JP2918886B2 - 感熱孔版印刷装置 - Google Patents

感熱孔版印刷装置

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JP2918886B2
JP2918886B2 JP5321588A JP5321588A JP2918886B2 JP 2918886 B2 JP2918886 B2 JP 2918886B2 JP 5321588 A JP5321588 A JP 5321588A JP 5321588 A JP5321588 A JP 5321588A JP 2918886 B2 JP2918886 B2 JP 2918886B2
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【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は感熱孔板印刷装置にかかり、詳しくは、シー
ト原稿等の表面に記述または印字された文字、図形等の
被写体情報をイメージセンサにより光学的に読み取り、
その後これらの情報を感熱孔版原紙に穿孔印字出力して
穿孔画像を形成し、その後この穿孔画像を介してインク
を印刷用紙上に供給することにより、前記被写体情報を
印字出力する感熱孔版印刷装置に関する。
(従来の技術) 従来、この種の感熱孔版印刷装置としては、例えば第
4図及び第5図に示すものが知られている。
まず、第4図は画像情報を単一色で印字出力するよう
にした感熱孔版印刷装置であり、同図においてA′は製
版部、B′は印刷部を示している。製版部A′におい
て、20は文字、図形等の被写体情報が記述されるシート
原稿であり、このシート原稿20は、第1のモータ21に連
動する2つの原稿送りローラ22a,22bと、これらのロー
ラ22a,22bの各々の上部に自重で圧接する押えローラ23
a,23bとの間に挟まれて移動することにより供給移送さ
れる。そして、シート原稿20の表面近くには光源24が配
設されており、シート原稿20からの反射光がミラー25a,
25bを介してレンズ26に入射するように光学系が構成さ
れている。なお、図において27は遮光板を示す。
レンズ26の後方にはCCDラインセンサ等のイメージセ
ンサ28が設けられ、このイメージセンサ28の出力信号は
アンプ29に入力されていると共に、アンプ29の出力信号
は信号抽出部30に入力されている。ここで、信号抽出部
30は、シート原稿20上の文字、図形等の被写体情報の有
無に応じたイメージセンサ28の出力信号を二値信号に変
換して印字データを生成するためのものである。
また、信号抽出部30からの印字データはサーマルヘッ
ドドライバとしての穿孔印字ヘッドドライバ32に入力さ
れており、その出力信号はサーマルヘッドとしての穿孔
印字ヘッド33に加えられている。更に、34は感熱孔版原
紙供給部であり、この原紙供給部34は穿孔印字ヘッド33
により穿孔印字される感熱孔版原紙35を供給するもので
ある。
ここで、感熱孔版原紙35は、周知のように熱可塑性樹
脂フィルムと多孔性のフィルム支持体とを貼り合わせた
ものであり、印字データが供給される穿孔印字ヘッド33
の発熱素子が熱可塑性樹脂フィルムに接触することによ
り、熱可塑性樹脂フィルムの一部が溶融して穿孔画像を
形成するようになっている。
そして、第1のモータ21,信号抽出部30,穿孔印字ヘッ
ドドライバ32及び感熱孔版原紙供給部34の動作は、制御
部31によって制御され、かつ同期が取られている。
次に印字部B′において、36は穿孔印字されて印刷原
紙供給部42から送られる印刷原紙37が巻装貼着されるメ
ッシュ板等の版胴であり、その内部には、版胴36の内周
面に接しているインクローラ38、及びこのインクローラ
38にインクを供給するインク供給部39が設けられてい
る。一方、印刷用紙供給部43から供給される印刷用紙40
は圧接ローラ41の付勢により版胴36上の印刷原紙37に圧
接されるようになっている。
なお、印刷原紙供給部42は製版部A′の制御部31によ
りその動作が制御され、印刷原紙37を版胴36へ供給する
ものである。また、44は版胴36を回転させるための第2
のモータであり、このモータの44制御も制御部31によっ
て行われている。
次に、この動作を略述すると、製版部A′においてシ
ート原稿20上に黒色で記述された文字、図形の如き被写
体情報に対し、光源24からの反射光がミラー25a,25b及
びレンズ26を介してイメージセンサ28上に結像する。イ
メージセンサ28では受光した反射光を光電変換し、その
画像信号はアンプ29により増幅された後、信号抽出部30
に送出される。
信号抽出部30では、前記画像信号からシート原稿20上
の走査位置に応じて被写体情報の有無を示す「1」また
は「0」の二値信号を制御部31からの指令を受けて生成
し、この信号を印字データとして穿孔印字ヘッドドライ
バ32に送出する。穿孔印字ヘッドドライバ32は、制御部
31からの指令により穿孔印字ヘッド33を駆動し、前記印
字データに応じて発熱素子への通電,無通電を制御する
ことにより、感熱孔版原紙35の熱可塑性樹脂フィルムの
通電箇所を穿孔し、感熱孔版原紙35に被写体情報を穿孔
画像として再現する。
この間、シート原稿20は制御部31により駆動制御され
る第1のモータ21によって一定速度で走行し、イメージ
センサ28の電子的走査により主走査及び副走査が実行さ
れ、シート原稿20上の被写体情報は二次元的に読み取ら
れることとなる。また、シート原稿20の走行動作と感熱
孔版原紙供給部34の給紙動作とは制御部31により同期が
取られているため、イメージセンサ28により読み取った
被写体情報は正確に穿孔画像として感熱孔版原紙35上に
再現され、更に、印刷原紙37として印刷部B′の印刷原
紙供給部42から版胴36の周囲に供給貼着される。
次に印刷部B′において、は版胴36の内部のインク供
給部39からインクが版胴36に内接するインクローラ38に
一定の厚みをもって塗布されると共に、このローラ38は
第2のモータ44による版胴36の回転により版胴36に接触
回転し、印刷用紙40が印刷用紙供給部43から版胴36の元
へ供給された時に印刷用紙40を版胴36と圧接ローラ41と
の間に挟み込み、版胴36の回転に伴って移動する印刷原
紙37の周速で印刷用紙40が移動する。この間、インクロ
ーラ38に適正量塗布されたインクは、版胴36のメッシュ
並びに版胴36に巻装貼着された印刷原紙37の穿孔を透過
して印刷用紙40上ににじみ出し、穿孔画像に対応する被
写体情報が印刷される。
ここで、印刷原紙37の回転動作と印刷用紙40の供給動
作は、図示されていないがカム等の周知の機構により周
期が取られているため、シート原稿20上の被写体情報は
印刷用紙40上に正確に再現されるものである。
次に、第5図(イ)は製版装置A″と印刷装置B″と
が個別に形成された他の従来例における製版装置A″を
示すもので、この従来例は、被写体情報を2色の色彩に
て印刷再現するための製版を行うものである。また、同
図(ロ)はこの製版装置A″により印刷を行うための印
刷装置B″を示す。なお、第5図において、第4図に示
したものと同一構成要素には同一の符号を付して説明を
省略し、異なる部分のみを以下に説明する。
まず、レンズ26の後方にはハーフミラー45が取り付け
られており、このハーフミラー45を透過した光は第1の
イメージセンサ46に入射していると共に、第1のイメー
ジセンサ46の出力信号は第1のアンプ47を介して信号抽
出部30′に入力されている。また、ハーフミラー45によ
り反射した光はフィルタ48を介して第2のイメージセン
サ49に入射し、第2のイメージセンサ49の出力信号は第
2のアンプ50を介して信号抽出部30′に入力されてい
る。
更に、被写体情報が穿孔印字出力される感熱孔版原紙
35′としては、各色に対して1枚ずつ合計2枚の原紙35
a′、35b′が用いられている。これらの感熱孔版原紙35
a′,35b′は、2つの色相に対応して各々個別に使用さ
れるもので、この従来例においては文字等が例えば黒色
と赤色にて記述されたシート原稿20からの反射光がレン
ズ26及びハーフミラー45に入射され、ハーフミラー45の
透過光は第1のイメージセンサ46に、また反射光はフィ
ルタ48を介して第2のイメージセンサ49にそれぞれ入射
する。
ここで、フィルタ48を、例えばシート原稿20上に赤色
で記述された部分の反射光の透過率の高いもので構成す
ると、シート原稿20上の黒色記述部分については、その
反射光がハーフミラー45を介して第1のイメージセンサ
46に入射し、第6図に示す如くアンプ47から一定の電圧
VB1が出力される。このとき、ハーフミラー45を介して
フィルタ48を透過する光は殆どないため、アンプ50の出
力電圧VB2はほぼゼロに近くなる。
一方、シート原稿20上の赤色記述部分については、そ
の反射光がハーフミラー45を介してイメージセンサ46に
入射し、アンプ47から一定の電圧VR1が出力される。こ
の電圧は、上述した黒色記述部分の場合の電圧VB1に比
べて高くなる。同時に、赤色記述部分の反射光はハーフ
ミラー45を介してフィルタ48を透過し、イメージセンサ
49及びアンプ50を介してアンプ47の出力電圧VR1よりも
若干小さい電圧VR2を生じさせる。
すなわち、アンプ47,50の出力電圧の大小関係はVR1
VR2>VB1>VB2となる。従って、第1及び第2のアンプ4
7,50の出力電圧を信号抽出部30′内にそれぞれ設けられ
た一組のコンパレータ(図示せず)の反転入力端子に加
え、これらのコンパレータの基準電圧を例えば第6図の
Vt1,Vt2のように設定すれば、無地部分,黒色記述部
分,赤色記述部分のそれぞれについて異なる組合せの論
理出力を得ることができ、換言すれば、イメージセンサ
にて読み取った部分の色相が何であるかを判別すること
ができる。
よってこの判別結果により、黒色,赤色または無地
(シート原稿20の地色)に相当する印字データを信号抽
出部30′により生成し、更に、黒色及び残りの部分を無
地とした黒色系印字データと赤色及び残りの部分を無地
とした赤色系印字データとを生成し、これらの印字デー
タが個別にサーマルヘッドドライバ32に送出される。こ
の際、例えば赤色系印字データは黒色系印字データの送
出後に送出するものとし、後に送出される赤色系印字デ
ータはバッファメモリに一時的に蓄えるか、シート原稿
20を再度読み取って生成するものとし、その後、穿孔印
字ヘッドドライバ32に送出する。
ここで、穿孔印字は、まず第1の感熱孔版原紙35a′
の上に黒色系印字データに基づき穿孔印字ヘッド33を通
電して黒色穿孔印字を行い、第1の印刷原紙37a′(第
5図(ロ)参照)を得る。次に、第2の感熱孔版原紙35
b′の上に赤色系印字データに基づき穿孔印字ヘッド33
を通電して赤色穿孔印字を行い、第2の印刷原紙37b′
を得る。
こうして2種類の印刷原紙37a′,37b′を得た後、印
刷装置B″にて以下の如く印刷を行う。まず、内部に黒
色インク供給部39a′及び黒色インクローラ38a′を備え
た黒色用版胴36a′を印刷装置B″に装着し、黒色用の
第1の印刷原紙37a′を人手により黒色用版胴36a′に巻
装貼着した後、印刷用紙供給部43により版胴36a′の元
へ印刷用紙40′を供給してその表面に黒色の印刷を行
い、黒色印刷済用紙を得る。
次に、黒色用版胴36a′を取外し、代わりに、内部に
赤色インク供給部39b′及び赤色インクローラ38b′を備
えた赤色用版胴36b′を印刷装置B″に装着し、赤色用
の第2の印刷原紙37′を人手により赤色用版胴36b′に
巻装貼着した後、印刷用紙供給部43により版胴36b′の
元へ前記黒色印刷済用紙を供給し、その表面に赤色の加
刷を行うことにより、被写体情報を黒赤2色にて印字出
力させている。
(発明が解決しようとする課題) しかるに、第4図に示した従来例にあっては、シート
原稿20上の被写体情報がすべて同一の濃度によって単一
色で再現されるため、特定の部分を印象付けるために濃
度を変えて再現するといったことが不可能であった。特
に、このような濃度変化による階調表現は、例えばシー
ト原稿20の黒色で書かれた文章等に赤色で加筆された部
分を濃くしたり、または薄くして表現上の区別を付けた
い場合、あるいは一方の色を消去したいような場合に必
要とされるが、第4図の従来例ではこのような要求に応
えることが不可能であった。
更に、第5図に示した従来例では、被写体情報の色相
に対応した二色刷りの印刷物が得られるものの、各色に
対して感熱孔版原紙35a′,35b′が必要で、それぞれに
対して印字穿孔出力し、かつ各色に対して印刷操作を行
う必要がある。このため、第5図(イ),(ロ)に個別
に示したように製版から印刷までの作業を一貫して連続
的に遂行できる装置は提案されておらず、各作業に多大
な手間がかかっていた。特に、印刷には2度手間を要
し、印刷コストが嵩むという問題があった。
加えて、印字出力された印刷物を通常のモノクロ方式
の複写機によって複写した場合、黒色記述部分と赤色記
述部分とがほぼ同一明度に再現されてしまい、両者の区
別がつきにくいという不都合があった。
本発明は上記問題点を解消するために提案されたもの
で、その目的とするところは、単一の感熱孔版原紙及び
印刷原紙を用いることとし、原稿に記述された被写体情
報の色相の相違に応じてドット密度の異なる穿孔印字出
力を得ることにより、低コストかつ高品質の印刷を行
い、また連続した一度の印刷工程により印刷時間の短縮
や手間の削減を可能とし、しかも通常の複写によっても
原被写体情報の色相の相違を忠実に再現できるようにし
た感熱孔版印刷装置を提供することにある。
(問題点を解決するための手段) 上記目的を達成するため、本発明は、原稿上の被写体
情報の反射光から前記被写体情報を光学的に読み取り、
光電変換して画像信号を得るイメージセンサと、前記画
像信号から印字データを生成する信号抽出部と、前記印
字データに基づき穿孔印字ヘッドを駆動し、この印字ヘ
ッドに摺接する感熱孔版原紙の熱可塑性樹脂フィルムを
溶融させて穿孔画像を形成する穿孔印字手段とを有し、
前記熱可塑性樹脂フィルムに接触している印刷用紙に前
記熱可塑性樹脂フィルムの穿孔を介してインクを供給し
て前記穿孔画像に対応する印字出力を得る感熱孔版印刷
装置において、前記イメージセンサの出力信号から、前
記被写体情報の色相が異なる記述部分、無地部分をそれ
ぞれ判別して印字データを生成する信号抽出部と、前記
印字データに基づいて、各色相ごとに単位面積当たりの
ドット数を異ならせて穿孔印字出力する穿孔印字手段
と、を備えたものである。
(作用) 本発明によれば、イメージセンサにより読み取ってい
る被写体情報の色相の相違に応じた反射光の強度から、
例えば黒色記述部分、赤色記述部分及び無地部分が信号
抽出部によって判別される。そして信号抽出部では、各
色相に対応する印字データを生成し、この印字データを
穿孔印字手段内の穿孔印字ヘッドドライバに送出する。
穿孔印字ヘッドドライバは、前記印字データを受けて
穿孔印字ヘッドを駆動し、色相の相違を単位面積当りの
ドット数の相違、すなわちドットの濃淡に対応させてな
る被写体情報の穿孔画像を感熱孔版原紙上に穿孔印字出
力すると共に、印刷原紙を形成する。この印刷原紙は印
刷部の版胴に巻装貼着され、従来と同様に版胴内部から
供給されるインクにより、版胴及び印刷原紙を介して印
刷用紙上に被写体情報の色相に応じたドットの濃淡を有
する印刷が行われる。
(実施例) 以下、図に沿って本発明の一実施例を説明する。
第1図はこの実施例の構成を示すものであり、図にお
いてAは製版部、Bは印刷部である。製版部Aにおい
て、20は文字、図形等が記述されたシート原稿、21はシ
ート原稿20を移送する第1のモータ、22a,22bは原稿送
りローラ、23a,23bは押えローラ、24は光源、25a,25bは
ミラー、26はレンズ、27は遮光板、45はハーフミラー、
46は第1のイメージセンサ、47は第1のアンプ、48はシ
ート原稿20上に赤色で記述された部分の反射光の透過率
が高いフィルタ、49は第2のイメージセンサ、50は第2
のアンプをそれぞれ示している。
また、51はアンプ47,50の出力信号から被写体情報が
記述された色相を判別抽出してこの色相に応じた印字デ
ータを生成する信号抽出部、52は感熱光版原紙供給部、
53は熱可塑性樹脂フィルムを多孔性のフィルム支持体に
張り合わせてなる単一の感熱光版原紙、54は穿孔印字ヘ
ッドドライバ、55はサーマルヘッド等の穿孔印字ヘッ
ド、31は信号抽出部51,穿孔印字ヘッドドライバ54及び
感熱孔原紙供給部52の動作を制御する制御部である。
更に、印刷部Bにおいて、36は版胴、56は印刷原紙、
38はインクローラ、39はインク供給部、40は印刷用紙、
41は圧接ローラ、42は印刷原紙供給部、43は印刷用紙供
給部44は版胴36を駆動する第2のモータであり、印刷原
紙56,版胴36,インクローラ38及びインク供給部39等はす
べて単一のものである。
しかして、信号抽出部51の要部は第2図に示す如く構
成されている。すなわち、この信号抽出部51は、第1の
アンプ47の出力信号が反転入力端子に加えられ、かつ基
準電圧Vt1が非反転入力端子に加えられる第1のコンパ
レータCP1と、第2のアンプ50の出力信号が反転入力端
子に加えられ、かつ基準電圧Vt2が非反転入力端子に加
えられる第2のコンパレータCP2と、各コンパレータC
P1,CP2の出力信号が加えられる第1のアンドゲートA
1と、第1のコンパレータCP1の出力信号及び第2のコン
パレータCP2の出力の反転信号が加えられる第2のアン
ドゲートA2とを備えている。
なお、各コンパレータCP1,CP2の基準電圧Vt1,Vt2は、
先に第6図で示した如くそれぞれ次のように設定されて
いる。すなわち第1のコンパレータCP1の基準電圧Vt
1は、赤色記述部分の反射光によるアンプ47の出力電圧V
R1よりも高く設定され、また、第2のコンパレータCP2
の基準電圧Vt2は、赤色記述部分の反射光によるアンプ5
0の出力電圧VR2よりも低く、かつ黒色記述部分の反射光
によるアンプ47の出力電圧VB1よりも高く設定されてい
る。
ここで、光源24によってシート原稿20が均一に照射さ
れず、各色相による反射光の強度がシート原稿20上の位
置によってバラつくことを考慮すると、基準電圧Vt1,Vt
2を各アンプ47,50の出力信号に追従させて変化させるこ
とも可能である。
次にこの動作を説明する。
まず、シート原稿20上に記述される文章や図表等に強
調したい部分または他と区別したい部分がある場合に
は、これらの部分を例えば赤色で記述し、他の部分を黒
色で記述する。このうち、赤色記述部分の反射光はレン
ズ26及びハーフミラーを介して第1のイメージセンサ46
に入射し、同時にフィルタ48を介して第2のイメージセ
ンサ49にそれぞれ入射する。そして、各イメージセンサ
46,49により光電変換された信号はアンプ47,50にて増幅
され、信号抽出部51に入力される。
信号抽出部51では、各アンプ47,50からの出力信号が
コンパレータCP1,CP2にそれぞれ入力される。ここで、
第1のコンパレータCP1ではその基準電圧Vt1が赤色の反
射光によるアンプ47の出力電圧VR1よりも高いため、コ
ンパレータCP1の出力信号は「High」レベルとなる。一
方、第2のコンパレータCP2ではその基準電圧Vt2が赤色
の反射光によるアンプ50の出力電圧VR2よりも低いた
め、出力信号が「Low」レベルとなる。
よって、コンパレータCP1,CP2の出力信号が加えられ
ているアンドゲートA1からは「Low」レベル、コンパレ
ータCP1の出力信号及びコンパレータCP2の反転出力信号
が加えられているアンドゲートA2からは「High」レベル
の信号が出力される。従って、アンドゲートA2を赤色記
述部分に対応させることにより、その出力信号のレベル
によって赤色記述部分の有無を検出できることとなる。
次に、黒色で記述された部分の反射光は、前記同様の
経路で各コンパレータCP1,CP2に入射する。第1のコン
パレータCP1では、前述した如く、基準電圧Vt1が赤色記
述部分についての出力電圧VR1よりも高いため、必然的
に基準電圧Vt1は黒色記述部分についてのアンプ47の出
力電圧VB1よりも高い。よってコンパレータCP1の出力信
号は「High」レベルとなり、また、第2のコンパレータ
CP2においても、基準電圧Vt2が黒色記述部分についての
アンプ50の出力電圧VB2よりも高いため、その出力信号
は「High」レベルとなる。
従って、アンドゲートA1の出力信号は「High」レベ
ル、アンドゲートA2の出力信号は「Low」レベルとな
り、アンドゲートA1を黒色記述部分に対応させておくこ
とにより、その出力信号のレベルに応じて黒色記述部分
の有無を検出することができる。なお、シート原稿20上
の何も書かれていないない無地部分(例えば白色)につ
いてはその反射光の強度が最も強く、コンパレータCP1
の出力信号が「Low」レベルになるため、バンドゲートA
1,A2何れの出力信号も「Low」レベルとなって無地部分
であるのを判別することができる。
このようにして、この実施例では赤色記述部分、黒色
記述部分及び無地部分をアンドゲートA2,A1の出力信号
により判別することができ、信号抽出部51ではこれらの
信号を印字データとして穿孔印字ヘッドドライバ54に送
出する。
例えば、第3図に示すように、穿孔印字ヘッド55によ
る単位面積当りの穿孔印字出力を、赤色記述部分につい
ては隣接する4つのドットで、また黒色記述部分につい
ては1つのドットで表すものとし、無地部分については
ドットなしと設定すると、穿孔印字ヘッドドライバ54で
は前記印字データに応じてこれら三種類の信号を生成
し、穿孔印字ヘッド55に送出すればよいことになる。
なお、この場合、穿孔印字ヘッド55が2つのライン
L1,LL2を穿孔印字することによって赤、黒または無地の
1つの画素を表すものであるとすれば、ラインL1の印字
出力の際に次ラインL2分の信号をメモリに格納してお
き、ラインL1の印字後にこれを読み出して穿孔印字ヘッ
ド55に送出すればよい。また、印字出力したくない色相
データがある場合には、その色相記述部分を信号抽出部
51により検出し、この部分を無地部分と同じくドットな
しと設定すればよい。
こうして被写体情報の色相に応じ、穿孔印字ヘッド55
の発熱素子により感熱孔版原紙53に対するドット密度の
異なる穿孔印字が行われ、従来と同様に感熱孔版原紙53
の熱可塑性樹脂フィルムが被写体情報に対応して感熱溶
融し、穿孔画像が形成される。かかる感熱孔版原紙53は
印刷原紙供給部42を経て印刷原紙56となり、この印刷原
紙56は版胴36の外周面に自動的に巻装貼着される。そし
て、インク供給部39からインクローラ38に供給されたイ
ンクが版胴36及び印刷原紙56の穿孔を介して印刷用紙40
上ににじみ出ることにより、被写体情報の色相の相違を
ドット密度の相違によって表した印刷が行われることと
なる。
なお、以上の実施例では読み取った被写体情報の最小
単位を4ドットの濃淡で穿孔印字する場合について説明
したが、かかるドット数は何ら限定されるものではな
い。また、被写体情報が記述される色相としては黒色や
赤色に限られるものではなく、反射光によるイメージセ
ンサの出力電圧に所定の差を生じるような明度差を有す
るものであれば他の色相でもよい。
更に、本発明の原理は感熱孔版印刷装置のみならず、
部分的に異なる色相で記述された原稿の被写体情報をイ
メージセンサによって光学的に読み取り、その後これを
ハードコピーとして再現するファクシミリ等にも適用可
能であり、印刷原稿としてはシート状のみならず、冊子
状のものについても勿論適用することができる。なお、
上記実施例では製版部Aと印刷部Bとが一体に形成され
たものについて説明したが、これらが分離されたタイプ
のものであってもよいのは勿論である。
(発明の効果) 以上詳述したように本発明によれば、被写体情報が記
述された色相に応じて単位面積当りのドット数をそれぞ
れ異ならせた印字出力を得るものであり、文章や図表中
の強調部分及びそれ以外の部分等を区別するべく異なら
しめた色相の相違を文字等の濃淡による階調変化によっ
て再現するものであるから、従来例として示した第5図
の装置のように、感熱孔版原紙や版胴、印刷原紙、イン
ク供給部及びインクローラ等からなる印刷部の各構成要
素を色相分だけ用意する必要がなく、主として印刷部の
コストの低減を図ることができる。
同時に、連続的な1回の製版及び印刷工程によって印
刷を行うことができ、しかも印刷原紙の付け替え等の煩
雑な作業が不要になるため、印刷時間や手間の大幅な削
減が可能になる。
更に、本発明により得られた印刷物を通常の複写機に
より複写する場合には、色相の相違がドットの粗密とし
てそのまま再現されるため、色刷り原稿を多数複写する
場合に極めて便利であり、また、原稿上の印刷不要な部
分については、信号抽出部の作用により無地部分と同様
の処理を施して印刷を省略する等の優れた機能も併せ持
つものである。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第3図は本発明の一実施例を示すもので、
第1図はこの実施例の構成図、第2図は信号抽出部の要
部の構成図、第3図は印字出力の説明図、第4図及び第
5図はそれぞれ従来例を示す構成図、第6図は各アンプ
の出力電圧及び各コンパレータの基準電圧の説明図であ
る。 20……シート原稿、24……光源 26……レンズ、36……版胴 38……インクローラ、39……インク供給部 40……印刷用紙、45……ハーフミラー 46,49……イメージセンサ、48……フィルタ 51……信号抽出部、53……感熱孔版原紙 54……穿孔印字ヘッドドライバ 55……穿孔印字ヘッド、56……印刷原紙 A……製版部、B……印刷部 CP1,CP2……コンパレータ A1,A2……アンドゲート
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B41C 1/14 B41L 13/04 B41J 2/335

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】原稿上の被写体情報の反射光から前記被写
    体情報を光学的に読み取り、光電変換して画像信号を得
    るイメージセンサと、前記画像信号から印字データを生
    成する信号抽出部と、前記印字データに基づき穿孔印字
    ヘッドを駆動し、この印字ヘッドに摺接する感熱孔版原
    紙の熱可塑性樹脂フィルムを溶融させて穿孔画像を形成
    する穿孔印字手段とを有し、前記熱可塑性樹脂フィルム
    に接触している印刷用紙に前記熱可塑性樹脂フィルムの
    穿孔を介してインクを供給して前記穿孔画像に対応する
    印字出力を得る感熱孔版印刷装置において、 前記イメージセンサの出力信号から、前記被写体情報の
    色相が異なる記述部分、無地部分をそれぞれ判別して印
    字データを生成する信号抽出部と、前記印字データに基
    づいて、各色相ごとに単位面積当たりのドット数を異な
    らせて穿孔印字出力する穿孔印字手段と、 を備えたことを特徴とする感熱孔版印刷装置。
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