JP2001233314A - 転写装置及び転写フィルム - Google Patents

転写装置及び転写フィルム

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JP2001233314A
JP2001233314A JP2000044085A JP2000044085A JP2001233314A JP 2001233314 A JP2001233314 A JP 2001233314A JP 2000044085 A JP2000044085 A JP 2000044085A JP 2000044085 A JP2000044085 A JP 2000044085A JP 2001233314 A JP2001233314 A JP 2001233314A
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cgh
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light
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JP2000044085A
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English (en)
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Toshiro Kono
俊郎 河野
Masanobu Tamura
雅信 田村
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Victor Company of Japan Ltd
Original Assignee
Victor Company of Japan Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 データ用CGHを媒体上に精度良く転写する
ことができる転写装置を提供する。 【解決手段】 位置決め用CGH6B,6Cとデータ用
CGH41とを組み合わせてなる1の組み合わせが順次
形成されている長尺な転写フィルム6をカード上に搬送
配置し、転写フィルム6の各位置決め用CGH6B,6
Cを用いて、各データ用CGH41が各カード上の転写
エリア6A内にそれぞれ収まるように転写フィルム6の
搬送位置を転写する度に位置決めし、この位置決めをす
る度に各データ用CGH41を、ヒートローラで加熱加
圧して、各データ用CGH41を各カード5上の転写エ
リア6A内にそれぞれ転写する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プリペイドカー
ド、クレジットカード、キャッシュカード、ICカード
等のカード類や、金券、証券、証明書、免許証、パスポ
ート等の書類のように、偽造防止を特に必要とする媒体
にコンピュータジェネレイテッドホログラム(以下、C
GHという)を転写する転写装置及び転写フィルムに関
する。
【0002】
【従来の技術】現行のプリペイドカード、クレジットカ
ード、キャッシュカード等は記録手段として磁気ストラ
イプといわれる磁気記録部分を有し、残高や必要に応じ
て本人を確認するためのID(識別)番号などが記録さ
れ、プリペイドカードではカードの使用に伴い残高など
の記録が変更される。かかる記録媒体としてのカードは
携帯に便利であり、面倒な現金の授受を伴わない、いわ
ゆるキャッシュレス社会に貢献するものである。一方、
かかるカードは記録媒体が磁気記録層であるため、容易
に記録内容を判読することが可能であり、よって偽造も
容易であり、テレフォンカードやパチンコ店のプリペイ
ドカードが大量に偽造されるということも多く、社会問
題化している。
【0003】このような偽造に対処するため、カードに
偽造困難なホログラムを設ける方法が特開平10−17
1334号公報で提案されている。即ち、画像をホログ
ラム(CGH)として表し、そのデータを用いて電子ビ
ーム露光装置を駆動し、電子ビームにより記録媒体にホ
ログラムの干渉縞を精密に描画し、この記録媒体をエッ
チング処理して光記録媒体の原盤を作成し、この原盤を
用いて複製により光記録媒体を製造するようにしてい
る。この方法によれば、カードの任意の位置に精度良く
CGHを成形することができるため、クレジットード、
キャッシュカードのような特に偽造防止を必要とするカ
ードで、大量生産するのに非常に適している。しかし即
時的にその場でCGHをカードに付加して発行を行いた
いという要望や、金券、証券、証明書、免許証、パスポ
ート等、CGHの成形ができないものに付加したといっ
た要望に答えることが出来なかった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】これらの問題を解決す
る方法として、フィルムにCGHを設け、これを転写さ
せることによりCGHを媒体へ設ける方法が知られてい
る。具体的には、基材となるベースフィルムに剥離層、
保護層、CGH層、反射膜層、接着層を順次積層させ、
接着層を媒体に当接させて加熱加圧させた後、ベースフ
ィルムだけを剥離させてCGHを媒体に転写する方法で
ある。
【0005】この方法によれば、カード等の発行を行う
と同時に即時的にCGHを設けたり、金券、証券、証明
書、免許証、パスポート等の書類にもCGHを設けるこ
とができる。しかしながらその転写プロセスでは、転写
フィルムと媒体との相対位置を転写装置にて機械的に位
置決めする必要があり、成形によるCGH作成方法と比
較して媒体に対するCGH位置精度が劣るという問題が
ある。従って視覚による偽造防止を目的とした、例えば
マークやロゴといった位置精度がさほど問題にならない
視覚認識用CGHの場合には非常に適しているものの、
転写するCGHを情報データとして使用する場合、高細
密なCGHを転写しても、その位置精度の影響により読
み取り装置での認識エラーが発生するという問題があっ
た。
【0006】この問題の解決策として、CGHに照射さ
れる単色光のスポット径を小きくする、あるいはCGH
の面積を十分に広く確保することで、媒体のCGH位置
が多少ばらついても確実にCGHに単色光が照射される
ようにする方法が考えられる。しかしCGHに照射され
る単色光のスポット径の大きさは、回折して撮像素子に
投影される光量に影響し、よって認識にも影響を及ぼす
ため、スポット径を小さくすると光量が減少し、読み取
り・認識エラーが発生しやすく、さらには媒体に付着す
る汚れやキズに非常に弱くなる。従って上記問題を解決
するにはCGHの転写位置が多少ばらついても読み取り
装置で認識できるようにCGHの面積を十分に広く確保
することが必要となる。結果的に媒体に付加する情報量
が極度に減少するという問題があった。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記問題を解決するため
に、本発明は、次の構成(1)〜(3)を有する転写装
置及び転写フィルムを提供する。 (1) 互いに所定間隔をもって離間している位置決め
用コンピュータジェネレイテッドホログラム(CGH)
とデータ用CGHとを組み合わせてなる1の組み合わせ
が順次形成されている長尺な転写フィルムを被転写媒体
上に搬送配置し、前記転写フィルムの各前記位置決め用
CGHを用いて、各前記データ用CGHが各前記被転写
媒体上の転写範囲内にそれぞれ収まるように前記転写フ
ィルムの搬送位置を転写する度に位置決めし、この位置
決めをする度に各前記データ用CGHを加熱加圧して、
各前記データ用CGHを各前記被転写媒体上の前記転写
範囲内にそれぞれ転写する転写装置であって、互いに所
定間隔をもって対向配置されている一対の発光部と受光
部とを有し、かつ前記受光部は、前記発光部との間に前
記転写フィルムが存在する場合に、前記発光部から出射
するレーザ光の照射によって前記転写フィルムの前記位
置決め用CGHで回折する複数の回折光を受光するため
の、複数に分割した受光領域を備えている受発光手段
と、前記受光部の前記複数の受光領域で受光した前記複
数の回折光の各受光量を比較して、この比較結果に基づ
いて前記複数の受光領域で受光した各受光量が等しくな
るように、前記被転写媒体と前記転写フィルムとの相対
位置を調整する調整手段とを有することを特徴とする転
写装置。 (2) 請求項1記載の転写装置に用いられる転写フィ
ルムであって、互いに所定間隔をもって離間している位
置決め用コンピュータジェネレイテッドホログラム(C
GH)とデータ用CGHとを組み合わせてなる1の組み
合わせが順次形成されている長尺な転写フィルムであ
り、前記位置決め用CGHの形成位置は、前記データ用
CGHが転写される被転写媒体上における転写範囲外に
あることを特徴とする転写フィルム。 (3) 前記位置決め用CGHの形成位置は、前記被転
写媒体上の転写範囲外の前方又はその前後にあることを
特徴とする請求項2記載の転写フィルム。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明の転写装置は、後述する図
1〜図9に示すように、互いに所定間隔をもって離間し
ている位置決め用コンピュータジェネレイテッドホログ
ラム(CGH)6B,6Cとデータ用CGH41とを組
み合わせてなる1の組み合わせが順次形成されている長
尺な転写フィルム6を被転写媒体(カード)5上に搬送
配置し、前記転写フィルム6の各前記位置決め用CGH
6B,6Cを用いて、各前記データ用CGH41が各前
記被転写媒体5上の転写範囲(転写エリア)6A内にそ
れぞれ収まるように前記転写フィルム6の搬送位置を転
写する度に位置決めし、この位置決めをする度に各前記
データ用CGH41を(ヒートローラ66で)加熱加圧
して、各前記データ用CGH41を各前記被転写媒体5
上の前記転写範囲6A内にそれぞれ転写する転写装置で
あって、互いに所定間隔をもって対向配置されている一
対の発光部(先端側レーザ18,後端側レーザ19)と
受光部(先端側撮像素子20,後端側撮像素子21)と
を有し、かつ前記受光部20,21は、前記発光部1
8,19との間に前記転写フィルム6が存在する場合
に、前記発光部18,19から出射するレーザ光の照射
によって前記転写フィルム6の前記位置決め用CGH6
B,6Cで回折する複数の回折光を受光するための、複
数に分割した受光領域(パターン48,49,50,5
1,52)を備えている受発光手段と、前記受光部2
0,21の前記複数の受光領域60〜63で受光した前
記複数の回折光の各受光量を比較して、この比較結果に
基づいて前記複数の受光領域60〜63で受光した各受
光量が等しくなるように、前記被転写媒体5と前記転写
フィルム6との相対位置を調整する(回転ギヤ25、シ
ャフト26、スライドステージベース27、ステージ回
転モータ28から構成される)調整手段とを有すること
を特徴とする転写装置である。
【0009】また、本発明の転写フィルムは、後述する
図6に示すように、前記した転写装置に用いられる転写
フィルム6であって、互いに所定間隔をもって離間して
いる位置決め用コンピュータジェネレイテッドホログラ
ム(CGH)6B,6Cとデータ用CGH41とを組み
合わせてなる1の組み合わせが順次形成されている長尺
な転写フィルムであり、前記位置決め用CGH6B,6
Cの形成位置は、前記データ用CGH41が転写される
被転写媒体(カード)5上における転写範囲(転写エリ
ア)6A外にあることを特徴とする転写フィルムであ
る。
【0010】さらに、本発明の転写フィルムは、後述す
る前記位置決め用CGH6B,6Cの形成位置は、前記
被転写媒体(カード)5上の転写範囲(転写エリア)6
A外の前方又はその前後にあることを特徴とする転写フ
ィルムである。
【0011】以下、本発明の転写装置及び転写フィルム
の実施の形態について、図面を参照して説明する。図1
は本発明にかかる転写装置の一実施例であり、カード表
面のある一定の場所にデータ用CGHを転写する装置本
体の斜視図である。CGH転写装置本体1は、大きく分
けて回転ステージユニット2、スライドステージユニッ
ト3、ベースユニット4から構成されている。回転ステ
ージユニット2はスライドステージユニットに村し相対
的に回転可能に取り付けられており、スライドステージ
ユニット3は、ベースユニット4に対して相対的に平行
移動可能に取りつけられている。回転ステージユニット
2は、カード5を長手方向に搬送する機能を備えてお
り、ベースユニット4はCGH付き転写フィルムを支持
して巻き取る横構を備えている。従ってカード5の表面
5AとCGH付き転写フィルム6の平面を平行に保った
状態で相対位置を自由に変えられる機構になっている。
【0012】以下、各ユニットの構成と動作について説
明する。図2は回転ステージユニットの斜視図であり、
図3はその許細図である。カード支持ベース7には、カ
ード5の搬送を行う搬送ベルト8がプーリ9を介してド
ライブシャフト10と従動シャフト11との間に装着さ
れており、搬送するカード5の裏面5B(CGHを転写
する表面5Aと反対側の面)が、図3の斜線で示すカー
ド支持面12に沿って搬送されるようになっている。ま
たガイド13は搬送途中にカード5が浮き上がることの
ないよう、カード5の表面5Aをガイドするように取り
付けられ、カード5の裏面5Bが搬送ベルト8に凍触す
るように規制している。
【0013】図中の矢印Aの方向よりカード5が挿入も
しくは図示しない他の機構により搬送されると、図示し
ない検出手段がカード5の挿入を検出し、ドライブシャ
フト10が図示しない駆動手段により矢印Bの方向へ回
転を開始する。これに同期して搬送ベルト8が回転を開
始し、カード5はカード支持面12とガイド13との隙
間に案内されながら、搬送ベルト8の摩擦カによりスト
ッパ14の方向へと搬送される0搬送ベルト8にカード
5の長手方向の寸法より長いピッチでカードの厚み分だ
け周期的に凸部を設けて、この凸部がカード5の後端面
5Cを押すように搬送を行っても良い。
【0014】ストッパ14はカード支持面12からカー
ド5の厚み分だけ突出しており、ここにカード5の先端
が到達すると搬送は一旦停止される。カード支持ベース
7にはカード5の搬送経路の側面にサイドスプリング1
5が埋め込まれており、その弾性カによりカード5の左
側面5Dを押さえ、反対側のカードエッジ基準面16に
カード5の右側面5Eを押さえつける役目を担ってい
る。従ってカード5が一旦停止した状態で、カード5は
回転ステージユニット2内において常に一定の位置に停
止するようになっている。
【0015】カード支持ベース7には、レーザ支持ブロ
ック17が2箇所固定されている。レーザ支持ブロック
17には、各々に先端側レーザ18と後端側レーザ19
が固定されている。また、カード支持ベース7の底面に
はこれらと相対する位置に先端側撮像素子20及び後端
側撮像素子21が基板22を介して固定されている。
【0016】先端側レーザ18から発射されたレーザ光
は、カード支持ベース7の先端側貫通穴23のほほ中央
を垂直に入射し、先端側撮像泰子20のほぼ中央20A
に照射され、後端側レーザ19から発射されたレーザ光
は、カード支持ベース7の後端側貫通穴24のほぼ中央
を垂直に入射し、後端側撮像素子21のほぼ中央21A
に照射されるよう各々固定されている。従って撮像素子
に投影される像は、回転ステージユニット2内において
常に一定となる。なお、これらレーザ18(19)と撮
像素子20(21)との位置関係は、撮像素子がカード
支持ベース7の上側、レーザが底側に固定されても良
い。
【0017】図4は回転ステージユニット2とスライド
ステージユニット3の詳細図を示したものである。回転
ステージユニット2のカード支持ベース7の底面には回
転ギヤ25が固定されており、回転ギヤ25の中心にシ
ャフト26が固定されている。このシャフト26の中心
軸が先端側レーザ18から発射されるレーザ光の光軸と
ほぼ一致するように取りつけられている。
【0018】スライドステージベース27には、回転ス
テージユニット2を厨転させる為の駆動源であるステー
ジ回転モータ28がモータギヤ29を装着した状態で固
定されている。加えて軸受け30が内装されており、こ
れに前述のシャフト26がスペーサ31を介して故合
し、スライドステージベース27の底側からスプリング
32を介してキャップ33により固定されている。この
時、モータギヤ29と回転ギヤ25が噛み合い状態にあ
り、モータ28を回転させると、回転ステージユニット
2がシャフト26を中心に矢印Cの方向へ回転するよう
になっている0また、スプリング32の働きにより、回
転ステージユニット2とスライドステージユニット3は
常に密着状態にあり、軸受け30とスペーサ31の働き
により密着状態を保持したままスムーズに回転すること
ができる。
【0019】図5はベースユニット4の詳細を示したも
のである。フィルムステージ34には、リール支持ブロ
ック35が2箇所固定されている。このリール支持ブロ
ック35には巻き取りリール36、送り出しリール37
が回転可能な状態でお互いに平行になるように取りつけ
られている。また、リール支持ブロック35にはガイド
シャフト38が同様に平行となるように固定されてい
る。巻き取りコア39と送り出しコア40に巻かれたC
GH付き転写フィルム6は、各々のコア39、40をリ
ール36、37へ装着することにより、その搬送経路を
ガイドシャフト38で規制される。従って、巻き取りリ
ール36を矢印Dの方向へ回転させることによつて、転
写エリア6A、先端側位置決め用CGH6B、後端側位
置決め用CGH6Cを含む平面を常に一定の状態、即ち
カード5の表面5Aと平行の状態で巻き取ることができ
る。
【0020】ベースユニット4に対し、スライドステー
ジユニット3はCGH付き転写フィルム6の送り方向J
(図1参照)とほぼ直角である矢印Kの方向に移動可能
に取り付けられており、図示しない駆動手段により相対
的に移動させることができる。
【0021】図6はCGH付き転写フィルム6を図5中
の矢印Eの方向から見た平面図である。カード5の大き
さよりひとまわり小さい転写エリア6A内にはデータ用
CGH41が配置されている。データ用CGH41より
ひとまわり広い領域に反射膜42があり、これによりデ
ータ用CGH41に対して照射されるレーザ光は、ある
一定の方向へ反射・回折する。なお、データ用CGH4
1の配置位置は、転写エリア6Aの領域内であれば任意
である。
【0022】転写エリア6Aを挟むようにして先端側位
置決め用CGH6Bと後端側位置決め用CGH6Cが配
置されている。この区間が1画面に相当し、同一パター
ンが長手方向に順次繰り替えされている。先端側位置決
め用CGH6Bと後端側位置決め用CGH6Cを全く同
一にすれば、CGH付き転写フィルム6を矢印Fの方向
に巻き取った後に、後端側位置決め用CGH6Cを先端
側位置決め用CGH6Bとして利用できるので、CGH
付き転写フィルム6の全長を短くすることができる。本
実施例では、先端側位置決め用CGH6Bと後端側位置
決め用CGH6Cを全く同一のパターンとしているの
で、CGH付き転写フィルム6の長手方向に位置決め用
CGHと転写エリアが交互に並ぶ形となっている。
【0023】図7(a)は図6に示すCGH付き転写フ
ィルム6のGG断面図であり、図7(b)は同じくHH
断面図を示したものである。CGH付き転写フィルム6
は、透過型の場合、図7(a)に示すようにベースフィ
ルム43に剥離層44、保護層45、CGH形成層4
6、接着層47を順次積層して構成したものである。反
射型の場合、図7(b)に示すように、上記層のうちC
GH形成層46の下に反射膜42を設けた形となる。従
ってCGHに照射されるレーザ光は図7(a)の場合、
ベースフィルム43側から入光し、接着層47側へ透過
する。図7(b)の場合、ベースフィルム43側から入
光して反射膜42まで到達した後、再びベースフィルム
43側へ反射する。
【0024】本実施例では、位置決め用CGH6B、6
Cは透過型であるが、レーザ18、19及び撮像素子2
0、21を転写する媒体に対して同じ側に設ければ、反
射型でも良い。またデータ用CGH41は反射型として
いるが、転写する媒体が透明(もしくはCGHが存在す
る領域のみ透明)であれば透過型でも良い。
【0025】ベースフィルム43としては、例えば50
μm程度のポリエステル、ポリカーボネート等の樹脂フ
ィルムが使用できる。
【0026】保護層45は、例えば、アクリル系樹脂を
グラビアコート、ロールコート等の既知の塗布方法によ
り、厚さ1〜2μm程度の樹脂層を形成することにより
作成することができる。
【0027】CGH形成層46は、例えばポリカーボネ
ート系樹胎、UV硬化樹脂系を上記と同様のコート法に
より樹脂層を形成することにより作成することができ
る。そして、このときの厚さは2〜3μmがよく、CG
Hが形成されたニッケル製のスタンパをこの樹脂層に対
して押庄、UV照射することによりCGH形成層46を
形成することができる。CGH形成層46を形成する工
程の際、スタンパにデータ用CGH41と共に先端側位
置決め用CGH6B、後端側位置決め用CGH6Cを設
ければ、CGH付き転写フィルム6内において、これら
の各CGHを相対的に精度良く配置することができる。
【0028】反射膜42は照射されるレーザ光を反射す
るための層でAl、Sn等の金属もしくは光ディスク、
光カードに用いられているTe系、Se系無機化合物を
用い、真空蒸着法、スバッタリング法、イオンプレーテ
ィング法等により形成することができる。
【0029】接着層47はアクリル系樹脂、ビニール系
樹脂等を主成分とする層であり、転写時にフィルムと媒
体を接着する機能を持つ。
【0030】このような構成のCGH付き転写フィルム
6をカード5に加熱押圧すると、CGH付き転写フィル
ム6の剥離層44より下の層がカード5の表面5Aに転
写され、データ用CGH41を形成することができる。
この時、保護層45は転写後のカード5の保護膜とな
り、カード表面の傷つき防止や反射膜42の剥がれ防止
等に横能する。
【0031】図8は位置決め用CGH6B(6C)の拡
大詳細図を示す。先端側位置決め用CGH6Bと後端側
位置決め用CGH6Cは同様のパターンであり、その詳
細はパターン48、パターン49、パターン50、パタ
ーン51からなり、田の字に隣接している。52はレー
ザ18(19)から発射されたレーザ光が位置決め用C
GH6B(6C)上に照射された時のビームスポットを
示したもので、位置決め動作が完了した時点では、図の
ようにビームスポット52は位置決め用CGH6B(6
C)の中央に位置する。
【0032】この位置決め用CGH6B(6C)を使用
して、カード5とCGH付き転写フィルム6との位置決
めを行う方法について以下に説明する。
【0033】図9は、レーザ18(19)のビーム照射
位置に位置決め用CGH6B(6C)がある場合に撮像
素子20(21)に回折される像を示した図である。撮
像素子20(21)は、CCD、CMOSカメラなどの
エリアセンサもしくは、PDなどの受光素子を用いる。
エリアセンサの場合は信号処理の時点で、PDの場合は
あらかじめ5分割以上されているものを用意すること
で、図9(a)に示すように撮像素子20(21)を、
領域59〜領域63の5つの領域に分割する。
【0034】図9(b)に示すように、位置決め用CG
H6B(6C)の中心にレーザ光が照射された場合は、
撮像素子20(21)の領域59にレーザ18(19)
からの0次光64が、領域60には位置決め用CGH6
B(6C)のパターン48からの回折光55が、領域6
1にはパターン49からの回折光56が、領域62には
パターン50からの回折光57が、領域63にはパター
ン51からの回所光58がそれぞれ照射される。
【0035】図10(a)〜図10(e)はそれぞれ、
位置決め用CGH6B(6C)がF方向へ移動して、レ
ーザ照射位置上を通過したときの撮像素子20(21)
の各領域(59〜63)に投影される回所光55〜58
の様子を示す。具体例として、位置決め用CGH6B
(6C)の中心が、ビームスポット52の中心を通過す
る場合を用いている。
【0036】図10(a)の位置関係では、レーザ光が
照射されていないので回折光は現れず、レーザ18(1
9)からの0次光のみが投影される。図10(b)の位
置へ位置決め用CGH6B(6C)が移動すると、パタ
ーン48,49にレーザ18(19)が照射されるので
領域60,領域61の光量が増え始める。さらに移動す
るとパターン50,51にもレーザ光が照射されるよう
になり、4つのパターン(48〜51)から回折光が出
るようになる。図10(c)のように、4つのパターン
(48〜51)の中心と、ビームスポット52の中心が
重なり合った場合は4つの領域(59から63)の光量
は全て等しくなる。しかし、図10(d)の位置に移動
するにつれ、領域60、61の光景は減少し、領域6
2、63の光量は一旦増加するが、やがて減少する。図
10(e)の位置になると、図10(a)と同様に、4
つの領域60〜63に回折光は現れなくなる。
【0037】図10(f)〜図10(j)は、上述した
位置決め用CGH6B(6C)の移動によって発生する
撮像素子20(21)の分割された5つの領域59〜6
3の光量変化を示している。10−C(図10(c))
の場合にのみ、撮像素子20(21)における4つの領
域60〜63の光量は等しくなる。言い換えると、領域
60〜63の光景をモニタしながら図5のK及びFの方
向へ位置決め用CGH6B(6C)を移動することによ
り、位置決め用CGH6B(6C)の中心とレーザ光の
中心を一致させることができる。
【0038】図11は、位置決め用CGH6B(6C)
が回転している場合に、撮像素子20(21)上に撮像
される回折光の様子を示している。位置決め用CGH6
B(6C)が図の矢印Gの方向に回転している場合、回
転していない場合に対して、図のように回折光の位置も
同様にGの方向へ回転する。図10において説明したよ
うに4つの領域をモニタすることによって位置決め用C
GH6B(6C)とレーザの中心の精度を出すことはで
きるが、このような回転は検出することはできない。
【0039】撮像素子20(21)をさらに細かい領域
に分け、決まった領域に回折光が結像するように各ステ
ージユニット(2〜4)を制御しても構わないが,撮像
素子20(21)の解像度に影響され、また、位置決め
用CGH6B(6C)が汚れた場合に起こる回折光の渉
みには対応しにくいという欠点がある。そこで、本例で
は図3(18〜21)に示すように、先端側と後端側の
2箇所に光学部分を設けることで回転の補正を行ってい
る。
【0040】図12は、先端側位置決め用CGH6Bの
中心とレーザ18から発射されたレーザ光の中心を一致
させた後に行う、回転方向の調整方法を示したものであ
る。撮像素子20の領域60〜63の光量をモニタする
ことで、先端側位置決め用CGH6Bの中心と、レーザ
18から発射されるレーザ光の中心(回転中心)を一致
させる。本例のように回転していれば、先端倒位置決め
用CGH6Bの検出時に、まず領域60から光量が検出
され、次に領域61で検出されることになる。本例と逆
の向きに回転していれば、領域61から光量が検出さ
れ、次に領域60で検出される。すなわち、領域60、
61の光景検出の順番でどちらの方向に回転しているか
がわかる。
【0041】回転方向がわかれば、その方向に回転移動
を行う。撮像素子21の領域60、63に撮像される、
後端側位置決め用CGH6Cからの4つの回折光の光量
が等しくなれば回転を停止すればよい。この方法を用い
ると、撮像素子21の分割領域は比較的大きく取れるの
で後端倒位置決め用CGH6Cの汚れによる歪に強く、
解像度が低いPDを用いることが可能である。また、距
離が離れた2箇所で回転をあわせることでより精度の高
い位置決めを行うことができる。
【0042】図13にCGH付き転写フィルム6上のデ
ータ用CGH41の位置決めを行うためのブロック図を
示す。図13中、A1,A2は画像変換部、A3は演算
比較部、A4は制御部、A5は再転写フィルム巻き取り
モータ、A6はK方向スライドモータである。本例で
は、撮像素子20(21)としてCCDを用いる。撮像
素子20(21)で得られた画像(NTSC信号)は画
像変換部A1,A2で640×480ピクセル,各ピク
セル8bit階調を持つ白黒VGA画像に変換される。
演算比較部A3は、白黒VGA画像から分割領域60〜
63の光量総和を求める演算や、分割領域間の光量比較
などを行う。制御部A4はその演算結果を用いて、CG
H付き転写フィルム6上のデータ用CGH41の位置決
めを行う各モータA5,A6を動作させる。
【0043】図14にCGH付き転写フィルム6上のデ
ータ用CGH41の位置決めを行う制御フローを示す。
図示するフローは、カード5が適切な位置に引き込ま
れ、セットされた状態からのものである。
【0044】まず、CGH付き転写フィルム6の巻き取
りを開始し、同時に先端側撮像素子20と後端側撮像素
子21のキャプチャを開始する。2つの撮像素子20、
21から得られた画像は、画像変換部A1,A2画像変
換部A1,A2にて、本実施例では、解像度640×4
80(VGA)にサンプリングされ、各ビットにおける
光景が256階調(8bit)に量子化される。デジタ
ル化された画像データは演算比較部A3にて、撮像素子
(20、21)上に設定した分割領域(60〜63)毎
に加算される(図14ステップS1)。
【0045】次に、先端側撮像素子20から得られた領
域60及び領域61の光量変化から、位置決め用CGH
6Bがレーザ18から発射されるレーザ光の下まで澱送
されたかどうかを判別する。回転方向を認識するため、
領域60もしくは領域61のどちらの領域から光景が増
加してきたのかも判別し、記憶する(図14ステップS
2)。
【0046】領域60もしくは領域61に光量の増加が
確認された後、CGH付き転写フィルム6の搬送スピー
ドを落とし、“領域60+領域61”の和と“領域62
+領域63”の和の比較も行うようにする。両者が等し
くなった場合は、先端側位置決め用CGH6Bの搬送方
向Fにおける中心とみなし、CGH付き転写フィルム6
の搬送を停止する(図14ステップS3〜S5)。
【0047】次に、“領域60+領域62”の和と“領
域61+領域63”の和の比較を行い両者が等しくなる
ように、図5に示す矢印Kの方向へ、スライドステージ
ユニット3とベースユニット4との相対移動を行う。両
者の値が等しくなったとき、相対移動を停止させる。こ
のとき、先端側レーザ18から発射されるレーザ光の中
心(回転の中心)と先端側位置決め用CGH6Bの中心
が一致する(図14ステップS6〜S9)。
【0048】最後に、後端側撮像素子21の各領域60
〜63の光量をモニタし、4つの領域の光量が等しくな
るまで回転ステージユニット2を回転させる。即ち、前
記工程でどちらの方向に回転させればよいかは判別・記
憶されているので、所定の方向ヘモータ28(図4)を
駆動し、回転ステージユニット2をベースユニット4に
対して回転移動させる(図14ステップS10〜S1
2)。
【0049】以上の手順(ステップS1〜S12)で回
転ステージユニット2とベースユニット4との位置決め
が完了する。回転ステージユニット2内に搬送・固定さ
れるカード5の位置は常に一定であり、ベースユニット
4内で静止状態にあるCGH付き転写フィルム6は常に
一定の位置にあるので、カード5に対し、データ用CG
H41を常に一定の位置で待機させることができる。こ
のときCGH付き転写フィルム6の転写面は、わずかな
隙間をもってカード表面5Aと相対している状態であ
り、待機状態に位置決めが完了した後は巻き取り動作を
行わないので、以下に説明する転写動作においても位置
決め完了の待機状態を維持することができる。
【0050】次に位置決め動作完了後の転写動作につい
て説明する。回転ステージユニット2に図中の矢印Aの
方向よりカード5が挿入もしくは図示しない他の機構に
より搬送され前述の所定位置に固定されると、ヒートロ
ーラ66が図示しない駆動手段によりカード5の表面5
Aへ圧着される。圧着後ヒートローラ66は圧着状態を
保持したまま、図示しない駆動手段により転写エリア6
Aの長手方向とほぼ同等の距離だけ矢印Jの方向へ移動
する。ヒートローラ66はCGH付き転写フィルム6を
介してカード5の表面5Aを転がりながらCGH付き転
写フィルム6の転写エリア6Aを全面にわたって加熱・
加圧する。この動作によりCGH付き転写フィルム6の
転写エリア6A内に存在するデータ用CGH41がカー
ド5の表面5Aへ転写される。
【0051】転写が終了すると、ヒートローラ66は離
間し、カード5は挿入された方向へ排出される。ストッ
パ14を上下駆動できるように設ければ、矢印L方向へ
の排出も可能である。
【0052】図15に上記工程によってCGH転写装置
で転写したカードの平面図を示す。このようにカード5
の表面5Aに常に一定の場所にデータ用CGH41を転
写することができるので、これをCGH再生装置で、カ
ード5の右側面5Eを基準として位置決めを行えば、デ
ータ用CGH41の相対的な位置は常に一定であるの
で、安定したデータの読み取りが可能となる。
【0053】上述したように、本発明の転写フィルム
は、媒体への転写エリア内に情報を有するCGHが設け
られ、前記CGHを媒体へ転写する転写フィルムにおい
て、前記媒体へのCGH転写エリア外に少なくとも異な
る4個の位置決め用CGHを設けたことを特徴とする転
写フィルムである。また、本発明の転写フィルムは、前
記した構成に加えて、位置決め用CGHが田の字に4個
配置することを特徴とする転写フィルムである。さら
に、本発明の転写フィルムは、前記した構成に加えて、
位置決め用CGHが媒体へのCGH転写エリアを挟むよ
うに前後または左右に配置することを特徴とする転写フ
ィルムである。
【0054】また、本発明の転写装置は、CGHに単色
光を照射する発光手段と、その透過回折光または反射回
折光の撮像手段と、前記撮像手段に投影された所定画像
を認識・処理する画像処理手段とを備え、位置決め用C
GHが設けられた転写フィルムの少なくとも1画面分
を、前記転写フィルムの送り方向と異なる方向に移動さ
せる移動手段を設けたことを特徴とする転写装置であ
る。また、本発明の転写装置は、CGHに単色光を照射
する発光手段と、その透過回折光または反射回折光の撮
像手段と、前記撮像手段に投影された所定画像を認識・
処理する画像処理手段とを備え、位置決め用CGHが設
けられた転写フィルムの少なくとも1画面分を、前記転
写フィルムを転写面内で回転させる回転手段とを設けた
ことを特徴とする転写装置である。
【0055】このようにCGH付き転写フィルムのCG
H形成層の製作工程において、データ用CGHと共に位
置決め用CGHを設けることで、CGH付き転写フィル
ム内での相対的精度を保つことができる。従って、位置
決め用CGHに単色光を照射し、回折光による再生画像
の認識・画像処理を行い、この結果に応じてフィルムと
媒体との相対位置を調節すれば、媒体に対するデータ用
CGHの相対位置を一定に保つことができる。位置決め
用CGHを異なる4個とすることで、CGH付き転写フ
ィルムの送り方向及びこれと直交する方向の位置出しが
可能となる。4個のCGHを田の字に隣接させて配置す
ることで、1ビームによる位置決めが可能となる。さら
に位置決め用CGHを媒体へのCGH転写エリアを挟む
ように配置し、相対的に回転させることで、CGH転写
エリアが広くてもより正確な位置決めを実現することが
できる。これによりこれまで困難であった高密度のCG
Hを転写により精度よく媒体に転写することが可能とな
り、カード等のプラスチック製のみならず、パスポート
や証券といった紙類に対してデータとして利用できるC
GHを設けることが可能となる。
【0056】
【発明の効果】上記した本発明の転写装置によれば、特
に転写フィルム上に設けられた位置決め用CGHを同じ
く転写フィルム上に設けられたデータ用CGHを被転写
媒体上に転写する際の、転写フィルムの位置決め用とし
て使用できるから、転転写フィルムと被転写媒体との相
対位置の精度が向上するので、被転写媒体上の所定の転
写領域内にデータ用CGHを転写することができる。こ
うして作製されたデータ用CGH付の媒体は、通常の読
取精度の読取装置でも読取エラーなくそのCGHの内容
を再生可能であるから、このことを利用して、従来のも
のより高密度な情報を記録したデータ用CGHを媒体上
に転写したものを前記読取装置で読み取った場合でも、
高密度な情報を読取エラーなく再生することが出来る。
また、上記した本発明の転写フィルムを、前記した転写
装置の転写フィルムとして用いることにより、CGH付
き転写フィルムの送り方向及びこれと直交する方向の位
置出しが可能となる。さらに位置決め用CGHを媒体へ
のCGH転写エリアを挟むように配置し、相対的に回転
させることで、CGH転写エリアが広くてもより正確な
位置決めを実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる転写装置の一実施例であり、カ
ード表面のある一定の場所にデータ用CGHを転写する
装置本体の斜視図である。
【図2】回転ステージユニットの斜視図である。
【図3】回転ステージユニットの詳細を示す斜視図であ
る。
【図4】回転ステージユニットとスライドステージユニ
ットの詳細を示す斜視図である。
【図5】ベースユニットの詳細を示す斜視図である。
【図6】CGH付き転写フィルムの平面図である。
【図7】CGH付き転写フィルムの断面図である。
【図8】位置決め用CGHの詳細を示す拡大図である。
【図9】レーザビーム照射位置に位置決め用CGHがあ
る場合に撮像素子に回折される回折光を示す図である。
【図10】位置決め用CGHが特定方向へ移動して、レ
ーザ照射位置上を通過したときの撮像素子の各領域に投
影される回所光の様子を示す図である。
【図11】位置決め用CGHが回転している場合に撮像
素子上に撮像される回折光の様子を示す図である。
【図12】先端側位置決め用CGHの中心とレーザ光の
中心を一致させた後に行う、回転方向の調整方法を示し
た回転補正の方法を示す図である。
【図13】CGH付き転写フィルム上のデータ用CGH
の位置決めを行うための制御ブロック図である。
【図14】CGH付き転写フィルム上のデータ用CGH
の位置決めを行うフローチャートである。
【図15】CGHが転写されたカードの平面図である。
【符号の説明】
5 カード(被転写媒体) 6 転写フィルム 6A 転写エリア(転写範囲) 6B,6C 位置決め用CGH 18 先端側レーザ(発光部) 19 後端側レーザ(発光部) 20 先端側撮像素子(受光部) 21 後端側撮像素子(受光部) 25 回転ギヤ 26 シャフト 27 スライドステージベース 28 ステージ回転モータ 41 データ用CGH 48,49,50,51 パターン(受光領域) 52 パターンに照射されるレーザビームスポット 66 ヒートローラ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B44F 1/12 B44F 1/12 Fターム(参考) 2C005 HA26 HB02 HB03 HB04 HB09 HB10 JA18 JB08 LA20 LB07 3B005 EA12 EB01 EB07 EC15 3E095 AA01 DA03 DA42 DA82 EA02 EA13 EA24 EA26 FA13

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】互いに所定間隔をもって離間している位置
    決め用コンピュータジェネレイテッドホログラム(CG
    H)とデータ用CGHとを組み合わせてなる1の組み合
    わせが順次形成されている長尺な転写フィルムを被転写
    媒体上に搬送配置し、前記転写フィルムの各前記位置決
    め用CGHを用いて、各前記データ用CGHが各前記被
    転写媒体上の転写範囲内にそれぞれ収まるように前記転
    写フィルムの搬送位置を転写する度に位置決めし、この
    位置決めをする度に各前記データ用CGHを加熱加圧し
    て、各前記データ用CGHを各前記被転写媒体上の前記
    転写範囲内にそれぞれ転写する転写装置であって、 互いに所定間隔をもって対向配置されている一対の発光
    部と受光部とを有し、かつ前記受光部は、前記発光部と
    の間に前記転写フィルムが存在する場合に、前記発光部
    から出射するレーザ光の照射によって前記転写フィルム
    の前記位置決め用CGHで回折する複数の回折光を受光
    するための、複数に分割した受光領域を備えている受発
    光手段と、 前記受光部の前記複数の受光領域で受光した前記複数の
    回折光の各受光量を比較して、この比較結果に基づいて
    前記複数の受光領域で受光した各受光量が等しくなるよ
    うに、前記被転写媒体と前記転写フィルムとの相対位置
    を調整する調整手段とを有することを特徴とする転写装
    置。
  2. 【請求項2】請求項1記載の転写装置に用いられる転写
    フィルムであって、 互いに所定間隔をもって離間している位置決め用コンピ
    ュータジェネレイテッドホログラム(CGH)とデータ
    用CGHとを組み合わせてなる1の組み合わせが順次形
    成されている長尺な転写フィルムであり、 前記位置決め用CGHの形成位置は、前記データ用CG
    Hが転写される被転写媒体上における転写範囲外にある
    ことを特徴とする転写フィルム。
  3. 【請求項3】前記位置決め用CGHの形成位置は、前記
    被転写媒体上の転写範囲外の前方又はその前後にあるこ
    とを特徴とする請求項2記載の転写フィルム。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008511037A (ja) * 2004-08-23 2008-04-10 コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ 光学識別要素の位置および配向検出
CN101817253A (zh) * 2010-04-29 2010-09-01 浙江中佳包装材料科技有限公司 无版缝镭射膜版膜压辊

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