JPH0853875A - 側溝用蓋の脱着装置 - Google Patents

側溝用蓋の脱着装置

Info

Publication number
JPH0853875A
JPH0853875A JP21211494A JP21211494A JPH0853875A JP H0853875 A JPH0853875 A JP H0853875A JP 21211494 A JP21211494 A JP 21211494A JP 21211494 A JP21211494 A JP 21211494A JP H0853875 A JPH0853875 A JP H0853875A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lid
rod
jack
horizontal
truck
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP21211494A
Other languages
English (en)
Inventor
Noboru Wakamori
昇 若森
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
WAKAMORI GIKEN KK
Original Assignee
WAKAMORI GIKEN KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by WAKAMORI GIKEN KK filed Critical WAKAMORI GIKEN KK
Priority to JP21211494A priority Critical patent/JPH0853875A/ja
Publication of JPH0853875A publication Critical patent/JPH0853875A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Sewage (AREA)
  • Handcart (AREA)
  • Load-Engaging Elements For Cranes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】蓋の脱着作業を大きな人力を必要とせずに容易
に行うことができると共に、蓋を安定して移動させるこ
とができ、かつ種々の形態の側溝に適用し得る、側溝用
蓋の脱着装置を提供する。 【構成】台車上に配設したジャッキのロッド上端に、水
平吊り杆を介して一対の吊り具を配設し、吊り具のフッ
クを、例えばコンクリート製の蓋の両端部に係止させ、
ジャッキを作動させることによって、蓋を側溝から脱着
させる側溝用蓋の脱着装置において、台車の車輪を、一
方の列を水平面内で回転自在に、他方の列を側溝の溝方
向と直交する方向のみに回転移動し得るように配設す
る。フックによって持ち上げられた蓋は、例えば台車の
フレーム内に収納されて、側溝の溝と直交方向に退去さ
れる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、道路等の両側に設けら
れた側溝に被嵌されている、蓋を脱着させるための側溝
用蓋の脱着装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、道路等の両側には、U字溝やコン
クリート壁等による側溝が設けられ、この側溝の上面開
口部には、例えばコンクリート製の蓋が被嵌されてい
る。そして、側溝内の清掃等のために、この蓋を脱着さ
せるための脱着装置としては、例えば実公平3−366
4号公報に開示されている。この脱着装置は、4個の車
輪を有するフレーム本体に、昇降用ハンドルを配設し、
このハンドルに、昇降棒、昇降用ブラケットを介して、
一対のリンクを連結すると共に、リンクの支持部に吊り
具を取り付ける。
【0003】そして、昇降用ハンドルを回転させること
によって、昇降棒及び昇降用ブラケットを上下動させ、
この上下動に追従したリンクの動作によって、吊り具下
端のフックで蓋を挟んで側溝から取り外すと共に、フレ
ーム本体の一端側に設けた走行用ハンドルを押し下げる
ことによって、蓋を斜めに持ち上げて走行移動させるよ
うにしたものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この脱
着装置にあっては、脱着作業が重労働になると共に、取
り外した蓋を安定して移動させたり、種々の形態の側溝
に適用することが難しいという問題点があった。すなわ
ち、昇降用ハンドルを手によって水平面内で回転させる
ため、充分な腕力が必要になると共に、持ち上げられた
蓋の移動時に、走行用ハンドルを下方に押す力と、例え
ば手前側に引っ張る力が必要になり、脱着作業に大きな
人力を必要として、その作業が重労働になり易い。
【0005】また、台車の移動時に、蓋を斜めの状態で
移動させるため、蓋が不安定になり易く、例えば移動中
に蓋がフックから外れる等、安定した移動作業が難しく
なる。さらに、台車の4個の車輪は、側溝の溝方向に回
転移動するため、例えば、側溝の一方側(反道路側)に
塀等がある場合、台車を、蓋と共に側溝上から退去させ
ることが困難で、使用し得る側溝の形態が限定される
等、汎用性に欠けることになる。
【0006】本発明は、このような事情に鑑みてなされ
たもので、その目的は、蓋の脱着作業を大きな人力を必
要とせずに容易に行うことができると共に、蓋を安定し
て移動させることができ、かつ種々の形態の側溝に適用
し得る、側溝用蓋の脱着装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めに、請求項1記載の側溝用蓋の脱着装置は、枠状に形
成されて下面に少なくとも4個の車輪を有し、その一方
の列の車輪が水平面内で回転自在で、他方の列の車輪
が、側溝の溝方向と直交する方向にのみ移動し得る如く
配設された台車と、台車の上面の中央位置に配設された
ジャッキと、ジャッキのロッドの上端に連結された水平
吊り杆と、水平吊り杆の両端部分に配設され鈎状のフッ
クを有する吊り具とを具備し、フックを側溝の蓋の両端
部に係止させ、ジャッキで水平吊り杆を上下動させて、
蓋を側溝に対して脱着させることを特徴とする。
【0008】また、請求項2記載の脱着装置は、ジャッ
キが、蓋を、台車のフレーム内に収納する位置まで上昇
させ得ることを特徴とし、請求項3記載の脱着装置は、
吊り具が、水平吊り杆の長手方向に移動可能に配設され
ると共に、非使用時にフックを水平吊り杆に係止させ得
ることを特徴とする。また、請求項4記載の脱着装置
は、ジャッキの、ロッドの先端が、ハンドルを有するア
ジャスト機構を介して、水平吊り杆に連結されているこ
とを特徴とする。
【0009】
【作用】まず、請求項1記載の側溝用蓋の脱着装置によ
れば、側溝に被嵌された蓋上に台車を位置させ、蓋の両
端部に、吊り具のフックを係止させる。吊り具は、ジャ
ッキの上端に固定された水平吊り杆に連結され、ジャッ
キの作動によるロッド及び水平吊り杆の上昇によって、
フックを介して蓋を持ち上げる。この蓋は、台車と共に
持ち上げられたままの状態で、台車の例えば4隅に設け
た車輪の回転によって、側溝上から退去される。この
時、例えば塀側に位置する車輪が、側溝の溝方向と直行
する方向に回転可能であるため、道路側に位置する2個
の回転自在な車輪と共に、台車が側溝上から道路側に容
易かつ確実に退去される。
【0010】また、請求項2記載の脱着装置によれば、
ジャッキによって、蓋を台車のフレーム内に収納させる
ことができるため、台車の重心が低くなり、蓋のより安
定した移動が可能になる。また、請求項3記載の脱着装
置によれば、吊り具が、水平吊り杆に対して移動可能で
あるため、種々の大きさの蓋に対応でき、非使用時には
水平吊り杆に係止し得るため、煩雑性等が解消される。
また、請求項4記載の脱着装置によれば、アジャスト機
構により、ジャッキのロッド上端と水平吊り杆の位置関
係、すなわち吊り具の長さを微調整でき、蓋の厚さの違
い等に容易に対応できる。
【0011】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて詳
細に説明する。図1〜図3は、本発明に係わる側溝用蓋
の脱着装置を示し、図1が斜視図、図2が正面図、図3
が側面図である。図において、脱着装置1は、台車2
と、この台車2上に配設された油圧ジャッキ3と、この
油圧ジャッキ3の上端に固定された水平吊り杆4と、こ
の水平吊り杆4の両端部に連結された一対の吊り具5等
を有している。
【0012】台車2は、断面偏平な軽角形鋼を溶接する
ことによって、長方形状の枠状に形成されたフレーム7
を有し、このフレーム7の下面側の4隅には、プレート
8を介して、4個の車輪9a〜9d(9dは図5参照)
が配設されている。この車輪9a〜9dは、台車2の長
手方向の一端側に位置する2個の車輪9a、9bが、水
平面内で自由に回転し得る如く配設され、他端側の2個
の車輪9c、9dが、台車2の長手方向と直行する方向
にのみ回転自在に配設されている。車輪9a、9bに
は、ブレーキ10(図2参照)がそれぞれ設けられ、こ
のブレーキ10を下方に踏み込むことにより、車輪9
a、9bの、水平面内及び垂直面内での回転が規制され
る。
【0013】また、フレーム7の車輪9a、9b側の側
面には、「く」の字状に屈曲した固定パイプ11が溶接
等によってそれぞれ固定され、この固定パイプ11に
は、「コ」字状に屈曲したハンドル12の両端部が脱着
可能に嵌合されている。なお、フレーム7の開口7aの
大きさは、側溝Sに被嵌される蓋Fの外形より大きく設
定されると共に、フレーム7の高さも、蓋Fの厚さより
大きく設定され、後述する如く、持ち上げられた蓋F
が、このフレーム7内に完全収納される。
【0014】台車2の長手方向の上面中央位置には、軽
角形鋼等からなる取付板14が溶接等により固定され、
この取付板14の長手方向の中央位置には、上記油圧ジ
ャッキ3が固定されている。この油圧ジャッキ3は、ジ
ャッキ本体3aと、このジャッキ本体3aに出没可能に
配設されたロッド15と、油圧ポンプ16と、バルブ1
7(図2参照)等を有している。
【0015】油圧ポンプ16には、ハンドル嵌合筒18
が連結され、このハンドル嵌合筒18は、その後端部が
支持棒19の上端に連結されている。そして、この油圧
ジャッキ3は、ハンドル嵌合筒18にジャッキハンドル
20の一端を嵌合させて、その他端を上下動させると、
ハンドル嵌合筒18が支持棒19の上端を支点にして上
下動し、これにより、油圧ポンプ16が作動して、ジャ
ッキ本体3a内のロッド15が上昇する。なお、上昇し
たロッド15は、バルブ17を開けることによって下降
し、元の位置に復帰する。
【0016】油圧ジャッキ3のロッド15の上端には、
プレート22を介して水平吊り杆4が固定されている。
この水平吊り杆4は、軽角形鋼で形成され、台車2の長
さと略同一の長さを有し、その両端部には吊り具固定パ
イプ23が移動可能にそれぞれ嵌装されている。この吊
り具固定パイプ23の下面には、図2に示すように、フ
ック24がそれぞれ固定されると共に、水平吊り杆4
の、吊り具固定パイプ23の中央寄りの下面には、フッ
ク25がそれぞれ固定されている。
【0017】吊り具5は、例えば布製のベルト26と、
このベルト26の長さを調整するバックル27と、鈎状
のフック28(図2参照)等を有し、ベルト26の一端
を、吊り具固定パイプ23のフック24に係止させるこ
とにより、水平吊り杆4に連結されている。ベルト26
の他端に設けたフック28は、図4に示すように、ベル
ト固定部29と係止部30とを有し、ベルト固定部29
の孔29aには、ベルト26が貫通巻回されている。
【0018】また、係止部30は、「コ」字状に屈曲さ
れて、上辺30a及び下辺30bと、垂直壁30cから
なり、下辺30bの長さが上辺30aより若干長く形成
されると共に、上辺30aと30bの幅(垂直壁30c
の長さ)は、脱着しようとする蓋Fの厚さより若干大き
く設定されている。なお、吊り具5のフック28は、非
使用時には、水平吊り杆4のフック25に係止され、使
用時には、フック25から取り外される。
【0019】次に、この脱着装置1の使用方法の一例
を、図5に示す動作説明図に基づいて説明する。まず、
油圧ジッャキ3のロッド15が最下端に位置し、吊り具
5のフック28が水平吊り杆4のフック25に係止され
た状態において、固定パイプ11に嵌合されたハンドル
12を持って、台車2を作業位置まで移動させる。この
移動は、回転自在な車輪9a、9bによって方向性を変
えつつ移動させる。
【0020】そして、図5(A)の実線で示すように、
取り外す蓋Fの道路側に、ハンドル12が手前側になる
ようにして台車2を停止させる。この状態でハンドル1
2を側溝S側に押し、図5(A)の二点鎖線で示すよう
に、一方の列の車輪9c、9dを反道路側の側溝S1上
に位置させると共に、他方の列の車輪9a、9bを道路
側の側溝S2上に位置させ、車輪9a、9bのブレーキ
10を踏み込んで、その回転を規制し台車2を停止させ
る。なお、この時、取り外すべき蓋Fは、台車2のフレ
ーム7の開口7a内に位置することになる。
【0021】この状態で、図5(B)に示すように、つ
り具5のフック28を水平吊り杆4のフック25から取
り外し、フック28を蓋Fの両側に設けられた凹部Kに
入れて、蓋Fに係止させる。この時、各吊り具固定パイ
プ23を、水平吊り杆4に沿って移動させて、各吊り具
5の間隔を蓋Fの幅と略同一になるように調整する。ま
た、吊り具5の長さは、バックル27によって調整さ
れ、吊り具5のベルト26があまり弛まないようにする
と共に、必要に応じて、油圧ジャッキ3を作動させて高
さ調整を行い、吊り具5を緊張させる。
【0022】フック28が蓋Fに係止されたら、ハンド
ル嵌合筒18に嵌合されているジャッキハンドル20を
上下動させて、油圧ポンプ16を作動させ、ジャッキ本
体3aのロッド15を上昇させる。この操作は、ジャッ
キハンドル20の他端側を上下動するだけでよく、その
際、テコの原理により、ジャッキハンドル20の上下動
に大きな力は必要としない。ロッド15の上昇により、
これと一体となって、水平吊り杆4が上昇し、吊り具5
が上方に引っ張られ、フック28に係止された蓋Fが、
持ち上げられる。
【0023】蓋Fが持ち上げられ、図5(C)に示すよ
うに、台車2のフレーム7内まで上昇すると、この位置
で油圧ジャッキ3の作動を停止させる。これにより、蓋
Fは側溝Sから取り外される。そして、台車2の車輪9
a、9bのブレーキ10を解除し、ハンドル12を手前
に引っ張ると台車2が移動して、図5(D)に示すよう
に、側溝S上から道路側に退去される。この時、蓋Fは
台車2のフレーム7内に水平状態で完全収納されている
ため、台車2の一端を押し下げる必要もなく、車輪9a
〜9dは隣接する蓋F上を回転移動することになる。
【0024】側溝Sから退去した台車2は、回転自在な
車輪9a、9bの方向性を利用して適宜位置まで移動
し、油圧ジャッキ3のバルブ17を開けることにより、
フレーム7内に収納されている蓋Fが下降して、適宜の
図示しない台上に置かれ、台車2から取り除かれる。こ
の台車2により、次の蓋Fを、上記と同様にして取り外
す。そして、取り外した蓋Fは、上記と逆の作業によっ
て、側溝Sに再び被嵌される。
【0025】なお、側溝Sの清掃は、蓋Fを一つ置きに
取り外すだけで充分行うことができるため、台車2の車
輪9c、9dは取り除かれない蓋F上を移動し得るが、
例えば、連続して蓋Fを取り外す場合は、取り外した側
の側溝S上に適宜の仮のプレート(図示せず)を設置
し、このプレート上を、例えば車輪9b、9dが回転移
動するようにすれば良い。
【0026】このように、上記実施例においては、油圧
ジャッキ3を利用して蓋Fを脱着させるため、ジャッキ
ハンドル20を上下させる力は比較的小さくて良く、台
車2の移動も、押し下げ力等が不要でハンドル12の引
っ張り力だけで良い等、脱着作業に大きな人力を不要と
し、その作業を容易かつ楽に行うことができる。また、
吊り具5のフック28で持ち上げられた蓋Fは、台車2
のフレーム7内に完全収納された状態で移動させること
ができるため、台車2の重心位置が低くなって台車2が
安定すると共に、蓋Fを傾斜させることなく、持ち上げ
た水平状態のままで移動させることができ、蓋Fの安定
した移動が可能になる。その結果、移動中の蓋Fの台車
2からの落下等が防止され、作業の安全性が向上する。
【0027】さらに、台車2の一方の車輪9c、9d
を、側溝Sの溝方向と直行する方向に移動し得るように
し、他方の車輪9a、9bを回転自在に配設しているた
め、台車2を側溝Sの溝方向と直行する方向に移動させ
ることができ、例えば側溝Sの反道路側に塀等がある場
合でも、蓋Fを容易に脱着させることができる。その結
果、種々の形態の側溝Sに適用することができ、汎用性
の高い脱着装置1が得られる。
【0028】また、吊り具固定パイプ23が、水平吊り
杆4の長手方向に移動可能であるため、蓋Fの凹部K間
の幅に対する吊り具5の幅の調整が容易となり、フック
28を蓋Fに確実に係止させることができて、脱着作業
を簡単かつ確実に行うことができる。またさらに、吊り
具5は、脱着装置1を使用しない時には、フック28を
フック25に係止させることができるため、吊り具5に
よる煩雑性が解消されると共に、ハンドル12が脱着可
能に構成されているため、脱着装置1の保管等も容易に
なる。
【0029】なお、上記実施例においては、油圧ジャッ
キ3のロッド15の先端を、水平吊り杆4にプレート2
2によって固定したが、ロッド15とプレート22との
間に、図6に示すように、アジャスト機構32を配設し
ても良い。すなわち、ロッド15の上面に、ネジ付きの
ピストンロッド33を螺合させ、このピストンロッド3
3の上面に、回転盤34の下面の凹部34aを図示しな
いボルト等によって固定する。
【0030】また、回転盤34は、その上面にリング状
の突起34aが一体形成され、この突起34aが、プレ
ート22の下面に形成した凹部35の内面に摺接してい
る。さらに、回転盤34の中心には貫通孔38が穿設さ
れ、この貫通孔38内には、プレート22の上面に設け
た凹部37から、ボルト36が貫通している。このボル
ト36の先端には、ネジ部36aが形成され、このネジ
部36aが、ピストンロッド33の上面にねじ込み固定
されている。このボルト36によって、回転盤34を挟
む状態で、プレート22とピストンロッド33の上端が
所定の間隔で連結される。
【0031】そして、回転盤34の側面には、ハンドル
39が固定され、このハンドル39を回転させることに
より、回転盤34が回転し、この回転盤34の回転に追
従してピストンロッド33が回転して上下動する。ピス
トンロッド33の上下動により、突起34aに摺接して
いるプレート22が上下動し、水平吊り杆4の高さが調
整される。この時、プレート22は、凹部35が回転盤
34の突起34aに単に摺接しているのみであるため、
水平吊り杆4、すなわち、プレート22を手で押さえる
ことにより、その回転が規制される。また、回転盤34
は、プレート22の凹部35によって、水平方向への移
動も規制される。なお、図6において、符号40は、プ
レート22を水平吊り杆4に固定するためのボルトであ
る。
【0032】このように構成すれば、吊り具5のフック
28を蓋Fに係止させる際の、吊り具5の弛みをハンド
ル39の回転により微調整することができ、特に、厚さ
のみが少しずつ異なる蓋Fに適用すれば、吊り具5のバ
ックル27による長さ調整等をすることなく、直ちに使
用することができ、脱着作業がより容易になる。
【0033】なお、上記実施例においては、吊り具に布
製のベルトを使用したが、本発明はこれに何等限定され
ず、例えば樹脂製もしくは金属製のベルトやチェーン等
を使用することもできるし、その長さ調整もバックル式
に限らず、複数個の取付孔による調整等、他の適宜の機
構を採用し得る。また、上記実施例おける、フックの形
状もコ字状に限らず、C字状、L字状等の鈎状の適宜の
形状を採用し得るし、ジャッキも油圧ジャッキに限ら
ず、他の周知のジャッキを使用し得る。さらに、側溝用
の蓋として、鉄筋入りのコンクリート蓋や鉄板蓋にも適
用できるし、台車、アジャスト機構の構成、ハンドルの
形状等も一例であって、本発明の要旨を逸脱しない範囲
において、種々変更可能であることは言うまでもない。
【0034】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明の側溝用蓋
の脱着装置にあっては、ジャッキを利用することによっ
て大きな人力が不要となり、蓋の脱着作業を容易に行う
ことができると共に、蓋を持ち上げたままの状態で安定
して移動させることができる。また、台車が側溝の溝方
向と直行する方向に移動し得るため、例えば側溝の反道
路側に塀がある場合でも容易に使用することができ、汎
用性の高い脱着装置を得ることができる等の効果を奏す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わる側溝用蓋の脱着装置の斜視図
【図2】同その正面図
【図3】同その側面図
【図4】同吊り具のフックの斜視図
【図5】同その動作の一例を示す動作説明図
【図6】本発明に係わる脱着装置の他の実施例を示す要
部の断面図
【符号の説明】
1・・・・・・・・脱着装置 2・・・・・・・・台車 3・・・・・・・・油圧ジャッキ 4・・・・・・・・水平吊り杆 5・・・・・・・・吊り具 7・・・・・・・・フレーム 9a〜9d・・・・車輪 12・・・・・・・ハンドル 15・・・・・・・ロッド 16・・・・・・・油圧ポンプ 20・・・・・・・ジャッキハンドル 24、25、28・フック 26・・・・・・・ベルト 32・・・・・・・アジャスト機構 33・・・・・・・ピストンロッド 34・・・・・・・回転盤 39・・・・・・・ハンドル S・・・・・・・・側溝 F・・・・・・・・蓋 K・・・・・・・・凹部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B66F 5/04

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】枠状に形成されて下面に少なくとも4個の
    車輪を有し、その一方の列の車輪が水平面内で回転自在
    で、他方の列の車輪が、側溝の溝方向と直交する方向に
    のみ移動し得る如く配設された台車と、該台車の上面の
    中央位置に配設されたジャッキと、該ジャッキのロッド
    の上端に連結された水平吊り杆と、該水平吊り杆の両端
    部分に配設され鈎状のフックを有する吊り具とを具備
    し、前記フックを側溝の蓋の両端部に係止させ、前記ジ
    ャッキで水平吊り杆を上下動させて、前記蓋を側溝に対
    して脱着させることを特徴とする、側溝用蓋の脱着装
    置。
  2. 【請求項2】前記ジャッキは、前記蓋を、台車のフレー
    ム内に収納する位置まで上昇させ得ることを特徴とす
    る、請求項1記載の側溝用蓋の脱着装置。
  3. 【請求項3】前記吊り具は、水平吊り杆の長手方向に移
    動可能に配設されると共に、非使用時には前記フックを
    水平吊り杆に係止させ得ることを特徴とする、請求項1
    もしくは請求項2記載の側溝用蓋の脱着装置。
  4. 【請求項4】前記ジャッキは、ロッドの先端が、ハンド
    ルを有するアジャスト機構を介して、前記水平吊り杆に
    連結されていることを特徴とする、請求項1もしくは請
    求項2もしくは請求項3記載の側溝用蓋の脱着装置。
JP21211494A 1994-08-11 1994-08-11 側溝用蓋の脱着装置 Pending JPH0853875A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP21211494A JPH0853875A (ja) 1994-08-11 1994-08-11 側溝用蓋の脱着装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP21211494A JPH0853875A (ja) 1994-08-11 1994-08-11 側溝用蓋の脱着装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0853875A true JPH0853875A (ja) 1996-02-27

Family

ID=16617113

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP21211494A Pending JPH0853875A (ja) 1994-08-11 1994-08-11 側溝用蓋の脱着装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0853875A (ja)

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH1111887A (ja) * 1997-06-25 1999-01-19 Akira Ishihara 吊り上げ装置
JP2001048485A (ja) * 1999-08-12 2001-02-20 Nichias Corp 配管のジャッキアップ装置およびジャッキアップ方法
JP2006027831A (ja) * 2004-07-16 2006-02-02 Shinmaywa Engineerings Ltd 運搬台車
JP2006239265A (ja) * 2005-03-07 2006-09-14 Union Golf Kikaku:Kk ピッチャーズマウンドおよびピッチャーズマウンド用の運搬車
JP2006328928A (ja) * 2005-05-27 2006-12-07 Shinya Tanaka 側溝蓋設置機
CN106585694A (zh) * 2017-02-09 2017-04-26 温州捷高科技有限公司 一种便于装卸的物流货物承载移动装置
CN109160446A (zh) * 2018-10-23 2019-01-08 国网山东省电力公司昌乐县供电公司 电力开关柜转运拱抬车
JP2021167231A (ja) * 2020-04-09 2021-10-21 明和電機有限会社 ジャッキ装置、該ジャッキ装置用の台車及び治具

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH1111887A (ja) * 1997-06-25 1999-01-19 Akira Ishihara 吊り上げ装置
JP2001048485A (ja) * 1999-08-12 2001-02-20 Nichias Corp 配管のジャッキアップ装置およびジャッキアップ方法
JP2006027831A (ja) * 2004-07-16 2006-02-02 Shinmaywa Engineerings Ltd 運搬台車
JP2006239265A (ja) * 2005-03-07 2006-09-14 Union Golf Kikaku:Kk ピッチャーズマウンドおよびピッチャーズマウンド用の運搬車
JP2006328928A (ja) * 2005-05-27 2006-12-07 Shinya Tanaka 側溝蓋設置機
CN106585694A (zh) * 2017-02-09 2017-04-26 温州捷高科技有限公司 一种便于装卸的物流货物承载移动装置
CN109160446A (zh) * 2018-10-23 2019-01-08 国网山东省电力公司昌乐县供电公司 电力开关柜转运拱抬车
JP2021167231A (ja) * 2020-04-09 2021-10-21 明和電機有限会社 ジャッキ装置、該ジャッキ装置用の台車及び治具

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CA1276006C (en) Apparatus for operating manhole cover
US6945742B2 (en) Portable manhole cover remover
KR101921289B1 (ko) 핸드 파레트용 케이블드럼 지그 플레이트
JPH0853875A (ja) 側溝用蓋の脱着装置
JPH01226427A (ja) バッテリフォークリフト用バッテリケース
IE903443A1 (en) Manhole cover lifting device
JPH094037A (ja) コンクリート製側溝蓋の挾持装置の構造
JPH0339340Y2 (ja)
JP2569973B2 (ja) 昇降荷受け部を有する荷取り扱い装置
JPH0718706Y2 (ja) パネル搬送用台車
JP2585135B2 (ja) 昇降荷受け部を有する荷取り扱い装置
JPH0649585Y2 (ja) 覆工板着脱装置
JPH0543031Y2 (ja)
JPS6225514Y2 (ja)
JPH0735842Y2 (ja) 枕木吊上げ器
JPH0738361Y2 (ja) 角落し吊上げ用フックの着脱装置
JPS5820633Y2 (ja) カウンタウエイトの取脱し装置
JPH0624410Y2 (ja) 止水板の昇降装置
JP3076682U (ja) 昇降式養生装置
JPH0445967Y2 (ja)
JP2001115542A (ja) 側溝蓋板の脱着運搬装置
JP2501404Y2 (ja) 側溝蓋上機
JPH0649584Y2 (ja) 覆工板着脱装置
CN115872335A (zh) 一种下沉式井盖杠杆式维修车
JPH037070Y2 (ja)