JPH11121649A - 電子部品実装体並びにこれを構成する電子部品および基板 - Google Patents

電子部品実装体並びにこれを構成する電子部品および基板

Info

Publication number
JPH11121649A
JPH11121649A JP28654697A JP28654697A JPH11121649A JP H11121649 A JPH11121649 A JP H11121649A JP 28654697 A JP28654697 A JP 28654697A JP 28654697 A JP28654697 A JP 28654697A JP H11121649 A JPH11121649 A JP H11121649A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
electronic component
solder bump
conductive portion
current
melting point
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP28654697A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroki Takada
博樹 高田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Xerox Co Ltd filed Critical Fuji Xerox Co Ltd
Priority to JP28654697A priority Critical patent/JPH11121649A/ja
Publication of JPH11121649A publication Critical patent/JPH11121649A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05KPRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
    • H05K3/00Apparatus or processes for manufacturing printed circuits
    • H05K3/30Assembling printed circuits with electric components, e.g. with resistor
    • H05K3/303Surface mounted components, e.g. affixing before soldering, aligning means, spacing means
    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05KPRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
    • H05K3/00Apparatus or processes for manufacturing printed circuits
    • H05K3/30Assembling printed circuits with electric components, e.g. with resistor
    • H05K3/32Assembling printed circuits with electric components, e.g. with resistor electrically connecting electric components or wires to printed circuits
    • H05K3/34Assembling printed circuits with electric components, e.g. with resistor electrically connecting electric components or wires to printed circuits by soldering
    • H05K3/341Surface mounted components
    • H05K3/3431Leadless components
    • H05K3/3436Leadless components having an array of bottom contacts, e.g. pad grid array or ball grid array components

Landscapes

  • Electric Connection Of Electric Components To Printed Circuits (AREA)
  • Structures For Mounting Electric Components On Printed Circuit Boards (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】電子部品の位置ずれを防止するとともに、半田
バンプの潰れによる半田付け不良を簡易に防止すること
ができる電子部品実装体並びにこれを構成する電子部品
および基板を提供する。 【解決手段】半田バンプ(12)をBGA基板(11)
の底面に配設したBGA型半導体装置の該BGA基板
(11)の底面に、弾性変形可能な湾曲形状を一部に有
する潰れ防止部材(13)を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子部品実装体並
びにこれを構成する電子部品および基板に関し、特に、
弾性変形可能な弾性部と変形しにくい剛性部とを有する
潰れ防止部材を電子部品と基板との間に介在させること
により、基板上に異物が付着している場合であっても、
半田バンプ等の通電用部材の潰れを防止することができ
る電子部品実装体並びにこれを構成する電子部品および
基板に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体装置等の電子部品の高機能化に伴
い、当該電子部品に設けられた入出力用の端子数が増大
する傾向にある。また、プリント基板の実装密度を高く
するため、電子部品の電極間ピッチは狭くなり、例え
ば、QFP(Quad Flat Package)で
は、0.3mmピッチといった極めて狭いものまで使用
されている。
【0003】しかし、電極間ピッチの狭小化は製造工程
の困難さを招き、電子部品の品質を確保するには、高度
な製造技術が必要である等の問題がある。
【0004】そこで、近年、電子部品の裏面にグリッド
状に半田バンプ配置し、当該半田バンプを電極として使
用するものが注目されている。この種の電子部品として
は、例えば、BGA(Ball Grid Arra
y)やCSP(Chip Scale Packag
e)、あるいはフリップチップ等が挙げられる。
【0005】上記のような半田バンプを具備する電子部
品のプリント基板への実装は、当該プリント基板上に配
置されたパッド等の電気的接続部位に当該電子部品に配
置された半田バンプが対応するように当該電子部品を位
置決めし、搭載した後、所定のリフロー工程によって半
田バンプを溶融し、当該電子部品と当該プリント基板と
を電気的に接続する。
【0006】このように、半田バンプ等の通電用部材を
溶融することにより、電気的接続を達成する電子部品実
装基板においては、リフロー時に、プリント基板に搭載
する電子部品の重量に応じて半田バンプが潰れるため、
部品重量が大きい場合には、潰れた半田バンプが隣接す
る半田バンプに接触したり、極端な場合には、半田バン
プが完全に潰れて当該電子部品の底面とプリント基板の
表面とが直接接触することもある。
【0007】特に、ヒートシンクを装着した電子部品や
ノイズ対策用のシールドでパッケージングされている電
子部品においては、上記傾向が顕著に現れる。
【0008】この問題を解決するため、特開平8−46
088および特開平8−111470に記載されている
発明では、BGA型半導体装置の底面に半田バンプの高
さと同じか、またはそれよりも低い高さを有するスペー
サを形成し、リフローによって生じる半田バンプの潰れ
を当該スペーサで防止している。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかし、特開平8−4
6088および特開平8−111470に記載されてい
る発明では、プリント基板の表面に異物等があった場合
には、その機能を実現することができないという問題点
がある。この問題点を図7および図8を使用して説明す
る。
【0010】図7は、従来の電子部品実装基板が位置ず
れを生じている場合の一例を示す側面図である。
【0011】同図においてBGA型半導体装置は、半導
体チップを内部に封止した半導体チップモールド部10
と、当該半導体チップの入出力に特定の配線パターンを
供給するBGA基板11と、BGA基板11の裏側に設
けられ当該半導体チップの入出力と電気的に接続し、外
部端子となる半田バンプ12と、前述した半田バンプ1
2の潰れを防止するためのスペーサ25から構成され
る。
【0012】一方、プリント基板20には、前記半田バ
ンプ12に対応する位置にBGA型半導体装置との電気
的接続を達成するための電極パッド21が配置されてい
る。
【0013】ここで、プリント基板20の表面には、配
線やシルク印刷、レジストインキ等によって形成された
凸部30および異物31が付着しているものとする。
【0014】プリント基板上に凸部や異物がない場合に
は、BGA型半導体装置をプリント基板に載置したとき
に、たとえ、半田バンプ12と電極パッド21の位置が
ずれている場合であっても、半田バンプ12が溶融する
際に生じる張力によりBGA型半導体装置は正規の位置
に固着される。
【0015】しかし、図7に示すように、プリント基板
上に凸部30や異物31があった場合には、スペーサ2
5が当該凸部または異物に引っかかり、BGA型半導体
装置が正規の位置に移動することができなくなる。その
結果、当該BGA型半導体装置は、電極パッド21に対
して位置ずれを生じたまま半田付けされる。
【0016】また、プリント基板表面上に形成された異
物は、図8に示すような半田付け不良を生じることもあ
る。図8は、従来の電子部品実装基板が半田付けされて
いない状態の一例を示す側面図である。
【0017】同図に示すように、BGA型半導体装置を
プリント基板20に搭載する際に、スペーサ25が凸部
30または異物31の上に位置決めされてしまった場合
には、凸部30または異物31の大きさの分だけBGA
型半導体装置とプリント基板間の距離が離れてしまう。
【0018】即ち、セルフアライメントが効かない状態
となる。その結果、半田バンプ12が電極パッド21に
融着できなくなり、当該BGA型半導体装置は半田付け
不良となる。
【0019】以上図7および図8を使用して説明したよ
うな問題は、半田バンプの狭ピッチ化または小型化が進
み、半田バンプのサイズとプリント基板上に形成された
異物のサイズとの差が小さくなるにつれて顕著に現れ
る。
【0020】一方、特開平7−249632号公報に
は、半田バンプ中に金属製の芯部材を設けて半田バンプ
の潰れを防止する技術が開示されている。この技術を図
9を使用して説明する。
【0021】図9は、BGA型半導体装置に配設された
半田バンプ内部に芯部材を設けた場合の構造を示す側面
図である。同図に示すように、上記技術では、金属製の
芯部材40をBGA基板11の底面に半田づけによって
取付け、半田バンプ12を溶融した際にこの芯部材40
でBGA基板11を支えるように作用させるものであ
る。
【0022】しかし、半導体装置に配設される半田バン
プは非常に小さい(同公報に記載されている例では高さ
が0.1mm)ため、このような金属製の芯部材を潰れ
防止用に使用した場合には、当該芯部材の製作精度によ
り、半田付け不良が発生し得る。この様子を図10を使
用して説明する。
【0023】図10は、図9に示す半田バンプを溶融す
る前および溶融した後の状態を示す断面拡大図である。
同図に示すように、溶融する前の半田バンプ12には、
数十から数百マイクロミリメートル程度のオーダーで直
径の異なるものが存在し得る。また、芯部材40もその
製作誤差により寸法の異なるものが存在する。
【0024】上記のようにサイズの異なる半田バンプ1
2を溶融すると、大きい方の半田バンプは電極パッド2
1に融着するが、小さい方の半田バンプは芯部材の製作
誤差のために、電極パッドに融着できなくなる。その結
果、半導体装置の接続不良が発生する。
【0025】上記のような問題は、半導体装置に配設さ
れる半田バンプの個数が多ければ多いほど、発生し易く
なり、半導体装置の電極数は増加傾向にあるため、この
問題を解決する手段が求められている。
【0026】また、特開平7−249632号公報に
は、半田バンプ中に金属製のバネを設けて半田バンプの
潰れを防止する技術が開示されている。この技術を図1
1を使用して説明する。
【0027】図11は、BGA型半導体装置に配設され
た半田バンプ内部にバネ等の弾性部材を設けた場合の構
造を示す側面図である。同図に示すように、上記技術で
は、金属製のバネ41をBGA基板11の底面に半田づ
けによって取付け、半田バンプ12を溶融した際にこの
バネ41の弾性力でBGA基板11を支えるように作用
させるものである。
【0028】しかし、上記技術では、弾性部材の弾性定
数が潰れ防止の主要パラメータとなり、また、当該弾性
部材は半田バンプ中に埋め込まれているという状態であ
るため、所望の弾性度を得るためにはかなり精度のよい
設計が必要となる。
【0029】従って、半田バンプの溶融条件やバネの弾
性誤差等があった場合には、図12に示すように、溶融
後の半田バンプが接触してしまうような場合がある。
【0030】図12は、図11に示す半田バンプを溶融
する前および溶融した後の状態を示す断面拡大図であ
る。
【0031】以上説明したように、従来の技術では、半
田バンプの潰れによる半田付け不良を防止するには、精
度の高い設計を要し、簡易に実施することができなかっ
た。そこで、本発明は、電子部品の位置ずれを防止する
とともに、半田バンプの潰れによる半田付け不良を簡易
に防止することができる電子部品実装体並びにこれを構
成する電子部品および基板を提供することを目的とす
る。
【0032】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1記載の発明は、第1の導電部が複数配置さ
れた電子部品と、該第1の導電部に対応する位置に第2
の導電部が配置された基板とを、該第1の導電部と該第
2の導電部との間で通電用部材を溶融することにより、
該第1の導電部と該第2の導電部とを電気的に接続した
電子部品実装体において、前記第1の導電部と前記第2
の導電部との間に介在し、前記通電用部材の融点より高
い融点を有する高融点材料で形成された潰れ防止部材を
具備し、該潰れ防止部材は、前記通電用部材の許容変形
高さに対応する剛性部と、前記剛性部に接続された弾性
変形可能な弾性部とを有することを特徴とする。
【0033】また、請求項2記載の発明は、請求項1記
載の発明において、前記剛性部は、前記基板に対して直
立した直立形状を有し、前記弾性部は、湾曲形状を有す
ることを特徴とする。
【0034】また、請求項3記載の発明は、請求項1ま
たは請求項2記載の発明において、前記潰れ防止部材
は、前記通電用部材内に設けられていることを特徴とす
る。
【0035】また、請求項4記載の発明は、基板上に配
置された導電部に融着される通電用部材が複数配設され
た電子部品において、前記通電用部材の融点より高い融
点を有する高融点材料で形成された潰れ防止部材を具備
し、該潰れ防止部材は、前記通電用部材の許容変形高さ
に対応する剛性部と、前記剛性部に接続された弾性変形
可能な弾性部とを有することを特徴とする。
【0036】また、請求項5記載の発明は、電子部品に
配置された第1の導電部に対応する位置に第2の導電部
を配置し、通電用部材を溶融することにより該第1の導
電部と該第2の導電部とを電気的に接続し、前記電子部
品を実装する基板において、前記通電用部材の融点より
高い融点を有する高融点材料で形成された潰れ防止部材
を具備し、該潰れ防止部材は、前記通電用部材の許容変
形高さに対応する剛性部と、前記剛性部に接続された弾
性変形可能な弾性部とを有することを特徴とする。
【0037】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る電子部品実装
体並びにこれを構成する電子部品および基板の一実施の
形態を添付図面を参照して詳細に説明する。
【0038】まず、図1を使用して本発明の概要を説明
する。図1は、本発明に係る電子部品および基板の構造
を示す斜視図である。
【0039】本発明は、同図に示すように、半田バンプ
12をBGA基板11の底面に配設したBGA型半導体
装置の該BGA基板11の底面に、弾性変形可能な湾曲
形状を一部に有する潰れ防止部材13を設けることによ
り、電子部品の位置ずれを防止するとともに、半田バン
プの潰れによる半田付け不良を簡易に防止することがで
きる電子部品実装体並びにこれを構成する電子部品およ
び基板を提供するものである。
【0040】以下、本発明の内容をさらに詳細に説明す
る。
【0041】図1に示すBGA型半導体装置は、半導体
チップを内部に封止した半導体チップモールド部10
と、当該半導体チップの入出力に特定の配線パターンを
供給するBGA基板11と、BGA基板11の裏面に設
けられ当該半導体チップの入出力と接続された半田バン
プ12と、前述した潰れ防止部材13から構成される。
【0042】この潰れ防止部材13は、半田バンプ12
の融点よりも高い融点を有する金属材料、例えば金、
銀、銅、鉄等の金属からなるワイヤで形成し、BGA基
板11の底面四隅に設ける。この潰れ防止部材13は、
さらに複数設けても、BGA基板の対角二隅に設けても
よく、本発明は、潰れ防止部材を配設する個数および位
置には制限されない。また、BGA基板11の底面では
なく側面または上面からプリント基板20に向けて配設
してもよい。
【0043】一方、プリント基板20の表面上には、前
記半田バンプ12に対応する位置に設けられBGA型半
導体装置との電気的接続を達成するための電極パッド2
1が配置される。
【0044】図2は、図1に示すBGA型半導体装置を
プリント基板20に載置した状態を示す側面図である。
同図に示すように、BGA型半導体装置がプリント基板
20に載置された場合には、BGA型半導体装置の半田
バンプ12とプリント基板20表面に設けられた電極パ
ッド21とが接触した状態となる。
【0045】潰れ防止部材13は、同図に示すように、
プリント基板20に対して直立した形状で形成された剛
性部14と、湾曲状に形成された弾性部15とを有す
る。この剛性部14は変形しにくいため、半田バンプ溶
融時にBGA基板11を支えるように作用し、弾性部1
5は弾性変形可能であるため、プリント基板20上に異
物がある場合でもBGA型半導体装置の位置ずれを吸収
することができる。
【0046】このように、潰れ防止部材13を直立形状
と湾曲形状で形成することにより、同一の材料から簡単
に製造することができる。なお、本発明では、剛性度の
異なる2つの材料を組み合わせて、上記のような潰れ防
止部材を形成してもよい。この場合には、剛性部14の
剛性をより高め、同時に弾性部の弾性度をより高めた潰
れ防止部材を形成することができる。
【0047】図2に示す状態では、潰れ防止部材13と
プリント基板20の表面との間には、半田バンプ12の
潰れ幅Dに対応した隙間が存在する。半田バンプ12の
潰れによる半田付け不良を防止するためには、剛性部1
4の高さを、半田バンプ12の許容変形高さ以上で形成
する。「許容変形高さ」とは、リフロー工程によって半
田バンプを溶融した際に隣接する半田バンプが接触した
り、当該半田バンプが潰れすぎたためBGA型半導体装
置の接続不良とならない最大の変形量をいう。
【0048】このように、BGA型半導体装置とプリン
ト基板との間に介在させる潰れ防止部材のうち剛性部の
高さを許容変形高さ以上にすることにより、半田バンプ
の潰れによる半導体装置の接続不良を防止することがで
きる。
【0049】いいかえると、上記構成によれば、半田バ
ンプの所望の潰れ量に応じた剛性部14を形成すること
により、半田バンプの潰れ量をコントロールすることが
できることになる。
【0050】図2に示す状態を形成した後は、所定のリ
フロー工程により、半田バンプ12を溶融し、当該半田
バンプと電極パッド21とを融着させる。尚、本実施形
態では、融着部材として半田バンプを使用したが、これ
に代えて通常の半田を供給する構成のものや電極パッド
上に予めクリーム半田を塗布しておき、このクリーム半
田をリフロー時に溶融する構成のものにも本発明を適用
することができる。
【0051】図3は、図2に示す状態からリフロー工程
を実行し、半田バンプ12を溶融した状態を示す側面図
である。同図に示すように、プリント基板20上に凸部
30または異物31が形成されている場合でも、潰れ防
止部材13には弾性部15が形成されているため、当該
弾性部15がこれらの異物を吸収する。
【0052】尚、潰れ防止部材13は、半田バンプ12
の内部に設けてもよい。この場合には、当該潰れ防止部
材13を導電性の接着材等でBGA基板11の底面に配
置された電極部に固着する。また、当該潰れ防止部材
は、半田ぬれをよくするためにメッキ処理することが好
ましいが、特にメッキ処理を施さなくても上記構成で十
分本発明の効果を奏する。
【0053】このように、潰れ防止部材13を半田バン
プ12の内部に設けることにより、プリント基板20上
に形成された異物等に関係なく、主として半田バンプの
潰れを防止する効果を奏する。
【0054】また、従来問題であった潰れ防止部材の製
作誤差による半田付け不良を、何ら特別な設計をするこ
となく、簡単な構造で防止することができる。
【0055】図4は、図2に示す潰れ防止部材13の第
2の実施形態を示す側面図である。同図に示す例では、
当該潰れ防止部材は、2つの弾性部15を有したいかり
形状で形成される。この形状は、潰れ防止部材13を同
一の材料から形成した場合に、弾性部15の弾力性を高
めたい場合に使用すればよい。
【0056】図5は、図2に示す潰れ防止部材13の第
3の実施形態を示す側面図である。同図に示す例では、
当該潰れ防止部材は、2つの剛性部14を有したU字形
状で形成される。この形状は、潰れ防止部材13を同一
の材料から形成した場合に、剛性部14の剛性を高めた
い場合に使用すればよい。
【0057】図6は、図2に示す潰れ防止部材13の第
4の実施形態を示す側面図である。同図に示す例では、
当該潰れ防止部材は、その弾性部15がリング状で形成
される。この形状は、図4に示すものと同様に、弾性部
15の弾力性を高めたい場合に使用すればよい。
【0058】尚、以上説明した各実施形態は、任意に組
み合わせて使用してもよい。
【0059】また、本発明は、BGA型半導体装置にか
ぎらず、表面実装部品等の通電用部材を溶融して電気的
接続を行うすべての電子部品実装基板に適用することが
できる。
【0060】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
電子部品の位置ずれを防止するとともに、半田バンプの
潰れによる半田付け不良を簡易に防止することができる
電子部品実装体並びにこれを構成する電子部品および基
板を提供することができる。
【0061】また、潰れ防止部材13を直立形状と湾曲
形状で形成することにより、同一の材料から簡単に製造
することができる。
【0062】また、BGA型半導体装置とプリント基板
との間に介在させる潰れ防止部材のうち剛性部の高さを
許容変形高さ以上にすることにより、半田バンプの潰れ
による半導体装置の接続不良を防止することができる。
【0063】また、潰れ防止部材13を半田バンプ12
の内部に設けることにより、プリント基板20上に形成
された異物等に関係なく、主として半田バンプの潰れを
防止する効果を奏する。
【0064】また、従来問題であった潰れ防止部材の製
作誤差による半田付け不良を、何ら特別な設計をするこ
となく、簡単な構造で防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る電子部品および基板の構造を示す
斜視図。
【図2】図1に示すBGA型半導体装置をプリント基板
20に載置した状態を示す側面図。
【図3】図2に示す状態からリフロー工程を実行し、半
田バンプ12を溶融した状態を示す側面図。
【図4】図2に示す潰れ防止部材13の第2の実施形態
を示す側面図。
【図5】図2に示す潰れ防止部材13の第3の実施形態
を示す側面図。
【図6】図2に示す潰れ防止部材13の第4の実施形態
を示す側面図。
【図7】従来の電子部品実装基板が位置ずれを生じてい
る場合の一例を示す側面図。
【図8】従来の電子部品実装基板が半田付けされていな
い状態の一例を示す側面図。
【図9】BGA型半導体装置に配設された半田バンプ内
部に芯部材を設けた場合の構造を示す側面図。
【図10】図9に示す半田バンプを溶融する前および溶
融した後の状態を示す断面拡大図。
【図11】BGA型半導体装置に配設された半田バンプ
内部にバネ等の弾性部材を設けた場合の構造を示す側面
図。
【図12】図11に示す半田バンプを溶融する前および
溶融した後の状態を示す断面拡大図。
【符号の説明】
10…半導体チップモールド部、11…BGA基板、1
2…半田バンプ、13…潰れ防止部材、14…剛性部、
15…弾性部、20…プリント基板、21…電極パッ
ド、22…共用パッド、22a…半田バンプ用パッド、
22b…表面実装部品用パッド、23…ソルダーレジス
ト、25…スペーサ、30…凸部、31…異物、40…
芯部材、41…バネ、D…潰れ幅。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の導電部が複数配置された電子部品
    と、該第1の導電部に対応する位置に第2の導電部が配
    置された基板とを、該第1の導電部と該第2の導電部と
    の間で通電用部材を溶融することにより、該第1の導電
    部と該第2の導電部とを電気的に接続した電子部品実装
    体において、 前記第1の導電部と前記第2の導電部との間に介在し、
    前記通電用部材の融点より高い融点を有する高融点材料
    で形成された潰れ防止部材を具備し、 該潰れ防止部材は、 前記通電用部材の許容変形高さに対応する剛性部と、 前記剛性部に接続された弾性変形可能な弾性部とを有す
    ることを特徴とする電子部品実装体。
  2. 【請求項2】 前記剛性部は、 前記基板に対して直立した直立形状を有し、 前記弾性部は、 湾曲形状を有することを特徴とする請求項1記載の電子
    部品実装体。
  3. 【請求項3】 前記潰れ防止部材は、 前記通電用部材内に設けられていることを特徴とする請
    求項1または請求項2記載の電子部品実装体。
  4. 【請求項4】 基板上に配置された導電部に融着される
    通電用部材が複数配設された電子部品において、 前記通電用部材の融点より高い融点を有する高融点材料
    で形成された潰れ防止部材を具備し、 該潰れ防止部材は、 前記通電用部材の許容変形高さに対応する剛性部と、 前記剛性部に接続された弾性変形可能な弾性部とを有す
    ることを特徴とする電子部品。
  5. 【請求項5】 電子部品に配置された第1の導電部に対
    応する位置に第2の導電部を配置し、通電用部材を溶融
    することにより該第1の導電部と該第2の導電部とを電
    気的に接続し、前記電子部品を実装する基板において、 前記通電用部材の融点より高い融点を有する高融点材料
    で形成された潰れ防止部材を具備し、 該潰れ防止部材は、 前記通電用部材の許容変形高さに対応する剛性部と、 前記剛性部に接続された弾性変形可能な弾性部とを有す
    ることを特徴とする基板。
JP28654697A 1997-10-20 1997-10-20 電子部品実装体並びにこれを構成する電子部品および基板 Pending JPH11121649A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP28654697A JPH11121649A (ja) 1997-10-20 1997-10-20 電子部品実装体並びにこれを構成する電子部品および基板

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP28654697A JPH11121649A (ja) 1997-10-20 1997-10-20 電子部品実装体並びにこれを構成する電子部品および基板

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11121649A true JPH11121649A (ja) 1999-04-30

Family

ID=17705822

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP28654697A Pending JPH11121649A (ja) 1997-10-20 1997-10-20 電子部品実装体並びにこれを構成する電子部品および基板

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH11121649A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE10135393A1 (de) * 2001-07-25 2003-02-27 Infineon Technologies Ag Elektronisches Bauteil mit einem Halbleiterchip

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE10135393A1 (de) * 2001-07-25 2003-02-27 Infineon Technologies Ag Elektronisches Bauteil mit einem Halbleiterchip
US6851598B2 (en) 2001-07-25 2005-02-08 Infineon Technologies Ag Electronic component with a semiconductor chip and method for producing the electronic component

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6700204B2 (en) Substrate for accommodating passive component
US5841198A (en) Ball grid array package employing solid core solder balls
JP2907168B2 (ja) 半導体装置および半導体装置と基板の接合構造
GB2372634A (en) Wiring board contact pads
JPH11121899A (ja) 電子部品実装体および電子部品の実装方法
JPH11121649A (ja) 電子部品実装体並びにこれを構成する電子部品および基板
JPH11121648A (ja) 電子部品実装体およびこれを構成する基板
JP2004241594A (ja) 半導体パッケージ
CN218677122U (zh) 封装体
JP3845314B2 (ja) Bga部品、bga部品の実装方法及び半導体装置
JP3855874B2 (ja) 電子部品の実装方法、icチップの実装方法およびicチップ
JP2001267452A (ja) 半導体装置
JP2000133680A (ja) 面実装用接合部材
WO2021261013A1 (ja) 電子制御装置および電子制御装置の製造方法
JP2004146476A (ja) 印刷配線基板の構造及びその基板を用いた圧電発振器
JP3780088B2 (ja) 電子部品の面実装用接合部材
JPH1154654A (ja) 電子部品実装基板並びにこれを構成する電子部品および基板
KR200172710Y1 (ko) 칩 크기의 패키지
JP2001339151A (ja) バンプによる電子部品の実装方法
KR100196286B1 (ko) 반도체 금속 범프의 제조 방법
JP2002076599A (ja) 電子機器
JP2925376B2 (ja) 回路基板
JPS607140A (ja) リ−ドレスチツプキヤリアの搭載方法
JPH09162317A (ja) 半導体パッケージ
JPH10150074A (ja) 半導体装置