JPH11129798A - 乗り物に使用されるシート - Google Patents

乗り物に使用されるシート

Info

Publication number
JPH11129798A
JPH11129798A JP31134297A JP31134297A JPH11129798A JP H11129798 A JPH11129798 A JP H11129798A JP 31134297 A JP31134297 A JP 31134297A JP 31134297 A JP31134297 A JP 31134297A JP H11129798 A JPH11129798 A JP H11129798A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cushion
seat
child
frame
junior
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP31134297A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasuyuki Ito
康行 伊藤
Genjiro Takagi
源次郎 高城
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tachi S Co Ltd
Original Assignee
Tachi S Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tachi S Co Ltd filed Critical Tachi S Co Ltd
Priority to JP31134297A priority Critical patent/JPH11129798A/ja
Publication of JPH11129798A publication Critical patent/JPH11129798A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Seats For Vehicles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ジュニアにも、また、チャイルドにも適合可
能にしてそれに安全性を確保する。 【解決手段】 前後に分割されるジュニア・クッション
21およびチャイルド・クッション22をクッション・
フレーム20の上に配置するシート・クッション11
と、前後に移動可能にされてそのシート・クッション1
1のそのクッション・フレーム20に支持されるシート
・バック12と、そのクッション・フレーム20の前側
に支持され、そして、そのジュニア・クッション21を
そのクッション・フレーム20の上に前倒しさせてその
チャイルド・クッション22の前に並べ、また、そのジ
ュニア・クッション21をそのチャイルド・クッション
22の上に持ち上げるスイング機構14と、そのクッシ
ョン・フレーム20の後側に支持され、そして、そのチ
ャイルド・クッション22をそのクッション・フレーム
20より上に持ち上げ、また、そのチャイルド・クッシ
ョン22をそのクッション・フレーム20の上に下すリ
フト機構15とを含む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の関係する分野】この発明は、乗り物、例えば、
乗用車、ワゴン、レクリエーショナル・ビークルなどに
活用され、そして、ジュニアにも、また、チャイルドに
も適応可能にするところのシートに関する。
【0002】
【背景技術】最近、乗用車はパセンジャ・シート(フロ
ント・シート・レフト)に、また、ワゴンやレクリエー
ショナル・ビークルは前側に据え付けられるシートにチ
ャイルド・シートを備える傾向にある。そのシートはそ
のチャイルド・シートをシート・バックの背裏に組み込
み、そのシート・バックを前に移動させてそのチャイル
ド・シートをそのシート・バックの背裏に取り出してセ
ットし、そして、チャイルドにそのチャイルド・シート
を活用可能にするのが一般である。そのようにして、そ
のシートはチャイルドに適用される反面、形状・寸法
上、ジュニアに適合されないのが通常である。
【0003】
【発明の課題】この発明の課題は、ジュニアにも、ま
た、チャイルドにも適合可能にしてそれに安全性を確保
するところの乗り物に使用されるシートの提供にある。
【0004】
【課題に相応する手段およびそれの作用】この発明は、
前後に分割されるジュニア・クッションおよびチャイル
ド・クッションをクッション・フレーム上に配置するシ
ート・クッションと、前後に移動可能にされてそのシー
ト・クッションのそのクッション・フレームに支持され
るシート・バックと、そのクッション・フレームの前側
に支持され、そして、そのジュニア・クッションをその
クッション・フレームの上に前倒しさせてそのチャイル
ド・クッションの前に並べ、また、そのジュニア・クッ
ションをそのチャイルド・クッションの上に持ち上げる
スイング機構と、そのクッション・フレームの後側に支
持され、そして、そのチャイルド・クッションをそのク
ッション・フレームより上に持ち上げ、また、そのチャ
イルド・クッションをそのクッション・フレームの上に
下すリフト機構とを含み、そして、先ず、そのジュニア
・クッションおよびチャイルド・クッションがそのクッ
ション・フレームの上に前後に並べてそのシート・クッ
ションに組み立てられ、そして、そのシート・バックが
後に移動されると、通常シートに活用可能になり、ま
た、そのジュニア・クッションがそのスイング機構でそ
の通常シートの状態からそのチャイルド・クッションの
上に持ち上げられると、ジュニア・シートに活用可能に
なり、さらに、そのシート・バックがその通常シートの
状態から前に移動され、そして、そのチャイルド・クッ
ションがそのリフト機構でそのクッション・フレームよ
り上に持ち上げられると、チャイルド・シートに活用可
能になる。
【0005】
【具体例の説明】以下、特定されて図示された具体例に
基づいて、この発明の乗り物に使用されるシートを説明
するに、図1ないし図14は、乗用車のフロント・シー
ト・レフトに具体化されるところのこの発明の乗り物に
使用されるシートの具体例10を示し、そして、このフ
ロント・シート・レフト10では、シート・クッション
11が、前後に分割されるジュニア・クッション21お
よびチャイルド・クッション22をクッション・フレー
ム20の上に配置するところの構造に組み立てられ、ま
た、左右のサイド・フレーム16,16が、そのクッシ
ョン・フレーム20の左右の側面24,24に向かい合
って配置されてそのクッション・フレーム20を支持
し、さらに、シート・バック12が、前後に移動可能に
されてその左右のサイド・フレーム16,16に支持さ
れ、またさらに、スイング機構14が、そのクッション
・フレーム20の前側に支持され、そして、そのジュニ
ア・クッション21をそのクッション・フレーム20の
上に前倒しさせてそのチャイルド・クッション22の前
に並べ、また、そのジュニア・クッション21をそのチ
ャイルド・クッション22の上に持ち上げ、さらには、
リフト機構15が、そのクッション・フレーム20の後
側に支持され、そして、そのチャイルド・クッション2
2をそのクッション・フレーム20より上に持ち上げ、
また、そのチャイルド・クッション22をそのクッショ
ン・フレーム20の上に下す。
【0006】そのシート・クッション11は、そのジュ
ニア・クッション21およびチャイルド・クッション2
2に前後に分割されてそのジュニア・クッション21お
よびチャイルド・クッション22をそのクッション・フ
レーム20の上に前後に並べ、そして、そのクッション
・フレーム20でその左右のサイド・フレーム16,1
6間に支持されて通常シートにも、ジュニア・シートに
も、また、チャイルド・シートにも活用可能にする。そ
のクッション・フレーム20は、板金でプレス成形さ
れ、そして、それの左右のフレーム・サイド23,23
は、それぞれパッドを組み付けてそのパッドの上からカ
バーを被せて仕上げられる。一方、そのジュニア・クッ
ション21およびチャイルド・クッション22は、それ
ぞれ板金構造のフレームにパッドを組み付け、そして、
そのパッドの上からカバーを被せてそのカバーをそのフ
レームに止めて仕上げられる。
【0007】その左右のサイド・フレーム16,16
は、周囲から補強フランジ33を側面に突き出し、そし
て、下端においてその補強フランジ33を部分的に伸長
させてマウント・フランジ34,34を形成するところ
の板金のプレス成形でガイド・レール35,35がその
クッション・フレーム20のそのフレーム・サイド2
3,23の上端を巻き込んで上方に位置されるところで
上端に突き出されて側面に溶接される。そして、その左
右のサイド・フレーム16,16は、そのマウント・フ
ランジ34,34をその対応するレッグ17,17の上
にボルト締めされてその左右のレッグ17,17の上に
固定的に支持され、そして、そのシート・クッション1
1およびシート・バック12をその左右のレッグ17,
17に取り付ける。すなわち、そのシート・クッション
11は、その左右のサイド・フレーム16,16間に支
持され、また、そのシート・バック12は、リクライニ
ング・デバイス37およびフリー・ヒンジ38でそのガ
イド・レール35,35間に前後に移動可能に組み付け
られてその左右のサイド・フレーム16,16間に支持
され、そして、その前後の移動位置でそのガイド・レー
ル35,35にロック可能にされる。
【0008】さらに具体的には、そのガイド・レール3
5,35は、板金をチャンネル形にプレス成形し、そし
て、スロット36,36を前後に伸長させて側面に開口
させ、そして、そのリクライニング・デバイス37およ
びフリー・ヒンジ38を前後に移動可能に組み付け可能
にする。さらに詳細には、そのリクライニング・デバイ
ス37およびフリー・ヒンジ38がコネクティング・ロ
ッド41で互いに連結され、インターロック・ケーブル
42で互いに連動され、そして、そのリクライニング・
デバイス37が、シート・クッション・ヒンジ・ブラケ
ット39のピン上に回転可能に支持されて組付けに用い
られるローラを備え、一方、そのフリー・ヒンジ38が
ピン上に回転可能に支持されて組付けに用いられるロー
ラを備えるので、そのガイド・レール35,35は、そ
のリクライニング・デバイス37およびフリー・ヒンジ
38のピンをそのスロット36,36に通してそのロー
ラをはめ込んでそのリクライニング・デバイス37およ
びフリー・ヒンジ38を組み付け、そして、そのシート
・バック12を前後に移動可能に支持し、そして、その
シート・バック12をその前後の移動位置にロック可能
にする。
【0009】そのように、そのサイド・フレーム16,
16は、そのガイド・レール35,35を用いることに
よってそのリクライニング・デバイス37およびフリー
・ヒンジ38付近のそのシート・バック12をそのシー
ト・クッション11に組み合わせ、そして、そのレッグ
17,17に容易に取り付け可能にする。勿論、そのサ
イド・フレーム16,16は、そのレッグ17,17に
組み付けられた状態でレッグ・カバー82,82が被せ
られる。
【0010】そのシート・バック12は、バック・フレ
ーム25にパッド26を組み付け、そのパッド26の上
からカバー27を被せ、そして、背裏にチャイルド・バ
ック29を組み付けるところの構造に仕上げられ、そし
て、左のフレーム・サイド28がそのリクライニング・
デバイス37のシート・バック・ヒンジ・ブラケット4
0に、右のフレーム・サイド28がそのフリー・ヒンジ
38にそれぞれ結合される。この場合、そのチャイルド
・バック29は、パネル30、パッド31、およびカバ
ー32を組み合わせて仕上げられる。
【0011】そのスイング機構14は、スイング・アー
ム46がシャフト45に一体的に支持される構造に組み
立てられ、そして、そのジュニア・クッション21がそ
のスイング・アーム46の先端に上下方向に揺動可能に
取り付けられる。そして、このスイング機構14は、そ
のスイング・アーム46がそのシャフト45を中心に揺
動され、そのジュニア・クッション21をそのクッショ
ン・フレーム20の上に前倒しさせてそのチャイルド・
クッション22の前に並べ、また、そのジュニア・クッ
ション21をそのチャイルド・クッション22の上に持
ち上げるところの機能を果たす。
【0012】そのシャフト45は、所定の長さに切断さ
れたパイプ・シャフトでそのクッション・フレーム20
の前方に位置決めされ、そして、そのフレーム・サイド
23,23から互いに向かい合って突き出されてそのフ
レーム・サイド23,23に固定的に取り付けられると
ころの左右のボルト・ピンに両端をはめ合わせてその左
右のボルト・ピン間に回転可能に支持される。一方、そ
のスイング・アーム46は、パイプをU字形に折り曲げ
て両端でそのパイプ・シャフト45に溶接され、そし
て、複数のパイプ・クリップでそのジュニア・クッショ
ン21を先端のバー部分47に止める。そして、このス
イング・アーム46は、そのジュニア・クッション21
がセット操作される際、そのパイプ・シャフト45を中
心に揺動されてそのジュニア・クッション21を通常シ
ートおよびジュニア・シートの状態に案内する。勿論、
その通常シートは、そのジュニア・クッション21がそ
のクッション・フレーム20の上に前倒しされてそのチ
ャイルド・クッション22の前に並べられる状態であ
り、また、そのジュニア・シートは、そのジュニア・ク
ッション21がそのチャイルド・クッション22の上に
持ち上げられる状態である。
【0013】さらに、このスイング機構14は、そのジ
ュニア・クッション21をその通常シートおよびジュニ
ア・シートの状態にロックするところのジュニア・クッ
ション・ロック48を備える。そのジュニア・クッショ
ン・ロック48は、フロント・キャッチャ49、リア・
キャッチャ50、フロント・ストライカ51、リア・ス
トライカ52、フロント・キャッチャ・リターン・スプ
リング、リア・キャッチャ・リターン・スプリング、お
よびストラップ53で構成される。
【0014】そのフロント・キャッチャ49およびリア
・キャッチャ50は、そのパイプ・シャフト45の後方
に隣接されてそのクッション・フレーム20の上に前後
に並べて配置される。具体的には、そのフロント・キャ
ッチャ49は、左右のフロント・ブラケット56,56
間に回転可能に支持されるところのフロント・ピン55
に固定的に支持されて首振り可能にされる。同様に、そ
のリア・キャッチャ50は、左右のリア・ブラケット5
8,58間に回転可能に支持されるところのリア・ピン
57に固定的に支持されて首振り可能にされる。
【0015】そのフロント・ストライカ51は、U字形
に折り曲げられる細いロッドで左右方向に伸長されて両
端でそのパイプ・シャフト45上に溶接され、一方、そ
のリア・ストライカ52は、同様にU字形に折り曲げら
れる細いロッドで左右方向に伸長されてそのジュニア・
クッション21の裏面に配置され、そして、そのジュニ
ア・クッション21のそのフレームにねじ止めされる。
【0016】そのフロント・キャッチャ・リターン・ス
プリングは、コイル・スプリングでそのコイル・スプリ
ングは、そのフロント・ピン55に巻き付けられて支持
され、そして、一端をそのフロント・キャッチャ49
に、他端をその左のフロント・ブラケット56にそれぞ
れ引っ掛けて用いられている。同様に、そのリア・キャ
ッチャ・リターン・スプリングは、コイル・スプリング
でそのコイル・スプリングは、そのリア・ピン57に巻
き付けられて支持され、そして、一端をそのリア・キャ
ッチャ50に、他端をその左のリア・ブラケット58に
それぞれ引っ掛けて用いられている。
【0017】そのストラップ53は、つけ根がそのフロ
ント・キャッチャ49およびリア・キャッチャ50に止
められてグリップ54がそのクッション・フレーム20
の前面に引き出されるところでそのフロント・キャッチ
ャ49およびリア・キャッチャ50につながれ、そし
て、そのフロント・キャッチャ49がそのフロント・ス
トライカ51から、そのリア・キャッチャ50がそのリ
ア・ストライカ52からそれぞれ同時に外されるところ
の操作を可能にする。
【0018】そのリフト機構15は、互いに交差する長
いリンク60および短いリンク61をピン62で回転可
能に結合する一対のパンタグラフ59,59を用い、そ
して、そのチャイルド・クッション22をその通常シー
トおよびチャイルド・シートの状態にロックするチャイ
ルド・クッション・ロック71を備える。勿論、その通
常シートの状態は、そのチャイルド・クッション22が
そのクッション・フレーム20の上に下され、また、そ
のチャイルド・シートの状態は、そのチャイルド・クッ
ション22がそのクッション・フレーム20より上に持
ち上げられるところである。
【0019】その一対のパンタグラフ59,59は、そ
の長いリンク60がそのクッション・フレーム20にも
また、そのチャイルド・クッション22にも前後に摺動
可能で回転可能に結合され、そして、その短いリンク6
1がそのクッション・フレーム20にもまた、そのチャ
イルド・クッション22にも位置的に固定されて回転可
能に結合されるところでそのクッション・フレーム20
上に支持され、そして、そのクッション・フレーム20
にそのチャイルド・クッション22をシフトアップおよ
びシフトダウン可能にする。
【0020】その長いリンク60,60は、下端をその
クッション・フレーム20のその左右のフレーム・サイ
ド23,23に前後に摺動可能で回転可能に結合し、そ
して、上端をそのチャイルド・クッション22に前後に
摺動可能で回転可能に結合する。具体的には、その長い
リンク60,60のその下端は、その左右のフレーム・
サイド23,23のスロット64,64に両端をはめ合
わせてその左右のフレーム・サイド23,23間に支持
されるところのコモン・シャフト63に回転可能に支持
され、また、その長いリンク60,60の上端は、その
チャイルド・クッション22の左右のスロット66,6
6にはめ合わせられてそのチャイルド・クッション22
に支持されるところの左右のピン65,65に回転可能
に支持される。
【0021】一方、その短いリンク61,61は、下端
をそのクッション・フレーム20に回転可能に結合し、
そして、上端をそのチャイルド・クッション22に回転
可能に結合する。具体的には、その短いリンク61,6
1の下端は、そのクッション・フレーム20の上のブラ
ケット68,68にピン67,67で回転可能に結合さ
れ、また、その短いリンク61,61の上端は、そのチ
ャイルド・クッション22の下面に突き出されるブラケ
ット70,70にピン69,69で回転可能に結合され
る。
【0022】そのチャイルド・クッション・ロック71
は、左右のキャッチャ72,72、左右のリフトダウン
・ストライカ73,73、左右のリフトアップ・ストラ
イカ74,74および左右のキャッチャ・リターン・ス
プリング75,75およびストラップ76で構成され
る。
【0023】その左右のキャッチャ72,72は、その
長いリンク60,60に寄せられてそのコモン・シャフ
ト63の上に回転可能に支持され、そして、そのコモン
・シャフト63のまわりに揺動可能にされる。
【0024】その左右のリフトダウン・ストライカ7
3,73は、ロッドが用いられ、そして、そのチャイル
ド・クッション22がリフトダウン状態に置かれる際の
その左右のキャッチャ72,72に対応する位置でその
クッション・フレーム20に固定的に配置され、一方、
その左右のリフトアップ・ストライカ74,74は、同
様にロッドが用いられ、そして、そのチャイルド・クッ
ション22がリフトアップ状態に置かれる際のその左右
のキャッチャ72,72に対応する位置でそのクッショ
ン・フレーム20に固定的に配置される。
【0025】その左右のキャッチャ・リターン・スプリ
ング75,75は、コイル・スプリングでそのコイル・
スプリング75,75は、その左右のキャッチャ72,
72に寄せられてそのコモン・シャフト63に巻き付け
られ、そして、それの一端がそのコモン・シャフト63
に止められ、また、それの他端がそのキャッチャ72,
72に引っ掛けられる。この場合、そのコイル・スプリ
ング75,75のその他端は、その左右のキャッチャ7
2,72間に渡されてその左右のキャッチャ72,72
に両端を溶接するロッド78に引っ掛けられる。
【0026】そのストラップ76は、つけ根がその左右
のキャッチャ72,72に止められてグリップ77がそ
のクッション・フレーム20の後面に引き出されるとこ
ろでその左右のキャッチャ72,72につながれ、そし
て、その左右のリフトダウン・ストライカ73,73お
よび左右のリフトアップ・ストライカ74,74からそ
の左右のキャッチャ72,72を外すところの操作を可
能にする。特に、そのストラップ76のつけ根は、イン
タロック・プレート79がその左右のキャッチャ72,
72間に渡されて両端で溶接され、そして、モーメント
を稼ぐアーム80を中央に溶接しているので、そのアー
ム80につながれ、そして、そのストラップ76が軽く
引かれてもその左右のキャッチャ72,72はその左右
のリフトダウン・ストライカ73,73および左右のリ
フトアップ・ストライカ74,74から外される。
【0027】また、このフロント・シート・レフト10
において、13はヘッド・レストレイント、18はチャ
イルド・シート・ベルト、43はリクライニング・デバ
イス・カバー、そして44はフリー・ヒンジ・カバーで
ある。
【0028】したがって、そのフロント・シート・レフ
ト10は、通常シートに使用されるに加えてジュニア・
シートにも、また、チャイルド・シートにも活用可能に
なる。このフロント・シート・レフト10は、そのシー
ト・バック12が後に移動され、そして、そのジュニア
・クッション21およびチャイルド・クッション22が
そのクッション・フレーム20の上に前後に並べて置か
れてその通常シートに用いられる。
【0029】また、そのフロント・シート・レフト10
がそのジュニア・シートにセットされる際、そのスイン
グ機構14が活用される。先ず、そのフロント・シート
・レフト10の通常シート状態でそのストラップ43を
引いてそのフロント・ストライカ51からそのフロント
・キャッチャ49を外し、そして、ストラップ・リング
81でそのジュニア・クッション21を引き上げてその
ジュニア・クッション21をはね上げ、そしてそれから
そのスイング・アーム46をそのシャフト45を中心に
後に揺動させながらそのジュニア・クッション21をそ
のスイング・アーム46に案内させてそのジュニア・ク
ッション21をそのチャイルド・クッション22の上に
持ち上げる。そのジュニア・クッション21がそのチャ
イルド・クッション22の上に持ち上げられると、その
リア・キャッチャ50がそのリア・ストライカ52上に
引っ掛けられてそのフロント・シート・レフト10はジ
ュニア・シートにセットされ、そして、そのジュニア・
シートとして活用可能になる。
【0030】さらに、そのフロント・シート・レフト1
0がそのチャイルド・シートにセットされる際、そのリ
フト機構15が活用される。そのフロント・シート・レ
フト10がその通常シート状態にあると、最初に、その
シート・バック12を前に移動させ、そして、そのスト
ラップ76を引いてその左右のリフトダウン・ストライ
カ73,73からその左右のキャッチャ72,72を外
し、そして、そのチャイルド・クッション22をそのク
ッション・フレーム20より上に持ち上げる。そのチャ
イルド・クッション22がそのクッション・フレーム2
0より上に持ち上げられると、その左右のキャッチャ7
2,72がその左右のリフトアップ・ストライカ74,
74に引っ掛けられてそのフロント・シート・レフト1
0はチャイルド・シートにセットされ、そして、そのチ
ャイルド・シートとして活用される。
【0031】また、このフロント・シート・レフト10
は、その通常シート状態においてそのリクライニング・
デバイス37でそのシート・バック12が角度調整可能
にされる。
【0032】先に図面を参照して説明されたところのこ
の発明の特定された具体例から明らかであるように、こ
の発明の属する技術の分野における通常の知識を有する
者にとって、この発明の内容は、その発明の性質(na
ture)および本質(substance)に由来
し、そして、それらを内在させると客観的に認められる
別の態様に容易に具体化される。勿論、この発明の内容
は、その発明の課題に相応し(be commensu
rate with)、そして、その発明の成立に必須
である。
【0033】
【発明の便益】上述から理解されるように、この発明の
乗り物に使用されるシートは、前後に分割されるジュニ
ア・クッションおよびチャイルド・クッションをクッシ
ョン・フレームの上に配置するシート・クッションと、
前後に移動可能にされてそのシート・クッションのその
クッション・フレームに支持されるシート・バックと、
そのクッション・フレームの前側に支持され、そして、
そのジュニア・クッションをそのクッション・フレーム
の上に前倒しさせてそのチャイルド・クッションの前に
並べ、また、そのジュニア・クッションをそのチャイル
ド・クッションの上に持ち上げるスイング機構と、その
クッション・フレームの後側に支持され、そして、その
チャイルド・クッションをそのクッション・フレームよ
り上に持ち上げ、また、そのチャイルド・クッションを
そのクッション・フレームの上に下すリフト機構とを含
むので、この発明の乗り物に使用されるシートでは、通
常シートに用いられるところは勿論のこと、ジュニア・
シートにも、また、チャイルド・シートにもセット可能
になってジュニアやチャイルドにも適合でき、そして、
安全性が確保され、その結果、乗用車、ワゴン、レクリ
エーショナル・ビークルなどにとって非常に有用で実用
的である。
【図面の簡単な説明】
【図1】乗用車のフロント・シート・レフトに具体化さ
れるところのこの発明の乗り物に使用されるシートの具
体例を示した分解斜視図である。
【図2】図1に示されたそのフロント・シート・レフト
を通常シートの状態で示した側面図である。
【図3】図2に示されたそのフロント・シート・レフト
を前から見て示した部分斜視図である。
【図4】そのフロント・シート・レフトをジュニア・シ
ートの状態で示した側面図である。
【図5】そのフロント・シート・レフトをチャイルド・
シートの状態で示した側面図である。
【図6】図5に示されたそのフロント・シート・レフト
を後から見て示した斜視図である。
【図7】そのフロント・シート・レフトのシート・クッ
ションを前から見て示した斜視図である。
【図8】そのシート・クッションを後から見て示した斜
視図である。
【図9】ジュニア・クッションがスイング機構に支持さ
れてはね上げられるところのそのシート・クッションを
後から見て示した斜視図である。
【図10】そのジュニア・クッションがそのスイング機
構に案内されてチャイルド・クッションの上に持ち上げ
られてジュニア・シートの状態に置かれるところのその
シート・クッションを後から見て示した斜視図である。
【図11】ジュニア・クッション・ロックを示した斜視
図である。
【図12】リフト機構でリフトダウン状態に置かれると
ころのそのチャイルド・クッションを示した側面図であ
る。
【図13】そのリフト機構でリフトアップ状態に置かれ
るところのそのチャイルド・クッションを示した斜視図
である。
【図14】そのリフト機構に関連してチャイルド・クッ
ション・ロックを部分的に示した斜視図である。
【符号の説明】
11 シート・クッション 12 シート・バック 13 ヘッド・レストレイント 14 スイング機構 15 リフト機構 16 サイド・フレーム 20 クッション・フレーム 21 ジュニア・クッション 22 チャイルド・クッション 45 シャフト 46 スイング・アーム 48 ジュニア・クッション・ロック 49 フロント・キャッチャ 50 リア・キャッチャ 51 フロント・ストライカ 52 リア・ストライカ 59 パンタグラフ 60 長いリンク 61 短いリンク 71 チャイルド・クッション・ロック 72 キャッチャ 73 リフトダウン・ストライカ 74 リフトアップ・ストライカ 75 キャッチャ・リターン・スプリング

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 前後に分割されるジュニア・クッション
    およびチャイルド・クッションをクッション・フレーム
    の上に配置するシート・クッションと、前後に移動可能
    にされてそのシート・クッションのそのクッション・フ
    レームに支持されるシート・バックと、そのクッション
    ・フレームの前側に支持され、そして、そのジュニア・
    クッションをそのクッション・フレームの上に前倒しさ
    せてそのチャイルド・クッションの前に並べ、また、そ
    のジュニア・クッションをそのチャイルド・クッション
    の上に持ち上げるスイング機構と、そのクッション・フ
    レームの後側に支持され、そして、そのチャイルド・ク
    ッションをそのクッション・フレームより上に持ち上
    げ、また、そのチャイルド・クッションをそのクッショ
    ン・フレームの上に下すリフト機構とを含む乗り物に使
    用されるシート。
  2. 【請求項2】 そのシート・バックが、リクライニング
    ・デバイスでそのクッション・フレームに支持されてそ
    のシート・クッションに角度調整可能にされる請求項1
    に記載の乗り物に使用されるシート。
  3. 【請求項3】 前後に分割されるジュニア・クッション
    およびチャイルド・クッションをクッション・フレーム
    の上に配置するシート・クッションと、そのクッション
    ・フレームの左右の側面に向かい合って配置されてその
    クッション・フレームを支持する左右のサイド・フレー
    ムと、前後に移動可能にされてその左右のサイド・フレ
    ームに支持されるシート・バックと、そのクッション・
    フレームの前側に支持され、そして、そのジュニア・ク
    ッションをそのクッション・フレームの上に前倒しさせ
    てそのチャイルド・クッションの前に並べ、また、その
    ジュニア・クッションをそのチャイルド・クッションの
    上に持ち上げるスイング機構と、そのクッション・フレ
    ームの後側に支持され、そして、そのチャイルド・クッ
    ションをそのクッション・フレームより上に持ち上げ、
    また、そのチャイルド・クッションをそのクッション・
    フレームの上に下すリフト機構とを含む乗り物に使用さ
    れるシート。
  4. 【請求項4】 そのシート・バックが、リクライニング
    ・デバイスでその左右のサイド・フレームに支持されて
    そのシート・クッションに角度調整可能にされる請求項
    3に記載の乗り物に使用されるシート。
  5. 【請求項5】 その左右のサイド・フレームが、左右の
    レッグの上に支持される請求項3に記載の乗り物に使用
    されるシート。
JP31134297A 1997-10-28 1997-10-28 乗り物に使用されるシート Pending JPH11129798A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP31134297A JPH11129798A (ja) 1997-10-28 1997-10-28 乗り物に使用されるシート

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP31134297A JPH11129798A (ja) 1997-10-28 1997-10-28 乗り物に使用されるシート

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11129798A true JPH11129798A (ja) 1999-05-18

Family

ID=18016004

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP31134297A Pending JPH11129798A (ja) 1997-10-28 1997-10-28 乗り物に使用されるシート

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH11129798A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2915147A1 (fr) * 2007-04-17 2008-10-24 Peugeot Citroen Automobiles Sa Siege pour vehicule automobile convertible en siege enfant dos a la route et vehicule automobile associe.
CN103802698A (zh) * 2014-01-22 2014-05-21 长城汽车股份有限公司 隐藏式儿童座垫
CN108016328A (zh) * 2017-11-22 2018-05-11 清华大学苏州汽车研究院(相城) 一种集成式汽车儿童安全座椅
CN109353254A (zh) * 2018-12-06 2019-02-19 麦格纳座椅(台州)有限公司 一种多方向调节的换向式汽车座椅

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2915147A1 (fr) * 2007-04-17 2008-10-24 Peugeot Citroen Automobiles Sa Siege pour vehicule automobile convertible en siege enfant dos a la route et vehicule automobile associe.
WO2008145890A2 (fr) * 2007-04-17 2008-12-04 Peugeot Citroën Automobiles SA Siege pour vehicule automobile convertible en siege enfant dos a la route et vehicule automobile associe
WO2008145890A3 (fr) * 2007-04-17 2009-02-19 Peugeot Citroen Automobiles Sa Siege pour vehicule automobile convertible en siege enfant dos a la route et vehicule automobile associe
CN103802698A (zh) * 2014-01-22 2014-05-21 长城汽车股份有限公司 隐藏式儿童座垫
CN103802698B (zh) * 2014-01-22 2016-03-02 长城汽车股份有限公司 隐藏式儿童座垫
CN108016328A (zh) * 2017-11-22 2018-05-11 清华大学苏州汽车研究院(相城) 一种集成式汽车儿童安全座椅
CN108016328B (zh) * 2017-11-22 2024-04-12 清华大学苏州汽车研究院(相城) 一种集成式汽车儿童安全座椅
CN109353254A (zh) * 2018-12-06 2019-02-19 麦格纳座椅(台州)有限公司 一种多方向调节的换向式汽车座椅
CN109353254B (zh) * 2018-12-06 2024-04-19 麦格纳座椅(台州)有限公司 一种多方向调节的换向式汽车座椅

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH10119619A (ja) 車両用シートのヘッドレスト取り付け構造
CN104527479A (zh) 车座
US5100173A (en) Lap bar for bumper cars
JPH0115418B2 (ja)
JPS6310343Y2 (ja)
JPH10194083A (ja) 車内安全ベルト
JPH11129798A (ja) 乗り物に使用されるシート
JP2005178774A (ja) 乗物シート構造、およびそのような構造を有するシートを備えた乗物
JP2003285675A (ja) 乗り物用シート
JP2002200934A (ja) 自動車用シートレールのロッキングシステム
JP4076423B2 (ja) 座席を前後左右に移動可能にする機構
JPS5942263Y2 (ja) 自動車座席の後部高さ調節装置
JP3730151B2 (ja) 車両用シート
JPH0244580Y2 (ja)
JP3649425B2 (ja) 自動車のシート装置
JPH02117445A (ja) サスペンション装置付きシート
JP2903398B1 (ja) 座席用脇の下支持装置
CN115071517B (zh) 一种座椅框架结构及汽车
KR102332001B1 (ko) 캠핑카용 운전석 및 조수석 회전구조
JP4904569B2 (ja) 跳上げ式折畳みシート
JPH09109746A (ja) 車両のシート装置
JP3410300B2 (ja) 自動車用シートクッションのチルトロック機構
JPH0614823A (ja) リヤシートのフレーム構造体
JPS6350180Y2 (ja)
JPH06144091A (ja) 幼児用安全シート