JPH111263A - ツイストタイ - Google Patents

ツイストタイ

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JPH111263A
JPH111263A JP9173173A JP17317397A JPH111263A JP H111263 A JPH111263 A JP H111263A JP 9173173 A JP9173173 A JP 9173173A JP 17317397 A JP17317397 A JP 17317397A JP H111263 A JPH111263 A JP H111263A
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JP
Japan
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core wire
coating material
twist tie
twist
wire
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Pending
Application number
JP9173173A
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English (en)
Inventor
Hiroaki Kameno
博明 亀野
Mitsushi Kanda
充士 神田
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Kyowa KK
Original Assignee
Kyowa KK
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Filing date
Publication date
Application filed by Kyowa KK filed Critical Kyowa KK
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Publication of JPH111263A publication Critical patent/JPH111263A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65DCONTAINERS FOR STORAGE OR TRANSPORT OF ARTICLES OR MATERIALS, e.g. BAGS, BARRELS, BOTTLES, BOXES, CANS, CARTONS, CRATES, DRUMS, JARS, TANKS, HOPPERS, FORWARDING CONTAINERS; ACCESSORIES, CLOSURES, OR FITTINGS THEREFOR; PACKAGING ELEMENTS; PACKAGES
    • B65D63/00Flexible elongated elements, e.g. straps, for bundling or supporting articles
    • B65D63/10Non-metallic straps, tapes, or bands; Filamentary elements, e.g. strings, threads or wires; Joints between ends thereof
    • B65D63/12Joints produced by deformation or tying of ends of elements

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Package Frames And Binding Bands (AREA)
  • Extrusion Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ポリオレフィン樹脂とポリオレフィンの接着
性を改善する熱可塑性樹脂との混合樹脂または前記混合
樹脂から得たフィルムを被覆材として用いて、芯線との
接着性を良くし、柔軟性があり、ツイストタイとしての
捩り性能を備えたツイストタイを得ること。 【解決手段】 第1成分のポリオレフィン樹脂とポリオ
レフィン樹脂の接着性を改善する第2成分の熱可塑性樹
脂とをブレンドした混合樹脂を被覆材2aとし、この被
覆材2aの長手方向に沿うように芯線3を保持してなる
押出し成型ツイストタイ1Aを構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パンや菓子の袋の
口縁部を封緘したり、植物の茎をその添え木に結束した
り、電気コード等の線状物を束ねて結束したり、捩り結
びの必要なリボン等の装飾物として用いたり、衛生マス
クの固定用として使用したりするツイストタイに関する
ものである。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】従来、この種のツイス
トタイには押出し成型により得られる押出し成型ツイス
トタイと貼合わせ成型により得られる貼合わせ成型ツイ
ストタイがあり、それぞれに用いられる被覆材として
は、押出し成型ツイストタイではポリ塩化ビニル樹脂を
主成分とする被覆材が主に用いられ、貼合わせ成型ツイ
ストタイではPETフィルムやポリラミ加工紙が主に用
いられている。
【0003】しかし、特に欧州などからポリ塩化ビニル
樹脂を主成分とする製品は安全性、公害性の問題や樹脂
に配合される可塑剤の発ガン性の有無が確定できていな
いなどの指摘があり、ポリ塩化ビニル樹脂を被覆材とす
る押出し成型ツイストタイにおいてもポリ塩化ビニル配
合物の安全性,公害性,発ガン性の有無は別の議論とし
ても、販売上、被覆材組成物としての他の樹脂の使用を
検討する必要に迫られている。
【0004】一方、貼合わせ成型ツイストタイの被覆材
として用いられるPETフィルムやポリラミ加工紙は上
記のような問題は発生しないが、これらのフィルムや紙
はポリ塩化ビニルの持つ柔軟性に欠けるところがあり、
その用途が限定されるなどポリ塩化ビニル樹脂被覆材の
代替被覆材としてはまだ不十分である。
【0005】このような理由で、この問題を解決するた
めに価格的にも比較的安価で、性能的にもよりポリ塩化
ビニル樹脂に近いポリオレフィン樹脂またはポリオレフ
ィンフィルムを被覆材として用いる試みが押出し成型ツ
イストタイ,貼合わせ成型ツイストタイの双方でなされ
ている。
【0006】他方、ツイストタイの芯線の飛び出しを防
ぎ、かつ使用機能で不可欠とされる捩り機能、捩り保持
機能、捩り戻し機能の3機能を充分満足するツイストタ
イを得るには、被覆材と芯線の接着力即ち引抜き接着力
と剥離接着力を充分なものにしなくてはならない。
【0007】このため、ポリオレフィン樹脂またはポリ
オレフィンフィルムを被覆材として用い、これに上記の
機能を保持するのに必要かつ十分な接着力を付与するた
めには、芯線を加熱誘導装置やガスバーナーで赤化する
程度に加熱するかまたは芯線かフィルムのいずれかにあ
るいはその両方に接着剤を塗布して押出し成型または貼
合わせ成型しなければならない。
【0008】しかし、このような方法では、例えば押出
し成型における芯線加熱方式では押出しスピードを上げ
ると芯線の加熱が不十分かつ一定せず、芯線接着剤塗布
方式は押出し機挿入孔等での芯線と孔との摩擦があって
せっかくの接着剤が部分的にはげ落ち、被覆材との接着
力にバラツキがでるなどの欠点を生じる。
【0009】また、貼合わせ成型における芯線加熱方式
は被覆材にフィルムを用いる関係上、芯線を赤化するほ
どの高い温度にすることは貼合わせ時にフィルムを溶か
してしまうので到底不可能であり、当然フィルムの溶け
ない程度の温度までしか芯線を熱することができず、良
好な接着性を得ることができない。
【0010】一方、芯線をある程度温め、あらかじめ接
着剤をコートしたかまたはあらかじめ接着性シートを貼
合わせたフィルムを用いてゆっくりしたスピードで当該
被覆材フィルムと芯線とを貼合わせる方法もあるが、こ
の方法はたとえ採用できたとしてもフィルムのコストが
アップすることは勿論、加工費も大幅にアップして、本
来安価であるべきツイストタイを提供するには経済的な
不都合が生じる。
【0011】以上のように、種々の試みはなされている
が、ポリオレフィン樹脂またはフィルムを被覆材とし、
必要かつ十分な接着性能を有しているツイストタイはま
だ実用に供されておらず、一刻もはやい実用化が望まれ
ている。
【0012】本発明は、従来解決が困難とされていたポ
リオレフィン系の樹脂を被覆材として用いて、ポリ塩化
ビニル同様に芯線との接着がよく、柔軟性があり、ツイ
ストタイとしての捩り3機能を十分に有する安価で量産
のできるツイストタイを得ることを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明に係るツイストタ
イは、直径0.3mm〜1.2mmの金属線またはプラ
スチック線を芯線として用い、かつポリオレフィン樹脂
を第1成分とする熱可塑性樹脂と、エチレン−アルキ
ルアクリレート共重合体、カルボニル基,カルボキシ
ル基またはエポキシ基を有する化合物を重合したアクリ
ル酸アルキルエステル共重合体、エチレン−酢酸ビニ
ル共重合体およびそのケン化物、マレイン酸またはカ
ルボニル基,カルボキシル基,エポキシ基のいずれかを
有する化合物をグラフトさせたポリオレフィン樹脂の4
種より選択した1種または2種以上の樹脂からなる第2
成分の熱可塑性樹脂とをブレンドした混合樹脂を被覆材
として用い、この被覆材中に前記芯線を保持したもので
ある。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
により詳述する。図1は本発明の押出し成型ツイストタ
イの一例を示す斜視図、図2は本発明の貼合わせ成型ツ
イストタイの一例を示す斜視図であって、図中1Aは押
出し成型ツイストタイ、1Bは貼合わせ成型ツイストタ
イ、1aはツイストタイの羽根部、1bはツイストタイ
の芯部、2aは押出し成型してなる被覆材、2bは貼合
わせてなる被覆材、3は芯線である。
【0015】まず、図1に示す押出し成型ツイストタイ
1Aにおいて、被覆材2aとしてポリエチレン樹脂,ポ
リプロピレン樹脂に代表されるポリオレフィン樹脂(第
1成分)と、エチレン−アルキルアクリレート共重合
体、カルボニル基,カルボキシル基またはエポキシ基
を有する化合物を重合したアクリル酸アルキルエステル
共重合体、エチレン−酢酸ビニル共重合体およびその
ケン化物、マレイン酸またはカルボニル基,カルボキ
シル基,エポキシ基のいずれかを有する化合物をグラフ
トさせたポリオレフィン樹脂の4種より選択した1種ま
たは2種以上の、ポリオレフィン樹脂の接着性を改良す
る熱可塑性樹脂(第2成分)とをドライブレンドした混
合樹脂を用いる。なお、混合樹脂には必要により顔料,
安定剤を加えることも自由である。
【0016】一方、芯線3としては直径0.3mm〜
1.2mmの鉄線,銅線,アルミ線等の金属線またはポ
リエチレン樹脂,ポリプロピレン樹脂,ポリエステル樹
脂,ナイロン樹脂等を主原料とするプラスチック線が用
いられるが、捩り強度、捩り保持性、捩り戻し性などの
性能面および価格的な点から鉄線(針金)またはポリエ
チレン線あるいはポリエステル線が推奨される。なお、
芯線3の直径が0.3mm〜1.2mmとするのは直径
が0.3mm以下では強度的に複数回の捩りや捩り戻し
についていけず破断することがありツイストタイの機能
を満足し得ないからであり、直径が1.2mm以上では
逆に強度が大きすぎ、捩りにくい他、捩り戻しにも不要
な力を要するからである。
【0017】さらに詳しくは、図1に示す押出し成型ツ
イストタイ1Aは、表面に接着処理を施さない鉄線等の
金属線を芯線3として長手方向に内在させるように上述
の混合樹脂をリボン形状に押出し機にて加熱押出しし、
幅略2mm〜10mmに成型して得た最小厚み0.1m
m以上の羽根部1aと最大厚み2.0mm以下の芯部1
bとからなるものであって、被覆材2aと芯線3の引抜
き接着力が少なくとも1.0kgf/5mm長以上で剥
離接着力が100gf/mm幅以上の接着力を有するよ
うにしたものである。
【0018】ここにおいて、被覆材2aとして使用する
混合樹脂は、第1成分であるポリオレフィン樹脂に対す
る第2成分である熱可塑性樹脂の混合比率が5重量%以
上好ましくは略95対5〜略55対45の重量比のもの
が用いられる。その理由は第2成分の熱可塑性樹脂は混
合樹脂の芯線3に対する接着力を高めるために用いられ
るものであるからであって、この第2成分の混合比が略
5重量部以下では芯線3に対する接着力が得られない
し、略45重量部以上ではコストアップの要因となるば
かりで接着強度の改善にはつながらない。
【0019】また、押出し成型ツイストタイ1Aの幅と
肉厚は、用いる芯線3とのバランスにおいて選択される
が、ツイストタイの機能をより十分に発揮させるという
点から幅が2mm以下10mm以上のものや羽根部1a
の最小厚みが略0.1mm以下、芯部1bの最大厚みが
2mm以上のものは好ましくない。
【0020】さらにまた、被覆材2aと芯線3の引抜き
接着力が少なくとも1.0kgf/5mm長以上で剥離
接着力が100gf/mm幅以上の接着力を必要とする
理由は、引抜き接着力および剥離接着力がこれ以下だと
被結束物を結束する際または結束後に被覆材2aより芯
線3が接着不良により飛び出して使用者の指先等を傷つ
けたりするおそれがあるからである。
【0021】次に、図2に示す貼合わせ成型ツイストタ
イ1Bは、2枚のテープ状フィルムを貼り合わせてなる
被覆材2bの,そのフィルム間に長手方向に沿う芯線3
を保持して得られる。
【0022】即ち、前述の図1に用いられる混合樹脂を
フィルム化して得た混合樹脂フィルムを2枚貼合わせて
被覆材2bとして、そのフィルム間に接着剤を用いるこ
となく、該被覆材2bのフィルム接合面のみを加熱軟化
させて貼合わせると共に被覆材2bのフィルム間に該被
覆材2bと略同温の加熱温度に加熱した直径0.3mm
〜1.2mmの鉄線(針金)またはポリエチレン線ある
いはポリエステル線等の芯線3を長手方向に沿わして上
下より圧着させて羽根部1aと芯部1bとからなるツイ
ストタイ1Bとしたものである。
【0023】このようにして得られた貼合わせ成型ツイ
ストタイ1Bもツイストタイに必要な捩り性能(捩り機
能,捩り保持機能,捩り戻し機能)を保持するため、押
出し成型ツイストタイ1Aと同様、幅が2mm〜10m
m羽根部1aの最小厚みが0.1mm以上、芯部1bの
最大厚みが2.0mm以下で被覆材2bのフィルムと芯
線3の引抜き接着力が少なくとも1.0kgf/5mm
長以上、剥離接着力が100gf/mm幅以上の接着力
を有するように設計される。
【0024】なお、図面では省略したが、図1,図2の
被覆材2a,2b中に保持される芯線3の数は特に1本
に限定する必要はなく、またその位置も必ずしも被覆材
2a,2bの幅方向の中央部に限られるものでもない。
要は、芯線3は被覆材2a,2bの厚み方向のほぼ中心
部に保持されていれば良いのであって、用途によって被
覆材2a,2bの幅方向の両端に1本ずつ計2本配して
もよく、幅方向に等間隔に複数本配しても良いのであ
る。
【0025】次に、本発明ツイストタイ1A,1B(以
下、単に符号1で示す)の使用例を図3に基づいて説明
する。本発明ツイストタイ1は、ツイストタイに必要な
捩り性能(捩り機能,捩り保持機能,捩り戻し機能)を
十分に保持するための寸法および接着力を有しているた
め、これをキャンディ袋4の口縁部4aに2回転以上の
捩りを与えて捩り結びした図3の使用例は勿論のこと、
このように2回転以上のひねりを与えて捩り結びすれ
ば、どのような袋の口縁部をも簡単に封緘できるし、電
気コードの束なども容易に捩り結びすることもできる。
また、本発明ツイストタイ1は捩り結んだ部分が緩み戻
る心配もなく、捩り結んだツイストタイ1を容易に捩り
戻しすることもでき、解き戻したツイストタイ1をくり
返し安全に使用することもできる。
【0026】さらに、本発明ツイストタイ1は、結束機
器(ビニタイマチック等)を使用する場合にはリール巻
き長尺品として使用でき、園芸用など手ひねりで使用す
る場合には一定寸法にカットした定尺品として使用する
こともできる。
【0027】
【実施例】表1,表2に示す使用材料を用い、表3に示
す製造条件で押出し成型ツイストタイと貼合わせ成型ツ
イストタイとを作製して、それぞれの寸法と性能を調べ
たところ表4に示す結果を得た。また、これらのツイス
トタイを用いて菓子袋の口縁部を結束してそれぞれの結
束性能を調べたところ表5に示す結果を得た。
【0028】
【表1】
【0029】
【表2】
【0030】
【表3】
【0031】
【表4】
【0032】
【表5】
【0033】表4に示すツイストタイの性能、表5に示
す結束性能に認められるように、本発明のいずれのツイ
ストタイも従来の塩化ビニル被覆押出しツイストタイ
(参考品)と同等以上の性能を示す実用性の高いもので
あった。
【0034】なお、表4に示す引抜き接着力は、図4に
示す引抜き接着力測定用試験片5を用いて測定した。即
ち、引抜き接着力の測定方法を押出し成型ツイストタイ
1Aで説明すれば、まず引抜き接着力測定用試験片5
は、図5に示すように押出し成型ツイストタイ1Aの羽
根部1aを芯線に沿って全長にわたり切り取った後、芯
部1bを点線の部分から5mm残してはぎ取り作製し
た。次にこの引抜き接着力測定用試験片5を、図6に示
すように測定用治具6にセットし、島津製作所(株)製
のオートグラフS−500の上下チャック部に芯線3の
上端部3aと測定用治具6下部6aをそれぞれ固定し、
引張り速度200mm/minの速度で上下方向に引張
り、芯線3と被覆材2a間の引抜き接着力(kgf/5
mm長)を得た。
【0035】また、表4に示す剥離接着力は、図7に示
す剥離接着力測定用試験片7を用いて測定した。即ち、
剥離接着力の測定方法を押出し成型ツイストタイ1Aで
説明すれば、まず剥離接着力測定用試験片7は、図8に
示すように押出し成型ツイストタイ1Aの被覆材2aを
点線の部分で切り取って芯線3の略半周が露出する棒状
に作製した。次にこの剥離接着力測定用試験片7の片方
の端部より被覆材2aを所望長さ剥がし、島津製作所
(株)製のオートグラフS−500の上下チャック部に
当該剥離部の芯線3と剥がした被覆材2aの端部をそれ
ぞれ固定し、引張り速度200mm/minの速度で上
下方向に引張り、芯線3と被覆材2a間の剥離接着力
(180℃ピーリング,gf/mm幅)を得た。
【0036】
【発明の効果】以上説明したように本発明のツイストタ
イは、 芯線と被覆材との寸法、バランスおよび接着性が良好
で、被結束体を容易に結束できる他、結束箇所が緩み戻
ることもなく、しかも容易に捩り戻しができる、 塩化ビニル被覆ツイストタイと比較して同等以上のツ
イストタイに必要な引抜き接着力,剥離接着力を有する
ので捩り時には勿論のこと、捩り保持中も捩り戻し時に
も芯線の飛び出しがないなど極めて安全である、 柔軟性に優れ、くり返し使用できる、 量産できるので製造コストが安い、等、数々の効果が
得られるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の押出し成型ツイストタイの一例を示す
斜視図である。
【図2】本発明の貼合わせ成型ツイストタイの一例を示
す斜視図である。
【図3】本発明のツイストタイの一使用例を示す図であ
る。
【図4】引抜き接着力測定用試験片を示す図である。
【図5】図4の引抜き接着力測定用試験片の作製工程を
示す図である。
【図6】本発明の押出し成型ツイストタイの引抜き接着
力を測定する方法を説明する図である。
【図7】剥離接着力測定用試験片を示す図である。
【図8】図7の剥離接着力測定用試験片の作製工程を示
す図である。
【符号の説明】
1 ツイストタイ 1A 押出し成型ツイストタイ 1B 貼合わせ成型ツイストタイ 2a,2b 被覆材 3 芯線 4 キャンディ袋 4a キャンディ袋の口縁部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被覆材とこの被覆材中に保持した芯線と
    からなるリボン形状を有するツイストタイにおいて、前
    記芯線が直径0.3mm〜1.2mmの金属線またはプ
    ラスチック線であり、かつ前記被覆材の主成分がポリオ
    レフィン樹脂からなる第1成分の熱可塑性樹脂と、エ
    チレン−アルキルアクリレート共重合体、カルボニル
    基,カルボキシル基またはエポキシ基を有する化合物を
    重合したアクリル酸アルキルエステル共重合体、エチ
    レン−酢酸ビニル共重合体およびそのケン化物、マレ
    イン酸またはカルボニル基,カルボキシル基,エポキシ
    基のいずれかを有する化合物をグラフトさせたポリオレ
    フィン樹脂の4種より選択した1種または2種以上の樹
    脂からなる第2成分の熱可塑性樹脂とをブレンドした混
    合樹脂であることを特徴とするツイストタイ。
  2. 【請求項2】 混合樹脂をリボン形状に加熱押出し成型
    してなる被覆材とこの被覆材の厚み方向のほぼ中心部に
    その長手方向に沿って保持した芯線とからなることを特
    徴とする請求項1記載のツイストタイ。
  3. 【請求項3】 混合樹脂からなるテープ状フィルムを貼
    合わせてなる被覆材と前記フィルム間に長手方向に沿っ
    て保持した芯線とからなることを特徴とする請求項1記
    載のツイストタイ。
  4. 【請求項4】 混合樹脂の第1成分と第2成分のブレン
    ド比が略95対5〜略55対45の重量比率であること
    を特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のツイスト
    タイ。
  5. 【請求項5】 被覆材と芯線との引抜き接着力が1.0
    kgf/5mm長以上で、剥離接着力が100gf/m
    m幅以上の接着力を有することを特徴とする請求項1〜
    4のいずれかに記載のツイストタイ。
JP9173173A 1997-06-13 1997-06-13 ツイストタイ Pending JPH111263A (ja)

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