JPH11120552A - 長尺状体の表面形状測定方法及びその測定装置、並びに長尺状体の製造方法及び磁気記録媒体の製造方法 - Google Patents

長尺状体の表面形状測定方法及びその測定装置、並びに長尺状体の製造方法及び磁気記録媒体の製造方法

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JPH11120552A
JPH11120552A JP27713797A JP27713797A JPH11120552A JP H11120552 A JPH11120552 A JP H11120552A JP 27713797 A JP27713797 A JP 27713797A JP 27713797 A JP27713797 A JP 27713797A JP H11120552 A JPH11120552 A JP H11120552A
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surface shape
measuring
lateral direction
elongated body
manufacturing
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Toshio Aizawa
俊夫 相沢
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 磁気テープの製造段階において、ベースフィ
ルムの横方向での伸び及びたるみを精度よく測定して伸
びやたるみを定量化すると共に、この測定結果を工程の
改善や管理指標とすることができるような長尺状体の表
面形状測定方法及びその測定装置、並びに長尺状体の製
造方法及び磁気記録媒体の製造方法を提供すること。 【解決手段】 所定幅にサンプリングしたベースフィル
ム70を架台54のスリット部54bに張架固定し、こ
れに重り72で張力を付与し、このベースフィルム70
に平面状態を形成し、この平面状態のベースフィルム上
をピックアップ手段62を用いてその横方向の表面形状
をピックアップして出力し、この出力による測定結果に
基づいてベースフィルム70の製造条件を制御してその
表面形状を許容範囲内に良品化する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、長尺状体(例え
ば、ビデオやオーディオ等に用いられる磁気テープ用の
ベースフィルム)の表面形状測定方法及びその測定装
置、並びに長尺状体の製造方法及び磁気記録媒体の製造
方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、ビデオテープレコーダー等に
おいて用いられる磁気記録媒体としては、ポリエステル
フィルム等の非磁性支持体上に、磁性粉末や樹脂結合
剤、有機溶剤、各種添加剤等を混合分散して調製した磁
性塗料を塗布して乾燥させ、これにより形成された磁性
層を有する塗布型の磁気記録媒体が広く用いられてい
る。
【0003】上記のように磁性塗料を塗布された磁気記
録媒体は、高周波であるビデオ電磁変換特性を得るため
に、磁性塗料の乾燥後、鏡面化処理(カレンダー処理)
されて巻き取られる。その後、磁性塗料中に含まれる樹
脂結合剤の反応を促進させ、塗膜の強度を高めるために
40〜80℃の硬化炉に一定時間保存される。
【0004】このような磁気記録媒体の材料となる幅広
のベースフィルムの製造は、一般に延伸成膜装置を用い
て溶融状態の材料を原料タンクに収容し、このタンクの
ノズルから原料を連続的に吐出させ、吐出された原料を
延伸しながら幅広のフィルムとして成形し、更に熱処理
による硬化工程を経た後に巻き取られる。
【0005】巻き取られたベースフィルムは上記の硬化
工程において、熱を加えられることによる膨張収縮及び
応力の不均一性等の原因により局部的な伸びやたるみが
発生し易い。
【0006】そして、このような伸びやたるみの発生箇
所は、ベースフィルムが巻回された状態においてはウエ
ブが積層され、厚い部分に集中する。これらの伸び、た
るみは、ベースフィルム自体の厚みむら及び磁性塗膜の
厚みむら、また、製造工程におけるテンション等の巻き
取り条件により更に助長され易い。
【0007】このように局部的な伸び及びたるみを持つ
ベースフィルムを材料として用いれば、その後の工程に
おいて、機械走行時にウエブにテンションがかからない
状態となり、ガイドロール上及びピンチロール部におい
て、しわや不良発生の原因となり歩留り低下の要因とな
る。また裁断時、ナイフ部において幅方向のテンション
むらを発生させるため、このような状態で裁断した場
合、テープ幅や湾曲等の寸法精度面での異常品を発生さ
せる場合がある。
【0008】裁断寸法の精度異常品、例えば湾曲値が異
常なテープをビデオテープレコーダーにかけた場合、テ
ープがヘッドドラムに均等に接触しない現象が起きる。
このため、ドラムとヘッドとの間に隙間が出来て記録が
できない。また、ドラム入口側のピンチロール部での走
行が安定せず、最悪の場合、テープがドラム部に絡んで
ヘッドダメージを引き起こすことが考えられる。
【0009】従って、磁気テープの製造段階において、
上記の如きベースフィルム自体の伸びやたるみ等を測定
した上で、許容範囲のものについてはその後の工程にお
いて所要の対策を施し、更に、測定結果をベースフィル
ムの製造工程にフィードバックさせる等の品質管理が重
要である。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
この管理方法は、伸びやたるみを有したベースフィルム
がロール状に巻回されることにより、積層されて厚みむ
ら状になっているため、ベースフィルムを巻回状態でそ
の表層をピックアップにてなぞり、その形状を代用とし
て管理している。また、別の方法としては、機械の巻き
出し部において、走行中のベースフィルムの外観目視検
査により伸びやたるみの有無の確認を行っている程度で
ある。
【0011】しかし、このような管理の方法によるベー
スフィルムの表層のうねり測定では、ベースフィルムの
巻き硬さや巻きずれがあるため信頼性の面で劣る。例え
ば巻き取りテンションを上げた場合(巻き硬さアッ
プ)、ベースフィルムの層間の空気層が少ないため、積
層厚みむらがより顕著に現れ、測定精度は上がるものの
形状の劣化を伴っており、使用に適しない。
【0012】また、巻き取りテンションを下げた場合
(巻き硬さダウン)、層間の空気層が増加し積層厚みむ
らが隠されるようになる。また、表層巻きずれが有る場
合は、極端に軟巻きにした状態であり、積層された厚み
むらを感度良く表せなくなってしまう。
【0013】このように、ピックアップの接圧のみに依
存する現在のうねり測定では、巻回の状態にデータが左
右される。また、ベースフィルム長によっても積層間の
状態が変化するため、うねり測定は参考値にしかならな
いことがあった。
【0014】また、外観目視検査は機械停止時及び走行
中に、巻き出し部とガイドローラー間で行っているが、
伸び、たるみの有無と発生範囲は確認できるものの、そ
のレベルがどうであるか現せず、検査を行う人によって
ばらつきが生じ、これも参考としかならない。
【0015】ベースフィルムに伸びやたるみがないこと
は理想的であるが、実際にはある程度このような現象が
生じることは避けられない。従って、この現象を測定
し、これらを許容範囲にあるか否かの判断ができるよう
にベースフィルムの表面形状を定量化することは、ベー
スフィルムの走行性、ひいては生産効率などの改善には
不可欠であるが、従来、これを精度良く測定できる有効
な対策が存在しなかった。
【0016】本発明は、上記の事情に鑑みてなされたも
のであって、磁気テープ等の磁気記録媒体の製造段階に
おいて、ベースフィルムの如き長尺状体の横方向での伸
びやたるみを精度良く測定して伸びやたるみを定量化し
て評価し、この結果を長尺状体の形状改善の管理指標と
することができるような、長尺状体の表面形状測定方法
及びその測定装置、並びに長尺状体の製造方法及び磁気
記録媒体の製造方法を提供することを目的とするもので
ある。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明者は、上記の目的
を達成するために鋭意検討を重ねた結果、ベースフィル
ム等の半製品状態の材料段階において、この材料の製造
工程における製造条件(例えば、ベースフィルム製造工
程における走行時の張力条件)と同等な条件下における
単一シート状態で測定することに着目し、その効果的な
方策を見出して本発明に到達したものである。
【0018】即ち、本発明は、長尺状体の横方向での表
面形状を測定するに際し、前記長尺状体の少なくとも一
部分を平面状態として、前記一部分に前記横方向とは異
なる方向に張力を付与しながら、前記横方向に相当する
方向での前記表面形状をピックアップ手段によりピック
アップし、このピックアップ情報を出力する、長尺状体
の表面形状を測定する方法(以下、本発明の測定方法と
称する。)に係るものである。
【0019】本発明の測定方法によれば、長尺状体の一
部分を平面状態にして張力を付与しながらその表面形状
をピックアップして測定するので、シート状態における
長尺状体の横方向の表面形状を精度よく測定すること
(即ち、定量化して評価すること)ができる。従って、
例えば、長尺状体の製造工程における走行時の張力に相
当する条件下での測定による定量化されたデータを管理
指標として、長尺状体の製造条件を制御し、その表面形
状(伸びやたるみ)を許容範囲内に低減することができ
る。
【0020】また、本発明は、前記長尺状体の少なくと
も一部分を平面状態として、前記一部分に前記横方向と
は異なる方向に張力を付与する張力付与手段と、前記横
方向に相当する方向での前記一部分の表面形状をピック
アップするピックアップ手段と、このピックアップ情報
を出力する出力手段とを有する、長尺状体の表面形状測
定装置(以下、本発明の測定装置と称する。)を提供す
るものである。
【0021】本発明の測定装置によれば、上記した測定
方法に基づくものであるので、長尺状体の横方向での伸
びやたるみを測定する精度の良い測定装置を提供するこ
とができる。
【0022】また、本発明は、前記長尺状体の少なくと
も一部分を平面状態として、前記一部分に前記横方向と
は異なる方向に張力を付与しながら、前記横方向に相当
する方向での前記一部分の表面形状をピックアップ手段
によりピックアップし、このピックアップ情報を出力さ
せ、更に、この出力に基づいて前記長尺状体の製造条件
を制御する、長尺状体の製造方法を提供するものであ
る。
【0023】本発明の長尺状体の製造方法によれば、上
記した測定方法によって同様に測定し、その測定結果に
基づいて長尺状体の製造条件を制御するので、例えば、
この測定結果が製造工程にフィードバックされ、製造工
程における長尺状体の横方向の伸びやたるみの発生原因
を明確にし、延伸条件の制御等によりこれを改善するこ
とが可能になる。この結果、伸びやたるみの量を低減す
ることによって生産性を向上させることができる。
【0024】また、本発明は、前記長尺状体の少なくと
も一部分を平面状態として、前記一部分に前記横方向と
は異なる方向に張力を付与しながら、前記横方向に相当
する方向での前記一部分の表面形状をピックアップ手段
によりピックアップし、このピックアップ情報を出力さ
せ、更に、この出力に基づいて前記長尺状体の製造条件
を制御し、これによって得られた長尺状体を使用して磁
性層を形成する、磁気記録媒体の製造方法を提供するも
のである。
【0025】本発明の磁気記録媒体の製造方法によれ
ば、上記した測定方法による測定結果に基づき、延伸等
の長尺状体の製造条件を制御しながら磁気記録媒体用の
原反を製造するので、測定結果が長尺状体の製造工程に
フィードバックされ、長尺状体の伸びやたるみが低減さ
れ、高品質の磁気記録媒体を製造することができ、生産
性を向上させることができる。
【0026】
【発明の実施の形態】本発明の測定方法の一態様では、
前記ピックアップ手段を前記横方向に相対的に走査する
ことが望ましい。
【0027】この場合、前記長尺状体の一部分を切断し
て被測定試料とし、前記長尺状体の幅方向に相当する前
記横方向に圧電素子からなるピックアップ手段を走査
し、得られた表面形状のピックアップ情報を増幅した後
に出力し、この出力を定量化して評価することが望まし
い。
【0028】そして、前記増幅後の出力をレコーダーに
より記録し、前記表面形状を前記長尺状体の幅方向での
局部的な伸び又はたるみとして測定することが望まし
い。
【0029】これにより、上記の測定方法は、磁気記録
媒体のベース材用の長尺状体の表面形状の測定に適用す
ることができる。
【0030】また、本発明の測定装置の一態様では、前
記ピックアップ手段を前記横方向に相対的に走査する走
査手段を有することが望ましい。
【0031】この場合、前記長尺状体の幅方向に相当す
る前記横方向に走査される圧電素子からなる前記ピック
アップ手段に増幅部が接続され、この増幅部の出力が定
量化されることが望ましい。
【0032】そして、前記増幅部の出力がレコーダーに
より記録され、前記表面形状が前記長尺状体の幅方向で
の局部的な伸び又はたるみとして測定されることが望ま
しい。
【0033】これにより、上記の測定装置は、磁気記録
媒体のベース材用の長尺状体の表面形状の測定に適用す
ることができる。
【0034】また、本発明の長尺状体の製造方法及び磁
気記録媒体の製造方法の一態様では、前記ピックアップ
手段を前記横方向に相対的に走査し、その結果を前記製
造条件として、前記長尺状体のフィルミング条件を制御
することが望ましい。
【0035】そして、前記製造条件の制御によって得ら
れた長尺状体を所定の幅で裁断した後に原反に加工し、
この原反に前記磁性層を形成することが望ましい。
【0036】以下、本発明の測定方法及び測定装置を適
用した本発明の好ましい実施形態を図1及び図9を参照
しながら説明する。
【0037】図1に示すように、本発明の測定装置51
は、基台52の幅方向の側縁上の一方に試料固定部53
aと他方にこれより小寸法の試料固定部53bとを有
し、上記試料固定部53a、53bと平行な中間位置に
円筒状の架台54の一部を基台52に埋設したように設
け、この架台54の長さ方向の両端部54aを残し、中
間の上部を切り欠いたスリット54bからなる測定台5
5を有する。
【0038】この架台54の材質は特に限定しないがス
リットギャップの加工精度及び装置重量を考慮すると、
FRP(Fiber-Reinforced Plastics)等が望ましい。こ
の場合、スリットギャップはあまり狭いとウエブ幅方向
のテンションむらを出しにくくなり、また広すぎるとウ
エブ固定が難しくなると思われるので、50〜100m
mの幅で適宜設定してよい。なお、スリットギャップの
精度は±100μm以下に加工することが望ましい。
【0039】また、架枠56が上記した測定台55と同
等の長さに形成され、この下部中央位置の長さ方向に
は、ボルト状にねじ山を形成した回動可能な送り軸58
と、これに係合するスライダー59とが設けられ、この
スライダー59には、先端を円弧矢印の如く上下動可能
なアーム60がその先端に、例えば圧電変換素子61を
有して設けられ、更に、架枠56の四隅下部に脚57を
設けてピックアップ部62が構成され、この脚57を上
記架台の両端部55a、55b上に載置できる構造を有
している。
【0040】更にこの測定装置51は、上記ピックアッ
プ部62のアーム60がフレキシブルなリード線63を
介して増幅器64に接続され、増幅器64は配線65で
レコーダー66に接続した構成を有する。
【0041】被測定試料70は、例えばベースフィルム
を幅方向に所定の長さに切断する。従って、試料70の
幅がベースフィルムの長さ方向に相当し、その長さがベ
ースフィルムの幅方向に相当するものとなる。
【0042】そして、図1(b)に示すように、試料7
0の表を外側(裏を外側にしてもよい)にして、試料7
0をその幅方向において試料固定部53aから他方の試
料固定部53bに亘り架台54のスリット部54bを経
て張架し、その幅方向の両端を試料固定部53a、53
bにそれぞれ粘着テープ71により固定する。そして試
料固定部53aと架台54との間に重り72を載せて試
料70にテンションを付与する。これにより、架台54
の支持部54cと54c間の試料70が平面状態に形成
される。
【0043】テンション付加用の重りは試料(ウエブ)
幅1m当たり10kg程度が望ましい。これは磁気記録
媒体用ベースフィルムの製造工程での走行時の実テンシ
ョンに相当する数値である。重りの長さは試料の長さ方
向に均等に負荷がかかるように試料の長さと同じにする
ことが望ましい。なお、重りの形状は円柱であることが
望ましい。
【0044】この試料70のセッティングは、上記ピッ
クアップ部62を載置する前に行うものであるが、これ
により、ピックアップ部62の圧電変換素子61がテン
ションを付与された平面状態の試料70に接触し、送り
軸58の駆動によってスライダー59が図1(a)に示
すように移動し、素子61が試料70を矢印方向Aに摺
動してトレースする。ここで、矢印方向Aは、上記した
試料70の長さ方向(即ち、ベースフィルムの幅方向)
に相当する。
【0045】このトレースによって素子61が試料70
の長さ方向での表面形状をピックアップし、伸び又はた
るみが存在すれば素子61の接触圧力が変動して、素子
61に接続されたトランスデューサ(図示せず)により
電気信号に変換される。この変換出力が更に増幅器64
で増幅され、この増幅出力が、ペンレコーダーなどのレ
コーダー66において目盛り付き記録紙67に波形線6
8として記録される。そして、記録された波形線68
は、図9に示す如く試料表面形状に対応した高低差(即
ち、フィルムの伸びまたはたるみの量)tとして定量化
されて読み取られる。
【0046】スライダー59の移動速度は特に規定はな
いが、2〜10cm/sec.の範囲で適宜設定すれば
よい。ピックアップ62のアーム60は素子61が球状
の市販のもので差し支えないが、ウエブ厚み及びスティ
フネスを考慮すると、ピックアップの接圧(加重)を可
変可能にする方がよい。従って、このためにはピックア
ップの長さを20〜100mmの範囲で適宜設定できる
ようにすればよい。
【0047】また、測定手段としては、上記した接触方
式以外の非接触方式、例えば光の反射を利用した光学方
式又は電気容量を利用した容量方式等を用いてもよい。
【0048】また、例えば長尺状体の一部分をサンプリ
ングして測定する以外にも、例えばフィルミングされた
長尺状体の一部分、又はそのロールの一部分を巻き出し
て、巻き出し部分を本発明の測定装置にかけて測定する
こともでき、磁気記録媒体として磁性層を形成するため
に上述のベースフィルムを所定幅に裁断後の長尺状体を
この測定装置にかけて測定することもできる。
【0049】上記した測定方法及び測定装置によって得
られた測定結果は、長尺状体の製造工程にフィードバッ
クして製造工程の改善(例えば、フィルミングのノズル
設計やそのセット条件の制御)を図り、これによってベ
ースフィルムなどの伸び又はたるみを低減させることが
できる。また、これを磁気記録媒体の製造に適用するこ
ともできる。
【0050】
【実施例】上記した好ましい実施の形態に従って、長尺
状体の表面形状測定装置を作製した。
【0051】図1(a)は、本実施例による長尺状体の
表面形状測定装置を用い、サンプリングした所定長さの
ベースフィルムについて、長さ方向(即ち、ベースフィ
ルム時点での幅方向)の表面形状の測定状況を示す正面
図であり、(b)は(a)のb−b線断面図である。そ
して、この測定装置51は、測定台55、ピックアップ
部62、重り72、増幅器64及びレコーダー66の主
要部材で構成されている。
【0052】図2は測定台55を示すものであり、
(a)は平面図、(b)は正面図、(c)は右側面図で
ある。
【0053】図示の如く、基台52の一方の側縁上に試
料固定部53aを設け、他方の側縁上には上記試料固定
部53aより小寸法に形成した試料固定部53bを設け
ている。そして、この試料固定部53aと53bとの中
間の基台52上には、試料固定部53b寄りの位置で、
これらの試料固定部53a、53bと平行に、FRPか
らなる円筒形の架台54を長手方向に配置して架台54
の下部を基台52に埋設し、架台54の上部は両端部5
4aを残し、中央部にスリット54bを形成した。
【0054】図3は、ピックアップ部62を示すもので
あり、(a)は正面図、(b)は右側面図である。
【0055】図示の如く、断面がコの字形の架枠56の
下部中央にねじ山を刻成した送り軸58を回動自在に設
け、図示省略した駆動源に連結している。この送り軸5
8にはスライダー59が係合され、送り軸58の回動に
よって往復動する。そして、このスライダー59には先
端が円弧矢印の如く回動可能なアーム60がその先端に
球形の圧電変換素子61を連設して設けられ、図示省略
したリード線を介して前述した増幅部に接続されてい
る。
【0056】図4は重り72を示し、(a)は正面図、
(b)は側面図であり、円柱状に10kgの重さに形成
した。
【0057】この測定装置による測定に当たっては、ま
ず、被測定試料70としてベースフィルムを所定の長さ
に切断してサンプリングした。そして、図5に示すよう
に、サンプルフィルムの表を外側にし、試料70の幅方
向が測定台55のスリット54bを覆うように張架さ
せ、図6に示すように試料70の幅方向の両端を粘着テ
ープ71により試料固定台53a、53bに固定した
後、試料固定台53aと架台54との間に重り72を載
せて試料にテンションを加える。これにより、図1
(b)に示すように、架台54の支持部54c、54c
間で試料70に平面を形成した。
【0058】次は、図7に示すように、ピックアップ部
62を測定台55に平行に載せる。この時、ピックアッ
プ部62の4カ所の脚57が全て架台54に接触してい
ることを確認する。これにより、圧電素子61がその自
重等によって試料70の平面部分の上に摺動可能に接触
する。
【0059】このようなベースフィルム70の幅方向で
の伸びやたるみ73は、延伸成膜装置による製造段階に
おいて、溶融材料の吐出ノズルの間隙、材料の溶融度
合、材料の吐出圧力等の諸条件のベースフィルムの幅方
向における不均一な差、及び硬化工程における熱処理時
の膨張収縮によって、ベースフィルムの厚みむらが形成
される場合があり、そして、この形成場所は、図5に示
すようにベースフィルムの幅方向の同じ位置で長さ方向
全体に亘って形成されることが多い。従って、ベースフ
ィルムの幅方向での表面形状を測定することによって、
ベースフィルム全体の傾向を掌握することができる。
【0060】しかし、厚みむらを有するベースフィルム
がロール状に巻回されれば、厚い部分が同心円上に渦巻
き状に巻回され、巻き取り時の巻き取りテンションによ
って厚い部分の両側が更に伸びる現象を伴う。また、一
般に製造工程において、水平状態でローラー間を走行す
るベースフィルムの両側縁部が伸びる現象を伴うため、
ロール状に巻回されたベースフィルムには厚い部分と伸
びた部分が混在し、この厚みむらが伸び又はたるみの現
象を呈する。
【0061】従って、ベースフィルムをサンプリングし
てこの測定台55に張架すれば、両支持部54c間の平
面部において、ベースフィルム70の幅方向での伸びや
たるみ等の厚みむらが有る場合はこれらが顕著に現れる
ため、ピックアップ部62のスライダー59を作動させ
圧電変換素子61でトレースすることにより、図1に示
すように、ピックアップしたこの伸び又はたるみを波形
68として記録し、図9に示すように、この波形68を
定量化し、その高低差tをその数値として読み取る。
【0062】即ち、試料70をスリットギャップ上に張
った状態において、伸び及びたるみが無ければ試料70
の長さ方向にかかるテンションは均一になり、伸び及び
たるみが有る場合は試料70の長さ方向にかかるテンシ
ョンにむらができる。そのテンションむらをピックアッ
プにて検出し、テンションが低い箇所を伸び、たるみと
して、その変化量を数値化する。
【0063】この結果、これまで代用として測定してき
た巻回されたベースフィルム表層のうねりに代わり、実
際の伸び及びたるみ量が数値化され、新管理指標とし
て、また今後の伸び及びたるみ改善の指標として、ベー
スフィルムの製造工程の改善にフィードバックすること
ができる。
【0064】ベースフィルムは、次に図10及び図11
により概略的に述べる工程を経て磁気テープとして完成
される。
【0065】図10は、磁性層塗布装置の一例を示す正
面図である。
【0066】巻回されたベースフィルムは所定幅に裁断
後、磁性塗料を塗布される。まず、裁断後、ハブ20に
巻回されたベースフィルム11Aは、ガイドローラー2
1、21、21に案内されて適度の張力を付与されなが
ら搬送され、ガイドローラー22、バックアップローラ
ー23を経由し、バックアップローラー23とグラビア
ローラー28とに挟まれて磁性塗料35を塗布される。
磁性塗料の塗布は、塗料槽34に満たした磁性塗料35
に一部を浸しながら回転し、余分な塗料はドクターブレ
ード27で払拭したグラビアローラー28によってベー
スフィルム11Aの片面に塗布される。
【0067】磁性塗料を塗布されたベースフィルム11
Bは、ガイドローラー29、30を経由し、乾燥炉15
を通って熱風により磁性塗料が乾燥されて磁気シート1
1Cとなり、多数のローラー32からなるカレンダ部3
1を通って磁性層が平坦化され、ハブ33に巻回されて
原反12となる。
【0068】磁気テープの原反12は、次に裁断装置に
よって所定の幅(この例では8mm幅)に裁断されて磁
気テープとなる。
【0069】磁気テープの原反12は、芯と共に繰出ハ
ブ43に装着され、対のロール32A、32Bからなる
駆動用ニップロール40により裁断機33に送られ、こ
こで所定の幅に裁断されて磁気テープとなり、1つ置き
に分離されて2つの磁気テープグループに分けられる。
【0070】そして、2つに分けられた磁気テープグル
ープは、それぞれガイドローラー35A、35Bに案内
され、対のロール37、38からなる駆動用ニップロー
ル41A、41Bによってそれぞれ搬送され、巻取りハ
ブ39A、39Bに巻回され、パンケーキ50A、50
Bとなる。パンケーキとは、巻回され、所定の長さに切
断する前の長尺の磁気テープを指す用語である。
【0071】上記した如く、ベースフィルム状態におい
て横方向でのフィルムの伸びやたるみを測定し、その材
料の持つ表面形状を掌握した上で所要の措置を行えば、
許容範囲内での厚みむらで良好な品質のテープとして完
成する。しかし、このような表面形状の存在を確認する
ことなく所要の措置も施されなければ、この材料の表面
形状が製品にまで追随してしまい、このような原反が磁
気テープとして製品化されれば、信号の記録、再生に重
大な影響を及ぼす。
【0072】即ち、図12は磁気テープとして例えば8
mm幅にスリッティングしたテープ14であるが、ベー
スフィルムに伸びやたるみ現象が存在しておれば、裁断
時に幅方向のテンションむらを生じて湾曲状に裁断され
易い。従って、図示の如き湾曲したテープ14が形成さ
れる確率が高い。
【0073】図13は、このように湾曲したテープをカ
セットデッキに組み込んだ場合、カセットデッキのロー
ラー15間を走行するテープ14の湾曲が図12のよう
にa側で伸びていれば、仮想線で示すように、反対のb
側へ斜行しようとする。従って、テープ12の走行を安
定させるために、カセットデッキ内のガイドピンにテー
プ走行規制面が設けられているときには、テープエッジ
が損傷を受け、同規制面が設けられていないときには、
ある程度以上に走行位置がずれると再び元の走行位置に
戻ろうとするが、テープ14の一部が磁気ヘッドの磁気
ギャップからずれて記録面積が減り、同一テープ内にお
いて記録面積に変化が生じてしまい、再生時に出力信号
が大小に変化し、出力信号に乱れが生じる。
【0074】また、回転ヘッドにより信号を記録する
際、図13のような場合には、図12の如き湾曲があれ
ば、テープ14の下端b側は固定シリンダドラムの規制
ガイド面で規制されているため、下端側は回転シリンダ
に密着するが、上端a側はドラム上で浮上し易くなる。
このため、ヘッドとの間のスペーシングロスが増大し、
上記と同様に再生出力信号の出力が低下し、またテープ
エッジが損傷され易くなる。
【0075】また、湾曲が図12と逆に生じている場合
には、これに伴う斜行性やこれに伴う諸現象は上記と反
対側で生じる。
【0076】しかし、本発明に基づいて、媒体の製造段
階において、上述したようにベースフィルムの幅方向で
の表面形状を測定して定量化し、良品のみを選別して原
反化できる(場合によっては、ベースフィルムの製造条
件も制御して伸びやたるみを低減できる)ので、上記し
たテープの斜行によるトラブル、記録再生特性の劣化を
十分に防ぐことが可能である。
【0077】即ち、テープの走行トラブルの原因は、既
にベースフィルムの段階で発生していることが多いの
で、テープの製造段階において表面形状を測定し、この
測定結果を生産工程での形状管理指標として活用すれ
ば、良質の製品が提供され、その結果、信頼性のある高
品質の磁気テープを製造することができる。なお、上記
した測定方法及び測定装置は磁気記録媒体に限らず、他
の各種の幅広の長尺状体の製造に適用することが可能で
ある。
【0078】本実施例によれば、長尺状体のベースフィ
ルムからサンプリングした試料70を測定装置に装着
し、ベースフィルムの製造段階における走行条件に相当
するテンションをかけて測定するので、そのベースフィ
ルム自体の横方向(幅方向)での伸びやたるみの量を定
量化し、これに基づいてベースフィルムの長さ方向での
表面形状の全体的な傾向も定量化して掌握することがで
きる。
【0079】しかも、試料70を平面状態にして圧電変
換素子61でその平面上をトレースし、この素子61の
接触圧力の変動を電気信号に変換して出力し、この出力
をレコーダー66で波形線として記録し、これを定量化
して評価するので、従来法における巻回状態のベースフ
ィルムの表層のピックアップ検査や外観目視検査等に比
べ、高精度な測定を行うことができる。
【0080】
【発明の作用効果】上述した如く、本発明は、長尺状体
の少なくとも一部分を平面状態として、前記一部分に横
方向とは異なる方向に張力を付与しながら、前記横方向
に相当する方向での表面形状をピックアップ手段により
ピックアップし、このピックアップ情報を出力して表面
形状を測定するので、シート状態での長尺状体の横方向
の表面形状を精度よく測定することができる。その結
果、長尺状体の表面形状(伸び、たるみなど)を高精度
に定量化できる。また、長尺状体の製造工程(フィルミ
ング時)における走行時の張力に相当する条件下でのそ
の横方向の表面形状を定量化できることから、この定量
化されたデータ(測定結果)を管理指標として長尺状体
の製造条件を制御し、伸び及びたるみの如き表面形状を
許容範囲内に低減して良品を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例による測定装置を示し、(a)
は被測定物を装着した状態の正面図、(b)は(a)の
b−b線断面図である。
【図2】同、測定装置の測定台を示し、(a)は平面
図、(b)は正面図、(c)は右側面図である。
【図3】同、測定装置のピックアップ部を示し、(a)
は正面図、(b)は右側面図である。
【図4】同、測定装置の重りを示し、(a)は正面図、
(b)は右側面図である。
【図5】同、測定装置による測定の段取りを示し、測定
台と装着前の被測定物の平面図である。
【図6】同、測定装置による測定の段取りを示し、測定
台に被測定物を装着しテンションを付加した状態の平面
図である。
【図7】同、測定装置による測定の段取りを示し、更に
ピックアップ部を取り付けて段取りが終了した状態の平
面図である。
【図8】段取り終了状態の右側面図である。
【図9】同、測定装置による測定結果の読み方を示す図
である。
【図10】磁性塗料塗布工程から原反形成に至る概略正
面図である。
【図11】磁気テープ原反のスリッティング工程を示す
概略正面図である。
【図12】磁気テープを示す概略平面図である。
【図13】使用状態における磁気テープの斜行を示す概
略図である。
【符号の説明】
51…測定装置、52…基台、53a、53b…試料固
定部、54…架台、54a…両端部、54b…スリッ
ト、54c…支持部、55…測定台、56…架枠、57
…脚、58…送り軸、59…スライダー、60…アー
ム、61…圧電変換素子、62…ピックアップ部(ピッ
クアップ手段)、63…リード線、64…増幅器、65
…配線、66…レコーダー、67…目盛り付き記録紙、
68…波形線、70…試料(ベースフィルム)、71…
接着テープ、72…重り、73…伸び又はたるみ、A…
矢印方向、t…伸び又はたるみ量

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 長尺状体の横方向での表面形状を測定す
    るに際し、前記長尺状体の少なくとも一部分を平面状態
    として、前記一部分に前記横方向とは異なる方向に張力
    を付与しながら、前記横方向に相当する方向での前記表
    面形状をピックアップ手段によりピックアップし、この
    ピックアップ情報を出力する、長尺状体の表面形状測定
    方法。
  2. 【請求項2】 前記ピックアップ手段を前記横方向に相
    対的に走査する、請求項1に記載した長尺状体の表面形
    状測定方法。
  3. 【請求項3】 前記長尺状体の一部分を切断して被測定
    試料とし、前記長尺状体の幅方向に相当する前記横方向
    に圧電素子からなるピックアップ手段を走査し、得られ
    た表面形状のピックアップ情報を増幅した後に出力し、
    この出力を定量化して評価する、請求項1に記載した長
    尺状体の表面形状測定方法。
  4. 【請求項4】 前記増幅後の出力をレコーダーにより記
    録する、請求項3に記載した長尺状体の表面形状測定方
    法。
  5. 【請求項5】 前記表面形状を前記長尺状体の幅方向で
    の局部的な伸び又はたるみとして測定する、請求項1に
    記載した長尺状体の表面形状測定方法。
  6. 【請求項6】 磁気記録媒体のベース材用の長尺状体の
    表面形状の測定に適用される、請求項1に記載した長尺
    状体の表面形状測定方法。
  7. 【請求項7】 長尺状体の横方向での表面形状を測定す
    る装置において、前記長尺状体の少なくとも一部分を平
    面状態として、前記一部分に前記横方向とは異なる方向
    に張力を付与する張力付与手段と、前記横方向に相当す
    る方向での前記一部分の表面形状をピックアップするピ
    ックアップ手段と、このピックアップ情報を出力する出
    力手段とを有する、長尺状体の表面形状測定装置。
  8. 【請求項8】 前記ピックアップ手段を前記横方向に相
    対的に走査する走査手段を有する、請求項7に記載した
    長尺状体の表面形状測定装置。
  9. 【請求項9】 前記長尺状体の幅方向に相当する前記横
    方向に走査される圧電素子からなる前記ピックアップ手
    段に増幅部が接続され、この増幅部の出力が定量化され
    る、請求項7に記載した長尺状体の表面形状測定装置。
  10. 【請求項10】 前記増幅部の出力がレコーダーにより
    記録される、請求項7に記載した長尺状体の表面形状測
    定装置。
  11. 【請求項11】 前記表面形状が前記長尺状体の幅方向
    での局部的な伸び又はたるみとして測定される、請求項
    7に記載した長尺状体の表面形状測定装置。
  12. 【請求項12】 磁気記録媒体のベース材用の長尺状体
    の表面形状の測定に適用される、請求項7に記載した長
    尺状体の表面形状測定装置。
  13. 【請求項13】 長尺状体の横方向での表面形状を測定
    するに際し、前記長尺状体の少なくとも一部分を平面状
    態として、前記一部分に前記横方向とは異なる方向に張
    力を付与しながら、前記横方向に相当する方向での前記
    一部分の表面形状をピックアップ手段によりピックアッ
    プし、このピックアップ情報を出力させ、更に、この出
    力に基づいて前記長尺状体の製造条件を制御する、長尺
    状体の製造方法。
  14. 【請求項14】 前記ピックアップ手段を前記横方向に
    相対的に走査する、請求項13に記載した長尺状体の製
    造方法。
  15. 【請求項15】 前記製造条件として、前記長尺状体の
    フィルミング条件を制御する、請求項13に記載した長
    尺状体の製造方法。
  16. 【請求項16】 前記長尺状体が、所定の幅で裁断され
    て磁気記録媒体の原反に加工されるものである、請求項
    13に記載した長尺状体の製造方法。
  17. 【請求項17】 長尺状体の横方向での表面形状を測定
    するに際し、前記長尺状体の少なくとも一部分を平面状
    態として、前記一部分に前記横方向とは異なる方向に張
    力を付与しながら、前記横方向に相当する方向での前記
    一部分の表面形状をピックアップ手段によりピックアッ
    プし、このピックアップ情報を出力させ、更に、この出
    力に基づいて前記長尺状体の製造条件を制御し、これに
    よって得られた長尺状体を使用して磁性層を形成する、
    磁気記録媒体の製造方法。
  18. 【請求項18】 前記製造条件として、前記長尺状体の
    フィルミング条件を制御する、請求項17に記載した磁
    気記録媒体の製造方法。
  19. 【請求項19】 前記製造条件の制御によって得られた
    長尺状体を所定の幅で裁断した後に原反に加工し、この
    原反に前記磁性層を形成する、請求項17に記載した磁
    気記録媒体の製造方法。
  20. 【請求項20】 前記磁性層の形成後に所定幅に裁断す
    る、請求項19に記載した磁気記録媒体の製造方法。
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