JPH11120299A - 光記録媒体記録/再生装置 - Google Patents

光記録媒体記録/再生装置

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JPH11120299A
JPH11120299A JP9297879A JP29787997A JPH11120299A JP H11120299 A JPH11120299 A JP H11120299A JP 9297879 A JP9297879 A JP 9297879A JP 29787997 A JP29787997 A JP 29787997A JP H11120299 A JPH11120299 A JP H11120299A
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JP
Japan
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recording
optical
recording medium
laser beam
optical recording
Prior art date
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Application number
JP9297879A
Other languages
English (en)
Inventor
Kenji Narisawa
賢司 成澤
Shinji Nakamura
伸司 中村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Victor Company of Japan Ltd
Original Assignee
Victor Company of Japan Ltd
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Publication date
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Publication of JPH11120299A publication Critical patent/JPH11120299A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 限られた幅スペース内に収めることが可能な
光カード記録/再生装置を提供する。 【解決手段】 光記録媒体記録/再生装置におけるレー
ザービーム発生装置26の光軸と撮像素子30の光軸が
直交し、かつこれらの光軸を含む面が光記録媒体10の
記録エリア12の面と略垂直となるよう、レーザービー
ム発生装置と撮像素子を配置している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光記録媒体記録/
再生装置に関し、特にプリペイドカード、クレジットカ
ード、キャッシュカードなどの光記録媒体に情報を記録
したり、記録情報を再生するものに関する。なお、本明
細書において、「記録/再生」とは記録と再生の一方又
は双方を指すものとする。
【0002】
【従来の技術】現行のプリペイドカード、クレジットカ
ード、キャッシュカードなどは記録手段として磁気スト
ライプといわれる磁気記録部分を有し、残高や必要に応
じて本人を確認するためのID番号などが記録され、プ
リペイドカードではカードの使用に伴い、残高などの記
録情報が変更される。かかる記録媒体としてのカードは
携帯に便利であり、面倒な現金の授受を伴わない、いわ
ゆるキャッシュレス社会に貢献するものである。かかる
カードの磁気記録部分の情報の記録や再生は、いわゆる
磁気テープレコーダのように、磁気ヘッドを接触させて
相対移動させることによって行われる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述のよう
なカードは記録媒体が磁気記録層であるため、容易に記
録内容を判断することが可能であり、よって偽造も容易
であり、テレフォンカードやプリペイドカードが大量に
偽造されるということも多く、社会問題化している。か
かる偽造に対処するため、従来の単純な磁気記録方式に
代えて複雑化した磁気記録方式やICカードが提案され
ているが、コストがかかるという問題があり、一般に普
及するに至っていない。また、光学的記録としての回折
格子やホログラムを用いたものが特公平7−97388
号公報で提案されている。しかし、カードが正規なもの
であるか、あるいは偽造品であるかを識別することには
役立つが、さらに複雑な情報、例えばプリペイドカード
の金額、キャッシュカードにおける暗証番号やカード番
号などを記録するのに適さない。
【0004】このような情報を読み出したりするには複
雑な装置が必要であり実現は困難である。一方、本出願
人はプリペイドカードの金額、キャッシュカードにおけ
る暗証番号やカード番号などのような複雑な情報を記録
するのに適した低コストな光カードを特願平8−346
617号にて提案している。この出願は未公開であり、
公知技術ではないが、その技術内容は次のようなもので
ある。すなわち、基板と、基板に形成された記録層に複
数の記録エリアを有する光記録媒体において、記録エリ
アの各々が、記録すべき2次元画像を読み取り数値化し
て得られたデータを演算処理し、ホログラムの干渉縞を
表わすデータを電子ビーム露光装置に与え、電子ビーム
を走査して被露光媒体を露光せしめて描画し、被露光媒
体をエッチング処理及びメッキ処理して複製されたもの
であることを特徴としている。
【0005】かかる光記録媒体としての光カードから情
報を読み出したり、あるいはさらに情報を書き込むため
の光記録媒体記録/再生装置において、光カードからの
情報の記録/再生を行うための光学系素子や、その他の
素子あるいは装置、部品を適当に配置しただけでは、記
録/再生装置全体が大掛かりとなりがちあり、特に光カ
ードの挿入口側からみた幅が大きくなってしまい、限ら
れた幅スペースへの記録/再生装置の配置に困ることが
ある。そこで、本発明は、限られた幅スペース内に収め
ることが可能な光カード記録/再生装置を提供すること
を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するため、光記録媒体記録/再生装置におけるレーザ
ービーム発生装置の光軸と撮像素子の光軸を含む面が光
記録媒体の記録エリアの面と略垂直となり、かつ光記録
媒体を搬送する搬送手段による搬送方向と略平行となる
よう、レーザービーム発生装置と撮像素子を配置してい
る。
【0007】すなわち本発明によれば、基板に形成され
た記録層に複数の記録エリアを有する光記録媒体が挿入
可能な挿入部と、前記光記録媒体を搬送する搬送手段
と、レーザービームを発生させ、前記搬送手段により所
定位置に搬送された前記光記録媒体の前記記録エリアに
前記レーザービームを照射するレーザービーム発生装置
と、前記光記録媒体の前記記録エリアに前記レーザービ
ームを照射して得られるホログラムの像を検出する撮像
素子とを有し、前記レーザービーム発生装置の光軸と前
記撮像素子の光軸を含む面が前記光記録媒体の記録エリ
アの面と略垂直となり、かつ前記搬送手段による搬送方
向と略平行となるよう、前記レーザービーム発生装置と
前記撮像素子が配置されている光記録媒体記録/再生装
置が提供される。
【0008】また本発明によれば、基板に形成された記
録層に複数の記録エリアを有する光記録媒体が挿入可能
な挿入部と、前記光記録媒体を搬送する搬送手段と、レ
ーザービームを発生させるレーザビーム発生装置と、前
記レーザビーム発生装置からの前記レーザビームを屈折
して、前記搬送手段により所定位置に搬送された前記光
記録媒体の前記記録エリアに照射するレーザービーム屈
折手段と、前記光記録媒体の前記記録エリアに前記レー
ザービームを照射して得られるホログラムの像を検出す
る撮像素子とを有し、前記レーザービーム発生装置の光
軸と前記撮像素子の光軸が略直交し、これらの光軸を含
む面が前記光記録媒体の記録エリアの面と略垂直とな
り、かつ前記搬送手段による搬送方向と略平行となるよ
う、前記レーザービーム発生装置と前記撮像素子が配置
されている光記録媒体記録/再生装置が提供される。
【0009】さらに本発明によれば、基板に形成された
記録層に複数の記録エリアを有する光記録媒体が挿入可
能な挿入部と、前記光記録媒体を搬送する搬送手段と、
レーザービームを発生させ、前記搬送手段により所定位
置に搬送された前記光記録媒体の前記記録エリアに前記
レーザービームを照射するレーザービーム発生装置と、
前記光記録媒体の前記記録エリアに前記レーザービーム
を照射して得られるホログラムの像を検出する撮像素子
とを有し、前記レーザービーム発生装置の光軸と前記撮
像素子の光軸が前記所定位置近傍で交わるよう所定角度
で配され、これらの光軸を含む面が前記光記録媒体の記
録エリアの面と略垂直となり、かつ前記搬送手段による
搬送方向と略平行となるよう、前記レーザービーム発生
装置と前記撮像素子が配置されている光記録媒体記録/
再生装置が提供される。
【0010】なお、光記録媒体の記録エリアに記録され
たホログラムの干渉縞を消去することにより新たな情報
を記録する記録手段を有することは本発明の好ましい態
様の1つである。
【0011】また、上記記録手段としてサーマルヘッド
を有し、光記録媒体が所定位置にあるとき、記録エリア
とサーマルヘッドの書込み方向軸と撮像素子の光軸が略
同一軸上に配置されるようサーマルヘッドと撮像素子が
配されていることは本発明の好ましい態様の1つであ
る。
【0012】また、上記記録手段として記録エリアの一
部を破壊可能なインパクトヘッドを有し、光記録媒体が
所定位置にあるとき、記録エリアとインパクトヘッドの
打込み方向軸と撮像素子の光軸が略同一軸上に配置され
るようインパクトヘッドと撮像素子が配されていること
は本発明の好ましい態様の1つである。
【0013】さらに、記録エリアの汚れを拭き取るクリ
ーニング機構を有し、クリーニング機構は挿入口の存在
する側から容易に着脱可能に取り付けられていることは
本発明の好ましい態様の1つである。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の好
ましい実施の形態について説明する。図1は本発明にか
かる光記録媒体記録/再生装置の好ましい実施の形態の
斜視図であり、内部構造の一部を示すように描かれてい
る。図1の光記録媒体記録/再生装置について説明する
前に図1が情報を記録/再生する対象としての光カード
10について説明する。図2は本発明に係る記録/再生
装置に使用する光カードの構造を示す平面図であり、図
3は同断面図である。この光カードの構造は前述の、本
出願人による先願である特願平8−346617号に詳
細に示されている。
【0015】この光カード10の製造は次のように行わ
れる。すなわち、まず幅25mm横75mm厚さ1.2mmのポリカ
ーボネイト板を成型し、光カード10にはスタンパーに
刻まれた0.25mm角の記録エリア12が同時に成型され
る。記録エリア12は3列配列されており、0.5mm間隔
で120個並んでいるが、記録エリア12は光カード1
0の幅方向の中心位置から数mmオフセットしている。ア
ルミ反射膜14は各記録エリア12の領域よりも若干大
きくスパッターにより形成される。UV保護膜16はア
ルミ反射膜14の上から光カード全面に塗布される。
【0016】次に図1に示される本発明の光記録媒体記
録/再生装置の光記録媒体記録/再生装置の好ましい実
施の形態について説明する。この光記録媒体記録/再生
装置はケーシング20、光カード搬送装置22(搬送手
段)、フォトディテクタ24、半導体レーザ26、ハー
フミラー28、撮像素子としてのCCD30aを有する
CCDカメラ30、サーマルヘッド32を有している。
光カード搬送装置22は搬送ベルト22aとこれを駆動
する図示省略のモータを有している。光カード搬送装置
22は、挿入部20aから挿入される光カード10を所
定の書込み・読み出し位置に直線的に搬送するものであ
り、搬送ベルト22aが図中矢印M1方向(搬送方向)
に移動することにより、光カード10を摩擦により搬送
するものであり、光カード10の使用が終了したとき
は、搬送ベルト22aを逆方向に駆動して光カード10
を挿入部20aから排出する。
【0017】本実施の形態では、装置のケーシング20
の幅が35mm程度に限定されているものとし、そのた
め、内部に載置される各機構部分の配置に次のような工
夫が必要である。すなわち、光カード10は、水平な状
態でかつ、長手方向の一端から挿入部20aに差し込ま
れるよう記録/再生装置が構成され、また半導体レーザ
26とCCDカメラ30は、半導体レーザ26の光軸と
CCDカメラ30の光軸が略直交し、かつこれらの光軸
を含む面が光記録媒体の記録エリアの面と略垂直とな
り、かつ搬送手段による搬送方向(M1)と略平行とな
るように配置されている。また、光カード10が所定の
記録位置に装填されたとき、その記録エリア12とサー
マルヘッド32の書込み方向軸とCCDカメラ30の光
軸が略同一軸上に配置されるようサーマルヘッド32と
CCDカメラ30が配されている。
【0018】挿入部20aから挿入された光カード10
は水平な状態で搬送ベルト22a上に載置される。この
とき、光カード10の先端がフォトディテクタ24によ
り検出されると、駆動モータが回転を開始して搬送ベル
ト22aが図1中矢印M1方向に移動して、光カード1
0が搬送されて所定の記録/再生位置にて停止する。駆
動モータの制御や記録/再生動作の制御は図示省略の制
御装置の主要部を構成するCPU(中央演算処理装置)
により行われる。その制御動作の詳細については、図1
0のフローチャートと共に後述する。
【0019】図4は図1の構成中のサーマルヘッドと光
学系の位置関係を示す模式的配置図である。サーマルヘ
ッド32の発熱位置と記録エリア12を一致させた状態
で記録する必要があるので、レーザビームの反射光を受
光するCCDカメラ30の出力信号を用い、記録エリア
12の位置を確認しながら記録する。また複数の記録エ
リア12に同時に記録したい場合は、記録エリア12の
先頭位置をレーザービームと一致させ、所望の記録エリ
ア12に対向している発熱体のみを発熱させる。このと
き発熱体は図5に示すように記録エリアに相当する数だ
け備える必要がある。
【0020】次に本発明における記録の態様について説
明する。図1に示す光カード10にあるように、例えば
3列の記録エリア12があり、各列には120個の記録
エリアが設けられているものとする。これらの記録エリ
ア12には、あらかじめホログラムの像に対応するCG
H(コンピュータ・グラフィカル・ホログラム)の干渉
縞が記録され、それぞれ、文字や画像データが記録され
ている。かかる光カード10に対して、所定箇所の記録
エリア12のみを選択的に加熱により破壊し、そのホロ
グラムデータを消滅させるものとする。どの箇所の記録
エリア12を破壊するかは、書き込むべきデータにより
決定される。例えば、装填された光カード10の内容を
読み込んで、そのカードについて偽造品であることが判
明したり、有効期限のある光カードの有効期限が過ぎて
いる場合、あらかじめ定めた複数の所定箇所の記録エリ
ア12をサーマルヘッド32により破壊する。
【0021】一例として、偽造品の場合は、1列目の3
番目、15番目、27番目の3ヵ所を破壊することとし
ておき、この配列を全ての光記録媒体記録/再生装置に
あらかじめ記憶させておけば、この偽造品を再度他の光
記録媒体記録/再生装置で使用しようと試みたときは、
直ちに偽造品であることが判明する。また、有効期限を
過ぎた光カード12の場合、1列目の2番目、12番
目、22番目の3ヵ所を破壊することとしておき、この
配列を全ての光記録媒体記録/再生装置にあらかじめ記
憶させておけば、この期限切れの光カード10を再度他
の光記録媒体記録/再生装置で使用しようと試みたとき
は、直ちにそのことが判明する。
【0022】図6は図1中の構成中のインパクトヘッド
と光学系の位置関係を示す模式的配置図である。インパ
クトヘッド34のインパクトピン打込み位置と記録エリ
ア12を一致させた状態で打込みする必要があるので、
レーザビームの反射光を受光するCCDカメラ30の出
力信号を用い、記録エリア12の位置を確認しながら打
ち込む。また図7のように2本のインパクトピン36
A、36Bを併設したインパクトヘッド34Aの場合
は、2個の並んだ記録エリアに同時に記録することもで
きる。もちろん、これらの2本のインパクトピン36
A、36Bは1本ずつ作動させることもできる。上記イ
ンパクトヘッド34による記録エリア12の破壊によっ
ても、上記サーマルヘッド32による情報の書き込みと
同様の書き込みが可能である。
【0023】図8は光カードをクリーニングするクリー
ニングテープが装着されたクリーニングキットの構造を
示す透視的斜視図である。このクリーニングキット38
はケーシング40内にクリーニングテープ48の巻き出
しロール44と巻取りロール46を設け、クリーニング
テープ48は、巻き出しロール44から出て、固定ロー
ラ42を介して巻取りロール46に巻き取られるよう配
されている。固定ローラ42の近傍には、バネ52によ
り固定ローラ42に対して押圧されている圧接ローラ5
0が図中、上下方向に可動に設けられている。挿入口3
9から挿入された光カード10は、その記録エリア12
のある面(図中上面)がクリーニングテープ48に接す
るよう、圧接ローラ50と固定ローラ42の下のクリー
ニングテープ48の間に挟み込まれ、ここで圧力が加わ
ることにより、記録エリア12の表面に付着した汚れや
フィンガープリント(指紋)をクリーニングテープ48
によって除去することができる。クリーニングテープ4
8がなくなった場合は、クリーニングキット38全体が
容易に交換可能であるように、クリーニングキット38
は記録/再生装置に対して着脱可能に取り付けられてい
る。
【0024】図9は上記光記録媒体記録/再生装置を内
蔵するカードライターの構造を示す透視的斜視図であ
る。上記光記録媒体記録/再生装置のケーシング20の
幅が35mm程度であれば、カードライターの全幅は約
40mm未満に抑えることが可能である。すなわち、カ
ードライターのケーシング54の幅Wがこのサイズとな
る。カードライターのケーシング54内には、上記光記
録媒体記録/再生装置18、これを制御するコントロー
ラ56、上記クリーニングキット38、外部のコントロ
ーラと通信するためのインターフェースボックス58が
取り付けられている。コントローラ56は、図示省略の
CPUやメモリなどを有している。
【0025】図10は光記録媒体記録/再生装置の動作
を制御する上記コントローラ56内のCPUの動作を示
す概略フローチャートである。ステップS1で、図1の
挿入部20aの近傍にあるフォトディテクタ24で光カ
ード10を検出すると、ステップS2でモータを駆動
し、搬送ベルト22aを移動させて光カード10を搬送
する。次いで、ステップS3で進行方向第1番目の記録
エリア12を検出すると、ステップS4で搬送を停止す
る。次のステップS5では、レーザービームを照射して
記録エリア12からその記録情報をCCDカメラ30で
読み込む。1つの記録エリアから情報が読み込まれる
と、光カード10の搬送を開始して、順次記録エリア1
2の情報を読み込み、全ての記録エリア12の情報を取
り込む。最終記録エリアの情報を取り込み、ステップS
6にて最終記録エリアであることが確認されると、次い
でステップS7にて、その光カード10が正しいもの
(真正品)かどうかを判断し、正しくない場合はステッ
プS11で光カードを排出する。
【0026】一方、正しい場合は、ステップS8で記録
したい記録エリア12が(サーマルヘッド32の発熱地
点=情報収集地点)に来るまで光カード10を搬送し、
ステップS9でサーマルヘッド32を発熱させて記録を
行う。次いでステップS10でCCDカメラ3によって
情報が記録されたことを確認できなかった場合は、ステ
ップS9に戻り、もう一度記録する。ステップS10で
記録が確認できたら、ステップS11で光カード10を
排出する。ステップS12ではフォトディテクタ24で
光カード10の排出を確認し、排出されたら搬送を停止
する。
【0027】図11は、本発明に係る光記録媒記録/再
生装置の他の実施の形態の構成中のサーマルヘッドと光
学系の位置関係を示す模式的配置図である。この実施形
態は図1及び図4に示される実施の形態の構成と次の点
でのみ異なる。すなわち、図1及び図4ではハーフミラ
ー28を用いて半導体レーザ26からのレーザビームを
約90度屈折して、光記録媒体10に照射しているが、
本実施の形態では、ハーフミラーを用いることなく、半
導体レーザ26から直接光記録媒体10にレーザビーム
を照射するよう半導体レーザ26を配置している。すな
わち、レーザービーム発生装置としての半導体レーザ2
6の光軸と撮像素子としてのCCD30aの光軸が所定
位置である記録エリアが位置する位置近傍で交わり、か
つこれらの光軸を含む面が光記録媒体10の記録エリア
の面と略垂直となり、かつ搬送手段による搬送方向(M
1)と略平行となるよう、レーザービーム発生装置と撮
像素子が配置されている。なお、半導体レーザ26の光
軸とCCD30aの光軸のなす角度θは、ホログラムの
干渉縞固有の回折角度により決定するものであり、例え
ば45度程度とされることが好ましい。図11の例で
は、サーマルヘッド32を用いているが、図6、図7同
様インパクトヘッドを用いて同様の構成とすることがで
きる。
【0028】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、光
記録媒体記録/再生装置におけるレーザービーム発生装
置の光軸と撮像素子の光軸が直交し、かつこれらの光軸
を含む面が光記録媒体の記録エリアの面と略垂直となる
よう、レーザービーム発生装置と撮像素子が配置されて
いるので、装置の幅を極めて限られた寸法に抑えること
ができる。また、本発明の1つの態様では、光記録媒体
の記録エリアに既に記録されたCGHのホログラム干渉
縞を消去できるので、複数の記録エリアによる情報を結
果的に書き換えることができる。さらに本発明の他の態
様では、記録エリアとサーマルヘッドの書込み方向軸と
撮像素子の光軸が略同一軸上に配置されるよう前記サー
マルヘッドと前記撮像素子が配されているのでサーマル
ヘッドにて記録エリアに情報が記録できたことを同時に
撮像素子で確認することができる。
【0029】さらに本発明の他の態様では、記録エリア
の一部を破壊可能なインパクトヘッドを有し、光記録媒
体が所定位置にあるとき、記録エリアと前記インパクト
ヘッドの打込み方向軸と撮像素子の光軸が略同一軸上に
配置されるようインパクトヘッドと撮像素子が配されて
いるのでインパクトヘッドにて記録エリアに情報が記録
できたことを同時に撮像素子で確認することができる。
さらに本発明の他の態様では、記録エリアの汚れを拭き
取るクリーニング機構を有し、クリーニング機構は挿入
部の存在する側から容易に着脱可能に取り付けられてい
るので、記録エリアの情報を正確に検出でき、かつクリ
ーニング機構は光記録媒体記録/再生装置の前部から脱
着可能としたので、カードライターの内部をあける必要
がなく、容易に交換でき、メンテナンス性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る光記録媒記録/再生装置の好まし
い実施の形態の透視的斜視図である。
【図2】本発明に適用される光カードの平面図である。
【図3】本発明に適用される光カードの断面図である。
【図4】図1の構成中のサーマルヘッドと光学系の位置
関係を示す模式的配置図である。
【図5】サーマルヘッドの他の例を示す斜視図である。
【図6】図1中の構成中のインパクトヘッドと光学系の
位置関係を示す模式的配置図である。
【図7】インパクトヘッドの他の例を示す斜視図であ
る。
【図8】光カードをクリーニングするクリーニングテー
プが装着されたクリーニングキットの構造を示す透視的
斜視図である。
【図9】本発明の光記録媒体記録/再生装置を内蔵する
カードライターの構造を示す透視的斜視図である。
【図10】光記録媒体記録/再生装置の動作を制御する
コントローラ内のCPUの動作を示す概略フローチャー
トである。
【図11】本発明に係る光記録媒記録/再生装置の他の
実施の形態の構成におけるレーザービーム発生装置と撮
像素子の位置関係を示す模式的配置図である。
【符号の説明】
10 光カード 12 記録エリア 14 アルミ反射膜 16 UV保護膜 18 記録/再生装置 20 記録/再生装置のケーシング 20a 挿入部 22 光カード搬送装置(搬送手段) 22a 搬送ベルト 24 フォトディテクタ 26 半導体レーザ(レーザービーム発生装置) 28 ハーフミラー(屈折手段) 30 CCDカメラ 30a CCD(撮像素子) 32、32A サーマルヘッド(加熱手段、新たな情報
を記録する手段) 34、34A インパクトヘッド(衝撃を与える手段、
新たな情報を記録する手段) 36、36A、36B インパクトピン 38 クリーニングキット 39 挿入口 40 クリーニングキットのケーシング 42 固定ローラ 44 巻き出しリール 46 巻き取りリール 48 クリーニングテープ 50 圧接ローラ 52 バネ 54 カードライターのケーシング 56 コントローラ 58 インターフェースボックス M1 搬送方向

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板に形成された記録層に複数の記録エ
    リアを有する光記録媒体が挿入可能な挿入部と、 前記光記録媒体を搬送する搬送手段と、 レーザービームを発生させ、前記搬送手段により所定位
    置に搬送された前記光記録媒体の前記記録エリアに前記
    レーザービームを照射するレーザービーム発生装置と、 前記光記録媒体の前記記録エリアに前記レーザービーム
    を照射して得られるホログラムの像を検出する撮像素子
    とを有し、 前記レーザービーム発生装置の光軸と前記撮像素子の光
    軸を含む面が前記光記録媒体の記録エリアの面と略垂直
    となり、かつ前記搬送手段による搬送方向と略平行とな
    るよう、前記レーザービーム発生装置と前記撮像素子が
    配置されている光記録媒体記録/再生装置。
  2. 【請求項2】 基板に形成された記録層に複数の記録エ
    リアを有する光記録媒体が挿入可能な挿入部と、 前記光記録媒体を搬送する搬送手段と、 レーザービームを発生させるレーザビーム発生装置と、 前記レーザビーム発生装置からの前記レーザビームを屈
    折して、前記搬送手段により所定位置に搬送された前記
    光記録媒体の前記記録エリアに照射するレーザービーム
    屈折手段と、 前記光記録媒体の前記記録エリアに前記レーザービーム
    を照射して得られるホログラムの像を検出する撮像素子
    とを有し、 前記レーザービーム発生装置の光軸と前記撮像素子の光
    軸が略直交し、これらの光軸を含む面が前記光記録媒体
    の記録エリアの面と略垂直となり、かつ前記搬送手段に
    よる搬送方向と略平行となるよう、前記レーザービーム
    発生装置と前記撮像素子が配置されている光記録媒体記
    録/再生装置。
  3. 【請求項3】 基板に形成された記録層に複数の記録エ
    リアを有する光記録媒体が挿入可能な挿入部と、 前記光記録媒体を搬送する搬送手段と、 レーザービームを発生させ、前記搬送手段により所定位
    置に搬送された前記光記録媒体の前記記録エリアに前記
    レーザービームを照射するレーザービーム発生装置と、 前記光記録媒体の前記記録エリアに前記レーザービーム
    を照射して得られるホログラムの像を検出する撮像素子
    とを有し、 前記レーザービーム発生装置の光軸と前記撮像素子の光
    軸が前記所定位置近傍で交わるよう所定角度で配され、
    これらの光軸を含む面が前記光記録媒体の記録エリアの
    面と略垂直となり、かつ前記搬送手段による搬送方向と
    略平行となるよう、前記レーザービーム発生装置と前記
    撮像素子が配置されている光記録媒体記録/再生装置。
  4. 【請求項4】 前記記録エリアにホログラムの像が干渉
    縞としてあらかじめ記録されていて、前記光記録媒体の
    前記記録エリアのホログラムの干渉縞を消去することに
    より新たな情報を記録する記録手段を有する請求項1な
    いし3のいずれか1つに記載の光記録媒体記録/再生装
    置。
  5. 【請求項5】 前記記録手段が加熱手段である請求項4
    記載の光記録媒体記録/再生装置。
  6. 【請求項6】 前記記録手段が衝撃を与える手段である
    請求項4記載の光記録媒体記録/再生装置。
  7. 【請求項7】 前記記録エリアに情報を記録するサーマ
    ルヘッドを有し、前記光記録媒体が前記所定位置にある
    とき、前記記録エリアと前記サーマルヘッドの書込み方
    向軸と前記撮像素子の光軸が略同一軸上に配置されるよ
    う前記サーマルヘッドと前記撮像素子が配されている請
    求項1ないし5のいずれか1つに記載の光記録媒体記録
    /再生装置。
  8. 【請求項8】 前記記録エリアの一部を破壊可能なイン
    パクトヘッドを有し、前記光記録媒体が前記所定位置に
    あるとき、前記記録エリアと前記インパクトヘッドの打
    込み方向軸と前記撮像素子の光軸が略同一軸上に配置さ
    れるよう前記インパクトヘッドと前記撮像素子が配され
    ている請求項1ないし4、及び6のいずれか1つに記載
    の光記録媒体記録/再生装置。
  9. 【請求項9】 前記記録エリアの汚れを拭き取るクリー
    ニング機構を有し、前記クリーニング機構は前記挿入部
    の存在する側から容易に着脱可能に取り付けられている
    請求項1ないし8のいずれか1つに記載の光記録媒体記
    録/再生装置。
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