JPH0546741B2 - - Google Patents

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JPH0546741B2
JPH0546741B2 JP59243400A JP24340084A JPH0546741B2 JP H0546741 B2 JPH0546741 B2 JP H0546741B2 JP 59243400 A JP59243400 A JP 59243400A JP 24340084 A JP24340084 A JP 24340084A JP H0546741 B2 JPH0546741 B2 JP H0546741B2
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color image
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Yoshinori Ikeda
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Description

【発明の詳細な説明】 〔技術分野〕 本発明は、複写機またはフアクシミリ等のデイ
ジタルカラー画像処理システムにおいて、特に読
み取つたカラー画像をリアルタイムで遂時プリン
トアウトする場合、あるいはイメージメモリを有
さない場合において、カラー画像情報の読み取り
装置と、カラー画像情報のプリント装置間でのカ
ラー画像の重ね合わせの為の同期制御方式に関す
る。
〔従来技術〕
従来、カラー画像のハードコピーを得る場合、
例えば熱転写方式や電子写真方式等のカラープリ
ンタでは、通常Y(イエロー),M(マゼンタ),C
(シアン),BK(ブラツク)の色現像材を遂時重
ね合わせる云ゆる減法混色法により、フルカラー
(全色)画像のハードコピーを得ている。そして、
この場合には、Y画像,M画像,C画像を精度良
く被記録媒体(記録用紙)上に重ね合わせなくて
はならず、例えば、各画像間のずれ幅が0.1mm程
度であつても、カラー画像がぼけてしまい鮮鋭度
を欠き、また色の濁りも生じて彩度が落ちてしま
うという問題があつた。
この為、従来では、少なくともページ1枚分の
イメージメモリを備え、画像の先端となる基準信
号に同期して、そのイメージメモリから画像情報
を読み出し、これをY,M,Cの順序で繰り返し
て印写する事により、色合せを行なつている。通
常、このようなカラープリンタ等は、全体の制御
を行うホストコンピユータに接続されており、上
述のイメージメモリはそのホストコンピユータの
大容量メモリ(例えば、MT(磁気テープ),(磁
気デイスク)内に有しているので、Y,M,Cの
3枚分のカラーデータの記憶容量を有している。
他方、デジタル画像読み取り系を備えたデイジ
タルカラー画像複写システムでは、上述の同期合
わせの為に、最低1枚分のイメージメモリを備
え、Y,M,Cの順に遂時色分解画像報を読み取
つて、読取つた情報をそのイメージメモリに格納
した後、基準同期信号に同期させて、順次画像情
報をプリントアウトするという方式等も考えられ
ている。しかるに、高画素密度のデジタルカラー
画像複写システムにおいては、例えば16pel/mm
で画像情報を読み取り、A4版サイズ(297×210
mm)で記憶する場合には、1枚当り約16メガビツ
ト(Mbit)の画像情報量となり、これをY,M,
Cの3枚分持つとすれば、約48Mbitとなつて膨
大な記憶容量となる。
また、上述のような高画素密度のデジタルカラ
ー画像複写システムは、比較的高速のものであ
り、例えば、1画素の読み取りあるいは書き込み
の速度は数10ナノ秒(nsec)となつている。この
為に、高速の半導体メモリが必要となり、上述の
イメージメモリ1枚分だけ備えた場合でも、例え
ば現在入手し得る64キロビツト(Kbit)の高速
スタテイツクRAM(ランダムアクセスメモリ)
を用いると、およそ250個必要であり、イメージ
メモリ3枚分の場合ではその高速スタテイツク
RAMが750個となり、規模も製造コストも膨大
なものになるという欠点がある。従つて、カラー
画像をデジタル的に読み取るカラー画像情報読み
取り装置と、読み取つたカラー画像をデジタル的
にプリントするデジタルカラープリント装置と
を、ホストコンピユータを介さずに接続し、廉価
なデイジタルカラー画像処理システムを構成する
ことは、従来技術では上述のような理由により困
難であつた。
〔目的〕
本発明は上述の従来の問題点に鑑み、カラー画
像の読み取りとプリントを同時に行なう事により
高画素密度と高速性を満足し、高価なホストコン
ピユータの介在なしで、かつイメージメモリを有
さないテジタルカラー画像処理システムを提供す
る事を目的とし、特に技術的に大きな要素を占め
るY,M,C,BK,4色の色の重ね合わせの問
題を解決する同期制御方式を提供することを目的
とする。
〔実施例〕
以下、図面を参照して本発明を詳細に説明す
る。
第1図は本発明に係るデジタルカラー画像処理
システムの概略内部構成の一例を示す。本システ
ムは、図示のように、上部にデジタルカラー画像
読み取り装置(以下、カラーリーダと称する)1
と、下部にデジタルカラー画像プリント装置(以
下、カラープリンタと称する)2とを有する。こ
のカラーリーダ1は、後述の色分解手段とCCD
のような光電変換素子とにより原稿のカラー画像
情報をカラー別に読取り、電気的なデジタル画像
信号に変換する。また、カラープリンタ2は、そ
のデジタル画像信号に応じてカラー画像をカラー
別に再現し、被記録紙にデジタル的なドツト形態
で複数回転写して、記録する電子写真方式のレー
ザビームカラープリンタである。
まず、カラーリーダ1の概要を説明する。3は
原稿、4は原稿3を走査する原稿走査ユニツトで
ある。原稿走査ユニツト4にはロツドアレイレン
ズ4、等倍型色分解ラインセンサ(カラーイメー
ジセンサ)6および露光ランプ7が内蔵されてい
る。8は原稿走査ユニツト4の配線コード、9は
冷却用フアン、10は配線コード8を通じて原稿
走査ユニツト4に接続する画像処理部である。
原稿走査ユニツト4が原稿台上の原稿3の画像
を読み取るべく図の矢印Aの方向に移動走査する
と、同時に原稿走査ユニツト4内の露光ランプ7
が点灯され、原稿3からの反射光がロツドアレイ
レンズ5により導かれてカラー情報の読取りセン
サである等倍型色分解ラインセンサ6に集光す
る。
また、21は原稿走査ユニツト4の下部に設け
たアクチユエータ、22−1および22−2はア
クチユエータ21を介して原稿走査ユニツト4の
走査位置を検出するポジシヨンセンサであり、マ
イクロスイツチ等からなる。
次に、カラープリンタ2の概要を説明する。1
1はスキヤナであり、カラーリーダ1からの画像
信号を光信号に変換するレーザ出力部(第5図参
照)、多面体(例えば12面体)のポリゴンミラー
12、このミラー12を回転させるモータ(不図
示)およびf/θレンズ(結像レンズ)13等を
有する。14はレーザ光の光路を変更する反射ミ
ラー、15は感光ドラムである。レーザ出力部か
ら出射したレーザ光はポリゴンミラー12で反射
され、レンズ13およびミラー14を通つて感光
ドラム15の面を面状に走査し、原稿画像に対応
した潜像を形成する。
また、17は一次帯電器、18は全面露光ラン
プ、23は転写されなかつた残留トナーを回収す
るクリーナ部、24は転写前帯電器であり、これ
らの部材は感光ドラム15の周囲に配設されてい
る。
26はレーザー露光によつて、感光ドラム15
の表面に形成された静電潜像を現像する現像器ユ
ニツトであり、31Y,31M,31C,31
BKは、感光ドラム15と接して直接現像を行う
現像スリーブ、30Y,30M,30C,30
BKは、予備トナーを保持しておくトナーホツパ
ー、32は現像剤の移送を行うスクリユーであつ
て、これらのスリーブ31Y〜31BK、トナー
ホツパー30Y〜30BKおよびスクリユー32
により現像器ユニツト26が構成され、これらの
部材は現像器ユニツトの回転軸Pの周囲に配設さ
れている。例えば、イエローのトナー像を形成す
る時は、本図の位置でイエロートナー現像を行な
い、マゼンタのトナー像を形成する時は、現像器
ユニツト26を図の軸Pを中心に回転して、感光
体15に接する位置にマゼンタ現像器内の現像ス
リーブ31Mを配置させる。シアン、ブラツクの
現像も同様に動作する。
また、16は感光ドラム15上に形成されたト
ナー像を用紙に転写する転写ドラムであり、19
は転写ドラム16の移動位置を検出するためのア
クチユエータ板、20はこのアクチユエータ板1
9と接触することにより転写ドラム16がホーム
ポジシヨン位置に移動したのを検出するポジシヨ
ンセンサ、25は転写ドラムクリーナー、27は
紙押えローラ、28は除電器および29は転写帯
電器であり、これらの部材19,20,25,2
7,29は転写ローラ16の周囲に配設されてい
る。
一方、35,36は用紙(紙葉体)を収納する
給紙カセツト、37,38はカセツト35,36
から用紙を給紙する給紙ローラ、39,40,4
1は給紙および搬送のタイミングをとるタイミン
グローラであり、これらを経由して給紙搬送され
た用紙は紙ガイド49に導かれて先端を後述のグ
リツパ(第5図の51参照)に担持されながら転
写ドラム16に巻き付き、像形成過程に移行す
る。
50は像形成過程が終了後、用紙を転写ローラ
16から取りはずす剥離爪、42は取りはずされ
た用紙を搬送する搬送ベルト、43は搬送ベルト
42で搬送されて来た用紙を定着する画像定着部
であり、画像定着部43は一対の熱圧力ローラ4
4および45を有する。
次に、第2図以下の図面を参照して第1図の実
施例をさらに詳細に説明する。
上述の等倍型色分解ラインセンサ6は、例えば
第2図Aに示すように、62.5μm(1/16mm)角
の面積を1画素として1024画素有するチツプを千
鳥状に5チツプ配設して構成され、その各画素
は、同図Bに示すように約20.8μm×62.5μmの大
きさで3分割され、その3分割の各々にB(ブル
ー),G(グリーン),R(レツド)の色分解フイル
ターが貼りつけてあり、画像読取時には第2図A
の矢印方向に原稿走査され、原稿3(第1図参
照)の色分解画像を読み取る。
第3図Aは上述の千鳥状に配置された5チツプ
の等倍型色分解ラインセンサ(以下、カラー読取
りセンサと称する)101〜105により読み込
まれた各色分解画像データを、8ビツトのデジタ
ルデータに量子化し、後述する色補正回路(第4
図参照)及び画像データ処理回路(第9図、第1
0図参照)に入力されるまでの回路構成の一例を
示す。
まず、上述のカラー読み取りセンサ101〜1
05によつて原稿3のR,G,Bの色成分に色分
解されたアナログ画素信号は、初段の増幅器10
6〜110により増幅され、対数(log)変換回
路111〜115により画素の濃度値に変換され
る。このとき、各画像信号は、第3図Bのタイミ
ングチヤートのAs202で示されるように、画
素信号転送ロツク(CLK)201に同期して、
R1→G1→B1の順にシリアルにカラー読み取
りセンサから出力される。
次いで、サンプルホールド回路(S/H)11
6〜120により第3図Bに示すサンプリング信
号S/HP203のタイミングで入力画像データ
のサンプルホールドを行ない、その後にアナロ
グ・デジタル(A/D)変換器121〜125に
よりA/D変換して、8ビツト(bit),256階
調の画像データに量子化する。
このように、色分解され量子化された画像デー
タは、第3図BのタイミングチヤートでDATA
204で示される様に、同一画素に対する色分解
データが時分割でシリアルに転送されるので、こ
のデータDATA204を後述する色補正回路
(第4図参照)により色補正処理を行なう為には、
DATA204の各DR1,DG1,DB1,(ここでR,
G,Bはそれぞれレツド,グリーン,ブルーに対
応する。以下同様)をあらかじめ同一位相にそろ
える必要がある。
そこで、時間的に位相差を設けたラツチパルス
であるLPR1205,LPG1206,LPB1207
によりDATA204のDR1,DG1,DB1……を順
次ラツチ回路126〜130にラツチし、これら
のラツチ回路126〜130のラツチ出力LPR
LPG,LPBをラツチパルス(LCH)208により
後段のラツチ回路131にラツチしている。これ
により、最終的にラツチ回路131には同一画素
の色分解データが同位相でラツチされる。
更に、本カラー読み取りセンサ101〜105
は第2図Aに示すように千鳥状に配置されている
ので、このセンサ出力を1ラインの出力線に継ぐ
ために、バツフアメモリ132〜134に複数ラ
イン分のデータをバツフアリングしておき、R,
G,Bの色別に1ライン連続した画像データ
DR,DG,DBとして次段に出力する様にしてい
る。
上述のようにして得られた同一画素に対して、
位相のそろつた8ビツトの色分解画像データ
DR,DG,DBは、第4図に示す回路による所定
の処理を施される。即ち、本図の色補正回路13
5では、通常マスキングと呼ばれる下記の項で
開示される処理を行ない、すみ(墨)版生成及び
下色除去回路136では下記の項で開示される
処理を行なう。
マスキング処理……色補正回路135では入
力画素データDR,DG,DB301〜303に
対して、次式(1)で示される行列演算を施し、印
刷トナーの不要色成分の吸収を行なう。
Y M C=a1,a2,a3 b1,b2,b3 c1,c2,c3DR DG DB ……(1) ここで、係数ai,bi,ci(i=1〜3)は適正
値に設定されるべきマスキング係数である。ま
た、Y,M,Cはイエロー、マゼンタ,シアンの
色に対応する出力信号304〜306である。
すみ版生成および下色除去処理……すみ版生
成および下色除去回路136では、上述の信号
Y,M,Cの最小値MIN(Y,M,C)=k(常
数)とした時に、Y′=Y−αk,M′=M−βk,
C′=C−γkの演算により印写すべきトナー量
Y′,M′,C′307〜309を求め、更にBK
(ブラツク)の信号BK=δk310をすみ版と
して黒印字に用いる。ここで係数α,β,γ,
δはあらかじめ適正値に設定されるものとす
る。
次に、上述の回路136で得られた各画像デー
タY′,M′,C′,BK307〜310は、最終的に
プリンタ2で印写されるトナー画像の基礎データ
となるわけであるが、後述する様に、本システム
におけるカラープリンタは、Y(イエロー)のト
ナー画像、M(マゼンタ)のトナー画像、C(シア
ン)のトナー画像及びBK(ブラツク)のトナー
画像を転写紙上に同時にプリントアウトすること
ができず、各トナー画像を順次転写紙に転写して
4色を順次重ね合わせる事により、最終的なカラ
ープリント画像を得るプリント方式のものである
ので、上述の回路136で得られた各色データ
Y′,M′,C′,BKをカラープリンタ2の動作に対
応して選択する必要がある。
次段のセレクタ137はこの選択用のもので、
セレクタ137により上述の4種の画像データ
Y′,M′,C′,BK307〜310から1つの画像
データを選択する。従つて、本システムでは、1
つのカラー画像原稿を読み取り、プリントアウト
するのに、4回の原稿露光動作と、4回のトナー
画像形成過程を必要とする。
さて、カラープリンタの動作に対応して上述の
セレクタ137により選択された色分解画像31
1は、像域分離回路138によつて、文字領域3
13と中間調画像領域132とに分離され、中間
調画像312に対しては、多値化処理回路139
により多値化処理(通常、デイザ処理と称する。)
を行ない、文字領域313に対しては2値化処理
回路140により単一閾値で2値化処理を行な
い、これにより上述の8bit・256階調で転送され
た画像データを“1”,“0”のドツトイメージデ
ータ314,315に変換する。このドツトイメ
ージデータ314,315はオアーゲート141
を通つて同期メモリ142に入力する。
同期メモリ142は、本発明にかかる原稿露光
走査と同時に読み取つた色分解画像を順次、色ず
れなく、プリントアウトするのに必要なバツフア
メモリであり、143はこの同期メモリ142を
制御する同期メモリコントローラであるが、これ
ら142,143の機能を説明する前にカラープ
リンタ2のシーケンス制御の概略を説明する。
まず、第5図の模式図に従つて第1図のレーザ
ビームカラープリンタ2の作像過程を説明する。
前述のカラーリーダ1で読み込まれた色分解画
像信号は、第4図の各回路を経て、ドツトイメー
ジのデータ(ドツトデータ)に展開され、このカ
ラー画像に対応したドツトデータが最終的に第5
図のレーザ出力部11Lでレーザ光LBを変調す
る。
画像データに対応して変調されたレーザ光LB
は、高速回転するポリゴンミラー12により、第
5図の矢印A−Bの幅で水平に高速走査され、
f/θレンズ13およびミラー14を通つて、感
光ドラム15表面に結像し、画像データに対応し
たドツト露光を行なう。レーザ光の1水平走査
は、原稿画像の1水平走査に対応し、本実施例で
は1/16mmの幅としている。
一方、感光ドラム15は図の矢印L方向に定速
回転しているので、そのドラムの主走査方向に
は、上述のレーザ光の走査が行なわれ、そのドラ
ムの副走査方向には感光ドラム15の定速回転が
行なわれるので、これにより遂時平面画像が露光
され潜像を形成して行く。この露光に先立つ帯電
器17による一様帯電から→上述の露光→および
現像スリーブ31によるトナー現像によりトナー
現像が形成される。例えば、カラーリーダにおけ
る第1回目の原稿露光走査に対応して現像スリー
ブ31Yのイエロートナーにより現像すれば、感
光ドラム15上には、原稿3のイエロー成分に対
応するトナー画像が形成される。
次いで、先端をグリツパー51に担持されて転
写ドラム16に巻き付いた紙葉体54上に対し、
感光ドラム15と転写ドラム16との接点に設け
た転写帯電器29により、イエローのトナー画像
を転写、形成する。これと同一の処理過程を、M
(マゼンタ),C(シアン),BK(ブラツク)の画
像について繰り返し、各トナー画像を紙葉体54
に重ね合わせる事により、4色トナーによるフル
カラー画像が形成される。
その後、紙葉体54は第1図に示す可動の剥離
爪50により転写ドラム16から剥離され、搬送
ベルト42により画像定着部43に導かれ、定着
部43の熱圧カローラ44,45により、紙葉体
54上のトナー画像が溶融定着される。
次に、上述のカラーリーダ1によりY,M,
C,BKのトナー画像に対応する色分解画像を繰
り返し読み込み、カラープリンタ2内の転写ドラ
ム16に担持された紙葉体54に上述のY,M,
C,BKのトナー画像を逐次色ずれなく精度良く
重ね合わせて転写を行う為の画像読み取り及び画
像印写タイミングの制御について第6図を参照し
て説明する。
第6図A,Bにおいて、Tはカラー原稿3の先
端である。カラー原稿3の原稿面からの反射光は
走査ユニツト4のロツドアレイレンズ5に導かれ
て等倍型カラーイメージセンサ6上に結像し、走
査ユニツト4の図の矢印方向への移動とともにセ
ンサ6により画像読み取りが順次行われる。
一方、ユニツト4の下部にはアクチユエータ2
1が取付けてあり、本体に固定して設置されたホ
ームポジシヨンセンサ(SR1)22−1とDTOP
センサ(SR2)22−2の位置で、ポジシヨン信
号が得られる。通常は、停止はホームポジシヨン
センサ22−1の出力信号を基準にして行ない、
原稿の読み取りはDTOPセンサ22−2の信号
を基準にして行なう。
カラープリンタ部2では、感光ドラム15上の
レーザ露光位置PHで画像の書き込みが行なわれ
る。また、転写ドラム16の周上には本体に固定
して設置されたポジシヨンセンサ(SP1)20
(これを以下ITOPセンサと呼ぶ)と、転写ドラ
ム16に取付けたアクチユエータ板19とが第5
図に示す様に配置され、トナー画像が転写される
紙葉体54の先端がアクチユエータ板19の先端
a点においてグリツパ51により担持されてい
る。
また、アクチユエータ板19の周上の長さは固
定のl+△lであり、カラーリーダ部1における
HPセンサ(SR1)22−1とDTOPセンサ
(SR2)22−2間の距離lより若干長くしてあ
る。
まず、一定速度で図の矢印方向(時計回り方
向)に回転している転写ドラム16上のアクチユ
エータ板19の先端エツジaがポジシヨンセンサ
(SP1)20で検出されたら、原稿走査ユニツト
4の走査移動を開始し(第6図A)、露光走査ユ
ニツト4がDTOPセンサ(SP2)22−2に来た
時に、原稿の読み取り、従つて同期メモリ142
(第4図参照)への書込みを開始する。即ち、同
期メモリ42には、原稿先端Tから読み取り開始
した色分解画像を1ラインずつ格納してゆく。
一方、プリンタ2側では、転写ドラム16の周
上のアクチユエータ板19の後端bが検出された
ら、その後端エツジbの検出時から上述の同期メ
モリ142の先頭からの読み出し、従つて、レー
ザ光変調による感光ドラム15への画像書き込み
が開始される(第6図B)。
感光ドラム15上のレーザ露光位置PHから、転
写位置Trまでの距離と、紙先端の位置aからTr
までの距離はあらかじめ等しくとつてあるので、
原稿3の先端Tから1ラインずつ感光ドラム15
に書かれて行き、その原稿の先端Tから1ライン
ずつの画像が紙先端aから形成されて行く。本実
施例のシステムにおける同期メモリ142は、48
ライン(line)分、即ち16pel/mmの走査密度で
画像を読み取ると、3mm幅分の記憶容量を有して
いるが、この同期メモリの役割と48lineの記憶容
量である事の理由を以下に説明する。
色ずれのないカラー画像を得るためには、これ
までに詳述した様に、第1回目で原稿3のイエロ
ー成分の画像の読み取りとイエロトナー画像の形
成を行い、次にマゼンタ成分の画像読み取りとマ
ゼンタトナー画像の形成を行い、次にシアン成分
の画像の読み取りとシアントナー画像の形成を行
い、最後にブラツク成分の画像の読み取りとブラ
ツクトナー画像の形成を行うので、必ず各画像の
先頭が精度よく重なる事が必須である。
その為に、上述したように、転写ドラム16の
アクチユエータ板19の先端aをITOPセンサ2
0が検出した時点で、走査ユニツト4の露光走査
をスタートさせ、DTOPセンサ22−2が原稿
3の先端Tを検出した時点で、原稿画像の読み取
りと同期メモリ142への書込みを開始する一
方、アクチユエータ板19の後端bがITOPセン
サ20で検出されると同時に同期メモリ142か
らの画像データの読み出しと、感光ドラム15へ
の画像の書き出しを行なつている。
だが、転写ドラム16の方は一定速度で回転を
しているので、ITOPセンサ(SP1)20がアク
チユエータ板の先端aを検知してから、その後端
bを検知するまでの一定時間、すなわち走査ユニ
ツト4が停止位置SR1(HPセンサ)22−1から
スタートしてSR2(DTOPセンサ)22−2に到
達するまでの時間tには、第7図に示すように無
視できないバラツキ(変動)を生じる。
このバラツキは走査ユニツト4の自重による本
体との摩擦、図示しない駆動ワイヤのテンシヨン
(張力)駆動モータの立上り特性等の変動等の装
置に固有の条件に大きく左右されるものである。
そこで、第7図でのバラツキの最大値△tmax
が走査距離にして同期メモリ142の容量を越え
ない様に制御しなくてはならない。つまりそのバ
ラツキ量の最大値に対応する画像データが同期メ
モリ42におさまる様に同期メモリ142の容量
を選択する必要がある。この△tmaxから算出さ
れた容量が本装置の場合48line分のデータ容量と
なる。
第8図は上述の同期メモリ142の構造の一例
を示す。上述のように走査ユニツト4がDTOP
センサ(SR2)22−2の位置に到達した時に原
稿の読み取りを開始して、原稿の1ライン目から
同期メモリ142に書き込み、転写ドラム16の
アクチユエータ板19の後端エツジbの検出で同
じ1ライン目から同期メモリ142からの画像デ
ータの読み出しと、感光ドラム15への画像の書
き込みを行なうので、前述のバラツキ△tmaxは
この同期メモリ142で吸収される。
また、上述の転写ドラム16のアクチユエータ
板19の先端aを検知してからカラーリーダ1の
走査ユニツト4をスタートさせた後、アクチユエ
ータ板19の後端bが検知されるよりも走査ユニ
ツト4が原稿先端Tの読み込みを開始、即ち
DTOPセンサ22−2を検知する方が少くとも
2ライン以上先行していないと、同期メモリ14
2での読み書きのシーケンスが逆になり、適正な
同期制御が行なわれない。
そこで、本システムでは、以下に述べるよう
に、カラープリンタ2の転写ドラム16のアクチ
ユエータ板19の先端aを検知してからカラーリ
ーダ1の走査ユニツト4をスタートさせるまでの
間に、遅延時間(デイレイ)を設ける遅延手段
と、アクチユエータ板19の後端bを検知してか
ら同期メモリ142から画像データの読み出しを
開始するまでに遅延時間(デイレイ)を設ける遅
延手段とを設けて、適正な同期処理が行われる様
に制御している。
第9図Aは、走査ユニツト4のスタート遅延回
路の一例を示し、第9図Bはその遅延回路でのタ
イミングチヤートを示す。第9図Aに示すよう
に、走査ユニツト4の走査モータを起動させる走
査モータON信号212の入力の後にアクチユエ
ータ板19の先端aの検出信号(ITOP)211
とHSYNC(水平同期信号又はビーム検知信号と
称する)のアンド(AND)条件より、遅延カウ
ンタ151がHSYNCを、所定数だけカウント
し、カウンタ141のカウントアツプ信号215
によりフリツプフロツプ153がセツトされて、
走査モータの駆動信号214を出し、これにより
カラー走査ユニツト4がスタートする(第9図B
を参照)。
なお、この遅延量を決めるカウンタ151のカ
ウント値Nは、プリセツトスイツチ152等によ
り設定される。また、前述のHSYNC210は第
5図のビーム検知器53から1水平走査ライン毎
に1回出力する同期信号であり、常にカラープリ
ンタ2からカラーリーダ1に送出される。第5図
の52は反射ミラーである。
第10図は、同期メモリ142からの画像読み
出し遅延回路の構成例である。カラープリンタ2
のアクチユエータ板19の後端bを検知したら、
その検知信号(ITOP)211によりフリツプフ
ロツプ(F/F)154をセツトし、カウンタ1
55のカウント動作をスタートする。
カウンタ155はビーム検知器53(第5図参
照)によりつくられるHSYNC210をカウント
し、このカウンタ155のカウントアツプ信号2
15で初段のF/F154をリセツトするととも
に、後段のF/F157をセツトし、後段F/F
157から同期メモリ142の読み出し動作開始
信号216を出力する。カウンタ155の設定値
はプリセツトスイツチ156により適正値にセツ
トされる。
上述のカウンタ手段151,155の設定値に
より、同期メモリ142への画像データ書込み開
始から画像データ読み出し開始までの時間のバラ
ツキ、即ち走査ユニツト4がHPセンサ22−1
位置からスタートしてDTOPセンサ22−2の
位置に到達するまでの時間のバラツキ△tmaxが、
メモリラインに換算して48line以内に納まる様に
標準位置を基準にして前後に24line分の差を持つ
様に同期メモリ142をあらかじめ設定している
(第8図参照)。よつて、この時のバラツキは、+
24ラインおよび−23ラインの最大47ラインまでに
吸収し得るので、常に適正なメモリ同期制御が行
なわれる。
〔効果〕
以上説明したように、本発明によれば、カラー
画像読み取り手段による画像先端の読み取り開始
時点をカラー画像プリント手段による画像先端の
書き出し開始時点よりも先行させるように構成し
たので、Y,M,C,BKの4色の色の重ね合わ
せが色ずれなく行えるとともに、高価なホストコ
ンピユータや大容量のイメージメモリを用いない
でカラー画像の読み取りと印刷とを高画素密度で
高速にほぼ同時に行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明を適用したデジタルカラー画像
処理システムの一例を示す内部構成図、第2図A
は第1図の原稿走査ユニツト内の等倍型色分解ラ
インセンサの一例を示す配置構成図、第2図Bは
その要部を拡大して示した説明図、第3図Aはカ
ラー画像読み取り回路の構成例を示すブロツク
図、第3図Bはその回路の信号波形を示すタイミ
ングチヤート、第4図はカラー画像信号の補正お
よび同期を行う回路の構成例を示すブロツク図、
第5図は第1図のプリンタ部分の要部を詳細に示
す斜視図、第6図A,Bは第1図のシステムの動
作態様図、第7図はそのセンサ出力の時間的バラ
ツキを示す特性図、第8図は第4図の同期メモリ
の構成例を示す配置図、第9図Aは第1図の走査
ユニツトのスタート遅延回路の構成例を示す回路
図、第9図Bは第9図Aの信号波形を示すタイミ
ングチヤート、第10図は第4図の同期メモリか
らの画像読み出しを遅延させる遅延回路の構成例
を示す回路図である。 1……カラーリーダ(デジタル画像読取装置)、
2……カラープリンタ(デジタル画像プリント装
置)、3……原稿、4……原稿走査ユニツト、6,
101,105……等倍型色分解ラインセンサ
(カラーイメージセンサ)、11……スキヤナ、1
5……感光ドラム、16……転写ドラム、19…
…アクチユエータ板、20……ポジシヨンセン
サ、21……アクチユエータ、22−1,22−
2……ポジシヨンセンサ、26……現像器ユニツ
ト、29……転写帯電器、30Y,30M,30
C,30BK……トナーホツパ、31Y,31
M,31C,31BK……現像スリーブ、51…
…グリツパ、54……紙葉体、142……同期メ
モリ、151,155……カウンタ、152,1
56……プリセツトスイツチ。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 原稿画像色成分毎に読み取り、画素毎にデジ
    タル化されたカラー画像データを色別に順次出力
    するカラー画像読み取り手段と、 前記画像データに応じて各色毎に単色画像を遂
    時形成し、該単色画像の重畳により全色画像を被
    記録媒体に記録するカラー画像形成手段とを備
    え、 遅延手段により前記カラー画像読み取り手段の
    画像先端での読み取り開始時点を、前記カラー画
    像形成手段の画像先端での画像形成時点よりも先
    行させるように構成したことを特徴とするカラー
    画像処理システムの同期制御方式。 2 特許請求の範囲第1項記載の方式において、
    前記カラー画像形成手段の機械的位置制御の精度
    を±x(mm)としたとき、該カラー画像形成手段
    の画像先端形成開始基準を前記カラー画像読み取
    り手段の画像先端読み取り開始基準よりも少なく
    ともx(mm)だけ遅らせる様に前記遅延手段によ
    り制御することを特徴とするカラー画像処理シス
    テムの同期制御方式。 3 特許請求の範囲第2項記載の方式において、
    画像の読み取りおよび形成の画像密度をN(pel/
    mm)としたとき、少なくとも2Nxライン分の記憶
    容量の同期用バツフアメモリを有し、該バツフア
    メモリを介して画像の形成を行うことを特徴とす
    るカラー画像処理システムの同期制御方式。
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JPS58115454A (ja) * 1981-12-28 1983-07-09 Canon Inc カラ−像形成装置

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