JPH0522617Y2 - - Google Patents

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JPH0522617Y2
JPH0522617Y2 JP1986017679U JP1767986U JPH0522617Y2 JP H0522617 Y2 JPH0522617 Y2 JP H0522617Y2 JP 1986017679 U JP1986017679 U JP 1986017679U JP 1767986 U JP1767986 U JP 1767986U JP H0522617 Y2 JPH0522617 Y2 JP H0522617Y2
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hydraulic cylinder
chuck
frame
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 この考案はサツシ枠の引き抜き装置に関し、建
築物の出入り口、窓等の開口部に取り付けられた
サツシ枠を一辺ずつ矩体から引き抜くのに用いら
れる。
従来の技術 従来、サツシ枠の引き抜きは、(1)はつり手段に
よるものと、(2)例えば、特開昭58−210275(特願
昭57−92849)号公報に開示されているように、
窓枠の対向する一組の部材間に取り付けられた引
き具を、これら引き具間の離間距離を調節しなが
ら窓枠の内方に牽引する装置を用いて行なわれて
いた。
考案が解決しようとする問題点 前記第1の手段では、サツシ枠の引きに抜きに
際し建築物の開口部周辺を破壊する範囲が広くな
るので、その修復に多くの手数と時間とを要す
る。
また前記第2の装置では、窓枠の相対する部材
間に牽引力を作用させた場合、部材のいずれか一
方が屈曲されるが、他方の部材はほとんど屈曲さ
れずにそのままの状態に残されることがある。こ
の場合、屈曲されなかつた部材に牽引力を作用さ
せることが難しくなるから、この部材を引き抜く
ためには、前記第1のはつり手段を用いるか、建
物の天井、床、あるいは壁等に牽引力を受けるべ
き部分を設定して、その部分と窓枠との間に、チ
エインブロツク等の牽引装置を作動せしめること
が必要になる。そのため、この装置によるときに
は、引き抜きに二度手間がかかるだけでなく、天
井、床、壁等を余分に損傷することがあり、最初
屈曲しなかつた部材に牽引力を受けさせるように
するための特別の工作に余分の部材と手数とを要
する。その上、引き具は牽引装置と一体に連結さ
れているため、装置の構成は複雑になり、取り扱
い操作も容易でなくなる不都合があつた。
不都合というのは、対象とする引き抜き装置が
サツシ枠の引き抜きを行うものであり、サツシ枠
は、建物の外壁に形成されているものがほとんど
であつて、作業場所はこの外壁のサツシ枠取付部
となり、極めて狭い幅の場所であることが多い。
しかも、サツシ枠は建物の鉄筋に対し溶接されて
いるものが殆どであるため、引き抜くためには、
相当強力に引つ張る必要がある。このため引き抜
き装置も丈夫なものであることを要求され、重量
もけつして軽くはない。
この重量の重い引き抜き装置を、狭い作業場所
において操作することは、危険を伴うことも多
く、しかも、引き抜き装置のサツシ枠への装着、
あるいは引き抜いた後の取り外し等の操作は細か
い作業となり、重い引き抜き装置を支えながら少
人数で行うことは困難である。このため従来この
作業のためには、3、4人という人数を必要とす
るもので、作業性が悪いだけではく、作業に要す
る費用も高くなつていた。
問題点を解決するための手段 この考案は前記問題点を解決するため、サツシ
枠の引き抜き装置を、中間枢支部より先端側に咬
止部間隔調整部材を備え、基端側に連結ピンで枢
支された2個のリンクが枢着されている咬止用チ
ヤツクと、このチヤツクの基端側連結ピンと着脱
可能なフツクをピストンロツドの先端に設けられ
た油圧シリンダー装置と、この油圧シリンダー装
置と一体に結合され両端部に突出部を備えた中間
くぼみ形の一対の押圧用フレームとにより構成し
たものである。
作 用 サツシ枠は、矩体から取り外ししようとする一
辺上の二点をサツシ枠内で支持されているから、
この二点支持された部材の中間部をサツシ枠の内
側に牽引すると、牽引力の反力は、取り外ししよ
うとする部材と当接する二つの突出部によつて受
け止められ、対向する他の部材の屈曲の影響は全
く受けなくなる。また、咬止用チヤツクは、油圧
シリンダー装置と着脱可能であるから、サツシ枠
の一辺への取り付け、取り外し操作は容易とな
る。
実施例 第1図ないし第3図は、この考案の一実施例で
ある。
サツシ枠の引き抜き装置は、サツシ枠Aの一辺
A1に取り付けられる咬止用チヤツク1と、この
チヤツク1に着脱可能な油圧シリンダー装置2
と、この装置2を保持する一対の押圧用フレーム
3,3とから構成されている。
チヤツク1は、2個の咬止片1a,1aが互の
中間部をピン4により枢支され、各咬止片1a,
1aは、先端側にサツシ枠Aへの咬止部1b,1
bが形成されている。チヤツク1の先端側には、
各咬止片1a,1aを貫通する締付けボルト5が
設けられており、この締付けボルト5の一端部に
締付けレバー6の基部が螺合されていて、締付け
レバー6を回動操作することのより、咬止片1
a,1aを閉成側へ締付けできるようにしてい
る。また、各咬止片1a,1aは、後端部の外側
にリンク7,7の一端がピン8,8によつて枢着
されており、これらのリンク7,7の他端は、間
隔9を設けた状態で連結ピン10により回動自在
に結合されている。
押圧用フレーム3は、左右対称で中間部がくぼ
み形の一対の側板3a,3aと、その上下の輪郭
線に沿つて溶接その他で固着された中空管3bと
で形成され、上下の中空管3b,3bの左右両端
部には、水平な取付け板11を介して半円形状の
突出部12がねじ13,13により取り付けられ
ている。各フレーム3は、側板3a,3aの中央
部上側の左右内面に溶接されたデイスタンスピー
ス14,14によつて一定間隔を保たれるととも
に、下側中央部の内面に少なくとも中空管3bよ
り内側に突出するようシリンダー取付け座15,
15が溶接されている。各側板3aには、中央部
とその左右両側の対称の位置に大きさの異なる複
数の開口16が設けられ、装置の取り扱いを容易
にするとともに軽量化がはかられている。しか
し、押圧用フレーム3の構成は、上記実施例のも
のに限定されない。
対向する各シリンダー取付け座15,15の間
には、油圧シリンダー2aの先端取付けねじ部と
螺合された図示しない連結部材が嵌合され、この
連結部材は、側板3aの外側から螺合されるねじ
17,17により、前記取付け座15を介して両
側板3a,3aに保持される。18は油圧シリン
ダー2aのねじ部に螺合された止めナツトで、こ
の止めナツト18が前記図示しない連結部材の下
面と接触する位置を調節することにより、フレー
ム3に対する油圧シリンダー2aの位置決めの微
調整が行なわれる。
油圧シリンダー2aとしては、その内底部に装
着されたばね19により、ピストンロツド2bが
常時押し出された状態になる引きシリンダータイ
プのものが用いられる。ピストンロツド2bの先
端ねじ部2cには、リンク7,7を結合している
連結ピン10に着脱し得るフツク20が螺合され
ており、カプラー21を介して油圧シリンダー2
aの上部側壁に結合された耐圧ホース22から油
圧シリンダー2a内に作動圧力油が供給されてい
る間だけ、フツク20は、ピストンロツド2bと
ともにばね19の付勢力に抗して油圧シリンダー
2aの方に移動され、チヤツク1に咬止されたサ
ツシ枠Aの一辺A1を枠内の方に牽引する。
次に、装置の動作について説明する。
先ず、チヤツク1の締付けレバー6を回動操作
して各咬止片1aの咬止部1b,1bを引き抜こ
うとするサツシ枠Aの一辺A1の中央部に取り付
ける。
次いで、半円形状の突出部12,12を一辺
A1に当接した状態で、フレーム3を第1図の紙
面に直角な前後方向に移動するから傾斜すると、
ばね19により油圧シリンダー2aから押し出さ
れているピストンロツド2bの先端のフツク20
は、リンク7,7間で連結ピン10に係合する。
この係合状態になつたのち、図示しないバルブ
操作によつて耐圧ホース22から油圧シリンダー
2a内に作動圧力油を供給すると、この圧力油に
よつてピストンロツド2bとともにフツク20が
ばね19の付勢力に抗して油圧シリンダー2aの
方に移動されるから、リンク7,7によつて締付
け力が強化された各咬止片1aは、サツシ枠Aの
一辺A1を確実に把持して枠内側に移動され、一
辺A1の中央部を内側に屈曲して矩体から引き抜
く。この場合、サツシ枠Aの一辺A1は、左右両
端を突出部12,12によつて二点支持されてい
るから、引き抜きは、安全な状態で行なわれる。
一辺A1が矩体から引き抜かれたのち、図示し
ないバルブの切換え操作によつて油圧シリンダー
2a内の作動油の圧力を下げると、ばね19の付
勢力によつてフツク20は、連結ピン10と係合
解除し得る位置に移動されるから、フレーム3を
チヤツク1から分離し、締付けレバー6をチヤツ
ク1の咬止部1b,1bの間隔が開く方向に回転
して、チヤツク1を屈曲された一辺A1から取り
外す。
上記操作をサツシ枠Aの残された他の各辺につ
いても行なうと、サツシ枠Aを一辺ずつ他の辺の
屈曲の有無に関係なく、簡単な操作によつて能率
良く引き抜くことができる。しかも、チヤツク1
は、フレーム3に保持された油圧シリンダー装置
2と着脱可能であるから、サツシ枠Aの各辺への
チヤツク1の取り付け、取り外し操作がきわめて
簡単になるだけでなく、装置の持ち運びや取り扱
いも著しく容易になる。
考案の効果 この考案は、咬止用チヤツクを油圧シリンダー
装置と着脱可能に構成するとともに、油圧シリン
ダー装置を両端部に突出部を備えた中間くぼみ形
の一対の押圧用フレームに保持させたものである
から、サツシ枠の各辺に対するチヤツクの取り付
け、取り外しが簡単になり、装置の持ち運びや取
り扱い操作を容易にするとともに、サツシ枠の引
き抜きを安全な状態で行なうことができるすぐれ
た実用的効果を奏する。
すなわち、細かい作業を要する、咬止用チヤツ
クをサツシ枠に咬止させる作業をあらかじめ行つ
ておくことができ、その後に、重量は大きいが設
置は比較的容易な油圧シリンダー装置を設置する
ことができる。そして、この油圧シリンダー装置
のピストンロツド先端のフツクを咬止用チヤツク
の基端側連結ピンに係合することにより、引き抜
き装置の設置作業を完了できる。
また、引き抜きを終えた後は、ピストンロツド
を少し緩め、フツクを連結ピンから外して重量の
大きい油圧シリンダー装置等を下ろした後に、咬
止用チヤツクをサツシ枠から外せばよいので、い
ずれの作業も安全に作業を行うことができる。
因みに、従来、作業者3、4人必要としていた
作業が、本願考案を適用することにより、1人で
も安全に行うことが可能となつた。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例の一部断面正面
図、第2図はフレームの部分を断面で示した第1
図の右側面図、第3図は手前側のフレームを除去
して示した第1図の要部拡大図である。 1……咬止用チヤツク、1b……咬止部、2…
…油圧シリンダー装置(2a……油圧シリンダ
ー、2b……ピストンロツド)、2c……先端ね
じ部、3……押圧用フレーム、4……中間枢支部
(ピン)、咬止部間隔調整部材(5……締付けボル
ト、6……締付けレバー)、7……リンク、10
……連結ピン、12……突出部、20……フツ
ク、A……サツシ枠。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 中間枢支部より先端側に咬止部間隔調節部材を
    備え、基端側に連結ピンで枢支された2個のリン
    クが枢着されている咬止用チヤツクと、 フツクが、ピストンロツドの先端に設けられた
    油圧シリンダー装置と、 この油圧シリンダー装置と一体に結合され、両
    端部に、ピストンロツド先端側に突出部を備えた
    中間くぼみ形の押圧用フレームとからなり、 油圧シリンダー装置のピストンロツドの先端に
    設けられたフツクが咬止用チヤツクの基端側連結
    ピンに着脱可能であることを特徴とする サツシ枠の引き抜き装置。
JP1986017679U 1986-02-10 1986-02-10 Expired - Lifetime JPH0522617Y2 (ja)

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JP1986017679U JPH0522617Y2 (ja) 1986-02-10 1986-02-10

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JPS62131084U JPS62131084U (ja) 1987-08-19
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59163077U (ja) * 1983-04-18 1984-10-31 近畿車輌株式会社 サツシ枠取外し装置

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JPS62131084U (ja) 1987-08-19

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