JPH11124674A - 気化装置 - Google Patents

気化装置

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JPH11124674A
JPH11124674A JP30490197A JP30490197A JPH11124674A JP H11124674 A JPH11124674 A JP H11124674A JP 30490197 A JP30490197 A JP 30490197A JP 30490197 A JP30490197 A JP 30490197A JP H11124674 A JPH11124674 A JP H11124674A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高誘電体あるいは強誘電体の素材となる複雑
な気化特性を持つような液体原料を、安定にかつ効率良
く気化することができる気化装置を提供する。 【解決手段】 供給源からの液体を液体状態で維持する
第1の領域26と、第1の領域の下流側に隣接して設け
られて液体を気化させる第2の領域28と、第1の領域
の圧力を第2の領域より高く保持する圧力保持手段V
と、第1の領域の液体を第1の領域の圧力における気化
温度より低く、第2の領域の圧力における気化温度より
高い温度に加熱する第1の加熱手段16と、第2の領域
において液体の気化熱を補う第2の加熱手段48とを有
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば液体を原料
とする薄膜気相成長装置に用いる気化装置に係り、特
に、チタン酸バリウム/ストロンチウム等の高誘電体あ
るいは強誘電体薄膜材料を気化させるのに好適な気化装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、半導体産業における集積回路の集
積度の向上はめざましく、現状のメガビットオーダか
ら、将来のギガビットオーダを睨んだDRAMの研究開
発が行われている。かかるDRAMの製造のために必要
な大容量素子の製造に用いる誘電体薄膜として、誘電率
が10以下であるシリコン酸化膜やシリコン窒化膜、誘
電率が20程度である五酸化タンタル(Ta25)薄膜
に替わって、誘電率が300程度であるチタン酸バリウ
ム(BaTiO3)、あるいはチタン酸ストロンチウム
(SrTiO3)又はこれらの混合物であるチタン酸バリ
ウムストロンチウム等の金属酸化物薄膜材料が有望視さ
れている。また、更に誘電率が高いPZT、PLZT、
Y1等の強誘電体の薄膜材料も有望視されている。
【0003】このような素材の成膜を行なう方法とし
て、化学気相成長(CVD)が有望とされており、この
場合、成膜反応槽内において原料ガスを被成膜基板に安
定的に供給する必要がある。原料ガスは、常温で固体の
Ba(DPM)2 ,Sr(DPM)2 などを有機溶剤
(例えば、THFなど)を溶解させ液状化したものを加
熱して気化するようにしている。
【0004】このような液体原料は、熱を必要以上に長
時間受けていると変質してしまう、あるいは主に溶媒で
ある有機溶剤のみが先に気化し、有機金属自体の濃度が
濃くなって重合し、気化困難になってしまうことがあ
る。例えば、Ba(DPM)2,Sr(DPM)2を有機
溶媒であるTHF中に溶解した液体原料では、溶剤の液
相範囲は図10の(a)の領域であり、原料の固相・液
相範囲は(a+c)である。従って、領域(a)の原料
を気化させるために領域(c)を通過する際に、溶剤の
みが気化して原料が析出し、通路を塞いだり、濃度変化
による品質悪化を招くので、気化の際は液体原料を一気
に高温領域に持っていく必要があると考えられる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、液体原
料の気化にはできるだけ短時間に必要な熱の供給を行わ
ないと、特に液体原料の供給量の変動に温度が敏感に反
応して変動し、原料が上記の領域(c)に留まって組成
が変化したり、気化した後に温度が低下して凝縮したり
する可能性がある。また、気化装置においては状況に応
じて微小流量を制御する必要性があるが、気化状態が不
安定であると流量の制御も困難となる。
【0006】この発明は、高誘電体あるいは強誘電体の
素材となる複雑な気化特性を持つような液体原料を、安
定にかつ効率良く気化することができる気化装置を提供
することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、供給源からの液体を液体状態で維持する第1の領域
と、前記第1の領域の下流側に隣接して設けられて前記
液体を気化させる第2の領域と、前記第1の領域の圧力
を前記第2の領域より高く保持する圧力保持手段と、前
記第1の領域の液体を前記第1の領域の圧力における気
化温度より低く、前記第2の領域の圧力における気化温
度より高い温度に加熱する第1の加熱手段と、前記第2
の領域において液体の気化熱を補う第2の加熱手段とを
有することを特徴とする気化装置である。
【0008】これにより、第1の領域における液体の温
度をその原料が変質・劣化等をしない最大温度まで上昇
させ、かつ液体状態を保持するような温度、圧力条件に
しておくことにより、第2の領域による蒸発に必要な熱
量を第1の領域において最大限蓄積させることができ
る。
【0009】第1の領域において予め充分な熱量が供給
されており、液体は第2の領域の圧力条件下では気相線
より上の過熱(スーパーヒート)状態になっているいる
のでその顕熱によって気化潜熱を得る。従って、熱量不
足による温度低下により気化が不安定になることが防止
される。また、第1の領域から第2の領域に移る時に、
瞬時に気化が行われるとともに、その前の第1の領域は
充分高圧に維持されているので、溶剤の部分的な気化が
起きることが防止される。
【0010】請求項2に記載の発明は、前記第1の領域
の圧力を前記第2の領域の温度における液体の蒸気圧よ
り高く保持する圧力保持手段を有したことを特徴とする
請求項1に記載の気化装置である。
【0011】請求項3に記載の発明は、前記第1又は第
2の加熱手段が流動性を有する加熱媒体であることを特
徴とする請求項1に記載の気化装置である。例えば、所
定の化学的に合成されたオイルを用いることにより、充
分な熱容量により効率的で安定な加熱が行われる。
【0012】請求項4に記載の発明は、前記圧力保持手
段が逆止弁であることを特徴とする請求項1に記載の気
化装置である。例えば、前記弁体と前記弁座の接触線を
周方向に延びて形成することにより、大きな圧力勾配を
形成しつつつ、所定の気化通路を構成して一定の気化効
率を確保することができる。
【0013】請求項5に記載の発明は、前記第1の領域
又は第2の領域に気化したガスを搬送するキャリアガ
ス、溶媒、クリーニング用のガス又は溶剤を導入する手
段を有することを特徴とする請求項1に記載の気化装置
である。これにより、気化効率の増大、気化の安定性向
上という作用を得る。
【0014】請求項6に記載の発明は、前記第2の加熱
手段が流動性を有する加熱媒体であり、前記第2の領域
への熱の移動経路が前記逆止弁の弁体を主体とし、該弁
体がシート状の部位を有することを特徴とする請求項4
に記載の気化装置である。
【0015】請求項7に記載の発明は、前記シート上の
部位が液体を重力により受ける方向に設置されているこ
とを特徴とする請求項6に記載の気化装置である。
【0016】請求項8に記載の発明は、前記第2の領域
と第1の領域との境界部の前後で前記液体が急激に体積
膨張する構造を有することを特徴とする請求項1に記載
の気化装置である。
【0017】請求項9に記載の発明は、液体が前記第2
の領域に流入した直後、あるいは第2の領域に流入して
一度急激に膨張した直後はゆるやかに通路断面積が増大
していく構造を有することを特徴とする請求項1に記載
の気化装置である。
【0018】
【発明の実施の形態】図1及び図2は、本発明の一実施
の形態の気化装置を示すもので、図1(a)は全体の断
面図、同図(b)はそのA−A矢視図、図2は、要部を
拡大して示す図である。なお、図1は、弁が全開の状態
を示し、図2は、弁が閉じた状態を示す。気化は、通
常、図2に近い状態で行われる。
【0019】この気化装置は、上側ケーシング10と下
側ケーシング12が間にダイアフラム(弁体)14を挟
んで結合されて構成されている。上側ケーシング10に
は、中央に第1の加熱媒体空間16に囲まれた液体原料
供給流路18が形成され、これは上側ケーシング10の
下面に開口している。上側ケーシング10の下面には、
図1(b)に示すように、周方向に延びる突条(ダイア
フラム押え部)20とダイアフラム14で囲まれた扁平
な円形の凹所22が形成されている。ダイアフラム14
は、例えば、Co合金のように、薄くしても破れるよう
なことがなく、シール性のよい材質であることが好まし
い。液体原料供給流路18には、液体原料が液体原料供
給部からマスフローコントローラーや定量ポンプ等を使
って定量で供給される構造となっている。液体原料供給
流路18は、液体原料がここを通る時間が必要以上に長
くならないように十分細く設計されている。
【0020】図1(b)に示すように、上側ケーシング
10の下面の凹所22には、さらに内側に同心状に第2
の突条(弁座)24が形成されており、その内側が液体
原料供給流路18が開口する液体空間26、外側が気化
空間28となっている。気化空間28は環状の空間であ
り、一方側に、上側ケーシング10に形成された排気流
路30の排気ポート32が開口し、他方側にAr等のキ
ャリアガスを供給するキャリアガス流路34のキャリア
ガスポート36が開口している。又このキャリアガスポ
ート36は、クリーニング用のガスあるいは溶剤を供給
することもある。液体原料供給流路18と液体空間26
が第1の領域を構成し、気化空間28及び排気流路30
が第2の領域を構成している。
【0021】下側ケーシング12には弁装置Vが組み込
まれている。すなわち、下側ケーシング12の中央には
弁孔40が形成され、これには、頂部に弁支持体42を
取り付けたシャフト44が上下動可能に収容されてい
る。この弁支持体42は、その頂面が弁座24と同じ程
度の径を有する平坦面あるいは曲率の大きい曲面となっ
ており、縁部はなだらかに傾斜するテーパ面46となっ
ている。この弁支持体42の周囲を取り囲むように第2
の加熱媒体空間48が形成され、これには熱媒体流入流
路50と流出流路52が連絡しており、これらの流路に
は外部の熱媒体循環配管が接続されている。
【0022】この弁装置Vは、弁支持体42を押圧手段
によって所定の圧力で上方に付勢し、液体原料側の圧力
がこれより大きくなった場合に液体原料を気化空間28
へ滲み出させるようにするものであり、この実施の形態
では、ばね装置54とエアシリンダ装置56の2つの押
圧手段を備えている。すなわち、下側ケーシング12の
高さ方向中央部にシャフト44を囲むばね空間58が形
成され、これには、ばね押え60を介してシャフト44
を上方に付勢するコイルばね62が収容されている。ま
た、下部には、上下に空気ポート64,66を有するエ
アシリンダ空間68が形成され、これにはシャフト44
に取り付けたピストン板70が摺動自在に収容され、必
要箇所にはシール部材が配置されている。
【0023】なお、弁装置Vの作動圧力を設定し、その
設定圧力通りに弁が作動するように制御する弁制御部、
第1の加熱媒体空間16や第2の加熱媒体空間48内の
熱媒体の温度を制御する温度制御部等が設けられている
が、その詳細は省略する。第1の加熱媒体空間16の熱
媒体温度は、気体空間28の圧力における気化温度より
高い温度に設定されている。また、第2の加熱媒体空間
48の熱媒体温度は、弁支持体42及びダイアフラム1
4を液体原料の気体空間28の圧力における気化温度よ
り高い温度に加熱するようになっている。
【0024】以下、このように構成された気化装置の作
用を説明する。予め、各部の温度や圧力等を所定値に設
定し、排気ポートには下流の成膜装置等を接続してお
く。液体原料は、図示しない原料供給部より細管状の原
料供給流路18を介して液体空間26に流入する。原料
供給部の圧送ポンプにおいては、その供給圧力が、押圧
手段54,56による弁支持体42の付勢力よりやや大
きくなるように調整される。これにより、液体原料は、
弁支持体42により支持された弁体14と弁座24の接
触線に沿って、供給圧力と弁体押圧力の微小な差によっ
て形成された微小な隙間から微量づつ気化空間28に供
給される。
【0025】この第1の領域と第2の領域の境界部の2
次側において、圧力が瞬時に開放されて低圧領域に入
る。この過程で原料の一部は瞬時に気化するが、このと
きの不足分の気化熱は、シート状の弁体14の裏側から
加熱媒体によって供給される。弁体14は薄いシート状
であるため、熱の供給速度は充分速く、またこの実施の
形態ではシート面が下側にあるため、流入直後に気化で
きなかった材料も加熱シート面上に乗って充分に熱が供
給されることになる。キャリアガスは、上述した未気化
分の存在部分を必ず経由して排出される構造となってい
るため、その部位の原料蒸気圧を下げ、これによっても
気化効率が向上する。
【0026】なお、この発明では、上述したように、弁
体14と弁座24の接触線の前後における圧力勾配(圧
力差)を大きくすることが、原料により多くの熱量を液
体の状態で保有させることができるので好ましいが、発
明が上述したような作用を発揮するためには、15kg
f/cm2であることが好ましい。また、第2の領域を
経由した後の気体に対しては、急激な圧力変動があると
気化熱の供給が不充分となって温度が低下し、気化が不
安定となる。従って、第2の領域から排気経路30へ向
かう通路の断面積を漸次増大するように形成して急激な
体積膨張を抑制し、温度降下を防ぐ構造が望ましい。
【0027】図3は、この発明の第2の実施の形態を示
すもので、キャリアガス供給流路72をミキサ74を介
して液体原料供給流路76と合流させ、キャリアガスを
液体原料に事前に混合するようにしている。これによ
り、キャリアガスが第1の領域と第2の領域の境界部を
通過するため、キャリアガスによる原料蒸気の置換が十
分行われるため、液体原料の気化が一層効率的に行われ
る。
【0028】図4は、この発明の第3の実施の形態を示
すもので、キャリアガス流路78と液体原料供給流路8
0を二重管構造としてそれぞれ液体空間26に開口さ
せ、キャリアガスと液体原料を同時に液体空間26に供
給するようにしている。これによっても、図3の場合と
同様に、液体原料の蒸気の置換効率が上がるため気化が
効率的に行われる。
【0029】図5は、この発明の第4の実施の形態を示
すもので、これまでの実施の形態では、原料が流通する
空間と弁装置側の空間を弁体であるダイアフラム14自
体で区画していたが、この実施の形態ではベローズ82
を用いている。すなわち、シャフト44の先端に、先の
弁支持体と同様の形状を有する弁体84が取り付けら
れ、これの下縁部にベローズ82の上端が取り付けら
れ、ベローズ82の下端はケーシング86の弁収容孔8
8の内面に突出する環状板90の内端に取り付けられて
いる。
【0030】ベローズ82の内側の空間は第2の加熱媒
体空間92となっており、流路94,96を介して供給
される熱媒体がシャフト44及び弁体84を加熱して気
化熱を補給するようにしている。なお、この実施の形態
では、気化空間28は弁体84及びベローズ82を取り
囲む筒状の空間として構成され、ベローズ自体の外面も
加熱面として作用するようになっている。
【0031】図6は、この発明の第5の実施の形態を示
すもので、第4の実施の形態において、キャリアガス流
路72をミキサ74を介して液体原料供給流路76と合
流させる構成としたものである。また、図7は、この発
明の第6の実施の形態を示すもので、第4の実施の形態
において、キャリアガス流路78と液体原料供給流路8
0を二重管構造としたものである。
【0032】図8及び図9は、この発明のさらに他の実
施の形態を示すものである。これらの実施の形態は、第
1の領域における温度と第2の領域の圧力における原料
の気化温度との差、すなわち過熱(スーパーヒート)の
程度(=ΔT)に対応して第1の領域から第2の領域に
向かう境界領域の部分の流路の拡大の程度を変えている
ものである。
【0033】図8の第7の実施の形態は、ΔTを比較的
小さく設定した場合に好適なもので、弁座24と弁体1
4の間の角度θ1を小さく設定している。この場合は、
液体原料が顕熱として持っている熱量があまり大きくな
いので、上記のような構成とすることにより、急激な流
路拡大による体積膨張を防止して、気体の温度低下によ
る気化の不安定化を防止する。
【0034】一方、図9の第8の実施の形態は、ΔTを
比較的大きく設定した場合に好適なもので、弁座24と
弁体14の間の角度θ2も大きく設定している。この場
合は、液体原料が顕熱として持っている熱量が大きいの
で、急激な堆積膨張を行わせて気化効率を上昇すること
ができる。なお、ΔTをどの程度に設定することができ
るかは、対象とする原料によって異なり、気化温度と反
応温度の幅が小さい原料は、ΔTを大きく設定すること
はできない。
【0035】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、第1の領域を高圧に保持して液体の劣化を防止しつ
つ、第1の領域からより低圧の第2の領域に移る時に瞬
時に気化を行うので、高誘電体あるいは強誘電体の素材
となる複雑な気化特性を持つような液体原料の変質や部
分的気化を防止して安定かつ効率良く気化することがで
きる。また、液体に気化の前段階で気化熱を予め充分与
えているので、気化領域での熱不足による温度不安定に
より、気化装置内や配管内の詰まりを生じることが防止
され、安定な気化動作を微小流量を精度良く制御しなが
ら行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施の形態の気化装置の
(a)全体の構成を示す断面図、(b)そのA−A矢視
図である。
【図2】図1(a)の装置の要部を拡大して示す図であ
る。
【図3】この発明の第2の実施の形態の気化装置の断面
図である。
【図4】この発明の第3の実施の形態の気化装置の断面
図である。
【図5】この発明の第4の実施の形態の気化装置の断面
図である。
【図6】この発明の第5の実施の形態の気化装置の断面
図である。
【図7】この発明の第6の実施の形態の気化装置の断面
図である。
【図8】この発明の第7の実施の形態の気化装置の断面
図である。
【図9】この発明の第8の実施の形態の気化装置の断面
図である。
【図10】液体原料の特性を示す状態図である。
【符号の説明】
10 上側ケーシング 12 下側ケーシング 14 ダイアフラム(弁体) 16 第1の加熱媒体空間 18,76,80 液体原料供給流路 20 ダイアフラム押え部 22 凹所 24 弁座 26 液体空間(第1の領域) 28 気化空間(第2の領域) 30 排気流路 32 排気ポート 34,72,78 キャリアガス流路 42 弁体 48,92 第2の加熱媒体空間 54 ばね装置 56 エアシリンダ装置 V 弁装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 柴崎 光直 東京都大田区羽田旭町11番1号 株式会社 荏原製作所内

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 供給源からの液体を液体状態で維持する
    第1の領域と、 前記第1の領域の下流側に隣接して設けられて前記液体
    を気化させる第2の領域と、 前記第1の領域の圧力を前記第2の領域より高く保持す
    る圧力保持手段と、 前記第1の領域の液体を前記第1の領域の圧力における
    気化温度より低く、前記第2の領域の圧力における気化
    温度より高い温度に加熱する第1の加熱手段と、 前記第2の領域において液体の気化熱を補う第2の加熱
    手段とを有することを特徴とする気化装置。
  2. 【請求項2】 前記第1の領域の圧力を前記第2の領域
    の温度における液体の蒸気圧より高く保持する圧力保持
    手段を有したことを特徴とする請求項1に記載の気化装
    置。
  3. 【請求項3】 前記第1又は第2の加熱手段が流動性を
    有する加熱媒体であることを特徴とする請求項1に記載
    の気化装置。
  4. 【請求項4】 前記圧力保持手段が逆止弁であることを
    特徴とする請求項1に記載の気化装置。
  5. 【請求項5】 前記第1の領域又は第2の領域に気化し
    たガスを搬送するキャリアガス、溶媒、クリーニング用
    のガス又は溶剤を導入する手段を有することを特徴とす
    る請求項1に記載の気化装置。
  6. 【請求項6】 前記第2の加熱手段が流動性を有する加
    熱媒体であり、前記第2の領域への熱の移動経路が前記
    逆止弁の弁体が主体であり、該弁体がシート状の部位を
    有することを特徴とする請求項4に記載の気化装置。
  7. 【請求項7】 前記シート上の部位が液体を重力により
    受ける方向に設置されていることを特徴とする請求項6
    に記載の気化装置。
  8. 【請求項8】 前記第2の領域と第1の領域との境界部
    の前後で前記液体が急激に体積膨張する構造を有するこ
    とを特徴とする請求項1に記載の気化装置。
  9. 【請求項9】 液体が前記第2の領域に流入した直後、
    あるいは第2の領域に流入して一度急激に膨張した直後
    はゆるやかに通路断面積が増大していく構造を有するこ
    とを特徴とする請求項1に記載の気化装置。
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