JPH037070Y2 - - Google Patents

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JPH037070Y2
JPH037070Y2 JP1729786U JP1729786U JPH037070Y2 JP H037070 Y2 JPH037070 Y2 JP H037070Y2 JP 1729786 U JP1729786 U JP 1729786U JP 1729786 U JP1729786 U JP 1729786U JP H037070 Y2 JPH037070 Y2 JP H037070Y2
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JP
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ladle
hook
tilting
support
safety pin
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JP1729786U
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JPS62131772U (ja
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  • Casting Support Devices, Ladles, And Melt Control Thereby (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、金属精錬等で溶融物を収納運搬する
取鍋の傾動吊具の安全装置に関するものである。
(従来の技術) 従来、金属精錬等で用いられる取鍋の傾動機構
は、第5図に示す如く取鍋5の底面裏側に傾動支
点10を設けて吊ロツド12を軸支し、その先端
にリンク状の傾動吊具1を軸合した構造である。
取鍋5を使用しない場合は、取鍋側面に突設する
支持アーム6に傾動吊具1を装入して支持アーム
6の突出先端の水平なピン孔13にピン(図示せ
ず)を挿通して傾動吊具の倒れ防止が行なわれて
いる。取鍋5の運搬及び傾動は、取鍋5の側面に
設けるトラニオン14に天井クレーンから垂下す
る主捲フツク15を掛けて運搬し、傾動する場合
は、該ピン孔13よりピンを抜き取つて該天井ク
レーンから垂下する補捲フツク16を傾動吊具1
に掛け、主捲フツク15で吊つた状態で補捲フツ
ク16を捲き上げればトラニオン14を支点とし
て傾動する。
なお、取鍋5を土間等に据置く場合は、補捲フ
ツク16を下げて取鍋5を垂直にすることにより
傾動吊具1に内設する支持軸17が支持アーム6
の凹部に落ち込み傾動吊具1を垂直に保持させて
卸し、フツク15,16を取外す。
しかし、傾動吊具1は、支持軸17のみでの保
持は他の物体の衝突等で倒れることがあるため通
常前述の如く傾動吊具1より突出する支持アーム
6の突出する先端のピン孔13にピンを挿入した
安全対策が行なわれている。
(考案が解決しようとする問題点) 従つて、取鍋5の使用前後には、クレーン運転
手の外ピンを脱着する要員を必要とする外、ピン
の脱落等が予測されるためその点検を必要とする
など、特に大規模の工場ではその専任者を必要と
する欠点があつた。よつて省力化及び安帯対策面
から上述ピン脱着及び点検を要することなく、確
実にかつ安全にクレーン操作のみで傾動吊具1の
安全保持を計る装置が要望されるに至つた。
(問題点を解決するための手段) 本考案は、上述要望に答えんとする取鍋傾動吊
具の安全装置を提供せんとするもので、その構成
の要旨は、傾動吊具1の上端両側それぞれに取付
けた支持筒4内にスプリング2によつて下方に付
勢した支持棒3を昇降自在に内蔵し、該支持棒3
間にフツク受板10を懸架するとともに、同フツ
ク受板に傾動吊具1に沿つて垂下されかつ取鍋5
の側面に突設する支持アーム6の先端に設けた貫
通孔7を貫入する安全ピン8を吊環9で軸支せし
めたことを特徴とする取鍋傾動吊具の安全装置、
補捲フツク16の装着によつてその先端でフツク
受板10を押上げて、安全ピン8を貫通孔7より
抜き取り、又補捲フツク16を取外すことにより
スプリング2の張力で安全ピン8を貫通孔に強制
的に挿入し固定させる構造である。
(作用) 従つて、本考案の装置を装着した取鍋5のトラ
ニオン14に主捲フツク15を掛けて補捲フツク
16を傾動吊具1の吊ピース20に掛けて補捲フ
ツクを捲上げれば、フツク先端がフツク受板10
を押し上げるため、支持棒3と安全ピン8は押し
上げられて安全ピン8の先端部は支持アーム6の
貫通孔7より抜け出す。
次に主捲フツク15及び補捲フツク16を捲き
上げれば取鍋5は吊り上げられると同時に、傾動
吊具1を支持する支持軸17が支持アーム6の凹
部より抜出し、取鍋5を傾動せんとするときは、
補捲フツク16を捲き上げながら後退することに
よりトラニオン14を支点として傾動する。
又、安全ピン8の装着は、取鍋5を土間等へ卸
し、更に補捲フツク16を取外せば、前述安全ピ
ン8の抜取りと逆の作用で安全ピン8は自重の外
スプリングの力によつて確実に貫通孔7に装入さ
れ、しかも装着後の脱落も全くない。フツク受板
10に安全ピン8を吊環9で軸合としたのは、補
捲フツク15の押上げ位置のずれでフツク受板1
0が水戸に押上げられない場合、安全ピン8に加
わる歪を防止するためである。又保持筒19は安
全ピン8の先端が確実に貫通孔7に装入されるた
めのガイドで安全ピン8が押し上げられたときも
安全ピン8を保持する。
(実施例) 本考案の機構を実施例によつて更に詳しく説明
する。
実施例に用いた取鍋は、製鉄所の転炉精錬に用
いられる既存の約300tの溶鋼を収納する受鋼鍋で
ある。
実施例の方1〜4図に示す如く、本考案の装置
は、傾動吊具1の上部両側に支持筒4を固定し、
支持筒4には、スプリング2で支持筒床面へ押圧
しかつ上部突出開孔18に先端を突出自在とした
支持棒3を内蔵し、なお支持棒3の先端にフツク
受板10を取付ける。フツク受板10には、傾動
吊具1の表面中心線に沿つて垂下する安全ピン8
を吊環9を設けて軸支し、安全ピン8の先端部位
には傾動吊具1に取付けた保持筒19を設けて安
全ピン8を貫通させ、なお取鍋5に突設する支持
アーム6の先端に設けた垂直に穿孔した貫通孔7
に安全ピン8の先端が該スプリング2の伸長にお
いて貫入する構造である。
なお、安全ピン8が貫通孔7に貫入する長さは
ほぼ支持棒3が押上げられる長さと同じで、その
長さは補捲フツク16を傾動吊具1に装着したと
きのフツク先端でフツク受板10を押上げる長さ
の範囲で設定する。又支持筒4の取付位置は、補
捲フツク16を傾動吊具1に装着したときのフツ
ク先端位置もしくはやや吊環9と反対側に寄つた
位置で、傾動吊具1の吊ピース20と平行となる
位置に電溶或いは取付部材等を用いて固定する。
本装置の大きさは取鍋5の大きさによつて異なる
が、実施例においては、支持筒4の長さが60cm、
安全ピンの長さが180cmのものを使用した。
(考案の効果) 上述の如く、本考案は天井クレーンの操作のみ
で傾動吊具の脱着を確実に行なうと共に装着後外
れることが全くなくなり、しかも簡単な機構から
なるため既存取鍋への装着が容易である外、堅固
に作る事が可能である、従つて金属精錬業界の省
力及び安全装置として有用なものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案実施例の側面図、第2図は傾動
吊具1の部分正面図、第3図は第2図のA−A線
に沿つた断面図、第4図に支持筒4の拡大断面
図、第5図は従来の取鍋5の説明側面図である。 1……傾動吊具、2……スプリング、3……支
持棒、4……支持筒、5……取鍋、6……支持ア
ーム、7……貫通孔、8……安全ピン、9……吊
環、10……フツク受板、11……傾動支点、1
2……吊ロツト、13……ピン孔、14……トラ
ニオン、15……主捲フツク、16……補捲フツ
ク、17……支持軸、18……突出開孔、19…
…保持筒、20……吊ピース。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 傾動吊具1の上端両側それぞれに取付けた支持
    筒4内にスプリング2によつて下方に付勢した支
    持棒3を昇降自在に内蔵し、該支持棒3間にフツ
    ク受板10を懸架するとともに、同フツク受板に
    傾動吊具1に沿つて垂下されかつ取鍋5の側面に
    突設する支持アーム6の先端に設けた貫通孔7を
    貫入する安全ピン8を吊環9で軸支せしめたこと
    を特徴とする取鍋傾動吊具の安全装置。
JP1729786U 1986-02-08 1986-02-08 Expired JPH037070Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1729786U JPH037070Y2 (ja) 1986-02-08 1986-02-08

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1729786U JPH037070Y2 (ja) 1986-02-08 1986-02-08

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS62131772U JPS62131772U (ja) 1987-08-20
JPH037070Y2 true JPH037070Y2 (ja) 1991-02-21

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ID=30809923

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JP1729786U Expired JPH037070Y2 (ja) 1986-02-08 1986-02-08

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JPS62131772U (ja) 1987-08-20

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