JPH11124084A - ポンツーン型浮体構造物 - Google Patents

ポンツーン型浮体構造物

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JPH11124084A
JPH11124084A JP30633297A JP30633297A JPH11124084A JP H11124084 A JPH11124084 A JP H11124084A JP 30633297 A JP30633297 A JP 30633297A JP 30633297 A JP30633297 A JP 30633297A JP H11124084 A JPH11124084 A JP H11124084A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
floating structure
pontoon
main body
type floating
longitudinal direction
Prior art date
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Pending
Application number
JP30633297A
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English (en)
Inventor
Tetsuya Furuta
哲也 古田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
IHI Corp
Original Assignee
IHI Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 浮体構造物本体の高さを低くし且つ内部の構
造を簡素化して波浪荷重に耐えられる曲げ強度を増大で
きるようにする。 【解決手段】 ポンツーン型浮体構造物本体8の下面
に、該浮体構造物本体8の長手方向へ延びる複数本の補
強用梁部材10を平行に配置する。各補強用梁部材10
の上面に支持部材11を取り付けて外部構造体9を構成
する。外部構造体9を浮体構造物本体8の下面に取り付
けて一体構造とする。各補強用梁部材10は幅方向に延
びる連結部材12により繋いで一体構造とする。又、支
持部材11はトラス構造とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は広幅長尺で且つ高さ
が低い大型ポンツーン型浮体構造物に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】ポンツーン型浮体構造物1は、図2
(イ)(ロ)(ハ)にその一例の概略を示す如く、天井
部2の下面と底部3の上面に長手方向に延びる補強部材
4を幅方向に所要間隔で配設すると共に、幅方向に延び
る補強部材4aを長手方向に所要間隔で配設して格子状
となるようにして強度を高めるようにし、更に、天井部
2と底部3との間に長手方向に延びる補強用壁部材5を
複数個所に設置すると共に幅方向に延びる補強用壁部材
5aを複数個所に設置して所要大きさの区画を形成する
ようにして強度を高めるようにしてなる広幅長尺で且つ
高さが低い中空の箱型構造としてあり、このポンツーン
型浮体構造物は、これを設置する水域の水深により係留
の方法は異なるが、水深の大きいところでは、係留索6
を用いて係留するようにしてある。
【0003】なお、上記補強用壁部材5,5aにはアク
セス用のマンホールが設けられている。
【0004】上記ポンツーン型浮体構造物1は、係留索
6を介して係留されると、その広幅長尺な天井部2の上
面や補強用壁部材5,5aによって区画された内部の区
画室7等に人、物等を載せて使用することができるよう
になっているが、上記ポンツーン型浮体構造物1は長さ
や幅に比べて高さが非常に低く、本質的に曲げに対する
強度が小さいので、該ポンツーン型浮体構造物1の長手
方向に波浪が作用すると、波浪荷重により、図2(ロ)
に二点鎖線で示す如く、長手方向に沿って湾曲した変形
を生じる虞があり、特に、ポンツーン型浮体構造物1が
大型化して長手方向の長さが千数百メートルにも達する
長尺のものになると、その傾向が大となる。そのため、
かかる変形を防ぐためにポンツーン型浮体構造物1の長
手方向の曲げ強度を高める必要がある。
【0005】この点に鑑みて、これまでに、ポンツーン
型浮体構造物の長手方向の曲げ強度を高めるために、図
3(イ)に示す如くポンツーン型浮体構造物1の高さを
高くすること、あるいは図3(ロ)に示す如く、ポンツ
ーン型浮体構造物1の内部に設置する長手方向の補強用
壁部材5の本数を多くして区画配置するようにするこ
と、等が提案されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、図3(イ)
に示す如き、高さを高くして曲げ強度を高めるようにし
たポンツーン型浮体構造物1aの場合には、本来、極力
高さを低くして薄型としようとするポンツーン型浮体構
造物1の狙いとすることと逆行するという問題があり、
一方、図3(ロ)に示す如き補強用壁部材5の本数を多
くしてポンツーン型浮体構造物1の内部を区画配置して
曲げ強度を高めるようにした場合には、多数の補強用壁
部材5が区画配置されることによって該ポンツーン型浮
体構造物1の内部が細かく区画され、大きな区画室7を
形成することができなくなる等の問題がある。
【0007】そこで、本発明は、高さをより低くでき且
つ内部に区画室を自由に形成できて曲げ強度を高めるこ
とができるようにしたポンツーン型浮体構造物を提供し
ようとするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するために、広幅長尺で且つ高さの低い中空箱型の構
造としてある浮体構造物本体の下面側に、該浮体構造物
本体と平行に長手方向に延びるように配置した複数の補
強用梁部材と、該各補強用梁部材を上記浮体構造物本体
に固定支持させるための支持部材とからなる外部構造体
を取り付けてなる構成とする。
【0009】浮体構造物本体の下面側に、該浮体構造物
本体の長手方向に延びる補強用梁部材からなる外部構造
体が一体的に取り付けてあって、該外部構造体により浮
体構造物本体の曲げ強度が高められるので、浮体構造物
本体の高さを低くすることができて、より薄型とするこ
とができる。又、浮体構造物本体の内部に補強用壁部材
を多く設ける必要がないので、浮体構造物本体の構造を
簡素化できると共に、内部への補強用壁部材の区画配置
が自由になる。
【0010】又、長手方向に延びる各補強用梁部材同士
を横方向へ延びる連結部材で連結して繋ぐことにより各
補強用梁部材を堅固にでき、外部構造体としての強度を
より高めることができる。
【0011】更に、支持部材をトラス構造とすることに
より、外部構造体を堅牢なものとすることができる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。
【0013】図1(イ)(ロ)は本発明の実施の一形態
を示すもので、図2(イ)(ロ)(ハ)に示したポンツ
ーン型浮体構造物1と同様に、天井部2の下面及び底部
3の上面に長手方向と幅方向に複数本の補強部材4,4
aが配設してあると共に、天井部2と底部3との間が長
手方向と幅方向に延びる複数の補強用壁部材5,5aに
より区画されていて、係留索6等を介して係留するよう
にしてある構成において、長手方向及び幅方向の寸法を
大きくして長尺広幅とし且つ高さを低くした中空の箱型
構造のポンツーン型浮体構造物本体8の下面側に、該浮
体構造物本体8の長手方向に平行に延びるように幅方向
に所要間隔で配置した複数本の断面形状I型の補強用梁
部材10と、該各補強用梁部材10を浮体構造物本体8
に固定支持させるように支持部材11とからなる外部構
造体9を一体的に取り付け、該外部構造体9により浮体
構造物本体1に長手方向の曲げ強度を付与させるように
する。
【0014】又、上記外部構造体9の各補強用梁部材1
0は、浮体構造物本体8の長手方向の適宜個所で該浮体
構造物本体8の幅方向に延びる連結部材12により連結
して、隣接する各補強用梁部材10同士を繋いで一体構
造とする。
【0015】更に、上記支持部材11は、トラス構造と
して補強用梁部材10を浮体構造物本体1の下面に連結
支持させるようにする。
【0016】本発明のポンツーン型浮体構造物は、上記
したように、外部構造体9が浮体構造物本体8の下面側
に強固に取り付けてあって、該浮体構造物本体8の長手
方向に沿い剛性が連続するようにしてあるので、曲げの
方向に対して外部構造体9で補強することができる。こ
れにより浮体構造物本体8と外部構造体9を合わせた断
面二次面積モーメントが浮体構造物本体のみの場合に比
して大幅に増大するため、長手方向に波浪が作用した場
合にも浮体構造物本体8の曲げ剛性を高めることができ
て、波浪荷重に十分耐えることができ、浮体構造物本体
8の高さを図2(イ)(ロ)(ハ)に示すものよりも低
くできて、より薄くすることができることになると共
に、浮体構造物本体8の内部への補強用壁部材5の本数
を多くする必要をなくすことができて、浮体構造物本体
8内部の区画配置がより自由にできることになり、又、
該浮体構造物本体8内の構造を簡素化することができる
ことになる。
【0017】又、本発明においては、外部構造体9を構
成する補強用梁部材10同士を、連結部材12で連結し
て各補強用梁部材10を一体構造とすることにより、各
補強用梁部材10を堅固にできて、外部構造体9自体の
強度を高めることができ、更に、外部構造体9の支持部
材11をトラス構造とすることにより外部構造体11を
堅牢なものとすることができ、浮体構造物本体8の曲げ
強度をより大きくすることができる。
【0018】なお、本発明のポンツーン型浮体構造物
は、ドック内で建造した後、進水して所定の場所まで曳
航するようにし、設置すべき場所まで曳航すると係留索
6等で係留して使用するようにし、より大きい海洋構造
物を構築するときは、本発明のポンツーン型浮体構造物
を複数個長手方向及び幅方向に隣接して連結して行くよ
うにする。これにより海上空港の如き広い施設を作るこ
とが可能となる。
【0019】
【発明の効果】以上述べた如く、本発明のポンツーン型
浮体構造物によれば、広幅長尺で且つ高さの低い中空箱
型の構造としてある浮体構造物本体の下面側に、該浮体
構造物本体と平行に長手方向に延びるように配置した複
数の補強用梁部材と、該各補強用梁部材を上記浮体構造
物本体に固定支持させるための支持部材とからなる外部
構造体を取り付けてなる構成としてあるので、浮体構造
物本体と外部構造体とを合わせた厚みにより波浪荷重に
耐える曲げ強度を大幅に増大することができて、浮体構
造物本体のみの曲げ強度を低く抑えることができ、これ
により、浮体構造物本体の高さを低くすることができ
て、より薄いものとすることができると共に、浮体構造
物本体内部に補強用壁部材を多く設置する必要をなくす
ことができて、浮体構造物本体内部の区画配置を自由に
設定することができることになり、又、浮体構造物本体
内部の構造を簡素化することができ、更に、外部構造体
を構成する長手方向へ延びる各補強用梁部材同士を幅方
向へ延びる連結部材で繋いで一体化させることにより外
部構造体を堅固にすることができ、又、各補強用梁部材
を浮体構造物本体に支持する支持部材をトラス構造とす
ることにより、外部構造体を堅牢なものとすることがで
きる、等の効果を発揮する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のポンツーン型浮体構造物の実施の一形
態の概要を示すもので、(イ)は斜視図、(ロ)は
(イ)のA−A矢視図である。
【図2】従来のポンツーン型浮体構造物の一例を示すも
ので、(イ)は斜視図、(ロ)は(イ)のB−B矢視
図、(ハ)は(イ)のC−C矢視図である。
【図3】図2のポンツーン型浮体構造物の曲げ強度を高
めるようにする一例を示すもので、(イ)は高さを高く
するようにしたもので、図2(ハ)に対応する図、
(ロ)は多くの補強用壁部材で区画するようにしたもの
で、図2(ハ)に対応する図である。
【符号の説明】
8 ポンツーン型浮体構造物 9 外部構造体 10 補強用梁部材 11 支持部材 12 連結部材

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 広幅長尺で且つ高さの低い中空箱型構造
    としてある浮体構造物本体の下面側に、該浮体構造物本
    体と平行に長手方向に延びるように配置した複数の補強
    用梁部材と、該各補強用梁部材を上記浮体構造物本体に
    固定支持させるための支持部材とからなる外部構造体を
    取り付けてなる構成を有することを特徴とするポンツー
    ン型浮体構造物。
  2. 【請求項2】 外部構造体の各補強用梁部材同士を横方
    向に延びる連結部材で連結してなる請求項1記載のポン
    ツーン型浮体構造物。
  3. 【請求項3】 外部構造体の支持部材をトラス構造とし
    た請求項1又は2記載のポンツーン型浮体構造物。
JP30633297A 1997-10-22 1997-10-22 ポンツーン型浮体構造物 Pending JPH11124084A (ja)

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JP (1) JPH11124084A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103303443A (zh) * 2012-03-07 2013-09-18 董庆友 分体式航母

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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