JPH11122746A - 耐摩耗性チューブおよびその製造方法とそれを使った耐摩耗性被覆の形成方法 - Google Patents

耐摩耗性チューブおよびその製造方法とそれを使った耐摩耗性被覆の形成方法

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JPH11122746A
JPH11122746A JP9286349A JP28634997A JPH11122746A JP H11122746 A JPH11122746 A JP H11122746A JP 9286349 A JP9286349 A JP 9286349A JP 28634997 A JP28634997 A JP 28634997A JP H11122746 A JPH11122746 A JP H11122746A
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tube
dlc
coating
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wear resistant
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JP9286349A
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Hiroshi Hayami
宏 早味
Akira Nishimura
昭 西村
Takahiro Nakahigashi
孝浩 中東
Kiyoshi Ogata
潔 緒方
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Nissin Electric Co Ltd
Sumitomo Electric Industries Ltd
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Nissin Electric Co Ltd
Sumitomo Electric Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 自動車等に用いる電線ハーネスの端末や分岐
部の保護、あるいはケーブルの結束、もしくはブレーキ
オイル・燃料の配管保護等に使用される耐摩耗性に優れ
たプラスチック製の収縮チューブを提供し、前記の電線
や配管に耐摩耗性の保護被覆を形成する方法を提供する
ことを目的とする。 【解決手段】 プラスチック製の収縮チューブの少なく
とも外表面にDLC(ダイヤモンドライクカーボン)を
コーティングし、これを電線や配管に収縮する。特に、
収縮チューブを製造する過程において、当該収縮チュー
ブを膨張した後にDLCをコーティングしたチューブを
用いた場合が効果的である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】自動車等に用いる電線ハーネスの
端末や分岐部の保護、あるいはケーブルの結束、もしく
はブレーキオイル・燃料の配管保護等に使用される耐摩
耗性に優れたプラスチック製の収縮チューブを提供し、
前記の電線や配管に耐摩耗性の保護被覆を形成する方法
を提供することを目的とする。
【0002】
【従来の技術】自動車のエレクトロニクス化が急速に進
展し,電線ハーネスの使用量は年々増加しており、これ
らの配線スペースも年々狭くなっている。また、自動車
分野において軽量化は重要な技術課題であり、ハーネス
に用いる電線も導体のサイズダウンと絶縁体の薄肉化は
重要な課題である。しかし、上記のように配線スペース
の狭小化が進んでいるため、電線ハーネスの耐摩耗性の
要求レベルは年々高まっている。
【0003】ところで、電線ハーネスの製造には電線の
端末処理、接続、分岐部の加工がつきものであるが、こ
れらの導体が露出する部分、あるいは電線の結束にプラ
スチック製の収縮チューブが被覆されるので、これらの
収縮チューブにも高度な耐摩耗性が要求されることにな
る。(以下、特に断りのない限り、収縮チューブはプラ
スチック製の収縮チューブを指すものとする。)
【0004】また、自動車のブレーキあるいは燃料等の
配管は、車体の各部位との接触・摩擦あるいは車外から
の飛び石等に対する耐久性を高めるために、通常樹脂コ
ーティングや、収縮チューブの被覆が行われている。こ
れらの配管についても、エンジンルームをはじめとし
て、狭いスペースの中に収納する場合が増加しており、
接触・摩擦に対する表面保護の要求が高まっている。
【0005】収縮チューブには加熱すると径方向に収縮
する、いわゆる熱収縮性チューブや、弾性回復性を有す
るゴムチューブの内部にアプリケータを挿入するなどの
方法で、所定径に広げておき、被着体への被覆時にアプ
リケータを除去して径収縮させるタイプの、いわゆる常
温収縮チューブがある。
【0006】前者のチューブは例えば、ポリエチレンな
どの熱可塑性樹脂をチューブ状に成形した後、このチュ
ーブに加速電子線等の電離放射線を照射するなどの方法
でチューブを架橋し、融点以上の温度でチューブ内部に
圧縮空気を送りこみ径方向に膨張させ,冷却固化させる
などの方法で製造される。
【0007】従来、収縮チューブの耐摩耗性を向上させ
る方法としては、チューブの素材そのものを硬質化す
る、チューブの肉厚を厚くする、セラミックスや金
属等の耐摩耗性の薄膜をチューブの外表面に形成するな
どの方法があった。
【発明が解決しようとする課題】
【0008】しかし、についてはチューブの柔軟性が
低下するためにハーネスの配線性が低下する問題があ
り、についてはハーネスや配管のスペースをとる問題
がある。については、例えば、セラミックスあるいは
金属の前駆体のゾル−ゲル液をディップコートする方
法、メッキ、溶射等が挙げられるが、チューブを曲げる
と表面コート層にクラックが入ったり、チューブを径方
向に収縮させると表面コート層に皺が入ったり、また、
コーティング中にチューブ素材にダメージを与える等の
問題があった。
【0009】最近の技術として、炭素膜の一種であるD
LC(ダイヤモンドライクカーボン)を、プラズマCV
D法により有機材料表面に形成する方法が、特開平9−
95784に提案されている。ここには、ウレタンゴム
を例として、種々の形状の樹脂、ゴム等に密着性よくD
LC皮膜を形成する方法が示されている。
【0010】しかし、収縮チューブのように、寸法変化
する材料に対しては前述のセラミックスや金属をコーテ
ィングする場合と同様、収縮チューブを収縮する時にク
ラックが入る等の問題が発生すると考えられていたた
め、DLCをコーティングする試みはなされていなかっ
た。
【0011】前述のように、電線ハーネスの配線やブレ
ーキ・燃料等の配管のスペースは狭くなっていることか
ら、これら収縮チューブにも薄肉化が要求されている
が、収縮チューブの肉厚を薄肉化するほど当然のことな
がら耐摩耗性が低下するため、薄肉で耐摩耗性に優れる
収縮チューブの開発が望まれていた。
【0012】
【課題を解決するための手段】かかる問題の解決のため
に本発明者らは鋭意検討した結果、収縮チューブの少な
くとも外表面にDLC(ダイヤモンドライクカーボン)
をコーティングすれば、チューブの素材を硬質化した
り、厚肉化することなく、耐摩耗性を向上させることが
でき、またDLCをコーティングしたチューブを膨張し
たり収縮したりしても、良好な耐摩耗性を保持すること
を見出し、本発明に至った。
【0013】特に、収縮チューブを製造する過程におい
て、当該収縮チューブを膨張した後にDLCをコーティ
ングすることにより、対象物に収縮した後、より耐摩耗
性に優れた皮膜を形成することが出来ることを見出し
た。
【0014】DLCコーティングは成膜速度が遅いた
め、例えば電線やパイプ全体にコーティングを施すため
には、多大な時間が必要になる。本発明の収縮チューブ
を短く切って、電線・配管等の特に耐摩耗性が要求され
る箇所に選択的に被覆することにより、経済的に耐摩耗
性皮膜を形成することが出来る。また、膨張後にDLC
皮膜を形成させた収縮チューブの収縮後の皮膜は非収縮
の皮膜に比べ耐摩耗性が高いため、電線やパイプに直接
コーティングを施す場合に比べ、優れた保護膜を提供す
ることが出来る。
【0015】
【発明の実施の形態】本発明に言うDLC(ダイヤモン
ドライクカーボン)とは、炭素膜の一種で、グラファイ
トとダイヤモンドの中間の特性を有する膜で、非晶質で
ある。また、グラファイトとダイヤモンドは炭素のみか
ら構成されているが、DLCは炭素と水素から構成され
ている。そのため、摺動摩擦係数が低いといわれてい
る。グラファイトおよびダイヤモンドが1000℃以上
の高温と、ダイヤモンドでは高圧が必要になるのに対
し、DLCのコーティングに要する温度は室温から20
0℃程度であり、対象物に関する制約が少ない。
【0016】収縮チューブの素材はとくに限定されない
が,ポリエチレン、エチレン・酢酸ビニル共重合体(E
VA)やエチレン・エチルアクリレート共重合体(EE
A)等のポリオレフィン樹脂、エチレンプロピレンゴム
やクロロプレンゴム、フッ素ゴムのような合成ゴム、ポ
リエチレンテレフタレートのようなポリエステル樹脂、
12−ナイロンのようなポリアミド樹脂、ポリ塩化ビニ
ル樹脂、フッ素樹脂などの熱可塑性樹脂等を例示でき,
これらを単体で用いたり,ブレンドして使用するするこ
とができる。
【0017】DLCをコーティングした収縮チューブの
作製方法を,例えば,ポリエチレンを用いた熱収縮チュ
ーブを例に説明する。ポリエチレンを既知の単軸溶融押
出機等を用いてチューブ状に押出成形し,得られたチュ
ーブに,例えば加速電子線を照射するなどの方法でチュ
ーブを架橋する。この架橋チューブの表面にDLCコー
ティングする。
【0018】DLCをコーティングした架橋ポリエチレ
ンチューブの片端を封止し,もう片端に圧縮空気を挿入
するパイプ等を接続し,ポリエチレンの融点以上の温度
に設定した恒温槽に投入して圧縮空気をチューブ内に挿
入し、所定径まで膨張させ、圧力をかけたまま,すぐさ
ま冷却すれば熱収縮チューブを得ることができる。
【0019】また,上記と同様の方法で径方向に膨脹し
た架橋ポリエチレンチューブにDLCをコーティングす
る方法でも熱収縮チューブを得ることができる。この方
法で作製した収縮チューブは、収縮後の耐摩耗性が、収
縮しないチューブに比べ優れている。
【0020】本発明におけるDLC膜形成方法として、
収縮チューブのように比較的耐熱性に劣る材料からなる
対象物に、熱的損傷を与えない範囲でコーティング可能
な方法として、プラズマCVD法、スパッタリング法、
イオンプレーティング法等があげられるが、特にプラズ
マCVD法を用いた場合は、プラズマによる熱処理とD
LC膜形成が同一の装置で可能になる。本発明では、プ
ラズマCVD法を用いた。
【0021】プラズマCVD法によるDLC膜を形成す
る場合のプラズマ原料ガスとしては、メタン(CH
4)、エタン(C2H6)、プロパン(C3H8)、ブタン
(C4H10)、アセチレン(C2H2)、ベンゼン(C6H
6)等の炭化水素化合物ガス、および必要に応じて、こ
れらの炭化水素化合物ガスにキャリアガスとして、水素
ガス、不活性ガス等を混合してもよい。
【0022】
【実施例】以下に実施例をもってさらに詳しく説明す
る。本発明に用いたプラズマCVD装置(平行平板型装
置)を、図1に示す。真空排気チャンバー11には、真
空に排気するための排気ポンプ1と、ガスを供給するボ
ンベ8が接続されている。真空ポンプとチャンバーの間
には、圧力調整弁2が設置され、チャンバー内が所定圧
力に調整可能になる。ボンベとチャンバー間には、MF
C(流量調節器)7が設置され、所定のガス流量がコン
トロールされる。チャンバー内には、接地電極3と高周
波電極5が設置され、コーティングを施すチューブ4は
高周波電極5上におかれる。高周波電極には、高周波電
源10からマッチングボックス9を介して、高周波電力
が供給される。この事により、接地電極と高周波電極間
にプラズマが生成される。
【0023】以下に、平行平板型装置を用いて本発明の
耐摩耗性チューブの製造方法の実施例を示す。これらの
実施例における成膜条件は以下のとおりである。 高周波電極サイズ □40cm×40cm 成膜条件 成膜用原料ガス メタン(CH4)ガス 100sc
cm(sccmは標準状態での体積を表す。) 高周波電力 周波数 13.56MHz、300W 成膜真空度 0.1Torr 成膜速度 20nm/min なお、本方法において、コーテーングを施すチューブ内
に支持体を入れ長さ方向を軸としてその回りに一定速度
で回転させることにより、チューブの外周面に一定の皮
膜が形成されるようにしている。(図面では省略)ま
た、チューブ状の基材を連続処理する場合は、図2に示
すような誘導結合型装置を用いてもよい。
【0024】実施例1 結晶融点が109℃の低密度ポリエチレン(密度0.9
2,MI値1.0)を40mmφの単軸溶融押出機(L
/D=24)を用いて押出温度230℃で内径が5.0
φ、肉厚0.3mmのチューブ状に成形し、このチュー
ブに加速電圧が2MeVの電子線を200kGy照射し
て架橋させた。この架橋チューブの外表面にプラズマC
VD法でDLCを膜厚1.0ミクロンコーティングし
た。DLCをコーティングした架橋ポリエチレンチュー
ブの片端を封止し、もう片端に減圧バルブを取り付けた
圧縮空気を挿入するパイプ等を接続し、150℃に設定
した恒温槽に投入して,3分予熱した後、圧縮空気をチ
ューブ内に除々に圧入し、外径が11φになるまで径方
向に膨張し、圧力を加えたまま、チューブを恒温槽から
取り出してすぐさま水冷し、熱収縮チューブを得た。こ
のチューブを外径が6.0φのアルミパイプに被せ、1
50℃の恒温槽内に3分間投入したところ、アルミパイ
プの外周にフィットする形で熱収縮することがわかっ
た。この熱収縮させた試料を図3に概念図を示した耐摩
耗試験器で耐摩耗性を評価した結果、摩耗試験器のブレ
ードがアルミパイプに導通するまでの往復回数は3点平
均で10260回であった。
【0025】比較例1 DLCをコーティングすることを除き、実施例1と同様
な材料と方法で同サイズの収縮チューブを成形し、これ
を外径が6.0φのアルミパイプに被せ、150℃の恒
温槽内に3分間投入し、熱収縮させた。この試料につ
き、実施例1と同様な方法で耐摩耗性試験を行った結
果、3点平均で6090回であった。
【0026】実施例1では、照射架橋後のチューブにD
LCコーティングを行ったが、このチューブを膨張し
て、加熱収縮した後でも耐摩耗性に優れたチューブを得
ることができた。
【0027】実施例2 結晶融点が125℃の高密度ポリエチレン(密度0.9
4,MI値5.0)を40mmφの単軸溶融押出機(L
/D=24)を用いて押出温度260℃で内径が3.0
φ、肉厚0.2mmのチューブ状に成形し、このチュー
ブに加速電圧が2MeVの電子線を250kGy照射し
て架橋させた。この架橋チューブを実施例1と同様の方
法で、恒温槽を170℃に設定し、外径が6.0φにな
るまで径方向に膨張した熱収縮チューブを得た。この熱
収縮チューブの外表面に実施例1と同様の方法でDLC
を膜厚2.0ミクロンでコーティングした。このチュー
ブを外径が4.0φのアルミパイプに被せ、170℃の
恒温槽内に3分間投入したところ、アルミパイプの外周
にフィットする形で熱収縮することがわかった。この熱
収縮させた試料を図3に概念図を示した耐摩耗試験器で
耐摩耗性を評価した結果、摩耗試験器のブレードがアル
ミパイプに導通するまでの往復回数は3点平均で354
00回であった。
【0028】比較例2 これに対し、DLCをコーティングせずに実施例2と同
じ方法で、同サイズで作製した熱収縮チューブを外径が
4.0φのアルミパイプに被せ、150℃の恒温槽内に
3分間投入し、熱収縮させた試料で実施例2と同様に耐
摩耗性試験を行った結果、3点平均で4700回であっ
た。
【0029】比較例3 実施例2と同一の高密度ポリエチレンを40mmφの単
軸溶融押出機(L/D=24)を用いて押出温度260
℃で内径が4.0φ、肉厚0.15mmのチューブ状に
成形し、このチューブに加速電圧が2MeVの電子線を
250kGy照射して架橋させた。 この架橋チューブ
を実施例1と同様の方法で、外表面にDLCを膜厚3.
0ミクロンでコーティングした。この架橋ポリエチレン
チューブを、外径が3.9φのアルミパイプに被せ、実
施例1、2と同じ方法で耐摩耗性を評価した結果、摩耗
試験器のブレードがアルミパイプに導通するまでの往復
回数は3点平均で14300回であった。
【0030】実施例2では、膨張後のチューブにDLC
コーティングを施したが、これをアルミパイプ上に収縮
したチューブは、比較例3のチューブを大きく上回る耐
摩耗性を示すことが判った。実施例2でアルミパイプに
収縮後のDLC皮膜厚さおよびチューブ厚さは、計算上
比較例3の非収縮チューブのDLC皮膜厚さおよびチュ
ーブ厚さと同等であり、膨張後にコーティングを施した
チューブを収縮させた時の耐摩耗性が優れていることを
示している。
【0031】この作用機構は明らかではないが、膨張後
のチューブにDLCコーティングを施せば、このチュー
ブを収縮して被覆を形成した対象物に耐摩耗性に優れた
保護層を付与することができることが判った。
【0032】収縮した後の耐摩耗性が大幅に向上するた
め、電線やパイプ全体にに直接コーティングする場合に
比べ耐摩耗性を高めることが出来るのみならず、自動車
であれば車体や他の部材に接触する部分に限定して収縮
チューブを被覆することにより、必要な部分に耐摩耗性
の保護層を形成しコスト削減にも有利に働く。
【0033】
【発明の効果】本発明によれば、薄肉で耐摩耗性に優れ
る収縮チューブが得られ、軽量化、狭いスペースでの使
用に有利であり、自動車等のハーネスや配管の保護分野
での利用価値は大きい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わる収縮チューブの製造に用いるこ
とができるコーティング装置の1例の概略構成を示す図
である。
【図2】本発明に係わる収縮チューブの製造に用いるこ
とができるコーティング装置の他の例の概略構成を示す
図である。
【図3】本発明の収縮チューブの断面図である。
【図4】本発明に係わる収縮チューブの耐摩耗性評価に
用いる、耐摩耗試験機の概念図である。
【符号の説明】
1、1a 排気ポンプ 2、2a 圧力調整弁 3 接地電極 4、4a チューブ 5、5a 高周波電極 6 ヒーター 7、7a 流量調節器 8、8a プラズマ原料ガスボンベ 9、9a マッチングボックス 10、10a 高周波電源 11、11a 真空チャンバー 12 DLCコーティング層 13 収縮チューブ 14 金属パイプ 15 試験体チューブ 16 金属ブレード 17 おもり 18 電源 19 電流計
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI F16L 57/00 F16L 57/00 A H01B 17/58 H01B 17/58 F (72)発明者 中東 孝浩 京都府京都市右京区梅津高畝町47番地 日 新電機株式会社内 (72)発明者 緒方 潔 京都府京都市右京区梅津高畝町47番地 日 新電機株式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 径方向に収縮する性質を有したプラスチ
    ック製のチューブ状成型物の少なくとも外表面にDLC
    (ダイヤモンドライクカーボン)をコーティングしたこ
    とを特徴とする耐摩耗性チューブ。
  2. 【請求項2】 プラスチック製のチューブ状成型物が加
    熱によって径方向に収縮する性質を有する請求項1記載
    のチューブ。
  3. 【請求項3】 請求項1あるいは2に記載した収縮チュ
    ーブを製造する過程において、当該収縮チューブを膨張
    した後にDLCをコーティングすることを特徴とする、
    耐摩耗性チューブの製造方法。
  4. 【請求項4】 請求項1または2に記載した収縮チュー
    ブを対象物に収縮することにより、耐摩耗性の保護被覆
    を形成する方法。
JP9286349A 1997-10-20 1997-10-20 耐摩耗性チューブおよびその製造方法とそれを使った耐摩耗性被覆の形成方法 Pending JPH11122746A (ja)

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