JPH11118519A - レゾルバデジタル変換装置及び変換方法 - Google Patents

レゾルバデジタル変換装置及び変換方法

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JPH11118519A
JPH11118519A JP27844297A JP27844297A JPH11118519A JP H11118519 A JPH11118519 A JP H11118519A JP 27844297 A JP27844297 A JP 27844297A JP 27844297 A JP27844297 A JP 27844297A JP H11118519 A JPH11118519 A JP H11118519A
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signal
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digital conversion
resolver digital
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Mochikiyo Nobuhara
以清 延原
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 レゾルバデジタル変換の異常をレゾルバデジ
タル変換器42の出力とレゾルバ41の出力とを比較し
て検出し電動機制御をするレゾルバデジタル変換装置を
提供することにある。 【解決手段】 レゾルバデジタル変換装置は、正弦波発
振回路37と、レゾルバデジタル変換器42と、このレ
ゾルバデジタル変換器42から出力される基準角度信号
のパルス出力期間中のSIN信号端子47の電位を観測
し、このSIN信号端子47上に現れる交流信号の電位
が所定の閾値を超えるか否かを判定して、レゾルバデジ
タル変換の異常を検知するレゾルバデジタル変換監視回
路35を設け、電動機制御を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、レゾルバデジタル
変換装置に関し、特に、レゾルバの回転角度を示すノー
スマーカなどの基準角度信号のパルス出力期間中にレゾ
ルバから出力される交流信号のレベルを観測し、閾値を
超えるか否かを判定してレゾルバデジタル変換の異常を
検知するレゾルバデジタル変換装置及び変換方法の新規
な構成に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、レゾルバデジタル変換装置は、単
一のレゾルバデジタル変換器を用いて、何らかの異常が
発生するとデジタル角度データの出力飛び、固定、若し
くは、精度不良などの異常となった場合、制御装置に重
大な悪影響を与えていた。また、複数のレゾルバデジタ
ル変換器を用いて、位相検波器の位相検波出力の異常を
検出し、正常なレゾルバデジタル変換器のみのデジタル
角度データのみを出力するようにして、レゾルバデジタ
ル変換の冗長性を持たせていた。
【0003】図6は特開平9−68439号公報に記載
された従来のレゾルバデジタル変換装置のブロック図で
ある。図において、レゾルバデジタル(R/D)変換装
置は、第1レゾルバ2のSIN信号3及びCOS信号4
が入力される第1のR/D変換器1に、クロック信号で
作成された外部からのリファレンス信号5を入力し、こ
の第1R/D変換器1と同様の構成から成る追加の1個
若しくは2個以上の冗長用の第nR/D変換器1nを第
1R/D変換器1に対して併設していた。この第nR/
D変換器1nにも第1R/D変換器1と同様にSIN信
号3、COS信号4及びリファレンス信号5を入力し、
各R/D変換器1、1nからの第1、第n位相検波器出
力10、10nを異常出力回路20に入力し、この異常
検出回路20から出力される第1、第n出力制御信号2
0、20nを第1から第nR/D変換器1、1nに接続
された第1、第n出力バッファ30、30nに入力する
と共に、各出力バッファ30、30nから統一されたデ
ジタル角度データ7を得ていた。また、位相検波器出力
10、10nは、入力角度信号であるSIN信号3及び
COS信号4と信号角度データであるデジタル角度デー
タ7の誤差に比例する信号であるため、通常0Vである
が、R/D変換器1、1nに何らかの異常が発生したと
きには位相検波器出力10、10nが0V以外の電圧を
示すようになる。この0V以外の状態を利用して異常検
出回路20が出力される第1、第n出力制御信号20、
20nを論理で区別し、異常がある方の出力バッファ3
0、30nの動作を停止し、正常なR/D変換器1また
は1nのみのデジタル角度データ7を出力させていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記R
/D変換装置は、1系統の電動機とレゾルバ対に対して
単一のR/D変換器を割り当てると、何らかの異常が発
生した際にデジタル角度データの出力飛び、固定、若し
くは、精度不良などの不具合が生じる欠点があった。ま
た、1系統の電動機とレゾルバ対に対して複数のR/D
変換器を冗長するように構成すると、冗長するR/D変
換器の個数分だけ製造費用が増大するという問題があっ
た。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に1番目の発明によれば、基準角度信号のパルス出力期
間中に出力される交流信号の電位を観測し、この交流信
号の電位が所定の閾値を超えるか否かを判定して、レゾ
ルバデジタル変換の異常を検知するレゾルバデジタル変
換監視回路を含むものである。
【0006】また、2番目の発明では上記課題を解決す
るために、基準角度信号のパルス出力期間中に出力され
る交流信号の電位と該パルス信号の電位を比較する異常
検出回路、該異常検出回路の比較結果に基づいて異常検
出パルスを所定期間連続的に出力するワンショット回路
を備えることにある。
【0007】さらに、3番目の発明では上記課題を解決
するために、基準角度信号のパルス出力期間中に出力さ
れる交流信号の電位を観測してから、この交流信号の電
位が所定の閾値を超えるか否かを判定し、レゾルバデジ
タル変換の異常を検知させることにある。
【0008】
【作用】上記構成を有する1番目の発明では、基準角度
信号のパルス出力期間中に出力される交流信号と基準角
度信号を比較し、レゾルバデジタル変換の異常を検知さ
せるので、R/D変換器の異常検出期間を短くすること
ができる。
【0009】また、2番目の発明では、異常検出パルス
を所定期間連続して出力するワンショット回路を設けた
ので、システムの異常監視ルーチンに対して十分長いパ
ルスを保持でき、レゾルバの高速周回に対応するメイン
ルーチン処理の負荷をより軽減させることができる。
【0010】さらに、3番目の発明では、基準角度信号
のパルス出力期間中に出力される交流信号の電位を観測
させるので、常時変動するR/D変換器の出力に応動す
る誤動作を最小限にすることができる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて本発明の好
適な実施の形態について説明する。特に制限されない
が、この装置は、レファレンス信号、SIN及びCOS
信号を入力し12ビット精度のデジタル角度データを得
るレゾルバデジタル変換装置用に構成されている。
【0012】図1は本発明の実施の形態に係るレゾルバ
デジタル変換装置のブロック図である。図において、レ
ゾルバデジタル変換装置は、7KHzの正弦波を出力す
る正弦波発振回路37から2本の正弦波39を受信する
レゾルバ41と、交流信号39を受信するリファレンス
端子43とレゾルバ41から出力される2本の交流信号
を受信するCOS信号端子45及びSIN信号端子47
とを有し、DATA端子49から12ビットのデジタル
角度信号を出力し、NM端子51からノースマーカを示
すアナログの基準角度信号を出力するレゾルバデジタル
変換器42と、このレゾルバデジタル変換器42から出
力される基準角度信号のパルス出力期間中のSIN信号
端子47の電位を観測し、このSIN信号端子47上に
現れる交流信号の電位が所定の閾値を超えるか否かを判
定して、レゾルバデジタル変換の異常を検知するレゾル
バデジタル変換監視回路35を備え、レゾルバ41が周
回中に出力される通常の論理0(0V)の基準角度信号
は、レゾルバ41の回転角度が零度に遷移したときに論
理1(5V)に変化しNM端子51から出力される。レ
ゾルバデジタル変換監視回路35は、このNM端子51
に現れる基準角度信号を監視回路35側のNM端子61
で受信しその変化を検知することができる。例えば、N
M端子61で受信する信号電圧値が0Vから5Vに変化
した際に、上述したR/D変換器42側のSIN信号端
子47上に現れる交流信号の瞬時値とNM端子61が5
Vのタイミングに同期して発生する比較パルスのアナロ
グ値0.54Vと比較することでノースマーカのパルス
のタイミングのずれを判定することができる。もし、判
定結果がSIN信号端子47上の電位が0.54Vより
大きい場合は、レゾルバデジタル変換は異常であり異常
検出端子63から論理0のデジタル信号をCPU52へ
出力することができ、もし、判定結果がSIN信号端子
47上の電位が0.54Vより小さい場合は、レゾルバ
デジタル変換は正常であり異常検出端子63からは通常
の論理1のデジタル信号をCPU52へ出力することが
できる。CPU52はレゾルバデジタル変換器42から
12ビットのデジタル角度データを角度データ端子53
で受信し、ノースマーカを示すアナログの基準角度信号
を0度パルス端子55でそれぞれ受信して、上述の異常
検出端子63の出力が通常の論理1(5V)の場合は電
動機の回転制御を維持する。また、異常検出端子63か
ら論理0(0V)のデジタル信号を異常検出端子57で
受信したときは、レゾルバ41に接続された電動機の回
転を直ちに停止させ、異常対策モードの処理に移行する
ことができる。本実施の形態のレゾルバデジタル変換装
置の一部を構成するレゾルバデジタル変換監視回路35
をレゾルバデジタル変換器42に併設させるように構成
したが、本発明の目的を達成できる手段であればレゾル
バデジタル変換監視回路35をレゾルバデジタル変換器
42に併設させる他に、レゾルバデジタル変換監視回路
35にレゾルバデジタル変換器42を内蔵させても良い
ことは勿論である。また、レゾルバデジタル変換監視回
路35のSIN端子59にレゾルバ41から出力するS
IN信号を入力させたが、本発明の目的を達成できる手
段であればSIN信号の他に、リファレンス信号と位相
差のあるCOS信号でもTAN信号でも適用できること
は勿論である。さらに、本実施の形態では正弦波発振回
路37から出力される正弦波をレゾルバ41及びレゾル
バデジタル変換器42に入力してデジタル角度データを
得たが、本発明の目的を達成できる手段であればSIN
信号やCOS信号のような正弦波の他に、積分された三
角波や所定のデューティ比の矩形波をレゾルバデジタル
変換器42またはレゾルバデジタル変換監視回路35へ
入力してデジタル角度データ若しくは異常検出信号を得
ても良い。さらにまた、本実施の形態のレゾルバデジタ
ル変換装置に接続されるレゾルバ41は、アナログ計算
機に属し、電動機の回転ベクトル量の分割、合成を行う
ために使用される計算要素または装置であって、直角モ
ードは極座標から直角座標への変換に、また直角座標の
回転を行い、極モードは直角座標から極座標変換を行う
モードを備えるものを適用することができる。
【0013】上記実施の形態では、レゾルバデジタル変
換器42から出力される基準角度信号のパルス出力期間
中のSIN信号端子47の電位を観測し、このSIN信
号端子47上に現れる交流信号の電位が所定の閾値を超
えるか否かを判定してレゾルバデジタル変換の異常を検
出し異常検出信号を出力するように構成したが、図2に
示すレゾルバデジタル変換装置のようにワンショットタ
イマを設けて、所定期間連続した論理値の異常検出信号
を出力するように構成することができる。
【0014】図2は本発明の他の実施の形態に係るレゾ
ルバデジタル変換装置の一部を構成するレゾルバデジタ
ル変換監視回路35のブロック図である。図において、
レゾルバデジタル変換監視回路35は、レゾルバ41か
ら出力されるSIN信号を受信するSIN信号端子59
と、このSIN信号に基づいて12ビットのデジタル角
度信号とノースマーカを示す基準角度信号を出力するレ
ゾルバデジタル変換器42に接続され、ノースマーカの
基準角度信号のパルス出力期間中に出力されるSIN信
号の電位とノースマーカのパルス信号より比較パルス生
成回路65で生成される比較パルスの電位を比較する異
常検出回路71と、異常検出回路71の比較結果に基づ
いて異常検出パルス63を所定期間連続的に出力するワ
ンショット回路79を備え、レゾルバデジタル変換監視
回路35は、レゾルバデジタル変換に異常が発生した際
に、周回中のレゾルバ41の回転角度が次の0度を通過
してもこの異常検出パルスをCPU52に対して連続し
て出力することができる。すなわち、レゾルバデジタル
変換監視回路35は、レゾルバデジタル変換器側のNM
端子51から基準角度信号を監視回路35側のNM端子
61で受信し、比較パルス生成回路65に入力すること
ができる。例えば、レゾルバ41が角度0度を通過した
ことをノースマーカの基準角度信号が0Vから5Vへ変
化したことにより知ることができる。比較パルス生成回
路65内部の抵抗内蔵バイポーラトランジスタ67は、
ベースに5Vを印加し、導通状態となりコレクタにシリ
ーズに接続された抵抗R1とR2の中間ノード69に所
定の中間電位(0.54V)を発生させることができ
る。この中間電位を次段の異常検出回路71に入力し
て、異常検出回路71内部のコンパレータ73のポジテ
ィブ入力端子へこの中間電位を印加することができる。
レゾルバ41から出力されるSIN信号をレゾルバデジ
タル変換監視回路35のSIN信号端子59で受信し、
このSIN信号をコンパレータ73のネガティブ入力端
子に入力することができる。コンパレータ73は中間ノ
ード69の電位とSIN信号75の瞬時値とを比較して
出力ノード77へ比較結果を出力する。もし、SIN信
号75が中間ノード69の電位より小さい場合の比較結
果は正常時の論理1(5V)で出力される。一方、SI
N信号75が中間ノード69の電位より大きい場合の比
較結果は異常時の論理0(0V)で出力される。この比
較結果は次段のワンショットタイマ79に入力され、ワ
ンショットタイマ79内部の抵抗内蔵バイポーラトラン
ジスタ81のベースに印加される。正常時の論理1がこ
のベースに印加されたときは、バイポーラトランジスタ
81は非導通状態になり抵抗R3を通じてコンデンサC
1は充電されず、次段のコンパレータ83のネガティブ
入力端子に論理0が印加され、ポジティブ入力端子に印
加したR5とR6の中間ノード電圧と比較してコンパレ
ータ83は論理1をノード85へ出力する。一方、異常
時の論理0がこのベースに印加されたときは、バイポー
ラトランジスタ81は導通状態になり抵抗R3を通じて
コンデンサC1を充電し、次段のコンパレータ83のネ
ガティブ入力端子に論理1が所定時間印加され、ポジテ
ィブ入力端子に印加したR5とR6の中間ノード電圧と
比較してコンパレータ83は論理0をノード85へ出力
することができる。この論理出力を異常検出端子63か
ら出力させることができ、CPU52にレゾルバデジタ
ル変換の異常を報知することができる。本実施の形態の
レゾルバデジタル変換装置の一部を構成するレゾルバデ
ジタル変換監視回路35をバイポーラトランジスタとコ
ンパレータで構成したが、本発明の目的を達成できる手
段であればバイポーラトランジスタの他に、MOSトラ
ンジスタ、FETなどの半導体素子を使用できることは
勿論である。また、ワンショットタイマ79の時定数を
規定するコンデンサC1とR3はワンショットタイマの
単安定状態を50msに設定するように構成したが、本
発明の目的を達成できる手段であればレゾルバ41の周
回速度に対応させて任意な時定数を選択しても良い。
【0015】図3は上記実施の形態のレゾルバデジタル
変換装置の正常時の各部波形のタイミングチャートを示
すものである。図において、ノード69の比較パルス波
形のハザードNM87とNM89は、ノースマーカを示
す基準角度信号が出力されたときの出力波形である。こ
のハザードNM87の底辺値である0.54VとSIN
波形75の瞬時値が比較され、図示のようにSIN信号
の瞬時値が0.54Vより小さいので、異常検出回路7
1は、ノード77に論理1の5V電圧の異常検出波形を
出力している。すなわち、正常なレゾルバデジタル変換
を遂行していることを示す。ワンショットタイマ79は
この異常検出波形77を受信し、出力ノード85に論理
1の5V電圧を出力している。
【0016】図4は上記実施の形態のレゾルバデジタル
変換装置の異常時の各部波形のタイミングチャートを示
すものである。図において、ノード69の比較パルス波
形のハザードNM87とNM89は、レゾルバ41から
出力されるSIN信号よりNMパルス出力遅れ91の分
だけ遅延しズレが発生している。このノースマーカを示
す基準角度信号が出力されたときのハザードNM87の
底辺値である0.54VとSIN波形75の瞬時値が比
較され、図示のようにSIN信号の瞬時値が0.54V
より大きいので、異常検出回路71は、ノード77に論
理0の0V電圧の異常検出波形を出力している。すなわ
ち、異常なレゾルバデジタル変換を検出した状態であ
る。ワンショットタイマ79はこの異常検出波形77を
ハザードの幅の期間だけ受信し、出力ノード85に論理
0の0V電圧を一定時間出力し続けている。つまり、異
常を検出したハザードNM87から次のハザードNM8
9が経過しても出力ノード85に論理0の0V電圧93
を連続出力することができる。例えば、レゾルバデジタ
ル変換ソフトウエアの監視ルーチンに対して十分長いパ
ルス幅である50msのパルスを出力させることがで
き、一般ポートへの信号入力を可能にして、100μs
程度の高速周回が必要なメインルーチンの負荷を軽減さ
せ、確実なレゾルバデジタル変換異常を検出させること
ができる。また、比較パルス波形は、ノースマーカのパ
ルス出力が非アクティブ時にSIN信号の包絡線最大値
より高い電位で、ノースマーカのパルス出力アクティブ
時に0Vを超えるSIN信号の包絡線最大値未満の電圧
を選択することが本実施の形態では好ましい。さらに、
本実施の形態によれば、異常検出時は、CPU52内部
の故障診断用フラグのセットや、異常が検出されたレゾ
ルバ41に設置された電動機の通電制御をCPU52を
通じて中止させることができる。
【0017】図5は上記図2に示したレゾルバデジタル
変換監視回路35を集積回路で構成したレゾルバデジタ
ル変換器42に接続したブロック図である。図におい
て、レゾルバデジタル変換装置は、レゾルバ41から出
力されるCOS信号45とSIN信号47をアナログデ
バイス社から供給される半導体装置AD2S90APの
COS端子とSIN端子にそれぞれ接続し、正弦波発振
回路37から出力されるレファレンス信号をREF端子
に接続することにより、レゾルバデジタル変換が処理さ
れる。比較パルス生成回路65はAD2S90APのN
M端子からノースマーカの基準角度信号を受信し比較パ
ルスのハザード信号を出力する。レゾルバ41から出力
するSIN信号と比較パルスのハザード信号を異常検出
回路のコンパレータ73で比較して、SIN信号とハザ
ード信号の大小関係を判定し、この判定結果に基づい
て、ワンショットタイマ回路内部のコンパレータ83は
異常検出出力をCPU52へ送信することができる。本
実施の形態によれば、R/D変換器のAD2S90AP
を冗長的に設けて正常なレゾルバデジタル変換出力を得
ていた従来のレゾルバデジタル変換装置に比して、廉価
なトランジスタとコンパレータを2個づつ追加するだけ
で、レゾルバデジタル変換の異常を検出することがで
き、電動機制御の信頼性を向上させることができる。し
かも、レゾルバ41から出力されるSIN信号を常に監
視する必要はなく、CUP52の負荷も軽減できる点で
有利である。また、ワンショットタイマを設けたので、
異常を検知した場合、所定時間以上検出出力を連続させ
ることができる点で、CPU52の処理を他の処理と並
列処理することができ、システムのスループットも向上
させることができる。
【0018】以上の説明では、本発明の実施の形態を1
2ビット精度のレゾルバデジタル変換装置について説明
したが、本発明は、上記のような12ビット精度のレゾ
ルバデジタル変換装置以外の10ビット精度、8ビット
精度のレゾルバデジタル変換装置にも適用可能であるこ
とはもちろんである。
【0019】
【発明の効果】以上説明したとおり、第1の発明によれ
ば、所定のレゾルバ回転角度内でレゾルバ出力信号の位
相誤差を検出してレゾルバデジタル変換の異常を検出す
ることにより、廉価な素子を使用しながら異常検出誤差
を低減することができ、電動機制御をより信頼性の高い
ものとすることができる。
【0020】また、第2の発明によれば、ワンショット
タイマの出力で単安定出力の異常検出出力を得ることが
でき、これにより、CPUの負荷を軽減させることがで
きる。
【0021】さらに、第3の発明によれば、レゾルバの
出力を常時監視する必要がなく、よって、CPUの処理
負荷を軽減させながら、異常検出誤差を軽減させること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態に係るレゾルバデジタル
変換装置のブロック図である。
【図2】 本発明の他の実施の形態に適用するレゾルバ
デジタル変換監視回路のブロック図である。
【図3】 本発明の他の実施の形態に係るレゾルバデジ
タル変換装置のタイミングチャートである。
【図4】 本発明の他の実施の形態に係るレゾルバデジ
タル変換装置のタイミングチャートである。
【図5】 本発明の他の実施の形態に係るレゾルバデジ
タル変換装置のブロック図である。
【図6】 従来のレゾルバデジタル変換装置のブロック
図である。
【符号の説明】
35 レゾルバデジタル変換監視回路、37 正弦波発
振回路、41 レゾルバ、43 レゾルバデジタル変換
器、52 CPU、65 比較パルス生成回路、71
異常検出回路、79 ワンショットタイマ。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 レゾルバから出力される交流信号に基づ
    いてデジタル角度信号と基準角度信号を出力するレゾル
    バデジタル変換装置であって、前記基準角度信号のパル
    ス出力期間中に出力される前記交流信号の電位を観測
    し、この交流信号の電位が所定の閾値を超えるか否かを
    判定して、レゾルバデジタル変換の異常を検知するレゾ
    ルバデジタル変換監視回路を含むことを特徴とするレゾ
    ルバデジタル変換装置。
  2. 【請求項2】 レゾルバから出力される交流信号に基づ
    いてデジタル角度信号と基準角度信号を出力するレゾル
    バデジタル変換装置であって、前記基準角度信号のパル
    ス出力期間中に出力される前記交流信号の電位と該パル
    ス信号の電位を比較する異常検出回路、該異常検出回路
    の比較結果に基づいて異常検出パルスを所定期間連続的
    に出力するワンショット回路を備えることを特徴とする
    レゾルバデジタル変換装置。
  3. 【請求項3】 レゾルバから出力される交流信号に基づ
    いてデジタル角度信号と基準角度信号を出力するレゾル
    バデジタル変換方法であって、該基準角度信号のパルス
    出力期間中に出力される前記交流信号の電位を観測して
    から、この交流信号の電位が所定の閾値を超えるか否か
    を判定し、レゾルバデジタル変換の異常を検知すること
    を特徴とするレゾルバデジタル変換方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US7388527B2 (en) * 2004-06-01 2008-06-17 Tamagawa Seiki Kabushiki Kaisha Method of detecting abnormality of R/D converter
KR100895765B1 (ko) 2008-12-15 2009-04-30 박천수 단극 정현파를 구동소스로 하는 다극 가변 리액턴스형 리졸버의 구동방법 및 그 방법을 이용한 고해상도 위치검출장치
JP2018050424A (ja) * 2016-09-23 2018-03-29 Ntn株式会社 2軸型インバータ装置およびその逐次監視切替方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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