH2 気流中400℃で1.0時間加熱還元した。
得られた黒色粒子粉末は、X線回折の結果、マグネタイ
ト粒子であり、電子顕微鏡観察の結果、板面径15μ
m、厚み2.2μmであって板状比が7であった。
【0042】製造例7 製造例4によって得られたマグネタイト粒子を280℃
で加熱処理してマグヘマイト粒子を得た。得られたマグ
ヘマイト粒子は、電子顕微鏡観察の結果、板面径7μ
m、厚み0.39μm、板状比18であった。
【0043】製造例8 (特公昭63−41853号公
報の実施例7に該当する。) α−FeOOH及び該α−FeOOH含量を基準にして
0.89重量%のSiO2 を水中に懸濁させ、次いで、
該懸濁液に45%の濃水酸化ナトリウムを加えて十分混
合して130g/lのFeOOH含量および320g/
lのNaOHを含む懸濁液を得た。この懸濁液をオート
クレーブ中で240℃に加熱し、この温度に4時間保持
し、暗紫色沈澱を生成させた。室温まで冷却後、暗紫色
沈澱を濾別し、十分水洗した後、乾燥した。乾燥粉末
は、X線回折の結果ヘマタイト粒子であり、電子顕微鏡
観察の結果、板面径5.3μm、厚み0.14μm、板
状比38であった。
【0044】<塗料組成物の製造> 実施例1〜13 比較例1〜7; 実施例1〜3 (配合A) 製造例1で得られた板状ヘマタイト粒子 (板面径6μm、厚み0.31μm、板状比19) 30部 アクリルワニス(固形分 60%) 82部 メラミンワニス(固形分 60%) 34部 ソルベッソ100(エクソン化学(株))/酢酸ブチル (7/3混合溶液) 30部 (配合B) 製造例2で得られた板状ヘマタイト粒子 (板面径8μm、厚み0.35μm、板状比23) 30部 アクリルワニス(固形分 60%) 82部 メラミンワニス(固形分 60%) 34部 ソルベッソ100(エクソン化学(株))/酢酸ブチル (7/3混合溶液) 30部 (配合C) 製造例3で得られた板状ヘマタイト粒子 (板面径10μm、厚み1.3μm、板状比8) 30部 アクリルワニス(固形分 60%) 82部 メラミンワニス(固形分 60%) 34部 ソルベッソ100(エクソン化学(株))/酢酸ブチル (7/3混合溶液) 30部 (配合D) キナクリドン顔料(商品名:クロモファインレッド6820) (大日精化工業製) 10部 アクリルワニス(固形分 60%) 82部 メラミンワニス(固形分 60%) 34部 ソルベッソ100(エクソン化学(株))/酢酸ブチル (7/3混合溶液) 30部 上記配合A〜Dの各々をサンドミルを用いて分散処理を
行い、更に配合A〜Cのそれぞれを各50部と配合D5
0部とを均一に混合し、塗料組成物I〜III(塗料組
成物100重量部に対し各種板状ヘマタイト粒子8.5
5重量部、キナクリドン顔料3.2重量部を含む)を得
た。(これらを実施例塗料I〜IIIとする。)
【0045】比較例1 (配合E) 粒状ヘマタイト粒子 商品名:120ED(戸田工業製)(平均径0.3μm) 30部 アクリルワニス(固形分 60%) 82部 メラミンワニス(固形分 60%) 34部 ソルベッソ100(エクソン化学(株))/酢酸ブチル (7/3混合溶液) 30部 上記配合Eをサンドミルにて分散処理を行い、更に配合
D50部と配合E50部とを均一に混合し、塗料組成物
(塗料組成物100重量部に対し粒状ヘマタイト顔料
8.55部、キナクリドン顔料3.2重量部を含む)を
得た。(これを、比較例塗料Iとする。)
【0046】実施例4〜6 (配合F) 製造例4で得られた板状マグネタイト粒子 (板面径7μm、厚み0.39μm、板状比18) 30部 アクリルワニス(固形分 60%) 82部 メラミンワニス(固形分 60%) 34部 ソルベッソ100(エクソン化学(株))/酢酸ブチル (7/3混合溶液) 30部 (配合G) 製造例5で得られた板状マグネタイト粒子 (板面径11μm、厚み1.4μm、板状比8) 30部 アクリルワニス(固形分 60%) 82部 メラミンワニス(固形分 60%) 34部 ソルベッソ100(エクソン化学(株))/酢酸ブチル (7/3混合溶液) 30部 (配合H) 製造例6で得られた板状マグネタイト粒子 (板面径15μm、厚み2.2μm、板状比7) 30部 アクリルワニス(固形分 60%) 82部 メラミンワニス(固形分 60%) 34部 ソルベッソ100(エクソン化学(株))/酢酸ブチル (7/3混合溶液) 30部 上記配合F〜Hの各々をサンドミルを用いて分散処理を
行い、更に配合F〜Hのそれぞれを各50部と配合D5
0部とを均一に混合し、塗料組成物IV〜VI(塗料組
成物100重量部に対し各種板状マグネタイト粒子8.
55部、キナクリドン顔料3.2部を含む)を得た。
(これらを実施例塗料IV〜VIとする。)
【0047】実施例7〜9 (配合I) カーボンブラック 商品名:FW−200(デグッサ製) 3部 アクリルワニス(固形分 60%) 60部 メラミンワニス(固形分 60%) 20部 ソルベッソ100(エクソン化学(株))/酢酸ブチル (7/3混合溶液) 30部 (配合J) パールホワイト(マール社製) 30部 アクリルワニス(固形分 60%) 82部 メラミンワニス(固形分 60%) 34部 ソルベッソ100(エクソン化学(株))/酢酸ブチル (7/3混合溶液) 30部 上記配合Iをサンドミルにて分散処理を行って、カーボ
ンブラック塗料ベースを作成し、また、配合Jを高速攪
拌機にて分散処理してパール塗料ベースを作成した。そ
して前出配合Gの板状マグネタイト塗料ベースを用い、
下記の通りの配合割合で塗料ベースを攪拌機にて均一に
混合して塗料組成物VII〜IXを作成した。(これら
を実施例塗料VII〜IXとする。)
【0048】実施例塗料VII 配合D(キナクリドン塗料ベース) 70部 配合G(板状マグネタイト塗料ベース) 30部 このようにして得られた塗料組成物は、塗料組成物10
0重量部に対し板状マグネタイト粒子粉末5.13重量
部とキナクリドン顔料4.48重量部を含んでいた。
【0049】実施例塗料VIII 配合D(キナクリドン塗料ベース) 60部 配合G(板状マグネタイト塗料ベース) 30部 配合I(カーボンブラック塗料ベース) 2部 配合J(パール顔料ベース) 8部 このようにして得られた塗料組成物は、塗料組成物10
0重量部に対し板状マグネタイト粒子粉末5.13重量
部、キナクリドン顔料3.84重量部、カーボンブラッ
ク顔料0.06重量部及びパール顔料1.37重量部を
含んでいた。
【0050】実施例塗料IX 配合D(キナクリドン塗料ベース) 50部 配合G(板状マグネタイト塗料ベース) 25部 配合I(カーボンブラック塗料ベース) 5部 配合J(パール顔料ベース) 30部 このようにして得られた塗料組成物は、塗料組成物10
0重量部に対し板状マグネタイト粒子粉末4.275重
量部、キナクリドン顔料3.2重量部、カーボンブラッ
ク顔料0.15重量部及びパール顔料3.42重量部を
含んでいた。
【0051】比較例2〜3 下記の通りの配合割合で塗料ベースを攪拌機にて均一に
混合して塗料組成物を得た。(これらを、比較例塗料I
I〜IIIとする。) 比較例塗料II 配合D(キナクリドン塗料ベース) 80部 配合I(カーボンブラック塗料ベース) 10部 配合J(パール顔料ベース) 10部 このようにして得られた塗料組成物は、塗料組成物10
0重量部に対しキナクリドン顔料5.12重量部、カー
ボンブラック顔料0.3重量部及びパール顔料1.71
重量部を含んでいた。
【0052】比較例塗料III 配合D(キナクリドン塗料ベース) 70部 配合I(カーボンブラック塗料ベース) 20部 配合J(パール顔料ベース) 10部 このようにして得られた塗料組成物は、塗料組成物10
0重量部に対しキナクリドン顔料4.48重量部、カー
ボンブラック顔料0.6重量部及びパール顔料1.71
重量部を含んでいた。
【0053】比較例4 (配合K) 粒状マグネタイト粒子 商品名:KN−320(戸田工業製)(平均径0.3μm) 30部 アクリルワニス(固形分 60%) 82部 メラミンワニス(固形分 60%) 34部 ソルベッソ100(エクソン化学(株))/酢酸ブチル (7/3混合溶液) 30部 上記配合Kをサンドミルにて分散処理を行い、マグネタ
イト塗料ベースを得た。このマグネタイトベースを用
い、下記配合の塗料ベースを攪拌機にて均一に混合し塗
料組成物を作成した。得られた塗料組成物は、塗料組成
物100重量部に対し粒状マグネタイト粒子粉末8.5
5重量部及びキナクリドン顔料3.2重量部を含んでい
た。(これを比較例塗料IVとする。) 比較例塗料IV 配合D(キナクリドン塗料ベース) 70部 配合K(マグネタイト塗料ベース) 30部
【0054】比較例5 (配合L) 製造例8で得られた板状ヘマタイト粒子 (板面径5.3μm、厚み0.14μm、板状比38)30部 アクリルワニス(固形分 60%) 82部 メラミンワニス(固形分 60%) 34部 ソルベッソ100(エクソン化学(株))/酢酸ブチル (7/3混合溶液) 30部 上記配合Lをサンドミルにて分散処理を行い、配合Lの
50重量部と配合Dの50重量部とを攪拌機にて均一に
混合し塗料組成物を作成した。得られた塗料組成物は塗
料組成物100重量部に対し板状ヘマタイト粒子8.5
5重量部とキナクリドン顔料3.2重量部を含んでい
た。(これを比較例塗料Vとする。) 比較例塗料V 配合L(板状ヘマタイト塗料ベース) 50部 配合D(キナクリドン塗料ベース) 50部
【0055】比較例6 (配合M) 透明酸化鉄(商品名:TOR(大日精化工業製)) (平均径0.02μm) 30部 アクリルワニス(固形分 60%) 82部 メラミンワニス(固形分 60%) 34部 ソルベッソ100(エクソン化学(株))/酢酸ブチル (7/3混合溶液) 30部 上記配合Mをサンドミルにて分散処理を行い、更に配合
M50重量部と配合D50重量部とを均一に混合し塗料
組成物を作成した。得られた塗料組成物は塗料組成物1
00重量部に対し透明酸化鉄顔料8.55重量部とキナ
クリドン顔料3.2重量部を含んでいた。(これを比較
例塗料VIとする。) 比較例塗料VI 配合M(透明酸化鉄塗料ベース) 50部 配合D(キナクリドン塗料ベース) 50部
【0056】比較例7 前記配合Bをサンドミルにて分散処理を行い、塗料組成
物(塗料組成物100部に対し板状ヘマタイト粒子1
7.1重量部を含む)を得た。これを比較例塗料VII
とする。
【0057】実施例10 配合Jを高速ミキサーを用いて分散処理を行い、配合J
50部と配合A50部とを均一に混合し、塗料組成物X
(塗料組成物100重量部に対し板状ヘマタイト粒子
8.55重量部、キナクリドン顔料8.55重量部を含
む)を得た。
【0058】実施例11 (配合N) アルミニウム顔料(商品名:7130N(東洋アルミニウム(株)製) 30部 アクリルワニス(固形分 60%) 82部 メラミンワニス(固形分 60%) 34部 ソルベッソ100(エクソン化学(株))/酢酸ブチル (7/3混合溶液) 30部 上記配合A、D及びNの各々を均一に混合し、下記配合
割合で塗料組成物XI(塗料組成物100重量部に対し
板状ヘマタイト粒子8.55重量部、キナクリドン顔料
0.64重量部及びアルミニウム顔料4.44重量部を
含む)を得た。 実施例塗料XI 配合A 50部 配合D 10部 配合N 40部
【0059】実施例12 前記配合F、D及びNの各々を均一に混合し、下記配合
割合で塗料組成物XII(塗料組成物100重量部に対
し板状マグネタイト粒子8.55重量部、キナクリドン
顔料0.64重量部及びアルミニウム顔料4.44重量
部を含む)を得た。 実施例塗料XII 配合F 50部 配合D 10部 配合N 40部
【0060】実施例13 (配合O) 製造例7で得られた板状マグヘマイト粒子粉末 (板面径:7μm、厚み0.39μm、板状比 18)30部 アクリルワニス(固形分 60%) 82部 メラミンワニス(固形分 60%) 34部 ソルベッソ100(エクソン化学(株))/酢酸ブチル (7/3混合溶液) 30部 上記配合Oをサンドミルを用いて分散処理を行い、下記
配合割合で均一に混合し、塗料組成物XIII(塗料組
成物100重量部に対し板状マグヘマイト粒子8.55
重量部、キナクリドン顔料3.2重量部を含む)を得
た。 実施例塗料XIII 配合O 50部 配合D 50部
【0061】上記実施例1乃至13で得られた実施例塗
料I〜XIII及び比較例1乃至7で得られた比較例塗
料I〜VIIの各々をスプレー粘度(フォード粘度カッ
プNo.4にて14秒)までシンナー希釈し、エアース
プレーガンにて下地処理を施したスチールパネルに吹き
付け塗装を行った。10分間乾燥させた後クリヤー(ア
クリルメラミン)塗装を同様にエアースプレーガンにて
行った。15分間室温にて乾燥後、140℃、30分間
焼き付け硬化させてスチールパネルを作成した。
【0062】これらのパネルの幾何学的メタメリズム、
隠蔽性について測定した結果を表1に、また、塗料組成
物の組成割合を表2に示す。
【0063】
【表1】
【0064】
【表2】
【0065】
【発明の効果】本発明に係る塗料組成物は、塗色や装飾
性等塗膜の多様化、特に塗膜の質感に変化を与えること
ができ、しかも、隠蔽性に優れ、色相の濁りが抑制でき
ることによって高彩度の塗膜設計が可能であるから、自
動車、二輪車等の保護及び装飾用として最適である。
フロントページの続き 審査官 木村 敏康 (56)参考文献 特開 昭57−49667(JP,A) 特開 昭50−39738(JP,A) 特開 昭60−99171(JP,A) 特公 平3−52413(JP,B2) 特公 昭63−41853(JP,B2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C09D 5/38

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 板面径が4〜25μm、厚みが0.16
    〜5μmであって、板状比5〜25の板状酸化鉄粒子と
    該板状酸化鉄粒子100重量部に対して着色顔料、マイ
    カ顔料及び金属粉末顔料から選択された1種又は2種以
    上の顔料37.4〜158.4重量部とをフィルム形成
    性重合体を含む有機溶剤溶液に混合してなることを特徴
    とする塗料組成物。
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