JPH11130372A - 吊り具 - Google Patents

吊り具

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JPH11130372A
JPH11130372A JP29206997A JP29206997A JPH11130372A JP H11130372 A JPH11130372 A JP H11130372A JP 29206997 A JP29206997 A JP 29206997A JP 29206997 A JP29206997 A JP 29206997A JP H11130372 A JPH11130372 A JP H11130372A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 吊り支持用のロープと外壁パネルとの接続、
分離をワンタッチで容易に行える吊り具を提供するこ
と。 【解決手段】 側面に切欠き部34cを有し外壁パネル
1の縦フレーム3内に挿入可能な中空の本体33と、本
体33内に上下動自在に設けられた操作部材40と、操
作部材40の下方の本体内で一端部が本体に回動自在に
支持され本体外側方へ突出する突出位置と本体内に収納
される収納位置との間で揺動自在とされるとともに上記
突出位置において上記他端部が外壁パネル1の横フレー
ム4内に係合可能な揺動アーム52と、一端部が本体3
3内で操作部材40の下端部に回動自在に接続されると
ともに他端部が揺動アーム52の他端部に回動自在に接
続された連結アーム54と、操作部材40を下方へ付勢
することにより揺動アーム54が上記突出位置側へ揺動
するように付勢する付勢手段47とを備えたもの。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、住宅等の外壁パネルを
クレーン等で吊り支持しながら住宅等の外周に取り付け
る際に、上記外壁パネルの裏面側に設けられている縦及
び横フレームに着脱自在に結合し、上記外壁パネルを上
記クレーン等のロープと連結する吊り具に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】図16に住宅の外壁パネル1の一例を示
す。この外壁パネル1の裏面側には、フレーム2が取り
付けられ、フレーム2は左右一対の縦フレーム3と、こ
れら縦フレーム3間で横方向へ延びる上フレーム4、中
フレーム5及び下フレーム6とから構成され、上フレー
ム4から取付ボルト7が垂直上方へ突出させられる。
【0003】図17にも示すように、この取付ボルト7
は外壁ファスナ8の孔8aに挿通され、孔8aの上方で
ナット9に螺合される。更に、外壁ファスナ8の今一つ
の孔8bと、例えば、梁11の上フランジ12の孔12
aとにボルト13が挿通され、ナット14に螺合される
ことにより、外壁パネル1が外壁ファスナ8を介して梁
11に取り付けられる。
【0004】上記外壁パネル1を取付位置まで運搬する
ために、例えば、図18に示すように、上記住宅の最上
階の外周に沿って上下一対のパイプレール15a、15
bからなるレール15を設け、このレール15上に移動
自在に支持させたトロリークレーン16で外壁パネル1
を運搬する。上記トロリークレーン16は、レール15
上にトロリー部17を移動自在に配置し、このトロリー
部17に支持させたウインチ18からロープ19を巻上
げ、巻降し自在に下垂させたものである。ロープ19の
下端にはU字型のシャックル21が支持され、このシャ
ックル21の両端部にはねじ孔21aが設けられてい
る。
【0005】図19に示すように、取付ボルト7には、
予め外壁ファスナ8をナット9で接続しておき、上記シ
ャックル21で外壁ファスナ8を挟み付けて、アイボル
ト22をシャックル21の一方のねじ孔21aから外壁
ファスナ8の孔8bを介して他方のねじ孔21aに螺合
することにより、シャックル21を外壁ファスナ8に結
合した状態で、外壁パネル1を上記トロリークレーン1
6で吊り支持する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記の支持
方法では、トロリークレーン16のロープ19と外壁パ
ネル1との接続時に、シャックル21と外壁ファスナ8
とを一々アイボルト22で連結する必要があるので、ロ
ープ19と外壁パネル1との接続作業が煩雑になるとと
もに、吊り上げ後にシャックル21と外壁パネル1とを
分離する作業も煩雑になる問題を有していた。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の課題を
解決して、吊り支持用のロープと外壁パネルとの接続、
分離をワンタッチで容易に行える吊り具を提供すること
を目的とする。そのため、本発明の請求項1の吊り具
は、裏面側に縦フレームと横フレームとが取り付けられ
た外壁パネルに着脱自在に結合する吊り具であって、側
面に切欠き部を有し上記縦フレーム内に挿入可能な中空
の本体と、この本体内に上下動自在に設けられた操作部
材と、この操作部材の下方の本体内で一端部が本体に回
動自在に支持されその回動に伴って他端部が上記切欠き
部を介して本体外側方へ突出する突出位置と本体内に収
納される収納位置との間で揺動自在とされるとともに上
記突出位置において上記他端部が上記横フレーム内に係
合可能な揺動アームと、一端部が上記本体内で上記操作
部材の下端部に回動自在に接続されるとともに他端部が
上記揺動アームの他端部に回動自在に接続された連結ア
ームと、上記本体内に設けられ上記操作部材を下方へ付
勢することにより上記揺動アームを上記突出位置側へ付
勢する付勢手段とを備えたことを特徴とするものであ
る。
【0008】上記構成において、上記本体内の操作部材
を上記付勢手段の付勢力に抗して上動させると、それに
伴って、連結アーム及び揺動アームの各他端部、つま
り、連結アーム及び揺動アームの全体が本体内に収納さ
れる一方、上記操作部材に対する力を解除すると、上記
付勢手段の付勢力により上記操作部材が本体内で下動
し、それに伴って、上記連結アーム及び揺動アームの各
他端部が上記切欠き部を介して本体の外側方へ突出する
ように作用する。
【0009】外壁パネルの取付時に上記の吊り具を外壁
パネルに結合する場合、予め、上記操作部材を上動さ
せ、上記揺動アームの他端部を上記本体内に収納してお
く。この状態で上記吊り具を外壁パネルの裏面側の縦フ
レーム内に挿入する。その後、上記操作部材に対する力
を解除すると、上記付勢手段の付勢力により揺動アーム
及び連結アームの各他端部が本体外側方へ突出し、揺動
アームの他端部が上記横フレーム内に係合することによ
り、上記吊り具が外壁パネルに結合される。上記吊り具
には、クレーン等のロープの端部が予め接続されてお
り、この状態で、上記吊り具を用いて外壁パネルを吊り
支持して取付位置へ運搬することができる。
【0010】上記の吊り具を外壁パネルから取り外す際
には、上記付勢手段の付勢力に抗して操作部材を本体に
対し相対的に上動させると、上記揺動アームの他端部が
上記横フレームから離脱して上記切欠き部を介して本体
内に退避し、この状態で、上記の吊り具を縦フレームか
ら引き抜けばよい。
【0011】請求項2の吊り具は、請求項1の構成にお
いて、上記操作部材には、上記切欠き部を介して本体の
外側方へ突出する押さえ部が設けられ、上記揺動アーム
が上記横フレーム内に係合した状態で該押さえ部が上記
横フレームの上部に当接するように位置決めされている
ことを特徴とするものである。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1に示すように、例えば、前記
と同様のトロリークレーン16(図1では図示省略)等
のクレーンから巻上げ、巻降し自在に下垂させたロープ
31の二股状の下端部に、本実施の形態の吊り具32が
各々接続される。外壁パネル1を吊り支持する際には、
各吊り具32を縦フレーム3の上端部に挿入するととも
に、上フレーム4(横フレーム)内に後述の揺動アーム
52を係合することにより、各吊り具32を外壁パネル
1に結合し、この状態で、トロリークレーン16により
外壁パネル1を吊り支持する。
【0013】以下、上記吊り具32につき詳細に説明す
る。図2乃至図4に示すように、吊り具32の本体33
は、所定の間隔を隔てて互いに平行に配置された2つの
側板34と、これら側板34の上部間に各々側板34と
直交するように介設された2つの上部介設板35と、2
つの側板34の下部間に各々側板34と直交するように
介設された2つの下部介設板36とにより、上下方向に
長く、且つ中空状に構成されている。
【0014】上部介設板35及び下部介設板36の両側
端部は、2つの側板34の対向する表面に溶接等で固定
され、2つの側板34と2つの上部介設板35とで囲ま
れた空間が上部室37とされるとともに、2つの側板3
4と2つの下部介設板36とで囲まれた空間が下部室3
8とされている。上部介設板35及び下部介設板36の
幅は、各々側板34の幅より小さくされ、且つ図3から
明らかなように、2つの上部介設板35間の間隔は、2
つの下部介設板36間の間隔より大きく設定されてい
る。
【0015】本体33内には、操作部材40が上下動自
在に配置されている。この操作部材40は、主として下
部室38内で上下方向に延びるレバー41と、レバー4
1の下端部の両側に溶接等で固定された2つの接続板4
2と、レバー41の上端部に接続されるとともに上部室
37内に配置されたアイナット43とからなる。
【0016】アイナット43はリング状の把持部43a
と、把持部43aの下部に一体的に設けられた筒状部4
3bからなり、レバー41の上端部が筒状部43b内に
嵌合されて、筒状部43b及びレバー41に対応して各
々設けた水平方向の孔にスプリングピン44が嵌合され
ることにより、レバー41の上端部が筒状部43bに接
続されている。また、2つの側板34の上部には、把持
部43aを把持して操作部材40を操作するための上下
方向の孔34aが設けられている。
【0017】下部室38の上端部付近には支持板45が
水平に配置され、支持板45は複数のスプリングピン4
6により上方への移動を規制されている。これらスプリ
ングピン46の両端部は、2つの側板34に設けた小孔
34bに嵌合されている。支持板45の中央部には孔4
5aが形成され、レバー41は孔45aを上下動自在に
貫通している。この支持板45の下面と上記2つの接続
板42との間で、レバー41の外周にコイルばね47
(付勢手段)が巻き付けられ、操作部材40はコイルば
ね47により下方へ付勢されている。
【0018】一方の側板34(図2の右側のもの)の下
部には、上下方向に延びる孔34c(切欠き部)が形成
されている。2つの下部介設板36の下端部付近には、
対応する孔36aが設けられ、これらの孔36aを介し
て一方の下部介設板36から他方の下部介設板36へボ
ルト48が挿通されて、他方の下部介設板36の外側で
ナット49が螺合されている。2つの下部介設板36間
において、ボルト48の外周に円筒状のカラー51が嵌
合されている。
【0019】2つの揺動アーム52が所定の間隔を隔て
て互いに平行に配置され、これら揺動アーム52の下端
部(一端部)には対応する孔52aが設けられて、これ
ら孔52aがカラー51の外周に嵌合されることによ
り、揺動アーム52がその下端部を回動支点として、本
体33により回動自在に支持されている。すなわち、揺
動アーム52は、図2に示すように、孔34cを介し
て、その上端部(他端部)が本体33の外側方へ突出す
る突出位置Aと、図5に示すように、揺動アーム52全
体が本体33内に収納される収納位置Bとの間で揺動自
在とされている。
【0020】各揺動アーム52の上端には、当接面52
bが形成され、この当接面52bは、図2の突出位置A
において、大略水平方向を向くようになっている。ま
た、2つの揺動アーム52の上端部には対応する孔52
cが形成され、これらの孔52cを貫通するかしめピン
53により両揺動アーム52の上端部同士が連結されて
いる。これにより、2つの揺動アーム52は互いに連動
して揺動するようになっている。
【0021】2つの接続板42間には連結アーム54の
一端部が挿入され、これら接続板42及び連結アーム5
4に対応して設けた孔42a及び孔54aを貫通するか
しめピン55により、接続板42と連結アーム54の一
端部とが回動自在に接続されている(図4参照)。連結
アーム54の他端部近傍には長孔54bが形成され、こ
の連結アーム54の他端部は2つの揺動アーム52の他
端部間に挿入されるとともに、上記かしめピン53が長
孔54bに回動自在且つ長孔54bの長手方向への移動
自在に貫通されている。
【0022】2つの側板34の上端部には対応する孔3
4dが形成され、これら孔34dを介して一方の側板3
4から他方の側板34にボルト56が挿通されてナット
57が螺合されている。2つの側板34間において、ボ
ルト56の外周にカラー58が嵌合され、カラー58に
はU字形のシャックル60が係合されて、シャックル6
0の両端部のねじ孔60aにボルト61が螺合されてい
る。このボルト61には、前述のロープ31の下端部が
接続される。
【0023】吊り具32を用いて外壁パネル1を吊り支
持する場合、図5及び図6に示すように、側板34の孔
34aを介してアイナット43の把持部43aを作業者
が指等(図示せず)で把持し、コイルばね47の付勢力
に抗して本体33に対し操作部材40を上方へ引き上げ
ると、接続板42が上動するのに伴って、該接続板42
に回動自在に接続された連結アーム54の一端部が上方
へ揺動し、それと連動して、揺動アーム52がその下端
部を揺動中心として図5の反時計方向へ揺動することに
より、揺動アーム52(及び連結アーム54)全体が一
方の側板34の孔34cを介して本体33の下部室38
内に収納される。
【0024】この状態で、図7に示すように、例えば、
水平状態で床面上等に載置された外壁パネル1の縦フレ
ーム3に、その上端部から吊り具32を挿入する。この
際、揺動アーム52の出没する孔34cを有する側板3
4が外壁パネル1の幅方向中間部側に位置するように、
吊り具32の向きを整えておく。
【0025】図8に示すように、吊り具32の下端部が
上フレーム4よりかなり下方に位置する状態まで縦フレ
ーム3内に挿入した後、アイナット43の把持部43a
から指等を離脱させると、それまで本体33内に収納さ
れていた揺動アーム52が、図8の2点鎖線のように、
揺動アーム52が前記コイルばね47の付勢力により、
その下端部を揺動中心として時計方向へ揺動し、本体3
3から外側方へ突出する。この状態で、吊り具32を上
方へ移動させると、図9に示すように、揺動アーム52
の当接面52bが上フレーム4の上壁部4aの下面に当
接し、吊り具32が縦フレーム3外へ離脱することが不
可能となる。
【0026】なお、図10に示すように、下部が開いた
C型鋼からなる上フレーム4における当該下部の隙間6
2の前後幅Dは、2つの揺動アーム52全体の前後幅d
より大きいため、揺動アーム52はその突出状態を維持
したまま、隙間62を介して図8の位置と図9の位置と
の間で上下動することが可能である。
【0027】上記と同様にして他方の縦フレーム3に今
一つの吊り具32を挿入し、揺動アーム52の当接面5
2bを上フレーム4の上壁部4aの下面に当接させる。
この状態で、図1に示すように、ロープ31を介して外
壁パネル1を吊り支持し、取付位置まで搬送する。取付
位置において、吊り具32を外壁パネル1から取り外す
際には、上記と逆に、図8のように、吊り具32を縦フ
レーム3内で若干下方へ移動させた後、アイナット43
の把持部43aを把持して操作部材40を本体33に対
して上動させると、揺動アーム52が本体33内に収納
され、この状態で、吊り具32を縦フレーム3から引き
抜くことができる。
【0028】次に、本発明の第2の実施の形態の吊り具
63につき説明する。図11乃至図13において、吊り
具63における、第1の実施の形態の吊り具32に対応
する部材には同一の参照番号を付している。以下、上記
吊り具32と相違する点につき述べると、吊り具63の
本体33は、中空の角筒状に形成されている。また、図
13から明らかなように、縦フレーム3の断面寸法より
吊り具63の本体33の断面寸法が小さいため、本体3
3の対向する2つの側面33aに各々2つの間隔保持用
の突起64が上下方向に沿って取り付けられている。
【0029】本体33の側面33bには、その上下方向
のほぼ全域に渡って孔33cが設けられる一方、側面3
3bに対向する側面33dにおける上部には孔33eが
設けられ、揺動アーム52及び連結アーム54は孔33
cの下部を介して本体33の内外に出没するようになっ
ている。また、操作部材40は操作板65を有し、該操
作板65の下部には、連結アーム54との接続用の接続
板42が取り付けられている。
【0030】操作板65の一方の側端部は孔33cを介
して本体33の一方の外側方へ突出するとともに、操作
板65の他方の側端部は孔33eを介して本体33の他
方の外側方へ突出し、両側端部には各々操作孔65aが
設けられている。操作板65の上記一方の側端部の下端
部に沿って水平な押さえ板66(押さえ部)が設けられ
るとともに、他方の側端部には抜止め用のピン67が側
面33dに沿って設けられている。
【0031】本体33の上端部には、U字形の金具68
が軸69を介して取り付けられ、図示しないクレーンの
ロープ31がこの金具68に接続される。また、軸69
の下部及び操作板65の上部に各々支持板70、71が
配置され、両支持板70、71間にコイルばね47が縮
設されている。これにより、常時は、操作部材40がコ
イルばね47の付勢力で下方へ押圧され、揺動アーム5
2及び連結アーム54が本体33の外側方へ突出すると
ともに、押さえ板66の下面が揺動アーム52の当接面
52bに当接している。
【0032】吊り具63を外壁パネル1に接続する場
合、図14に示すように、コイルばね47の付勢力に抗
して操作板65を本体33に対し上動させると、第1の
実施の形態と同様に、揺動アーム52(及び連結アーム
54)が本体33内に収納される。この状態で、吊り具
63を外壁パネル1の縦フレーム3内に挿入した後、連
結アーム54を再度、本体33の外側方へ突出させ、図
15に示すように、揺動アーム52の当接面52bを上
フレーム4の上壁部4aの下面に当接させる。この場
合、第2の実施の形態では、押さえ板66が上壁部4a
の上面に当接し、揺動アーム52と押さえ板66とで上
壁部4aが上下から挟着されるので、外壁パネル1に対
する吊り具63の上下方向のがたつきが生じることがな
い。
【0033】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の請求項1
の吊り具は、裏面側に縦フレームと横フレームとが取り
付けられた外壁パネルに着脱自在に結合する吊り具であ
って、側面に切欠き部を有し上記縦フレーム内に挿入可
能な中空の本体と、この本体内に上下動自在に設けられ
た操作部材と、この操作部材の下方の本体内で一端部が
本体に回動自在に支持されその回動に伴って他端部が上
記切欠き部を介して本体外側方へ突出する突出位置と本
体内に収納される収納位置との間で揺動自在とされると
ともに上記突出位置において上記他端部が上記横フレー
ム内に係合可能な揺動アームと、一端部が上記本体内で
上記操作部材の下端部に回動自在に接続されるとともに
他端部が上記揺動アームの他端部に回動自在に接続され
た連結アームと、上記本体内に設けられ上記操作部材を
下方へ付勢することにより上記揺動アームを上記突出位
置側へ付勢する付勢手段とを備えたものであるから、上
記吊り具を外壁パネルに結合する際には、上記本体に対
し押え部材を上動させ、上記揺動アームの他端部を本体
内に退避させた状態で上記吊り具を上記縦フレーム内に
挿入し、この状態で本体を上動させることにより、揺動
アームの他端部を上記切欠き部を介して本体外側方へ突
出させ横フレーム内に係合させることにより上記吊り具
を外壁パネルに取り付けることができ、また、上記吊り
具を外壁パネルから取り外す際には、操作部材を本体に
対し相対的に上動させ、揺動アームの他端部を横フレー
ムから離脱させて本体内に退避させた状態で本体を縦フ
レームから抜き出すことができるので、外壁パネルに対
する吊り具の着脱をワンタッチで容易に行うことができ
る利点がある。
【0034】本発明の請求項2の吊り具は、請求項1の
構成において、上記操作部材には、上記切欠き部を介し
て本体の外側方へ突出する押さえ部が設けられ、上記揺
動アームが上記横フレーム内に係合した状態で該押さえ
部が上記横フレームの上部に当接するように位置決めさ
れているものであるから、上記揺動アームと上記押さえ
部とで横フレームを上下から挟着することにより、外壁
パネルに対する上記吊り具のがたつき等をなくして、吊
り具と外壁パネルとの結合状態を一層確実なものとする
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る吊り具を用い
て外壁パネルを吊り支持する様子を示す概略説明図。
【図2】上記吊り具を示す正面図。
【図3】上記吊り具を示す側面図。
【図4】図2のIV−IV線に沿う概略断面図。
【図5】上記吊り具の揺動アームを本体内に収納した状
態を示す正面図。
【図6】上記吊り具の揺動アームを本体内に収納した状
態を示す側面図。
【図7】上記吊り具を外壁パネルに接続する様子を示す
概略斜視図。
【図8】上記吊り具を外壁パネルの縦フレームに挿入し
た状態を示す概略垂直断面図。
【図9】上記吊り具の揺動アームを横フレームに係合し
た状態を示す概略垂直断面図。
【図10】図9のX−X線に沿う概略断面図。
【図11】本発明の第2の実施の形態の吊り具を示す正
面図。
【図12】上記第2の実施の形態の吊り具を示す側面
図。
【図13】上記第2の実施の形態の吊り具を示す底面
図。
【図14】本発明の第2の実施の形態の吊り具の揺動ア
ームを本体内に収納した状態を示す正面図。
【図15】上記第2の実施の形態の吊り具を外壁パネル
に係合した状態を示す概略垂直断面図。
【図16】外壁パネルの一例を示す斜視図。
【図17】上記外壁パネルを梁に接続した状態を示す概
略側面図。
【図18】従来の吊り具をトロリークレーンに接続した
状態を示す説明図。
【図19】上記従来の吊り具を外壁パネルに結合した状
態を示す概略側面図。
【符号の説明】
1 外壁パネル 3 縦フレーム 4 上端フレーム(横フレーム) 32、63 吊り具 33 本体 34c 孔(切欠き部) 40 操作部材 47 コイルばね(付勢手段) 52 揺動アーム 54 連結アーム 66 押さえ板(押さえ部)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 裏面側に縦フレームと横フレームとが取
    り付けられた外壁パネルに着脱自在に結合する吊り具で
    あって、 側面に切欠き部を有し上記縦フレーム内に挿入可能な中
    空の本体と、この本体内に上下動自在に設けられた操作
    部材と、この操作部材の下方の本体内で一端部が本体に
    回動自在に支持されその回動に伴って他端部が上記切欠
    き部を介して本体外側方へ突出する突出位置と本体内に
    収納される収納位置との間で揺動自在とされるとともに
    上記突出位置において上記他端部が上記横フレーム内に
    係合可能な揺動アームと、一端部が上記本体内で上記操
    作部材の下端部に回動自在に接続されるとともに他端部
    が上記揺動アームの他端部に回動自在に接続された連結
    アームと、上記本体内に設けられ上記操作部材を下方へ
    付勢することにより上記揺動アームを上記突出位置側へ
    付勢する付勢手段とを備えたことを特徴とする吊り具。
  2. 【請求項2】 上記操作部材には、上記切欠き部を介し
    て本体の外側方へ突出する押さえ部が設けられ、上記揺
    動アームが上記横フレーム内に係合した状態で該押さえ
    部が上記横フレームの上部に当接するように位置決めさ
    れていることを特徴とする請求項1記載の吊り具。
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