JP4095754B2 - 部品取付構造 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、操作部材又は表示部材及び接点部材又は給電部材の2個の部品を着脱自在にして構成される押しボタンスイッチや表示灯等の機器に用いられ、2個の部品の装着状態を選択的に固定する品取付構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
制御盤に取付られる押しボタンスイッチや表示灯等の機器は、制御盤のパネル面を挟んで前面側に配置される操作部材又は表示部材と、背面側に配置される接点部材又は給電部材と、の2個の部品を備えている。例えば、押しボタンスイッチを制御盤に取り付ける際には、一般に、パネルに形成された取付孔に対して操作部材の本体の背面側に形成された軸部をパネルの前面側から貫通させ、パネルの背面側に露出した軸部の周面に締付リングを螺着し、操作部材の本体と締付リングとの間にパネルを挟持することによって操作部材をパネルに固定した後、パネルの背面側において操作部材の軸部に接点部材を装着する。
【0003】
このように制御盤に取り付けられた押しボタンスイッチに対しても保守、点検及び交換等の作業が必要であることから、操作部材の軸部に対して接点部材を容易に分離できるようにして、パネルから押しボタンスイッチを取り外せるように構成しなければならない。このため、押しボタンスイッチにおいては、接点部材が操作部材に対して着脱自在に装着されることになる。一方、制御盤において押しボタンスイッチを正確に動作させるためには、パネルの背面側における操作部材の軸部に対する接点部材の装着状態を堅牢に維持する必要がある。
【0004】
このため、図7に示すように、操作部材51及び接点部材52を着脱自在にした従来の押しボタンスイッチ50として、接点部材52の前面側に、支持体であるケース61において回転体であるロックレバー62を回転自在に支持した取付部材60を備えたものがある。この取付部材60は、図8に示すように、操作部材51の軸部に背面側から外嵌する凹部63をケース61に形成し、この凹部63の内周面の4箇所から突出して操作部材の軸部の周面において背面側に開放した軸方向の溝部に嵌入する係合片64を備えるとともに、ロックレバー62の環状部62aの内周面の4箇所から突出して操作部材51の軸部の周面に形成された軸方向の溝部及び軸部の周面における中間部分で軸方向の溝部に連続する円周方向の溝部に嵌入するロック爪65を備えている。
【0005】
この構成において、ロックレバー62は操作部材51の軸部に対する接点部材52の装着状態を固定する固定位置とこの装着状態を解除可能にする解除位置との間において回転自在にされており、ロックレバー62の各ロック爪65及びケースの各係合片64は、ロックレバー62が解除位置に位置している状態で互いに対向し、ロックレバー62が固定位置に位置している状態で互いに対向しなくなる。また、ケース61には、ロックレバー62の回転位置を固定位置又は解除位置に選択的に固定する弾性部材66を形成したベース67が背面側から嵌着している。
【0006】
操作部材51の軸部に接点部材52を装着する際には、先ず、取付部材60においてロックレバー62を解除位置に位置させた状態(図9(A)参照)で係合片64及びロック爪65が操作部材51の軸部の周面に形成された軸方向の溝部に嵌入するようにして、取付部材60の凹部63を操作部材51の軸部に背面側から前面側に向かって外嵌させる。軸部の背面側の端面が凹部63の背面に当接し、取付部材60の外嵌動作が停止した状態で、ロック爪65は軸方向の溝部において円周方向の溝部が連続する部分に位置し、ロックレバー62を解除位置から固定位置に回転させることにより(図9(B)参照)、ロック爪65は円周方向の溝部に嵌入し、円周方向の溝部の内側面との当接によって軸方向の移動を規制される。ケース61において固定位置に位置しているロックレバー62の解除位置への移動は、弾性部材66によって規制されているため、ロックレバー62の把持部62bに弾性部材66の弾性力よりも大きな解除位置方向の力が作用しない限り、ロック爪65が円周方向の溝部から軸方向の溝部に移動することはなく、操作部材51に対する接点部材52の装着状態が維持される。
【0007】
ところが、上記の取付部材60では、2個の部品を装着した状態で固定位置に位置しているロックレバー62の把持部62bに弾性部材66の弾性力より大きな外力がロックレバー62の回転方向に作用すると、ロックレバー62が固定位置から解除位置に回転移動し、ロック爪65が円周方向の溝部から軸方向の溝部に移動して2個の部品の装着状態が維持されなくなる。このように、上記の取付部材60では、ロックレバー62の把持部62bに対する外力の作用によって比較的容易に2個の部品の装着状態が不完全になり、機器の動作不良を生じてしまう。
【0008】
ロックレバー62の把持部62bにロックレバー62の回転方向に外力が作用する場合としては、機器に対するメンテナンス作業時に作業者の身体の一部や工具等が当接する場合の他、例えば、押しボタンスイッチや表示灯については、制御盤の筐体の前面におけるパネルの開閉時に生じる振動が機器に作用する場合が考えられる。また、制御盤の筐体の前面において開閉されるパネルに取り付けられた押しボタンスイッチ等の機器では、パネルの背面側において筐体内に配置されている制御装置や電源装置との間に信号用又は給電用のコードが接続されているが、パネルを閉じる際に撓んだコードがロックレバー62の把持部62bに当接する場合も考えられる。
【0009】
そこで、従来の取付部材60では、固定位置に位置するロックレバー62の把持部62bが長手方向に嵌入する凹部68aを形成したストッパ68をカバー61の上面に装着するようにしたものがある。このストッパ68をケース61に装着することにより(図9(D)参照)、ロックレバー62の把持部62bが、ストッパ68によって被覆されるとともに解除位置への回転移動を規制され、パネルの背面側でケース61の外部に露出することがなく、ロックレバー62の把持部62bに作業者の身体の一部、工具又はコードが直接当接することがない。また、パネルの開閉時に生じる振動が機器に作用した場合にもロックレバー62の回転動作が規制される。したがって、ケース61にストッパ68が装着されている限り、ロックレバー62が固定位置から解除位置に移動することがなく、2個の部品の装着状態が不完全になることによる機器の動作不良を未然に防止することができる。
【0010】
このように、ロックレバー62の回転位置を弾性部材66を介して固定位置又は解除位置に選択的に固定するとともに、固定位置に位置するロックレバー62の把持部62bを被覆するストッパ68をケース61に着脱自在にした取付部材60は、表示部材及び給電部材を備えた表示灯のように2個の部品によって構成される他の機器においても同様に適用することができる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記のように支持体(ケース)61において弾性部材66を介して回転体(ロックレバー)62を解除位置又は固定位置に選択的に固定するとともに、固定位置に位置する回転体62の把持部62bを被覆するストッパ68を設けた取付部材60によって構成された従来の部品取付構造では、以下の問題がある。
【0012】
(1) 2個の部品を着脱する際に、支持部に対してストッパ68を着脱する必要があり、作業工程数の増加によって機器の取付作業及びメンテナンス作業が煩雑化する。
【0013】
(2) 取付部材60を構成する部品として、支持体61、回転体62及び弾性部材66(67)に加えてストッパ68が必要となり、部品点数の増加によってコストが上昇する。
【0014】
(3) ストッパ68に回転体62の把持部62bが長手方向に嵌入するため、ストッパ68の着脱に際して把持部62bの長手方向に十分な空間が必要となり(図(C)参照)、支持体61からの把持部62bの突出方向に隣接して取り付けられる複数の機器の間隔が大きくなって機器が取り付けられる装置の大型化を招く。
【0015】
この発明の目的は、回転体の回転平面内における復帰位置と退避位置との間に弾性変位自在にされるとともに一部が支持体から露出する可動部を回転体に一体的に設けることにより、回転体の回転位置を固定位置又は解除位置に選択的に固定する弾性部材、及び、支持体に着脱されるストッパを用いることなく回転体の固定位置から解除位置への回転移動を確実に規制することができ、2個の部品が着脱自在に装着される機器の取付作業及びメンテナンス作業の簡略化、機器のコストダウン、並びに、機器が取り付けられる装置の小型化を実現できる部品取付構造を提供することにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】
この発明は、上記の課題を解決するための手段として、以下の構成を備えている。
【0017】
請求項1に記載した発明は、着脱自在にされた2個の部品について装着状態を固定する固定位置及び装着状態を解除可能にする解除位置との間に回転自在にされた回転体と、回転体を回転自在に支持する支持体と、から構成され、回転体の回転平面内における復帰位置と退避位置との間に回転体の回転方向と異なる方向に弾性変位自在にされるとともに一部が支持体から露出する可動部を回転体に一体的に設け、回転体が解除位置から固定位置に達する直前の位置まで回転する間に可動部を復帰位置から退避位置に弾性力に抗して変位させるとともに回転体が固定位置に達した時に退避位置から復帰位置に弾性力により変位した可動部を保持して回転体の解除位置側への回転を不能にする当接部を支持に形成したことを特徴とする。
【0018】
この構成においては、回転体に形成された可動部は、回転体が解除位置から固定位置に達する直前の位置まで回転する間に回転体の回転平面内で回転体の回転方向と異なる方向に復帰位置から退避位置まで弾性変位し、回転体が固定位置に達した時に退避位置から復帰位置に変位した状態で当接部により回転体とともに解除位置側への移動が規制される。したがって、回転体が解除位置に位置するとともに可動部が復帰位置に位置する状態で2個の部品を装着した後に、回転体を解除位置から固定位置に向かって回転させると、回転体の可動部が徐々に退避位置に弾性変位し、回転体が固定位置に達すると復帰位置に変位した可動部と支持体の当接部との当接により、回転体は可動とともに解除位置側への回転が不能にされ、可動部が回転体の回転方向と異なる方向に退避位置まで弾性変位しない限り回転体は固定位置に固定されることになり、弾性部材及びストッパを用いることなく2個の部品の装着状態が確実に維持される。また、支持体から露出した部分を操作して可動部を回転体の回転方向と異なる方向に退避位置まで弾性変位させると、回転体は可動部と一体的に解除位置側に回転できる状態になり、2個の部品の装着状態を解除可能な状態になる。
【0019】
さらに、回転体に一体的に設けられた可動部において支持体から露出した一部を工具等によって操作して可動部を復帰位置から退避位置に変位させることにより、回転体を解除位置と固定位置との間に回転自在にすることができる。したがって、2個の部品が着脱自在に装着される機器を支持体からの可動部の露出方向に複数個並べて設置する際には、各機器の間には少なくとも支持体からの可動部の露出量に相当するスペースを与えればよく、複数の機器の設置スペースが狭小化される。
【0020】
(2) 前記可動部は、回転体の回転平面内において支持体から露出する部分に回転体の回転平面に直交する方向の凹状又は凸状の係止部を備えたことを特徴とする。
【0021】
この構成においては、回転体の回転平面内において支持体から露出した可動部の一部に、回転体の回転平面に直交する方向の凹状又は凸状の係止部が形成される。したがって、支持体の外部において凹状の係止部に工具の先端を当接させ、又は、凸状の係止部に手指若しくは工具を当接させることにより、可動部を回転体の回転平面内において容易に変位させることができる。
【0022】
(3) 前記回転体は、回転体の回転平面内において支持体から露出した可動部の周囲を包囲するガード部を備えたことを特徴とする。
【0023】
この構成においては、回転体の回転平面内において支持体から露出した可動部の周囲がガード部によって包囲される。したがって、支持体の外部において可動部には回転体の回転平面に平行な方向に物体が当接することがなく、回転体の回転平面に平行な方向の外力によって可動部が変位することがない。
【0024】
(4) 前記支持体は、回転体における可動部の一部を除く部分が回転体の回転平面に平行な方向に貫通する貫通部と、回転体における可動部を除く一部が回転体の回転平面に平行な方向に嵌入する嵌入部と、を形成したことを特徴とする。
【0025】
この構成においては、回転体における可動部の一部を除く部分が回転体の回転平面に平行な方向に貫通する貫通部、及び、回転体における可動部を除く一部が回転体の回転平面に平行な方向に嵌入する嵌入部が支持体に形成される。したがって、回転体における可動部の一部を除く部分を貫通部から回転体の回転平面に平行な方向に支持体内に挿入し、回転体における可動部を除く一部を嵌入部に回転体の回転平面に平行な方向に嵌入させると、支持体の貫通部及び嵌入部のそれぞれに回転体の一部が回転体の回転平面に直交する方向への移動を規制された状態で位置し、回転体は支持体により回転自在に支持される。
【0026】
(5) 前記可動部は、回転体の回転平面に直交する方向に突出して当接部に当接する突起を一体的に設けたことを特徴とする。
【0027】
この構成においては、可動部から回転体の回転平面に直交する方向に突出した突起が支持体の当接部に当接する。したがって、可動部は、当接部に対する突起の当接により、回転体の回転にともなって復帰位置と退避位置との間を確実に移動するとともに、固定位置に位置する回転体の解除位置側への回転が確実に規制される。
【0028】
(6) 前記当接部は、回転体が解除位置から固定位置に達する直前の位置まで回転する間に回転体の可動部の突起が回転体の回転における半径方向に当接する傾斜面と、回転体が固定位置に達した時に回転体の可動部の突起が回転体の回転における円周方向に当接する段部と、を備えたことを特徴とする。
【0029】
この構成においては、回転体が解除位置から固定位置に達する直前の位置まで回転する間に回転体の可動部に形成された突起が支持体の当接部を構成する傾斜面に対して回転体の回転における半径方向に当接し、回転体が固定位置まで回転すると回転体の可動部に形成された突起が支持体の当接部を構成する段部に対して回転体の回転の円周方向に当接する。したがって、回転体が解除位置から固定位置に達する直前の位置まで回転する間に当接部の傾斜面に当接することにより突起が回転体の回転平面内において変位し、回転体が固定位置に達した時に当接部の段部に当接することにより回転体の解除位置側への回転が規制される。
【0030】
【発明の実施の形態】
図1は、この発明の実施形態に係る部品取付構造を適用した押しボタンスイッチの外観図である。押しボタンスイッチ10は、操作部材11の背面に取付部材1を介して接点部材12を着脱自在に装着して構成されている。操作部材11は、本体11a、締付リング11b及び押しボタン11cを含み、本体11aの背面側からは軸部(図示せず。)が突出している。締付リング11bは軸部の周面に形成されたネジ部に螺合しており、締付リング11bと本体11aの背面との間にパネルを挟持した状態で操作部材11が制御盤に取り付けられる。接点部材12は、内部に開閉接点を収納している。接点部材12の内部の開閉接点は、操作部材11の押しボタン11cの押圧操作が操作部材11の内部に配置されている駆動部材を介して伝達されることにより開閉動作を行う。この開閉接点は、押しボタンスイッチ10が取付られる制御盤の内部に配置された制御装置等に信号線を介して接続されており、開閉動作に基づく信号を制御装置等に出力する。
【0031】
図2は、上記押しボタンスイッチの一部を構成する取付部材の分解図である。押しボタンスイッチ10において操作部材11に接点部材12を着脱自在に装着するために使用される取付部材1は、この発明の部品取付構造を具体化したものであり、ケース2及びロックレバー3によって構成されている。ケース2は、この発明の支持体であり、硬質樹脂を素材として一体成形されている。ケース2の前面には孔部2aが形成されており、この孔部2aに操作部材11の背面から突出した軸部が嵌入する。孔部2aの内周面の4箇所から突起4が半径方向に突出している。この突起4のそれぞれは、操作部材11の軸部の周面に形成された軸方向の溝部に嵌入する。また、ケース2の上面には貫通部としての貫通孔2bが形成されており、ケース2の内部には孔部2aと同心円の部分円弧状の受け部2eが形成されており、この受け部2eの下部には嵌入部としての嵌入孔2cが形成されている。さらに、ケース2の背面の上部には、係合片2dが形成されている。ケース2は、係合片2dを介して接点部材12の前面に装着される。
【0032】
ロックレバー3は、弾性変形が容易な軟性樹脂を素材として一体成形されており、環状部3a、可動部3b、ガード部3c及び突起部3dを備えている。ロックレバー3は、環状部3aの全体、可動部3bの一部及びガード部3cの一部を貫通孔2bに上方から貫通させることにより、環状部3aの周面を受け部2eに当接させた状態でケース2内に収納される。より詳細には、ケース2の内部において受け部2eの上部はロックレバー3の環状部3aの外径よりも狭い範囲にわたって切り欠かれており、この切り欠かれた部分を環状部3aが弾性変形しつつ通過した後、環状部3aの全体が受け部2eの内側に達すると環状部3aは弾性力によって元の形状に復元し、環状部3aは外周面を受け部2eの内周面に当接させた状態で受け部2e内に配置される。
【0033】
このとき、環状部3aの外周面の下部から半径方向に突出した突起部3dが、ケース2の嵌入孔2cに嵌入する。嵌入孔2cは、受け部2eの下部における所定の範囲にわたって形成されており、この範囲内に突起部3dが移動できる状態にされている。また、ケース2の貫通孔2bには、可動部3bの一部及びガード部3cの一部が位置しており、可動部3bの一部はガード部3cの一部とともに貫通孔2bの上方からケース2の外部に露出している。この可動部3bの貫通孔2bの上方からケース2の外部に露出した部分には、この発明の係止部である係止孔3eが形成されている。
【0034】
したがって、ロックレバー3は、貫通孔2b及び嵌入孔2cによって前後方向の移動を規制された状態で、受け部2eにおいて回転自在に支持される。この受け部2eにおけるロックレバー2の回転範囲は、ロックレバー3の突起部3dが嵌入する嵌入孔2cの円周方向の形成幅によって規定され、ロックレバー3は突起部3dが嵌入孔2cにおける円周方向の一端側に当接する解除位置と他端側に当接する固定位置との間において回転自在にされる。この解除位置及び固定位置については後述する。
【0035】
なお、環状部3aの内周面の4箇所からロック爪5が半径方向に突出している。このロック爪5のそれぞれの前面は、ロックレバー3がケース2内において解除位置に位置している状態で、ケース2の孔部2aの内周面に形成された突起4のそれぞれの背面に対向する。
【0036】
ロックレバー3において、環状部3aの上部から突出して形成された可動部3bは、環状部3aの中心軸に直交する平面(ロックレバー3の回転平面)において外周部をガード部3cによって包囲されている。可動部3は、ガード部3cの内周面の一部において片持ち支持されており、この支持部を支点としてロックレバー3の回転平面内においてロックレバー3の回転方向と異なる方向に復帰位置と退避位置との間に弾性変位自在にされている。この復帰位置及び退避位置については後述する。この可動部3には、ロックレバー3の回転平面に直交する方向に突出した突起6が形成されている。
【0037】
図3は、上記取付部材のケース内におけるロックレバーの回転動作を説明する正面側から見た図である。同図(A)は、ロックレバー3が解除位置に位置している状態を示している。前述のように、ロックレバー3が解除位置に位置している状態では、ロックレバー3の各ロック爪5は、前面をケース2の各突起4の背面に対向させており、取付部材1の正面側において各突起4の背面に隠れている。これにより、突起4が操作部材11の軸部の周面に形成された軸方向(ロックレバー3の回転平面に直交する方向)の溝部に嵌入するように位置決めした状態で、ケース2の孔部2a及びロックレバー3の環状部3aを操作部材11の軸部に背面側から外嵌させることができる。
【0038】
同図(B)は、ロックレバー3を解除位置から固定位置に向かって回転させた中間状態を示している。このように、ロックレバー3を解除位置から固定位置に向かって回転させると、ロックレバー3の各ロック爪5もケース2の各突起4に対向する位置から回転し、取付部材1の正面側において各突起4の背面から露出する。ケース2及びロックレバー3を操作部材11の軸部に完全に外嵌させた状態で、ロックレバー3を解除位置から固定位置に向かって回転させると、ロック爪5は、操作部材11の軸部の周面において軸方向の溝部の一部に連続する円周方向の溝部内に嵌入する。操作部材11の軸部の周面に形成された円周方向の溝部に嵌入したロック爪5は、円周方向の溝部の壁面との当接によって軸方向の移動が規制され、ケース2の背面に装着された接点部材12はロックレバー3とともに操作部材11の軸部から分離することができなくなる。なお、ロックレバー3を解除位置から固定位置に向かって回転させていくと、ロックレバー3の可動部3bが突起6と後述するケース2の当接部に当接することにより、復帰位置から退避位置に向かって徐々に上方に弾性変位していく。
【0039】
同図(C)は、ロックレバー3が固定位置に位置している状態を示している。ケース2及びロックレバー3を操作部材11の軸部に完全に外嵌させた状態で、ロックレバー3を固定位置に位置させると、ロックレバー3のロック爪5は操作部材11の軸部に形成された円周方向の溝部内に完全に嵌入する。これとともに、ロックレバー3の可動部3bが弾性力によって退避位置から復帰位置に変位する。これによって、後述するように、ケース2におけるロックレバー3の回転動作が規制され、ケース2の背面に装着された接点部材12は、操作部材11の軸部から完全に分離できなくなる。
【0040】
同図(D)は、ロックレバー3が固定位置に位置している状態で、ロックレバー3の可動部3bを退避位置に移動させた状態を示している。前述のように、可動部3bの一部はガード部3cの一部とともに貫通孔2bの上方からケース2の外部に露出しており、可動部3bにおいてケース2の外部に露出した部分には、ロックレバー3の回転軸方向の係止孔3eが形成されている。したがって、係止孔3eに工具を挿入することができ、係止孔3eに挿入した工具を介して可動部3bを復帰位置から退避位置に向かって上方に移動操作することができる。この係止孔3eは、工具等の先端を介して可動部3bを上方に移動操作するために工具の先端等が係合する形状であればよい。即ち、この発明の係止部は、係止孔3eのようにロックレバー3の回転平面に直交する方向について可動部3bを貫通している必要は必ずしもなく、少なくとも可動部3bの背面においてロックレバー3の回転平面に直交する方向の凹部又は凸分を有することを条件として任意の形状とすることができる。
【0041】
図4は上記取付部材のケース内におけるロックレバーの回転動作を説明する要部の正面断面図であり、同図(A)〜(D)のそれぞれは図3(A)〜(D)のそれぞれに対応している。ケース2の前面の内側面における貫通孔2bの下方には、当接部7が形成されている。この当接部7は、傾斜面7a、水平面7b及び段部7cによって構成されており、ロックレバー3の可動部3bに形成された突起6が当接する。図4(A)に示すように、ロックレバー3が解除位置に位置している状態では、ロックレバー3の突起6の底面が当接部7の傾斜面7aに当接しており、ロックレバー3の可動部3bは復帰位置に位置している。
【0042】
図4(B)に示すように、ロックレバー3が解除位置から固定位置に向かって回転させた中間状態では、ロックレバー3の突起6の底面が当接部7の水平面7bに当接し、ロックレバー3の回転動作にともなって突起6は徐々に上方に移動する。これにともなって、ロックレバー3の可動部3bは、突起6を介して当接部7の水平面7bから上方への押圧力を受け、徐々に退避位置に弾性変位していき、ロックレバー3が固定位置に達する直前の位置まで回転した時に、可動部3bは突起6とともに最も上方の退避位置まで弾性変位する。
【0043】
図4(C)に示すように、ロックレバー3が固定位置に達すると、ロックレバー3の突起6の底面が当接部7の水平面7bに当接しなくなる。これによって、可動部3bには突起6を介して当接部7の水平面7bから作用していた上方への押圧力が作用しなくなり、可動部3bは弾性力によって突起6とともに復帰位置に向かって弾性変位する。ロックレバー3が固定位置に位置し、可動部3bが復帰位置に位置している状態で、突起6は側面を当接部7の段部7cに当接させている。これによって、突起6はロックレバー3の解除位置側への回転移動が規制され、ロックレバー3を固定位置から解除位置に向かう方向(図中矢印で示す方向)に回転させることができなくなる。なお、前述のように、ケース2の嵌入孔2cの他端側に突起部3dが当接することにより、ロックレバー3を固定位置から解除位置に向かう方向と反対方向に回転させることもできない。
【0044】
図4(D)に示すように、ロックレバー3の可動部3bを凹部3eに挿入した工具等を介して弾性力に抗して復帰位置から退避位置まで上方に移動操作すると、突起6の側面は当接部7の段部7cに当接しなくなる。これによって、ロックレバー3の固定位置から解除位置に向かう方向への回転は、突起6の側面と当接部7の段部7cとの当接によって規制されなくなり、ロックレバー3を解除位置側に回転させることができる。
【0045】
以上のように、この実施形態に係る部品取付構造を具現化した取付部材1は、ロックレバー3を弾性変形容易な材料を素材として構成し、その一部にロックレバー3の回転方向と異なる方向に復帰位置と退避位置との間に移動する可動部3bを形成し、可動部3bからロックレバー3の回転方向に直交する方向に突出する突起6を設け、この突起6が当接する当接部7をケース2内に形成したことを特徴とする。
【0046】
この構成により、取付部材1においては、ロックレバー3を解除位置から固定位置に達する直前の位置まで回転させる間に突起6と当接部7との当接によって可動部3bが復帰位置から退避位置まで移動する。ロックレバー3が固定位置に達した時に、突起6と当接部7との当接が解除され、可動部3bが弾性力により退避位置から復帰位置に変位する。このようにしてロックレバー3が固定位置に位置している状態では、復帰位置に位置する可動部3bに形成された突起6を当接部7の段部7cに当接させ、この当接によってロックレバー3の固定位置から解除位置に向かう方向への回転を確実に規制することができる。
【0047】
また、ケース2の外部に露出したロックレバー3の可動部3bの一部は、ロックレバー3の回転面内における周囲の全周にわたってガード部3cによって包囲されている(図3(C)及び図4(C)参照)。このため、ロックレバー3が固定位置に位置している状態で、作業者の身体の一部、工具又はコード等が、ロックレバー3の回転面に平行な方向に可動部3bに直接当接することがなく、これらが当接することによっては固定位置におけるロックレバー3の移動規制状態が解除されることはない。
【0048】
したがって、ロックレバー3を固定位置に固定的に位置させておくために、従来の構成に用いられていた弾性部材やストッパを備える必要がなく、取付部材1の構成を簡略化することができる。また、ストッパを着脱する作業が不要になり、押しボタンスイッチ10の制御盤に対する取付作業、及び、メンテナンス作業の工程数を削減して作業の簡略化を図ることができるとともに、取付部材1の上方にストッパを着脱するための空間を設ける必要がない。このため、複数の押しボタンスイッチ10を上下方向に取り付ける場合に、各押しボタンスイッチ10の間に、可動部3bに形成されている凹部3eにドライバ等の工具を挿入できる程度の間隔を与えればよく、取付スペースを狭小化して制御盤を小型化することができる。
【0049】
また、この実施形態に係る部品取付構造によれば、ロックレバー3をケース2内に収納する際に、ケース2に形成された貫通孔2bにロックレバー3を回転平面に平行な方向に貫通させることのみにより、ロックレバー3をケース2内の所定の位置に回転自在にして収納することができ、取付部材1の組立作業の自動化に対応できる。さらに、取付部材1を廃棄する際にも、貫通孔2bを経由してケース2からロックレバー3を一方向に引き抜くことができ、ケース2とロックレバー3との分離を比較的容易に行うことができるため、構成部品を素材毎に分別する作業を容易に行うことができる。
【0050】
図5は、この発明の別の実施形態に係る部品取付構造を具現化した取付部材の構成及び動作を示す要部の背面断面図である。また、図6は同別の実施形態に係る取付部材の組立状態を説明する図であり、図6において(A)及び(A′)はケースの側面図及び背面図、(B)及び(B′)は組立途中におけるケース及びロックレバーの側面断面図及び背面図、並びに、(C)及び(C′)は組立完了時のケース及びロックレバーの側面断面図及び背面図であり、(B)及び(C)は(B′)及び(C′)におけるX−X部の断面図である。
【0051】
この実施形態に係る取付部材21では、貫通孔22bの上方に、ロックレバー23の突起26の上面が当接する当接部27を形成している。当接部27は、凹所27a、傾斜面27b及び段部27cによって構成されている。ロックレバー23が解除位置に位置している状態では、ロックレバー23の突起26は当接部27の凹所27aに位置しており、ロックレバー23の可動部23bは復帰位置に位置している(図5(A)参照)。
【0052】
ロックレバー23を解除位置から固定位置に向かって回転させた中間状態では、ロックレバー23の突起26の上面が当接部27の傾斜面27bに当接する。これにより、突起26は当接部27の傾斜面27bによって下方に押圧され、可動部23bには突起26を介して当接部27から下方への押圧力が作用し、可動部23bは復帰位置から退避位置に向かって弾性変位する(図5(B)参照)。なお、ロックレバー23が固定位置に達する直前の位置まで回転した時に、突起26が最も下方に移動して可動部23bが退避位置に達する。
【0053】
ロックレバー23が固定位置に達すると、突起26の上面が当接部27の傾斜面27bに当接しなくなり、突起26を介して当接部27の傾斜面27bから作用していた押圧力が可動部23bに作用しなくなる。これによって、可動部23bは突起26とともに弾性力によって退避位置から上方の復帰位置に復元する。このとき、突起26の側面が当接部27の段部27cに当接する(図5(C)参照)。この当接により、突起26はロックレバー23における解除位置側への回転移動を規制され、ロックレバー23は固定位置から解除位置側への回転を規制される。ロックレバー23を固定位置から解除位置側に回転させるためには、係止孔23eに挿入した工具を介して可動部23bを復帰位置から退避位置に向かって下方に移動させる(図5(D)参照)。これによって、突起26の側面が当接部27の段部27cに当接しなくなり、ロックレバー23における解除位置側への回転を規制されなくなる。
【0054】
また、可動部23bの背面における係止孔23eの上方には、突起23fが突出して形成されている(図6(B)又は(C)参照)。この突起23fは係止孔23eとともにこの発明の係止部に相当し、突起23fに作業者の指先を当接させることによって可動部23bを容易に下方に押し下げることができる。なお、この突起23fは、図1〜4に示した実施形態に係る部品取付構造においても当然に適用することができ、この場合には、突起23fに作業者の指先を当接させて可動部23bを上方に押し上げる。
【0055】
このように、ロックレバー23が解除位置から固定位置に達する直前の位置まで回転する間に突起26との当接によってロックレバー23の可動部23bを復帰位置から退避位置まで弾性変位させる当接部27として、突起26の上面が当接する形状としたものを用いることができる。
【0056】
なお、この場合には、貫通孔22bを経由してロックレバー23をケース22内に挿入する際に、ロックレバー23の突起26が当接部27を越える必要がある。そこで、図6(A),(A′)に示すように、ケース22における当接部27の上方にロックレバー23が貫通孔23bを貫通する際に、突起26の下面が当接する傾斜面28を形成しておき、貫通孔23bに対するロックレバー23の貫通量に応じて、突起26の下面と傾斜面28との当接によって突起26を前面側に押圧する(図6(B),(B′)参照)。これによって、ロックレバー23をケース22内に収納する組立作業時に、ロックレバー23を貫通孔22bに対してロックレバー23の回転面に平行な方向に貫通させるだけの作業により、ロックレバー23の突起26をケース22の当接部27の下側に容易に位置させることができる(図6(C),(C′)参照)。したがって、図5に示した構成によっても取付部材21の組立作業の自動化に対応することができるとともに、廃棄時における分解作業を容易に行うことができる。また、図1〜図4に示した構成によって奏されるその他の効果も、図5に示した構成によって同様に発揮される。
【0057】
以上、この発明の実施形態に係る部品取付構造を押しボタンスイッチに適用した場合を例に挙げて説明したが、着脱自在に装着される少なくとも2個の部品を備えた他の機器においても、この発明を同様に実施することができる。
【0058】
【発明の効果】
この発明は、以下の効果を奏することができる。
【0059】
(1) 回転体に形成された可動部を、回転体が解除位置から固定位置に達する直前の位置まで回転する間に回転体の回転平面内で回転体の回転方向と異なる方向に復帰位置から退避位置まで弾性変位させ、回転体が固定位置に達した時に退避位置から復帰位置に変位させた状態で当接部により回転体解除位置側への移動を不能にできるようにすることにより、回転体が解除位置に位置するとともに可動部が復帰位置に位置する状態で2個の部品を装着した後に、回転体を解除位置から固定位置に向かって回転させると、回転体の可動部が徐々に退避位置に弾性変位し、回転体が固定位置に達した時に復帰位置に変位した可動部と支持体の当接部との当接により、回転体解除位置側への回転を不能にすることができる。これによって、可動部が回転体の回転方向と異なる方向に退避位置まで弾性変位しない限り回転体を固定位置に固定しておくことができ、弾性部材及びストッパを用いることなく2個の部品の装着状態を確実に維持することができる。また、支持体から露出した部分を操作して可動部を回転体の回転方向と異なる方向に向かって退避位置まで弾性変位させると、回転体は可動部と一体的に解除位置側に回転できる状態になり、2個の部品の装着状態を解除可能な状態にすることができる。したがって、回転体を解除位置と固定位置との間に回転自在にすることができるとともに、固定位置において解除位置側への回転を選択的に不能にするために弾性部材やストッパを備える必要がなく、部品の着脱作業の簡略化、コストの低廉化、及び、装置の小型化を実現することができる。
【0060】
さらに、回転体に一体的に設けられた可動部において支持体から露出した一部を工具等によって操作して可動部を復帰位置から退避位置に変位させることにより、回転体を解除位置と固定位置との間に回転自在にすることができる。したがって、2個の部品が着脱自在に装着される機器を支持体からの可動部の露出方向に複数個並べて設置する際には、各機器の間には少なくとも支持体からの可動部の露出量に相当するスペースを与えればよく、複数の機器の設置スペースを狭小化することができ、複数の機器が設置される装置を小型化できる。
【0061】
(2) 回転体の回転平面内において支持体から露出した可動部の一部に、回転体の回転平面に直交する方向の凹状又は凸状の係止部を形成することにより、支持体の外部において凹状の係止部に工具を当接させ、又は、凸状の係止部に手指若しくは工具を当接させ、可動部を回転体の回転平面内において容易に変位させることができ、回転位置における回転体の回転動作の規制を比較的容易に解除することができる。
【0062】
(3) 回転体の回転平面内において支持体から露出した可動部の周囲をガード部によって包囲することにより、支持体の外部において可動部に回転体の回転平面に平行な方向に物体が当接しないようにすることができ、回転体の回転平面に平行な方向の外力によって可動部が変位することを確実に防止して、部品の装着状態を堅牢に維持することができる。
【0063】
(4) 回転体における可動部の一部を除く部分が回転体の回転平面に平行な方向に貫通する貫通部、及び、回転体における可動部を除く一部が回転体の回転平面に平行な方向に嵌入する嵌入部を支持体に形成することにより、回転体における可動部の一部を除く部分を貫通部から回転体の回転平面に平行な方向に支持体内に挿入し、回転体における可動部を除く一部を嵌入部に回転体の回転平面に平行な方向に嵌入させて、支持体の貫通部及び嵌入部のそれぞれにおいて回転体の一部が回転体の回転平面に直交する方向へ移動することを規制することができ、回転体を支持体に容易に回転自在に支持される。
【0064】
(5) 可動部から回転体の回転平面に直交する方向に突出した突起を支持体の当接部に当接させることにより、可動部を、当接部に対する突起の当接により、回転体の回転にともなって復帰位置と退避位置との間に確実に移動させることができるとともに、固定位置に位置する回転体の解除位置側への回転を確実に規制することができる。
【0065】
(6) 回転体が解除位置から固定位置に達する直前の位置まで回転する間に回転体の可動部に形成された突起を支持体の当接部を構成する傾斜面に対して回転体の回転における半径方向に当接させ、回転体が固定位置まで回転すると回転体の可動部に形成された突起を支持体の段部に回転体の回転の円周方向に当接させることにより、回転体が解除位置から固定位置に達する直前の位置まで回転する間に当接部の傾斜面に当接した突起が回転体の回転平面内において変位し、回転体が固定位置に達した時に当接部の段部に当接することにより回転体の解除位置側への回転を規制することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施形態に係る部品取付構造を適用した押しボタンスイッチの外観図である。
【図2】上記押しボタンスイッチの一部を構成する取付部材の分解図である。
【図3】上記取付部材のケース内におけるロックレバーの回転動作を説明する正面側から見た図である。
【図4】上記取付部材のケース内におけるロックレバーの回転動作を説明する要部の正面断面図である。
【図5】この発明の別の実施形態に係る部品取付構造を具現化した取付部材の構成及び動作を示す要部の背面断面図である。
【図6】同別の実施形態に係る部品取付構造を具現化した取付部材の組立状態を説明する図である。
【図7】従来の部品取付構造を適用した押しボタンスイッチの外観図である。
【図8】同従来の部品取付構造を適用した押しボタンスイッチを要部の組立図である。
【図9】同従来の部品取付構造を適用した押しボタンスイッチの要部の動作を説明する図である。
【符号の説明】
1−取付部材
2−ケース(支持体)
2a−孔部
2b−貫通孔
2c−嵌入孔
3−ロックレバー(回転体)
3b−可動部
3c−ガード部
6−突起
7−当接部

Claims (6)

  1. 着脱自在にされた2個の部品について装着状態を固定する固定位置及び装着状態を解除可能にする解除位置との間に回転自在にされた回転体と、回転体を回転自在に支持する支持体と、から構成され、回転体の回転平面内における復帰位置と退避位置との間に回転体の回転方向と異なる方向に弾性変位自在にされるとともに一部が支持体から露出する可動部を回転体に一体的に設け、回転体が解除位置から固定位置に達する直前の位置まで回転する間に可動部を復帰位置から退避位置に弾性力に抗して変位させるとともに回転体が固定位置に達した時に退避位置から復帰位置に弾性力により変位した可動部を保持して回転体の解除位置側への回転を不能にする当接部を支持に形成したことを特徴とする部品取付構造。
  2. 前記可動部は、回転体の回転平面内において支持体から露出する部分に回転体の回転平面に直交する方向の凹状又は凸状の係止部を備えたことを特徴とする請求項1に記載の部品取付構造。
  3. 前記回転体は、回転体の回転平面内において支持体から露出した可動部の周囲を包囲するガード部を備えたことを特徴とする請求項1又は2に記載の部品取付構造。
  4. 前記支持体は、回転体における可動部の一部を除く部分が回転体の回転平面に平行な方向に貫通する貫通部と、回転体における可動部を除く一部が回転体の回転平面に平行な方向に嵌入する嵌入部と、を形成したことを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の部品取付構造。
  5. 前記回転体は、回転体の回転平面に直交する方向に突出して当接部に当接する突起を一体的に設けたことを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の部品取付構造。
  6. 前記当接部は、回転体が解除位置から固定位置に達する直前の位置まで回転する間に回転体の突起が回転体の回転における半径方向に当接する傾斜面と、回転体が固定位置に達した時に回転体の突起が回転体の回転における円周方向に当接する段部と、を備えたことを特徴とする請求項5に記載の部品取付構造。
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