JP2018050424A - 2軸型インバータ装置およびその逐次監視切替方法 - Google Patents

2軸型インバータ装置およびその逐次監視切替方法 Download PDF

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Abstract

【課題】1台の監視用のRDコンバータの追加で2台の主使用のRDコンバータのいずれが異常であるかを特定する異常判断が行え、かつ異常である場合に前記監視用のRDコンバータによる代替でモータ駆動を続けることができる2軸型インバータ装置およびその逐次監視切替方法を提供する。
【解決手段】2台のモータ4,4を駆動する2つの駆動回路22,22と、モータ制御回路21と、各モータ4,4の回転を検出する2つのレゾルバ25,25と、その検出信号をディジタル化してモータ制御回路21に入力する2つの主使用のRDコンバータ1A,1Bとを有する。主使用のRDコンバータ1A,1Bとは別に,出力をモータ制御回路21に入力する監視用のRDコンバータ1Cが設けられ、この監視用のRDコンバータ1Cにレゾルバ1A,1Bの検出信号を切り替えて入力可能な切替スイッチ28が設けられている。
【選択図】図4

Description

この発明は、電気自動車における左右の駆動輪をそれぞれ駆動する2台のモータ等を駆動する2軸型インバータ装置、およびその逐次監視切替方法に関し、特にそのRDコンバータの異常検出と冗長化に関する。
電気自動車において、走行用のモータの駆動には、車両全体の統括制御を行うECU(VCUとも称される)の下位に接続されるインバータ装置が用いられる。インバータ装置は、バッテリの直流電流を3相交流電流に変換するインバータで構成される駆動回路、およびモータの回転を監視してモータの出力や効率化の制御を行うモータ制御回路で構成される。
このようなインバータ装置として、インホイールモータ駆動装置を用いるなど、左右の駆動輪を個別に駆動するモータを備えた電気自動車では、左右のモータの駆動回路およびモータ制御回路を1つの筐体内に備えた2軸型インバータ装置が用いられる。2軸型インバータ装置では、左右のモータに対するモータ制御回路は、一般的に1つのマイコンに設けられる。
図9は、2軸型インバータ装置の基本構造である。インバータ装置101内のマイコンからなるモータ制御手段21は、ECU(VCU)からの指令に基づき、左右それぞれのモータ駆動回路22を制御して各モータ4を駆動する。その際、モータ4の回転位置をレゾルバ25で検出し、RDコンバータ(レゾルバ/デジタルコンバータ)1A,1Bを用いてモータ制御回路21に取り込む。RDコンバータ1A,1Bは、レゾルバ25のアナログの回転位置信号を制御回路に取り込むためのインターフェースであり、RDCと略称される場合がある。モータ4の回転位置の検出には、他の種々の回転検出器の使用が可能であるが、回転検出精度等に優れることから、レゾルバがよく用いられる。
RDコンバータ1A,1Bはインバータ装置101内での重要部品であり、故障の場合、車両動作ができないなど、重大な問題となる。そのため、故障検出や、冗長回路の提案がされている(例えば、特許文献1〜3)。特許文献2,3は、分解能の違うレゾルバを複数個取り付け、精度、信頼度を上げる。
特開1997−072758号公報 特開1999−064039号公報 特開2001−082982号公報
特許文献1では、RDコンバータの冗長回路として、マイコンのADコンバータ入力を使用している。この構成は、マイコンの処理速度にもよるが、減速機つきのインホイールモータシステムで使用するような、高回転数のモータの場合には処理が追いつかず適さない。さらに、場合によっては、RDコンバータの故障か、ADコンバータの故障かが判断できない。
したがって、高回転数のモータの場合にはバックアップ用もRDコンバータを使用することになるが、モータ1台に対し、高価なRDコンバータが2個必要になるうえに、回転位置データを比較して差異があっても、どちらのRDコンバータが故障したか判断できない場合が多い。そのため、せっかく故障時に、バックアップ用に切替えるように準備してあっても、切替の判断ができない。
図10は、常時監視回路つきとした2軸型インバータの提案例である。左右のRDコンバータ1A,1Bにそれぞれ並列に監視用RDコンバータ1D,1Dを備える。並列に並んだ2台のRDコンバータ1Aと1D、1Bと1Dの回転位置データの比較で、差異がなければ、両方のRDコンバータは正常と判断する。差異があれば、どちらかが故障と判断する。差異の判断基準は、たとえばRDコンバータの許容誤差の2倍に安全率を掛けたもの等で決める。それぞれのRDコンバータ1A,1B,1Dには自己診断機能があるため、その診断で問題があった場合は、そのRDコンバータの使用は止める。
しかし、同図のような左右のRDコンバータ1A,1Bにそれぞれ並列に監視用RDコンバータ1D,1Dを備える場合、上記のようにRDコンバータの個数が多くなってコスト高になるうえ、どちらのRDコンバータも自己診断で正常な場合、どちらが故障したかの判断が困難という問題点ある。
なお、上記の例は、電気自動車に用いられる2軸型インバータ装置の場合であるが、電気自動車の他の機器に用いられるモータを制御する2軸型インバータ装置においても、上記と同様な課題がある。
この発明の目的は、1台の監視用のRDコンバータの追加で2台の主使用のRDコンバータのいずれが異常であるかを特定する異常判断が行え、かつ異常である場合に前記監視用のRDコンバータによる代替でモータ駆動を続けることができる2軸型インバータ装置およびその逐次監視切替方法を提供することである。
この発明の2軸型インバータ装置は、それぞれインバータを有し2台のモータ4,4を駆動する2つの駆動回路22,22と、これら駆動回路22,22を制御するモータ制御回路21と、前記各モータ4,4の回転を検出する2つのレゾルバ25,25と、これらレゾルバ25,25の検出信号をディジタル化して前記モータ制御回路21に入力する2つの主使用のRDコンバータ1A,1Bとを有する2軸型インバータ装置であって、 前記主使用のRDコンバータ1A,1Bとは別に設けられて出力を前記モータ制御回路21に入力する監視用のRDコンバータ1Cと、この監視用のRDコンバータ1Cに前記2つのレゾルバ1A,1Bの検出信号を切り替えて入力可能な切替スイッチ28とを備える。
この構成によると、監視用のRDコンバータ1Cと切替スイッチ28とを設け、2台のモータ4,4のレゾルバ25,25の検出信号を前記切替スイッチ28によって切り替えて前記監視用のRDコンバータ1Cに入力可能としたため、RDコンバータの追加台数を1台としながら、2台の主使用のRDコンバータ1A,1Bのいずれが異常であるかを特定して異常診断が行え、かつ異常である場合に前記監視用のRDコンバータ1Cによる代替でモータ駆動を続けることができる。
そのため、簡単な構成の追加でRDコンバータ1A,1B,1Cの確実な異常判断が行え、しかも異常である場合にもモータ4,4の駆動を続行することができる。
なお、この明細書において、「異常」は、故障および、故障とまでは言えなくても正常とは言えない状態を含む。
この発明において、スイッチ切替部29a、異常判断部29b、および使用RDコンバータ切替部29cを有する逐次監視切替手段29を前記モータ制御回路21に備え、
前記スイッチ切替部29aは、前記切替スイッチ28を交互に切り替え、
前記異常判断部29bは、前記切替スイッチ28の各切替状態において、前記監視用のRDコンバータ1Cの出力とこの監視用のRDコンバータ1Cに対し前記切替スイッチ28を介して接続状態にあるレゾルバ25側の前記主使用のRDコンバータ1A,1Bの出力とが一致するか否か比較し、両方の切替状態における前記一致するか否かの比較結果を用いて前記主使用および監視用のRDコンバータ1A,1B,1CのうちのいずれのRDコンバータ1A,1B,1Cが異常であるか、および全てのRDコンバータ1A,1B,1Cが正常であるとの判断を行い、
前記使用RDコンバータ切替部29cは、前記異常判断部29bにより、いずれかの主使用のRDコンバータ1A,1Bが異常であって前記監視用のRDコンバータ1Cが正常であると判断されたときは、異常と判断された主使用のRDコンバータ1A,1Bの出力に代えて前記監視用のRDコンバータ1Cの出力を前記モータ制御回路21によるモータ4の制御に用いらせ、前記監視用のRDコンバータ1Cが異常と判断されたときは前記監視用のRDコンバータ1Cによる監視を止めさせるようにしても良い。
このようなスイッチ切替部29a、異常判断部29b、および使用RDコンバータ切替部29cを有する逐次監視切替手段29を備えることで、1つの監視用のRDコンバータ1Cで2つの主使用のRDコンバータ1A,1Bのいずれが異常であるかを特定して異常判断を行い、かつ異常である場合に前記監視用のRDコンバータ1Cによる代替でモータ駆動を続ける制御が実現できる。
前記異常判断部29bは、例えば、次のように異常のRDコンバータ1A,1B,1Cの特定が行える。
監視用のRDコンバータ1Cの検出側をいずれか一方のレゾルバ25に接続した場合、前記一方の主使用のRDコンバータ(例えば1A)の回転位置データとの比較で、差異があれば、そのどちらかのRDコンバータ1A,1Cの故障と診断が可能である。
監視用のRDコンバータ1Cの他方のレゾルバ25に接続した場合、前記他方の主使用のRDコンバータ(例えば1B)の回転位置データとの比較で、差異があれば、そのどちらかのRDコンバータ1B,1Cの故障と診断が可能である。
さらに、監視用のRDコンバータ1Cの検出側をどちらのレゾルバにつないでも回転位置データの差異があった場合、同時故障を考えなければ、監視用のRDコンバータ1Cが故障したと考えられる。
このように、同時故障を考えなければ、異常の発生したRDコンバータ1A,1B,1Cの特定と、その異常発生時の監視用のRDコンバータ1Cによる代替とが行える。
この発明において、前記モータ制御回路21が、次の各手順により、前記RDコンバータ1A,1B,1Cの異常の特定と、前記監視用のRDコンバータ1Cによる代替への切替えを行う逐次監視切替手段29を備える構成であっても良い。
前記切替スイッチ28を一方のレゾルバ25に切り替える手順(S2)。
この切り替え状態で、前記一方のレゾルバ25に接続された前記主使用のRDコンバータ(例えば1A)の出力と前記監視用のRDコンバータ1Cの出力とを比較する第1の比較手順(S3)。
この比較の結果で両出力が一致している場合は、前記切替スイッチ28を他方のレゾルバ25に切り替え、前記他方のレゾルバ25に接続された前記主使用のRDコンバータ(例えば1B)の出力と前記監視用のRDコンバータ1Cの出力とを比較する第1の比較手順(S4、S5)。
この比較の結果で両出力が一致している場合は、前記2つの主使用のRDコンバータ1A,1Bおよび前記監視用のRDコンバータ1Cの全てが正常として判断し、前記監視用のRDコンバータ1Cによる監視を続ける手順(S6)。
前記第2の比較手順(S4、S5)での比較の結果が不一致である場合は、他方の主使用のRDコンバータ1Bが異常と判断し、監視用のRDコンバータ1Cの出力を前記他方の主使用のRDコンバータ1Bの出力の代わりにモータ4の制御に使用させるようにする手順(S7,S8)。
前記第1の比較手順(S3)で、両出力が不一致である場合は、前記切替スイッチ28を前記他方のレゾルバ25に切り替える手順(S9)。
この切り替え状態で他方の主使用のRDコンバータ1Bの出力と前記監視用のRDコンバータ1Cの出力とを比較する第3の比較手順(S10)。
この比較の結果、両出力が一致する場合は前記一方の主使用のRDコンバータ1Aが異常と判断し、前記切替スイッチ28を前記一方のレゾルバ25側に切り替え、前記監視用のRDコンバータ1Cの出力を前記一方の主使用のRDコンバータ1Aの出力の代わりにモータ4の制御に使用させる手順(S11、S12、S13)。
前記第3の比較手順(S10)で両出力が不一致である場合は、前記監視用のRDコンバータ1Cが異常と判断し、この監視用のRDコンバータ1Cによる監視を中止する手順(S14、S15)。
このような各手順で異常判断等を行うことで、1つの監視用のRDコンバータ1Cで2つの主使用のRDコンバータ1A,1Bのいずれが異常であるかを特定して異常判断を行い、かつ異常である場合に前記監視用のRDコンバータ1Cによる代替でモータ駆動を続ける制御が、より確実に実現できる。
この発明において、前記モータ制御回路21にRDコンバータが1個内蔵されたマイコン(マイクロコンピュータ)が用いられ、前記内蔵されたRDコンバータが前記監視用のRDコンバータ1Cであっても良い。
RDコンバータが1個内蔵されたマイコンを上記のように用いることで、この発明の2軸型インバータ装置の構成が簡素となる。
この発明において、前記モータ制御回路21にRDコンバータが2個内蔵されたマイコンが用いられ、これら内蔵された2つのRDコンバータが前記主使用のRDコンバータ1A,1Bであり、前記監視用のRDコンバータ1Cが前記マイコンに対して外付けであっても良い。
RDコンバータが2個内蔵されたマイコンを上記のように用いることで、この発明の2軸型インバータ装置の構成がより簡素となる。
この発明において、前記2台のモータ4,4が電気自動車における左右の車輪52,52をそれぞれ駆動するモータであっても良い。
この発明の2軸型インバータ装置20を電気自動車に適用した場合、主使用のRDコンバータ1A,1Bに異常が発生しても、安全な場所に退避するまで取合えず走行を続けることができ、走行の安全性が向上する。
この発明の2軸型インバータ装置の逐次監視切替方法は、この発明の上記いずれかの構成の2軸型インバータ装置20において、前記主使用および監視用のRDコンバータ1A,1Bの異常判断と使用の切り替えを行う2軸型インバータ装置の逐次監視切替方法であって、次の各手順を行うことを特徴とする。
前記切替スイッチ28を一方のレゾルバ25に切り替える手順(S2)。
この切り替え状態で、前記一方のレゾルバ25に接続された前記主使用のRDコンバータ(例えば1A)の出力と前記監視用のRDコンバータ1Cの出力とを比較する第1の比較手順(S3)。
この比較の結果で両出力が一致している場合は、前記切替スイッチ28を他方のレゾルバ25に切り替え、前記他方のレゾルバ25に接続された前記主使用のRDコンバータ(例えば1B)の出力と前記監視用のRDコンバータ1Cの出力とを比較する第1の比較手順(S4、S5)。
この比較の結果で両出力が一致している場合は、前記2つの主使用のRDコンバータ1A,1Bおよび前記監視用のRDコンバータ1Cの全てが正常として判断し、前記監視用のRDコンバータ1Cによる監視を続ける手順(S6)。
前記第2の比較手順(S4、S5)での比較の結果が不一致である場合は、他方の主使用のRDコンバータ1Bが異常と判断し、監視用のRDコンバータ1Cの出力を前記他方の主使用のRDコンバータ1Bの出力の代わりにモータ4の制御に使用させるようにする手順(S7,S8)。
前記第1の比較手順(S3)で、両出力が不一致である場合は、前記切替スイッチ28を前記他方のレゾルバ25に切り替える手順(S9)。
この切り替え状態で他方の主使用のRDコンバータ1Bの出力と前記監視用のRDコンバータ1Cの出力とを比較する第3の比較手順(S10)。
この比較の結果、両出力が一致する場合は前記一方の主使用のRDコンバータ1Aが異常と判断し、前記切替スイッチ28を前記一方のレゾルバ25側に切り替え、前記監視用のRDコンバータ1Cの出力を前記一方の主使用のRDコンバータ1Aの出力の代わりにモータ4の制御に使用させる手順(S11、S12、S13)。
前記第3の比較手順(S10)で両出力が不一致である場合は、前記監視用のRDコンバータ1Cが異常と判断し、この監視用のRDコンバータ7による監視を中止する手順(S14、S15)。
この2軸型インバータ装置の逐次監視切替方法によると、この発明の請求項6に記載の2軸型インバータ装置と同様に、1台の監視用のRDコンバータ1Cの追加で2台の主使用のRDコンバータ1A,1Bのいずれが異常であるかを特定する異常判断が行え、かつ異常である場合に前記監視用のRDコンバータによる代替でモータ駆動を続けることができる。
この発明の2軸型インバータ装置は、それぞれインバータを有し2台のモータを駆動する2つの駆動回路と、これら駆動回路を制御するモータ制御回路と、前記各モータの回転を検出する2つのレゾルバと、これらレゾルバの検出信号をディジタル化して前記モータ制御回路に入力する2つの主使用のRDコンバータとを有する2軸型インバータ装置であって、前記主使用のRDコンバータとは別に設けられて出力を前記モータ制御回路に入力する監視用のRDコンバータと、この監視用のRDコンバータに前記2つのレゾルバの検出信号を切り替えて入力可能な切替スイッチとを備えるため、1台の監視用のRDコンバータの追加で2台の主使用のRDコンバータのいずれが異常であるかを特定する異常判断が行え、かつ異常である場合に前記監視用のRDコンバータによる代替でモータ駆動を続けることができる。
この発明の2軸型インバータ装置の逐次監視切替方法によると、この発明の2軸型インバータ装置を用い、1台の監視用のRDコンバータの追加で2台の主使用のRDコンバータのいずれが異常であるかを特定する異常判断が行え、かつ異常である場合に前記監視用のRDコンバータによる代替でモータ駆動を続けることが効果的に実現できる。
この発明の第1の実施形態に係る2軸型インバータ装置を搭載した電気自動車の一例の概念構成を示す説明図である。 同実施形態に係る2軸型インバータ装置の概念構成の概略を示すブロック図である。 同2軸型インバータ装置が備えるRDコンバータおよびその解析対象のレゾルバの概念構成の説明図である。 同2軸型インバータ装置におけるRDコンバータおよびその冗長化のための各手段につき概念構成を示したブロック図である。 同2軸型インバータ装置の異常診断シーケンスの一例を示す流れ図である。 この発明の他の実施形態に係る2軸型インバータ装置の概念構成の概略を示すブロック図である。 この発明のさらに他の実施形態に係る2軸型インバータ装置の概念構成の概略を示すブロック図である。 この発明のさらに他の実施形態に係る2軸型インバータ装置の概念構成の概略を示すブロック図である。 従来の2軸型インバータ装置の基本構成を示すブロック図である。 2軸型インバータ装置の常時監視型とした提案例に係る冗長化構成例のブロック図である。
この発明の第1の実施形態を図1ないし図5と共に説明する。図1は電気自動車の概念構成を示す。この電気自動車は、車両51の後部の左右の車輪52,52が、電動のモータ4,4により個別に駆動される駆動輪とされ、前輪となる車輪53,53が転舵装置6によって転舵される従動輪となる後輪2輪駆動車である。前記モータ4は、車輪用軸受およびこのモータ4の回転を車輪52に減速して伝える減速機(いずれも図示せず)と共にインホイールモータ駆動装置5を構成する。前記モータ4は、インホイールモータ駆動装置5とせずに、車両51のシャーシ(図示せず)上に搭載し、ドライブシャフトを介して車輪2に駆動を伝えるオンボード形式としても良い。前記モータ4は、永久磁石型同期モータ等の3相の交流モータとされている。各車輪52,53に対してブレーキ7が設けられている。
制御系を説明する。車両51の全体を統括制御する手段として、ECU(電気制御ユニット)8が設けられている。ECU8は、VCU(車両制御ユニット)とも称される。ECU8は、アルセルペダル等のアクセル操作手段9の操作量であるアクセル入力と、ブレーキペダル等のブレーキ操作手段10の操作量であるブレーキ入力と、ステアリングハンドル等の操舵操作手段11の操舵量である操舵入力が入力され、これらアクセル入力、ブレーキ入力、および操舵入力から、定められた規則に従って前記左右のモータ4,4を駆動するトルク指令を2軸型インバータ装置20に出力する。
2軸型インバータ装置20は、前記左右のモータ4,4を、前記左右のトルク指令に応じて個別に駆動する装置であり、バッテリ12を電源として用いる。2軸型インバータ装置20は、2つのモータ4,4を駆動および制御する手段が1つの筐体(図示せず)等に収められているインバータ装置であり、2つの独立したインバータ装置が1つの筐体に収められた形式であっても良い。バッテリ12は、車両51の全体の電源として用いられる。
図2に示すように、前記2軸型インバータ装置20は、左右のモータ4,4を駆動する2つの駆動回路22,22と、これらの駆動回路22,22を制御する1つのモータ制御回路21とを備える。各駆動回路22はパワー回路であり、IGBT等の半導体スイッチング素子のブリッブ回路等で構成されてバッテリ12の直流電力をモータ4の駆動用の3相の交流電力に変換するインバータと、このインバータの前記半導体スイッチング素子の開閉制御をパルス幅制御等で行うPWMドライバ等のドライバ回路(いずれも図示せず)で構成される。
モータ制御回路21は、この実施形態では、1チップまたは1ボードのマイコンとこれに実行されるプログラムとで構成される。前記マイコンは、CPU(中央処理装置)とメモリ,I/Oポート等の各種の電子回路からなる。前記モータ制御回路21は、左右のモータ4,4に対する駆動回路22,22をそれぞれ制御する2つの個別モータ制御部23,23を有し、左側の駆動回路22とその制御を行う1つのモータ制御部23とで概念的に左側インバータ装置部24Lが構成され、また右側の駆動回路22とその制御を行う1つのモータ制御部23とで概念的に右側インバータ装置部24Rが構成されている。前記2つの個別モータ制御部23,23は、概念的に2つに分けられておれば良く、1つのマイコンとそのプログラムで構成されていても良い。また、これとは逆に、前記左右のインバータ装置部24L,24Rが独立した回路素子およびプログラムで構成されていても良い。
前記モータ制御回路21の前記各個別モータ制御部23は、前記ECU8から与えられる左右のモータ4,4に対するトルク指令の大きさに応じて前記駆動回路22に与える電流指令等の大きさを制御する他に、左右のモータ4の回転検出用センサであるレゾルバ25の検出信号を監視し、モータ4の駆動の効率化を図るためのベクトル制御等の位相制御を行う。そのため、回転検出用センサの精度には高精度が求められ、前記回転検出用センサとしてレゾルバ25が用いられている。
レゾルバ25の出力はアナログ信号であるため、モータ制御回路21で取扱を可能とするために、各レゾルバ25,25の検出信号をディジタル化して前記モータ制御回路21に入力する2つのRDコンバータ1(1A,1B)(なお、複数のRDコンバータを個別に区別する必要のないときは、単に「RDコンバータ1」と称することがある)が設けられている。
図3に示すように、レゾルバ25は、フレーム(図示せず)に固定された外輪34とモータ4(図2参照)の回転軸に機械的に接続された内輪35を有する。このレゾルバ25は、内輪25の回転を、励磁コイル37から誘導された、SIN側の検出コイル38と COS 側の検出コイル39との2つの検出信号として出力する。
RDコンバータ1は、前記励磁コイル37に励磁信号を送る励磁回路3と、検出回路2を有し、レゾルバ25からアナログ形式の電圧信号で出力される SIN波および COS波の検出信号を前記検出回路2で解析して内輪35の回転位置を検出し、ディジタル化して回転検出信号として出力する。前記解析のときに検出回路2は、レゾルバ25の励磁コイル37を駆動する励磁回路3からの励磁信号(参照信号REF)を基準として、解析を行う。励磁回路3は、検出回路2を構成するICの外部に独立して設けられる場合(図示せず)もある。
上記の基本構成の2軸型インバータ装置20において、この実施形態では、図4に示すように、RDコンバータ1A,1Bの冗長化が図られている。すなわち、主使用のRDコンバータである前記左右のRDコンバータ1A,1Bとは別に監視用のRDコンバータ1Cと、この監視用のRDコンバータ1Cに前記2つのレゾルバ25,25の検出信号を切り替えて入力可能とする切替スイッチ28とが設けられている。さらに、主使用のRDコンバータ1A,1B等の異常判断を行って、監視用のRDコンバータ1Cによる代替を行わせる逐次監視切替手段29がモータ制御回路21に設けられている。なお、この明細書において、「異常の判断」は、「異常の診断」と称する場合がある。
切替スイッチ28は、3系統の各スイッチ部28a,28b,28cにつき、それぞれ1つのコモン端子cを2つのスイッチ端子a,bに切り替えて接続する2つの切替え状態を持つスイッチであって、制御端子(図示せず)へ入力される制御信号によって各スイッチ部28a,28b,28cを同時に同じ側に切り替え可能である。切替スイッチ28は、半導体スイッチであっても、有接点スイッチであっても良い。切替スイッチ28の3系統の各コモン端子cは、監視用のRDコンバータ1Cの SIN,COSの各出力端子および参照信号入力端子に接続され、各スイッチ端子a,bは左右のレゾルバ25,25の SIN,COSの各検出信号出力端子および励磁信号入力端子に接続される。なお、前記3系統における各系統の配線は、具体的には図3に示すようにハイ側およびロー側の各2本であるが、図4では簡明のための1本で代表して表示してある。切替スイッチ28の前記3系統の各スイッチ部28a,28b,28cの各端子a,b,cは、具体的にはそれぞれ2つずつであり、その2つは接続が同時に同様に切り替わる。
モータ制御回路21に設けられた前記逐次監視切替手段29は、スイッチ切替部29a、異常判断部29b、および使用RDコンバータ切替部29cにより構成される。
前記スイッチ切替部29aは、前記切替スイッチ28を交互に切り替えるように、切替スイッチ28の入力端子に制御信号を出力する手段である。この切替えは、例えば初期診断時に複数回行うようにしても良く、また2軸型インバータ装置20の動作中に一定時間置き、例えば1秒毎に行うようにしても良い。
前記異常判断部29bは、前記切替スイッチ28の各切替状態において、前記監視用のRDコンバータ1Cの出力とこの監視用のRDコンバータ1Cに対し前記切替スイッチ28を介して接続状態にあるレゾルバ25側の前記主使用のRDコンバータ1A,1Bの出力とが一致するか否か比較し、両方の切替状態における前記一致するか否かの比較結果を用いて前記主使用および監視用のRDコンバータ1A,1B,1CのうちのいずれのRDコンバータ1A,1B,1Cが異常であるか、および全てのRDコンバータ1A,1B,1Cが正常であるかの判断を行う手段である。
前記使用RDコンバータ切替部29cは、前記異常判断部29bにより、いずれかの主使用のRDコンバータ1A,1Bが異常であって前記監視用のRDコンバータ1Cが正常であると判断されたときは、異常と判断された主使用のRDコンバータ1A,1Bの出力に代えて前記監視用のRDコンバータ1Cの出力を前記モータ制御回路21によるモータ4の制御に用いらせ、前記監視用のRDコンバータ1Cが異常と判断されたときは前記監視用のRDコンバータ1Cによる監視を止めさせる手段である。
次の表1は、上記実施形態において、前記異常判断部29bが行う異常の判断と、前記前記使用RDコンバータ切替部29cが行う制御とを纏めて示した表である。
Figure 2018050424
前記異常判断部29bは、表1に示したように、次のように異常のRDコンバータ1A,1B,1Cの特定が行える。
監視用のRDコンバータ1Cの検出側をいずれか一方のレゾルバ25に接続した場合、前記一方の主使用のRDコンバータ1A,1Bの回転位置データとの比較で、差異があれば、そのどちらかのRDコンバータ1A,1Bの故障と診断が可能である。
監視用のRDコンバータ1Cの他方のレゾルバ25に接続した場合、前記他方の主使用のRDコンバータ1A,1Bの回転位置データとの比較で、差異があれば、そのどちらかのRDコンバータ1A,1Bの故障と診断が可能である。
さらに、監視用のRDコンバータ1Cの検出側をどちらのレゾルバにつないでも回転位置データの差異があった場合、同時故障を考えなければ、監視用のRDコンバータが故障したと考えられる。
図5は、前記逐次監視切替手段29が行うRDコンバータ故障診断および診断後処理のシーケンスを示す。
スタート(手順S1)は、前述のように1秒置きとするなど、定められた規則に従って切り返して行われる。
スタートすると、まず、前記切替スイッチ28をいずれか一方のレゾルバ25に切り替える(手順S2)。同図では、一方を左側、他方を右側としており、以下、前記一方および他方をそれぞれ左側および右側として説明する。
この切り替え状態で、左側のレゾルバ25に接続された前記主使用のRDコンバータの出力と前記監視用のRDコンバータ1Cの出力とを比較する(第1の比較手順S3)。この比較手順S3で一致した場合、左側のRDコンバータと監視用のRDコンバータ1Cは正常と判断できる。
第1の比較手順S1の比較の結果、両出力が一致している場合は、前記切替スイッチ28を右側のレゾルバ25に切り替え(手順S4)、右側のRDコンバータ1Bの出力と監視用のRDコンバータ1Cの出力とを比較する(第2の比較手順S5)。
この比較の結果で両出力が一致している場合は、前記左右のRDコンバータ1A,1Bおよび前記監視用のRDコンバータ1Cの全てが正常として判断する(手順S6)。
前記第1の比較手順S3で一致した場合は、左側のRDコンバータ1Aと監視用のRDコンバータ1Cは正常と判断でき、さらに(第2の比較手順S5でも一致した場合は、右側のRDコンバータ1Bも正常と判断できるためである。この手順S6の判断が終えると、手順S2に戻り、監視用のRDコンバータ1Cによる監視を続ける手順(S6)。
前記第2の比較手順S5での比較の結果が不一致である場合は、右側のRDコンバータ1Bが異常と判断し(手順S7)、監視用のRDコンバータ1Cの出力を右側のRDコンバータ1Bの出力の代わりにモータ4の制御に使用させるようにする(手順S8)。
前記第1の比較手順S3で、両出力が不一致である場合は、切替スイッチ28を右側のレゾルバ25に切り替える(手順S9)。第1の比較手順S3で不一致である場合は、左側のRDコンバータ1Aおよび監視用のRDコンバータ1Cのどちらかが異常であると判断できるため、どちらが異常であるかを判断するため、次の処理を行う。
まず、手順S9の切り替え状態で右側のRDコンバータ1Bの出力と監視用のRDコンバータ1Cの出力とを比較する(第3の比較手順S10)。
この比較の結果、両出力が一致する場合は右側のRDコンバータ1Bが異常と判断し(手順S11)、切替スイッチ28を左側のレゾルバ25側に切り替え(手順S12)、監視用のRDコンバータ1Cの出力を左側のRDコンバータ1Aの出力の代わりにモータ4の制御に使用させる(手順S13)。
前記第3の比較手順S10で両出力が不一致である場合は、監視用のRDコンバータ1Cが異常と判断し(手順S14)、この監視用のRDコンバータ7による監視を中止する(手順S15)。
この実施形態の2軸型インバータ装置20によると、上記のように、監視用のRDコンバータ1Cと切替スイッチ28とを設け、2台のモータ4,4のレゾルバ25,25の検出信号を切替スイッチ28によって切り替えて監視用のRDコンバータ1Cに入力可能としたため、RDコンバータの追加台数を1台としながら、2台の主使用のRDコンバータ1A,1Bのいずれが異常であるかを特定して異常診断が行え、かつ異常である場合に前記監視用のRDコンバータ1Cによる代替でモータ駆動を続けることができる。
そのため、簡単な構成の追加でRDコンバータ1A,1B,1Cの確実な異常判断が行え、しかも異常である場合にもモータ4,4の駆動を続行することができる。
また、前記構成の逐次監視手段29または図4と共に前述した各手順S1〜S15を実行することで、この2軸型インバータ装置20による異常判断、および監視用のRDコンバータ1Cによる代替への切替え等が、効果的に実現できる。
なお、前記第1の実施形態は、モータ制御回路21を構成するマイコンがRDコンバータを有しない形式である場合につき説明したが、図6、図7の実施形態にそれぞれ示すように、モータ制御回路21を構成するマイコンがRDコンバータを1つまたは2つ有する場合は、次の構成とすることができる。なお、図6、図7の実施形態において、特に説明する事項の他は、図1〜図5に示した第1の実施形態と同様である。
図6は、モータ制御回路21を構成するマイコンがRDコンバータを1つ有する場合を示す。この場合、内蔵されたRDコンバータが監視用のRDコンバータ1Cとして用いられる。
RDコンバータが1個内蔵されたマイコンを上記のように用いることで、この2軸型インバータ装置20の構成が簡素となる。
図7は、モータ制御回路21を構成するマイコンがRDコンバータを2つ有する場合を示す。この場合、内蔵された2つのRDコンバータを主使用のRDコンバータ1A,1Bとして用い、監視用のRDコンバータ1Cは前記マイコンに対して外付けとされる。
RDコンバータが2個内蔵されたマイコンの場合、上記の構成とすることで、この2軸型インバータ装置20の構成がより簡素となる。
図8は、この発明のさらに他の実施形態を示す。この実施形態では、前記監視用のRDコンバータ1Cに前記2つのレゾルバ25,25の検出信号を切り替えて入力可能とする検出側の切替スイッチ28の他に、前記監視用のRDコンバータ1Cが出力する励磁信号を、前記2つの主使用のRDコンバータ1A,1Bが出力する2つの励磁信号とそれぞれ切替えて前記2つのレゾルバ25,25に入力可能な励磁側の2つの切替スイッチ31,31が設けられている。前記検出側の切替スイッチ28は、第1の実施形態と同じ構成である。
さらに、前記各RDコンバータ1A,1B,1Cに、自己診断手段32を有するものが用いられている。自己診断手段32は、自己のRDコンバータ1が異常であるか否かを判断する手段である。例えば、sin とcos の検出信号において、sin2+cos2=1の性質によりsin2+cos2信号が、ある程度低下した場合、駆動回路22(図2参照)の異常、または検出回路2(2A,2B,2C)の異常と考えられる。この実施形態では、この性質を利用して、sin とcos の検出信号のsin2+cos2の値が定められた閾値以下であると、異常と判断する。
前記各励磁側の切替スイッチ31,31は、それぞれ、各レゾルバ25,25の励磁信号のハイ側およびロー側の入力配線を、前記主使用のRDコンバータ1A,1Bの励磁回路3A,3Bの2本の出力配線に接続される状態と、監視用のRDコンバータ1Cの励磁回路3Cの2本の出力配線に接続される状態とに切り替えるスイッチであり、ハイ側およびロー側の配線毎に切り替える切り替え端子dを有している。各励磁側の切替スイッチ31,31についても、半導体スイッチであっても、有接点スイッチであっても良い。
前記モータ制御回路21に設けられた前記逐次監視切替手段29は、第1の実施形態と同じく、スイッチ切替部29a、異常判断部29b、および使用RDコンバータ切替部29cにより構成されるが、この実施形態では、その機能が第1の実施形態とは次のように異なっている。
前記逐次監視切替手段29は、検出側および励磁側の切替スイッチ28,31の切り替えの指令と、RDコンバータ1の異常の判断と、この異常の判断結果に応じた監視用のRDコンバータ1Cによる代替使用のための指令とを、定められた規則に従って行う。具体的には次の表2,表3に示す切替え、異常判断、および代替処理を行う。表2は左側の主使用のRDコンバータ1Aと監視用のRDコンバータ1Cとの間で行う判断,処理を、表3は右側の主使用のRDコンバータ1Bと監視用のRDコンバータ1Cとの間で行う判断,処理をそれぞれ示す。両表2,3の内容は、左側であるか右側であるかを除き、同じ内容である。
Figure 2018050424
Figure 2018050424
前記逐次監視切替手段29は、概要を説明すると、RDコンバータ1(1A,1B,1C)の自己診断手段32を利用するものであり、主使用のRDコンバータ1A,1Bの自己診断の後、検出回路2(2A,2B)を監視側にも切り替えて、自己診断手段32でどちらか一方で異常と判断された場合、異常と判断したRDコンバータ1(1A,1B,1C)の検出回路2を異常と判断する。念のため、励磁側の切替スイッチ31で、RDコンバータ1の励磁回路3を切り替えて、検出回路2(2A,2B)が同様の結果になるかチェックする。
両方の自己診断手段32で異常と判断された場合は、RDコンバータ1における励磁回路3の異常と判断する。念のため、励磁側の切替スイッチ32で、励磁回路3(3A〜3C)を切り替えて、両方の自己診断手段32で異常と判断されることを確認する。異常と判断されたRDコンバータ1の励磁回路3または検出回路2は、修理が完了するまで使用しない。
なお、前記逐次監視切替手段29による一連の処理は、例えば初期診断時に複数回行うようにしても良く、また2軸型インバータ装置20の動作中に一定時間置き、例えば1秒毎に行うようにしても良い。
上記の一連のスイッチ切替え、異常判断、代替につき、具体例で説明する。左側の主使用のRDコンバータ1Aの励磁回路3Aはレゾルバ25の励磁コイル37を駆動し、SIN の検出コイル38とCOS の検出コイル39からの信号を受け取る。
監視用のRDコンバータ1Cは、検出側の切替スイッチ28が左側に切替わっている場合は、左側のレゾルバ25のSIN の検出コイル38とCOS の検出コイル39からの信号を受け取り、左側の回転位置データを計測する。検出側の切替スイッチ28が右側に切替わっている場合は、右側のレゾルバ25からの回転位置データを計測し、右側の主使用のRDコンバータ1Bの値と比較する。この場合は、監視用のRDコンバータ1Cの励磁回路3Cは使用しない。
前記逐次監視切替手段29の前記スイッチ切替部29a、異常判断部29b、および使用RDコンバータ切替部29cの機能につき、整理して説明する。
前記スイッチ切替部29aは、前記検出側および励磁側の切替スイッチ28,31を定められた規則に従って交互に切り替える。この切り替えの組み合わせの形態として、前記励磁側の切替スイッチ31につき、一方の前記主使用のRDコンバータの励磁信号が前記一方のレゾルバ25に入力される切替状態であって、かつ検出側の切替スイッチ28につき、前記一方のレゾルバ25の検出信号が前記監視用のRDコンバータ1Cに入力される切替状態である組み合わせ切替形態と、監視用のRDコンバータ1Cの励磁信号が前記レゾルバ25に入力される切替状態であって、かつこの一方のレゾルバ25の検出信号が前記一方の主使用のRDコンバータ1A,1Bに入力される切替状態である組み合わせ切替形態とを含む。基本となる組み合わせ切替形態は、前記励磁側の切替スイッチ31につき、一方の前記主使用のRDコンバータ1A,1Bの励磁信号が前記一方のレゾルバ25に入力される切替状態であって、かつ検出側の切替スイッチ28についても、前記一方のレゾルバ25の検出信号が前記主使用のRDコンバータ1A,1Bに入力される切替状態である。
前記異常判断部29bは、前記検出側および励磁側の切替スイッチ28,29の各組み合わせ切替形態における前記各RDコンバータ1A,1B,1Cの前記自己診断部32の診断結果の組み合わせによって前記主使用および監視用のRDコンバータ1A,1B,1CのうちのいずれのRDコンバータ1における、前記検出回路2および前記励磁回路3のいずれが異常であるかを判断する。
前記使用RDコンバータ切替部29cは、前記異常判断部29bの異常判断の結果に応じて、定められた規則に基づき、前記RDコンバータ1の診断時を除く通常の前記モータ4の運転時に、前記監視用のRDコンバータ1Cの前記検出回路2および前記励磁回路3が個別に前記主使用のRDコンバータ1A,1Bの前記検出回路2および前記励磁回路3に代替されるように、前記スイッチ切替部29aによる前記検出側および励磁側の切替スイッチ28,31の組み合わせ切替形態の選択、および前記モータ25の運転に用いる前記検出回路2の選択を行うようにする。
なお、上記各実施形態は、2つのインバータ装置部24L,24Rが同じ筐体内に収められた2軸型インバータ装置に適用した例につき説明したが、参考提案例として示すと、2つのインバータ装置部24L,24Rを持つ2つで1組となるインバータ装置にも、この発明の2軸型インバータ装置と同様に適用することができる。
以上、実施例に基づいて本発明を実施するための形態を説明したが、ここで開示した実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではない。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1A,1B…主使用のRDコンバータ
1C…監視用のRDコンバータ
3(3A〜3C)…励磁回路
4…モータ
5…インホイールモータ駆動装置
8…ECU
12…バッテリ
20…2軸型インバータ装置
21…モータ制御回路
22…駆動回路
23…個別モータ制御部
24L,24R…左右のインバータ装置部
25…レゾルバ
28…検出側の切替スイッチ
29…逐次監視切替手段
29a…スイッチ切替部
29b…異常判断部
29c…使用RDコンバータ切替部
31…励磁側の切替スイッチ
32…自己診断手段
52,53…車輪

Claims (7)

  1. それぞれインバータを有し2台のモータを駆動する2つの駆動回路と、これら駆動回路を制御するモータ制御回路と、前記各モータの回転を検出する2つのレゾルバと、これらレゾルバの検出信号をディジタル化して前記モータ制御回路に入力する2つの主使用のRDコンバータとを有する2軸型インバータ装置であって、
    前記主使用のRDコンバータとは別に設けられて出力を前記モータ制御回路に入力する監視用のRDコンバータと、この監視用のRDコンバータに前記2つのレゾルバの検出信号を切り替えて入力可能な切替スイッチとを備える2軸型インバータ装置。
  2. 請求項1に記載の2軸型インバータ装置において、スイッチ切替部、異常判断部、および使用RDコンバータ切替部を有する逐次監視切替手段を前記モータ制御回路に備え、
    前記スイッチ切替部は、前記切替スイッチを交互に切り替え、
    前記異常判断部は、前記切替スイッチの各切替状態において、前記監視用のRDコンバータの出力とこの監視用のRDコンバータに対し前記切替スイッチを介して接続状態にあるレゾルバ側の前記主使用のRDコンバータの出力とが一致するか否か比較し、両方の切替状態における前記一致するか否かの比較結果を用いて前記主使用および監視用のRDコンバータのうちのいずれのRDコンバータが異常であるか、および全てのRDコンバータが正常であるかの判断を行い、
    前記使用RDコンバータ切替部は、前記異常判断部により、いずれかの主使用のRDコンバータが異常であって前記監視用のRDコンバータが正常であると判断されたときは、異常と判断された主使用のRDコンバータの出力に代えて前記監視用のRDコンバータの出力を前記モータ制御回路によるモータの制御に用い、前記監視用のRDコンバータが異常と判断されたときは前記監視用のRDコンバータによる監視を止める、
    2軸型インバータ装置。
  3. 請求項1に記載の2軸型インバータ装置において、前記モータ制御回路が、次の各手順により、前記RDコンバータの異常の特定と、前記監視用のRDコンバータによる代替への切替えを行う逐次監視切替手段を備える2軸型インバータ装置。
    前記切替スイッチを一方のレゾルバに切り替える手順(S2)。
    この切り替え状態で、前記一方のレゾルバに接続された前記主使用のRDコンバータの出力と前記監視用のRDコンバータの出力とを比較する第1の比較手順(S3)。
    この比較の結果で両出力が一致している場合は、前記切替スイッチを他方のレゾルバに切り替え、前記他方のレゾルバに接続された前記主使用のRDコンバータの出力と前記監視用のRDコンバータの出力とを比較する第1の比較手順(S4、S5)。
    この比較の結果で両出力が一致している場合は、前記2つの主使用のRDコンバータおよび前記監視用のRDコンバータの全てが正常として判断し、前記監視用のRDコンバータによる監視を続ける手順(S6)。
    前記第2の比較手順(S4、S5)での比較の結果が不一致である場合は、他方の主使用のRDコンバータが異常と判断し、監視用のRDコンバータの出力を前記他方の主使用のRDコンバータの出力の代わりにモータの制御に使用させるようにする手順(S7,S8)。
    前記第1の比較手順(S3)で、両出力が不一致である場合は、前記切替スイッチを前記他方のレゾルバに切り替える手順(S9)。
    この切り替え状態で他方の主使用のRDコンバータの出力と前記監視用のRDコンバータの出力とを比較する第3の比較手順(S10)。
    この比較の結果、両出力が一致する場合は前記一方の主使用のRDコンバータが異常と判断し、前記切替スイッチを前記一方のレゾルバ側に切り替え、前記監視用のRDコンバータの出力を前記一方の主使用のRDコンバータの出力の代わりにモータの制御に使用させるようにする手順(S11、S12、S13)。
    前記第3の比較手順(S10)で両出力が不一致である場合は、前記監視用のRDコンバータが異常と判断し、この監視用のRDコンバータによる監視を中止する手順(S14、S15)。
  4. 請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載の2軸型インバータ装置において、前記モータ制御回路にRDコンバータが1個内蔵されたマイコンが用い、前記内蔵されたRDコンバータが前記監視用のRDコンバータである2軸型インバータ装置。
  5. 請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載の2軸型インバータ装置において、前記モータ制御回路にRDコンバータが2個内蔵されたマイコンが用いられ、これら内蔵された2つのRDコンバータが前記主使用のRDコンバータであり、前記監視用のRDコンバータが前記マイコンに対して外付けである2軸型インバータ装置。
  6. 請求項1ないし請求項5のいずれか1項に記載の2軸型インバータ装置において、前記2台のモータが電気自動車における左右の駆動輪をそれぞれ駆動するモータである2軸型インバータ装置。
  7. 請求項1ないし請求項6のいずれか1項に記載の2軸型インバータ装置において、前記主使用および監視用のRDコンバータの異常判断と使用の切り替えを行う2軸型インバータ装置の逐次監視切替方法であって、次の各手順を行うことを特徴とする。
    前記切替スイッチを一方のレゾルバに切り替える手順(S2)。
    この切り替え状態で、前記一方のレゾルバに接続された前記主使用のRDコンバータの出力と前記監視用のRDコンバータの出力とを比較する第1の比較手順(S3)。
    この比較の結果で両出力が一致している場合は、前記切替スイッチを他方のレゾルバに切り替え、前記他方のレゾルバに接続された前記主使用のRDコンバータの出力と前記監視用のRDコンバータの出力とを比較する第1の比較手順(S4、S5)。
    この比較の結果で両出力が一致している場合は、前記2つの主使用のRDコンバータおよび前記監視用のRDコンバータの全てが正常として判断し、前記監視用のRDコンバータによる監視を続ける手順(S6)。
    前記第2の比較手順(S4、S5)での比較の結果が不一致である場合は、他方の主使用のRDコンバータが異常と判断し、監視用のRDコンバータの出力を前記他方の主使用のRDコンバータの出力の代わりにモータの制御に使用させるようにする手順(S7,S8)。
    前記第1の比較手順(S3)で、両出力が不一致である場合は、前記切替スイッチを前記他方のレゾルバに切り替える手順(S9)。
    この切り替え状態で他方の主使用のRDコンバータの出力と前記監視用のRDコンバータの出力とを比較する第3の比較手順(S10)。
    この比較の結果、両出力が一致する場合は前記一方の主使用のRDコンバータが異常と判断し、前記切替スイッチを前記一方のレゾルバ側に切り替え、前記監視用のRDコンバータの出力を前記一方の主使用のRDコンバータの出力の代わりにモータの制御に使用させるようにする手順(S11、S12、S13)。
    前記第3の比較手順(S10)で両出力が不一致である場合は、前記監視用のRDコンバータが異常と判断し、この監視用のRDコンバータによる監視を中止する手順(S14、S15)。
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