JPH11124237A - プリンタの給紙装置 - Google Patents

プリンタの給紙装置

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JPH11124237A
JPH11124237A JP28749297A JP28749297A JPH11124237A JP H11124237 A JPH11124237 A JP H11124237A JP 28749297 A JP28749297 A JP 28749297A JP 28749297 A JP28749297 A JP 28749297A JP H11124237 A JPH11124237 A JP H11124237A
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recording paper
recording
printer
feed roller
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JP28749297A
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English (en)
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Yoshihiro Yokoyama
嘉広 横山
Tetsuya Tonomura
哲也 外村
Hirofumi Iwakawa
浩文 岩川
Kazuyoshi Miyazaki
和義 宮崎
Kazuyuki Takahashi
計行 高橋
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 少ない部品点数で機構を構成して簡略化しか
つ小さな動力で給紙することができ、製品の小型化およ
び低コスト化に大きく寄与することができるプリンタの
給紙装置を提供する。 【解決手段】 トレイ(A)104およびトレイ(B)
106をプリンタ本体に対して回動自在に支持する回転
軸102および板材114を押圧手段とすることによ
り、トレイ(A)104およびトレイ(B)106およ
び記録紙108と板材114の総自重によって、トレイ
(A)104およびトレイ(B)106に発生する回転
軸102による支持部分まわりのモーメントを利用し
て、そのトレイ(A)104およびトレイ(B)106
により記録紙108を給紙ローラ110に押圧し、その
状態で給紙ローラ110が転接する最も表面の記録紙を
搬送してプリンタ本体内に給紙する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、記録媒体である記
録紙に印画記録するためにその記録紙をプリンタ本体内
に給紙するプリンタの給紙装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、オフィスや一般家庭におい
て、記録紙を記録媒体としてその表面に図や文字などの
情報を印画記録するプリンタとして、例えばサーマル方
式や電子写真方式など、その他各種の方式のプリンタが
広く利用されている。
【0003】これらのプリンタは、通常、印画記録する
ための記録紙をプリンタ本体内に供給する給紙部,給紙
部から供給された記録紙に印画記録するためその記録紙
を往復搬送する紙搬送部,紙搬送部により往復搬送され
ている記録紙に例えばインクシート上のインクを用いて
印画記録する印画部,往復搬送されながら印画記録が完
了した記録紙をプリンタ本体外に排出する排紙部および
以上の各部を作動させるために駆動する駆動部などの機
構ブロックにより構成されているが、ここではおもに、
給紙部とその給紙部を駆動する駆動部とで構成され、駆
動部によって給紙部を駆動することにより、図や文字な
どの情報を印画記録するための記録紙を給紙部からプリ
ンタ本体内に給紙するプリンタの給紙装置に着目して説
明する。
【0004】この種のプリンタの給紙装置としては、た
とえば図7に示す構成がよく採用されている。この給紙
装置は、図7に示すように、給紙トレイ602が外装1
00に固定されており、その給紙トレイ602の底部
に、可動板606がヒンジ部H7を中心にして矢印Y7
0で示すように回動自在に構成されて取り付けられてい
る。また、押し上げレバー604が、押し上げバネ60
8の矢印Y71で示す付勢力により点C7を支点にして
矢印Y72で示すように回動することにより、可動板6
06をその上方に位置する給紙ローラ110の外周面に
当接するまで持ち上げることができるように構成されて
配設されている。
【0005】このように構成された給紙装置において、
記録紙108を給紙トレイ602に搭載すると、記録紙
108は給紙ローラ110に対して所定の圧力で押圧さ
れることになる。
【0006】この状態で、給紙ローラ110を矢印Y7
3で示すように回転駆動すると、給紙トレイ602に搭
載された記録紙108のうち一番上の記録紙が、矢印Y
74で示すようにプリンタ本体内部に搬送されて給紙さ
れる。このようにしてプリンタ本体内部に給紙された記
録紙108が、給紙ローラ110とは別の低速送り機構
たとえばピンチローラ・キャプスタン(図示せず)にま
で達すると、図示しない切り替え機構により押し上げレ
バー604が点C7を支点にして矢印Y75で示す方向
に変位させられて、記録紙108の給紙ローラ110へ
の圧接が解除される。これにより、以降のプリンタ本体
内部での印画動作のための高精度な紙搬送動作が可能と
なる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記のよ
うな従来のプリンタの給紙装置では、給紙トレイ602
上の記録紙108を給紙ローラ110に押圧するため
に、その記録紙108を給紙ローラ110方向に押し上
げるための機構が必要となり、その機構を構成する可動
板606や押し上げレバー604および押し上げバネ6
08などの部品が必要となり、これらの部品によって構
成された上記のような機構を設けることにより装置の構
造が複雑になるという問題点を有していた。
【0008】また、上記の機構を給紙トレイ602上で
記録紙108を給紙ローラ110方向に押し上げるため
に稼動させる際に必要となり、可動式の押し上げレバー
604を押し上げバネ608のバネ力に抗して変位させ
るための大きな動力が必要になるという問題点を有して
いた。
【0009】本発明は、上記従来の問題点を解決するも
ので、従来装置において必要であった記録紙押し上げ用
の可動板や押し上げレバーおよび押し上げバネなどによ
る機構を不要とするとともに、その機構を用いることに
より必要となり可動式の押し上げレバーを押し上げバネ
のバネ力に抗して変位させるための大きな動力も不要と
して、少ない部品点数で機構を構成して簡略化しかつ小
さな動力で給紙することができ、製品の小型化および低
コスト化に大きく寄与することができるプリンタの給紙
装置を提供する。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに本発明のプリンタの給紙装置は、少なくとも、記録
媒体としてプリンタ本体内に給紙される記録紙を収納す
る収納手段と、その収納手段に収納された記録紙に対し
て転接することにより記録紙を搬送してプリンタ本体内
に給紙する給紙ローラと、その給紙ローラの記録紙への
転接のために、給紙ローラに記録紙を常時押圧する押圧
手段とを具備し、この押圧手段を、収納手段をプリンタ
本体に対して回動自在に支持する支持手段とすることに
より、収納手段および記録紙の自重によって収納手段に
発生する支持手段による支持部分まわりのモーメントを
利用して、その収納手段により記録紙を給紙ローラに押
圧し、その状態で給紙ローラが転接する最も表面の記録
紙を搬送してプリンタ本体内に給紙することを特徴とす
る。
【0011】以上により、従来装置において必要であっ
た記録紙押し上げ用の可動板や押し上げレバーおよび押
し上げバネなどによる機構を不要とするとともに、その
機構を用いることにより必要となり可動式の押し上げレ
バーを押し上げバネのバネ力に抗して変位させるための
大きな動力も不要として、少ない部品点数で機構を構成
して簡略化しかつ小さな動力で給紙することができ、製
品の小型化および低コスト化に大きく寄与することがで
きる。
【0012】また、選択手段により、伝達手段を、給紙
ローラに記録紙搬送用の動力を伝達する作動位置と遮断
する非作動位置とに切り替えるように構成され、プリン
タの給紙動作時に伝達手段を作動位置として、モータか
ら印加される記録紙搬送用の動力を給紙ローラに伝達
し、その状態で給紙ローラが転接する最も表面の記録紙
を搬送してプリンタ本体内に給紙することを特徴とす
る。
【0013】以上により、少ない部品点数で機構を構成
して簡略化しかつ小さな動力で給紙することができ、製
品の小型化および低コスト化に大きく寄与することがで
きる。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載のプリン
タの給紙装置は、プリンタによって記録媒体である記録
紙に印画記録するために、その記録紙をプリンタ本体内
に供給することにより給紙するプリンタの給紙装置であ
って、前記記録紙を収納する収納手段と、前記収納手段
に収納された記録紙に転接可能であり、その転接により
前記記録紙を搬送し、かつ前記記録紙が複数枚である場
合には分離搬送する給紙ローラと、前記給紙ローラの記
録紙への転接のために、前記給紙ローラに記録紙を常時
押圧する押圧手段とを具備し、前記給紙ローラの記録紙
への転接により、その記録紙を搬送してプリンタ本体内
に供給するように構成する。
【0015】請求項2に記載のプリンタの給紙装置は、
請求項1に記載の押圧手段を、収納手段をプリンタ本体
に対して回動自在に支持することによって、その支持部
分のまわりに前記収納手段および記録紙の自重から発生
するモーメントにより、給紙ローラに前記記録紙を常時
押圧する支持手段とする構成とする。
【0016】以上の構成によると、押圧手段を、収納手
段をプリンタ本体に対して回動自在に支持する支持手段
とすることにより、収納手段および記録紙の自重によっ
て収納手段に発生する支持手段による支持部分まわりの
モーメントを利用して、その収納手段により記録紙を給
紙ローラに押圧し、その状態で給紙ローラが転接する最
も表面の記録紙を搬送してプリンタ本体内に給紙する。
【0017】請求項3に記載のプリンタの給紙装置は、
請求項1または請求項2に記載の給紙ローラにその記録
紙搬送用の動力を印加するためのモータと、前記モータ
から記録紙搬送用の動力を前記給紙ローラに伝達する伝
達手段と、前記伝達手段を、給紙ローラに前記動力を伝
達する作動位置と前記動力を遮断する非作動位置とに切
り替える選択手段とを具備し、前記選択手段を、前記給
紙ローラにより搬送されて供給された記録紙が、印画記
録の際に前記記録紙を受けて定速搬送する紙搬送手段の
所定位置まで達した後に、前記伝達手段を非作動位置に
切り替えるように構成する。
【0018】以上の構成によると、選択手段により、伝
達手段を、給紙ローラに記録紙搬送用の動力を伝達する
作動位置と遮断する非作動位置とに切り替えるように構
成され、プリンタの給紙動作時に伝達手段を作動位置と
して、モータから印加される記録紙搬送用の動力を給紙
ローラに伝達し、その状態で給紙ローラが転接する最も
表面の記録紙を搬送してプリンタ本体内に給紙する。
【0019】以下、本発明の実施の形態を示すプリンタ
の給紙装置について、図面を参照しながら具体的に説明
する。なお、ここで説明するプリンタにおいても、従来
の技術で説明したプリンタと同様に、基本的には給紙
部,印画部,紙搬送部,排紙部および駆動部などの機構
ブロックから構成されており、各部の基本動作も同様で
ある。また、ここではおもに、給紙装置と関係が深い給
紙部と、紙搬送部と、これら給紙部および紙搬送部を所
定通りに作動させるためにそれらを駆動する駆動部とに
ついて説明する。
【0020】まず、本発明の実施の形態のプリンタの給
紙装置を構成する給紙部および駆動部のうち、給紙部に
ついて以下に説明する。図1および図2は、それぞれ本
実施の形態のプリンタの給紙装置の概略構成を示す正面
図および平面図である。
【0021】この給紙装置における給紙部は、図1およ
び図2に示すように、外装100に押圧手段を構成する
支持手段としての回転軸102により回転自在に支持さ
れたトレイ(A)104と、このトレイ(A)104に
同じく回転自在に支持されたトレイ(B)106とによ
り収納手段が構成され、これらトレイ(A)104およ
びトレイ(B)106からなる収納手段は、使用しない
ときには図1に一点鎖線で示すように折り畳んで収納す
ることができ、使用する時には実線で示すように記録紙
108が搭載できるように構成されている。
【0022】また、記録紙108は、給紙ローラ110
に圧接され、給紙ローラ110の矢印Y10で示す回転
に同期して矢印Y11で示すようにプリンタ内部に搬送
されていく。この記録紙108の圧接力は、記録紙10
8,トレイ(A)104,トレイ(B)106及びトレ
イ(B)106に張り付けられ押圧手段を構成する板材
114の各自重を合成した重力Wにより発生する回転軸
102まわりの回転モーメントM1により付与される。
板材114は、一種の加重部材であり、給紙動作をおこ
なうために最適の押圧力が得られるようにその重量が設
定されている。
【0023】また、ゴム部材118が張り付けられた重
送防止パッド116が、ねじりバネ(図示せず)により
給紙ローラ110に常時押圧されている。給紙ローラ1
10によりプリンタ本体内部方向に搬送された記録紙1
08は、上紙ガイド板120およびマイラーフィルム製
でそれ自体の弾性力によって上紙ガイド板120方向に
付勢された下紙ガイド板122との間を通過して、サー
マルヘッドが取り付けられたサーマルヘッドユニットS
1や記録紙108をサーマルヘッドユニットS1方向に
押圧するプラテンローラ72などが配置された印画部、
および記録紙108への印画の際にその記録紙108を
往復搬送するキャリッジ210などが配置された紙搬送
部に送られていく。
【0024】次に、図1および図2で説明した給紙ロー
ラ110を矢印Y10で示すように回転駆動する駆動部
について説明する。この駆動部は、図1および図2に2
点鎖線により駆動部96として示されており、図5およ
び図6に示すように、送りモータ400の回転軸には駆
動プーリ402とウオームギア(A)404とが固定さ
れている。このうち駆動プーリ402はゴムベルト43
6を介して図1および図2に示すキャリッジ210の往
復移動を駆動する。
【0025】一方、上記の送りモータ400の動力の一
部は、選択的にウオームギア(A)404から2段アイ
ドラギア(A)406,伝達手段としてのアイドラギア
(A)408,2段アイドラギア(B)437,インク
シートを巻き取る巻き取りリール台8に形成されたリー
ル台ギア438へと伝達される。アイドラギア(A)4
08は点C5を支点として回動する回動レバー410に
軸支されており、回動レバー410に形成された突起T
5が、後述する選択手段としての駆動カム422の回転
に伴ってその駆動カム422に形成されたカム溝に係合
しながら摺動して、矢印Y50で示すように、点C5を
支点として揺動することによって、上記のアイドラギア
(A)408は、リール台ギア438とかみ合った2段
アイドラギア(B)437とにかみ合う非作動位置であ
る巻き取りリール駆動位置と、後述のアイドラギア
(B)414とかみ合う作動位置である給紙位置及びど
ちらともかみ合わない中立位置とを選択的にとることが
できる。
【0026】アイドラギア(A)408が給紙位置にあ
る時は、送りモータ400からの動力は、アイドラギア
(A)408,カム軸418に回動自在に軸支されたア
イドラギア(B)414(カム軸418に同軸に軸支さ
れた駆動カム422とは別部品で互いに独立に回動でき
る),アイドラギア(C)416(同軸に設けられた後
述する2段アイドラギア(C)426とは別部品で互い
に独立に回動できる),アイドラギア(D)417,そ
して給紙ギア420へと伝達され、前述の給紙ローラ1
10を回転駆動する。送りモータ400の正転および反
転を以下のように定義した時、巻き取りリール台8の駆
動は正転で、給紙ローラ110の駆動は反転でおこな
う。 正転;キャリッジ210の往復移動のうちスタート位置
からエンド位置に移送する方向 反転;上記方向と反対方向 一方、カム軸418に軸支された駆動カム422は、カ
ムモータ421によりウオームギア(B)424,2段
アイドラギア(C)426を介して駆動される。駆動カ
ム422は、後の動作説明で述べる7種の動作モードに
対応して、6箇所の停止位置をとることができる(7種
の動作モードのうち2種は同一停止位置)。この位置検
出は、各停止位置に対応して所定のスリットが形成され
かつ駆動カム422と一体で回転する位置検出板428
と、それと対向する位置に配設された位置検出用のフォ
トセンサ432と、原点検出をおこなうマイクロスイッ
チ(図示せず)とによって行う。
【0027】最後に、本プリンタの動作モードについて
説明する。本プリンタの動作モードとしては、スタンバ
イ,排紙,インクシートたるみ取り,給紙,記録紙送
り,インクシート送りおよび印画の7種の動作モードが
あり、上述の駆動カム422は、これらの動作モードに
対応して、上述のように6箇所の停止位置を持つように
構成されている。表1は、上記の7動作モードのうち特
に給紙装置に関係のあるスタンバイモード,給紙モー
ド,印画モードにおけるアイドラギア(A)408の動
作状態(位置)を示す表であり、これらの動作モードの
うち給紙モードについて以下に説明する。
【0028】
【表1】
【0029】本プリンタが給紙モードになると、送りモ
ータ400が反転駆動され、図3に示すように、任意の
位置にあるキャリッジ210は解除位置に移動し、記録
紙108は給紙ローラ110により給紙部よりプリンタ
本体内部に搬送される。先に、キャリッジ210が解除
位置に達し、記録紙108が到達するのを待つ(この
間、送りモータ400は反転駆動されたままなのでキャ
リッジ210は解放状態を保つことになる)。
【0030】その後、給紙ローラ110によって給紙部
から搬送されて給紙された記録紙108が図3に示す位
置に達し、更に図4に示すように、キャリッジ210が
記録紙108の先端をクランプすることにより、駆動部
96によって駆動された給紙部による記録紙108の給
紙動作が終了する。この間、印画部のサーマルヘッドユ
ニットS1は、図3に示す給紙位置にある。
【0031】このようにして、キャリッジ210が記録
紙108の先端をクランプすると、記録紙位置検出セン
サ(図示せず)が作動し、送りモータ400は、正転駆
動に切り替えられ、キャリッジ210は、図面左方向に
移動してスタート位置に達すし、印画動作を開始する。
【0032】以上のように、トレイ104,106およ
び記録紙108と板材114の自重によってトレイ10
4,106に発生する回転軸102による支持部分まわ
りのモーメントM1を利用して、そのトレイ104,1
06により記録紙108を給紙ローラ110に押圧し、
その状態で給紙ローラ110が転接する最も表面の記録
紙を搬送してプリンタ本体内に給紙することができる。
【0033】その結果、従来装置において必要であった
記録紙押し上げ用の可動板や押し上げレバーおよび押し
上げバネなどによる機構を不要とするとともに、その機
構を用いることにより必要となり可動式の押し上げレバ
ーを押し上げバネのバネ力に抗して変位させるための大
きな動力も不要として、少ない部品点数で機構を構成し
て簡略化しかつ小さな動力で給紙することができ、製品
の小型化および低コスト化に大きく寄与することができ
る。
【0034】また、駆動カム422により、アイドラギ
ア(A)408を、給紙ローラ110に記録紙搬送用の
動力を伝達する給紙位置と遮断する巻き取りリール駆動
位置とに切り替えるように構成され、プリンタの給紙動
作時にアイドラギア(A)408を給紙位置として、モ
ータ400から印加される記録紙搬送用の動力を給紙ロ
ーラ110に伝達し、その状態で給紙ローラ110が転
接する最も表面の記録紙を搬送してプリンタ本体内に給
紙することができる。
【0035】その結果、少ない部品点数で機構を構成し
て簡略化しかつ小さな動力で給紙することができ、製品
の小型化および低コスト化に大きく寄与することができ
る。なお、上記の実施の形態において、押圧手段を、収
納手段をプリンタ本体に対して回動自在に支持する支持
手段である回転軸102および板材114とすることに
より、収納手段および記録紙108と板材114の総自
重によって収納手段に発生する回転軸102による支持
部分まわりのモーメントを利用して、その収納手段によ
り記録紙108を給紙ローラ110に押圧し、その状態
で給紙ローラ110が転接する最も表面の記録紙を搬送
してプリンタ本体内に給紙するように構成したが、収納
手段を、回転軸102を回転中心として、給紙ローラ1
10側に常時押圧するように、下面から付勢することが
できるようなバネなどの付勢手段を設けて構成すること
もでき、同様の効果が得られる。
【0036】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、押圧手段
を、収納手段をプリンタ本体に対して回動自在に支持す
る支持手段とすることにより、収納手段および記録紙の
自重によって収納手段に発生する支持手段による支持部
分まわりのモーメントを利用して、その収納手段により
記録紙を給紙ローラに押圧し、その状態で給紙ローラが
転接する最も表面の記録紙を搬送してプリンタ本体内に
給紙することができる。
【0037】そのため、従来装置において必要であった
記録紙押し上げ用の可動板や押し上げレバーおよび押し
上げバネなどによる機構を不要とするとともに、その機
構を用いることにより必要となり可動式の押し上げレバ
ーを押し上げバネのバネ力に抗して変位させるための大
きな動力も不要として、少ない部品点数で機構を構成し
て簡略化しかつ小さな動力で給紙することができ、製品
の小型化および低コスト化に大きく寄与することができ
る。
【0038】また、選択手段により、伝達手段を、給紙
ローラに記録紙搬送用の動力を伝達する作動位置と遮断
する非作動位置とに切り替えるように構成され、プリン
タの給紙動作時に伝達手段を作動位置として、モータか
ら印加される記録紙搬送用の動力を給紙ローラに伝達
し、その状態で給紙ローラが転接する最も表面の記録紙
を搬送してプリンタ本体内に給紙することができる。
【0039】そのため、少ない部品点数で機構を構成し
て簡略化しかつ小さな動力で給紙することができ、製品
の小型化および低コスト化に大きく寄与することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態のプリンタの給紙装置の構
成を示す正面図
【図2】同実施の形態のプリンタの給紙装置の構成を示
す平面図
【図3】同実施の形態における紙搬送部への給紙動作の
説明図
【図4】同実施の形態における紙搬送部との記録紙受渡
し動作の説明図
【図5】同実施の形態における給紙動作を説明するため
の駆動部の正面図
【図6】同実施の形態における給紙動作を説明するため
の駆動部の平面図
【図7】従来のプリンタの給紙装置の構成を示す正面図
【符号の説明】
102 回転軸 104 トレイ(A) 106 トレイ(B) 110 給紙ローラ 114 板材 400 送りモータ 408 アイドラギア(A) 410 回動レバー 414 アイドラギア(B) 416 アイドラギア(C) 417 アイドラギア(D) 420 給紙ギア 422 駆動カム
フロントページの続き (72)発明者 宮崎 和義 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 高橋 計行 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プリンタによって記録媒体である記録紙
    に印画記録するために、その記録紙をプリンタ本体内に
    供給することにより給紙するプリンタの給紙装置であっ
    て、前記記録紙を収納する収納手段と、前記収納手段に
    収納された記録紙に転接可能であり、その転接により前
    記記録紙を搬送し、かつ前記記録紙が複数枚である場合
    には分離搬送する給紙ローラと、前記給紙ローラの記録
    紙への転接のために、前記給紙ローラに記録紙を常時押
    圧する押圧手段とを具備し、前記給紙ローラの記録紙へ
    の転接により、その記録紙を搬送してプリンタ本体内に
    供給するように構成したことを特徴とするプリンタの給
    紙装置。
  2. 【請求項2】 押圧手段を、収納手段をプリンタ本体に
    対して回動自在に支持することによって、その支持部分
    のまわりに前記収納手段および記録紙の自重から発生す
    るモーメントにより、給紙ローラに前記記録紙を常時押
    圧する支持手段とすることを特徴とする請求項1に記載
    のプリンタの給紙装置。
  3. 【請求項3】 給紙ローラにその記録紙搬送用の動力を
    印加するためのモータと、前記モータから記録紙搬送用
    の動力を前記給紙ローラに伝達する伝達手段と、前記伝
    達手段を、給紙ローラに前記動力を伝達する作動位置と
    前記動力を遮断する非作動位置とに切り替える選択手段
    とを具備し、前記選択手段を、前記給紙ローラにより搬
    送されて供給された記録紙が、印画記録の際に前記記録
    紙を受けて定速搬送する紙搬送手段の所定位置まで達し
    た後に、前記伝達手段を非作動位置に切り替えるように
    構成したことを特徴とする請求項1または請求項2に記
    載のプリンタの給紙装置。
JP28749297A 1997-10-21 1997-10-21 プリンタの給紙装置 Pending JPH11124237A (ja)

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