JP2000231741A - 光記録媒体記録/再生装置 - Google Patents

光記録媒体記録/再生装置

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JP2000231741A
JP2000231741A JP3244499A JP3244499A JP2000231741A JP 2000231741 A JP2000231741 A JP 2000231741A JP 3244499 A JP3244499 A JP 3244499A JP 3244499 A JP3244499 A JP 3244499A JP 2000231741 A JP2000231741 A JP 2000231741A
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Hideo Tanabe
英男 田辺
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Victor Company of Japan Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 光記録媒体の情報記録エリアに指紋痕や
汚れがあった場合に、正確な読み出しタイミングがとれ
ない。 【解決手段】 長孔25及び切り欠き23を有し基板に
形成された記録層に複数の情報記録エリア22を有する
光記録媒体20を搬入/排出する手段110と、光記録
媒体20の情報記録エリア22にレーザービームを照射
し、このレ−ザ−照射によって得られるホログラムの干
渉縞を検出する光学系ユニット120と、光記録媒体2
0を保持し、この光記録媒体20を長手方向に移送する
移送手段190と、情報記録エリア22に情報を記録す
る情報記録手段を備えた光記録媒体記録/再生装置であ
って、前記移送手段190の一部に、複数の回折格子1
92を有し前記光記録媒体20と同じ熱膨張係数の材質
からなる検出部材191を取り付けたことを特徴とする
光記録媒体記録/再生装置200。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、情報がホログラム
像で記録された光記録媒体、例えば、プリペイドカー
ド、クレジットカード、キャッシュカードなどの光記録
媒体に情報を記録したり、記録情報を再生する光記録媒
体記録/再生装置に関し、特に、光記録媒体に汚れ等が
あった場合でも、正確なトラッキングを行なうことがで
きるようにした光記録媒体記録/再生装置に関する。な
お、本明細書において、「記録/再生」とは記録と再生
の一方又は双方を指すものとする。
【0002】
【従来の技術】本出願人は、先に、光記録媒体の幅方向
及び厚み方向の位置制御を行うことにより、それの正確
な記録再生が行えるようにした光記録媒体記録/再生装
置の出願を平成11年1月28日に行っている(特願平
11−019563号)。以下、図3〜図11を参照し
てその出願内容を概略説明する。図3は、光記録媒体記
録/再生装置の一実施例を示す斜視図、図4は、図3の
光記録媒体記録/再生装置に適用される光記録媒体の一
実施形態を示す構成図、図5は、光記録媒体の一実施形
態を模式的に示す平面図、図6は、複数列のホログラム
パターンを1回の照射で、同時に読み取ることが可能な
光記録媒体の情報読み取り装置の構成を示す模式図、図
7は、反射型の光記録媒体の情報読み取り装置の構成を
示す模式図、図8は、光記録媒体の第1の実施形態の要
部を拡大して模式的に示す平面図、図9は、光記録媒体
の他の実施形態の要部を拡大して模式的に示す平面図、
図10は、光記録媒体の情報読み取り装置の一実施形態
の全体構成及びその電気回路部分を模式的に示す図、図
11は、光記録媒体の第1の実施形態のトラッキング信
号記録エリアから読み出しタイミングを生成する過程を
説明するための波形図等である。
【0003】すなわち、その具体的構成としては、図3
に斜視図として示すように、装置200の筐体201
は、縦長の略直方体で構成され、その中央部には後記す
る光記録媒体(光カード)20が水平方向に挿入可能な
図示しない挿入口を有する搬入/搬出系110が設けら
れている。
【0004】ここで、前記出願に用いられた光カードに
ついて説明する。図4(a)、(b)、(c)はそれぞれ
光カード20の平面図、右側面図、正面図を示してい
る。この光カード20の製造工程は、まず、厚さ0.6
mm又は1.2mmのポリカーボネート基板21を幅2
5mm、横75mmに成型し、そこにスタンパに刻まれ
た、例えば、0.1mm角の記録エリア22がホログラ
ム像で作成される。記録エリア22は、例えば、6列
で、0.25mm間隔で1440個で配列され、また、
カードの幅方向の中心位置から数mmオフセットしてい
る。次いで、この基板21の表面にアルミ反射膜24が
記録エリア22より若干大きくなるようにスパッタさ
れ、次いでこのアルミ反射膜24の上のカード全面にU
V保護膜26が塗布される。そして、この光カード20
には、記録エリア22以外の部分に厚み方向(Z軸方
向)に切り欠き23及び長孔25が設けられている。切
り欠き23及び長孔25の位置は、光カード20の長手
方向(X軸方向)に対して一直線上にある。このよう
に、切り欠き23は、光カード20の挿入方向前端部に
設けられていることにより、これは、挿入方向を示すガ
イドともなるので、誤挿入されるおそれがない。
【0005】次に、図5を用いて、光カードの詳細につ
いて説明する。図5は、光カードを名刺サイズのカード
として具現化したものの平面図であり、例えば、第1の
実施の形態を示すものである。光カード20は、その表
面又は内部に光記録領域としての複数の情報記録エリア
22と複数のトラッキング信号記録エリア23を有して
いて、各記録エリア22、23にはホログラムの干渉縞
が記録されている。情報記録エリア22は主情報を記録
する部分であり、トラッキング信号記録エリア23はト
ラッキング信号を記録する部分である。なお、トラッキ
ング信号とは、光カードからの情報の読み出しのタイミ
ング信号や光カードの搬送速度信号の上位概念信号であ
る。ホログラムの干渉縞は回折格子の一態様であり、こ
こで、回折格子について検討する。光学的な回折格子ピ
ッチpと回折角度θの関係は、使用波長をλとすると、
【0006】 ±n sin θ =λ/p (1) nは0を含む自然数 で表される。n=0のときは0次回折光と呼ばれる、非
回折光の透過もしくは反射光である。一方、±nのとき
は通常の光学系(対称な光学系)ではその回折光量は等
しい。nの増加により高次な回折光の光量は減少する。
n=1のみを考慮すると、回折格子から3本の光束が発
生することとなる。
【0007】図6は情報記録エリア22、トラッキング
信号記録エリア23を有する光カード20すなわち、回
折格子(ホログラムパターン22、23)に光源26か
らの単一な波長の光線(レーザビーム)がビームスプリ
ッタ36で分光されて得られた複数の光束を照射したと
きの透過光の回折状態を示す模式図である。図示の例は
光が光カード20を透過するものであるが、光カード2
0の情報記録エリア22、トラッキング信号記録エリア
23に反射膜を設け、入射光を反射するように設計すれ
ば図7に示すように透過光でなく回折した反射光を得る
ことが出来る。ここで、回折角度θと照射波長λの関係
は、前述の式(1)により示される。図6,図7におい
て、情報記録エリア22からの透過回折光又は反射回折
光を受光するために2次元CCDである受光素子30が
設けられ、またトラッキング信号記録エリア23からの
透過回折光又は反射回折光を受光するために2つの受光
素子40A,40Bが設けられている。情報記録エリア
22とトラッキング信号記録エリア23は、その設計の
段階で、それぞれの回折光が2次元的に異なる位置に結
像するようなものとされる。
【0008】図8は、光カード20の第1の実施形態の
模式的部分拡大平面図である。光カード20に設けられ
た複数の情報記録エリア22は、X方向、Y方向に2次
元配列された正方形の四角(枠内が白色)で表され、一
方、光カード20に設けられた複数のトラッキング信号
記録エリア23の各々は、平行線で内部が示された正方
形の四角で表されている。トラッキング信号記録エリア
23は、例えば、X方向に配列されていて、情報記録エ
リア22から離れた位置で、かつ、情報記録エリア22
のX方向の複数の列の中央の列の延長線上に位置してい
る。トラッキング信号記録エリア23は、その回折方向
の異なる2種類の回折格子23A、23Bが交互に配列
されている。なお、トラッキング信号記録エリア23
は、図9に示すように、情報記録エリア22、22間に
設けるようにしても勿論よいものである。
【0009】図8において、横方向は光カード20の後
述する光記録媒体記録/再生装置内における主搬送方向
であり、X方向とする。また、縦方向は光記録媒体記録
/再生装置内における副搬送方向であり、Y方向とす
る。光カード20が図6又は図7に示す光記録媒体用情
報読み取り装置に装填されてビームスプリッタ36で得
られた複数の光束が情報記録エリア22、トラッキング
信号記録エリア23に順次照射されたとき、これらの光
線は図のように回折される。すなわち、情報記録エリア
22で回折された光線は第1受光器であるCCD30の
受光面に入射し、トラッキング信号記録エリア23A、
23Bで回折された光線は第2受光器と第3受光器であ
るCCD40A,40Bの受光面にそれぞれ入射する。
すなわち、光カード20は、その設計段階でトラッキン
グ信号記録エリア23A、23Bで回折する方向がそれ
ぞれ異なる所定方向となるようなものとされる。
【0010】ここで、CGH A(トラッキング信号記
録エリア23A)のエリアの全て(100%)に光が照
射されると、第2受光器40Aから100%のレベルの
信号が出力され、同様にCGH B(トラッキング信号
記録エリア23B)のエリアの全て(100%)に光が
照射されると、第3受光器40Bから100%のレベル
の信号が出力される。これらの出力信号を図10に示す
増幅器43A,43Bで増幅して差演算回路45に与え
ると、両信号a、bの差信号(a―b)が得られる。光カー
ド20がX方向に搬送され、CGH AとCGH Bの
双方に等量の光線が照射されると、第2受光器40Aと
第3受光器40Bからは同じレベルの信号が発生し、差
信号(a―b)の値は、ちょうどゼロになる。光が相対的
にCGHAからCGH Bに進むと、差信号は正から負
に変化し、一方、光がCGHBからCGH Aに進む
と、差信号は負から正に変化する。この変化の過程にお
けるゼロレベルを横切る(ゼロクロス)タイミングを情
報記録エリア22のCGHから情報を読み出すタイミン
グの最適値として用いることができる。
【0011】光カード20が光記録媒体記録/再生装置
内で搬送され、次々に新しいCGHに光を照射してCC
D30に結像したパターンを読み込むとき、その読み込
みタイミングは回折光の最大値に設定できることが好ま
しい。一般に、CCD素子は外部信号により入射光を特
定の時間だけ静止読み込みする(シャッタでホールドす
る)ことが可能である。この読み込みタイミングを得る
ため、CCD30の信号を用いるのでなく、第1の態様
では、光カード20の進行方向に沿って考えるとき、情
報記録エリア22のCGHの始まる直前にトラッキング
信号発生、すなわち、位相調整のための専用CGHを配
置し、専用の受光素子40A、40Bで検出している。
専用受光素子40A、40BをCCD30の受光面をさ
け、またゼロ次光も避け、入射光学系に干渉しない位置
としては、CCD30の側面部近傍が最適である。
【0012】図11は、トラッキング信号記録エリア2
3と2つの受光素子40A、40Bの出力信号と、その
差信号、及びこの差信号のゼロクロスのタイミングで生
成されるCCD読み出しタイミング信号の時間関係を示
すタイミングチャートである。図11の(a)は、図6
中のトラッキング信号記録エリア23を示し、(b)、
(c)は受光素子40A、40Bの出力信号を増幅した
それぞれの信号の波形図であり、(d)は、これらの信
号の差信号、すなわち差演算回路45の出力信号の波
形、(e)は、この差信号と、和信号、すなわち和演算
回路47の出力信号を用いてタイミング信号生成回路4
4で生成される読み出しタイミング信号の波形図であ
る。読み出し用光線が異なるCGH同士の境界を通過す
るとき差信号は0レベルを交差する。和信号はどちらか
の受光素子40A、40Bに光が照射されたときにレベ
ルが増加する。従って、タイミング信号生成回路44
は、和信号が一定な値以上で、差信号の0レベルをクロ
スする点、及びそのクロスするときの通過方向を検出し
CCD読み出しタイミングを決定するのである。
【0013】次に、図3を参照して光記録媒体記録/再
生装置200の内部構成について更に説明する。図3に
おいて、搬入/排出系110は、図示しない挿入口を介
して挿入された光カード20を水平方向に、かつ、前記
ホログラム像の配列方向に搬送する。搬入/排出系11
0の上方には、図示しないレーザビーム照射装置と電子
撮像素子が一体化された光学系ユニット120と、光記
録媒体クリーニング機構130と第1のインターフエー
スボード140、光記録媒体移送系駆動部170が配置
され、搬入/排出系110の下方にはインパクトヘッド
151を有する記録系150と第2のインターフエース
ボード160が配置されている。ここで、筐体201の
幅は、この光記録媒体記録/再生装置200が内蔵され
る図示しないカードライタの形状の制約により、例え
ば、約37mm程度に限定される。
【0014】搬入/排出系110の上方の光学系ユニッ
ト120と搬入/排出系110の下方のインパクトヘッ
ド151は、搬入/排出系110に位置する光カード2
0の面に対して垂直に配置されている。また、搬入/排
出系110が光カード20を水平状態で搬送するので、
光学系ユニット120は埃などの汚染物質が電子撮像素
子に付着しにくいように、搬入/排出系110に位置す
る光カード20の上方に配置される。インパクトヘッド
151は、光カード20のUV保護膜16側からホログ
ラムの干渉膜を破壊するために、搬入/排出系110に
位置する光カード20の下方に配置される。
【0015】前記した光学系ユニット120とインパク
トヘッド151を有する記録系150は定位置に固定さ
れており、X、Y、Z軸方向いずれにも移動しない。光
記録媒体記録/再生装置200は、光カード20を挟持
するよう構成されたスライダ180とクランパ184で
構成された光記録媒体移送手段190が光記録媒体移送
系駆動部170によりX軸方向に搬送されるよう構成さ
れている。
【0016】ここで、光記録媒体記録/再生装置の記録
再生動作について説明する。光カード20は、先端部に
設けた切り欠き23を先頭にして図示しない挿入口から
挿入されると、図示しないセンサが作動し、スライダ1
80の下面部と当接状態にある図示しないゴムローラが
回転を開始すると共に前記下面部とゴムローラ間にこの
光カード20は挟持され、この光カード20は、その先
端面を押圧される。
【0017】光カード20が図示しないゴムローラによ
り順次搬送され、その先端部に設けられた切り欠き23
がスライダ180に突設された位置決め用のピン183
に当接する。この状態を説明の便宜上移送原点位置と称
する。なお、光記録媒体クリーニング機構130は、図
3構成より明らかな如く、光カード20が移送原点位置
に達する前に、その光カード20のクリーニングが完了
出来るような位置に配置されていること勿論である。従
って、光カード20は、この搬送動作の際、情報記録エ
リア22に指紋等の汚れがあった場合には、クリーニン
グ機構130によりそれの除去が行われるものである。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】ところで、光カード2
0を実際に光記録媒体記録/再生装置200に挿入して
使用する場合、使用者は情報記録エリア22やトラッキ
ング信号、レ−ザ−照射面等の状態を知ることなく使用
する。また通常の状態では、光カード20は、情報記録
エリア22に指紋等の汚れがあった場合でも、搬送動作
に伴って、クリーニング機構130によりそれの除去が
行われていてるものとして使用しがちである。従って、
ともするとレ−ザ−照射面に指紋痕や汚れを無意識に付
着させてしまうことになる。このような場合、再生時、
レ−ザ−ビ−ムを光カード20の情報記録エリア22に
照射すると、これは、例えば指紋によって乱反射が起こ
りトラッキング信号に到達しなかったり、あるいはトラ
ッキング信号に到達し、反射膜で反射したとしても、再
びレ−ザ−照射面の指紋により乱反射が起こり、受光素
子に到達しない現象が発生する。この場合、再生時の読
み出しタイミングを採ることができない。
【0019】そこで、光記録媒体移送手段190に光カ
ード20とは材質の異なる、例えば金属板を使用し、こ
の金属板に情報記録エリア22と同じピッチのスリット
を設けたエンコ−ダを取り付け、センサにより、このス
リットのON、OFFを読み出すことで再生読み出しの
タイミングをとる方法が採られている。しかしながら、
光記録媒体記録/再生装置200内の温度が上昇したと
き、光カード20とエンコ−ダの熱膨脹係数が異なるた
め熱膨脹差で情報記録エリア22とスリットのピッチが
ずれを生じることになる。また、スリットのピッチは情
報記録エリア22と同じにしなければならないため必然
的にスリットの幅を狭くしなければならない。その場
合、スリットにゴミが溜まりやすい。このような場合で
も、トラッキング信号が受光素子に到達せず、従って、
再生時の読み出しタイミングを採ることができない。本
発明は、かかる点に鑑みなされたものであり、確実に読
み出しタイミングをとることができる光記録媒体記録/
再生装置を提供することを目的とするものである。
【0020】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するため、長孔25及び切り欠き23を有し基板に形
成された記録層に複数の情報記録エリア22を有する光
記録媒体20を搬入/排出する手段110と、光記録媒
体20の情報記録エリア22にレーザービームを照射
し、このレ−ザ−照射によって得られるホログラムの干
渉縞を検出する光学系ユニット120と、光記録媒体2
0を保持し、この光記録媒体20を長手方向に移送する
移送手段190と、情報記録エリア22に情報を記録す
る情報記録手段を備えた光記録媒体記録/再生装置であ
って、前記移送手段190の一部に、複数の回折格子1
92を有し前記光記録媒体20と同じ熱膨張係数の材質
からなる検出部材191を取り付けたことを特徴とする
光記録媒体記録/再生装置を提供するものである。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態について好ましい実施例と共に説明する。図1
は、本発明になる光記録媒体記録/再生装置に適用され
る移送手段190の概略斜視図で、その(a)は、後述
する発光素子193からのレーザ−ビーム195がエン
コーダ191を透過して受光素子194に至る図、同
(b)は、発光素子193からのレーザ−ビーム195
がエンコーダ191の回折格子192に当たって、所定
の角度で回折し、受光素子194に至らない図、図2
は、光記録媒体とエンコーダの回折格子の位置関係と読
み出し・記録タイミングを示すタイミングチャートであ
る。なお、従来と同一構成部分については同一符号を用
い、その詳細な説明は省略する。
【0022】図1において、移送手段190は、前記し
た搬入/排出系110の後部で光カード20の挿入方向
の延長側に設けられたスライダ180と、このスライダ
180とLアングル189で連結されたクランパ184
とで構成されている。191は、クランパ184の下部
に取り付けられた検出部材であり、前記した光カード2
0と同じ熱膨張係数を有する材質(ポリカーボネート)
で形成されている。192は、検出部材191に設けら
れた複数の回折格子(192a〜192x)、193は、
発光素子、194は受光素子であり、これら発光素子1
93と受光素子194は、前記した検出部材191と対
峙するよう筐体201内に取り付けられている。なお、
195は、発光素子193から発射されるレーザビーム
である。また、複数の回折格子(192a〜192x)
は、情報記録エリア22のX軸方向のピッチと同じピッ
チで幅細に形成されており、その数は情報記録エリア2
2のX軸方向の数と同じである。
【0023】図2は、光記録媒体とエンコーダの回折格
子との位置関係と、読み出し・記録タイミングを示すタ
イミングチャートであり、(a)は情報記録エリア2
2、(b)はトラッキング信号23、(c)は、情報記
録エリア22、(d)は、エンコーダ191に設けられ
た回折格子の配置例、(e)は、読み出し記録タイミン
グである。この図は、情報記録エリア22のY軸方向の
中心線と相異なるトラッキング信号記録エリア23A、
23Bの境界とは一致しており、かつ、エンコーダ19
1の回折格子192のX軸方向のエッヂと情報記録エリ
ア22のY軸方向の中心線とは、Y軸方向上同一直線上
にあるように配置されている。なお、トラッキング信号
23は、X軸方向の移動を検出するため、相異なるトラ
ッキング信号記録エリア23A、23Bの2種類が連続
して配置されている状態を示すものである。また、情報
記録エリア22は、トラッキング信号記録エリア23の
上下両側に配置されている。
【0024】次に、本発明になる光記録媒体記録/再生
装置の記録再生動作について図1〜図3を参照して説明
する。光カード20は、先端部に設けた切り欠き23を
先頭にして図示しない挿入口から挿入されると、図示し
ないセンサが作動し、スライダ180の下面部と当接状
態にある図示しないゴムローラが回転を開始すると共に
前記下面部とゴムローラ間にこの光カード20は挟持さ
れ、この光カード20は、その先端面を押圧される。
【0025】光カード20が図示しないゴムローラによ
り順次搬送され、その先端部に設けられた切り欠き23
がスライダ180に突設された位置決め用のピン183
に当接する(移送原点位置)。なお、光記録媒体クリー
ニング機構130は、前記した如く、光カード20が移
送原点位置に達する前に、その光カード20のクリーニ
ングが完了出来るような位置に配置されていること勿論
である。従って、光カード20は、この搬送動作の際、
情報記録エリア22に指紋等の汚れがあった場合には、
クリーニング機構130によりそれの除去が行われるも
のである。、そして、光カード20が移送原点位置に到
達すると、図示しないセンサが作動して、クランパ18
4は、Lアングル189の支点189aを回動中心とし
て時計方向に回動する。
【0026】クランパ184が時計方向に更に回動し、
クランパ184の先端部に設けられた図示しない位置決
め用のピンが光カード20の長孔25内に入り込み、更
に、その位置よりクランパ184の回動が進むと、クラ
ンパ184の先端部に設けられた図示しない位置決め用
のピンの先端傾斜部の作用により光カード20の幅方向
の位置規制(調整)が行われる。この位置規制(調整)
は、前記した如く、光カード20の先端部に設けられた
切り欠き23がスライダ180に突設された位置決め用
のピン183に当接係合した状態を中心として行われる
ので、その調整は比較的簡単に行えるものである。
【0027】クランパ184が時計方向に回動し、最終
位置まで持ち来され、これによるクランパ184の先端
部に設けられた図示しない位置決め用のピンと光カード
20の長孔25との幅方向の位置規制(調整)が完了す
ると、図示しないゴムローラが反時計方向に回動し、光
カード20との当接を解く。従って、光カード20を挟
持したスライダ180とクランパ184は移送シャフト
181a上を移送可能な状態におかれる。また、光カー
ド20は、図示しないスプリングの弾発力により時計方
向に押圧され、厚み方向のソリが解除された状態でそこ
に保持される。
【0028】クランパ184が時計方向に回動する過程
で位置決め用のピン183は、クランパ184に設けた
図示しない孔を通過し、光カード20とエンコーダ19
1のX軸方向の位置決めを行う。このX軸方向の位置決
めは、情報記録エリア22のY軸方向の中心線と回折格
子192のX軸方向のエッヂが一致するよう行うもので
ある(図2の状態)。
【0029】しかる後、移送手段190に挟持された光
カード20は、光記録媒体移送系駆動部170により移
送シャフト181a上をX軸方向に搬送され、この光カ
ード20に対する記録再生が行われるものである。とこ
ろで、前記した如く光カード20は、情報記録エリア2
2に指紋等の汚れがあった場合でも、それはクリーニン
グ機構130により除去されるものであるが、完全でな
い場合は再生時の読み出しタイミングを採ることができ
なくなる。
【0030】本発明は、かかる場合であっても、移送手
段190に設けた検出部材(エンコーダ)191により
それを解決したものであり、以下その点につき詳述す
る。すなわち、前記した如く光カード20の幅方向及び
厚み方向の調整が行われると同時に図2の如く情報記録
エリア22のY軸方向の中心線と回折格子192のX軸
方向のエッヂが一致するよう調整された光カード20
は、それの所定部分の読み出しに際し、光記録媒体移送
系駆動部170によりX軸方向に所定位置まで搬送され
る。
【0031】ここで、所定位置まで搬送された光カード
20の、例えば、X軸方向の右端である22a1を読み出
す場合には、エンコーダ191と図示しないステッピン
グモータ、リードスクリュ−で光カード20のX軸方向
への移送を調整し、それが図2の位置にくるよう調整す
る。この調整は、図2のトラッキング信号23により行
うもので、図1(b)の如く発光素子193からのレーザ
ビーム195が回折格子192mに当接し、その回折光
を受光素子194で受光することなく、順次光学系ユニ
ット120の図示しない電子撮像素子に取り込むことに
より行うものである。そして、この図2の状態になった
とき、すなわち、前記した図11の(e)の状態になっ
たとき、読み出しタイミングが採れたことになるので、
その位置で読み出しを開始する。図1(a)は、発光素子
193からのレーザビーム195がエンコーダ191の
回折格子のないところに当接し、すなわちエンコーダ1
91を透過し、受光素子194に至った図であり、この
場合は、前記した図11の説明で明らかなように、読み
出しが行われないものである。このように、受光素子1
94にレーザビーム195が受光されるか否かにより読
み出し・記録のタイミングを採るものである。
【0032】また記録に際しては、光記録媒体移送機構
190によって固定された光カード20に対して、イン
パクトヘッド151を移動させ光カード20の目的とす
る任意の情報記録エリア22にそれを圧着させ、インパ
クトヘッド151の打撃により情報記録エリア22を破
壊することにより、情報を書き換えることで行う。光カ
ード20の排出は、前記と逆の動作により行うものであ
る。
【0033】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明になる光記
録媒体記録/再生装置によれば、光記録媒体移送手段に
検出部材(エンコ−ダ)を取り付け、それによって読み
出しのタイミングを採るようにしたので、正確な読み出
し・記録タイミングがとれる。また、検出部材に光記録
媒体と同じ材質を使用することにより、両者の熱膨脹係
数は等しくなる。よって熱膨張差による情報記録エリア
と検出部材の回折格子のピッチずれがなくなり、位置ず
れによる読み出し・記録タイミングの不良が発生するよ
うなことはなくなる。更に、検出部材として金属エンコ
−ダのように幅細のスリットを使用する必要がないの
で、スリットにゴミが挟まり読み出し・記録のタイミン
グが不良になるようなこともない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明になる光記録媒体記録/再生装置に適用
される移送手段の概略斜視図である。
【図2】本発明になる光記録媒体記録/再生装置に適用
される光記録媒体とエンコーダの回折格子との位置関係
と、読み出し・記録タイミングを示すタイミングチャー
トである。
【図3】光記録媒体記録/再生装置の一実施例を示す斜
視図である。
【図4】図3の光記録媒体記録/再生装置に適用される
光記録媒体の一実施形態を示す構成図である。
【図5】光記録媒体の一実施形態を模式的に示す平面図
である。
【図6】複数列のホログラムパターンを1回の照射で、
同時に読み取ることが可能な光記録媒体の情報読み取り
装置の構成を示す模式図である。
【図7】反射型の光記録媒体の情報読み取り装置の構成
を示す模式図である。
【図8】光記録媒体の第1の実施形態の要部を拡大して
模式的に示す平面図である。
【図9】光記録媒体の他の実施形態の要部を拡大して模
式的に示す平面図である。
【図10】光記録媒体の情報読み取り装置の一実施形態
の全体構成及びその電気回路部分を模式的に示す図であ
る。
【図11】光記録媒体の第1の実施形態のトラッキング
信号記録エリアから読み出しタイミングを生成する過程
を説明するための波形図等である。
【符号の説明】
20 光記録媒体 22 情報記録エリア 23 切り欠き 25 長孔 110 搬入/排出手段 120 光学系ユニット 190 移送手段 191 検出部材 192 回折格子 200 光記録媒体記録/再生装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G11B 7/09 G11B 7/09 D 5D119 19/02 521 19/02 521 Fターム(参考) 2C005 JA18 KA33 LB17 LB45 LB46 5B072 AA02 CC35 DD01 EE01 LL00 LL12 5D066 SA01 SB04 SE03 SF04 SG03 5D090 CC01 CC16 DD03 DD05 EE01 FF02 LL01 LL05 LL07 5D118 AA17 BA06 BB02 BF02 BF03 CA13 CC15 CD03 CG24 5D119 AA18 BA02 BB03 DA01 DA05 EA02 EC21 FA02 JA23

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】長孔及び切り欠きを有し基板に形成された
    記録層に複数の記録エリアを有する光記録媒体を搬入/
    排出する手段と、光記録媒体の記録エリアにレーザービ
    ームを照射し、このレ−ザ−照射によって得られるホロ
    グラムの干渉縞を検出する光学系ユニットと、光記録媒
    体を保持し、この光記録媒体を長手方向に移送する移送
    手段と、記録エリアに情報を記録する情報記録手段を備
    えた光記録媒体記録/再生装置であって、前記移送手段
    の一部に、複数の回折格子を有し前記光記録媒体と同じ
    熱膨張係数の材質からなる検出部材を取り付けたことを
    特徴とする光記録媒体記録/再生装置。
JP3244499A 1999-02-10 1999-02-10 光記録媒体記録/再生装置 Pending JP2000231741A (ja)

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