JP3453162B2 - ホログラムコードの読取装置および方法、ならびにホログラムおよびホログラム付きカード - Google Patents

ホログラムコードの読取装置および方法、ならびにホログラムおよびホログラム付きカード

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JP3453162B2
JP3453162B2 JP07182593A JP7182593A JP3453162B2 JP 3453162 B2 JP3453162 B2 JP 3453162B2 JP 07182593 A JP07182593 A JP 07182593A JP 7182593 A JP7182593 A JP 7182593A JP 3453162 B2 JP3453162 B2 JP 3453162B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、コード化されたホログ
ラム再生画像を読み取るホログラムコードの読取装置お
よび読取方法ならびに、ホログラムおよびホログラム付
きカードに関する。
【0002】
【従来の技術】従来のプラスチックカードでは、暗証番
号などのカード固有の情報は、カード表面に設けられた
磁気ストライプなどに記録されていた。このように記録
された情報は、しばしば外部磁場の影響により変化消失
して情報の混乱を生じたり、一般に入手可能な磁気リー
ダライタにより容易に書き換えられて悪用されたりし
て、情報のセキュリティに欠ける面があった。
【0003】この問題を解決するために、特開昭62−
283383号では、「カードに記録されているカード
固有情報が、ホログラムの再生像を構成する像の形状、
数および配列位置の組合わせによるパターン情報として
ホログラムに記録され、そのホログラムがカード固有情
報による配列位置でカード基材上に設けられたカード」
が提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、ホログラムコ
ードの読取装置として、どのような光源を用い、コード
読取センサをどのように配置し、読取った画像をどのよ
うに処理するかについての具体的な構成は明らかにされ
ておらず、製造するにあたって、以下のような課題があ
った。
【0005】まず、結像距離の短いホログラムを記録す
るのは難しく、ホログラム再生画像の結像距離が長いの
で、装置が大型化するという問題があった。
【0006】また、コード読取センサの取り付けのバラ
ツキ等によって、そのコード読取センサとホログラム再
生画像の距離とのバラツキが生じ、ホログラムコードの
再生画像に歪みやにじみが発生する可能性があった。
【0007】さらに、カード基材のホログラム形成面が
汚れていると、誤読する可能性があった。
【0008】本発明の目的は、上記の課題を解決するた
め、小型かつ安価に製造でき、読み取りの精度のよいホ
ログラムコードの読取装置、読取方法ならびにホログラ
ムおよびホログラム付きカードを提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的達成のため、本
発明では、コード化された情報が画像情報として記録さ
れているホログラムの記録面に再生用光を照射する光源
と、この光源からの再生用光により再生したホログラム
再生画像の再生位置に配置されるコード読取センサと、
このコード読取センサにより読み取ったホログラム再生
画像からコード化された情報を取出す制御手段とをそな
えたホログラムコードの読取装置において、前記光源
が、再生用光を収束させる絞り角1°ないし5°の光収
束手段をそなえたことを特徴とするホログラムコードの
読取装置、およびコード化された情報が画像情報として
記録されているホログラムの記録面に再生用光を照射
し、この光源からの再生用光により再生したホログラム
再生画像の再生位置に配置されたコード読取センサによ
り前記ホログラム再生画像を読み取り、読み取ったホロ
グラム再生画像からコード化された情報を取出すホログ
ラムコードの読み取り方法において、前記再生用光とし
て、絞り角1°ないし5°に収束した光を用いることを特
徴とするホログラムコードの読取方法、を提供する。
【0010】まず、ホログラムコードの読取装置は、ホ
ログラムをコード化して記録したホログラム記録面に前
記光収束手段により収束した再生用光を照射する光源
と、前記光源からの再生光により再生したホログラム再
生画像の再生位置に配置されるコード読取センサと、前
記コード読取センサにより読み取ったホログラム再生画
像をコード化する制御手段とを含み、前記光源が、再生
用光を収束させる絞り角1°ないし5°の光収束手段を
そなえた構成としてある。
【0011】本発明によれば、ホログラムをコード化し
て記録したホログラム記録面に光源から再生光を照射す
るとホログラム再生画像が再生し、その再生したホログ
ラム再生画像をコード読取センサにより読み取り、ホロ
グラム再生画像を制御手段によりコード化する。
【0012】また、読取方法は、コード化された情報が
画像情報として記録されているホログラムの記録面に絞
り角1°ないし5°に収束させた再生用光を照射し、こ
の光源からの再生用光により再生したホログラム再生画
像の再生位置に配置されたコード読取センサにより前記
ホログラム再生画像を読み取り、読み取ったホログラム
再生画像からコード化された情報を取出す。
【0013】そして、ホログラムは、コード化された情
報が画像情報として記録されているホログラムにおい
て、撮影時に前記画像情報を含む光との干渉による干渉
縞として記録されている参照光が、前記ホログラムの記
録面に対して実質的に垂直に照射されて形成される。こ
の結果、カード等に記録されたホログラムの再生とカー
ドに設けられたパンチ穴の検知とを同一光源で行うこと
ができる。
【0014】さらに、ホログラム付きカードは、コード
化された情報が画像情報として記録されているホログラ
ム付きカードにおいて、前記ホログラムの撮影時に前記
画像情報を含む光との干渉による干渉縞として記録され
ている参照光が、前記ホログラムの記録面に対して実質
的に垂直に照射されて形成される。この結果、カード等
に記録されたホログラムの再生とカードに設けられたパ
ンチ穴の検知とを同一光源で行うことができる。
【0015】
【実施例】図1〜図3は、本発明によるホログラムコー
ドの読取装置の第1の実施例を示す図であって、図1は
ブロック図、図2は光学系の構造を示す図、図3は光学
系の光路を示す図である。
【0016】光源112は、ホログラムを再生可能な再
生光を発生するためのものであり、半導体レーザなどが
用いられている。この光源112には、電源BATから
の電力が出力安定化回路111を介して接続されてい
る。
【0017】光源112として、ホログラムを記録する
ときの参照光よりも短波長の再生光を用いた場合には、
原画像よりも縮小されたシャープで良質の像を再生する
ことができる。
【0018】逆に、再生光を撮影時の波長と比較して長
波長の光とした場合には、撮影時の波長と同じ波長の光
源112′の位置(二点鎖線で示してある)よりも、回
折しにくくなり、ホログラム記録面122と平行に近く
できるために、再生光の入射角を大きくすることができ
るので、読取装置の薄型化を図ることができる。
【0019】また、この実施例では、光源112からの
再生光は、赤外光を使用している。このため、ホログラ
ム記録面122上に汚れがあったり、鉛筆やフェルトペ
ン等により上書きしても、赤外光の特徴である対象物へ
の浸透性により、ホログラム像を再生することができ
る。また、この場合には、再生光そのものが不可視とな
り、読取装置からの光もれ等も人間には気付かれない。
実際の光源としては、435nmまたは488nm波長
のアルゴンレーザが適当である。
【0020】カード120は、銀行の預金通帳、証券、
証書、パスポート、運転免許証等として用いられるもの
で、図2(A)に示すように、プラスチックや紙、金属
などのカード基材121に、ホログラム記録面122が
設けられている。ホログラム記録面122には、バーコ
ードがホログラム画像として記録されている。
【0021】光源112から発生された再生光がホログ
ラム記録面122に照射されると、図2(B)に示すよ
うに、撮影時の条件に依存する特定距離にホログラム再
生画像123が結像する。
【0022】ホログラムは、結像距離を短くして作成す
ることが困難であるので、光学系によって結像距離を短
くできれば、装置の小型化に有効であるうえ、光量の損
失も少なく、さらに、コード読取センサとホログラム記
録面との距離を少なくできる。
【0023】光源112には、収束レンズ系が含まれて
おり、図3(A)に示すように、再生光を収束光(実
線)とすることにより、平行光(破線)の場合と比較し
て、ホログラム記録面122の近くに結像する。
【0024】収束の程度としては、絞り角(a)0.5
°〜(b)10°が好ましく、(a)以下の絞り角であ
れば、結像位置がホログラムから遠くなり、平行光と同
様の結果となる点から好ましくなく、また、(b)以上
の絞り角であれば、再生像が歪みコントラストの良い像
が得られない点から好ましくない。(c)1°〜(d)
5°の範囲であれば最適である。なお、この実施例にお
いては、平行光に対して、2.2°とした。
【0025】この原理は、図3(B)および次式により
理解できる。
【0026】 d=nλ/(sinθi−sinθo) ……(1) ただし、d:回折格子ピッチ n:整数 λ:波長 ホログラム再生画像123の結像位置には、コード読取
センサ113が配置されている。このコード読取センサ
113は、ホログラム再生画像123を検出するための
センサであり、例えば、CCD等の画素113aをライ
ン状に配置したイメージセンサ等が用いられている。
【0027】コード読取センサ113は、端子が多く大
型となり、取り付けが難しいので、基板に平行に取り付
けられている。
【0028】コード読取センサ113は、CPU117
からの制御信号により、センサ駆動回路114を介し
て、制御されている。コード読取センサ113の出力
は、ゲイン調整機能をもつアンプ115によって増幅さ
れたのちに、コンパレータ116に接続されている。コ
ンパレータ116は、しきい値調整機能をもつ比較器で
あって、その出力は、CPU117に接続されている。
このコンパレータ116の具体的な回路は、図9に示し
てある。
【0029】CPU117は、検出されたバーコードが
適正なものか否かを判定などをするためのものであり、
暗証コードおよび設定値を記憶するメモリが含まれてい
る。CPU117の出力は、インターフェース(I/
F)回路118を介して、図示しないパソコンなどのコ
ネクタ119に接続されている。
【0030】図4〜図7は、本発明によるホログラムコ
ードの読取装置の実施例の動作を説明するための流れ図
である。
【0031】まず、メインフローを示す図4において、
ステップ101では、種々の設定値をチェックする。
【0032】設定値は、図5に示す設定値チェックのサ
ブルーチンのように、ビットセット(S201)、速度
セット(S202)、処理開始位置(S203)、処理
終了位置(S204)、基準バー幅(S205)、バー
幅許容値(S206)、基準間隔(S207)、間隔許
容値(S208)の順にチェックされる。
【0033】S101の設定値チェックが終了すると、
スタートおよびクロックパルスを出力して(S10
2)、データ入力を行う(S103)。
【0034】次いで、ステップS104において、図6
に示すノイズ除去処理(S301〜309)を行う。
【0035】ノイズ除去処理では、ノイズがのり誤コー
ド化することを防ぐために、汚れや抜けによるパターン
ノイズまたは電気的ノイズを除去する。
【0036】まず、最終画素か否かを判断して(S30
1)、最終画素でない場合には、メモリアウトつまりメ
モリ内のデータを1画素目から1画素づつ取り出す(S
302)。ついで、その画素が1つ前の画素と比べて、
反転したか否かを判断する(S303)。
【0037】画素が反転した場合には、バー幅または間
隔をノイズ上限値(NL)と比較する。
【0038】NL=iNT(BS×ε) ただし、iNT:4捨5入関数 BS :基準バー幅 ε :許容値(例えば、0.05mm) である。なお、基準バー幅は入力時に算出しておく。
【0039】バー幅または間隔がNLよりも大きい場合
には、バー幅または間隔は、変数をリセットして再算出
し(S306)、ステップ307へ進む。
【0040】バー幅または間隔がNLよりも小さい場合
には、ノイズとみなして、バーまたは間隔を反転し(1
→0,0→1)、メモリの同じ位置に再セットしてから
(S305)、ステップ306へ進む。
【0041】反転しない場合には、1(バー幅内)か否
かを判定し(S307)、1(バー幅内)の場合には、
バー幅をインクリメントし(S308)、0(間隔内)
の場合には、間隔をインクリメントして(S309)、
ステップ301に戻る。
【0042】次に、図4のステップ105において、図
7に示すコード化処理(S401〜414)を行う。こ
のコード化処理では、バー幅と間隔(バーの中央位置間
の画素数)によってコード化する。
【0043】まず、最終画素か否かを判断し(ステップ
401)、最終画素でない場合には、メモリアウトして
1画素を取り出す(S402)。ついで、その画素が1
つ前の画素と比べて、反転したか否かを判断する(S4
03)。
【0044】反転している場合には、反転前がバーか否
か、つまり反転前が1か否かを判断し(S404)、バ
ーの場合には、バー幅が基準バー幅±許容値に入ってい
るか否かを判断し(S405)、バー幅が許容値以内の
ときには、コードに「1」を追加して、ステップ409
に進み、許容値外のときには「読めない」として、コー
ド「?」を送出する(S413)。
【0045】一方、バーでない場合には、間隔が基準間
隔×整数±許容値に入っているか否かを判断し(S40
7)、間隔が許容値以内のときには、(整数倍−1)個
の「0」をコードに追加して、ステップ409に進み、
許容値外のときには、ステップ413に進む。
【0046】ステップ409では、バー幅、間隔の変数
をリセットして、ステップ410に進む。
【0047】ステップ410では、1(バー幅内)か否
かを判定し、1(バー幅内)の場合には、バー幅をイン
クリメントし(S411)、0(間隔内)の場合には、
間隔をインクリメントして(S412)、ステップ40
1に戻る。
【0048】ステップ401において、最終画素の場合
には、残りを「0」にセットして、リターンする。
【0049】次に、図4のステップ106において、暗
証コードのチェックを行う。コードは、例えば、図8
(A)のように、暗証コードを3カ所に分けて、取り出
すべきコードを挟むようにしてある。図8(B)に示す
読取りコード内の暗証コードが一致すると、出力コード
のみを図8(C)のように出力する。暗証コード数に満
たない場合には、「0」を入力する。
【0050】読み出しコード中の暗証コード部分が一致
しなければ、「暗証違い」として「+」データとして送
出する。ステップ107では、暗証部以外を出力する。
【0051】図10は、本発明によるホログラムコード
の読取装置の第2の実施例を示した図である。
【0052】第2の実施例は、光源112に位置調節手
段130を設けたものである。位置調節手段130は、
基台131に取付板132が設けられている。取付板1
32は、リン青銅等の弾力のある素材で作製してあり、
矢印方向に撓むことができる。取付板132は、基部1
32aが基台131に固定され、基部132aに対して
角度θ(例えば、約15〜85度)だけ傾斜した取付部
132bが設けられている。この取付部132bに、L
ED等の光源112が設けられている。
【0053】基台131には、長孔131aが形成され
ており、全体を前後に移動させて粗調整を行ったのち、
ねじ133によって固定する。また、取付板131の取
付部132bの背面には、微調整ねじ134が設けられ
ている。この微調整ねじ134を回転させることによ
り、取付部132bの傾きを調整し、コード読取センサ
113と光源112の距離を可変させる。
【0054】図11は、本発明によるホログラムコード
の読取装置の第3の実施例を示した図である。
【0055】この実施例では、光源112の他に、位置
測定用光源141を設けてある。位置測定用光源141
は、LEDなどが使用され、カード基材121によって
正反射した光を、コード読取センサ113によって検出
することにより、カード120(ホログラム記録面12
2)とコード読取センサ113の距離を検出する。
【0056】この距離を検出することにより、バー幅を
補正して、コード読取センサ113の取付位置のバラツ
キなどに起因するバーコードの画像のにじみや歪みによ
る誤検出を防止できる。
【0057】図12、図13は、本発明によるホログラ
ムコードの読取装置の第4、第5の実施例を示した図で
ある。
【0058】第4の実施例は、半導体レーザなどの光源
112からの光を鏡151を介して、集光用レンズ系1
52で集光させ、さらに鏡153で反射させてからホロ
グラム記録面122に照射する。
【0059】このように、光源側に鏡などを用いた光学
系を配置することにより、光路長がかせげるので、厚い
レンズを使う必要がなく、収差も少ない。また、レンズ
系が横に置けるので、取り付けがしやすく、装置の小型
化も図れる。
【0060】第5の実施例は、ホログラム記録面122
で反射した光を、プリズム154によって屈折させ、ホ
ログラム記録面122に垂直に配置したコード読取セン
サ113によって読み取るようにする。
【0061】このように、センサ側にプリズム154を
配置した場合にも、光路長をかせげ装置の小型化が図れ
る。また、ホログラム再生画像の焦点深度が深くなり、
誤読を防止できる利点もある。
【0062】図14は、本発明によるホログラムコード
の読取装置の第6の実施例を示した図である。
【0063】この実施例では、半導体レーザからなる光
源112が2枚の装置回路の基板に対して垂直に設けら
れており、この構成により取付の精度よく容易に半導体
レーザを固定することができる。また、ラインセンサか
らなるコード読取センサ113は、ラインセンサが多く
の端子を持ち、広い面積を有するため、装置回路の基板
と平行に設けられている。なお、図の構成においては、
2枚の装置回路の基板の間に回路を形成することができ
るため、非常にコンパクトなホログラムコードの読取装
置となるので、従来の磁気カードリーダなどに組み込む
ことができる。
【0064】なお、図14のホログラムコードの読取装
置において、ホログラムコードの読取装置の光源112
からの再生光がホログラム記録面122に対して垂直に
入射するため、ホログラムの撮影時に参照光をホログラ
ム面に対して垂直に入射させ、また、撮影の被写体であ
るコードを読取装置のラインセンサの位置に設置してお
くことが必要となる。
【0065】以上説明した実施例に限定されず、種々の
変形ができる。
【0066】コンパレータ116は、基準電圧側に積分
器を設け、しきい値の自動設定を行ってもよいし、1回
目にしきい値計算を行って、2回目に検査を行うように
ソフト的に設定してもよい。
【0067】ホログラムバーコードの他に、他の光学的
バーコードや磁気バーコードを併用したシステムを構築
することも可能である。
【0068】以上詳しく説明したように、本発明によれ
ば、光学系が小型かつ安価に製造できるうえ、読み取り
の精度がよくなった。
【0069】また、不可視レーザの読み取りとコードの
照合により、二重のセキュリティが得られる。
【0070】図14は、本発明によるホログラムリーダ
の実施例を示す模式図、図15は、図14の実施例の回
路ブロック図、図16は再生出力を示す波形図である。
【0071】なお、前述した従来例と同様な機能を果た
す部分には、同一の符号を付して説明する。
【0072】この実施例のホログラムリーダは、カード
230の読み取り位置の両側(搬送方向の前後)に、そ
のカード230を規正するガイドレール215,216
が設けられている。
【0073】湾曲部材214は、カード230が読み取
り位置にあるときのホログラム231の裏側に配置され
ており、直動アクチュエータであるソレノイド229に
より上下に移動して、カード230を裏面側から上が凸
になるように湾曲させる部材である。
【0074】次に、この実施例のホログラムリーダの動
作を、回路構成とともに説明する。 パンチ まず、カード230が挿入されると、CPU223内の
制御回路225は、モータ駆動回路227を介して、モ
ータMにより搬送ローラ213を回転させ、カード23
0を読み取り位置(図14の位置)に搬送する。
【0075】ここで、レーザ発振器211からレーザ光
が発振され、再生光としてカード230のホログラム2
31に照射され、所定位置に再生像232が再生され
る。
【0076】フォトセンサ212は、フォトダイオード
などの単一素子からなるセンサであって、再生像232
を電気的な検出信号を変換する。この検出信号は、増幅
器221で増幅されたのち、波形成形回路222で波形
成形され、CPU223内の演算回路224に接続され
る。
【0077】演算回路224は、入力された信号をメモ
リ226内に順次取り込む。これと同期して、制御回路
225は、ソレノイド駆動回路228を介して、ソレノ
イド229を付勢して、湾曲部材214を押し上げる。
【0078】湾曲部材214がカード230を湾曲させ
ると、レーザ発振器211から発振されたレーザ光線
(再生光)の入射角を変化させたのと同じことになり、
空間上の再生像232は、図14において、左右方向に
移動することになる。
【0079】ここで、カード230は、垂直方向からソ
レノイド229によって曲げられ、かつ、ガイドレール
215,216によって曲げ部分が限定されるので、光
学系中で入射角以外のパラメータを変化させずに測定す
ることができる。
【0080】これによって、ホログラム231に記録さ
れているバーコードパターンが長い場合にも、単一素子
からなるフォトセンサ212によって、図16に示すよ
うに、全てのデータを連続的に読み取ることが可能とな
った。
【0081】ソレノイド229の付勢を解除すると、カ
ード230は自らの剛性によって、もとの状態(平面状
態)に復帰する。
【0082】以上説明した実施例に限定されず、種々の
変形ができる。例えば、ホログラムの記録部を湾曲させ
る手段は、先端が半円筒状の部材などであってもよい
し、カードの両端を押すようにしてもよい。
【0083】以上詳しく説明したように、本発明によれ
ば、記録部湾曲手段によって、ホログラムの記録面を湾
曲させることにより、再生像の位置を移動させるので、
再生像よりも小さな検出部の再生像検出手段であって
も、再生像の全てを検出することができる。
【0084】したがって、検出部が大きい高価なフォト
センサを使わずにすみ、ホログラムリーダのコストダウ
ンを図ることができる。また、情報記録媒体上に設ける
ホログラムの記録量を増加させることができる。
【0085】図17(A),(B)は、本発明によるホ
ログラムリーダの実施例を示す模式図である。
【0086】この実施例のホログラムリーダは、カード
330の読み取り位置にあるときに、そのカード330
を回転させる回転部314が設けられている。
【0087】この回転部314は、カード330を読み
取り位置に搬送するためにモータMで回転する搬送ロー
ラ313と、カード330を上下から支持する2枚のカ
ード支持板315と、このカード支持板315の両側に
固定され、回転軸Oを中心に装置フレーム319に対し
て回転可能に支持された2枚のフレーム316と、カー
ド支持板315を垂直上方に押すことによりフレーム3
16を回転軸Oを中心に回転させるソレノイド329
と、カード支持板315を止め板318で規正される基
準位置に復帰させるバネ317等から構成されている。
【0088】次に、この実施例におけるホログラムリー
ダの動作を、回路構成とともに説明する。
【0089】まず、カード330が挿入されると、CP
U323内の制御回路325は、モータ駆動回路327
を介して、モータMにより搬送ローラ313を回転さ
せ、カード330を読み取り位置(図17の位置)に搬
送する。
【0090】ここで、レーザ発振器311からレーザ光
が発振され、再生光としてカード330のホログラム3
31に照射され、所定位置に再生像332が再生され
る。
【0091】フォトセンサ312は、フォトダイオード
などの単一素子からなるセンサであって、再生像332
を電気的な検出信号を変換する。この検出信号は、増幅
器321で増幅されたのち、波形成形回路322で波形
成形され、演算回路324に接続される。
【0092】演算回路324は、入力された信号をメモ
リ326内に順次取り込む。これと同期して、制御回路
325は、ソレノイド駆動回路328を介して、ソレノ
イド329を付勢して、回転部314のカード支持板3
15を押し上げる。
【0093】カード支持板315が押し上げられると、
カード支持板315とともにフレーム316が中心軸O
を中心にして回転して、カード330が一体となって回
転する。このようにしてカード330を回転させると、
レーザ発振器311から発振されたレーザ光線(再生
光)の入射角を変化させたのと同じことになり、空間上
の再生像332は、図17において、左右方向に移動す
ることになる。
【0094】なお、レーザ発振器311から発振された
レーザ光線は、回転軸O上に照射されており、上側のカ
ード支持板315には、回転に伴ってレーザ光線を遮蔽
しない十分な面積の開口を持っている。
【0095】ここで、カード330は、ソレノイド32
9によって垂直方向に押されて、回転軸Oを中心に回転
部314とともに傾けられ、かつ、カード支持板315
及び搬送ローラ313で支持固定されているので、光学
系中で入射角以外のパラメータを変化させずに測定する
ことができる。
【0096】これによって、ホログラム331に記録さ
れているバーコードパターンが長い場合にも、単一素子
からなるフォトセンサ312によって、図3に示すよう
に、全てのデータを連続的に読み取ることが可能となっ
た。
【0097】ソレノイド329の付勢が解除されると、
バネ317によってフレーム316が止め板318に当
たる位置まで逆方向に回転し、基準位置(水平位置)に
復帰する。
【0098】以上説明した実施例に限定されず、種々の
変形ができる。例えば、ホログラムの記録部を回転させ
る手段は、モータの回転力を直接又は減速させて伝達し
たものであってもよい。
【0099】図18〜図20は、本発明によるカードリ
ーダライタの実施例を示す図であって、図18は、構造
を示す概略図、図19は、制御系を示すブロック図、図
20は、動作を説明する流れ図である。
【0100】図21は、本発明によるカードリーダライ
タに使用される磁気カードの一例を示す図、図22は、
図21の模式的なA−A′断面図である。
【0101】この実施例に使用される磁気カード490
は、図20に示すように、複数のホログラム画像を可視
領域では目視できないように隠ぺいして配置した隠ぺい
ホログラム491が設けられている。
【0102】これらの隠ぺいホログラム491には、度
数に応じてそれぞれ異なったホログラム情報が記録され
ている。なお、この実施例では、隠ぺいホログラム49
1に始めに60度数のデータがエンコードされており、
図21に示した状態では、2つのパンチ穴492が既に
開けられているので、残度数は40〜50であることを
示している。
【0103】この磁気カード490は、図22に示すよ
うに、ポリ塩化ビニルやポリエチレン等により形成され
る基材490aと、Fe等により形成される磁気
層490bと、アクリル系樹脂やウレタン系樹脂等のレ
リーフホログラムが附型される樹脂により形成されるホ
ログラム形成層490cと、スズ、アルミニウム、イン
ジウム等の低融点の金属により形成され、通常、反射層
と呼ばれる感熱金属薄膜層490dと、カーボン等の赤
外線を吸収する顔料を含まないインキにより形成される
隠ぺい層490eと、保護層490fとから構成されて
いる。
【0104】磁気カード490は、図22の状態では、
2つのパンチ穴491が開けられており、それらのパン
チ穴491を直線状にしかもパンチ面積により広く感熱
金属薄膜層490dが破壊された感熱破壊エリア493
が形成されている。
【0105】ここで、隠ぺい層490eに、可視光を反
射し赤外光を透過するインキを用いれば、ホログラム形
成層490cの位置や破壊状況、また、ホログラム形成
層490cに記録されている情報を目視することができ
ないので、セキュリティ性がより向上する。
【0106】この実施例のカードリーダライタは、制御
装置410と、ホログラム読み取り装置420と、磁気
データ読み取り書き込み装置430と、パンチ穴読み取
り装置440と、搬送装置450と、パンチ式破壊装置
460、感熱層破壊装置470などとから構成されてい
る。
【0107】制御装置410は、ホログラム読み取り装
置420、磁気データ読み取り書き込み装置430、パ
ンチ穴読み取り装置440に接続され、それらの読み取
り装置420,430,440からの情報に基づいて、
真偽の判断制御を行う論理回路411と、搬送装置45
0及びパンチ式破壊装置460、感熱層破壊装置470
に接続され、各装置450,460,470の制御を行
うカード制御回路412と、電話器や券売機などの外部
装置(不図示)とのインタフェースとなる外部I/F4
13とからなり、後述する図20に示す流れ図に従って
制御動作を行う。
【0108】ホログラム読み取り装置420は、磁気カ
ード490の隠ぺいホログラム491を読み取るための
装置であり、赤外線レーザを発振するレーザ発振器42
1と、赤外感度を有するラインセンサ422及びそれら
の駆動回路、読み取り回路とから構成されている。
【0109】磁気データ読み取り書き込み装置430
は、磁気データを読み取り書き込み可能な公知の装置で
あり、図18においては、磁気カード490の磁気情報
を読み取り書き込みするための磁気ヘッドは図示を省略
してある。
【0110】パンチ穴読み取り装置440は、パンチ式
破壊装置460によって磁気カード490に開けれたパ
ンチ穴492を正確に読み取るための装置である。この
パンチ穴読み取り装置440は、パンチ穴情報のベリフ
ァイのためにも必要であって、例えば、パンチ穴が所定
位置からずれ、その位置でホログラム情報が読み取れか
つパンチ穴情報も読み取れる場合などに必要である。こ
の実施例では、ホログラム読み取り装置420のレーザ
発振器421を光源として兼用し、フォトダイオードな
どのフォトセンサ441を付加したものである。
【0111】搬送装置450は、磁気カード490を各
操作ごとに所定の位置まで正確に搬送して位置決めする
装置であって、搬送ローラ451、搬送ガイド452な
どから構成されている。
【0112】パンチ式破壊装置460は、磁気カード4
90の隠ぺいホログラム491を残度数に応じて破壊し
て除去する装置であり、パンチ刃461などを備えてい
る。
【0113】感熱層破壊装置470は、磁気カード49
0の感熱金属薄膜層490dをサーマルヘッド471に
よって熱破壊する装置である。
【0114】感熱層破壊装置470のサーマルヘッド4
71によって破壊される感熱破壊エリア493は、確実
に隠ぺいホログラム491を破壊するために、隠ぺいホ
ログラム491の面積より大きいことが好ましい。この
とき、パンチ式破壊装置460のパンチ刃461によっ
て除去されるパンチ穴492の面積は、隠ぺいホログラ
ム491の面積よりも大きくても小さくてもよい。
【0115】次に、図20の流れ図を参照しながら、こ
の実施例のカードリーダライタの動作を説明する。
【0116】磁気カード490がカード挿入口から挿入
されると、搬送装置450は、磁気カード490を所定
の位置に搬送する(S501)。そして、磁気データ読
み取り書き込み装置430による磁気情報Mの読み取り
(S502)、パンチ穴読み取り装置440によるパン
チ情報Pの読み取り(S503)、ホログラム読み取り
装置420によるホログラム情報Hの読み取り(S50
4)が行われる。
【0117】次いで、論理回路411において、磁気カ
ード490の真偽の判定を行う(S505)。具体的に
は、ホログラム情報H及びパンチ情報Pから、この磁気
カード490の残度数Nを求め(図20の例では、N=
40〜50であると判断する。)、この情報(残度数
N)と磁気データMとが一致しているか否かによって、
磁気カード490の真偽性をチェックする。この場合
に、磁気データがN=60度数を示しているのであれ
ば、明らかに不正使用されていると判断できる。
【0118】さらに、外部装置からの使用許可を確認す
る(S506)。
【0119】ステップS105において、真正なカード
である(OK)と判断され、外部装置からの使用許可が
あった(S506)場合には、使用度数を減算する(S
507)。ここで、残度数が設定値よりも小さいか否か
を判断し(S508)、大きい場合には使用度数の減算
を繰り返す(S507)。
【0120】残度数が設定値を越えた場合には、感熱層
破壊装置470によって感熱金属薄膜層490dを破壊
して感熱破壊エリア493を形成するとともに(S50
9)、パンチ式破壊装置460によって隠ぺいホログラ
ム491を破壊し(S510)、さらに、パンチ穴読み
取り装置440によって破壊の確認を行う(S51
1)。
【0121】つまり、この実施例のカードリーダライタ
と外部I/F413によって接続されている外部装置か
ら減算指令が送出された場合に、残度数Nが予め設定さ
れている値よりも小さくなったときには、その都度に相
当する隠ぺいホログラム491の感熱金属薄膜層490
dを破壊し、さらに、パンチ式破壊装置460によって
感熱破壊エリア493を破壊して除去し、正確に破壊で
きたか否かを、図21に示すように、パンチ穴読み取り
装置440のレーザ発振器421と磁気カード490の
反対側に設けたフォトセンサ441によって確認する。
【0122】ステップS105において、偽造のカード
である(NG)と判断され、又は残度数が0になった
(S106)場合には、外部装置の使用を中止する命令
を出し(S112)、磁気データ読み取り書き込み装置
430によって、磁気カード490の磁気データの書き
込み(S113)と磁気データのベリファイを行ったの
ち(S514)、搬送装置450によって磁気カード4
90を排出する(S515)。
【0123】つまり、外部装置から終了信号を受け付け
た場合又は残度数が0となった場合には、磁気カード4
90の使用を中止し、磁気データMを書き換えるととも
に、ベリファイ操作を行ったのちに、磁気カード490
を排出する。
【0124】したがって、このようなカードリーダライ
タを用いれば、偽造や変造カードの使用を未然に防止す
ることができ、適正にカードシステムを運用することが
できる。
【0125】以上説明した実施例に限定されず、種々の
変形や変更ができ、それらも本発明の範囲内である。
【0126】パンチ穴読み取り装置の光源は、ホログラ
ム読み取り装置の光源と兼用したが独立して設けてもよ
い。
【0127】ホログラム情報として、目視不可能な隠ぺ
いホログラムの例で説明したが、目視可能なホログラム
で運用することも可能である。
【0128】また、感熱層破壊装置としては、サーマル
ヘッド以外にも、例えば、プラスの電極としての導電性
を有しカード上を移動するゴムローラと、マイナスの電
極としての針状電極により、カードと針状電極の間で放
電させて、感熱金属薄膜層490dを破壊するような装
置を用いてもよい。この場合には、カードの層構成の中
で、感熱金属薄膜層490dが導電性が最もよいので、
ここに電流が流れる。また、ゴムローラの部分は、カー
ドとの接地面積が小さいために電荷の分布が広がってい
るので破壊されないが、針状電極の先は分布が密なため
に破壊される。このような装置を使用すれば、破壊部分
がシャープになる利点がある。
【0129】図23〜図25は、本発明によるカードリ
ーダライタの実施例を示す図であって、図23は、構造
を示す概略図、図24は、制御系を示すブロック図、図
25は、動作を説明する流れ図である。
【0130】図26は、本発明によるカードリーダライ
タに使用される磁気カードの一例を示す図である。
【0131】まず、この実施例に使用される磁気カード
590は、図26に示すように、カード基材上に、複数
のホログラム画像を可視領域では目視できないように隠
ぺいして配置した隠ぺいホログラム591が設けられて
いる。
【0132】これらの隠ぺいホログラム591には、度
数に応じてそれぞれ異なったホログラム情報が記録され
ている。なお、この実施例では、隠ぺいホログラム59
1に始めに60度数のデータがエンコードされており、
図26に示した状態では、2つのパンチ穴592が既に
開けられているので、残度数は40〜50であることを
示している。
【0133】この実施例のカードリーダライタは、制御
装置510と、ホログラム読み取り装置520と、磁気
データ読み取り書き込み装置530と、パンチ穴読み取
り装置540と、搬送装置550と、パンチ式破壊装置
560などとから構成されている。
【0134】制御装置510は、ホログラム読み取り装
置520、磁気データ読み取り書き込み装置530、パ
ンチ穴読み取り装置540に接続され、それらの読み取
り装置520,530,540からの情報に基づいて、
真偽の判断制御を行う論理回路511と、搬送装置55
0及びパンチ式破壊装置560に接続され、各装置55
0,560の制御を行うカード制御回路512と、電話
器や券売機などの外部装置(不図示)とのインタフェー
スとなる外部I/F513とからなり、後述する図25
に示す流れ図に従って制御動作を行う。
【0135】ホログラム読み取り装置520は、磁気カ
ード590の隠ぺいホログラム591を読み取るための
装置であり、赤外線レーザを発振するレーザ発振器52
1と、赤外感度を有するラインセンサ522及びそれら
の駆動回路、読み取り回路とから構成されている。
【0136】磁気データ読み取り書き込み装置530
は、磁気データを読み取り書き込み可能な公知の装置で
あり、図24においては、磁気カード590の磁気情報
を読み取り書き込むための磁気ヘッドは図示を省略して
ある。
【0137】パンチ穴読み取り装置540は、パンチ式
破壊装置560によって磁気カード590に開けられた
パンチ穴592を正確に読み取るための装置である。こ
のパンチ穴読み取り装置540は、パンチ穴情報のベリ
ファイのためにも必要であって、例えば、パンチ穴が所
定位置からずれ、その位置でホログラム情報が読み取れ
かつパンチ穴情報も読み取れる場合などに必要である。
この実施例では、ホログラム読み取り装置520のレー
ザ発振器521を光源として兼用し、フォトダイオード
などのフォトセンサ541を付加したものである。
【0138】搬送装置550は、磁気カード590を各
操作ごとに所定の位置まで正確に搬送して位置決めする
装置であって、搬送ローラ551、搬送ガイド552な
どから構成されている。
【0139】パンチ式破壊装置560は、磁気カード5
90の隠ぺいホログラム591を残度数に応じて破壊し
て除去する装置であり、パンチ刃561などを備えてい
る。このパンチ刃561によって除去されるパンチ穴5
92の面積は、隠ぺいホログラム591の面積よりも大
きくしてある。
【0140】次に、図25の流れ図を参照しながら、こ
の実施例のカードリーダライタの動作を説明する。
【0141】磁気カード590がカード挿入口から挿入
されると、搬送装置550は、磁気カード590を所定
の位置に搬送する(S601)。そして、磁気データ読
み取り書き込み装置530による磁気情報Mの読み取り
(S602)、パンチ穴読み取り装置540によるパン
チ情報Pの読み取り(S603)、ホログラム読み取り
装置520によるホログラム情報Hの読み取り(S60
4)が行われる。
【0142】次いで、論理回路511において、磁気カ
ード590の真偽の判定を行う(S605)。具体的に
は、ホログラム情報H及びパンチ情報Pから、この磁気
カード590の残度数Nを求め(図26の例では、N=
40〜50であると判断する。)、この情報(残度数
N)と磁気データMとが一致しているか否かによって、
磁気カード590の真偽性をチェックする。この場合
に、磁気データがN=60度数を示しているのであれ
ば、明らかに不正使用されていると判断できる。
【0143】さらに、外部装置からの使用許可を確認す
る(S606)。
【0144】ステップS605において、真正なカード
である(OK)と判断され、外部装置からの使用許可が
あった(S606)場合には、使用度数を減算する(S
607)。ここで、残度数が設定値よりも小さいか否か
を判断し(S608)、大きい場合には使用度数の減算
を繰り返す(S607)。
【0145】残度数が設定値を越えた場合には、パンチ
式破壊装置560によって隠ぺいホログラム591を破
壊し(S609)、さらに、パンチ穴読み取り装置54
0によって破壊の確認を行う(S610)。
【0146】つまり、この実施例のカードリーダライタ
と外部I/F513によって接続されている外部装置か
ら減算指令が送出された場合に、残度数Nが予め設定さ
れている値よりも小さくなったときには、その都度に相
当するホログラム591をパンチ式破壊装置560によ
って破壊して除去し、正確に破壊できたか否かを、図2
3に示すように、パンチ穴読み取り装置540のレーザ
発振器521と磁気カード590の反対側に設けたフォ
トセンサ541によって確認する。
【0147】ステップS605において、偽造のカード
である(NG)と判断され、又は残度数が0になった
(S606)場合には、外部装置の使用を中止する命令
を出し(S611)、磁気データ読み取り書き込み装置
530によって、磁気カード590の磁気データの書き
込み(S612)と磁気データのベリファイを行ったの
ち(S613)、搬送装置550によって磁気カード5
90を排出する(S614)。
【0148】つまり、外部装置から終了信号を受け付け
た場合又は残度数が0となった場合には、磁気カード5
90の使用を中止し、磁気データMを書き換えるととも
に、ベリファイ操作を行ったのちに、磁気カード590
を排出する。
【0149】したがって、このようなカードリーダライ
タを用いれば、偽造や変造カードの使用を未然に防止す
ることができ、適正にカードシステムを運用することが
できる。
【0150】以上説明した実施例に限定されず、種々の
変形や変更ができ、それらも本発明の範囲内である。
【0151】パンチ穴読み取り装置の光源は、ホログラ
ム読み取り装置の光源と兼用したが独立して設けてもよ
い。
【0152】ホログラム情報として、目視不可能な隠ぺ
いホログラムの例で説明したが、目視可能なホログラム
で運用することも可能である。
【0153】
【発明の効果】以上詳しく説明したように、本発明によ
れば、光学系が小型かつ安価に製造できるうえ、読み取
りの精度がよくなった。また、不可視レーザの読み取り
とコードの照合により、二重のセキュリティが得られ
る。また、記録部湾曲手段によって、ホログラムの記録
面を湾曲させることにより、再生像の位置を移動させる
ので、再生像よりも小さな検出部の再生像検出手段であ
っても、再生像の全てを検出することができる。したが
って、検出部が大きい高価なフォトセンサを使わずにす
み、ホログラムリーダのコストダウンを図ることができ
る。また、情報記録媒体上に設けるホログラムの記録量
を増加させることができる。さらに、記録部回転手段に
よって、ホログラムの記録面を回転させることにより、
再生像の位置を移動させるので、再生像よりも小さな検
出部の再生像検出手段であっても、再生像の全てを検出
することができる。
【0154】したがって、検出部が大きい高価なフォト
センサを使わずにすみ、ホログラムリーダのコストダウ
ンを図ることができる。また、情報記録媒体上に設ける
ホログラムの記録量を増加させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるホログラムコードの読取装置の第
1の実施例を示すブロック図である。
【図2】第1の実施例に係るホログラムコードの読取装
置の光学系の構造を示す図である。
【図3】第1の実施例に係るホログラムコードの読取装
置の光学系の光路を示す図である。
【図4】本発明によるホログラムコードの読取装置の第
1の実施例の動作(メインフロー)を説明するための流
れ図。
【図5】本発明によるホログラムコードの読取装置の第
1の実施例の動作(設定値チェックのサブルーチン)を
説明するための流れ図。
【図6】本発明によるホログラムコードの読取装置の第
1の実施例の動作(ノイズ除去処理)を説明するための
流れ図。
【図7】本発明によるホログラムコードの読取装置の第
1の実施例の動作(コード化処理)を説明するための流
れ図。
【図8】第1の実施例のコード化処理を説明する図。
【図9】第1の実施例の比較器を示す回路図。
【図10】本発明によるホログラムコードの読取装置の
第2の実施例を示す図。
【図11】本発明によるホログラムコードの読取装置の
第3の実施例を示す図。
【図12】本発明によるホログラムコードの読取装置の
第4の実施例を示す図。
【図13】本発明によるホログラムコードの読取装置の
第5の実施例を示す図。
【図14】本発明によるホログラムリーダの実施例を示
す模式図。
【図15】図14の実施例の回路ブロック図。
【図16】図14の実施例の再生出力を示す波形図。
【図17】本発明によるホログラムリーダの実施例を示
す模式図。
【図18】本発明によるカードリーダライタの実施例の
構造を示す概略図。
【図19】図18に示すカードリーダライタの制御系を
示すブロック図。
【図20】図18に示すカードリーダライタ動作を説明
する流れ図。
【図21】本発明によるカードリーダライタに使用され
る磁気カードの一例を示す図。
【図22】図21の模式的なA−A′断面図。
【図23】本発明によるカードリーダライタの実施例の
構造を示す概略図。
【図24】図1に示すカードリーダライタの制御系を示
すブロック図。
【図25】図1に示すカードリーダライタ動作を説明す
る流れ図。
【図26】本発明によるカードリーダライタに使用され
る磁気カードの一例を示す図。
【符号の説明】
111 出力安定化回路 112 光源 113 コード読取センサ 115 アンプ 116 コンパレータ 117 CPU 120,230 カード 121 カード基材 122 ホログラム記録面 123 ホログラム再生画像 131 基台 132 取付板 133 ねじ 134 微調節ねじ 141 位置測定用光源 151,153 鏡 152 集光用レンズ系 154 プリズム 211,311,421,521 光源 212,312 フォトセンサ 214,329 ソレノイド 215,216 ガイドレール 231,331 ホログラム 232,332 再生像 422,522 ラインセンサ 441,541 フォトダイオード 451,551 搬送ローラ 452,552 搬送ガイド 460,560 パンチ式破壊装置 471 サーマルヘッド 490,590 磁気カード 540 パンチ穴読取装置 591 隠蔽ホログラム 592 パンチ穴
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 米国特許4820006(US,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G06K 7/12 G06K 17/00

Claims (18)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】コード化された情報が画像情報として記録
    されているホログラムの記録面に再生用光を照射する光
    源と、この光源からの再生用光により再生したホログラ
    ム再生画像の再生位置に配置されるコード読取センサ
    と、このコード読取センサにより読み取ったホログラム
    再生画像からコード化された情報を取出す制御手段とを
    そなえたホログラムコードの読取装置において、 前記光源が、再生用光を収束させる絞り角1°ないし5
    °の光収束手段をそなえたことを特徴とするホログラム
    コードの読取装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載の装置において、 前記光源は、前記ホログラムの記録面に対して斜めに取
    り付けられており、 前記コード読取センサは、前記ホログラムの記録面に対
    して平行または垂直に取り付けられているホログラムコ
    ードの読取装置。
  3. 【請求項3】請求項1記載の装置において、 前記光源は、前記ホログラムの記録面に対して再生用光
    の照射方向が実質的に垂直に取り付けられており、 前記コード読取センサは、前記ホログラム記録面に対し
    て平行に取り付けられているホログラムコードの読取装
    置。
  4. 【請求項4】請求項3記載の装置において、 前記光源は、前記ホログラムからの反射光が前記光源に
    戻らないように、前記再生用光の照射方向が設定されて
    いるホログラムコードの読取装置。
  5. 【請求項5】請求項1記載のホログラムコードの読取装
    置において、 前記制御手段は、暗証コードと照合する照合手段をさら
    にそなえたことを特徴とするホログラムコードの読取装
    置。
  6. 【請求項6】請求項1記載のホログラムコードの読取装
    置において、 前記光源から前記コード読取センサに至る光路には、光
    反射手段をさらに設けたホログラムコードの読取装置。
  7. 【請求項7】請求項1記載のホログラムコードの読取装
    置において、 前記光源から前記コード読取センサに至る光路には、光
    屈折手段をさらに設けたホログラムコードの読取装置。
  8. 【請求項8】請求項1記載のホログラムコードの読取装
    置において、 前記ホログラム再生画像の面積よりも小さい面積の検出
    部を持ったコード読取センサと、 前記ホログラムの記録面を湾曲させながら前記ホログラ
    ム再生画像を前記コード読取センサの検出部に連続して
    導く記録面湾曲手段とをそなえたことを特徴とするホロ
    グラムコードの読取装置。
  9. 【請求項9】請求項1記載のホログラムコードの読取装
    置において、 前記ホログラム再生画像の面積よりも小さい面積の検出
    部を持ったコード読取センサと、 前記ホログラムの記録面を回転させながら前記ホログラ
    ム再生画像を前記コード読取センサの検出部に連続して
    導く記録面回転手段とをそなえたホログラムコードの読
    取装置。
  10. 【請求項10】コード化された情報が画像情報として記
    録されているホログラムの記録面に再生用光を照射し、 この光源からの再生用光により再生したホログラム再生
    画像の再生位置に配置されたコード読取センサにより前
    記ホログラム再生画像を読み取り、読み取ったホログラ
    ム再生画像からコード化された情報を取出すホログラム
    コードの読み取り方法において、 前記再生用光として、絞り角1°ないし5°に収束した
    光を用いることを特徴とするホログラムコードの読取方
    法。
  11. 【請求項11】請求項10記載のホログラムコードの読
    み取り方法において、 前記再生用光を、前記ホログラムの記録面に対して斜め
    に照射し、 前記ホログラムの記録面に対して平行または垂直に配し
    たコード読取センサにより読取を行うホログラムコード
    の読取方法。
  12. 【請求項12】請求項10記載のホログラムコードの読
    み取り方法において、 前記再生用光は、前記ホログラムの記録面に対して実質
    的に垂直に照射され、 前記ホログラム記録面に対して平行に取り付けられたコ
    ード読取センサにより読取を行うようにしたホログラム
    コードの読取方法。
  13. 【請求項13】請求項10記載のホログラムコードの読
    み取り方法において、 前記再生用光を、前記ホログラムからの反射光が前記光
    源に戻らないような方向から前記ホログラムに照射する
    ホログラムコードの読取方法。
  14. 【請求項14】請求項10記載のホログラムコードの読
    み取り方法において、 前記ホログラムから読み取ったコードを、暗証コードと
    照合するようにしたホログラムコードの読取方法。
  15. 【請求項15】請求項10記載のホログラムコードの読
    み取り方法において、 前記光源から前記コード読取センサに対して、光反射手
    段によって反射させながら進行させるホログラムコード
    の読取方法。
  16. 【請求項16】請求項10記載のホログラムコードの読
    み取り方法において、 前記光源から前記コード読取センサに対して、光屈折手
    段によって屈折させながら進行させるホログラムコード
    の読取方法。
  17. 【請求項17】請求項10記載のホログラムコードの読
    み取り方法において、 前記ホログラムの記録面を湾曲させながら、前記ホログ
    ラム再生画像を前記コード読取センサの検出部に連続し
    て導き、前記ホログラム再生画像の面積よりも小さい面
    積の検出部を持ったコード読取センサにより読取を行う
    ホログラムコードの読取方法。
  18. 【請求項18】請求項10記載のホログラムコードの読
    み取り方法において、 前記ホログラムの記録面を回転させながら前記ホログラ
    ム再生画像を前記コード読取センサの検出部に連続して
    導き、前記ホログラム再生画像の面積よりも小さい面積
    の検出部を持ったコード読取センサにより読取を行うホ
    ログラムコードの読取方法。
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