JP2009087457A - 光情報記録/再生装置及びディスク判別方法 - Google Patents

光情報記録/再生装置及びディスク判別方法 Download PDF

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Abstract

【課題】ユーザが光ディスクの種類を意識することなく使用することができる、使い勝手の良い光情報記録/再生装置及び光情報記録/再生装置の使い勝手を向上させ得るディスク判別方法を提案する。
【解決手段】装着された光情報記録媒体に向けて光ビームを発射し、光情報記録媒体における光ビームの反射光又は光情報記録媒体を透過した光ビームの透過光を受光し、受光した反射光又は透過光に応じた出力信号を出力し、当該出力信号に基づいて、光情報記録媒体がホログラフィを利用して情報を記録するホログラムディスク及び反射光に基づいて情報を再生する反射型光ディスクのいずれであるかを判別するようにした。
【選択図】図10

Description

本発明は、ホログラフィを用いて、光情報記録媒体に情報を記録する、及び/又は光情報記録媒体から情報を再生する、装置に関する。
従来から、CD(Compact Disc)やDVD(Digital Versatile Disc)等の反射系の光学情報記録媒体(光ディスク)の情報記録領域(情報記録面)に情報を記録し、及び/又は当該情報記録領域に記録された情報を再生する光情報記録/再生装置がある。
また、近年では、青紫色半導体レーザを用いたブルーレイディスク(Blue-ray Disc:以下、「BD」という)規格や、HD DVD(High Definition DVD)規格等により、コンシューマ用(民生用)においても50GB程度の記録密度を持つ反射系ディスクの商品化が可能となってきた。その一方で、光ディスクについても、100GB〜1TBというHDD(Hard Disc Drive)容量に匹敵するさらなる大容量化が望まれている。
しかしながら、このような超高密度を光ディスクで実現するためには、今までの様な短波長化と対物レンズ高NA化による従来の高密度技術とは異なった新しいストレージ技術が必要となる。そこで、近年では、ホログラフィを利用してデジタル情報を記録するホログラム記録技術が注目を集めている。このホログラム記録技術によれば、1つのホログラムで2次元的な情報を同時に記録/再生することができ、また同じ場所に複数のページデータを重ね書きすることができるため、大容量かつ高速な情報の記録再生に有効である。
このようなホログラム記録技術として、信号光束をレンズでホログラム用の光ディスク(以下、これをホログラムディスクと呼ぶ)に集光すると同時に、平行光束の参照光を照射して干渉させてホログラムの記録を行い、さらに参照光のホログラムディスクへの入射角度を変えながら異なるページデータを空間光変調器に表示して多重記録を行う、いわゆる角度多重記録方式がある。(例えば、特許文献1参照)。
また、1つの空間光変調器において内側の画素からの光を信号光、外側の輪帯状の画素からの光を参照光として、両光束を同じレンズでホログラムディスクに集光し、レンズの焦点面付近で信号光と参照光を干渉させてホログラムを記録するシフト多重方式を用いたホログラム記録技術も紹介されている。(例えば、特許文献2参照)。
特開2004−272268号公報 WO2004−102542号公報
ホログラムディスクに対応した光情報記録/再生装置においては、上位互換の観点から、CDやDVD及びBD等に代表される従来の反射型光ディスク(光ビームを照射し、その反射光に基づいて情報を再生するタイプの光ディスクと呼ぶ)に対しても情報を記録/再生できるようにすることが望ましい。ただし、反射型光ディスクとホログラムディスクとでは情報の記録/再生方式が全く異なるため、自己に装着された光ディスクが反射型光ディスク及びホログラムディスクのいずれであるのかを自動判別し、判別結果に基づいてその光ディスクに対応した記録再生方式で情報の記録再生を行い得るように光情報記録/再生装置を構築することが望まれる。
そして、このように光情報記録/再生装置を構築することによって、ユーザがそのとき装着する光ディスクの種類を意識することなく光情報記録/再生装置を使用することができ、その分、光情報記録/再生装置の使い勝手を向上させ得るものと考えられる。
本発明は以上の点を考慮してなされたもので、使い勝手を向上させ得る光情報記録/再生装置を提案しようとするものである。
かかる課題を解決するため本発明においては、光情報記録媒体に情報を記録し、及び/又は前記光情報記録媒体に記録された情報を再生する光情報記録/再生装置において、装着された前記光情報記録媒体に向けて光ビームを発射する光源部と、前記光情報記録媒体における前記光ビームの反射光又は前記光情報記録媒体を透過した前記光ビームの透過光を受光し、受光した前記反射光又は前記透過光に応じた出力信号を出力する受光部と、前記受光部から出力される前記出力信号に基づいて、前記光情報記録媒体がホログラフィを利用して情報を記録するホログラムディスク及び反射に基づいて情報を再生する反射型光ディスクのいずれであるかを判別する判別部とを備えることを特徴とする。
また本発明においては、光情報記録媒体に情報を記録し、及び/又は前記光情報記録媒体に記録された情報を再生する光情報記録/再生装置におけるディスク判別方法において、装着された前記光情報記録媒体に向けて光ビームを発射する第1のステップと、前記光情報記録媒体における前記光ビームの反射光又は前記光情報記録媒体を透過した前記光ビームの透過光を受光し、受光した前記反射光又は前記透過光に応じた出力信号を出力する第2のステップと、前記出力信号に基づいて、前記光情報記録媒体がホログラフィを利用して情報を記録するホログラムディスク及び反射光に基づいて情報を再生する反射型光ディスクのいずれであるかを判別する第3のステップとを備えることを特徴とする。
本発明によれば、ユーザがそのとき装着する光ディスクの種類を意識することなく光情報記録/再生装置を使用することができ、光情報記録/再生装置の使い勝手を向上させることができる。
以下図面について、本発明の一実施の形態を詳述する。
(1)第1の実施の形態
(1−1)第1の実施の形態による光情報記録再生装置の構成
図1において、1は全体として本実施の形態による光情報記録再生装置を示す。この光情報記録再生装置は、ホスト2からの要求に応じてホログラムディスク3に対して情報を記録再生し得るほか、反射型光ディスク4に対しても情報を記録再生し得るようになされている。
すなわち、本実施の形態の光情報記録再生装置1は、光ピックアップ11、位相共役光学系12、ディスクキュア光学系13、ディスク回転角度検出用光ピックアップ14、回転モータ16及びこれらを制御するマイクロコンピュータ17を備えており、所定状態に装着された光ディスク(ホログラムディスク1又は反射型光ディスク2)を回転モータ16によって回転駆動させることができる構成となっている。
光ピックアップ11は、ホログラムディスク3に情報を記録/再生するためのホログラム用光学系11Aと、反射型光ディスク4に情報を記録/再生するための反射型光ディスク用光学系11Bとから構成される。
ホログラム用光学系11Aは、参照光及び信号光をホログラムディスク3に出射してホログラフィを利用してデジタル情報を記録する役割を果たす。この際、記録される情報信号は、ホスト2からマイクロコンピュータ17に与えられたデジタル情報に対してホログラム用信号生成回路18において所定の信号処理を施すことにより生成されたもので、この情報信号に基づいて光ピックアップ11のホログラム用光学系11Aにおいて光ビームを空間光変調してなる信号光が生成される。ホログラムディスク3に照射される参照光と信号光の照射時間は、光ピックアップ11内の後述するシャッタ42(図3参照)の開閉時間をマイクロコンピュータ17によって図示しないシャッタ制御回路を介して制御することで調整できる。
ホログラムディスク3に記録された情報を再生する場合は、ホログラム用光学系11Aから出射された参照光の位相共役光を、ホログラムディスク3を基準としてホログラム用光学系11Aの反対側に設けられた位相共役光学系12によって生成する。ここで、位相共役光とは、入力光と同一の波面を保ちながら逆方向に進む光波のことである。この位相共役光によって再生される再生光をホログラム用光学系11A内の後述する光検出器62(図3参照)によって検出し、ホログラム用信号処理回路19によって信号を再生する。
以上の記録/再生動作をホログラムディスク3の全面に渡って行なうために、回転モータ16により、ホログラムディスク3を回転させる。この場合において、ホログラムディスク3に情報を安定して記録するために十分な光エネルギーを得るため、情報の記録、再生を行う際、ホログラムディスク3は静止していることが望ましい。したがって、本実施の形態では、ホログラムディスク3を順次静止させながら情報の記録/再生を行なうように、マイクロコンピュータ17がディスク回転モータ制御回路20を介して回転モータ16を駆動制御する。
ディスクキュア光学系13は、ホログラムディスク3のプリキュア及びポストキュアに用いる光ビームを生成するものである。ここで、プリキュアとは、ホログラムディスク3の所望の位置に情報を記録する際、この所望位置に参照光と信号光を照射する前に予め所定の光ビームを照射する前工程のことである。また、ポストキュアとは、ホログラムディスク3内の所望の位置に情報を記録した後、該所望の位置に追記不可能とするために所定の光ビームを照射する後工程のことである。
ディスク回転角度検出用光ピックアップ14は、ホログラムディスク3の回転角度を検出するための光ピックアップであり、図4について後述する光ピックアップ11の反射型光ディスク用光学系11Bと同様の構成を有する。本実施の形態の場合、ホログラムディスク3のディスク回転角度検出用光ピックアップ14と対向する面の最内周には、図2に示すように、ホログラムディスク3の所定の回転角度を1周期とする正弦波状の回転角度制御用トラック3A及び反射層がホログラムディスク3の一周に渡って形成されている。ディスク回転角度検出用光ピックアップ14は、この回転角度制御用トラック3Aに赤色光ビームを照射し、その反射光に基づいてホログラムディスク3の回転角度に応じた回転角度検出信号を生成し、生成した回転角度検出信号をマイクロコンピュータ17に送出する。かくしてマイクロコンピュータ17は、この回転角度検出信号に基づいてディスク回転モータ制御回路20を介してホログラムディスク3の回転角度を制御する。
なお、かかる光ビームのホログラムディスク3上における光スポットの焦点合わせ(オートフォーカス)及びトラック(案内溝)上への位置合わせ(トラッキング)は、回転角度検出用サーボ信号生成回路21及び回転角度検出用サーボ制御回路22を介して行われる。また、従来型ディスク検出回路23は、このとき回転角度検出用サーボ信号生成回路12により生成される、光ビームの光ディスクからのデフォーカス量に応じた信号レベルのフォーカス誤差信号に基づいて、そのとき装着されている光ディスクが従来型ディスク4であるか否かを判定するための信号を生成する機能を有するものである。従来型ディスク検出回路23の具体的な構成については後述する。
光ピックアップ11内のホログラム用光学系11A及び反射型光ディスク用光学系11Bと、ディスクキュア光学系13と、ディスク回転角度検出用光ピックアップ14とは、各々その内部に光源を有する。これらの光源には、それぞれ光源駆動回路24から所定の光源駆動電流が供給される。かくしてこれら光源は、それぞれ所定の光量で光ビームを発光することができる。
また、光ピックアップ11、位相共役光学系12、ディスクキュア光学系13は、ホログラムディスク3の半径方向に位置をスライドできるスライド機構が設けられており、アクセス制御回路25を介して位置制御が行われる。そして、この位置制御により、ディスク全面での記録及び再生が可能となる。
なお、光情報記録再生装置1の小型化を達成するため、光ピックアップ11、位相共役光学系12、ディスクキュア光学系13、ディスク回転角度検出用光ピックアップ14は、いくつかの光学系構成又は全ての光学系構成をひとつに纏めて簡素化してもよい。また、ホログラフィを利用した記録技術は、超高密度な情報を記録可能な技術であるため、例えば、ホログラムディスク3の傾きや位置ずれに対する許容誤差が極めて小さくなる傾向がある。このため、光ピックアップ11内に、例えば、ホログラムディスク3の傾きや位置ずれ等、許容誤差が小さいずれ要因のずれ量を検出する機構を設け、ホログラム用サーボ信号生成回路26でサーボ制御用の信号を生成し、サーボ制御回路27を介して、前記ずれ量を補正するサーボ機構を光情報記録再生装置1内に備えてもよい。
一方、光ピックアップ11の反射型光ディスク用光学系11Bは信号光を反射型光ディスク4に出射してデジタル情報を記録する役割を果たす。この際、記録される情報信号は、ホスト2からマイクロコンピュータ17に与えられたデジタル情報に対して反射型光ディスク用信号生成回路28において所定の信号処理を施すことにより生成されたもので、この情報信号に基づいて変調された光ビームが光ピックアップ11の反射型光ディスク用光学系11Bから発射され、これが反射型光ディスク4上に集光されて情報が記録される。
また、光ディスク2に記録された情報を再生する際は、反射型光ディスク4からの反射光を反射型光ディスク用光学系11Bにおいて電気信号に変換し、この電気信号に対して反射型光ディスク用信号処理回路29において所定の信号処理を施すことにより再生信号を得る。そして、このようにして得られた再生信号がマイクロコンピュータ17を介してホスト2に出力される。以上の記録再生動作において、反射型光ディスク4上における光スポットの焦点合わせ(オートフォーカス)及びトラック(案内溝)上への位置合わせ(トラッキング)は、反射型光ディスク用サーボ信号生成回路30及びサーボ制御回路27を介して行われる。
以上の記録再生動作を反射型光ディスク4の全面に渡って行うために、回転モータ16により反射型光ディスク4を回転させる。この場合、反射型光ディスク4における情報の記録再生では、数百Mbpsという高速転送速度を得るため、光ディスク2を分速数千回転の高速度で回転させるように、マイクロコンピュータ17がディスク回転モータ制御回路20を介して回転モータ16を駆動制御する。
図3は、ホログラム用光学系11Aの具体的な構成を示す。このホログラム用光学系11Aでは、光源40を出射した光ビームがコリメートレンズ41を介してシャッタ42に入射する。シャッタ42が開いているときは、光ビームはシャッタ42を通過した後、例えば2分の1波長板等で構成される光学素子43によってP偏光とS偏光の光量比が所望の比になるように偏光方向を制御された後、PBSプリズム44に入射する。PBSプリズム44を透過した光ビームは、ビームエキスパンダ45によって光ビーム径を拡大された後、位相マスク46、リレーレンズ47及びPBSプリズム48を経由して空間光変調器49に導入される。空間光変調器49は、ホログラム用信号生成回路18(図1)から与えられる情報信号に基づいて光ビームを空間光変調する。そして、この結果として得られた信号光ビームが、リレーレンズ50間の空間フィルタ51を介して対物レンズ52に入射し、この対物レンズ52によってホログラムディスク3上に集光される。
またPBSプリズム44を反射した光ビームは、偏光方向変換素子53によって記録時又は再生時に応じて所定の偏光方向に設定された後、ミラー54,55を経由してガルバノミラー56に入射する。そして、このガルバノミラー56における反射光が参照光ビームとしてレンズ58及び対物レンズ59を介してホログラムディスク3に入射する。ここで、ガルバノミラー56はアクチュエータ57によって回転が可能なミラーであり、この回転によってホログラムディスク3に対する参照光ビームの入射角度を所望の角度に設定することができる。
このように、信号光ビームと参照光ビームとをホログラムディスク3上において互いに重ね合うように入射させることで、ホログラムディスク3内には干渉縞パターンが形成され、このパターンを情報記録領域に書き込むことで情報を記録する。またガルバノミラー52を回転させることで、ホログラムディスク3に入射する参照光ビームの入射角度を変化させることができるため、角度多重による記録が可能である。
ホログラムディスク3に記録した情報を再生する場合には、シャッタ42を閉じることにより参照光のみをホログラムディスク3に入射させ、ホログラムディスク3を透過した光ビームを位相共役光学系12のガルバノミラー60にて反射させることで、その位相共役光を生成する。なおガルバノミラー60は、アクチュエータ61によって回転自在に保持される。この位相共役光によって再生された再生光ビームは、対物レンズ52及びリレーレンズ50間の空間フィルタ51を介してPBSプリズム48に入射し、このPBSプリズム48において反射して光検出器62に入射する。かくしてこの光検出器62の出力がホログラム用信号処理回路19(図1)に与えられて再生処理される。
一方、図4は、反射型光ディスク用光学系11Bの具体的な構成を示す。この反射型光ディスク用光学系11Bでは、反射型光ディスク4に情報を記録する場合、反射型光ディスク用信号生成回路28(図1)から与えられる情報信号に基づいて変調された光ビームが光源70から発射され、この光ビームがコリメートレンズ71を介して偏光方向変換素子72に入射する。偏光方向変換素子72では、ここから出射される光ビームの偏光がS偏光となるように偏光方向を制御することで、PBSプリズム73に入射する光ビームを反射させ、ビームエキスパンダ74の光路へと光ビームを導く。次に、ビームエキスパンダ74を通過した光ビームは、立ち上げミラー75と、例えば4分の1波長板等で構成される光学素子76とを経由して円偏光の状態で対物レンズ77に入射し、この対物レンズ77によって反射型光ディスク4の情報記録領域(情報記録面)上に集光される。これによりこの光ビームによって、反射型光ディスク4に対する情報の記録が行われる。
また、かかる光ビームの反射型光ディスク4における反射光は、対物レンズ77、光学素子76、立ち上げミラー75、ビームエキスパンダ74を経て、PBSプリズム73を透過する。PBSプリズム73を透過した光ビームは、コリメートレンズ78を透過した後、情報信号や所望のサーボ信号等を検出できるように検出側回折格子79によって所望の光ビームに回折分離され、その後光検出器80の受光面上に集光される。かくしてこの光検出器80の出力が反射型光ディスク用サーボ信号生成回路30(図1)に与えられ、反射型光ディスク用サーボ信号生成回路30において、かかる光検出器80の出力に基づいてトラッキング誤差信号及びフォーカス誤差信号が生成される。そしてこのトラッキング誤差信号及びフォーカス誤差信号に基づいて、マイクロコンピュータ17の制御のもとに、サーボ制御回路27を介してトラッキング制御やフォーカス制御が行なわれる。
さらに、反射型光ディスク4に記録された情報を再生する場合には、マイクロコンピュータ17の制御のもとに、光源駆動回路24から一定の光源駆動電流が与えられ、光源70から一定パワーの光ビームが発射される。この光ビームが上述の記録動作時と同様にして反射型光ディスク4の情報記録面上に集光され、その反射光が記録動作時と同様にして光検出器80に入射する。そして、この光検出器80の出力が反射型光ディスク用信号処理回路29(図1)に与えられ、反射型光ディスク用信号処理回路29において再生処理される。また、かかる光検出器80の出力は、反射型光ディスク用サーボ信号生成回路30にも与えられ、かくしてこの光検出器80の出力に基づいて上述の記録動作時と同様にしてトラッキング制御やフォーカス制御が行なわれる。
このように、光ピックアップ11は、光源40から光を出射させるか、光源70から光を出射させるかを切り替える(選択する)ことで、ホログラムディスク3や反射型光ディスク4に情報を記録又は再生することができる。
図5〜図7は、光情報記録再生装置1における記録/再生の動作フローを示したものである。ここでは、特にホログラムディスク3に対する記録再生に関するフローを説明する。
図5は、光情報記録再生装置1に光ディスクを挿入した後、記録又は再生の準備が完了するまでの記録/再生準備処理の流れを示し、図6は、準備完了状態から光ディスクに情報を記録するまでの記録処理の流れを示し、図7は、準備完了状態から光ディスクに記録した情報を再生するまでの再生処理の流れを示したものである。
図5に示すように、光ディスクを挿入すると(SP1)、光情報記録再生装置1は、例えば挿入された光ディスクがホログラフィを利用してデジタル情報を記録又は再生する光ディスク(ホログラムディスク3)であるかどうかのディスク判別を行なう(SP2)。
ディスク判別の結果、挿入された光ディスクがホログラムディスク3であると判断すると、光情報記録再生装置1は、そのホログラムディスク3に設けられたコントロールデータを読み出し、例えばその光ディスクに関する情報や、例えば記録時又は再生時における各種設定条件に関する情報を取得する(SP3)。
光情報記録再生装置1は、かかるコントロールデータを読み出し終えると、コントロールデータに応じた各種調整や光ピックアップ11に関わる学習処理を行い(SP4)、記録又は再生の準備が完了する(SP5)。
準備完了状態から情報を記録するまでの動作フローは、図6に示す通りである。すなわち光情報記録再生装置1は、まず、記録するデータを受信して、該データに応じた情報を光ピックアップ11内のホログラム用光学系11Aにおける図3について上述した空間変調器46に送り込む(SP10)。
その後、光情報記録再生装置1は、ホログラムディスク3に高品質の情報を記録できるように、必要に応じて各種学習処理を事前に行い(SP11)、シーク動作ならびにアドレス再生を繰り返しながら光ピックアップ11ならびにディスクキュア光学系13の位置をホログラムディスク3の所定の位置に配置する(SP12及びSP13)。
次いで光情報記録再生装置1は、ディスクキュア光学系13から出射する光ビームを用いて所定の領域をプリキュアするプリキュア処理を行い(SP14)、この後、光ピックアップ11のホログラム用光学系11Aから出射する参照光と信号光を用いてデータを記録する(SP15)。
データを記録した後は、光情報記録再生装置1は、必要に応じてデータをベリファイし(SP16)、ディスクキュア光学系13から出射する光ビームを用いてポストキュアするポストキュア処理を行なう(SP17)。
準備完了状態から記録された情報を再生するまでの動作フローは、図7に示す通りである。すなわち光情報記録再生装置1は、ホログラムディスク3から高品質の情報を再生できるように、必要に応じて各種学習処理を事前に行う(SP20)。その後、シーク動作ならびにアドレス再生を繰り返しながら光ピックアップ11ならびに位相共役光学系12の位置をホログラムディスク3の所定の位置に配置する(SP21及びSP22)。
その後、光情報記録再生装置1は、光ピックアップ11のホログラム用光学系11Aから参照光を出射し、ホログラムディスク3に記録された情報を読み出す(SP23)。
(2−1)本実施の形態におけるディスク判別方法
次に、図5のステップSP2において行なわれるディスク判別処理の具体的な方法について説明する。
図8(A)〜(C)は、ディスク回転角度検出用光ピックアップ14の図示しない対物レンズを光ディスクの軸方向に移動させながら、当該ディスク回転角度検出用光ピックアップ14から光ディスクに向けて光ビームを発射し、その光ビームの光ディスクにおける反射光に基づいて回転角度検出用サーボ信号生成部21において生成されるフォーカス誤差信号S1の振幅変化の様子を示している。
この場合、光情報記録再生装置1に光ディスクが装着されていないときには、ディスク回転角度検出用光ピックアップ14から発射された光ビームが光ディスクにおいて反射しないため、フォーカス誤差信号S1の振幅は常に一定値(「0」)をとる。また、光情報記録再生装置1にホログラムディスク3が装着されているときには、かかる光ビームがホログラムディスク3の表面において反射するため、その反射光によってフォーカス誤差信号S1の振幅が図8(B)のように僅かに変化する。
従って、図8(A)のフォーカス誤差信号S1の信号レベルと、図8(B)のフォーカス誤差信号S1のピークレベルとの間に閾値(以下、これを第1の電圧閾値Vth1と呼ぶ)を設定し、上述のようにディスク回転角度検出用光ピックアップ14から光ディスクに向けてフォーカス位置を変化させながら光ビームを発射した場合におけるフォーカス誤差信号S1の変動がこの第1の電圧閾値Vth1よりも大きいか否かを判定することによって、光ディスクが装着されているか否かを判定することができる。
一方、光情報記録再生装置1に反射型光ディスク4が装着されているときには、ディスク回転角度検出用光ピックアップ14から発射された光ビームが反射型光ディスク4の表面及び反射層においてそれぞれ反射するため、その反射光によってフォーカス誤差信号S1の振幅が図8(C)のように変化する。この場合、光ビームは、反射型光ディスク4の表面よりも反射層において多く反射するため、フォーカス誤差信号S1の振幅は、反射型光ディスク4の表面における反射光に起因する変動(図8(C)の左側の変動)よりも、反射層における反射光に起因する変動(図8(C)の右側の変動)のほうが大きくなる。
従って、反射型光ディスク4の表面における反射光に基づくフォーカス誤差信号S1のピークレベルと、従来型ディスク4の反射層における反射光に基づくフォーカス誤差信号S1のピークレベルとの間に閾値(以下、これを第2の電圧閾値Vth2と呼ぶ)を設定し、上述のようにディスク回転角度検出用光ピックアップ14から光ディスクに向けてフォーカス位置を変化させながら光ビームを発射した場合におけるフォーカス誤差信号S1の変動がこの第2の電圧閾値Vth2よりも大きいか否かを判定することによって、そのとき装着されている光ディスクがホログラムディスク3であるか否かを判定することができる。
そこで、本実施の形態による光情報記録再生装置1では、回転角度検出用サーボ信号生成回路21において生成されたフォーカス誤差信号S1に基づいて、反射型光ディスク検出回路23において、そのフォーカス誤差信号S1の信号レベルが図8(A)〜(C)について上述した第1の電圧閾値Vth1や第2の電圧閾値Vth2よりも大きいか否かを判定することにより、光ディスクが装着されているか否か、及び光ディスクが装着されている場合に、その光ディスクがホログラムディスク3及び反射型光ディスク4のいずれであるかを判断する。
図9は、このような機能を有する反射型光ディスク検出回路23の具体的な構成を示している。この図9からも明らかなように、光情報記録再生装置1においては、ディスク回転角度検出用光ピックアップ14内に設けられた4分割光検出器81の第1及び第3の受光領域81A,81Cからの出力が、それぞれ回転角度検出用サーボ信号生成回路21内に設けられた第1又は第3のIVアンプ82A,82Cを介して第1の加算回路83Aに与えられ、この第1の加算回路83Aにおいて加算されて第1の加算信号として減算回路84の正入力端に与えられる。またかかる4分割光検出器81の第2及び第4の受光領域81B,81Dからの出力が、それぞれ回転角度検出用サーボ信号生成回路21内に設けられた第2又は第4のIVアンプ82B,82Dを介して第2の加算回路83Bに与えられ、この第2の加算回路83Bにおいて加算されて第2の加算信号として減算回路84の負入力端に与えられる。
減算回路84は、第1の加算信号から第2の加算信号を減算し、かくして得られたフォーカス誤差信号をマイクロコンピュータ17に送出する。かくしてマイクロコンピュータ17は、このフォーカス誤差信号に基づいて、上述のようにディスク回転角度検出用光ピックアップ14から発射された光ビームが光ディスク上でジャストフォーカスするように、回転角度検出用サーボ制御回路22を介してディスク回転角度検出用光ピックアップ14を制御する。
また減算回路84から出力されるフォーカス誤差信号は、反射型光ディスク検出回路23内の第1及び第2の減算回路85A,85Bの各正入力端にも与えられる。そして、第1の減算回路85Aの負側入力端には、図5のステップSP2のディスク判別処理時、マイクロコンピュータ17の制御のもとに、第1の閾値電圧出力回路86Aから上述の第1の閾値電圧Vth1が与えられる。かくして第1の減算回路84Aは、フォーカス誤差信号の信号レベルから第1の閾値電圧Vth1を減算し、かくして得られたフォーカス誤差信号と第1の閾値電圧Vth1との差分電圧を第1の判定信号としてマイクロコンピュータ17に出力する。
同様に、第2の減算回路85Bの負側入力端には、図5のステップSP2のディスク判別処理時、マイクロコンピュータ17の制御のもとに、第2の閾値電圧出力回路86Bから上述の第2の閾値電圧Vth2が与えられる。かくして第2の減算回路84Bは、フォーカス誤差信号の信号レベルから第2の閾値電圧Vth2を減算し、かくして得られたフォーカス誤差信号と第2の閾値電圧Vth2との差分電圧を第2の判定信号としてマイクロコンピュータ17に出力する。
そしてマイクロコンピュータ17は、反射型光ディスク検出回路23から与えられる第1及び第2の判定信号に基づいて、そのとき光ディスクが装着されているか否か、及び光ディスクが装着されている場合には、その光ディスクがホログラムディスク3及び反射型光ディスク4のいずれであるかを判定する。またマイクロコンピュータ17は、この判定結果に基づいて、各種の設定処理を実行する。
図10は、このようなディスク判別処理に関するマイクロコンピュータ17の具体的な処理内容を示すフローチャートである。マイクロコンピュータ17は、図示しない内部メモリに格納された制御プログラムに基づいて、この図10に示すディスク判別処理を実行する。
すなわちマイクロコンピュータ17は、図5について上述した記録/再生準備処理のステップSP2に進むとこのディスク判別処理を開始し、まず、ディスク回転角度検出用光ピックアップ14用の図示しないスライド機構を駆動することにより、光ディスクが装着されている場合に当該光ディスクの所定位置と対向する位置にまでディスク回転角度検出用光ピックアップ14を移動させる(SP30)。
続いてマイクロコンピュータ17は、光源駆動回路24(図1)を制御することにより、ディスク回転角度検出用光ピックアップ14内の光源に電源駆動電流を供給することにより、ディスク回転角度検出用光ピックアップ14から光ビーム(赤色光ビーム)を発射させる(SP31)。
その後マイクロコンピュータ17は、かかるディスク回転角度検出用光ピックアップ14内において図示しない対物レンズを保持する図示しない2軸アクチュエータを駆動することにより、対物レンズを光ディスクが装着されている場合の当該光ディスクから最も離れた位置に移動させる(SP32)。
続いてマイクロコンピュータ17は、かかる2軸アクチュエータを駆動することにより、対物レンズのフォーカス方向への移動を開始させ(SP33)、この後、このとき反射型光ディスク検出回路23から与えられる第1及び第2の判定信号の信号レベルのピーク値を取得する(SP34)。
次いでマイクロコンピュータ17は、ステップSP34において取得した第1の判定信号のピーク値に基づいて、フォーカス誤差信号のピーク値が第1の電圧閾値Vth1を超えたか否かを判断する(SP35)。そしてマイクロコンピュータ17は、この判断において否定結果を得ると、自装置に光ディスクが装着されていないものと判断して(SP39)、このディスク判別処理を終了する。
一方、マイクロコンピュータ17は、かかるステップSP35の判断において肯定結果を得ると、ステップSP34において取得した第2の判定信号のピーク値に基づいて、フォーカス誤差信号のピーク値が第2の電圧閾値Vth2を超えたか否か(第2の判定信号のピーク値が正の値であったか否か)を判断する(SP36)。
そしてマイクロコンピュータ17は、この判断において否定結果を得ると、そのとき装着されている光ディスクがホログラムディスク3であると判断し(SP37)、これに対して肯定結果を得ると、そのとき装着されている光ディスクが反射型光ディスク4であると判断して、このディスク判別処理を終了する。
(1−3)本実施の形態の効果
以上のように本光情報記録再生装置1では、光ディスクに光ビームを照射し、その反射光に基づいて装着された光ディスクの種類(ホログラムディスク3及び反射型光ディスク4)を判定するため、ユーザがそのとき装着する光ディスクの種類を意識することなく光情報記録再生装置1を使用することができ、その分、光情報記録再生装置1の使い勝手を向上させることができる。
(2)第2の実施の形態
図1との対応部分に同一符号を付して示す図11は、第2の実施の形態による光情報記録再生装置90を示す。この光情報記録再生装置90は、ディスク回転角度検出用光ピックアップ14から発射されるディスク回転角度検出用の光ビームではなく、光ピックアップ11の反射型光ディスク用光学系11Bから発射されるCDに情報を記録再生するための光ビーム(赤色光ビーム)を用いて、装着された光ディスクがホログラムディスク3であるか否かを判別する点を除いて第1の実施の形態による光情報記録再生装置1と同様に構成されている。
実際上、この光情報記録再生装置90では、反射型光ディスク用サーボ信号生成回路30において生成されたフォーカス誤差信号が反射型光ディスク検出回路91に与えられる。反射型光ディスク検出回路91は、第1の実施の形態による反射型光ディスク検出回路23(図1)と同様の構成を有しており、第1の実施の形態と同様の第1及び第2の判定信号をマイクロコンピュータ93に送出する。
そしてマイクロコンピュータ93は、反射型光ディスク検出回路91から与えられる第1及び第2の判定信号に基づいて、そのとき光ディスクが装着されているか否か、及び装着されている場合には、その光ディスクがホログラムディスク3であるかを判定する。なお、マイクロコンピュータ82によるかかる第1及び第2の判定信号に基づくディスク判別処理の処理手順は図10について上述したディスク判別処理と同様であるため、ここでの説明は省略する。
以上のように本実施の形態による光情報記録再生装置90では、CDに情報を記録再生するための赤色光ビームを用いて光ディスクの種類を判定するため、第1の実施の形態と同様に、ユーザがそのとき装着する光ディスクの種類を意識することなく光情報記録再生装置90を使用することができ、その分、光情報記録再生装置90の使い勝手を向上させることができる。
(3)第3の実施の形態
図1との対応部分に同一符号を付して示す図12は、第3の実施の形態による光情報記録再生装置100を示す。この光情報記録再生装置100は、光ディスクの透過光に基づいて当該光ディスクの種類を判別する点と、回転モータ16の定常回転数に基づいて光ディスクの有無を判定する点とを除いて第1の実施の形態による光情報記録再生装置1と同様に構成されている。
すなわち、上述の第1及び第2の実施の形態においては、光ディスクに光ビームを照射し、その反射光の光量に基づいて光ディスクの装着の有無と、光ディスクが装着されている場合に当該光ディスクの種類とを判別している。
しかしながら、ホログラムディスク3が反射膜を有さない光透過型の光ディスクであり、CD、DVD及びBDなどの反射型光ディスク4が反射層を有する反射型の光ディスクであることを考慮すれば、光ビームが透過する光ディスクをホログラムディスク3、光ビームが透過しない光ディスクを反射型光ディスク4と判断することができる。
そこで本実施の形態による光情報記録再生装置100では、図5のステップSP2において、ホログラム用光学系11Aから光ディスクに参照光を照射し、その透過光を位相共役光学系101において受光し、その受光光量に基づいて、装着された光ディスクがホログラムディスク3であるか否かを判定する。
図3との対応部分に同一符号を付した図13は、このような本実施の形態による光情報記録再生装置のうちのディスク判別機能に関連する部分の具体的な構成を示したものである。この場合、光情報記録再生装置100の位相共役光学系101側には、図6のステップSP16において上述したベリファイを行なうためのベリファイ判定回路102に加えて、反射型光ディスク検出回路103が設けられている。
そして位相共役光学系101は、図5のステップSP2のディスク判別処理の際に、ホログラム用光学系11Aから発射される参照光のうちの光ディスクを透過した参照光を光検出器110において受光し、このときの光検出器110の出力を受光信号としてIVアンプ111を介して反射型光ディスク検出回路103に送出する。
反射型光ディスク検出回路103は、閾値電圧出力回路112及び減算回路113から構成されており、位相共役光学系103から与えられる受光信号を減算回路113の正側入力端に入力する。また閾値電圧出力回路112は、ディスク判別処理時、マイクロコンピュータ104の制御のもとに、ホログラムディスク3を透過した参照光を受光した光検出器110から出力される受光信号の信号レベルよりも低く、かつ反射型光ディスク4により参照光が遮られたときに光検出器110から出力される受光信号の信号レベルよりも高い所定電圧(以下、これを閾値電圧Vth3と呼ぶ)を減算回路113の負側入力端に出力する。
かくして減算回路113は、光検出器110の出力電圧から閾値電圧Vth3を減算した減算結果を判別信号としてマイクロコンピュータ104に送出する。そしてマイクロコンピュータ104は、減算回路113から与えられる判別信号に基づいて、そのとき装着されている光ディスクがホログラムディスク3であるか否かを判定する。
なお、上述のように光ディスクの透過光に基づいて光ディスクの種類を判別するに際しては、光ディスクに照射する参照光がホログラムディスク3に記録された情報に悪影響を及ぼさないように、光ディスク上の参照光を照射する位置に留意する必要がある。
すなわち、ホログラムディスク3の記録層を構成するフォトポリマーには、図14に示すように、初期状態ではエネルギーを吸収し難く(情報を記録し難く)、ある程度エネルギーを吸収した後にはエネルギーを吸収し易くなる(情報を記録し易くなる)が、所定量のエネルギーを吸収し終えた後はエネルギーを吸収し難くなる特性がある。
そこで、通常、ホログラムディスク3に情報を記録するに際しては、まず、ホログラムディスク3におけるそのとき情報を記録する領域部分をプリキュア処理(図6のステップSP14、図14の時刻t1〜t2)し、また情報の記録が完了した後には、その領域部分をポストキュア処理(図6の時刻t3〜t4)することにより記録した情報の定着を図っている。なお、図14において、TH3はプリキュア処理時に情報を記録する領域部分に与えるエネルギーの閾値を示し、TH4はポストキュア処理時に情報を記録する領域部分に与えるエネルギーの閾値を示す。
従って、光ディスクを透過した透過光に基づいてその光ディスクの種類を判別するに際しては、参照光を照射する領域としてプリキュア前の未記録領域か又はポストキュア後の領域を選択する必要がある。
そこで、本実施の形態においては、ホログラムディスク3の所定の半径位置に、予め情報記録には利用しないプリキュア処理前の未記録領域又はポストキュア処理後のROM領域からなるディスク判別用領域が設けられており、ディスク判別処理時にはこのディスク判別用領域に参照光を照射するようにして光ディスクの種類を判別する。
他方、光情報記録再生装置1において、例えば図15(A)に示すような一定の駆動電圧V1を回転モータ16に印加した場合、光ディスクが装着されていないときには、回転モータ16の回転数が図15(B)の曲線K1に示すように変化するのに対し、光ディスクが装着されているときには、図15(B)の曲線K2や曲線K3に示すように、光ディスクが装着されていない場合に比べて光ディスクの重量分だけ回転モータ16の回転数が低くなる。なお、曲線K2及び曲線K3のいずれか一方がホログラムディスク3を装着した場合の回転モータ16の回転特性であり、他方が反射型光ディスク4を装着した場合の回転モータ16の回転特性である。
そこで、本実施の形態による光情報記録再生装置100では、図5のステップSP2において行なわれるディスク判別処理において、回転モータ16の回転数に基づいて光ディスクが装着されているか否かを判定する。
具体的に、光情報記録再生装置100では、図12に示すように、回転モータ16の回転状態に応じたパルスを出力する例えばロータリーエンコーダ等の図示しない高周波発生器が回転モータ16に取り付けられており、その出力が回転数検出回路105に与えられる。そして回転数検出回路105は、供給される高周波発生器の出力に基づいて回転モータ16の回転数を検出し、検出結果を回転数検出信号としてマイクロコンピュータ104に送出する。
このときマイクロコンピュータ104には、図15(B)に示すように、回転モータ16の回転数が予め設定された光ディスクが装着されていないときの回転モータ16の定常回転数よりも小さく、かつ光ディスクが装着されているときの回転モータ16の定常回転数よりも大きい所定値(以下、これを回転数閾値と呼ぶ)Rthが予め設定されている。そしてマイクロコンピュータ104は、回転数検出回路105から与えられる回転数検出信号に基づき認識される回転モータ16の回転数と、回転数閾値とを比較することによって、そのとき光ディスクが装着されているか否かを判定する。
図16は、上述のようなディスク判別処理に関するマイクロコンピュータ104の具体的な処理内容を示すフローチャートである。マイクロコンピュータ104は、図示しない内部メモリに格納された制御プログラムに基づいて、この図16に示すディスク判別処理を実行する。
すなわちマイクロコンピュータ104は、図5について上述した記録/再生準備処理のステップSP2に進むとこのディスク判別処理を開始し、まず、ディスク回転モータ制御回路20を制御することにより回転モータ16を所定電圧で駆動させ(SP40)、この後、回転数検出回路105から与えられる回転数検出信号に基づいて、そのときの回転モータ16の定常回転数が予め設定された上述の回転数閾値Rthよりも大きいか否かを判断する(SP41)。
そしてマイクロコンピュータ104は、この判断において肯定結果を得ると、自装置に光ディスクが装着されていないと判断して(P47)、このディスク判別処理を終了する。
これに対してマイクロコンピュータ104は、かかる判断において否定結果を得ると、図示しないスライド機構を駆動することにより、光ピックアップ11を光ディスクの所定の半径位置へ移動させ(SP42)、この後、光源駆動回路24(図12)を制御して光ピックアップ11のホログラム用光学系11Aの光源40(図13)を駆動させることにより、参照光を光ディスクのディスク判別領域に向けて照射させる(SP43)。
続いてマイクロコンピュータ104は、反射型光ディスク検出回路103から与えられる判別信号に基づいて、光検出器110の出力電圧が反射型光ディスク検出回路103の閾値電圧出力回路112から出力される閾値電圧Vth3よりも大きいか否かを判断する(SP44)。
そしてマイクロコンピュータ104は、この判断において肯定結果を得たときには、そのとき装着されている光ディスクがホログラムディスク3であると判断し(SP45)、この後、このディスク判別処理を終了する。またマイクロコンピュータ104は、かかる判断において否定結果を得たときには、そのとき装着されている光ディスクが反射型光ディスク4であると判断し(SP46)、この後、このディスク判別処理を終了する。
以上のように本実施の形態による光情報記録再生装置100では、光ディスクの透過光に基づいてその光ディスクの種類を判定するため、第1の実施の形態と同様に、ユーザがそのとき装着する光ディスクの種類を意識することなく光情報記録再生装置100を使用することができ、その分、光情報記録再生装置100の使い勝手を向上させることができる。
(4)第4の実施の形態
図12との対応部分に同一符号を付して示す図17は、第4の実施の形態による光情報記録再生装置120を示す。この光情報記録再生装置120は、図5のステップSP2におけるディスク判別処理時において、光ディスクに向けて照射する光ビームとして、ディスク回転角度検出用光ピックアップから発射される赤色光ビームを用いる点と、位相共役光学系121の構成が異なる点とを除いて第3の実施の形態による光情報記録再生装置100と同様に構成されている。
図13との対応部分に同一符号を付して示す図18は、本実施の形態による光情報記録再生装置120におけるかかるディスク判別機能に関する部分の具体的な構成を示したものである。この図18に示すように、ディスク回転角度検出用光学系14は、赤色光を発光する光源130を備えている。そしてディスク回転角度検出用光学系14では、ホログラムディスク3への情報の記録/再生時、光源130から発射された光ビームがコリメートレンズ131により平行光に変換された後、偏光ビームスプリッタ132及びミラーを133介して対物レンズ134に入射し、この対物レンズ134によりホログラムディスク3の回転角度制御用トラック3A(図2)上に集光される。
またかかる光ビームのホログラムディスク3における反射光は、対物レンズ134、ミラー133及び偏光ビームスプリッタ132を経由してコリメートレンズ135に入射し、このコリメートレンズ135により収束光に変換されて光検出器136の受光面上に集光する。かくしてこのとき光検出器136から出力される受光信号に基づいて回転角検出用サーボ信号生成回路22においてトラッキング誤差信号及びフォーカス誤差信号が生成され、これらトラッキング誤差信号及びフォーカス誤差信号に基づいてマイクロコンピュータ121により回転角度検出用サーボ制御回路22(図17)を介してトラッキング制御及びフォーカス制御が行なわれる。
一方、図5のステップSP2のディスク判別処理時には、かかるディスク回転角度検出用光ピックアップ14は光ディスクに設けられた上述のディスク判別領域上に移動され、このディスク判別領域上においてディスク回転角度検出用光ピックアップ14の光源130が点灯駆動される。
このとき、ディスク回転角度検出用光ピックアップ14の光源130から発射された光ビームは上述と同様にして光ディスクの情報記録面上に集光されるが、当該光ディスクがホログラムディスク3の場合には、かかる光ビームはその光ディスクを透過して位相共役光学系121のレンズ137及び偏光ビームスプリッタ138を介して光検出器110に入射する。この光検出器110は、図6のステップSP16においてベリファイ処理を行う際に用いるものであり、本実施の形態においては、この光検出器110をベリファイ処理及びディスク判別処理において併用している点を特徴の1つとしている。そして、このとき光検出器110の出力電圧がIVアンプ111を介して反射型光ディスク検出回路122に与えられる。
反射型光ディスク検出回路122は、閾値電圧出力回路124から出力される閾値電圧Vth4が、ディスク回転角度検出用光ピックアップ14の光源130から出射し、ホログラムディスク3を透過した光ビームを受光した光検出器110の出力電圧よりも低く、かつ反射型光ディスク4によりかかる光ビームが遮られたときの光検出器110の出力電圧よりも高い所定の電圧(以下、これを閾値電圧Vth4と呼ぶ)である点を除いて第3の実施の形態による閾値電圧出力回路103(図12)と同様に構成されている。
かくして反射型光ディスク検出回路122は、位相共役光学系121の光検出器110の出力電圧と、かかる閾値電圧出力回路124から出力される閾値電圧Vth4との差分を減算回路113において算出し、算出結果を判別信号としてマイクロコンピュータ123に出力する。そしてマイクロコンピュータ123は、かかる判別信号に基づいて、そのとき装着されている光ディスクの種類を判別する。
図19は、上述のようなディスク判別処理に関するマイクロコンピュータ123の具体的な処理内容を示すフローチャートである。マイクロコンピュータ123は、図示しない内部メモリに格納された制御プログラムに基づいて、この図19に示すディスク判別処理を実行する。
すなわちマイクロコンピュータ123は、図5について上述した記録/再生準備処理のステップSP2に進むとこのディスク判別処理を開始し、図16のステップSP40及びステップSP41と同様にして、そのときの回転モータ16の定常回転数が予め設定された上述の回転数閾値Rthよりも大きいか否かを判断する(SP50,SP51)。
そしてマイクロコンピュータ123は、この判断において肯定結果を得ると、自装置に光ディスクが装着されていないと判断して(P57)、このディスク判別処理を終了する。
これに対してマイクロコンピュータ123は、かかる判断において否定結果を得ると、図示しないスライド機構を駆動することにより、ディスク回転角度検出用光ピックアップ14を光ディスクの所定の半径位置へ移動させ(SP52)、この後、光源駆動回路24(図12)を制御してディスク回転角度検出用光ピックアップ14の光源130(図18)を駆動させることにより、光ビームを光ディスクのディスク判別領域に向けて照射させる(SP53)。
続いてマイクロコンピュータ123は、反射型光ディスク検出回路103から与えられる判別信号に基づいて、光検出器110の出力電圧が反射型光ディスク検出回路103の閾値電圧出力回路112から出力される閾値電圧Vth4よりも大きいか否かを判断する(SP54)。
そしてマイクロコンピュータ123は、この判断において肯定結果を得たときには、そのとき装着されている光ディスクがホログラムディスク3であると判断し(SP55)、この後、このディスク判別処理を終了する。またマイクロコンピュータ123は、かかる判断において否定結果を得たときには、そのとき装着されている光ディスクが反射型光ディスク4であると判断し(SP56)、この後、このディスク判別処理を終了する。
以上のように本実施の形態による光情報記録再生装置120では、光ディスクの透過光に基づいてその光ディスクの種類を判定するため、第1の実施の形態と同様に、ユーザがそのとき装着する光ディスクの種類を意識することなく光情報記録再生装置120を使用することができ、その分、光情報記録再生装置120の使い勝手を向上させることができる。
(5)他の実施の形態
なお上述の第1〜第4の実施の形態においては、装着された光ディスクに向けて光ビームを発射する光源部と、光ディスクにおける光ビームの反射光又は透過光を受光し、受光した反射光又は透過光に応じた出力信号を出力する受光部とを、ディスク回転角度検出用光ピックアップ14(第1の実施の形態)や、光ピックアップ11の反射型光ディスク用光学系11B(第2の実施の形態)、光ピックアップ11のホログラム用光学系11A及び位相共役光学系101(第3の実施の形態)、ディスク回転角度検出用光ピックアップ14及び位相共役光学系121(第4の実施の形態)により構成するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、かかる光源部及び受光部を、これらディスク回転角度検出用光ピックアップ14や、光ピックアップ11の反射型光ディスク用光学系11B、光ピックアップ11のホログラム用光学系11A及び位相共役光学系101、ディスク回転角度検出用光ピックアップ14及び位相共役光学系121とは別個に設けるようにしても良い。
また上述の第1〜第4の実施の形態においては、かかる受光部から出力される出力信号に基づいて、光ディスクがホログラムディスク3及び反射型光ディスク4のいずれであるかを判別する判別部を、反射型光ディスク検出回路23,91,103,122及びマイクロコンピュータ17,92,104,123により構成するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、例えば反射型光ディスク検出回路23,91,103,122を省略してその機能をマイクロコンピュータ17,92,104,123にもたせるなど、種々の構成を広く適用することができる。
さらに上述の第1〜第4の実施の形態においては、反射型光ディスク検出回路23,91,103,122を、閾値電圧出力部としての閾値電圧出力回路85A,85B,112,124と、差分電圧出力部としての減算回路83,84A,84B,113とにより構成するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、この他種々の構成を広く適用することができる。
さらに上述の第1及び第2の実施の形態においては、ディスクの有無の検出にフォーカス誤差信号を使用したが、第3及び第4の実施の形態と同様に、ディスク回転モータの回転数による検出を用いても良い。その場合、第1及び第2の実施の形態において第1の電圧閾値Vth1との差分演算回路を省略できる。
第1の実施の形態による光情報記録再生装置の構成を示すブロック図である。 回転角度制御用トラックの説明に供する概略図である。 ホログラム用光学系の構成を示す概略図である。 反射型光ディスク用光学系の構成を示す概略図である。 光情報記録再生装置における記録/再生準備処理の説明に供するフローチャートである。 光情報記録再生装置における記録処理の説明に供するフローチャートである。 光情報記録再生装置における再生処理の説明に供するフローチャートである。 (A)−(C)は、光ディスクが装着されていない場合、ホログラムディスクが装着された場合及び反射型光ディスクが装着された場合におけるフォーカス位置をスイープしたときのフォーカス誤差信号の振幅変化の様子を示す波形図である。 反射型光ディスク検出回路の具体的な構成を示すブロック図である。 第1の実施の形態によるディスク判別処理に関するマイクロコンピュータの具体的な処理内容を示すフローチャートである。 第2の実施の形態による光情報記録再生装置の構成を示すブロック図である。 第3の実施の形態による光情報記録再生装置の構成を示すブロック図である。 第3の実施の形態による位相共役光学系及び反射型光ディスク検出回路の具体的な構成を示す概略図である。 フォトポリマーのエネルギー吸収特性の説明に供する特性曲線図である。 (A)は回転制御電圧を示す波形図であり、(B)は、光ディスクが装着されている場合及び装着されていない場合における回転モータの回転数を示す特性曲線図である。 第3の実施の形態によるディスク判別処理に関するマイクロコンピュータの具体的な処理内容を示すフローチャートである。 第4の実施の形態による光情報記録再生装置の構成を示すブロック図である。 ディスク回転角度検出用光ピックアップ及び第4の実施の形態による位相共役光学系の具体的な構成を示す概略図である。 第3の実施の形態によるディスク判別処理に関するマイクロコンピュータの具体的な処理内容を示すフローチャートである。
符号の説明
1,90,100,120……光情報記録再生装置、2……ホスト、3……ホログラムディスク、3A……回転角度制御用トラック、4……反射型光ディスク、11……光ピックアップ、11A……ホログラム用光学系、11B……反射型光ディスク用光学系、12,101,121……位相共役光学系、14……ディスク回転角度検出用光ピックアップ、16……回転モータ、17,92,104,123……マイクロコンピュータ、21……回転角度検出用サーボ信号生成回路、22……回転角度検出用サーボ制御回路、23,91,103,122……反射型光ディスク検出回路、40,80,130……光源、62,80,110,136……光検出器、83,84A,84B,113……減算回路、85A,85B,112,124……閾値電圧出力回路、102……ベリファイ判定回路、105……回転数検出回路。

Claims (12)

  1. 光情報記録媒体に情報を記録し、及び/又は前記光情報記録媒体に記録された情報を再生する光情報記録/再生装置において、
    装着された前記光情報記録媒体に向けて光ビームを発射する光源部と、
    前記光情報記録媒体における前記光ビームの反射光又は前記光情報記録媒体を透過した前記光ビームの透過光を受光し、受光した前記反射光又は前記透過光に応じた出力信号を出力する受光部と、
    前記受光部から出力される前記出力信号に基づいて、前記光情報記録媒体がホログラフィを利用して情報を記録するホログラムディスク及び反射光に基づいて情報を再生する反射型光ディスクのいずれであるかを判別する判別部と
    を備えることを特徴とする光情報記録/再生装置。
  2. 前記光源部及び前記受光部は、
    前記ホログラムディスクの内周部に設けられた当該ホログラムディスクの回転角度を制御するための回転角度制御用トラックに光ビームを照射し、当該光ビームの前記ホログラムディスクにおける反射光を受光し、受光した前記反射光に応じた出力信号を出力する第1の光ピックアップである
    ことを特徴とする請求項1に記載の光情報記録/再生装置。
  3. 前記判別部は、
    前記受光部から出力される前記出力信号に基づいて、前記光ビームの前記光情報記録媒体からのデフォーカス量に応じた信号レベルのフォーカス誤差信号を生成するサーボ信号生成部と、
    前記光情報記録媒体として前記ホログラムディスクが装着された場合における前記フォーカス誤差信号のピークレベルと、前記光情報記録媒体として前記反射型光ディスクが装着された場合における前記フォーカス誤差信号のピークレベルとの間に設定された閾値電圧を出力する閾値電圧出力部と
    前記トラッキング誤差信号の信号レベルと前記閾値電圧との差分電圧を出力する差分電圧出力部と
    を備え、
    前記差分電圧出力部から出力される前記差分電圧に基づいて、前記光情報記録媒体が前記ホログラムディスク及び前記反射型光ディスクのいずれであるかを判別する
    ことを特徴とする請求項2に記載の光情報記録/再生装置。
  4. 前記光源部及び前記受光部は、
    前記反射型光ディスクに赤色光ビームを照射し、当該赤色光ビームの前記反射型光ディスクにおける反射光を受光し、受光した前記反射光に応じた出力信号を出力する第2の光ピックアップである
    ことを特徴とする請求項1に記載の光情報記録/再生装置。
  5. 前記判別部は、
    前記受光部から出力される前記出力信号に基づいて、前記光ビームの前記光情報記録媒体からのデフォーカス量に応じた信号レベルのフォーカス誤差信号を生成するサーボ信号生成部と、
    前記光情報記録媒体として前記ホログラムディスクが装着された場合における前記フォーカス誤差信号のピークレベルと、前記光情報記録媒体として前記反射型光ディスクが装着された場合における前記トラッキング誤差信号のピークレベルとの間に設定された閾値電圧を出力する閾値電圧出力部と
    前記フォーカス誤差信号の信号レベルと前記閾値電圧との差分電圧を出力する差分電圧出力部と
    を備え、
    前記差分電圧出力部から出力される前記差分電圧に基づいて、前記光情報記録媒体が前記ホログラムディスク及び前記反射型光ディスクのいずれであるかを判別する
    ことを特徴とする請求項4に記載の光情報記録/再生装置。
  6. 前記光源部は、
    前記ホログラムディスクから情報を再生する際に当該ホログラムディスクに参照光を照射する第3の光ピックアップであり、
    前記受光部は、
    前記光情報記録媒体を基準として前記光源部の反対側に設けられ、前記光源部から発射された前記参照光の位相共役光を生成して出力する位相共役光学系である
    ことを特徴とする請求項1に記載の光情報記録/再生装置。
  7. 前記判別部は、
    前記光情報記録媒体として前記ホログラムディスクが装着された場合における前記受光部の出力電圧と、前記光情報記録媒体として前記反射型光ディスクが装着された場合における前記受光部の出力電圧との間に設定された閾値電圧を出力する閾値電圧出力部と
    前記受光部の出力電圧と前記閾値電圧との差分電圧を出力する差分電圧出力部と
    を備え、
    前記差分電圧出力部から出力される前記差分電圧に基づいて、前記光情報記録媒体が前記ホログラムディスク及び前記反射型光ディスクのいずれであるかを判別する
    ことを特徴とする請求項6に記載の光情報記録/再生装置。
  8. 前記光源部は、
    前記ホログラムディスクの内周部に設けられた当該ホログラムディスクの回転角度を制御するための回転角度制御用トラックに赤色光ビームを照射する第4の光ピックアップであり、
    前記受光部は、
    前記光情報記録媒体を介して前記光源部の反対側に設けられ、前記ホログラムディスクから情報を再生する際に第5の光ピックアップから発射される参照光の位相共役光を生成して出力する位相共役光学系である
    ことを特徴とする請求項1に記載の光情報記録/再生装置。
  9. 前記判別部は、
    前記光情報記録媒体として前記ホログラムディスクが装着された場合における前記受光部の出力電圧と、前記光情報記録媒体として前記反射型光ディスクが装着された場合における前記受光部の出力電圧との間に設定された閾値電圧を出力する閾値電圧出力部と
    前記受光部の出力電圧と前記閾値電圧との差分電圧を出力する差分電圧出力部と
    を備え、
    前記差分電圧出力部から出力される前記差分電圧に基づいて、前記光情報記録媒体が前記ホログラムディスク及び前記反射型光ディスクのいずれであるかを判別する
    ことを特徴とする請求項8に記載の光情報記録/再生装置。
  10. 前記判別部は、
    前記受光部から出力される前記出力信号に基づいて、前記光情報記録媒体の有無を判断する
    ことを特徴とする請求項1に記載の光情報記録/再生装置。
  11. 前記光情報記録媒体を回転駆動するモータと、
    前記モータの回転数を検出する回転数検出部と
    を備え、
    前記判別部は、
    前記回転数検出部により検出された前記モータの回転数に基づいて前記光情報記録媒体の有無を判断する
    ことを特徴とする請求項1に記載の光情報記録/再生装置。
  12. 光情報記録媒体に情報を記録し、及び/又は前記光情報記録媒体に記録された情報を再生する光情報記録/再生装置におけるディスク判別方法において、
    装着された前記光情報記録媒体に向けて光ビームを発射する第1のステップと、
    前記光情報記録媒体における前記光ビームの反射光又は前記光情報記録媒体を透過した前記光ビームの透過光を受光し、受光した前記反射光又は前記透過光に応じた出力信号を出力する第2のステップと、
    前記出力信号に基づいて、前記光情報記録媒体がホログラフィを利用して情報を記録するホログラムディスク及び反射に基づいて情報を再生する反射型光ディスクのいずれであるかを判別する第3のステップと
    を備えることを特徴とするディスク判別方法。
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