JPH11123839A - 画像記録装置 - Google Patents
画像記録装置Info
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- JPH11123839A JPH11123839A JP23184998A JP23184998A JPH11123839A JP H11123839 A JPH11123839 A JP H11123839A JP 23184998 A JP23184998 A JP 23184998A JP 23184998 A JP23184998 A JP 23184998A JP H11123839 A JPH11123839 A JP H11123839A
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Abstract
像/文字などの情報を記録することが可能な画像記録装
置を提供する。 【解決手段】 記録用回転ドラムと記録用レーザヘッド
とを有し、転写記録媒体にカラー画像を記録する画像記
録装置であって、記録色毎に記録用回転ドラムの回転速
度を変更して記録速度を変えて記録し、その際、記録用
レーザヘッドの移動方向記録開始位置を記録色毎に変更
して記録すること、また、記録前の受像シートとトナー
シートとを密着させるために転写記録媒体に押しつける
回転ローラを有し記録色毎に前記回転ローラの回転速度
または回転ドラムの回転速度を変更するようにした。
Description
文字などの情報、特にKCMY各色トナーを用いたカラ
ー画像/文字などの情報を記録する画像記録装置に関す
るものである。
は、下記の如き構成を有するものである。すなわち、
(1) 複数のレーザビームを有し、各々のレーザビー
ムを記録データ通りにON/OFF変調させ、一次元方
向に移動可能な光ヘッドと、(2) 記録材料を装着さ
れ、回転可能な記録用回転ドラムと、(3) 受像シー
トとKCMY各色トナーシート(他に特色と呼ばれる金
・銀・茶・グレーなどパステルカラーのトナーシートも
使われることがある。)で構成され、レーザ光で転写可
能な記録媒体と、(4) 各色記録前に、受像シートと
各色トナーシートとを密着させるスクイージ工程と(場
合によっては、さらに加熱・加圧工程が入ることもあ
る。)、(5) 各色記録後に、受像シートからトナー
シートを剥離させる工程と、(6) 受像シートに転写
されたKCMY4色画像を本紙に転写する工程とを有す
るものである。上記のうち(6)は別の機械で行うこと
もありうる。
定に関するものである。従来の画像記録装置では、装置
の小型化・簡略化のために、KCMY各色について記録
速度の設定が一定の値にされていた。このように、記録
速度の設定が一定の値にされていたため、例えばKのよ
うな感度の良いトナーシートでは、画素の太り・光熱変
換層の異常転写による変色・隔離画素のブリッジ・網点
のトーンジャンプなどが発生したり、全体的に濃度が濃
くなったりする一方、感度の悪いトナーシートでは、画
素の細り・網点の抜けが発生したり、全体的に濃度が薄
くなったり、記録に十分なエネルギーをが供与すること
ができず、画像データ通りの記録ができなかったりする
という問題があった。
録する場合の記録速度と記録開始位置の関係である。記
録用ドラム回転と光ヘッドの移動は、通常、ドラム回
転速度と比例して光ヘッドが所定の速度で連続移動して
記録を行う螺旋状方式か、または、ドラム1回転で光
ヘッドが所定のステップ距離だけ進む間歇方式を採って
いる。従ってドラム回転速度を変えると、光ヘッド移動
速度や移動ステップ時間も変化する。光ヘッド移動方向
の原点位置の検出は、例えば、前色の記録終了後、光ヘ
ッドが記録開始位置方向へ移動するとき、記録開始原点
付近でフォトインタラプタ等の位置センサを通過する位
置を原点位置として記憶する。そこで複数色のトナーシ
ートを用いて記録する場合、各色によって記録感度が異
なるため、トナーシートの感度に合わせて記録速度を変
えると光ヘッドの移動速度が変わる。この結果光ヘッド
が原点センサを通過する速度も変化し、センサの感度時
間(反応してから信号を出力するまでの時間)の差、す
なわちタイムラグにより、正確な光ヘッドの位置情報を
得ることができなくなり、記録開始位置がずれるという
問題があった。記録速度を変えることによるこの開始位
置のずれにより、受像シート上で記録画像データ通りの
結果が得られないために、レジずれ・色ずれ・モアレな
どの画像欠陥が生じることになる。
精細・高品質が要求されるカラープルーフ用のプリンタ
では、複数色のトナーシートを用いるが、各々のトナー
シート毎に受像シートとの密着特性が異なる。しかし、
従来の画像記録装置では、装置の小型化・簡略化のため
に、スクイージ速度の設定が一定の値に制限されてい
た。したがって、感度の良いトナーシートでは、画素の
太り・非画像部のカブリ・隔離画素のブリッジ・受像層
の逆転写などが発生したり、全体的に濃度が濃くなった
りする一方、感度の悪いトナーシートでは、画像ムラ・
画素の細り・網点の抜けが発生したり、全体的に濃度が
薄くなったり、画像データ通りの記録ができなかったり
するという問題があった。
け圧力の設定である。高精細・高品質が要求されるカラ
ープルーフ用のプリンタでは、複数色のトナーシートを
用いるが、各々のトナーシート毎に受像シートとの密着
特性が異なる。しかし、従来の画像記録装置では、装置
の小型化・簡略化のために、スクイージ時の回転ローラ
押しつけ圧力の設定が一定の値に制限されていた。した
がって、感度の良いトナーシートでは、画素の太り・非
画像部のカブリ・隔離画素のブリッジ・受像層の逆転写
などが発生したり、全体的に濃度が濃くなったりする一
方、感度の悪いトナーシートでは、画像ムラ・画素の細
りが発生したり、全体的に濃度が薄くなったり、画像デ
ータ通りの記録ができなかったりするという問題があっ
た。
の設定である。高精細・高品質が要求されるカラープル
ーフ用のプリンタでは、複数色のトナーシートを用いる
が、各々のトナーシート毎に受像シートとの密着特性が
異なる。しかし、従来の画像記録装置では、装置の小型
化・簡略化のために、スクイージ時の回転ローラの温度
の設定が一定の値に制限されていた。したがって、感度
の良いトナーシートでは、画素の太り・非画像部のカブ
リ・隔離画素のブリッジ・受像層の逆転写などが発生し
たり、全体的に濃度が濃くなったりする一方、感度の悪
いトナーシートでは、画像ムラ・画素の細り・網点の抜
けが発生したり、全体的に濃度が薄くなったり、画像デ
ータ通りの記録ができなかったりするという問題があっ
た。
で、その目的とするところは、カラープリントに用いる
CMYK各色トナーの特性に微妙な異なりがあっても、
記録工程中の種々の条件を色毎に変えることによってム
ラのない画像出力設定通りの色再現を可能とすることに
ある。
記のようにすることにより達成される。 (1) 請求項1記載の発明によると、記録用回転ドラ
ムと記録用レーザヘッドとを有し、転写記録媒体にカラ
ー画像を記録する画像記録装置において、前記記録用回
転ドラムの回転速度を記録色毎に変更するようにしてい
る。 (2) 請求項2記載の発明によると、前記(1)の画
像記録装置において、前記記録用レーザヘッドの移動方
向記録開始位置の指定を記録色毎に変更するようにして
いる。 (3) 請求項3記載の発明によると、記録用回転ドラ
ムと記録用レーザヘッドとを有し、転写記録媒体にカラ
ー画像を記録する画像記録装置であって記録前の受像シ
ートとトナーシートとを密着させるために前記転写記録
媒体に押しつける回転ローラを有して成る画像記録装置
において、前記回転ローラの回転速度または回転ドラム
の回転速度を記録色毎に変更するようにしている。 (4) 請求項4記載の発明によると、記録用回転ドラ
ムと記録用レーザヘッドとを有し、転写記録媒体にカラ
ー画像を記録する画像記録装置であって記録前の受像シ
ートとトナーシートとを密着させるために前記転写記録
媒体に押しつける回転ローラを有して成る画像記録装置
において、前記回転ローラの押しつけ圧力を記録色毎に
変更するようにしている。 (5) 請求項5記載の発明によると、記録用回転ドラ
ムと記録用レーザヘッドとを有し、転写記録媒体にカラ
ー画像を記録する画像記録装置であって記録前の受像シ
ートとトナーシートとを密着させるために前記転写記録
媒体に押しつける回転ローラを有して成る画像記録装置
において、前記回転ローラの温度を記録色毎に変更する
ようにしている。
では記録色毎に記録用回転ドラムの回転速度を変更して
記録速度を変え、その際、第2の画像記録装置では記録
色毎に記録用レーザヘッドの移動方向記録開始位置の指
定を変更している。また、第3の画像記録装置では記録
色毎に回転ローラの回転速度または回転ドラムの回転速
度を変更し、第4の画像記録装置では記録色毎に回転ロ
ーラの押しつけ圧力を変更し、第5の画像記録装置では
記録色毎に回転ローラの温度を変更している。
通りである。 (1)記録速度範囲は0. 5〜50m/sの範囲、好ま
しくは1〜13m/s (2)回転ローラ周速度は、0. 01〜50m/分の範
囲、好ましくは0. 1〜10m/分、より好ましくは
0. 5〜5m/分 (3)回転ローラ押しつけ圧力は0. 01〜10kg/
cmの範囲、好ましくは0. 1〜5kg/cm (4)回転ローラ温度は20〜200°Cの範囲、好ま
しくは40〜170°C
り詳細に説明する。図1は、本実施例に係る技術の適用
対象である画像記録装置の要部構成を示す斜視図であ
る。図1において、1は複数のレーザビームを有し、各
々のレーザビームを記録データ通りにON/OFF変調
させ、一次元方向に移動可能な光ヘッド、2は記録材料
3を装着され、回転可能な記録用回転ドラムを示してい
る。光ヘッド1は、回転ドラム2に平行移動可能な移動
ステージ4上にセットされており、この移動は画像形成
の際の副走査方向に該当する。なお、主走査は回転ドラ
ム2の回転方向である。
を示す図である。トナーシート3aはレーザ光照射側か
ら支持体・光熱変換層・トナー層で構成されており、ま
た、受像シート3bはトナーシート3a側から、受像層
・クッション層・支持体で構成されている。この受像シ
ート3bが回転ドラム2に装着され、この受像シート3
bの上にトナーシート3aがトナー層を受像シート3b
側に向けて重ねられ、このトナーシート3aの反対側か
らレーザ光を照射すると、照射されたトナー層部分が熱
によって受像層に転写される。支持体には、PETベー
ス・TACベース・PENベースなど、レーザ光を透過
させるものが用いられる。光熱変換層には、カ−ボン・
黒色・赤外線吸収色素・特定波長吸収物質などのレーザ
エネルギを熱に効率よく変換するものが用いられる。ト
ナー層には、KCMYの各色のトナーシートがあり、他
に前述したように、金・銀・茶・グレーなどのトナーシ
ートも使われることがある。受像層は、転写されるトナ
ーを受けとめるものである。クッション層は、トナーが
複数段に重ねられるときの段差吸収の働きをする。この
トナーシート3a、受像シート3bのより詳細について
は、本出願人の出願に係る特開平4−296594号公
報、特開平4−327982号公報、特開平4−327
983号公報に詳述されている。
ついて行なう1実例を示す記録工程図である。KCMY
4色の各工程は、次のようにそれぞれスクイージ工程
と、色データでレーザ記録を行う工程と、記録後に受像
シートからトナーシートを剥離させる工程とから成って
いる。 1)受像シートを回転ドラムに巻き付ける。 2)まず、K工程を実施するため、Kトナーシートをそ
の受像シートの上に巻き付ける。 3)その後、一部図示の回転ローラによりK色トナーシ
ートを受像シートにスクイージさせる。 4)Kの画像・文字データでレーザ光を照射し記録を行
う. 5)そして、Kトナーシートを受像シートから剥離させ
る(K工程終了)。 6)次に、C工程を実施する。すなわち、Cトナーシー
トをその受像シートの上に巻き付ける。 7)回転ローラによりC色トナーシートを受像シートに
スクイージさせる。 8)Cデータでレーザ記録を行う. 9)最後に、Cトナーシートを受像シートから剥離させ
る(C工程終了)。 10)さらに、M工程を実施する。すなわち、Mトナー
シートをその受像シートの上に巻き付ける。 11)回転ローラによりM色トナーシートを受像シート
にスクイージさせる。 12)Mデータでレーザ記録を行う. 13)Mトナーシートを受像シートから剥離させる(M
工程終了)。 14)そして、Y工程を実施する。すなわち、Yトナー
シートをその受像シートの上に巻き付ける。 15)回転ローラによりY色トナーシートを受像シート
にスクイージさせる。 16)Yデータでレーザ記録を行う. 17)最後に、Yトナーシートを受像シートから剥離さ
せる(Y工程終了)。 18)このようにして、受像シート上にKCMY4色が
適宜積み重なったり、重なならなかったりして、必要な
カラーの画像ができあがる。 19)これを本紙に転写する。 以下、本発明の具体的実施例につき、順次、説明する。
は、具体的には、記録色毎に記録用回転ドラムの回転速
度を変更して記録速度を変えている。記録にはハイパワ
ーレーザを使用し、かつ、できるだけ短時間で画像を出
力する必要があることから通常は最大出力でレーザ出力
を行っている。KCMY各トナーシートは、比較的感度
の良いトナーシートを用いた場合は比較的高速で記録
し、比較的感度の悪いトナーシートを用いた場合は比較
的低速で記録する必要がある。そこでトナーシートの感
度に合わせて記録速度を変えて記録できるようにする。
記録速度範囲は、前述の如く、0. 5〜50m/sの範
囲、好ましくは1〜13m/s程度である。本実施例に
よれば、トナーシートの感度に合わせて記録速度を変え
て記録を行うので、記録後の画像は、 (1) 感度が比較的良いトナーシートでの記録時に、
画素の太り・光熱変換層の異常転写による変色・隔離画
素のブリッジ・網点のトーンジャンプなどが発生した
り、全体的に濃度が濃くなったり、記録速度が遅くなっ
たりするという問題が解消できる。 (2) 比較的感度の悪いトナーシートでの記録時に、
画素の細り・画像データ通りに記録できない網点の抜け
・全体的に濃度が薄くなったりするという問題が解消で
きる。 (3) 更に、全体的に見て濃度ムラの解消や設定した
色との色差ΔEの縮小ができるという効果がある。
においては、センサの感度時間の差があることを認識し
て、光ヘッドの移動速度と制御回路の遅延などの総合的
な信号遅れ時間による位置ズレを予め把握しておく。な
お、光ヘッドの位置検出は、ここでは例えば図5のよう
なシャッタバー5とフォトインタラプタ6の組み合わせ
を用いている。図5のドラムと光ヘッドとを側面から見
た図が図5(a)であり、背面から見た図が図5(b)
である。光ヘッドからはシャッタバー5が突出してい
る。フォトインタラプタ6は上部開口部を有する断面コ
字状をしており、断面コ字状の一方から他方に受光素子
に向けて光が発射され、その光がシャッタバー5の通過
で遮られることによって位置を検出するものである。も
ちろんこのフォトインタラプタの他に、磁気検知方法に
よる位置検出でも、リミットスイッチによる位置検出で
もよい。光ヘッドの移動方向の原点位置の決定には次の
2つの方式が考えられる。 図4のように、前色の記録終了後、位置センサを通
過する方式の場合、すなわち、光ヘッドが記録を開始す
るときはスタンバイ状態にある図4中の左位置から右方
向に移動し、記録終了したら元のスタンバイ位置に戻っ
てくる。この戻ってくるときのセンサを通過する時を光
ヘッドの移動方向の原点位置とする方式の場合、前色の
記録速度(光ヘッド戻り移動速度)に対応した原点補正
値を加味して、次色の原点位置を決定する。 または図6のように、記録開始前に光ヘッドがスタ
ンバイ位置から記録開始位置方向に移動する際の位置セ
ンサを通過する方式の場合には、記録する色の記録速度
(光ヘッド移動速度)に対応した原点補正値を加味し
て、原点位置を決定するようにする。本実施例によれ
ば、記録開始位置のずれを修正することにより、受像シ
ート上で記録画像データ通りの結果が得られ、レジずれ
・色ずれ・モアレなどの画像欠陥の発生を防止すること
ができる。
においては、回転ドラムと回転ローラの関係は、回転ド
ラムが従動/回転ローラが駆動の場合と、回転ローラが
従動/回転ドラムが駆動の場合の2種類があるが、この
どちらの場合にも対応することができる。KCMY各ト
ナーシートは、使用する色材やバインダーが微妙に異な
るので、受像層とトナー層の密着する度合いが回転ロー
ラの回転速度によって異なる。また、2色目以降にスク
イージする場合、前色までのスクイージの影響で受像層
の状態が変わるので、その受像層の状態に合わせた速度
でスクイージする必要がある。そこで、本発明によっ
て、トナーシートに合わせて回転ローラの回転速度また
は回転ドラムの回転速度を変更できるようにする。本実
施例によれば、トナーシートに合わせて回転ローラの回
転速度または回転ドラムの回転速度を変更できるように
することにより、トナーシートと受像シートの密着を最
適の状態にすることができる。このため、記録後の画像
は、 (1) 感度の良いトナーシートでの過度の密着による
画素の太り・非画像部のカブリ・隔離画素のブリッジ・
受像層の逆転写などが発生したり、全体的に濃度が濃く
なったりするという問題が解消できる。 (2) 感度の悪いトナーシートでの密着不良による画
像ムラ・画素の細り・網点の抜け・光熱変換像の異常転
写が発生したり、全体的に濃度が薄くなったり、画像デ
ータ通りの記録ができなかったりするという問題が解消
できる。
においては、KCMY各トナーシートは使用する色材や
バインダーが微妙に異なることから、受像層とトナー層
の密着する度合いが回転ローラの押しつけ圧力によって
異なる。また、2色目以降にスクイージする場合、前色
までのスクイージの影響で受像層の状態が変わるので、
その受像層の状態に合わせた速度でスクイージする必要
がある。そこで、本発明によって、トナーシートに合わ
せて回転ローラの回転ドラムへの押しつけ圧力を変更で
きるようにする。本実施例によれば、トナーシートに合
わせて回転ローラの押しつけ圧力を変更できるようにす
ることにより、トナーシートと受像シートの密着を最適
の状態にすることが可能になる。このため、 (1) 感度の良いトナーシートでの過度の密着による
画素の太り・非画像部のカブリ・隔離画素のブリッジ・
受像層の逆転写などが発生したり、全体的に濃度が濃く
なったりするという問題が解消できる。 (2) 感度の悪いトナーシートでの密着不良による画
像ムラ・画素の細り・網点の抜け・光熱変換像の異常転
写が発生したり、全体的に濃度が薄くなったり、画像デ
ータ通りの記録ができなかったりするという問題が解消
できる。
においては、KCMY各トナーシートは、使用する色材
やバインダーが微妙に異なることから、受像層とトナー
層の密着する度合いが回転ローラの温度によって異な
る。また、2色目以降にスクイージする場合、前色まで
のスクイージの影響で受像層の状態が変わる。その受像
層の状態に合わせた温度でスクイージする必要がある。
そこで、本発明によって、トナーシートの特性に合わせ
て回転ローラの温度を変更できるようにする。本実施例
によれば、トナーシートに合わせて回転ローラの温度を
変更できるようにすることにより、トナーシートと受像
シートの密着を最適の状態にすることが可能になる。こ
のため、 (1) 感度の良いトナーシートでの過度の密着による
画素の太り・非画像部のカブリ・隔離画素のブリッジ・
受像層の逆転写などが発生したり、全体的に濃度が濃く
なったりするという問題が解消できる。 (2) 感度の悪いトナーシートでの密着不良による画
像ムラ・画素の細り・網点の抜け・光熱変換像の異常転
写が発生したり、全体的に濃度が薄くなったり画像デー
タ通りの記録ができなかったりするという問題を解消す
ることができる。
記録装置の全体の構成を示したものである。同図におい
て、9は使用する各トナーシート、位置センサ等の特性
値をあらかじめ入力可能な特性入力部、7は特性入力部
9に入力された各特性値を、画像記録時に必要な各パラ
メータの数値に置き換える変換テーブルをあらかじめ記
憶保持した変換テーブル記憶部、21は回転ドラム2を
回転させる回転機構、22はこの回転機構21に接続さ
れ、前記変換テーブル記憶部7から得られる数値に基づ
いて回転ドラム2の回転速度を制御する速度制御部、4
0は光ヘッド1の所定位置における通過を検出する位置
センサ、41は光ヘッド1を移動させるスライド機構、
42はこのスライド機構41に接続され、速度制御部2
2から得られる回転ドラム2の回転速度情報および変換
テーブル記憶部から得られる位置センサの特性に関する
情報に基づいて光ヘッドの位置を補正する位置補正部、
8は記録前の受像シートとトナーシートを密着させる押
圧部材(回転ローラ)、81はこの押圧部材8を回転さ
せる回転機構、82はこの回転機構81に接続され、前
記変換テーブル記憶部7から得られる数値に基づいて押
圧部材8の回転速度を制御する速度制御部、83は前記
変換テーブル記憶部7から得られる数値に基づいて押圧
部材8の押圧圧力を制御する圧力制御部、84は前記変
換テーブル記憶部7から得られる数値に基づいて押圧部
材8の温度を制御する温度制御部である。
の画像記録装置の動作を具体的に説明する。 〔第1実施例の画像記録装置の動作について〕使用する
各トナーシートの感度特性を特性入力部9に予め入力し
ておき、変換テーブル記憶部7は、入力された感度特性
値から各トナーシート毎に適切な回転ドラム2の回転速
度を決定する。速度制御部22は変換テーブル記憶部7
において決定された回転速度に基づいて各トナーシート
の工程毎に回転機構21を制御して、回転ドラム2の回
転速度を変える。
て〕位置センサ40の位置を光ヘッド1の移動方向に関
する原点と定めても、通常位置センサ40の感度時間に
より生じるタイムラグのために、認識される原点との間
には感度時間中に光ヘッド1が移動する距離だけの差が
生ずる。すなわち、所望の記録開始位置をx0 、上述し
た位置ずれをx1 とすれば、実際の記録開始位置は(x
0 −x1 )となる。全ての色版記録工程において位置ず
れが一定ならば、結果として得られる画像に大きな問題
はないが、各色版記録工程毎に回転ドラム2の記録速度
を変更すると、光ヘッド2の移動速度はそれに比例して
変化するので、各色版毎に異なった位置ずれ量が生ず
る。これは色ずれなどの問題を引き起こす。そこで、各
色版工程毎に位置ずれ量を正しく認識し、これを補正す
る必要がある。上述したように、光ヘッド1の移動速度
は回転ドラム2の回転速度に比例する。よって、光ヘッ
ド1の移動速度に関する情報は速度制御部22から得ら
れる。また、センサ40の感度に関する情報は予め特性
入力部9において入力される。これらの情報からセンサ
40の感度時間内に光ヘッド1が移動した距離が算出で
きる。位置補正部42はこの演算、および演算結果に基
づく位置ずれ補正を行なう。結果として、何れの色版記
録工程においても正しい記録開始位置が得られる。
て〕使用する各トナーシートの感度特性を特性入力部9
に予め入力しておく。変換テーブル記憶部7は、入力さ
れた感度特性値から各トナーシート毎に適切な押圧部材
5の回転速度を決定する。速度制御部82は変換テーブ
ル記憶部7において決定された回転速度に基づいて各ト
ナーシートの工程毎に回転機構81を制御して、押圧部
材8の回転速度を変える。このとき、速度制御部22を
介して回転機構21を制御し、回転ドラム2の速度を変
えてもよい。
て〕使用する各トナーシートの感度特性を特性入力部9
に予め入力しておく。変換テーブル記憶部7は、入力さ
れた感度特性値から各トナーシート毎に適切な押圧部材
5の押圧力を決定する。圧力制御部83は変換テーブル
記憶部7において決定された押圧力に基づいて各トナー
シートの工程毎に押圧部材8の押圧力を制御する。
て〕使用する各トナーシートの感度特性を特性入力部9
に予め入力しておく。変換テーブル記憶部7は、入力さ
れた感度特性値から各トナーシート毎に適切な押圧部材
8の温度を決定する。温度制御部54は変換テーブル記憶
部7において決定された温度に基づいて各トナーシート
の工程毎に押圧部材8の温度を制御する。
ものであり、本発明はこれに限定されるべきものではな
いことは言うまでもない。例えば、図1において、光ヘ
ッドを固定し、回転ドラムをスライドさせることによ
り、相対的に主副走査を行う方法を用いてもよい。ま
た、受像シートに転写されたKCMY4色画像を本紙に
転写する工程は、本装置とは別の装置、例えば、ラミネ
ータで行うようにしてもよい。
れば、記録用回転ドラムと記録用レーザヘッドとを有
し、転写記録媒体にカラー画像を記録する画像記録装置
であって、記録色毎に記録用回転ドラムの回転速度を変
更して記録速度を変えて記録するようにしている。その
際、記録用レーザヘッドの移動方向記録開始位置を記録
色毎に変更して記録している。また、記録前の受像シー
トとトナーシートとを密着させるために転写記録媒体に
押しつける回転ローラを有し記録色毎に前記回転ローラ
または回転ドラムの回転速度を変更したり、圧力・温度
を変更したりしている。このようにすることによって、
KCMY等の感度の異なるトナーシートを用いた場合で
も、色ムラの無い高品質のカラー画像/文字などの情報
を記録することが可能となる。
画像記録装置の要部構成を示す斜視図である。
る。
置の決定を示す図である。
検出を示す図である。
の原点位置の決定を示す図である。
特性入力部 21 回転ドラムを回転させる回転機構 22 回転ドラムの回転速度を制御する速度制御部 40 光ヘッド1の通過を検出する位置センサ 41 光ヘッド1を移動させるスライド機構 42 光ヘッドの位置を補正する位置補正部 81 押圧部材を回転させる回転機構 82 押圧部材の回転速度を制御する速度制御部 83 押圧部材の押圧力を制御する押圧力制御部 84 押圧部材の温度を制御する温度制御部
Claims (5)
- 【請求項1】 記録用回転ドラムと記録用レーザヘッド
とを有し、転写記録媒体にカラー画像を記録する画像記
録装置において、 前記記録用回転ドラムの回転速度を記録色毎に変更する
ことを特徴とする画像記録装置。 - 【請求項2】 前記画像記録装置において、 前記記録用レーザヘッドの移動方向記録開始位置の指定
を記録色毎に変更することを特徴とする請求項1記載の
画像記録装置。 - 【請求項3】 記録用回転ドラムと記録用レーザヘッド
とを有し、転写記録媒体にカラー画像を記録する画像記
録装置であって記録前の受像シートとトナーシートとを
密着させるために前記転写記録媒体に押しつける回転ロ
ーラを有して成る画像記録装置において、 前記回転ローラの回転速度または回転ドラムの回転速度
を記録色毎に変更することを特徴とする画像記録装置。 - 【請求項4】 記録用回転ドラムと記録用レーザヘッド
とを有し、転写記録媒体にカラー画像を記録する画像記
録装置であって記録前の受像シートとトナーシートとを
密着させるために前記転写記録媒体に押しつける回転ロ
ーラを有して成る画像記録装置において、 前記回転ローラの押しつけ圧力を記録色毎に変更するこ
とを特徴とする画像記録装置。 - 【請求項5】 記録用回転ドラムと記録用レーザヘッド
とを有し、転写記録媒体にカラー画像を記録する画像記
録装置であって記録前の受像シートとトナーシートとを
密着させるために前記転写記録媒体に押しつける回転ロ
ーラを有して成る画像記録装置において、 前記回転ローラの温度を記録色毎に変更することを特徴
とする画像記録装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23184998A JPH11123839A (ja) | 1997-08-20 | 1998-08-18 | 画像記録装置 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22386097 | 1997-08-20 | ||
JP9-223860 | 1997-08-20 | ||
JP23184998A JPH11123839A (ja) | 1997-08-20 | 1998-08-18 | 画像記録装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11123839A true JPH11123839A (ja) | 1999-05-11 |
Family
ID=26525731
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP23184998A Pending JPH11123839A (ja) | 1997-08-20 | 1998-08-18 | 画像記録装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11123839A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002002000A (ja) * | 2000-06-22 | 2002-01-08 | Konica Corp | 画像記録装置 |
-
1998
- 1998-08-18 JP JP23184998A patent/JPH11123839A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002002000A (ja) * | 2000-06-22 | 2002-01-08 | Konica Corp | 画像記録装置 |
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