JPH11242727A - 光記録媒体記録/再生装置 - Google Patents

光記録媒体記録/再生装置

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Publication number
JPH11242727A
JPH11242727A JP10058824A JP5882498A JPH11242727A JP H11242727 A JPH11242727 A JP H11242727A JP 10058824 A JP10058824 A JP 10058824A JP 5882498 A JP5882498 A JP 5882498A JP H11242727 A JPH11242727 A JP H11242727A
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JP
Japan
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recording medium
optical
optical recording
recording
laser beam
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Withdrawn
Application number
JP10058824A
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English (en)
Inventor
Tadashi Aizawa
忠 相澤
Toshiro Kono
俊郎 河野
Hideo Tanabe
英男 田辺
Takeshi Aizawa
武 相澤
Naoyuki Nakagawa
直之 中川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Victor Company of Japan Ltd
Original Assignee
Victor Company of Japan Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 水平方向のサイズを小さくし、また、安価な
構成で光学系の精度を向上させる。 【解決手段】 光学系ユニット120はレーザビーム照
射装置121と電子撮像素子122が一体化されていて
光カード10の搬送方向と略平行に移動可能に構成され
ている。レーザビーム照射装置121は搬送系110に
位置する光カード10の上面に対して入射角iでレーザ
ビームを照射するように斜めに配置され、電子撮像素子
122は光カード10により回折されたレーザビームが
角度i+θで入射するように斜めに配置されている。θ
=2(90°−i)±aであり、例えば入射角iを45
°、反射角が45°とし、干渉縞からは反射光に対して
±約22°の回折光が発生するものとすると、入射光と
反射光の光軸がθ=約60°になるようにレーザビーム
照射装置121と電子撮像素子122が配置される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、情報がホログラム
像で記録された光記録媒体を記録/再生する光記録媒体
記録/再生装置に関し、特にプリペイドカード、クレジ
ットカード、キャッシュカードなどの光記録媒体に情報
を記録したり、記録情報を再生する光記録媒体記録/再
生装置に関する。なお、本明細書において、「記録/再
生」とは記録と再生の一方又は双方を指すものとする。
【0002】
【従来の技術】現行のプリペイドカード、クレジットカ
ード、キャッシュカードなどは記録手段として磁気スト
ライプといわれる磁気記録部分を有する。この磁気スト
ライプには残高や必要に応じて本人を確認するためのI
D番号などが記録され、プリペイドカードの場合にはカ
ードの使用に伴って残高などの記録情報が変更される。
かかる記録媒体としてのカードは携帯に便利であり、面
倒な現金の授受を伴わない、いわゆるキャッシュレス社
会に貢献するものである。かかるカードの磁気記録部分
の情報の記録や再生は、いわゆる磁気テープレコーダの
ように、磁気ヘッドを接触させて相対移動させることに
よって行われる。
【0003】ところで、上述のようなカードは記録媒体
が磁気記録層であるため、容易に記録内容を判断するこ
とが可能であり、よって偽造も容易であり、テレフォン
カードやプリペイドカードが大量に偽造されるというこ
とも多く、社会問題化している。かかる偽造に対処する
ため、従来の単純な磁気記録方式に代えて複雑化した磁
気記録方式やICカードが提案されているが、コストが
かかるという問題があり、一般に普及するに至っていな
い。また、光学的記録としての回折格子やホログラムを
用いたものが特公平7−97388号公報で提案されて
いる。しかし、カードが正規なものであるか、あるいは
偽造品であるかを識別することには役立つが、さらに複
雑な情報、例えばプリペイドカードの金額、キャッシュ
カードにおける暗証番号やカード番号などを記録するの
に適さない。また、このような情報を読み出したりする
には複雑な装置が必要であり実現は困難である。
【0004】一方、本出願人はプリペイドカードの金
額、キャッシュカードにおける暗証番号やカード番号な
どのような複雑な情報を記録するのに適した低コストな
光カードを特願平8−346617号にて提案してい
る。この出願は未公開であり、公知技術ではないが、そ
の技術内容は次のようなものである。すなわち、基板
と、基板に形成された記録層に複数の記録エリアを有す
る光記録媒体において、記録エリアの各々が、記録すべ
き2次元画像を読み取り数値化して得られたデータを演
算処理し、ホログラムの干渉縞を表わすデータを電子ビ
ーム露光装置に与え、電子ビームを走査して被露光媒体
を露光せしめて描画し、被露光媒体をエッチング処理及
びメッキ処理して複製されたものであることを特徴とし
ている。
【0005】図12、図13はこの従来の光カード10
を示し、図14〜図16は従来の光記録媒体記録/再生
装置を示している。まず、光カード10の製造は次のよ
うに行われる。すなわち、まず幅25mm横75mm厚
さ1.2mmのポリカーボネイト(PC)基板11を成
型する際に、スタンパーに刻まれた0.25mm角の記
録エリア12が上記のようなホログラム像で成型され
る。記録エリア12は3列配列されており、0.5mm
間隔で120個並んでいるが、記録エリア12は光カー
ド10の幅方向の中心位置から数mmオフセットしてい
る。アルミ反射膜14は各記録エリア12の領域よりも
若干大きくスパッターにより形成される。UV保護膜1
6はアルミ反射膜14の上から光カード全面に塗布され
る。
【0006】この光記録媒体記録/再生装置は、図14
に示すようにケーシング20、光カード搬送装置22
(搬送手段)、フォトディテクタ24、半導体レーザ2
6、ハーフミラー28、撮像素子としてのCCD30a
を有するCCDカメラ30、サーマルヘッド32を有し
ている。光カード搬送装置22は不図示のローラベアリ
ングと、搬送ベルト22aとこれを駆動する図示省略の
モータを有している。光カード搬送装置22は、挿入部
20aから挿入される光カード10を所定の書込み・読
み出し位置に水平に搬送するものであり、搬送ベルト2
2aが図中矢印M1方向(搬送方向)に移動することに
より光カード10を摩擦により搬送し、また、光カード
10の再生、記録(記録エリア12の破壊)が終了した
ときは、搬送ベルト22aを逆方向に駆動して光カード
10を挿入部20aから排出する。
【0007】ここで、装置のケーシング20の幅が35
mm程度に限定されているものとすると、内部に載置さ
れる各機構部分の配置に次のような工夫が必要である。
すなわち、光カード10は、水平な状態でかつ、長手方
向の一端から挿入部20aに差し込まれるよう記録/再
生装置が構成され、また半導体レーザ26とCCDカメ
ラ30は、半導体レーザ26の光軸とCCDカメラ30
の光軸が略直交し、かつこれらの光軸を含む面が光記録
媒体の記録エリアの面と略垂直となり、かつ搬送手段に
よる搬送方向(M1)と略平行となるように配置されて
いる。また、光カード10が所定の記録位置に装填され
たとき、その記録エリア12とサーマルヘッド32の書
込み方向軸とCCDカメラ30の光軸が略同一軸上に配
置されるようサーマルヘッド32とCCDカメラ30が
配されている。
【0008】挿入部20aから挿入された光カード10
は水平な状態で搬送ベルト22a上に載置される。この
とき、光カード10の先端がフォトディテクタ24によ
り検出されると、駆動モータが回転を開始して搬送ベル
ト22aが図14中矢印M1方向に移動して、光カード
10が搬送されて所定の記録/再生位置にて停止する。
駆動モータの制御や記録/再生動作の制御は図示省略の
CPU(中央演算処理装置)により行われる。
【0009】図15、図16は図14の構成中のサーマ
ルヘッド32と光学系を構成する半導体レーザ26、ハ
ーフミラー28、CCD30aの位置関係を示す模式的
配置図である。サーマルヘッド32の発熱位置と記録エ
リア12を一致させた状態で記録する必要があるので、
レーザビームの反射光を受光するCCDカメラ30の出
力信号を用い、記録エリア12の位置を確認しながら記
録する。また複数の記録エリア12に同時に記録したい
場合は、記録エリア12の先頭位置をレーザビームと一
致させ、所望の記録エリア12に対向している発熱体の
みを発熱させる。このとき発熱体は図16に示すように
記録エリアに相当する数だけ備える必要がある。
【0010】図12、図13に示す光カード10にある
ように、例えば3列の記録エリア12があり、各列には
120個の記録エリアが設けられているものとする。こ
れらの記録エリア12には、あらかじめホログラムの像
に対応するCGH(コンピュータ・ジェネレイテッド・
ホログラム)の干渉縞が記録され、それぞれ、文字や画
像データが記録されている。かかる光カード10に対し
て、所定箇所の記録エリア12のみを選択的に加熱によ
り破壊し、そのホログラムデータを消滅させるものとす
る。どの箇所の記録エリア12を破壊するかは、書き込
むべきデータにより決定される。例えば、装填された光
カード10の内容を読み込んで、その光カードについて
偽造品であることが判明したり、有効期限のある光カー
ドの有効期限が過ぎている場合、あらかじめ定めた複数
の所定箇所の記録エリア12をサーマルヘッド32によ
り破壊する。
【0011】一例として、偽造品の場合は、1列目の3
番目、15番目、27番目の3ヵ所を破壊することとし
ておき、この配列を全ての光記録媒体記録/再生装置に
あらかじめ記憶させておけば、この偽造品を再度他の光
記録媒体記録/再生装置で使用しようと試みたときは、
直ちに偽造品であることが判明する。また、有効期限を
過ぎた光カード12の場合、1列目の2番目、12番
目、22番目の3ヵ所を破壊することとしておき、この
配列を全ての光記録媒体記録/再生装置にあらかじめ記
憶させておけば、この期限切れの光カード10を再度他
の光記録媒体記録/再生装置で使用しようと試みたとき
は、直ちにそのことが判明する。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の装置では、 光学的情報を読み出すために光カード10を移動させ
る構造の奥行き方向のサイズとして、搬送系のスペース
の他に、光カード10をその記録エリアの一端から他端
まで移動可能なスペースを必要とし、このため小型化に
限界があるという問題点がある。
【0013】光学系を構成する半導体レーザ26、ハ
ーフミラー28、CCDカメラ30などの各々が構造上
離れて配置されているので、レーザビームの行路が長く
なり、このため構成部品全体に渡って高い精度を要求さ
れるという問題点がある。 光カード10を保持及び搬送する構造に関して、ロー
ラベアリングを用いるので、光カード10に変形が生じ
やすく、また、保持も部分的となってローラと光カード
10の間の隙間がガタの原因となり、このため情報読み
取り不良につながるという問題点がある。
【0014】本発明は上記従来例の問題点に鑑み、水平
方向のサイズを小さくすることができるとともに、安価
な構成で光学系の精度を向上させることができる光記録
媒体記録/再生装置を提供することを目的とする。本発
明はまた、搬送系の精度を向上させることができる光記
録媒体記録/再生装置を提供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、レーザビーム照射手段及び撮像手段をその
各光軸が光記録媒体に対して斜めになるように配置した
ものである。すなわち本発明によれば、情報がホログラ
ム像で配列されて記録された光記録媒体を記録/再生す
る光記録媒体記録/再生装置であって、前記光記録媒体
を挿入するための挿入口を備え、前記挿入口を介して挿
入された前記光記録媒体を水平方向に、かつ前記ホログ
ラム像の配列方向に搬送する搬送手段と、前記搬送手段
により搬送された前記光記録媒体の記録エリアに対して
レーザビームを入射角度iで照射するレーザビーム照射
手段と、前記レーザビーム照射により前記光記録媒体か
ら得られる回折角度aのホログラム像を撮像する撮像手
段とを有し、前記レーザビーム照射手段及び撮像手段の
各光軸の角度θが θ=2(90°−i)±a であるとともに、前記レーザビーム照射手段及び撮像手
段が一体的に配置され、前記光記録媒体の記録面に対し
て略平行に、かつ前記ホログラム像の配列方向に移動可
能である光記録媒体記録/再生装置が提供される。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を説明する。図1は本発明に係る光記録媒体の
一実施形態を示す構成図、図2は本発明に係る光記録媒
体記録/再生装置の一実施形態を示す斜視図、図3は図
1の装置の内部構成を示す右側面図、図4は図2の光学
系ユニット詳しくを示す構成図、図5は光カードに対す
るレーザビームの入射角と反射率を示すグラフ、図6は
図2の搬送系を詳しく示す分解斜視図、図7は図6の丸
型ガイドを詳しく示す構成図、図8は図6の板バネを詳
しく示す構成図、図9は図1の光記録媒体記録/再生装
置の駆動モータとセンサを詳しく示す構成図、図10は
図1の光記録媒体記録/再生装置が内蔵されるカードラ
イタを示す構成図、図11は図10のカードライタの処
理を説明するためのフローチャートである。
【0017】図1(a)、(b)、(c)はそれぞれ光
カードの平面図、右側面図、正面図を示している。この
光カード10は従来例に対してポリカーボネート(P
C)基板11の厚み、記録エリアの大きさ、数、並びが
異なるが、基本的な技術は同一である。その製造工程は
まず、幅25mm、横75mm、厚さ0.6mm又は
1.2mmのポリカーボネート基板11を成型する際
に、スタンパに刻まれた0.1mm角の記録エリア12
がホログラム像で作成される。記録エリア12は6列、
0.25mm間隔で1440個で配列され、また、カー
ドの幅方向の中心位置から数mmオフセットしている。
次いでこの基板11の表面にアルミ反射膜14が記録エ
リア12より若干大きくなるようにスパッタされ、次い
でこのアルミ反射膜14の上のカード全面にUV保護膜
16が塗布される。
【0018】次に図2以下を参照して光記録媒体記録/
再生装置100の構成について説明する。この装置10
0の筐体101は縦長の略直方体で構成され、その中央
部には上記の光記録媒体(光カード)10が水平方向に
挿入可能な挿入口111を有する搬送系110が設けら
れている。搬送系110は挿入口111を介して挿入さ
れた光カード10を水平方向に、かつ前記ホログラム像
の配列方向に搬送する。搬送系110の上方には図4に
詳しく示すようにレーザビーム照射装置121と電子撮
像素子122が一体化された光学系ユニット120と、
光記録媒体クリーニング機構130と第1のインタフェ
ースボード140が配置され、搬送系110の下方には
図6に詳しく示すようにサーマルヘッド151を有する
記録系150と第2のインタフェースボード160が配
置されている。ここで、筐体101の幅は、図10に示
すようにこの光記録媒体記録/再生装置100が内蔵さ
れるカードライタ200の形状の制約により約35mm
程度に限定される。
【0019】搬送系110の上方の光学系ユニット12
0と搬送系110の下方のサーマルヘッド151は、搬
送系110に位置する光カード10の面に対して垂直に
配置されている。また、搬送系110が光カード10を
水平状態で搬送するので、光学系ユニット120は埃な
どの汚染物質が電子撮像素子122に付着しにくいよう
に、搬送系110に位置する光カード10の上方に配置
される。サーマルヘッド151は光カード10のUV保
護膜16側からホログラムの干渉膜を破壊するために、
搬送系110に位置する光カード10の下方に配置され
る。
【0020】すなわち、全体構成は次のようになる。 ・光カード10は筐体101の中央部に設けられている
搬送系110の挿入口111を介して挿入される。 ・搬送系110は挿入口111を介して挿入された光カ
ード10をフォトダイオードS1(図9)が検出するこ
とにより作動し、光カード10の外形により決定される
保持位置まで駆動モータによるゴムローラにより搬送す
る。 ・光学系ユニット120により光カード10の記録エリ
ア12のホログラム像を読み取る。 ・搬送系110の光カード保持機構により固定された光
カード10に対して、サーマルヘッド151を移動させ
て光カード10の目的の記録エリアに圧着させ、サーマ
ルヘッド151の発熱体による加熱により目的の記録エ
リアを破壊することにより記録情報を書き換える。
【0021】次に図4を参照して光学系ユニット120
について詳しく説明する。光学系ユニット120はレー
ザビーム照射装置121と電子撮像素子122が一体化
されていて光カード10の搬送方向と略平行に、すなわ
ちホログラム像の配列方向に移動可能に構成されてい
る。レーザビーム照射装置121は搬送系110に位置
する光カード10の上面に対して入射角iでレーザビー
ムを照射するように斜めに配置され、電子撮像素子12
2は光カード10により角度aで回折されたレーザビー
ムが角度i+θで入射するように斜めに配置されてい
る。そして、θ=2(90°−i)±aになるようにレ
ーザビーム照射装置121と電子撮像素子122が配置
されている。
【0022】図5は入射角iと反射率Rの関係を示して
いる。ここで、レーザビームとして光カード10の入射
面内で振動するように偏光されるものを使用すると、図
5に示すように入射角iが45°から60°の範囲の場
合に反射率Rが最小となり、この範囲では表面反射が起
こりにくくレーザビームの効率が高くなる。また、レー
ザビーム照射装置121が直径6mmのレーザビームを
照射し、また、電子撮像素子122が10mmの場合、
この大きさとレーザビームの光路が短くなるように機械
的干渉を避けることを勘案すると、入射角iを45°と
して反射角が45°とし、また、干渉縞からは反射光に
対して±約22°の回折光が発生するものとすると、入
射光と反射光の光軸がθ=約60°になるようにレーザ
ビーム照射装置121と電子撮像素子122を配置すれ
ばよい。
【0023】次に図6を参照して搬送系110について
詳しく説明する。ここで、光カード10の記録エリア1
2の構成により、記録情報を読み出す際にレーザビーム
が所定の角度で反射する光路を維持するためには、光カ
ード10に反りなどの変形がなく、記録エリア12が所
定の位置で水平状態で十分に安定して保持されている必
要がある。そこで、搬送系110における光カード10
は、その挿入方向に向かって上面が搬送系110のステ
ージ110aにより支持され、左側面がステージ110
aの左右位置基準であるシャーシ112により支持さ
れ、右側面が図7に詳しく示すような丸型ガイド113
により支持され、下面の左半分がステージ110aのガ
イド114により支持され、下面の右半分が図8に詳し
く示すような板バネ115により支持される。
【0024】ステージ110aは光カード10の上面の
形状を維持するために、光カード10の挿入方向の断面
が略コの字形に形成され、また、その終端には光カード
10の先端位置を規制するストッパ110bが取り付け
られている。また、光カード10の右側面と下面の右半
分をそれぞれ支持する丸型ガイド113と板バネ115
による光カード10の変形防止及び保持が十分でない場
合には、サーマルヘッド151が光カード10の下面に
圧着することにより記録エリア12全体を水平に保持す
る。
【0025】図7に示す丸型ガイド113は、円筒部1
13aと、テーパ部113bとテーパ部113cにより
構成され、光カード10の搬送方向に沿って複数個配置
されている。また、その円筒部113aの直径Dは、光
カード10が奥深く搬送されるに従って徐々に大きくな
るように形成されている。また、円筒部113aにより
光カード10を支持するので、光カード10の挿入時及
び排出時に、破損させるような抵抗とならない。ここ
で、円筒部113aの軸方向の長さが必要以上に長いと
搬送時の摩擦抵抗が大きく、スムーズな搬送を妨げるの
で、光カード10の側端に接触しないテーパ部113b
と、光カード10の上下方向をガイドするためのテーパ
部113cが設けられている。
【0026】板バネ115は図8に示すように、光カー
ド10のUV保護膜16側の面を一定の力で押し上げ
て、光カード10の上面をステージ110aの下面に沿
わせるようにして反りを補正する。また、光カード10
全体に渡って均一な力により押し上げるために複数個の
板バネ115が光カード10の搬送方向に設けられてい
る。また、板バネ115により光カード10が受ける負
荷は、搬送時に障害とならないようにあらかじめ設定さ
れる。また、ステージ110aはサーマルヘッド151
が光カード10のUV保護膜16側の面に圧着する時に
光カード10全体に渡って保持するために光カード10
の上側に配置される。
【0027】次に図9を参照して光記録媒体記録/再生
装置100の駆動系とセンサ系について説明する。フォ
トディテクタS1は挿入口111を介して挿入された光
カード10の先端を検出する位置に配置され、フォトデ
ィテクタS2は搬送系110により搬送された光カード
10の先端がステージ110aのストッパ110bに到
達したことを検出する位置に配置されている。センサS
3〜S6はサーマルヘッド151の各種位置を検出する
位置に配置され、センサS7は光学系ユニット120が
ホームポジションに位置することを検出する位置に配置
されている。モータM1は搬送系110の駆動モータで
あり、モータM2〜M4は光学系ユニット120、サー
マルヘッド151、クリーニング機構130の各駆動モ
ータである。
【0028】このような光記録媒体記録/再生装置10
0は図10に示すようなカードライタ200に内蔵され
る。このカードライタ200の筐体201は、幅が約4
0mmであって縦長の略直方体で構成され、その中央部
に光記録媒体記録/再生装置100が配置される。ま
た、光記録媒体記録/再生装置100の上方にはインタ
フェースボックス202が配置され、光記録媒体記録/
再生装置100の下方にはコントローラ203が配置さ
れる。コントローラ203は光記録媒体記録/再生装置
100を制御し、インタフェースボックス202は不図
示の外部コントローラとの間で通信を行うために用いら
れる。
【0029】図11はコントローラ203の制御を示し
ている。まず、フォトディテクタS1が挿入口111を
介して挿入された光カード10を検出したか否かを判断
し(ステップS1)、光カード10を検出するとモータ
M1を駆動して搬送系110による搬送を開始し(ステ
ップS2)、光カード10の外形によりあらかじめ設定
されている記録情報読み出し・記録位置まで搬送する。
そして、記録エリア12の第1記録エリアを検出すると
搬送を停止し(ステップS3→S4)、また、この時光
学系ユニット120をこの第1記録エリアに搬送する。
次いでレーザビーム照射装置121からレーザビームを
照射して第1記録エリアの記録情報を電子撮像素子12
2により読み込み(ステップS5)、次いで光学系ユニ
ット120を記録エリア毎にステップ状に搬送すること
により光カード10の最終記録エリアまでの記録情報を
読み込む(ステップS6)。
【0030】次いで読み込み情報に基づいてその光カー
ド10が正しいか否かを判断し(ステップS7)、正し
い場合にはステップS8以下に進み、他方、正しくない
場合にはステップS11にジャンプする。ステップS
8、S9ではサーマルヘッド151を光カード10の記
録位置まで搬送して情報記録(ホログラム像の破壊)を
行う。続くステップS10では光学系ユニット120を
その記録位置まで搬送して記録情報を読み込み、記録情
報(ホログラム像の破壊)を確認することができなかっ
た場合にはステップS9に戻って再度情報記録を行い、
他方、記録情報を確認することができた場合にはステッ
プS10に進む。ステップS10ではその光カード10
を排出し、次いでフォトディテクタS1が光カード10
の抜き取りを確認すると排出を停止する(ステップS1
2)。
【0031】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、レ
ーザビーム照射手段及び撮像手段をその各光軸が光記録
媒体に対して斜めになるように配置したので、水平方向
のサイズを小さくすることができるとともに、安価な構
成で光学系の精度を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る光記録媒体の一実施形態を示す構
成図である。
【図2】本発明に係る光記録媒体記録/再生装置の一実
施形態を示す斜視図である。
【図3】図1の装置の内部構成を示す右側面図である。
【図4】図2の光学系ユニットを詳しく示す構成図であ
る。
【図5】光カードに対するレーザビームの入射角と反射
率を示すグラフである。
【図6】図2の搬送系を詳しく示す分解斜視図である。
【図7】図6の丸型ガイドを詳しく示す構成図である。
【図8】図6の板バネを詳しく示す構成図である。
【図9】図1の光記録媒体記録/再生装置の駆動モータ
とセンサを詳しく示す構成図である。
【図10】図1の光記録媒体記録/再生装置が内蔵され
るカードライタを示す構成図である。
【図11】図10のカードライタの処理を説明するため
のフローチャートである。
【図12】従来の光カードを示す平面図である。
【図13】従来の光カードを示す側面図である。
【図14】従来の光記録媒体記録/再生装置を示す構成
図である。
【図15】図14の再生、記録機構を示す構成図であ
る。
【図16】図15のサーマルヘッドを示す構成図であ
る。
【符号の説明】
10 光カード(光記録媒体) 110 搬送系(搬送手段) 110a ステージ 111 挿入口 113 丸型ガイド 115 板バネ 120 光学系ユニット 121 レーザビーム照射装置(レーザビーム照射手
段) 122 電子撮像素子(撮像手段) 150 記録系 151 サーマルヘッド
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI G06K 19/06 G11B 7/00 A G07F 7/08 G06K 19/00 D G11B 7/00 G07F 7/08 L (72)発明者 田辺 英男 神奈川県横浜市神奈川区守屋町3丁目12番 地 日本ビクター株式会社内 (72)発明者 相澤 武 神奈川県横浜市神奈川区守屋町3丁目12番 地 日本ビクター株式会社内 (72)発明者 中川 直之 神奈川県横浜市神奈川区守屋町3丁目12番 地 日本ビクター株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 情報がホログラム像で配列されて記録さ
    れた光記録媒体を記録/再生する光記録媒体記録/再生
    装置であって、 前記光記録媒体を挿入するための挿入口を備え、前記挿
    入口を介して挿入された前記光記録媒体を水平方向に、
    かつ前記ホログラム像の配列方向に搬送する搬送手段
    と、 前記搬送手段により搬送された前記光記録媒体の記録エ
    リアに対してレーザビームを入射角度iで照射するレー
    ザビーム照射手段と、 前記レーザビーム照射により前記光記録媒体から得られ
    る回折角度aのホログラム像を撮像する撮像手段とを有
    し、 前記レーザビーム照射手段及び撮像手段の各光軸の角度
    θが θ=2(90°−i)±a であるとともに、前記レーザビーム照射手段及び撮像手
    段が一体的に配置され、前記光記録媒体の記録面に対し
    て略平行に、かつ前記ホログラム像の配列方向に移動可
    能である光記録媒体記録/再生装置。
  2. 【請求項2】 前記搬送手段は、 前記光記録媒体の少なくとも上面をガイドする形状のス
    テージと、 前記光記録媒体の側面をガイドする円筒部、底辺が前記
    円筒部と一体的に形成されて前記光記録媒体の側面と接
    触しない第1の円錐部、及び頂部が前記第1の円錐部の
    頂部と一体的に形成されて前記光記録媒体の上下方向を
    ガイドする第2の円錐部を備え、前記光記録媒体の搬送
    方向に沿って配置された複数個のガイド部と、 前記光記録媒体の下面に押圧して上面を前記ステージに
    押し当てる可撓性部材とを、 有することを特徴とする請求項1記載の光記録媒体記録
    /再生装置。
  3. 【請求項3】 前記光記録媒体に記録されたホログラム
    像を破壊するサーマルヘッドを有し、前記サーマルヘッ
    ドが前記光記録媒体の下面に押圧されてこの光記録媒体
    の上面を前記ステージに押し当てることを特徴とする請
    求項2記載の光記録媒体記録/再生装置。
JP10058824A 1998-02-24 1998-02-24 光記録媒体記録/再生装置 Withdrawn JPH11242727A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009087457A (ja) * 2007-09-28 2009-04-23 Hitachi Ltd 光情報記録/再生装置及びディスク判別方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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