JPH11125562A - 波長校正装置 - Google Patents

波長校正装置

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JPH11125562A
JPH11125562A JP9288857A JP28885797A JPH11125562A JP H11125562 A JPH11125562 A JP H11125562A JP 9288857 A JP9288857 A JP 9288857A JP 28885797 A JP28885797 A JP 28885797A JP H11125562 A JPH11125562 A JP H11125562A
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JP
Japan
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light
wavelength
optical spectrum
measuring device
reference light
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JP9288857A
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English (en)
Inventor
Kenichi Fujiyoshi
健一 藤吉
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Ando Electric Co Ltd
Original Assignee
Ando Electric Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 光スペクトラム測定装置の通過波長ずれを、
光スペクトラム測定装置が敷設された状態で自動的に校
正することができる波長校正装置を提供すること。 【解決手段】 所定波長の基準光を出射する基準光源6
2と、被測定光を入射する被測定光入射端50と、被測
定光及び基準光が入射され、被測定光及び基準光の何れ
か一方を光出射端から出射する光スイッチ54と、基準
光源62の動作を制御するとともに、光スイッチ54の
切り換え動作を制御する制御部60と、光スイッチ60
から出射された光のスペクトルを測定するとともに、操
作者によって設定された時に制御部を動作させる光スペ
クトラム測定装置58とを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、波長校正装置に係
り、特に光スペクトラム測定装置の波長ずれを自動的に
校正することができる波長校正装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図4は、従来の光スペクトラム測定装置
の構成を示すブロック図である。図5において、10は
種々の波長成分が含まれ、スペクトル測定の対象である
光を出射する光源である。12は光源10から出射され
る光の幅を制限する入射スリットである。14は入射ス
リット12を介して入射される光を平行光に変換する凹
面鏡である。
【0003】16は回折格子であり、表面に多数の溝が
形成されており、凹面鏡14で変換された平行光を波長
毎に空間的に分離する回折格子である。回折格子16は
図中符号D1が付された方向に回動可能なステージ17
上に配されており、ステージ17の回動に合わせて符号
1が付された方向に回動する。18は凹面鏡であり、
回折格子16によって波長毎に空間的に分離された光の
うち、凹面鏡18に入射した光のみを出射スリット20
のスリット位置に結像させるものである。20は出射ス
リットであり、凹面鏡18によってスリット位置に結像
された光の波長帯域を制限するためのものである。上記
入射スリット12、凹面鏡14、回折格子16、凹面鏡
18、及び出射スリット20はツェルニ・ターナ形分散
分光器と呼ばれる分光器をなす。
【0004】22はフォトダイオード等の光検出器であ
り、出射スリット20から出射される光の強度を電気信
号に変換するためのものである。24は光検出器22か
ら出力される電気信号を増幅する増幅器である。26は
増幅器24で増幅された値をディジタル信号に変換する
アナログ/ディジタル変換器(以下、A/Dコンバータ
と称する)である。
【0005】また、図中符号28が付された部材は回折
格子16が配されたステージ17を回動させるモータで
あり、符号D2が付された方向にモータ28の回動軸2
9が回動することによって、ステージ17及び回折格子
16を符号D1が付された方向に回動させる。30はモ
ータ駆動回路であり、後述するCPU34から出力され
る制御信号に応じてモータ28の回動軸29の回動動作
を制御する。32は後述のCPU34から出力される制
御信号に応じて、出射スリット20のスリット幅を変化
させるスリット幅制御装置である。
【0006】36は、例えばCRT(Cathod Ray Tub
e)、液晶等の表示装置である。CPU34は、前述し
たA/Dコンバータ26、モータ駆動回路30、スリッ
ト幅制御装置32、及び表示装置36とバスBによって
接続され、モータ駆動回路30、スリット幅制御装置3
2を制御する制御信号を出力するとともに、A/Dコン
バータ26から出力されるディジタル信号を演算処理
し、例えばスペクトラム分布を表示装置36に表示させ
る。
【0007】上記構成において、光源10から光が出射
されると、出射された光は入射スリット12へ入射す
る。入射スリット12を通過した光は凹面鏡14よって
平行光に変換され、回折格子16に入射する。回折格子
16は、表面に形成された多数の溝に平行な軸を中心と
して、モータ28により回動させられ、平行光に対して
任意の角度をなすようになる。この任意の角度は、モー
タ駆動回路30がCPU34から出力される制御信号に
応じてモータ28を制御することにより決定される。
【0008】回折格子16は、入射する平行光を波長毎
に空間的に分離する。回折格子16によって空間的に分
離された波長のうち、平行光と回折格子16とのなす角
度等によって決定される波長の光のみが凹面鏡18へ出
射される。凹面鏡18は入射された波長の光のみを出射
スリット20のスリット位置へ結像させる。そして、出
射スリット20のスリット幅の範囲内となる波長成分だ
けが出射スリット20を通過する。スリット幅制御装置
32はCPU34の指令を受け、出射スリット20の幅
を設定する。
【0009】光検出器22は、出射スリット20の通過
光を受光し、通過光の光強度に比例した電気信号に変換
する。増幅器24は光検出器22の出力をA/Dコンバ
ータ26の入力に適した電圧まで増幅する。A/Dコン
バータ26は増幅器24の出力をディジタル信号に変換
する。A/Dコンバータ26から出力されたディジタル
信号は、CPU34に入力され、CPU34において演
算処理される。CPU34は演算処理の結果(例えば、
スペクトラム分布)をバスBを介して表示装置36に出
力する。表示装置36はCPU34から出力される演算
結果に応じた表示内容を表示する。
【0010】次に測定の手順を説明する。まず、CPU
34は、スリット幅制御装置32に制御信号を出力し、
出射スリット20の幅を設定する。次に、CPU34
は、モータ駆動回路30に指令を与え、回折格子16の
角度を可変することにより出射スリット20を通過する
波長を設定し、出射スリット20の透過光の光強度をA
/Dコンバータ26の出力から取り込む。CPU34
は、モータ駆動回路30へ制御信号を出力し、出射スリ
ット20を通過する波長を測定開始波長から測定終了波
長まで掃引させ、繰り返し得られた測定波長対光強度特
性を、光スペクトラムとして表示装置36に表示させ
る。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】図4中のCPU34
は、モータ28の回転角度、即ちモータ28へ出力する
パルス数と分光器の通過波長との対応関係を記憶してお
り、この対応関係に基づいて分光器の通過波長を操作者
に指定された通過波長に設定している。ところが、従来
の光スペクトラム測定装置においては、周囲温度の変化
に伴う回折格子16や凹面鏡14,18の角度の微妙な
変化、回折格子16の駆動装置の経時変化等により、モ
ータ28の角度設定に対する分光器の通過波長が変化す
る。従って、CPU34が回折格子16を制御して分光
器の通過波長を操作者によって指定された通過波長に設
定しても、分光器の実際の通過波長は異なってしまう。
【0012】この波長誤差は、回折格子16の設定角度
をずらしてやることにより補正することができる。従来
は、発振波長が既知のガスレーザ等を光源として用い、
外部から図4中の入射スリット12、又は分光器に光を
入射させるための光コネクタ部がある場合には光コネク
タ部に光ファイバを介して上記ガスレーザを接続し、出
射スリット20から出射される光の光スペクトラムを測
定し、その波長誤差がゼロになるように回折格子16の
設定角度をずらすことで波長誤差を補正していた。
【0013】また、この校正作業は、上記ガスレーザか
ら出射されるレーザ光を分光器に入射させている状態で
操作者がCPU34に指令を与えることにより、CPU
34が光スペクトラムを測定しながら、モータ駆動回路
30を制御してモータ28の設定角度を校正するプログ
ラムを実行することにより自動的に通過波長の校正を行
うことができる例もあった。しかしながら、従来の例で
は、ガスレーザ等の基準光源を操作者が分光器に接続
し、校正用のプログラムをCPU34に実行させる必要
があり、手間がかかるという問題があった。
【0014】また、前回校正を行った時からどのくらい
時間が経過したか、周囲の環境かどのように変化したか
を操作者が常に意識し、校正作業が必要かどうかを判断
する必要があった。また、ガスレーザは、例えば全長1
m(波長1523nm;He−Neレーザの場合)と大
きく、光スペクトラム測定装置が設置された場所に持ち
込むことが困難な場合も多いので、実際に光スペクトラ
ム測定装置が設置され、稼働している状況下で校正作業
を行うことがてきなかった。
【0015】近年、光波長多重伝送等の分野では、光の
波長をより精密に知る必要が高まっており、光スペクト
ラム測定装置の波長誤差をできるだけ少なくすることが
求められている。また、光スペクトラム測定装置を伝送
装置の敷設現場で使用するといった用途が増えつつあ
り、敷設された状態で光スペクトラム測定装置の通過波
長を校正する必要が高まった。
【0016】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
であり、光スペクトラム測定装置の波長誤差を、光スペ
クトラム測定装置が敷設された状態で自動的に校正する
ことができる波長校正装置を提供することを目的とす
る。
【0017】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は、所定波長の基準光を出射する基準光源
と、被測定光を入射する光入射端と、前記被測定光及び
前記基準光が入射され、前記被測定光及び前記基準光の
何れか一方を光出射端から出射する光スイッチと、前記
基準光源の動作を制御するとともに、前記光スイッチの
切り換え動作を制御する制御部と、前記光スイッチから
出射された光のスペクトルを測定するとともに、操作者
によって設定された時に前記制御部を動作させる光スペ
クトラム測定装置とを具備することを特徴とする。ま
た、本発明は、前記光スペクトラム測定装置が、入射部
から入射する光を平行光に変換する素子と、前記平行光
を空間的に分離する回折格子と、前記回折格子によって
空間的に分離された光を出射スリットに集束する素子
と、前記出射スリットから出射する光を電気信号に変換
する光検出器と、前記光検出器によって変換された電気
信号をディジタル信号に変換する変換部と、前記回折格
子の角度を変化させるとともに、前記変換部から出力さ
れるディジタル信号を処理し、光スペクトルを得る処理
部とを具備することを特徴とする。また、本発明は、前
記光スペクトラム測定装置が、日付時間機構を有するタ
イマを具備し、前記光スペクトラム測定装置は、当該タ
イマから出力される信号に基づいて所定時間に前記制御
部を動作させることを特徴とする。また、本発明は、前
記光スペクトラム測定装置が、日付時間機構を有するタ
イマを具備し、前記光スペクトラム測定装置は、当該タ
イマから出力される信号に基づいて電源投入後所定時間
経過後に前記制御部を動作させることを特徴とする。ま
た、本発明は、前記基準光源が、所定波長の光を出射す
るLEDと、前記LEDから出射される光を平行光に変
換するレンズと、前記レンズを透過した光の内、所定波
長の光を吸収するガス吸収セルと、前記ガス吸収セルを
透過した光を集光するレンズとからなることを特徴とす
る。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の一
実施形態について詳細に説明する。図1は、本発明の一
実施形態による波長校正装置の概略構成を示すブロック
図である。図1において、50は測定を行う光を入射さ
せる光入射端である。光入射端50には光ファイバ52
が接続されている。54は光スイッチであり、2つの光
入射端と1つの光出射端とを有し、後述する制御部60
の制御の下、何れか一方の光入射端と光出射端とを光学
的に接続し、何れか一方の入射端から入射される光を光
出射端から出射させる。
【0019】光スイッチ54の光出射端には光ファイバ
56の一端が接続されている。また、光ファイバ56の
他端は光スペクトラム測定装置58の光入射端に接続さ
れている。光スペクトラム測定装置58の光入射端は図
4中の入射スリット12に対応する。図2は光スペクト
ラム測定装置58の構成を示すブロック図であり、図4
に示された各部材と同一の部材には同一の符号を付しそ
の説明を省略する。
【0020】図2に示されたように光スペクトラム測定
装置58は図4に示された光スペクトラム測定装置とほ
ぼ同様の構成を有する。この光スペクトラム測定装置5
8が図4に示されたスペクトラム測定装置と異なる点
は、日付時間機能を果たすタイマ40が設けられ、後述
の制御部60に制御信号を出力するためにバスBが制御
部60に接続され、更に通過波長の校正を行うためのプ
ログラムを実行するためCPU34がCPU34′に変
更されている点である。
【0021】上記CPU34′はタイマ40から出力さ
れる日付時間信号に基づいて、光スペクトラム測定装置
の電源が投入されてから所定時間後、又は操作者の所望
の時間間隔(例えば1時間間隔、1日間隔等)で光スペ
クトラム測定装置58の通過波長を校正するためのプロ
グラムを実行する。
【0022】図1に戻り、制御部60は光スペクトラム
測定装置58から出力される制御信号に基づいて、光ス
イッチ54の光入射端を切り換える制御を行う。また、
制御部60は上記制御信号に基づいて基準光源62の動
作を制御する動作信号を出力する。基準光源62は、例
えば図3に示された構成を有する。図3は基準光源62
の構成を示す図である。この基準光源62から出射され
る光の中心波長は、予め光スペクトラム測定装置58の
CPU34′に設定されている。図3において100
は、LED(Light Emitting Diode)である。102は
LED100から出射された光を平行光に変換するレン
ズである。
【0023】104は、例えばアセチレンガスが封入さ
れたガス吸収セルであり、特定の波長の光を吸収する。
このガス吸収セル104は周囲の環境、例えば温度変化
等にかかわらず、極めて安定である。つまり、周囲の温
度が変化しても吸収する波長の中心はほぼ一定である。
また、ガス吸収セル104はその長さが約20mmであ
る。106は、ガス吸収セル104から出射された光を
集束するレンズである。このレンズ106の焦点は光フ
ァイバ108の一端の位置となるよう設定されている。
光ファイバ108は、光スイッチ54の他方の光入射端
に接続されている。
【0024】上記構成において、本発明の一実施形態に
よる波長校正装置の動作について説明する。以下の説明
においては、本発明の一実施形態における波長校正装置
は、光スペクトラム測定装置58の電源が投入されてか
ら所定時間内に校正を実行する場合について説明する。
まず、光スペクトラム測定装置の電源が投入されると、
光スペクトラム測定装置58に設けられたCPU34′
はタイマ40から出力される日付時間信号に基づいて所
定時間経過後、校正プログラムを実行する。校正プログ
ラムが実行されると、CPU34′はまず制御部60に
対して制御信号を出力する。この制御信号が出力される
と、制御部60は基準光源62に対して動作信号を出力
する。この動作信号が入力されると、基準光源62内に
設けられたLED100が発光する。
【0025】LED100が発光すると、出射された光
はレンズ102によって平行光に変換され、ガス吸収セ
ル104によって所定の波長の光が吸収される。ガス吸
収セル104を透過した光は、レンズ106によって集
光され、光ファイバ108の一端から光ファイバ108
内へ入射する。光ファイバ108へ入射した光は光ファ
イバ108内を伝搬し、光スイッチ54へ入射する。
【0026】また、制御部60は光スイッチ54へ制御
信号を出力し、光ファイバ108が接続された光入射端
と光出射端とを光学的に接続する。以上の動作が終了す
ると、基準光源62から出射された光は光スペクトラム
測定装置58へ入射する。この光が入射されると、CP
U34′はモータ駆動回路30を制御し、モータ28を
回転させ出射スリット20から出射される光の波長を所
定の範囲内で変化させる。
【0027】CPU34′が出射スリット20から出射
される光の波長を変化させることによって光検出器22
で検出される光の強度と波長との関係が得られる。CP
U34′は、得られた強度と波長との関係によって、光
スリット20から出射される光の吸収波長を得ることが
できる。この吸収波長が得られると、CPU34′は予
め設定された基準光源62の吸収波長と、得られた吸収
波長とを比較する。もしこれらの吸収波長の間にずれが
あった場合には、CPU34′はモータ駆動回路30を
制御し、得られた吸収波長を基準光源62の吸収波長と
一致させる。
【0028】このとき、CPU34′は、モータ28を
駆動させて回折格子16の角度を変化させるだけであ
る。つまり、CPU34′が記憶している設定波長は変
化させずに回折格子16の角度だけを変化させる。以上
の動作によって、CPU34は出射スリット20から出
射される光の吸収波長を、予め設定された波長、即ち基
準光源62から出射される光の吸収波長に合わせること
ができる。また、校正時には、上述のようにCPU3
4′が記憶している設定波長は変化させずに回折格子1
6の角度だけを変化させているので、回折格子16の角
度とCPU34′が記憶している波長との対応関係が更
新される。
【0029】以上の動作が終了すると、CPU34′は
制御部60に対して制御信号を出力し、制御部60は光
スイッチ54の光ファイバ52が接続された光入射端と
光出射端とが接続されるように切り換える制御を行う。
また、基準光源62に対し動作終了信号を出力し、基準
光源62の動作を停止させる。
【0030】以上、説明したように、本発明の一実施形
態による波長校正装置では、光スペクトラム測定装置の
電源投入後、所定時間してから自動的に光スペクトラム
測定装置の校正が自動的に行われるので、校正を行う際
に、基準光源となるガスレーザ等を接続するための手間
や、校正に必要な回折格子16を調整する手間が省け
る。また、基準光源62を、LED100やガス吸収セ
ル104等から構成したので、ガスレーザを用いた場合
に比べ小型化が可能である。また、所望の時点で校正を
自動的に行うことができるので、光スペクトラム測定装
置が実際に敷設されている場合であっても都合が良いと
きに校正を行えるという利点がある。
【0031】尚、上記本発明の一実施形態による波長校
正装置の動作の説明では、電源投入から所定時間後に波
長の校正を行う場合を例に挙げて説明したが、操作者の
所望の時間間隔(例えば1時間間隔、1日間隔等)で校
正を行うようにしても良いことは勿論である。また、校
正を行う時間間隔を予想される周囲温度の変化速度や分
光器の経時変化速度より短く設定することで、常に高い
波長確度を得ることができる。また、凹面鏡14,18
の代わりにレンズを用いてもよい。更に、光スペクトラ
ム測定装置の入射端のスリット12は省略してもよい。
【0032】
【発明の効果】以上説明したように、本発明による波長
校正装置によれば、所望の時に校正が自動的に行うこと
ができるので、校正に必要な手間が省け極めて利便性が
良いという効果がある。また、小型化が可能な基準光源
を用いたので、広い敷設場所を必要とせず、様々な状況
に対応できるという効果がある。更に、所望の時点で校
正を自動的に行うことができるので、光スペクトラム測
定装置が実際に敷設されている場合であっても都合が良
いときに校正を行えるという利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態による波長校正装置の概
略構成を示すブロック図である。
【図2】 光スペクトラム測定装置58の構成を示すブ
ロック図である。
【図3】 基準光源62の構成を示す図である。
【図4】 従来の光スペクトラム測定装置の構成を示す
ブロック図である。
【符号の説明】
12 入射スリット 14 凹面鏡 16 回折格子 18 凹面鏡 20 出射スリット 22 光検出器 26 A/Dコンバータ 34′ CPU 40 タイマ 50 光入射端 54 光スイッチ 58 光スペクトラム測定装置 60 制御部 62 基準光源 100 LED 102 レンズ 104 ガス吸収セル 106 レンズ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定波長の基準光を出射する基準光源
    と、 被測定光を入射する光入射端と、 前記被測定光及び前記基準光が入射され、前記被測定光
    及び前記基準光の何れか一方を光出射端から出射する光
    スイッチと、 前記基準光源の動作を制御するとともに、前記光スイッ
    チの切り換え動作を制御する制御部と、 前記光スイッチから出射された光のスペクトルを測定す
    るとともに、操作者によって設定された時に前記制御部
    を動作させる光スペクトラム測定装置とを具備すること
    を特徴とする波長校正装置。
  2. 【請求項2】 前記光スペクトラム測定装置は、入射部
    から入射する光を平行光に変換する素子と、 前記平行光を空間的に分離する回折格子と、 前記回折格子によって空間的に分離された光を出射スリ
    ットに集束する素子と、 前記出射スリットから出射する光を電気信号に変換する
    光検出器と、 前記光検出器によって変換された電気信号をディジタル
    信号に変換する変換部と、 前記回折格子の角度を変化させるとともに、前記変換部
    から出力されるディジタル信号を処理し、光スペクトル
    を得る処理部とを具備することを特徴とする請求項1記
    載の波長校正装置。
  3. 【請求項3】 前記光スペクトラム測定装置は、日付時
    間機構を有するタイマを具備し、前記光スペクトラム測
    定装置は、当該タイマから出力される信号に基づいて所
    定時間に前記制御部を動作させることを特徴とする請求
    項2記載の波長校正装置。
  4. 【請求項4】 前記光スペクトラム測定装置は、日付時
    間機構を有するタイマを具備し、前記光スペクトラム測
    定装置は、当該タイマから出力される信号に基づいて電
    源投入後所定時間経過後に前記制御部を動作させること
    を特徴とする請求項2記載の波長校正装置。
  5. 【請求項5】 前記基準光源は、所定波長の光を出射す
    るLEDと、 前記LEDから出射される光を平行光に変換するレンズ
    と、 前記レンズを透過した光の内、所定波長の光を吸収する
    ガス吸収セルと、 前記ガス吸収セルを透過した光を集光するレンズとから
    なることを特徴とする請求項1記載の波長校正装置。
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