JP2764689B2 - ペンダントスイッチにおける非常停止用スイッチ - Google Patents
ペンダントスイッチにおける非常停止用スイッチInfo
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Description
ことができるクレーン操作用のペンダントスイッチにお
ける非常停止用スイッチに関するものである。
チにおいて、その使用に際して安全基準が設定されてい
る。例えば、電源用スイッチの「切」の操作にて主回路
が遮断できる場合を除いて、安全のため主回路を遮断で
きる機能を有する非常停止用スイッチを、各種操作用ス
イッチと別に設置することが推奨されている。この場
合、非常停止用スイッチの操作性及び識別性を高めるた
め、押釦の色、設置位置、構造等も一定の基準を満たす
ことが必要である。一般に、この種のクレーン操作用の
ペンダントスイッチにおいては、図16、図17に示す
ように、意図しない接触や衝撃によって操作用スイッチ
SW1,SW2が誤って操作され、作業者等に危険が及
ぶことを防止するため、操作用スイッチSW1,SW2
を有効に保護できる対策、例えば、保護ガードGがペン
ダントケースKの操作用スイッチSW1,SW2の周囲
に突設され、一体に形成される。この保護ガードGは、
ペンダントスイッチケースKに設けられる非常停止用ス
イッチAの周囲にも設けられている。
非常停止用スイッチとしては、非常停止時に押釦を押し
下げ操作することにより開路状態となる方式の非常停止
用スイッチが用いられている。この非常停止用スイッチ
は、押釦を押し込んだ状態で回動操作を行うまで開路状
態が保持される構造の、いわゆる、プッシュ・セット/
ターン・リセット式のものが一般的である。そして、こ
の方式の非常停止用スイッチをペンダントスイッチに採
用した場合、緊急事態発生時に非常停止用スイッチを押
し下げ操作すると、この非常停止用スイッチの押釦は、
保護ガードGの内側に没入して保持されるため、ターン
・リセットの操作を行うことが困難となる。これを防止
するため、保護ガードGの外側でターン・リセットの操
作を行うことができるように非常停止用スイッチを設置
すれば、非常停止用スイッチについては保護ガードGが
有効に作用せず、外部の力にて破壊されたりする欠点が
ある。
下げ操作することによりクレーン等の装置が非常停止さ
れる開路位置に保持される非常停止用スイッチを、保護
ガードにより保護しながら、かつ非常停止した非常停止
用スイッチの押釦を保護ガードの頂面より突出した位置
で回動操作を行って、非常停止用スイッチをクレーン等
の装置が使用可能な閉路位置に保持することが可能なペ
ンダントスイッチにおける非常停止用スイッチを提供す
ることを目的とする。
め、本第1発明は、ペンダントスイッチにおける非常停
止用スイッチにおいて、本体ケースに配設した第1固定
接点と可動接点ガイドに配設した第1可動接点が非接触
状態に保持された開路位置にある押釦を、ねじり用バネ
の付勢力に抗して回動操作することにより、押釦を固定
した軸の外周面の2箇所に対称に形成したロック溝の閉
路用溝内に爪用バネにより付勢された爪の先端を嵌入さ
せるとともに、軸の下端に形成したカム片により可動接
点ガイドを押し下げることにより前記第1固定接点と第
1可動接点が接触状態となる閉路位置に保持するととも
に、非常停止時には、前記押釦を復帰用バネの付勢力に
抗して押し下げ操作することによりロック溝の保持解除
用溝内に爪の先端を嵌入させることにより前記保持状態
を解除し、前記ねじり用バネと復帰用バネの復元力によ
り前記押釦を固定した軸を復帰させ、ロック溝の開路用
溝内に爪の先端を嵌入させるとともに、軸の下端に形成
したカム片による可動接点ガイドの押し下げを解除する
ことにより前記第1固定接点と第1可動接点が非接触状
態の開路位置に保持されるようにしてなることを要旨と
する。
ントスイッチにおける非常停止用スイッチにおいて、前
記第1固定接点と第1可動接点が接触状態の閉路位置に
保持されている時、前記回動方向と逆方向に押釦を回動
操作することにより前記押釦を固定した軸を復帰させ
て、ロック溝の開路用溝内に爪の先端を嵌入させるとと
もに、軸の下端に形成したカム片による可動接点ガイド
の押し下げを解除することにより前記第1固定接点と第
1可動接点が非接触状態の開路位置に保持されるように
してなることを要旨とする。請求項1記載のペンダント
スイッチにおける非常停止用スイッチ。
2発明のペンダントスイッチにおける非常停止用スイッ
チにおいて、前記第1固定接点と第1可動接点が接触状
態にある時、非接触状態になり、前記第1固定接点と第
1可動接点が非接触状態にある時、接触状態になる、第
2固定接点と第2可動接点を、本体ケース及び可動接点
ガイドにそれぞれ配設してなることを要旨とする。
点と第1可動接点が非接触状態に保持された開路位置に
ある押釦を、ねじり用バネの付勢力に抗して回動操作す
ることにより、保持手段により第1固定接点と第1可動
接点が接触状態となる閉路位置に保持し、クレーン等の
装置を使用可能にする。そして、非常停止時には、押釦
を復帰用バネの付勢力に抗して押し下げ操作することに
より保持手段による保持状態を解除し、押釦の押圧力を
解除して、ねじり用バネと復帰用バネの復元力により押
釦を復帰させ、保持手段により第1固定接点と第1可動
接点が非接触状態の開路位置に保持されるようにして、
クレーン等の装置が非常停止するようにする。
第1固定接点と第1可動接点が接触状態の閉路位置に保
持されている時、前記回動方向と逆方向に押釦を回動操
作することにより押釦を復帰させて、保持手段により第
1固定接点と第1可動接点が非接触状態の開路位置に保
持されるようにして、クレーン等の装置を使用不可能に
する。この場合、本第1発明のように、押釦を復帰用バ
ネの付勢力に抗して押し下げ操作することにより押釦を
開路位置に復帰させることもできる。
第1固定接点と第1可動接点が接触状態にある時、非接
触状態になり、第1固定接点と第1可動接点が非接触状
態にある時、接触状態になる、第2固定接点と第2可動
接点を配設しているので、この第2固定接点と第2可動
接点を第1固定接点と第1可動接点に接続するクレーン
等の装置以外の装置の駆動制御回路の接点信号用に使用
することにより、第1固定接点と第1可動接点に接続す
る装置と、第2固定接点と第2可動接点に接続する装置
とを同時に作動しないように構成する。
常停止用スイッチを図示の実施例に基づいて説明する。
図1〜図9は、本発明の第1実施例のペンダントスイッ
チにおける非常停止用スイッチを示す。図においてAは
クレーン等の操作用のペンダントスイッチに用いる非常
停止用スイッチで、一般的には図16に示す如く、操作
用スイッチSW1,SW2を1個又は2個以上を備えた
ペンダントスイッチケースKに取り付けられるが、単体
で使用することも可能である。
作用スイッチSW1,SW2と同様に、ペンダントスイ
ッチケースKに突設される保護ガードGにて囲まれ、外
部からの衝撃力等に対して保護されるようになすととも
に、クレーン等に使用される際の安全基準に適合するよ
うに、ペンダントスイッチケースKに対する設置位置、
色等が決定される。
下部に2つの固定接点、第1固定接点C1、第2固定接
点C2を取り付けるようになした筒状の本体ケース1
と、この本体ケース1内に嵌合され、かつ第1固定接点
C1、第2固定接点C2と互いに対向する2つの可動接
点、第1可動接点P1、第2可動接点P2を有する可動
接点ガイド2と、この可動接点ガイド2の上部に設けら
れ、ねじり用バネ4を介して本体ケース1内に嵌合され
る軸3と、本体ケース1上部に固定され、軸3の外周面
と係止可能とした爪用バネS3により付勢された爪6を
備えた上部ケース5と、上部ケース5の外で、かつ軸3
の先端に螺合して固着される押釦7とより構成される。
質をもって筒形に形成され、内部には可動接点ガイド2
を上下方向すなわち本体ケースの長手方向に摺動可能に
嵌挿するガイド挿通溝11と、このガイド挿通溝11の
上部に連通され、上部ケース5を嵌合する上部ケース嵌
合孔12を有するとともに、下部には2対の固定接点C
1,C2を固定する固定接点取付部13,14を一体に
設け、この各固定接点取付部13,14に固定接点C
1,C2を取付ネジB1,B2を介して固定する。この
場合、対をなす固定接点C1とC2は夫々接点の取付方
向(開路用と閉路用)を異なるようにし、第1固定接点
C1と第1可動接点P1が接触状態にある時、第2固定
接点C2と第2可動接点P2が非接触状態になり、第1
固定接点C1と第1可動接点P1が非接触状態にある
時、第2固定接点C2と第2可動接点P2が接触状態に
なるように、第1固定接点C1及び第1可動接点P1、
第2固定接点及び第2可動接点を配設する(可動接点P
1,P2の配設方法は後述)。この第2固定接点及び第
2可動接点は、第1固定接点と第1可動接点に接続する
クレーン等の装置と、該装置以外の装置とが同時に作動
しないようにしたい場合に、第2固定接点と第2可動接
点を第1固定接点と第1可動接点に接続するクレーン等
の装置以外の装置の駆動制御回路の接点信号用として使
用するものである。
本体ケース1をペンダントスイッチケースKや他のケー
ス、ハウジング等へ固着するための取付鍔15,15が
突設する。
接点ガイド2は、本体ケース1と同様、電気絶縁性の材
質をもって厚板状に製作し、中央下部には常に上方向へ
可動接点ガイド2を押し上げるように作用する復帰用バ
ネSを嵌合する天井面を有するバネ嵌合孔21を形成す
る。復帰用バネSの下端は、本体ケース1の内底面に当
接支持される。また、可動接点ガイド2の中央頂面に
は、軸3の下部内に挿入するためのガイド片22を突設
するとともに、その両側をなめらかな曲面形状の稜線2
3で形成する。可動接点ガイド2のバネ嵌合孔21の側
方には可動接点P1,P2用の挿入溝24a,24bを
形成し、この長い挿入溝24aには可動接点P1を、短
い挿入溝24bには可動接点P2を夫々挿通させ、この
各可動接点P1,P2は、接点用バネS1,S2によ
り、可動接点P1は下向きに、可動接点P2は上向きに
付勢して構成する。
ース嵌合孔12には、上部ケース5の下端を嵌合し、爪
状に突出した係止片52を本体ケース内周面に形成した
係止孔16内に嵌合係止し、本体ケース1と上部ケース
5とを一体とするとともに、この両ケース1,5内に可
動接点ガイド2、ねじり用バネ4及び筒状の軸3を嵌挿
する。
外周面に嵌挿され、その一端を外周方向に突設した係止
片41、他端を内周方向に突設した係止片42とし、こ
の一方の係止片41を上部ケース5に形成した係止部
に、他方の係止片42を軸3に形成した係止部に夫々係
止し、これにより軸3に一方の回転方向の付勢力がかか
るように構成する。
は、図示のように、上部に押釦7を螺合にて固定する押
釦取付部31を形成し、外周面には上部ケース5より抜
け出ないようになした係止鍔32を設けるとともに、こ
の係止鍔32より下方の外周面には、軸3を、第1固定
接点C1と第1可動接点P1が非接触状態にある開路位
置と、第1固定接点C1と第1可動接点P1が接触状態
にある閉路位置のいずれかに保持する一方の保持手段と
してのロック溝33を2箇所に対称に形成し、さらに下
端には、可動接点ガイド2の頂面に形成されたなめらか
な曲面形状の稜線23に当接するカム片34,34を一
体に形成する。なお、軸3と押釦7の固定方法は、螺合
に限定されず、接着、嵌着等、種々の方法を採用するこ
とができる。
イド2、軸3と同じく電気絶縁性材料にてキャップ状に
形成され、中央上部には軸3を貫通して抜止状に摺動可
能にして抱持する軸抱持筒51を一体に形成し、外周面
には前述の係止爪52を少なくとも2個以上と、軸3を
保持するもう一方の保持手段としての爪6を嵌挿する複
数の切欠溝53とを形成する。この切欠溝53は上部ケ
ース5を本体ケース1の上部ケース嵌合孔12内に嵌合
係止したとき、軸3に形成したロック溝33と対向する
位置に形成される。
P1が非接触状態にある開路位置と、第1固定接点C1
と第1可動接点P1が接触状態にある閉路位置のいずれ
かに保持するもう一方の保持手段としての爪6は外端側
に鍔61を形成して上部ケースの溝53に嵌挿したと
き、この鍔61が上部ケース溝53の内側面に形成した
段面に当接して、許容長以上軸3側へ、すなわち中心方
向へ侵入しないように規制するとともに、爪6の外側面
に開口したバネ挿入孔62を設け、この孔62内に爪用
バネS3を嵌挿し、この爪用バネS3の外側端面は本体
ケース1の上部ケース嵌合孔12の内周面に当接され
て、爪6を付勢して支持し、爪6の先端面が軸3の外周
面に形成されたロック溝33内に摺動可能に挿入する。
釦7を回動操作し、また、非常停止のため、押釦7を押
し下げ操作し、さらに、押釦7の押圧力を解除すること
によって、押釦7を固定した軸3を回動及び摺動する
が、この際、爪6の先端が、軸3に形成したロック溝3
3内に侵入したり、その位置を変化できるように、すな
わち、軸3の外周面に形成したロック溝33内を容易
に、かつ円滑に摺動移動できるように、爪6の先端の一
方の側面及び上面は図示のように傾斜面に形成すること
が望ましい。
係を図9に示す。ロック溝33は爪6の先端が嵌合係止
される閉路用溝33aと、この閉路用溝溝33aの垂直
上方に位置する保持解除用溝33bと、閉路用溝33a
の水平横方向に位置する開路用溝33cとよりなり、か
つこの閉路用溝33aは保持解除用溝33b、開路用溝
33cとは独立しており、かつこの保持解除用溝33b
と開路用溝33cとは傾斜溝33dにて連設されるとと
もに、上下に対向する保持解除用溝33bと閉路用溝3
3aの間の距離は、予め定めた非常停止時の押釦7の押
下量(押下ストローク)となり、また軸3の外周水平方
向の位置関係にある開路用溝33cと閉路用溝33aの
間の距離は、予め定めたクレーン等の装置を使用可能に
するため押釦7を回動操作する回動量となる。なお、押
釦7の押下量(押下ストローク)及びカム片34,34
の高さ等を適宜設定することにより、クレーン等の装置
が非常停止される開路位置に保持されている非常停止用
スイッチAの押釦7を誤って押し下げ操作しても、第1
固定接点C1と第1可動接点P1が接触状態にならない
ようにすることができる。
の側面は、押釦7をクレーン等の装置を使用可能にする
ため回動操作するとき、爪6の先端が爪用バネS3の付
勢力に抗して摺動し、開路用溝33cより閉路用溝33
aへ移行可能なように傾斜面33eに形成する。また、
閉路用溝33aの保持解除用溝33b側の側面(閉路用
溝33aの上方側の面)は、押釦7を非常停止のため押
し下げ操作するとき、爪6の先端が爪用バネS3の付勢
力に抗して摺動し、閉路用溝33aより保持解除用溝3
3bへ移行可能なように傾斜面33fに形成する。した
がって、押釦7の指定方向の回動操作時又は押し下げ操
作時のみ、爪6の先端がロック溝33の傾斜面33e,
33fを爪用バネS3の付勢力に抗して摺動移行が、こ
の指定された方向以外の回動及び上下動はロック溝33
の閉路用溝33a又は開路用溝33cに爪6の先端が嵌
合係止して、押釦7の回動及び上下動を阻止する。
面に設けた凹溝54内にパッキン9を嵌合し、非常停止
用スイッチAをペンダントスイッチケースK内に取り付
けたとき、この非常停止用スイッチAの取付部よりペン
ダントスイッチケースK内に埃が侵入することを防止す
る。また、軸3の外周面にパッキン8を嵌合し、上部ケ
ース5内に埃が侵入することを防止し、上部ケース5内
において軸3が円滑に回動及び上下方向の摺動を行える
ようにする。
ッチの動作を説明する。第1固定接点C1と第1可動接
点P1が非接触状態に保持された開路位置にある状態を
図6に示す。押釦7は復帰用バネSによって付勢され
て、保護ガードGの頂面より突出し、第1固定接点C1
と第1可動接点P1は非接触状態に保持されている。こ
の時、爪6の先端は軸3の開路用溝33c内にある。な
お、この時、第2固定接点C2と第2可動接点P2が接
触状態にある。
抗して許容角度だけ右方向へ回動操作するすると、爪6
の先端は開路用溝33cの傾斜面33eを摺動し、開路
用溝33cと閉路用溝33a間の通路33hを経た後、
図7に示すように、爪用バネS3の付勢力にて閉路用溝
33a内に嵌入する。押釦7に回動操作により軸3が回
動され、軸3の下端面に形成されたカム片34にて可動
接点ガイド2の稜線23を押し下げるように作用する。
これにより第1可動接点P1は接点用バネS1をたわま
せて押し下げられ、第1固定接点C1と第1可動接点P
1が接触状態に保持された閉路位置にある状態に保持さ
れる。この状態で、操作用スイッチSW1,SW2にて
クレーン等の装置の所望の操作を行うことができる。な
お、このとき、接触状態にあった第2固定接点C2と第
2可動接点P2は、可動接点ガイド2が押し下げられる
ことにより、非接触状態となる。
ン等の装置を非常停止させるには、図8に示すように、
保護ガードより上方に突出している押釦7を復帰用バネ
Sの付勢力に抗して押し下げ操作することにより、軸3
も同時に押し下げられて、これにより爪6の先端は閉路
用溝33aの上方側の傾斜面33fを摺動し、閉開路用
溝33aと保持解除用溝33b間の通路33iを経た
後、爪用バネS3の付勢力にて保持解除用溝33b内に
嵌入する。そして、押釦7の押圧力を解除して、ねじり
用バネ4と復帰用バネSの復元力により軸3及び押釦7
を自動的に復帰(左方向への回動と上方向への摺動)さ
せる。このとき、爪6の先端は保持解除用溝33bから
開路用溝33c内に嵌入する。また、軸3の下端面に形
成されたカム片34にて押し下げられていた可動接点ガ
イド2は、左方向への軸3の回動によって押圧力が解除
され、これにより第1可動接点P1は接点用バネS1の
付勢力により押し上げられ、第1固定接点C1と第1可
動接点P1が非接触状態に保持された開路位置にある状
態に保持される。これにより、電路は遮断され、クレー
ン等の装置の非常停止を行うことができる。なお、この
とき、非接触状態にあった第2固定接点C2と第2可動
接点P2は、可動接点ガイド2が押し上げられることに
より、接触状態となる。
定接点C1と第1可動接点P1が非接触状態に保持され
た開路位置にある状態と同じであり、以下、同様の操作
を繰り返すことになる。
ペンダントスイッチにおける非常停止用スイッチを示
す。本実施例は、押釦7A,7B,7Cを第1実施例の
押釦7のような平面円形のキノコ形にせずに、回動操作
を容易にし、非常停止用スイッチの設定状態を押釦7
A,7B,7Cの位置で識別し易いように、方向性を持
たせたものある。
施例と同様に、押釦7A,7B,7Cを復帰用バネSの
付勢力に抗して押し下げ操作することにより押釦7を開
路位置に復帰させることができるが、これに加えて、第
1固定接点C1と第1可動接点P1が接触状態の閉路位
置に保持されている時、左方向へ押釦7A,7B,7C
を回動操作することにより押釦7を復帰させて、第1固
定接点C1と第1可動接点P1が非接触状態の開路位置
に保持されるようにすることができるようにしたもので
ある。
A,7B,7Cを右方向へも左方向へも回動操作するた
め、図9に示すように、閉路用溝33aの開路用溝33
c側の側面は、押釦7A,7B,7Cをクレーン等の装
置を停止するため回動操作するとき、爪6の先端が爪用
バネS3の付勢力に抗して摺動し、閉路用溝33aより
開路用溝33cへ移行可能なように傾斜面33gに形成
する。また、この際、爪6の先端が、軸3に形成したロ
ック溝33内に侵入したり、その位置を変化できるよう
に、すなわち、軸3の外周面に形成したロック溝33内
を容易に、かつ円滑に摺動移動できるように、爪6の先
端の両方の側面及び上面は図示のように傾斜面に形成す
ることが望ましい。
左方向へも回動操作するため、押釦7Aと軸3を螺合す
るだけでは緩むおそれがあるため、両者を接着剤で固着
したり、図12〜図13に示すように、押釦7Bに形成
した突起72B及び切欠73Bを有するキー71Bを軸
3Bに形成したキー孔31Bに挿入し、スナップリング
35Bを切欠73Bに嵌合して抜け止めしたり、図14
〜図15に示すように、押釦7Cの下面に形成した角孔
に軸3Cに形成した角軸31Cを嵌入し、固定ネジ71
Cを軸3Cに形成した雌ネジ31Cに螺合して抜け止め
することが望ましい。
って奏せられる作用は、第1実施例のものと同様であ
り、この実施例の非常停止用スイッチに加えて、電源の
ON−OFF用スイッチとしても充分な機能を有するも
のである。
ば、押釦を押し下げ操作することによりクレーン等の装
置が非常停止される開路位置に保持される非常停止用ス
イッチを、保護ガードにより保護しながら、かつ非常停
止した非常停止用スイッチの押釦を保護ガードの頂面よ
り突出した位置で回動操作を行って、非常停止用スイッ
チをクレーン等の装置が使用可能な閉路位置に保持する
ことができ、開閉路操作を容易に行うことができるとと
もに、故障の少ないスイッチにできる利点がある。
よれば、スイッチが閉路位置に保持されている時、押釦
を回動操作することによりスイッチを開路位置に保持す
ることができ、非常停止用スイッチとしての機能に加え
て、電源のON−OFF用スイッチとしての機能を有す
るスイッチにできる利点がある。
よれば、第1固定接点と第1可動接点が接触状態にある
時、非接触状態になり、第1固定接点と第1可動接点が
非接触状態にある時、接触状態になる、第2固定接点と
第2可動接点を配設しているので、この第2固定接点と
第2可動接点を第1固定接点と第1可動接点に接続する
クレーン等の装置以外の装置の駆動制御回路の接点信号
用に使用することにより、第1固定接点と第1可動接点
に接続する装置と、第2固定接点と第2可動接点に接続
する装置とを同時に作動しないように構成することがで
きる利点がある。
用スイッチの第1実施例を示す平面図である。
スイッチの分解した斜視図である。
イッチを示す図である。
あるスイッチを示す図である。
用スイッチの第1実施例の保持手段(爪と軸のロック溝
との関係)を示した外観図である。
止用スイッチの第2実施例の保持手段(爪と軸のロック
溝との関係)を示した外観図である。
止用スイッチの第2実施例の説明図であり、(a−1)
は開路状態にあるスイッチを示し、(a−2)はそのII
I−III線の縦断面を示し、(b−1)は閉路状態にある
スイッチを示し、(b−2)はそのIV−IV線の縦断面を
示す。
止用スイッチの第2実施例の押釦の説明図である。
止用スイッチの第2実施例の説明図であり、(a−1)
は開路状態にあるスイッチを示し、(a−2)はそのV
−V線の縦断面を示し、(b−1)は閉路状態にあるス
イッチを示し、(b−2)はそのVI−VI線の縦断面を示
す。
止用スイッチの第2実施例の押釦の説明図である。
止用スイッチの第2実施例の説明図であり、(a)は開
路状態にあるスイッチを示し、(b)は閉路状態にある
スイッチを示し、(c)は(a)のVII−VII線の縦断面
を示す。
Claims (3)
- 【請求項1】 ペンダントスイッチにおける非常停止用
スイッチ(A)において、本体ケース(1)に配設した
第1固定接点(C1)と可動接点ガイド(2)に配設し
た第1可動接点(P1)が非接触状態に保持された開路
位置にある押釦(7)を、ねじり用バネ(4)の付勢力
に抗して回動操作することにより、押釦(7)を固定し
た軸(3)の外周面の2箇所に対称に形成したロック溝
(33)の閉路用溝(33a)内に爪用バネ(S3)に
より付勢された爪(6)の先端を嵌入させるとともに、
軸(3)の下端に形成したカム片(34)により可動接
点ガイド(2)を押し下げることにより前記第1固定接
点(C1)と第1可動接点(P1)が接触状態となる閉
路位置に保持するとともに、非常停止時には、前記押釦
(7)を復帰用バネ(S)の付勢力に抗して押し下げ操
作することによりロック溝(33)の保持解除用溝(3
3b)内に爪(6)の先端を嵌入させることにより前記
保持状態を解除し、前記ねじり用バネ(4)と復帰用バ
ネ(S)の復元力により前記押釦(7)を固定した軸
(3)を復帰させ、ロック溝(33)の開路用溝(33
c)内に爪(6)の先端を嵌入させるとともに、軸
(3)の下端に形成したカム片(34)による可動接点
ガイド(2)の押し下げを解除することにより前記第1
固定接点(C1)と第1可動接点(P1)が非接触状態
の開路位置に保持されるようにしてなることを特徴とす
るペンダントスイッチにおける非常停止用スイッチ。 - 【請求項2】 前記第1固定接点(C1)と第1可動接
点(P1)が接触状態の閉路位置に保持されている時、
前記回動方向と逆方向に押釦(7)を回動操作すること
により前記押釦(7)を固定した軸(3)を復帰させ
て、ロック溝(33)の開路用溝(33c)内に爪
(6)の先端を嵌入させるとともに、軸(3)の下端に
形成したカム片(34)による可動接点ガイド(2)の
押し下げを解除することにより前記第1固定接点(C
1)と第1可動接点(P1)が非接触状態の開路位置に
保持されるようにしてなることを特徴とする請求項1記
載のペンダントスイッチにおける非常停止用スイッチ。 - 【請求項3】 前記第1固定接点(C1)と第1可動接
点(P1)が接触状態にある時、非接触状態になり、前
記第1固定接点(C1)と第1可動接点(P1)が非接
触状態にある時、接触状態になる、第2固定接点(C
2)と第2可動接点(P2)を、本体ケース(1)及び
可動接点ガイド(2)にそれぞれ配設してなることを特
徴とする請求項1又は2記載のペンダントスイッチにお
ける非常停止用スイッチ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6067569A JP2764689B2 (ja) | 1994-03-11 | 1994-03-11 | ペンダントスイッチにおける非常停止用スイッチ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6067569A JP2764689B2 (ja) | 1994-03-11 | 1994-03-11 | ペンダントスイッチにおける非常停止用スイッチ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07249349A JPH07249349A (ja) | 1995-09-26 |
JP2764689B2 true JP2764689B2 (ja) | 1998-06-11 |
Family
ID=13348729
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6067569A Expired - Fee Related JP2764689B2 (ja) | 1994-03-11 | 1994-03-11 | ペンダントスイッチにおける非常停止用スイッチ |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2764689B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
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---|---|---|---|---|
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KR100844371B1 (ko) * | 2007-07-10 | 2008-07-08 | 현대자동차주식회사 | 차량용 비상 스위치 |
KR200446888Y1 (ko) * | 2007-11-06 | 2009-12-08 | 주식회사 케이지오토 | 호이스트용 접점블럭스위치 |
KR101601393B1 (ko) | 2014-02-20 | 2016-03-09 | 현대자동차주식회사 | 차량용 비상 버튼 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5971218A (ja) * | 1982-10-18 | 1984-04-21 | アルプス電気株式会社 | 回転操作型電気部品 |
-
1994
- 1994-03-11 JP JP6067569A patent/JP2764689B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH07249349A (ja) | 1995-09-26 |
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