JPH11120861A - 操作スイッチ - Google Patents

操作スイッチ

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JPH11120861A
JPH11120861A JP28178397A JP28178397A JPH11120861A JP H11120861 A JPH11120861 A JP H11120861A JP 28178397 A JP28178397 A JP 28178397A JP 28178397 A JP28178397 A JP 28178397A JP H11120861 A JPH11120861 A JP H11120861A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 操作部と接点部に分割された構造で小型な操
作スイッチの提供を目的とする。 【解決手段】 操作部1と接点部2とを、嵌合凹部11
と嵌合凸部21との嵌め合いにより連結するように構成
するとともに、その嵌合状態の操作部1と接点部2とを
相互に固定するためのロック部材(ロックレバー)3を
凹凸の嵌合部11,21に設けることで、スイッチの軸
方向(奥行き方向)の寸法を小さくする。また、ロック
部材3をロック位置またはロック解除位置に操作する操
作片3aをロック位置に固定するためのストッパ4を設
け、このストッパ4によって操作片3のロック位置から
変位を阻止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、操作パネルなどに
取り付けて使用する操作スイッチに関する。
【0002】
【従来の技術】操作パネルに装着する操作スイッチとし
ては、操作パネルの背面から操作スイッチの取付部分
(雄ねじ部)を取付孔に嵌め込み、そのパネル前面側に
露出した雄ねじ部にロックナットをねじ込んで締め付け
ることにより、スイッチ全体を操作パネルに固定する構
造のもの(丸型の操作スイッチ)がある。
【0003】ところが、操作スイッチの雄ねじ部を操作
パネルの背面側から取付孔に挿入して固定する場合、ロ
ックナットが操作パネルの前面側に露出するので、ロッ
クナットが簡単に取り去られる可能性があり、ロックナ
ットが何らかの理由により取り外されると、操作スイッ
チを操作パネルに固定できず、正確な操作ができなくな
るという問題が生じる。
【0004】これを解消したものとして、操作スイッチ
を、操作部と開閉接点を有する接点部に分割した構造の
操作スイッチがある。この分割型の操作スイッチは、操
作部を操作パネルの前面側から取付孔に嵌め込み、操作
パネルの背面側からロックナットを操作部の雄ねじ部に
ねじ込んで締め付けることにより、操作部を操作パネル
に固定した後、接点部を操作部に連結部を介して固定す
る、という手順で取り付けられる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記した構
造の操作スイッチによれば、操作部と接点部とを別体の
連結部を介して固定する構造であるので、連結部に、操
作部を固定する部材と、操作部の雄ねじ部を固定する部
材の双方を設ける必要がある。そのため連結部の寸法
(スイッチの軸方向寸法)が大きくなり、操作パネル内
における奥行き方向に大きなスペースが必要になるとい
う問題がある。
【0006】ここで、角型の操作スイッチについては、
現状では分割構造のものはほとんど見られないが、最近
では、操作パネルへの組立時やメンテナンス時における
基板配線の作業性の向上、開閉接点の変更の容易化など
をはかるため、操作部と接点部を分割した構造のものも
要求されてきており、その要求に応えようとすると、上
記したような問題が必ず発生する。
【0007】本発明はそのような実情に鑑みてなされた
もので、操作部と接点部に分割された構造で小型な操作
スイッチの提供を目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明の操作型スイッチは、図1〜図8に例示する
ように、操作部1と接点部2とからなり、この操作部1
と接点部2とを、嵌合凹部11と嵌合凸部21との嵌め
合いにより連結するように構成されているとともに、そ
の嵌合状態の操作部1と接点部2とを相互に固定するた
めのロック部材(ロックレバー)3が凹凸の嵌合部1
1,21に設けられていることによって特徴づけられ
る。
【0009】以上の構造の本発明の操作スイッチによれ
ば、操作部1と接点部2を相互に固定するロック部材3
を、嵌合凹部11と嵌合凸部21の嵌合部分に設けてい
るので、別体の連結部を設ける必要がなく、スイッチの
軸方向(奥行き方向)の寸法を小さくすることができ
る。
【0010】ここで、本発明の操作スイッチにおいて、
ロック部材3の操作片3aは、ロック位置またはロック
解除位置のいずれの方向へ操作した場合でも、通常は変
位することはないが、物が当たるなど何らかの外力が加
わった際に動いてしまう可能性がある。
【0011】例えば、操作スイッチを小さな操作パネル
に取り付けた後、この操作パネルを操作盤内に収めると
きに、ロック部材3の操作片3aに配線等が引っ掛かる
と、操作片3aがロック解除位置に動いてしまうことが
ある。また、接点部2を操作部1に連結したときに、ロ
ック部材3の操作片3aをロック位置に回動操作するの
を忘れることもあり、このような場合には、操作部1を
操作したときに、接点部2が操作部1から抜け落ちてし
まうことがある。
【0012】このような状況になると、操作盤の外部ま
たは操作パネルの前面側からは接点部2の抜け落ちは見
つけることができないので、作業者が知らずに操作部を
操作しても、接点部2がスイッチング動作しないという
不具合が生じる。
【0013】このような点を解消するための手段とし
て、本発明の操作スイッチでは、図1〜図3に例示する
ように、ロック部材3をロック位置またはロック解除位
置に操作する操作片3aをロック位置に固定するための
ストッパ4を設け、このストッパ4によって操作片3の
ロック位置から変位を阻止する。
【0014】なお、以上ような機能をもつストッパ4と
しては、操作片3aの端部に引っ掛かって、操作片3a
からは抜け落ちない構造のものが好ましい。
【0015】また、ストッパ4の具体的な例としては、
図3及び図4に例示するように、先端部に係止爪4aが
設けられ、その係止爪4aが、接点部2(または操作部
1)に形成された係止凸部20aに引っ掛かって操作片
3aの変位を規制する構造のものが挙げられる。
【0016】さらに、本発明の操作スイッチにおいて、
ストッパ4をロック部材3の操作片3aに対しスライド
自在に取り付けるとともに、接点部2(または操作部
1)にはストッパ4のスライド方向に対して傾斜する傾
斜面20bを設け、ロック部材3がロック位置でストッ
パ4の係止爪4aが係止凸部20aに引っ掛かっている
状態から、ストッパ4をスライドさせたときに、係止爪
4aが傾斜面20bによって係止凸部20aを越える位
置まで押し上げられるように構成しておいてもよく、こ
のような構成を採用すると、マイナスドライバー等の工
具を背面側から差し込んで、その先端でストッパ4をス
ライドさせるという操作を行うだけで、ストッパ4によ
る操作片3aの固定を簡単に解除することができる。
【0017】また、本発明の操作スイッチにおいて、図
5に例示するように、ロックレバー3の操作片3aがロ
ック解除位置にあるときに、ストッパ4の少なくとも一
部が操作部ケース10(接点部ケース20)の側面から
突出するように構成しておいてもよい。この場合、操作
部1と接点部2とを連結した後、ロックレバー3をロッ
ク位置に回動させる操作を忘れたときには、ストッパ4
の一部が背面側から見えることになり、従って、操作ス
イッチを取り付けた後、操作部1と接点部2とが確実に
ロックされているか否かを、背面側から目視で確認する
ことが可能になる。
【0018】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を、以下、図
面に基づいて説明する。
【0019】図1は本発明の実施の形態の全体斜視図、
図2はその実施の形態の分解斜視図である。
【0020】まず、本実施の形態の操作スイッチは、押
ボタンスイッチであって、操作部1と接点部2及びこの
両者を相互に固定するためのロックレバー3などを主と
して構成されている。
【0021】操作部1は、筒状四角形に成形された操作
部ケース10の内部に、操作軸12を操作方向に摺動自
在に配置した構造で、その操作部ケース10の側面に、
操作部1の全体を操作パネル(図示せず)に固定するた
めの固定金具(ばね材)14が設けられている。
【0022】操作軸12は、前端に押ボタン13が設け
られおり、後端が接点部2の押圧片22(図7)と対向
する位置に配置されている。また、操作軸12は復帰ば
ね(図示せず)によって前方側に押圧された状態で操作
部ケース10に収容されている。
【0023】接点部2は、操作部1に対応する四角形状
に成形された接点部ケース20の内部に、マイクロスイ
ッチとその押圧機構(ともに図示せず)を配置した構造
で、その押圧機構の押圧片22が操作部1側に臨んでい
る(図7)。
【0024】なお、以上の構造において、操作部1の操
作部ケース10の前端周縁にはフランジ10cが一体形
成されており、この操作部ケース10を、操作パネルの
取付孔(角孔)にパネル前方側から嵌め込むだけで、フ
ランジ10cと固定金具14との間に操作パネルが挟み
込まれて、操作部1の全体が操作パネルに固定される構
造となっている。
【0025】次に本実施の形態の特徴部分を以下に述べ
る。まず、本実施の形態においては、先の図2及び図
5、図6に示すように、操作部1の背面側中央部に嵌合
凹部11が設けられ、これに対応して、接点部2の正面
側中央部に嵌合凸部21が設けられており(図7)、そ
の嵌合凸部21を操作部1の嵌合凹部11に嵌め込むこ
とにより、これら操作部1と接点部2とを着脱自在に連
結することが可能な構造となっている。
【0026】また、操作部1と接点部2との凹凸嵌合部
(操作部1の裏面側中央部)に、その両者を相互に固定
するためのロックレバー3が、嵌合凹部11の中心を軸
として回動自在に配置されている。
【0027】操作部1の嵌合凹部11の内周縁には、凹
部中心を挟んで互いに対向する位置にガイド突起11a
が設けられており、その一方のガイド突起11aの外側
となる位置に、ロックレバー3の時計方向(スイッチ正
面側から見て)の回動を規制する止め部材10aと、反
時計方向の回動を規制する止め部材10bが設けられて
いる。
【0028】接点部2の嵌合凸部21の側面には、図2
及び図7に示すように、嵌合凹部11のガイド突起11
aに対応する位置にガイド溝21aが形成されており、
その各ガイド溝21aの下方部に、後述するロックレバ
ー3のロック爪3bが引っ掛かるロック溝21bが形成
されている。
【0029】ロックレバー3は、図8(A)及び(B)
に示すように、リング状の部材で内周縁の互いに対向す
る位置で、上記した嵌合凹部11のガイド突起11aに
対応する位置にロック爪3bが一体形成されている。
【0030】また、ロックレバー3には、一方のロック
爪3bの外方となる位置に、L字状に屈曲した形状の操
作片3aが一体形成されており、この操作片3aを、時
計方向に回動させて止め部材10aに当てた状態つまり
ロックレバー3をロック解除位置に配置したときには、
図5に示すように、ロック爪3bが嵌合凹部11の内側
縁に設けられたガイド突起11aの裏側に位置する。ま
た、操作片3aを反時計方向に回動させて止め部材10
bに当てた状態つまりロックレバー3をロック位置に配
置したときには、図6に示すように、ロック爪3bが嵌
合凹部11内に突出する。
【0031】そして、以上の構造のロックレバー3の操
作片3aには、ロックレバー3をロック位置に操作した
ときに、そのロック位置からの変位を阻止するためのス
トッパ4が設けられている。
【0032】ストッパ4は、図9(A)及び(B)に示
すように、一端部に係止爪4aが一体形成された樹脂成
形品で、他端側に設けられた貫通孔4bにロックレバー
3の操作片3aを嵌め込むことによって、その操作片3
aに対してスライド自在に装着されている。
【0033】ストッパ4には、操作片3aに形成された
ガイド孔3c(図8参照)に嵌まり込む突起4cが設け
られており、その突起4cがガイド孔3cの縁に当たる
ことによって、ストッパ4が操作片3aから抜け落ちな
いようになっている。また、ストッパ4には、マイナス
ドライバーなどの工具の先端を入れてストッパ4を移動
(スライド)させる際に利用する操作孔4dが設けられ
ている。
【0034】一方、接点部2の接点部ケース20の側面
には、ストッパ4との対向位置(ロックレバー3がロッ
ク状態のとき)に係止凸部20aが設けられている。こ
の係止凸部20aは、ストッパ4の係止爪4aを引っ掛
けてストッパ4の変位つまりロックレバー3の回動を阻
止するための部材で、ストッパ4のスライド方向に一様
高さで延びている。
【0035】また、接点部ケース20の側面には、係止
凸部20aの上方(スイッチ正面側)となる位置に、ス
トッパ4のスライド方向に対して傾斜する形状で、係止
凸部20aの下端(低部)から上面(頂部)まで延びる
傾斜面20bが設けられており、ストッパ4を操作片3
aに沿ってスライドさせたときに、図4に示すように係
止爪4aが傾斜面20bに沿って押し上げられ、傾斜面
20bの頂部つまり係止凸部20aを越える位置まで変
位させることができる。
【0036】次に、本実施の形態の操作スイッチを操作
パネルに取り付ける手順を述べる。本実施の形態の操作
スイッチの取付方法は2通り考えられ、まず、一つの方
法は、操作部1と接点部2を連結しロックレバー3によ
って相互に固定して一体化した状態[ストッパ4も係止
状態(図1の状態)]で、操作スイッチの全体を操作パ
ネル(図示せず)の取付孔にパネル前面側から嵌め込ん
で固定した後、接点部2への配線接続を行うという手順
である。
【0037】もう一つの取付方法は次の手順で行う。ま
ず、図2に示すように、操作部1と接点部2を分解して
おき、その操作部1を、操作パネル(図示せず)の取付
孔にパネル前面側から嵌め込んで固定する。また、この
ような操作部1の固定作業を行う前または後、あるいは
並列作業により接点部2への配線接続を行っておく。
【0038】次いで、操作パネルに固定した操作部1の
ロックレバー3をロック解除位置にしておき、この状態
で、操作部1の嵌合凹部11のガイド突起11aに、接
点部2の嵌合凸部21のガイド溝21aを位置決めし、
嵌合凸部21を嵌合凹部11内に嵌め込んで接点部2を
操作部1に連結する。このとき、ロックレバー3のロッ
ク爪3bはガイド突起11aの裏側に位置しているの
で、ロック爪3bが嵌合凸部21と干渉することなはな
い。
【0039】以上の連結作業が完了した後、ロックレバ
ー3の操作片3aを操作して、ロックレバー3を反時計
方向に回してロック位置にセットする。この操作によ
り、ロックレバー3のロック爪3bが、嵌合凹部11の
中心を軸として回転移動し(図6参照)、嵌合凸部21
のガイド溝21aからロック溝21b内に入り込み、こ
れにより操作部1と接点部2とが相互に固定されるとと
もに、ストッパ4の係止爪4aが、接点部2の係止凸部
20aを越えて係止凸部20aに引っ掛かり、ロックレ
バー3の回動が阻止される。
【0040】以上の手順で、1個分の操作スイッチの取
付作業が完了し、以後、同様な手順により、操作パネル
に操作スイッチを順次に取り付けてゆく。
【0041】一方、メンテナンスなどを行う際に、接点
部2を操作部1から分解するときには、まず、操作盤の
背面側からマイナスドライバー等の工具を接点部2の側
方に臨ませ、その先端をストッパ4の操作孔4dに差し
込んで、ストッパ4を前面側に押しつける。このような
操作を行うと、図4に示すように、ストッパ4が操作片
3aに沿ってスライドし、その端部の係止爪4aが傾斜
面20bによって外方に押される。これによりストッパ
4が撓み、係止爪4aが傾斜面20bの頂部に位置した
時点で、係止爪4aと係止凸部20aとの係合が完全に
解除される。
【0042】次いで、マイナスドライバー等の工具の先
端で、ストッパ4または操作片3aのいずれかを操作し
て、ロックレバー3を時計方向に回動させて操作部1と
接点部2のロックを解除した後、接点部2を背面側に引
き抜く、という手順により接点部2を操作部1から分解
する。
【0043】なお、このような分解を行った後、操作部
1と接点部2を再び結合して、それらを相互に固定する
際のロック操作についても、マイナスドライバー等の工
具を用いて、ストッパ4または操作片3aを操作するこ
とによって簡単に行うことができる。
【0044】ここで、本実施の形態においては、ロック
レバー3の操作片3aがロック解除位置にあるときに
は、図5に示すように、ストッパ4が、操作部ケース1
0(接点部ケース20)の側面から突出する構造となっ
ているので、上記した取付作業を行う際に、操作部1の
嵌合凹部11に接点部2の嵌合凸部21を嵌め込んで、
操作部1と接点部2とを連結した後、ロックレバー3を
ロック位置に回動させる操作を忘れた場合には、ストッ
パ4の一部が操作盤の背面側から見えることになる。従
って本実施の形態では、操作スイッチを取り付けた後で
あっても、ロックレバー3による操作部1と接点部2と
が確実にロックされているか否かをストッパ4によって
背面側から確認することができる。
【0045】また、本実施の形態では、ストッパ4が操
作片3aの端部に引っ掛かる構造としているので、メン
テナンスなどを行う際に、ロックレバー3をロック解除
位置に操作しても、ストッパ4が操作盤内に落としてし
まうという不都合が生じことがない。
【0046】なお、以上の実施の形態では、操作部1に
嵌合凹部11を設け、これに嵌まり合う嵌合凸部21を
接点部2に設けているが、本発明はこれに限られること
なく、操作部1に嵌合凸部、接点部2に嵌合凹部を設け
るといった形態を採用してもよい。
【0047】また、以上の実施の形態では、操作部と接
点部を固定するためのロック部材として、回動方式のロ
ックレバーを適用した例を示したが、本発明はこれに限
られることなく、スライド方式のロック部材も適用して
も実施可能である。
【0048】さらに、以上の実施の形態では、押ボタン
スイッチに本発明を適用した例を示したが、本発明はこ
れに限られることなく、照光式押ボタンスイッチ、セレ
クタスイッチあるいは非常停止用として使用されるプッ
シュロックリターンリセット式押ボタンスイッチなどの
各種の操作スイッチにも適用可能である。また、本発明
は、角型の操作スイッチに限られることなく、丸型の操
作スイッチにも適用可能である。
【0049】ここで、本発明の操作スイッチにおいて、
接点部に配置する開閉接点は、特に限定されるものでは
なく、上記したマイクロスイッチのほか、例えばホール
効果を利用した開閉接点など、この種の操作スイッチで
一般に用いられている各種の開閉接点を適用できる。
【0050】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の操作スイ
ッチによれば、操作部と接点部を嵌合凹部と凸部との嵌
め合いにより連結するように構成するとともに、その嵌
合状態の操作部と接点部とを相互に固定するためのロッ
ク部材を凹凸の嵌合部に設けているので、小型化を達成
できるとともに、部品点数が少なくなってコストダウン
をはかることができる。
【0051】本発明の操作スイッチにおいて、ロック部
材の操作片をロック位置に固定するためのストッパを設
けておけば、操作片に配線が引っ掛かるなどの何らかの
外力が加わっても、ロック部材はロック位置に確実に保
持されるので、操作部を操作したときに接点部が抜け落
ちるといった不具合が発生することがなくなる。
【0052】また、本発明の操作スイッチにおいて、ス
トッパをロック部材の操作片に抜け落ちない状態で取り
付けておけば、メンテナンス等の際に操作部と接点部を
分解したときに、ストッパを操作盤内に落としたり、ま
た紛失する等の不都合がなくなる。
【0053】さらに、本発明の操作スイッチにおいて、
ストッパをロック部材の操作片に対しスライド自在に取
り付けるとともに、接点部または操作部の側部でストッ
パの係止爪と対向する位置に傾斜面を設けておけば、ス
トッパによる操作片の固定を、スイッチ背面側からの操
作により解除することが可能になる。またロック解除状
態のときに、ストッパの一部が操作部の側方に突出する
ように構成すれば、操作部と接点部とが確実にロックさ
れているか否かをストッパによって背面側から目視によ
り確認することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の全体斜視図
【図2】その実施の形態の分解斜視図
【図3】本発明の実施の形態の側面図
【図4】同じく実施の形態の側面図
【図5】本発明の実施の形態における操作部の背面図
【図6】同じく操作部の背面図
【図7】本発明の実施の形態における接点部の正面図
【図8】本発明の実施の形態に適用するロックレバーを
抽出して示す正面図(A)及び平面図(B)
【図9】本発明の実施の形態に適用するストッパを抽出
して示す正面図(A)及び平面図(B)
【符号の説明】
1 操作部 10 操作部ケース 10a,10b 止め部材 11 嵌合凹部 11a ガイド突起 12 操作軸 13 押ボタン 14 固定金具 2 接点部 20 接点部ケース 20a 係止凸部 20b 傾斜面 21 嵌合凸部 21a ガイド溝 21b ロック溝 3 ロックレバー 3a 操作片 3b ロック爪 4 ストッパ 4a 係止爪

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 操作部と接点部とからなり、この操作部
    と接点部とを嵌合凹部と凸部との嵌め合いにより連結す
    るように構成されているとともに、その嵌合状態の操作
    部と接点部とを相互に固定するためのロック部材が上記
    凹凸の嵌合部に設けられていることを特徴とする操作ス
    イッチ。
  2. 【請求項2】 上記ロック部材をロック位置またはロッ
    ク解除位置に操作する操作片を、ロック位置に固定する
    ためのストッパが設けられていることを特徴とする請求
    項1に記載の操作スイッチ。
  3. 【請求項3】 上記ストッパは、ロック部材の操作片に
    抜け落ちない状態で取り付けられているとともに、先端
    部に係止爪が設けられ、その係止爪が上記接点部または
    操作部に形成された係止凸部に引っ掛かって操作片の変
    位を規制するように構成されていることを特徴とする請
    求項2に記載の操作スイッチ。
  4. 【請求項4】 上記ストッパがロック部材の操作片に対
    しスライド自在に取り付けられているとともに、上記接
    点部または操作部にはストッパのスライド方向に対して
    傾斜する傾斜面が設けられ、 上記ロック部材がロック位置でストッパの係止爪が係止
    凸部に引っ掛かっている状態から、ストッパをスライド
    させたときに、係止爪が上記傾斜面によって係止凸部を
    越える位置まで押し上げられるように構成されているこ
    とを特徴とする請求項3に記載の操作スイッチ。
  5. 【請求項5】 上記ロック部材がロック解除位置にある
    ときに、上記ストッパの少なくとも一部が、上記接点部
    の側面から外方に突出するように構成されていることを
    特徴とする請求項3または4に記載の操作スイッチ。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2010153192A (ja) * 2008-12-25 2010-07-08 Idec Corp 部品取付構造

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