JPH11118568A - 流量計 - Google Patents

流量計

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JPH11118568A
JPH11118568A JP9286411A JP28641197A JPH11118568A JP H11118568 A JPH11118568 A JP H11118568A JP 9286411 A JP9286411 A JP 9286411A JP 28641197 A JP28641197 A JP 28641197A JP H11118568 A JPH11118568 A JP H11118568A
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cylindrical surface
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豊 田中
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 小形にする。レンジャビリティを拡大する。 【解決手段】 フランジ1,2の軸線X−Xに対して計
測流路3を直交配置する。フランジ1から入った気体
は、断面ドーナツ状の流路3を図1(a)の上方から下
方に流れフローセンサー6と7で流量を検出する。隙間
の狭いH1 部と広いH2 部とで流速が異なり、結果的
に、両フローセンサー6と7とで広い流量範囲を計測で
き、流量計のレンジャビリティが拡大する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は流量計、特に気体の
流量計測に好適な流量計に関する。
【0002】
【従来の技術】推測式流量計の特性は、通常上流部と下
流部の配管状態により大きく左右される為、上流部と下
流部に整流部としての適当な長さの直管部が必要とさ
れ、直管部の長さは流量計の口径Dの10倍以上に定め
ている。
【0003】また、従来の推測式流量計では、流路に設
けた単一のセンサーの信号に基づいて流量を計測してい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】流量計の流量は(流速
×流路断面積)で決まるので、前記従来の技術では、計
測部の流路断面積に応じた整流部を上流部と下流部に設
置する必要から大容量流量計の小形化に問題があった。
【0005】また、単一のセンサーを用いた従来の流量
計では流量計測範囲がセンサーの特性によって限定され
るため、流量計のレンジャビリティの拡大が制限される
という問題点があった。
【0006】そこで、本発明では従来技術の問題点を解
消して、大容量でも小形化できる流量計を提供すること
を第1の目的とする。そして、さらにレンジャビリティ
の拡大を実現することを第2の目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記第1の目的を達成す
るために、請求項1の発明は、二重構造とした内部に流
量計測部を設置すると共に、該流量計測部を設置した計
測流路を配管接続部に対して直交させた位置に設置した
ことを特徴とするものである。
【0008】請求項2の発明は、前記第1の目的を達成
するために、請求項1の流量計において、第1の円柱面
と、この円柱面を囲みかつ第1の円柱面の軸と平行な軸
を有する第2の円柱面を有し、両円柱面にはさまれた計
測流路の断面がドーナツ状であることを特徴とするもの
である。
【0009】請求項3の発明は、請求項2の流量計にお
いて、第1の円柱面と第2の円柱面とが互いに偏心して
配設され、両円柱面同士の間にはさまれた計測流路のう
ち、少なくとも隙間の狭い流路部にセンサーを設置し、
このセンサーの信号に基づいて流量を計測することを特
徴とするものである。
【0010】また、請求項4の発明は、請求項3の発明
において、一方のセンサーが熱式フローセンサーで他方
のセンサーが超音波センサーであることを特徴とするも
のである。
【0011】請求項5の発明は、請求項3の流量計にお
いて、両方のセンサーが熱式フローセンサーであること
を特徴とするものである。請求項6の発明は、請求項3
の流量計において、両方のセンサーが超音波センサーで
あることを特徴とするものである。
【0012】
【発明の実施の形態】次に本発明の好ましい実施の形態
を図面の実施例に基づいて説明する。図1(a)(b)
は第1実施例の流量測定原理図で、軸線X−Xを有する
入口フランジ1と出口フランジ2が配管接続部を構成し
ている。
【0013】計測流路3は同図(a)に示すようにフラ
ンジ1,2に対して直交して設置され、その流路断面は
同図(b)に示すようにドーナツ状に形成されている。
この計測流路3は、軸線X−Xと直交する軸Y−Yを有
する第1の円柱面4と軸Y−Yに平行な軸を有する第2
の円柱面5にはさまれた断面がドーナツ状の流路で、円
柱面4と5が互いに偏心して配設されているため、両円
柱面同士の隙間は狭い部分から次第に広い部分へと連続
的に変化している。
【0014】同図(b)で、符号H1 は最も狭い隙間
を、H2 は最も広い隙間を示している。符号Bは円柱面
4と5の偏心量である。なお、4aは第1の円柱面4の
軸Y−Yが通る中心を、5aは第2の円柱面5の軸が通
る中心を示す。
【0015】第1の円柱面4の直径Φ1 は第2の円柱面
の直径Φ2 よりも小さく、かつ第1の円柱面4は第2の
円柱面5の内側に納まるように偏心量Bが決められ、こ
うして二重構造とした内部に流量計測部を設置し、フロ
ーセンサー6,7で流量を検出する。
【0016】フローセンサー6,7は、いわゆる流量検
出センサーで、家庭用ガスメータの小流量域測定に用い
られている、白金薄膜抵抗を使用した熱式流速検出素子
で、このフローセンサー6,7から得られる質量流量に
対応した出力を基に演算処理して体積流量を求める。
【0017】一般に流路断面が円形断面でない場合の流
量計測部の入口と出口の圧力差(圧損)ΔPは、円形断
面の直径Dに相当する相当寸法をH、流速をV、管摩擦
係数をf、流体の密度をρ、粘度をμ、流量計測部の長
さをL、重力換算係数をgとすると、 ΔP=(4fρLV2 )/(2gH) であらわされる。
【0018】従って、図1(a)(b)のように、偏心
した円柱面4,5で挟まれた隙間H 1 ,H2 を有する計
測流路3について、隙間H1 ,H2 の両部分で圧力差
(圧損)ΔPは同じであるので、隙間H1 ,H2 の部分
での流速をそれぞれV1 ,V2とすると、気体の速度比
1 /V2 は、 V1 /V2 =(H2 /H1 1/2 となる。
【0019】H1 とH2 の寸法はH1 =3mm、H2
27mmに選ぶと、H2 =27mmの広い流路部はH1
=3mmの狭い流路部の3倍の流速となる。フローセン
サーの単体のレンジャビリティと測定流速が1:100
0と0.008〜8m/sと仮定した場合、H2 部が2
4m/s時にH1 部では8m/sの計測可能流速域とな
り、小流量域をH2 部のフローセンサー7で計測し、大
流量域をH1 部のフローセンサー6で計測するようにす
れば、流量全体の断面平均流速では約0.008〜24
m/s間の1:3000の測定が可能となり、フローセ
ンサー単体性能の3倍のレンジャビリティの流量計測が
できる。
【0020】長さLの流量計測部は、二重構造とした内
部に独立して設置され、安定した流れとする。そして、
その計測部は流速分布の安定成長に通常必要な10Dの
代わりに、10H1 又は10H2 を用いている。
【0021】実施例では10H1 =10×3=30m
m、10H2 =10×27=270mmであるので、L
=270mmの計測流路を接続配管部に対して直交させ
た位置に設置し、上流・下流の流れの悪影響を防いでい
る。
【0022】なお、図1(a)で、8は上流側と下流側
の間の隔壁である。また、10は流速分布を示し、H1
部のV1 に対してH2 部では3倍の3V1となる。
【0023】図1(a)(b)の第1実施例では、隙間
の狭い流路部(H1部)と隙間の広い流路部(H2部)に
流量を検出するセンサー6と7をそれぞれ設置したが、
両円柱面4,5同士の間にはさまれた計測流路のうち、
少なくとも隙間の狭い流路部のH1部にセンサーを設置
し、このセンサーの信号に基づいて流量を計測するよう
にしても良い。
【0024】図2(a)(b)は、大流量測定側に超音
波センサー9を設けてフローセンサー6の代わりに用い
た点だけが第1実施例と異なる。こうすることで、長期
安定性にすぐれた超音波センサーを大流量測定値に用い
ることになり、流量計としての信頼性が良くなる。一般
に超音波センサーの測定範囲は0.02〜20m/sと
高速側にあるので、フローセンサーとの組み合わせでよ
り効果がある。
【0025】例えば、フローセンサー7の計測範囲が
0.008〜8m/sで、そのレンジャビリティが1:
1000、超音波センサー9の計測範囲が0.02〜2
0m/sでそのレンジャビリティが1:1000とする
と、H1 :H2 =1:9、V1:V2 =1:3であるの
で、全体としては0.008〜60m/sの1:750
0となる。この場合、0.008〜60m/sの60m
/sは20m/s×3から得られるものである。
【0026】図2(a)(b)の実施例では、一方のセ
ンサーに熱式フローセンサーを用い、他のセンサーに超
音波センサーを用いたが、両方のセンサーを熱式フロー
センサーとすることもできる。また、両方のセンサーを
超音波センサーとすることもできる。
【0027】
【発明の効果】本発明の流量計は上述のように構成され
ているので、配管接続部(フランジ)間の寸法(全長)
が小さくでき、流量計をその容量の割に小形化できる。
【0028】また、レンジャビリティの拡大ができる。
そして、請求項4の発明では、各センサーの特長を活か
して、より効果的にレンジャビリティを拡大できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例の原理図で、(a)は縦断
面図、(b)は横断面図である。
【図2】本発明の第2実施例の原理図で、(a)は縦断
面図、(b)は横断面図である。
【符号の説明】
1,2 フランジ(配管接続部) 3 計測流路 4,5 円柱面 6,7 フローセンサー 9 超音波センサー

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 二重構造とした内部に流量計測部を設置
    すると共に、該流量計測部を設置した計測流路を配管接
    続部に対して直交させた位置に設置したことを特徴とす
    る流量計。
  2. 【請求項2】 第1の円柱面と、この円柱面を囲みかつ
    第1の円柱面の軸と平行な軸を有する第2の円柱面を有
    し、両円柱面にはさまれた計測流路の断面がドーナツ状
    であることを特徴とする請求項1記載の流量計。
  3. 【請求項3】 第1の円柱面と第2の円柱面とが互いに
    偏心して配設され、両円柱面同士の間にはさまれた計測
    流路のうち、少なくとも隙間の狭い流路部にセンサーを
    設置し、このセンサーの信号に基づいて流量を計測する
    ことを特徴とする請求項2記載の流量計。
  4. 【請求項4】 一方のセンサーが熱式フローセンサーで
    他方のセンサーが超音波センサーであることを特徴とす
    る請求項3記載の流量計。
  5. 【請求項5】 両方のセンサーが熱式フローセンサーで
    あることを特徴とする請求項3記載の流量計。
  6. 【請求項6】 両方のセンサーが超音波センサーである
    ことを特徴とする請求項3記載の流量計。
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