JPH11118253A - 上部貯湯式電気温水器の通電制御装置 - Google Patents

上部貯湯式電気温水器の通電制御装置

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JPH11118253A
JPH11118253A JP29778797A JP29778797A JPH11118253A JP H11118253 A JPH11118253 A JP H11118253A JP 29778797 A JP29778797 A JP 29778797A JP 29778797 A JP29778797 A JP 29778797A JP H11118253 A JPH11118253 A JP H11118253A
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JP
Japan
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hot water
water storage
control mode
amount
heater
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JP29778797A
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Takefumi Suzuki
武文 鈴木
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YUPACK KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 貯湯部の残湯量および使用湯量の変化に追随
して所望の目標貯湯量の湯を効率的に沸き上げることが
でき、無駄な追い沸きや湯量不足を防止し、深夜にも十
分な量の湯を使用でき、制御モードを容易に設定するこ
とができる。 【解決手段】 コントローラ60が、複数の温度感知セン
サθ1〜θ4によって検知された温度データを基に、貯
湯部1Aの残湯量を算出する残湯量算出手段72と、複数の
制御モードと、各制御モードが実行される時間帯と、各
制御モードでの貯湯部1Aの目標貯湯量とが記録された制
御モードテーブルTと、設定装置30で設定された制御モ
ードをキーにして、制御モードテーブルTを検索して、
その制御モードに対応する時間帯および貯湯部1Aの目標
貯湯量を抽出する抽出手段71と、制御モードの時間帯の
時刻に、貯湯部1Aの残湯量を制御モードの目標貯湯量に
するように、ヒータ5へ通電する昼間通電手段74および
夜間通電手段75とからなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、上部貯湯式電気温
水器の通電制御装置に関する。電気温水器は、ヒータ等
によって、電気エネルギーを熱エネルギーに変換し、こ
の熱エネルギーを水に与えて、その水を湯に沸き上げる
ものである。電気温水器は、貯湯式と瞬間式とに大別さ
れ、貯湯式はさらに上部貯湯式と対流貯湯式とに類別さ
れる。上部貯湯式電気温水器とは、電気温水器の1タイ
プであり、加熱部のヒータで加熱された湯を貯湯部の内
部における上部から順に貯えていく電気温水器をいう。
図9は上部貯湯式電気温水器の断面図である。同図に示
すように、符号1は円筒状の圧力容器を用いた貯湯タン
クを示している。この貯湯タンク1の外周は保温用断熱
材2で覆われている。さらに、この保温用断熱材2は、
外板3の中に収納されている。この保温用断熱材2およ
び外板3によって、貯湯タンク1の内部の熱エネルギー
が外部に放散するのを防止している。
【0002】この貯湯タンク1の下部には、分離板6が
設けられており、この分離板6によって、貯湯タンク1
は、下側の加熱部1Bと上側の貯湯部1Aとに区切られ
ている。貯湯タンク1の加熱部1Bの内部には、この加
熱部1Bの内部の水を湯に沸き上げるためのヒータ5が
配設されている。また、貯湯タンク1の加熱部1Bの底
部には、給水口13aが形成されており、この給水口1
3aには給水管13がその一端を接続されている。この
給水管13の内部を通じて、水が貯湯タンク1の内部に
給水される。貯湯タンク1の貯湯部1Aの上部には、出
湯口15Zが形成されており、この出湯口15Zには給
湯管15が接続されている。この給湯管15の内部を通
って、貯湯タンク1の湯が図示しない混合栓等に送られ
る。符号20は安全弁を示している。この安全弁20は
貯湯タンク1の内部が異常圧力になるのを防止するため
のものである。
【0003】分離板6には、通水口が形成されており、
この通水口には導水管7の上端部が接続されている。こ
の導水管7の下端部は、加熱部1Bの給水口13aの近
くまで延びている。符号7aは分流板を示している。こ
の分流板7aは、給水管13から給水された水を、導水
管7側と加熱部1B側とに分流させるためのものであ
る。符号18は給水遮水板を示している。
【0004】また、分離板6には、その中央部に装着孔
が形成されている。この分離板6の装着孔には導湯管1
0が、その下端近くを装着されている。この導湯管10
は、加熱部1Bの熱湯を貯湯部1Aの上方へ送湯するた
めのものである。導湯管10は、その上端部が貯湯部1
Aの天頂部近くまで延びており、その下端部が分離板6
より下側に少し突出している。導湯管10の下端部に
は、温度感知開閉弁10V(以下では、単に開閉弁10
Vという。)が開閉自在に取り付けられている。この開
閉弁10Vは、湯の温度が所定温度(例えば、80℃)
以上になると開弁し、所定温度未満になると閉弁するも
のである。
【0005】この上部貯湯式電気温水器はつぎのように
水を湯に沸き上げる。図10は上部貯湯式電気温水器の
沸き上げの様子を示す垂直断面図である。同図に示すよ
うに、まず、給水管13を通じて水が給水口13aより
貯湯タンク1に給水される。給水された水は分流板7a
によって分流され、一方の水流は、加熱部1Bの内部へ
と導かれる。加熱部1Bの内部に導かれた水は、加熱部
1Bの内部を満たし満水となる。そして、加熱部1Bの
内部が満水になるとともに加熱部1Bの水面と分離板6
との間の空間はエアー溜りRとなる。前記分流板7aに
よって分流された他方の水流は、導水管7を通って貯湯
部1Aに導かれ、やがて貯湯部1Aを満水する。したが
って、加熱部1Bと貯湯部1A、すなわち貯湯タンク1
の全体が満水する。
【0006】その後、ヒータ5に通電すると、加熱部1
Bの内部の温度が上昇し、加熱部1Bの内部の水がヒー
タ5で沸き上げられていき、貯湯タンク1の加熱部1B
の内部の温度が所定温度以上になると、開閉弁10Vは
開弁する。開閉弁10Vが開弁すると、貯湯タンク1の
加熱部1Bの内部の湯は比重が小さく軽いので、この湯
は導湯管10の内部を上昇し貯湯タンク1の貯湯部1A
の上部に送湯され、貯湯される。他方、貯湯タンク1の
貯湯部1Aの内部の水は比重が重いので、その水は導水
管7を通って貯湯タンク1の加熱部1Bの底部に進入す
る。つまり、加熱部1Bの内部の高温の湯は貯湯部1A
へ上昇し、替わって、貯湯部1Aの低温の水は加熱部1
Bの底部へ進入する。しかも、導湯管10を通る熱湯は
貯湯部1Aの内部の水より温度がかなり高く比重が小さ
く軽いので、貯湯部1Aにおいて、既に貯水されている
水と混じることなく分離した状態で貯湯部1Aの上部に
貯められる。
【0007】貯湯部1Aの水が導水管7を経由して加熱
部1Bの底部より順次進入すると、加熱部1Bの内部は
水で満水される。加熱部1Bの湯の温度が所定温度未満
となると、開閉弁10Vは閉弁する。このため、再び、
貯湯部1Aと加熱部1Bとは隔てられ、加熱部1Bの内
部の水は再度ヒータ5によって加温される。そして、加
熱部1Bの内部の水が熱湯に沸き上げられ、加熱部1B
の内部の温度が所定温度以上になると、開閉弁10Vは
開弁する。したがって、貯湯タンク1の加熱部1Bの内
部の湯は開閉弁10Vを通過し導湯管10の内部を上昇
し、貯湯部1Aの上部に貯えられる。以後はこの現象を
繰返して貯湯部1Aの上部より熱湯が貯えられていく。
このようにして、貯湯部1A内に熱湯が間欠的に貯えら
れていく状態を斜線部で示す。なお、符号aは最初に最
上部に貯えられた熱湯が、この熱湯aよりも上方の熱湯
によって、順次下方に押し下げられた状態を示してい
る。上部貯湯式電気温水器とは、上記のごとく、加熱さ
れた湯を、貯湯部1Aの内部における上部から順に貯え
ていくタイプの電気温水器をいう。
【0008】本発明は、上記のごとき上部貯湯式電気温
水器のヒータの通電を制御する通電制御装置に関する。
【0009】
【従来の技術】ところで、従来の上部貯湯式電気温水器
の通電制御装置は、追い沸き機能を備えている。この追
い沸き機能とは、これから使用するはずである使用湯量
を予測して、その使用湯量が、夜間帯に沸き上げた貯湯
部の全量より多いと予測した場合には、使用者が所望の
追い沸き通電時間を設定できるものである。使用者は、
追い沸き通電時間を、例えば1時間追い沸き通電、2時
間追い沸き通電、3時間追い沸き通電、連続追い沸き通
電等の複数の制御モードから所望の制御モードを設定す
ることができる。使用者が所望の制御モードを設定する
と同時に、貯湯部の残湯量に関係なく、1回限りだが、
制御モードに対応する通電時間の間中ヒータに追い沸き
通電される。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、従来の通電
制御装置では、以下のごとき問題がある。第1に、従来
の通電制御装置では、昼間通電時間帯においては、使用
者が当日の使用湯量を予測して、制御モードを設定する
と同時に、ヒータに通電される。このため、実際に使用
した使用湯量が予測に反して少なくなった場合には、無
駄な沸き増しになったり、逆に、実際に使用する湯の量
が予測した量より上回っていた場合には、湯が足りなく
なるという問題がある。
【0011】第2に、使用者が制御モードを設定する時
刻が遅すぎた場合には、いくら追い沸きしても湯の使用
に追いつかないという問題がある。
【0012】第3に、ヒータで加熱される水は、その水
源や貯水場から送水されるものであり、一年を通して常
に一定水温ではなく季節によって変動がある。このた
め、この水温の変動に応じて、ヒータへの通電制御を行
う効率的な制御装置が望まれている。
【0013】第4に、例えば、23時〜翌1時の深夜で
あっても起きて活動をしている人達がおり、深夜にもシ
ャワーや風呂等にて、十分な量の湯を使用したいという
要望が強い。
【0014】第5に、当日に制御モードを一度設定して
も、翌日には使用者が再びその日の使用湯量を予測し直
して、複数の制御モードから1つの制御モードを選択し
て設定しなければならない。このため、前日と同じ制御
モードで運転する場合であっても、制御モードを設定し
直さなければならず、手間が掛かり大変面倒であるとい
う問題がある。
【0015】本発明はかかる事情に鑑み、貯湯部の残湯
量および使用湯量の変化に追随して所望の目標貯湯量の
湯を効率的に沸き上げることができ、無駄な追い沸きや
湯量不足を防止し、深夜にも十分な量の湯を使用でき、
制御モードを容易に設定することができる上部貯湯式電
気温水器の通電制御装置を提供することを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】請求項1の上部貯湯式電
気温水器の通電制御装置は、貯湯部とヒータ内蔵の加熱
部とを備え、貯湯部の内部における上部から順に湯を貯
えていく上部貯湯式電気温水器において、前記貯湯部
に、その上下方向に沿って間隔をもって取り付けられた
複数の温度感知センサと、所望の制御モードを設定する
ための設定装置と、制御プログラムを実行するコントロ
ーラとからなり、該コントローラが、前記複数の温度感
知センサによってそれぞれ検知された複数の温度データ
を基に、前記貯湯部内の残湯量を算出する残湯量算出手
段と、複数の制御モードと、各制御モードが実行される
時間帯と、各制御モードでの貯湯部の目標貯湯量とが記
録された制御モードテーブルと、前記設定装置で設定さ
れた制御モードをキーにして、前記制御モードテーブル
を検索して、その制御モードに対応する時間帯および貯
湯部の目標貯湯量を抽出する抽出手段と、設定された制
御モードの時間帯の時刻に、貯湯部の残湯量を前記制御
モードの目標貯湯量にするように、ヒータへ通電するヒ
ータ通電手段とからなることを特徴とする。
【0017】請求項2の上部貯湯式電気温水器の通電制
御装置は、前記コントローラが、前記複数の温度感知セ
ンサによってそれぞれ検知された複数の温度データを基
に、前記貯湯部内の残湯量を算出する残湯量算出手段
と、現在時刻が昼間時間帯内にあるか夜間時間帯内にあ
るかを常時判断する区分帯判断手段と、複数の制御モー
ドと、各制御モードに対応する昼間制御モードおよび夜
間制御モードと、前記昼間制御モードでの貯湯部の目標
貯湯量と、前記夜間制御モードでの貯湯部の目標貯湯量
とが記憶された制御モードテーブルと、前記設定装置で
設定された制御モードをキーにして、前記制御モードテ
ーブルを検索して、その制御モードに対応する昼間制御
モードおよび夜間制御モード、前記昼間制御モードでの
貯湯部の目標貯湯量、前記夜間制御モードでの貯湯部の
目標貯湯量を抽出する抽出手段と、昼間時間帯に、貯湯
部の湯の残湯量が前記昼間制御モードの目標貯湯量よ
り、少なくなった場合には、ヒータに通電し、多くなっ
た場合には、ヒータへの通電を停止する昼間通電手段
と、夜間時間帯に、ヒータに通電し、貯湯部の湯の残湯
量が前記夜間制御モードの目標貯湯量に達っしたときに
は、ヒータへの通電を停止する夜間通電手段とからなる
ことを特徴とする。
【0018】請求項3の上部貯湯式電気温水器の通電制
御装置は、前記夜間通電手段が、夜間時間帯の初期に
は、貯湯部の湯の残湯量が所定の目標貯湯量より、少な
くなった場合には、ヒータに通電し、多くなった場合に
は、ヒータへの通電を停止し、夜間時間帯の後期には、
ヒータに通電し、貯湯部の湯の残湯量が前記昼間制御モ
ードの目標貯湯量に達っした場合には、ヒータへの通電
を停止することを特徴とする。
【0019】請求項4の上部貯湯式電気温水器の通電制
御装置は、前記ヒータで加熱される水の水温を検知する
給水温度感知センサが設けられ、該給水温度感知センサ
によって検知された水温データが、低い場合には、目標
貯湯量を多く設定し、前記水温データが高い場合には、
目標貯湯量少なく設定することを特徴とする。
【0020】請求項5の上部貯湯式電気温水器の通電制
御装置は、前記コントローラが、記憶装置を備えてお
り、前記設定装置によって設定された制御モードが、前
記記憶装置に記憶され、再び前記設定装置によって、制
御モードを変更しない限り、以前の制御モードが前記記
憶装置に記憶されていることを特徴とする。
【0021】請求項1の上部貯湯式電気温水器の通電制
御装置の作用を説明する。まず、設定装置によって設定
された制御モードは、コントローラに送られる。そし
て、抽出手段によって、この制御モードをキーにして、
制御モードテーブルが検索され、その制御モードに対応
する時間帯および貯湯部の目標貯湯量が抽出される。他
方、複数の温度感知センサによって貯湯タンク内の湯温
が検知され、複数の温度データがコントローラに送られ
る。コントローラでは、残湯量算出手段によって複数の
温度データに基づき貯湯部内の残湯量が算出される。し
かる後、前記設定された制御モードの時間帯の時刻にな
ったら、ヒータ通電手段によって、前記貯湯部の残湯量
が前記制御モードの目標残湯量になるように、ヒータが
通電制御される。このため、貯湯部の残湯量および使用
湯量の変化に追随して所望の目標貯湯量の湯を効率的に
沸き上げることができ、深夜にも十分な量の湯を使用で
きる。
【0022】請求項2の上部貯湯式電気温水器の通電制
御装置の作用を説明する。まず、設定装置によって設定
された制御モードはコントローラに送られる。そして、
抽出手段によって、この制御モードをキーにして、制御
モードテーブルが検索され、その制御モードに対応する
昼間制御モードおよび夜間制御モード、ならびに、この
昼間制御モードでの貯湯部の目標貯湯量、前記夜間制御
モードでの貯湯部の目標貯湯量が抽出される。他方、複
数の温度感知センサによって貯湯タンク内の湯温が検知
され、複数の温度データがコントローラに送られる。コ
ントローラでは、残湯量算出手段によって複数の温度デ
ータに基づき貯湯部内の残湯量が算出される。また、コ
ントローラでは、常時、区分帯判断手段によって、現在
時刻が昼間時間帯内にあるか夜間時間帯内にあるかを判
断している。現在時刻が昼間時間帯内にあれば、昼間通
電手段によって、貯湯部の残湯量が前記昼間制御モード
での目標貯湯量より少なくなった場合に、ヒータに通電
し、多くなった場合に、ヒータへの通電を停止する。ま
た、現在時刻が夜間時間帯内にあれば、夜間通電手段に
よって、ヒータに通電し、貯湯部の残湯量が前記夜間制
御モードの目標貯湯量に達したとき、ヒータへの通電を
停止する。このため、貯湯部の残湯量および使用湯量の
変化に追随して所望の目標貯湯量の湯を効率的に沸き上
げることができ、無駄な追い沸きや湯量不足を防止でき
る。
【0023】請求項3の上部貯湯式電気温水器の通電制
御装置によれば、夜間時間帯であっても、その初期には
貯湯部に常に所定の目標貯湯量の湯を確保することがで
きる。しかも、夜間時間帯の終了時刻には所望の目標貯
湯量の湯が沸き上がっている。このため、十分な量の湯
を使用でき、湯が不足しない。
【0024】請求項4の上部貯湯式電気温水器の通電制
御装置の作用を説明する。気温が低くなると、湯の使用
量が増加するので、目標貯湯量が多く設定される。逆
に、気温が高くなると、湯の使用量が減少するので、目
標貯湯量が少なく設定される。このため、季節の移り変
わりに応じて、貯湯部の残湯量を効率的に制御すること
ができる。
【0025】請求項5の上部貯湯式電気温水器の通電制
御装置によれば、設定装置によって設定した制御モード
は、再び設定装置によって新たに制御モードを設定する
まで、変更されずに記憶されている。このため、制御モ
ードが前日と変わらなければ設定し直す必要がないの
で、手間がかからない。
【0026】
【発明の実施の形態】つぎに、本発明の実施形態を図面
に基づき説明する。図1は本実施形態の通電制御装置を
適用した上部貯湯式電気温水器の垂直断面図である。同
図に示すように、この上部貯湯式電気温水器は、既に図
9〜10に示しており、その構造および作用は前述のご
とく説明したものと同一のものなので、同一符号を付し
て説明を省略する。なお、本実施形態の通電制御装置を
適用しうる上部貯湯式電気温水器は、前述のごとく、分
離板6で上下に仕切って、上部を貯湯部1Aとし下部を
加熱部1Bとした構造のものだけでなく、分離板6で上
下に仕切る替わりに加熱部を加熱缶にしたものであって
もよい。また、加熱部を貯湯タンク1から分離したもの
であってもよく、任意の場所の任意の加熱手段によっ
て、加熱された湯を貯湯部の内部における上部から順に
貯えていくものであれば、種々の上部貯湯式電気温水器
を採択しうる。
【0027】つぎに、本実施形態の上部貯湯式電気温水
器の通電制御装置を説明する。貯湯タンク1の貯湯部1
Aの外側壁には、複数の温度感知センサθ1、θ2、θ
3、θ4が上下方向に間隔をもって取り付けられてい
る。また、貯湯タンク1の加熱部1Bに給水するための
給水管13には、給水温度感知センサθ0が取り付けら
れている。この給水温度感知センサθ0によって、貯湯
タンク1の加熱部1Bに給水される水の水温を感知する
ことができる。なお、温度感知センサθ1、θ2、θ
3、θ4の個数は図では4つであるが、いくつ取り付け
てもよい。温度感知センサの取付け数をnとした場合、
これらの総称を温度感知センサ(θ1、θ2、…、θ
n)という。さらになお、この温度感知センサ(θ1、
θ2、θ3、θ4)は、等間隔でなくともよく、任意の
高さに、任意の間隔をもって取り付けておけばよい。
【0028】各温度感知センサ(θ1、θ2、…、θ
n)は、設定された熱湯臨界温度H0(例えば80℃)
以上の温度を感知した場合にはON、それ以外の場合に
はOFFを出力するものである。温度感知センサ(θ
1、θ2、…、θn)は、その高さが貯湯部1Aの全容
量の百分率(L1、L2、…、Ln)に相応する高さに
配設されている。本実施形態では、温度感知センサ(θ
1、θ2、…、θn)における取付個数は4であり、貯
湯部1Aの全容量に対する百分率(L1、L2、…、L
n)を(100 %、75%、50%、25%)としている
が、この百分率(L1、L2、…、Ln)は(100 %、
75%、50%、25%)だけでなくその値およびその
組合せに、特に限定はない。
【0029】各温度感知センサ(θ1、θ2、θ3、θ
4)および給水温度感知センサθ0は、いずれも後述す
るコントローラ60に接続されている。
【0030】図2は本実施形態の上部貯湯式電気温水器
の通電制御装置のブロック図である。同図において、符
号60はマイクロコンピュータ等を用いたコントローラ
を示している。このコントローラ60は、入力ポート6
1、出力ポート62、RAM63、CPUおよびROM
70を備えている。
【0031】入力ポート61は、外部からの入力情報を
CPUに受け渡すものであり、この入力ポート61に
は、全ての温度感知センサ(θ1、θ2、θ3、θ4)
および給水温度感知センサθ0が接続されている。ま
た、この入力ポート61には、制御モードを設定するた
めのタッチパネルやボタン、表示ランプなどを備えた設
定装置30が接続されている。
【0032】出力ポート62は、CPUの演算に基づく
制御信号を外部へ送り出すものである。この出力ポート
62には、前記加熱部1B内のヒータ5がリレー等を介
して接続されている。
【0033】RAM63は、各温度感知センサ(θ1、
θ2、θ3、θ4)や給水温度感知センサθ0、設定装
置30からの入力情報等を一時格納するためのメモリー
である。
【0034】前記コントローラ60のROM70は、制
御プログラムを格納するメモリーである。CPUは、R
OM70に記憶させた制御プログラムに基づき、RAM
63に一時格納した諸情報を用いて演算するための情報
処理装置である。
【0035】図3はコントローラ60の機能ブロック図
である。同図に示すように、コントローラ60によって
実行される手段は、抽出手段71、残湯量算出手段7
2、区分帯判断手段73、昼間通電手段74、夜間通電
手段75および夜間初期通電手段76である。コントロ
ーラ60には、制御モードテーブルTが記録されている
が、この制御モードテーブルTについては後述する。な
お、図示しないが、コントローラ60にはタイマーが内
蔵されていることは云うまでもない。
【0036】抽出手段71は、設定装置30によって設
定された制御モードおよび給水温度感知センサθ0によ
って検知された水温データをキーとして、制御モードテ
ーブルTの昼間制御モードおよび夜間制御モード、なら
びに、昼間制御モードでの目標貯湯量および夜間制御モ
ードでの目標貯湯量を検索する手段である。
【0037】残湯量算出手段72は、温度感知センサ
(θ1、θ2、…、θn)で検知した温度データを基
に、貯湯部1Aの残湯量を算出するプログラムである。
例えば、温度感知センサ(θ1、…、θk−1)の全て
がOFFで、温度感知センサ(θk、θk+1、…、θ
n)の全てがONの場合、少なくとも貯湯部1Aの最上
位置から温度感知センサθkが設置されている高さの湯
量を、残湯量として算出すればよい。ここに、温度感知
センサθkは、最下位置の温度感知センサθ1から順に
上方に数えてk番目の温度感知センサをいう。
【0038】区分帯判断手段73は、現在時刻が昼間通
電帯内にあるか夜間通電帯内にあるかを常時判断する手
段である。
【0039】昼間通電手段74は、昼間時間帯に、貯湯
部1Aの残湯量が昼間制御モードでの目標貯湯量より少
なくなった場合に、ヒータ5に通電し、多くなった場合
にヒータ5への通電を停止する手段である。
【0040】夜間通電手段75は、夜間時間帯に、ヒー
タ5へ通電し、貯湯部1Aの残湯量が夜間制御モードで
の目標貯湯量に達したときには、ヒータ5への通電を停
止する手段である。
【0041】夜間初期通電手段76は、夜間時間帯にお
いて、その開始時刻から例えば1〜2時間までの初期
に、貯湯部1Aの残湯量が所定の目標貯湯量より少なく
なった場合に、ヒータ5に通電し、多くなった場合に、
ヒータ5への通電を停止する手段である。
【0042】図4は設定装置30および残湯量表示エリ
ア40で構成されたパネルの平面図である。同図に示す
ように、このパネルは、残湯量表示エリア40と設定装
置30とから構成されている。まず、残湯量表示エリア
40を説明する。残湯量表示エリア40には、表示ラン
プ41F、41L、41M、41Sが設けられている。
これらの表示ランプ41F、41L、41M、41S
は、前記コントローラ60の残湯量算出手段72によっ
て算出された残湯量を、使用者に認識させるためのもの
である。
【0043】もし、貯湯部1A内の残湯量が、貯湯部1
Aの全容量の0%以上25%未満の場合には、いずれの
温度感知センサθ1、θ2、θ3、θ4もON信号を発
しない。このため、残湯量表示エリア40の全ての表示
ランプ41S、41M、41L、41Fは消灯してい
る。逆に云えば、残湯量表示エリア40の全ての表示ラ
ンプ41S、41M、41L、41Fが消灯していれ
ば、貯湯部1A内の残湯量が貯湯部1Aの0%以上25
%未満であることを認識できる。
【0044】もし、貯湯部1A内の残湯量が、貯湯部1
Aの全容量の25%以上50%未満の場合には、温度感
知センサθ4のみがON信号を発する。このため、残湯
量表示エリア40の表示ランプ41Sのみが点灯してい
る。逆に云えば、残湯量表示エリア40の表示ランプ4
1Sのみが点灯していれば、貯湯部1A内の残湯量が貯
湯部1Aの全容量の25%以上50%未満であることを
認識できる。
【0045】もし、貯湯部1A内の残湯量が、貯湯部1
Aの全容量の50%以上75%未満の場合には、温度感
知センサθ3、θ4がON信号を発する。このため、残
湯量表示エリア40の表示ランプ41Sおよび41Mが
点灯している。逆に云えば、残湯量表示エリア40の表
示ランプ41Sおよび41Mが点灯していれば、貯湯部
1A内の残湯量が貯湯部1Aの全容量の50%以上75
%未満であることを認識できる。
【0046】もし、貯湯部1A内の残湯量が、貯湯部1
Aの全容量の75%以上 100%未満の場合には、温度感
知センサθ2、θ3、θ4がON信号を発する。このた
め、残湯量表示エリア40の表示ランプ41S、41M
および41Lが点灯している。逆に云えば、残湯量表示
エリア40の表示ランプ41S、41Mおよび41Lが
点灯していれば、貯湯部1A内の残湯量が貯湯部1Aの
全容量の75%以上 100%未満であることを認識でき
る。
【0047】もし、貯湯部1Aの残湯量が貯湯部1Aの
全容量の 100%になった場合には、全ての温度感知セン
サθ1、θ2、θ3、θ4がON信号を発している。こ
のため、残湯量表示エリア40の全ての表示ランプ41
S、41M、41Lおよび41Fが点灯している。逆に
云えば、残湯量表示エリア40の全ての表示ランプ41
S、41M、41Lおよび41Fが点灯していれば、貯
湯部1A内の残湯量が100%であることを認識できる。
【0048】つぎに、設定装置30を説明する。設定装
置30は、昼間時間帯および夜間時間帯におけるそれぞ
れの制御モード、すなわち昼間制御モードおよび夜間制
御モードを設定するためのものである。設定装置30
は、昼間モード設定領域31と、夜間モード設定領域3
2とに大きく区分されている。前者の昼間モード設定領
域31には、表示ランプ31S、31M、31L、31
F、31N、31Aおよび選択ボタン31Bが設けられ
ている。表示ランプ31S、31M、31L、31F、
31Nおよび31A(以下では、単に表示ランプ31S
〜31Aという。)のうちで、選択ボタン31Bによっ
て選択されたいずれか1つの表示ランプのみが点灯し、
その表示ランプ以外の表示ランプは全て消灯するように
なっている。選択ランプ31Bを押すと、点灯していた
表示ランプが消灯し、次の表示ランプが点灯するように
なっている。例えば、選択ボタン31Bを繰り返し押す
と、表示ランプ31S→31M→31L→31F→31
N→31A→31S→…の順に点灯する。表示ランプ3
1S〜31Aのうち所望の表示ランプを点灯させれば、
制御モード、すなわち昼間制御モードおよび夜間制御モ
ードが設定される。なお、表示ランプ31S〜31Aの
個数は6であるが、その個数に限定はない。
【0049】後者の夜間モード設定領域32は、前記昼
間設定領域31の表示ランプ31Nを点灯させた場合に
のみ使用する領域である。夜間モード設定領域32に
は、表示ランプ32M、32L、32Fが設けられてい
る。表示ランプ32M、32L、32Fのうち、選択ボ
タン32Bによって選択された表示ランプのみが点灯し
ており、その表示ランプ以外の表示ランプは全て消灯し
ている。選択ボタン32Bを押すと、点灯していた表示
ランプが消灯し、選択ボタン32Bを繰り返し押すと、
表示ランプ32M→32L→32F→32M…の順に点
灯するようになっている。表示ランプ32M、32L、
32Fのうち所望の表示ランプを点灯させれば、夜間制
御モードが設定される。なお、表示ランプ32M、32
L、32Fの個数は3であるが、その個数に限定はな
い。さらになお、設定装置30は、上記の構成のものだ
けでなく、昼間制御モードおよび夜間制御モードを設定
できるものであれば、特に限定されない。
【0050】図5は制御モードテーブルTを示してい
る。この制御モードテーブルTは、設定装置30におけ
る点灯している表示ランプの項目、給水温度感知センサ
θ0によって検知される水温の項目、および制御モード
で構成されている。この制御モードは、昼間時間帯で実
行される昼間制御モードおよび、夜間時間帯で実行され
る夜間制御モードから構成されている。昼間制御モード
および夜間制御モードはいずれも、前記表示ランプおよ
び前記水温の値により、一意に決まる項目である。本実
施形態において、1日24時間を2つの時間帯に分割
し、昼間時間帯を7:00〜23:00とし、夜間時間
帯を23:00〜翌7:00としている。制御モード
は、この昼間時間帯と夜間時間帯とに対して、昼間制御
モードおよび夜間制御モードをそれぞれ対応させてい
る。そして、昼間制御モードは前記コントロール60の
昼間通電手段74によって実行されるモードである。夜
間制御モードは、単一のモードが割り当てられている場
合には、そのモードはコントローラ60の夜間通電手段
75によって実行され、前後に2つのモードが割り当て
られている場合には、前のモードは多感初期通電手段7
6によって実行され、後のモードは夜間通電手段75に
よって実行される。なお、昼間時間帯の開始時刻および
終了時刻、夜間時間帯の開始時刻および終了時刻を、い
ずれも任意に設定しうる。さらになお、1日24時間を
所望の時刻で3つの時間帯に分割し、そのうちの1つの
時間帯を昼間時間帯とし、別の時間帯を夜間時間帯と
し、残りの時間帯には制御を行わないようにしてもよ
い。
【0051】制御モードテーブルTの昼間制御モードお
よび夜間制御モードに割り当てられている各モードにつ
いて説明をする。Sモードとは、貯湯部1Aの残湯量
を、温度感知センサθ4に対応する貯湯部1Aの全容量
の少なくとも25%を確保もしくは沸き上げる制御をい
う。Mモードとは、貯湯部1Aの残湯量を、温度感知セ
ンサθ3に対応する貯湯部1Aの全容量の少なくとも5
0%を確保もしくは沸き上げる制御をいう。Lモードと
は、貯湯部1Aの残湯量を、温度感知センサθ2に対応
する貯湯部1Aの全容量の少なくとも75%を確保もし
くは沸き上げる制御をいう。Fモードとは、貯湯部1A
の残湯量を、温度感知センサθ1に対応する貯湯部1A
の全容量の 100%確保もしくは沸き上げる制御をいう。
Nモードとは、一切追い沸きしない制御をいう。M2モ
ードとは、夜間時間帯の終了時刻に、温度感知センサθ
3に対応する貯湯部1Aの全量の50%を沸き上げる制
御をいう。L2モードとは、夜間時間帯の終了時刻に、
温度感知センサθ2に対応する貯湯部1Aの全量の75
%を沸き上げる制御をいう。F2モードとは、夜間時間
帯の終了時刻に、温度感知センサθ1に対応する貯湯部
1Aの全量の 100%を沸き上げる制御をいう。
【0052】設定装置30の表示ランプ31Sを点灯さ
せた場合には、昼間時間帯では、貯湯タンク1に給水さ
れる水温の高低に無関係にSモードで制御され、夜間時
間帯では、その開始時刻から2時間の間はLモードで制
御され、その後、Fモードで制御される。
【0053】設定装置30の表示ランプ31Mを点灯さ
せた場合には、昼間時間帯では、貯湯タンク1に給水さ
れる水温の高低に無関係に、Mモードで制御され、夜間
時間帯では、その開始時刻から2時間の間はLモードで
制御され、その後、Fモードで制御される。
【0054】設定装置30の 表示ランプ31Lを点灯
させた場合には、昼間時間帯では、貯湯タンク1に給水
される水温の高低に無関係に、Lモードで制御され、そ
して、夜間時間帯では、その開始時刻から1時間の間は
Lモードで制御され、その後、Fモードで制御される。
【0055】設定装置30の表示ランプ31Fを点灯さ
せた場合には、昼間時間帯では、貯湯タンク1に給水さ
れる水温の高低に無関係に、Fモードで制御され、夜間
時間帯ではFモードで制御される。
【0056】設定装置30の表示ランプ31Nを点灯さ
せた場合には、昼間時間帯では、貯湯タンク1に給水さ
れる水温の高低に無関係に、Nモードで制御され、一切
追い沸きされない。この表示ランプ31Nを点灯させた
場合に限り、夜間制御モードの設定を行うことができ
る。
【0057】設定装置30の夜間モード設定領域32の
表示ランプ32Mを点灯させた場合には、夜間時間帯で
は、M2モードで制御される。設定装置30の夜間モー
ド設定領域32の表示ランプ32Lを点灯させた場合に
は、夜間時間帯では、L2モードで制御される。設定装
置30の夜間モード設定領域32の表示ランプ32Fを
点灯させた場合には、夜間時間帯では、F2モードで制
御される。
【0058】表示ランプ31Aを点灯させた場合には、
給水温度感知センサθ0で検知した水温データに基づい
て、制御モード、すなわち昼間制御モードおよび夜間制
御モードが設定される。例えば、水温データが15℃以
上の場合には、昼間時間帯では、Sモードで制御され、
夜間時間帯では、その開始時刻から2時間の間は、Lモ
ードで制御され、その後、Fモードで制御される。そう
でなくもし、水温データが8℃以上15℃未満の場合に
は、昼間時間帯では、Mモードで制御され、夜間時間帯
では、その開始時刻から2時間の間は、Lモードで制御
され、その後、Fモードで制御される。そうでなくも
し、水温データが8℃未満の場合には、昼間時間帯では
Lモードで制御され、夜間時間帯では、その開始時刻か
ら1時間の間はLモードで制御され、その後、Fモード
で制御される。なお、水温を複数の水温帯に分割する区
分温度は、8℃や15℃だけでなく、任意の温度を採択
しうる。また、3つの水温帯に分割するだけでなく、任
意の数に分割しうる。
【0059】設定装置30によって設定した制御モード
は、前記コントローラ60に送信され、コントローラ6
0の入力ポート61およびCPUを通じて、再び図2に
示すように、RAM63上のアドレス空間に記憶され
る。このRAM63に記憶された制御モードは、再び設
定装置30によって上記の操作を行い、制御モードを変
更しない限り変更されることはない。
【0060】つぎに、本実施形態の上部貯湯式電気温水
器の通電制御装置の制御動作を説明する。まず、本実施
形態の上部貯湯式電気温水器における貯湯タンク1の貯
湯部1Aおよび加熱部1Bを満水させるために、給水管
13を通じて、水を貯湯タンク1に送水する。前記給水
温度感知センサθ0によって、給水管13の内部の水の
水温は検知される。貯湯タンク1を満水したときには、
貯湯タンク1の貯湯部1Aの水の水温は、いずれも臨界
温度H0以下なので、全ての温度感知センサ(θ1、θ
2、θ3、θ4)はいずれもOFFを出力する。このた
め、残湯量表示エリア40の表示ランプ41F、41
L、41L、41Sはいずれも消灯している。
【0061】図8は本実施形態の通電制御装置を適用し
た上部貯湯式電気温水器の垂直断面図である。同図に示
すように、加熱部1Bのヒータ5に通電すると、ヒータ
5はその単位時間の発生熱量に応じて水に熱量を与え
て、水を湯に沸きあげる。この湯は、上述のごとく、貯
湯タンク1の貯湯部1Aの上部から順に貯湯されてい
く。
【0062】図6は本実施形態の通電制御装置のフロー
チャートである。同図に示すように、まず、図4の設定
装置30の表示ランプ31S〜31Aのいずれかを点灯
させることによって、所望の制御モードを設定する。設
定された制御モードは、コントローラ60のRAM63
に記憶される。
【0063】このRAM63に記憶された制御モード
は、再び設定装置30によって上記の操作を行い、制御
モードを変更しない限り変更されることはない。したが
って、簡単に制御モードを設定することができ、制御モ
ードが前日と同じであれば、入力する必要がないので、
手間がかからないという効果を奏する。
【0064】まず全ての温度感知センサ(θ1、θ2、
θ3、θ4)および給水温度感知センサθ0で検知され
た温度データおよび水温データがコントローラ60に送
信される。コントローラ60では、抽出手段71によっ
て、前記設定装置30によって設定した制御モードおよ
び給水温度感知センサθ0によって検知された水温デー
タをキーにして、制御モードテーブルTから昼間制御モ
ードおよび夜間制御モード、これら昼間制御モードおよ
び夜間制御モードがそれぞれ実行される昼間時間帯およ
び夜間時間帯、ならびに、昼間制御モードでの貯湯部1
Aの目標貯湯量、夜間制御モードでの貯湯部1Aの目標
貯湯量が抽出される(71P)。
【0065】つぎに、残湯量算出手段72によって貯湯
部1Aの残湯量を算出する(72P)。図7は残湯量の
算出方法を示すフローチャートである。同図に示すよう
に、例えば、温度感知センサ(θ1、…、θk−1)が
OFFを出力し、温度感知センサ(θk、…、θn)が
ONを出力している状態の場合には、貯湯部1Aの最上
位置から温度感知センサkの高さまでの湯量を、貯湯部
1Aの残湯量として算出する(72P)。
【0066】コントローラ60においては、常時、区分
帯判断手段73によって、現在時刻が夜間時間帯である
か昼間時間帯であるかが判断されている(73P)。現
在時刻が昼間時間帯の場合には、昼間通電手段74によ
って昼間制御モードで制御され(74AP)、夜間時間
帯の場合には、夜間通電手段75もしくは夜間初期通電
手段76によって夜間制御モードで制御される(75A
P)。ところで、前記設定装置30で設定した制御モー
ドによって、ヒータ5への通電開始時刻および通電終了
時刻が異なる。そこで、表示装置30で選択して点灯さ
せた表示ランプ毎に、その通電制御をそれぞれ説明す
る。
【0067】再び図4に示すように、まず設定装置30
の表示ランプ31S、31M、31Lを点灯させた場合
を説明する。もし、設定装置30の表示ランプ31Sを
点灯させた場合には、貯湯タンク1に給水される水温の
高低に無関係に、昼間時間帯では、Sモードで制御され
る(74AP)。このため、湯が使用されて、残湯量が
昼間制御モードでの目標貯湯量である貯湯部1Aの25
%より少なくなると、昼間通電手段74によって、すぐ
にヒータ5に通電される。すると、再び、加熱部1Bの
水が湯に沸き上げられ、この湯が貯湯部1Aに送られ
る。このため、貯湯部1Aの貯湯量が次第に増えてい
く。貯湯部1Aの貯湯量が、昼間制御モードでの目標貯
湯量より多くなると、昼間通電手段74によって、ヒー
タ5への通電が切断される。昼間時間帯では、貯湯部1
Aの貯湯量が、昼間制御モードでの目標貯湯量より少な
くなる度に、上記の工程が繰り返され、貯湯部1Aの貯
湯量を所望の目標貯湯量に保つことができるという効果
を奏する。しかる後、夜間時間帯の開始時刻から2時間
の間、すなわち23:00〜翌1:00の深夜には、L
モードで制御される(74BP)。このため、湯が使用
されて、残湯量が貯湯部1Aの75%より少なくなる
と、夜間初期通電手段76によってヒータ5に通電され
る。すると、再び、加熱部1Bの水が湯に沸き上げら
れ、この湯が貯湯部1Aに送られる。このため、貯湯部
1Aの貯湯量が次第に増えていく。貯湯部1Aの貯湯量
が、所定の目標貯湯量より多くなると、ヒータ5への通
電が切断される。この深夜には、貯湯部1Aの貯湯量が
貯湯部1Aの75%より少なくなる度に、上記の工程が
繰り返される。このため、深夜にも十分な量の湯を使用
でき、残湯量が貯湯部1Aの75%より多い場合には、
夜間時間帯の開始時刻になってもヒータ5に通電されな
いという効果を奏する。その後、Fモードで制御され
る。このため、夜間通電手段75によって貯湯部1Aの
100%が沸き上がるまでヒータ5に通電される。
【0068】もし、設定装置30の表示ランプ31Mを
点灯させた場合には、貯湯タンク1に給水される水温の
高低に無関係に、昼間時間帯では、Mモードで制御され
る(74AP)。このため、湯が使用されて、残湯量が
昼間制御モードでの目標貯湯量である貯湯部1Aの50
%より少なくなると、昼間通電手段74によって、すぐ
にヒータ5に通電される。すると、再び、加熱部1Bの
水が湯に沸き上げられ、この湯が貯湯部1Aに送られ
る。このため、貯湯部1Aの貯湯量が次第に増えてい
く。貯湯部1Aの貯湯量が、昼間制御モードでの目標貯
湯量より多くなると、昼間通電手段74によって、ヒー
タ5への通電が切断される。昼間時間帯では、貯湯部1
Aの貯湯量が、昼間制御モードでの目標貯湯量より少な
くなる度に、上記の工程が繰り返され、貯湯部1Aの貯
湯量を所望の目標貯湯量に保つことができるという効果
を奏する。しかる後、夜間時間帯の開始時刻から2時間
の間、すなわち23:00〜翌1:00の深夜には、L
モードで制御される(74BP)。このため、湯が使用
されて、残湯量が貯湯部1Aの75%より少なくなる
と、夜間初期通電手段76によってヒータ5に通電され
る。すると、再び、加熱部1Bの水が湯に沸き上げら
れ、この湯が貯湯部1Aに送られる。このため、貯湯部
1Aの貯湯量が次第に増えていく。貯湯部1Aの貯湯量
が、所定の目標貯湯量より多くなると、ヒータ5への通
電が切断される。この深夜には、貯湯部1Aの貯湯量が
貯湯部1Aの75%より少なくなる度に、上記の工程が
繰り返される。このため、深夜にも十分な量の湯を使用
でき、残湯量が貯湯部1Aの75%より多い場合には、
夜間時間帯の開始時刻になってもヒータ5に通電されな
いという効果を奏する。その後、Fモードで制御され
る。このため、夜間通電手段75によって貯湯部1Aの
100%が沸き上がるまでヒータ5に通電される。
【0069】もし、設定装置30の 表示ランプ31L
を点灯させた場合には、貯湯タンク1に給水される水温
の高低に無関係に、昼間時間帯では、Lモードで制御さ
れる(74AP)。このため、湯が使用されて、残湯量
が昼間制御モードでの目標貯湯量である貯湯部1Aの7
5%より少なくなると、昼間通電手段74によって、す
ぐにヒータ5に通電される。すると、再び、加熱部1B
の水が湯に沸き上げられ、この湯が貯湯部1Aに送られ
る。このため、貯湯部1Aの貯湯量が次第に増えてい
く。貯湯部1Aの貯湯量が、昼間制御モードでの目標貯
湯量より多くなると、昼間通電手段74によって、ヒー
タ5への通電が切断される。昼間時間帯では、貯湯部1
Aの貯湯量が、昼間制御モードでの目標貯湯量より少な
くなる度に、上記の工程が繰り返され、貯湯部1Aの貯
湯量を所望の目標貯湯量に保つことができるという効果
を奏する。しかる後、夜間時間帯の開始時刻から1時間
の間、すなわち23:00〜0:00の深夜には、Lモ
ードで制御される(74BP)。このため、湯が使用さ
れて、残湯量が昼間制御モードでの目標貯湯量である貯
湯部1Aの75%より少なくなると、夜間初期通電手段
76によってヒータ5に通電される。すると、再び、加
熱部1Bの水が湯に沸き上げられ、この湯が貯湯部1A
に送られる。このため、貯湯部1Aの貯湯量が次第に増
えていく。貯湯部1Aの貯湯量が、所定の目標貯湯量よ
り多くなると、ヒータ5への通電が切断される。この深
夜には、貯湯部1Aの貯湯量が貯湯部1Aの75%より
少なくなる度に、上記の工程が繰り返される。このた
め、深夜にも十分な量の湯を使用でき、残湯量が貯湯部
1Aの75%より多い場合には、夜間時間帯の開始時刻
になってもヒータ5に通電されないという効果を奏す
る。その後、Fモードで制御される。このため、夜間通
電手段75によって、貯湯部1Aの 100%が沸き上がる
までヒータ5に通電される。
【0070】上記のごとく、本実施形態の上部貯湯式電
気温水器の通電制御装置によれば、昼間時間帯では、残
湯量を少なくとも所望の目標残湯量で確保でき、しか
も、深夜にも十分な量の湯を使用できるという効果を奏
する。
【0071】もし、設定装置30の表示ランプ31Fを
点灯させた場合には、貯湯タンク1に給水される水温の
高低に無関係に、昼間時間帯では、Fモードで制御され
る(74AP)。このため、湯が使用されて、残湯量が
昼間制御モードでの目標貯湯量である貯湯部1Aの 100
%より少なくなると、昼間通電手段74によって、ヒー
タ5に通電される。すると、再び、加熱部1Bの水が湯
に沸き上げられ、この湯が貯湯部1Aに送られる。この
ため、貯湯部1Aの貯湯量が次第に増えていく。貯湯部
1Aの貯湯量が、昼間制御モードでの目標貯湯量に達す
ると、昼間通電手段74によって、ヒータ5への通電が
切断される。昼間時間帯では、貯湯部1Aの貯湯量が、
昼間制御モードでの目標貯湯量より少なくなる度に、上
記の工程が繰り返され、貯湯部1Aの貯湯量を所望の目
標貯湯量に保つことができるという効果を奏する。しか
る後、夜間時間帯では、Fモードで制御される(74B
P)。このため、夜間時間帯の開始時刻に、夜間通電手
段75によって、貯湯部1Aの 100%が沸き上がるま
で、ヒータ5に通電される。
【0072】つぎに、設定装置30の表示ランプ31N
を点灯させた場合を説明する。設定装置30の表示ラン
プ31Nを点灯させた場合には、貯湯タンク1に給水さ
れる水温の高低に無関係に、昼間時間帯では、Nモード
で制御され(74AP)、一切追い沸きをしない。
【0073】設定装置30の表示ランプ31Nを点灯さ
せた場合で、かつ、表示ランプ32Mを点灯させた場合
には、夜間時間帯では、M2モードで制御される(74
BP)。このため、夜間通電手段75によって、貯湯部
1Aの50%が沸き上がるまで、ヒータ5に通電され
る。夜間時間帯の終了時刻には、貯湯部1Aの残湯量が
貯湯部1Aの全容量の50%となっている。設定装置3
0の表示ランプ31Nを点灯させた場合で、かつ、表示
ランプ32Lを点灯させた場合には、夜間時間帯では、
L2モードで制御され(74BP)、夜間通電手段75
によって、貯湯部1Aの75%が沸き上がるまで、ヒー
タ5に通電される。夜間時間帯の終了時刻には、貯湯部
1Aの残湯量が貯湯部1Aの全容量の75%となってい
る。設定装置30の表示ランプ31Nを点灯させた場合
で、かつ、表示ランプ32Fを点灯させた場合には、夜
間時間帯では、F2モードで制御され(74BP)、夜
間通電手段75によって、貯湯部1Aの100 %が沸き上
がるまで、ヒータ5に通電される。夜間時間帯の終了時
刻には、貯湯部1Aの残湯量が貯湯部1Aの全容量の 1
00%となっている。
【0074】最後に、設定装置30の表示ランプ31A
を点灯させた場合を説明する。表示ランプ31Aを点灯
させた場合には、給水温度感知センサθ0で検知した水
温データに基づいて、昼間制御モードおよび夜間制御モ
ードが設定される。例えば、水温データが15℃以上の
場合には、昼間時間帯では、Sモードで制御される(7
4AP)。このため、湯が使用されて、残湯量が昼間制
御モードでの目標貯湯量である貯湯部1Aの25%より
少なくなると、昼間通電手段74によって、すぐにヒー
タ5に通電される。すると、再び、加熱部1Bの水が湯
に沸き上げられ、この湯が貯湯部1Aに送られる。この
ため、貯湯部1Aの貯湯量が次第に増えていく。貯湯部
1Aの貯湯量が、昼間制御モードでの目標貯湯量より多
くなると、昼間通電手段74によって、ヒータ5への通
電が切断される。しかる後、夜間時間帯では、その開始
時刻から2時間の間、すなわち23:00〜翌1:00
の深夜には、Lモードで制御される(74BP)。この
ため、湯が使用されて、残湯量が昼間制御モードでの目
標貯湯量である貯湯部1Aの75%より少なくなると、
夜間初期通電手段76によってヒータ5に通電される。
この深夜には、貯湯部1Aの貯湯量が貯湯部1Aの75
%より少なくなる度に、上記の工程が繰り返される。こ
のため、深夜にも十分な量の湯を使用でき、残湯量が貯
湯部1Aの75%より多い場合には、夜間時間帯の開始
時刻になってもヒータ5に通電されないという効果を奏
する。その後、Fモードで制御される。このため、夜間
通電手段75によって、貯湯部1Aの100 %が沸き上が
るまで、ヒータ5に通電される。
【0075】そうでなくもし、水温データが8℃以上1
5℃未満の場合には昼間時間帯ではMモードで制御され
る(74AP)。このため、湯が使用されて、残湯量が
昼間制御モードでの目標貯湯量である貯湯部1Aの50
%より少なくなると、昼間通電手段74によってヒータ
5に通電される。すると、再び、加熱部1Bの水が湯に
沸き上げられ、この湯が貯湯部1Aに送られる。このた
め、貯湯部1Aの貯湯量が次第に増えていく。貯湯部1
Aの貯湯量が、昼間制御モードでの目標貯湯量より多く
なると、昼間通電手段74によってヒータ5への通電が
切断される。しかる後、夜間時間帯では、その開始時刻
から2時間の間、すなわち23:00〜翌1:00の深
夜には、Lモードで制御される(74BP)。このた
め、湯が使用されて、残湯量が昼間制御モードでの目標
貯湯量である貯湯部1Aの75%より少なくなると、夜
間初期通電手段76によってヒータ5に通電される。こ
の深夜には、貯湯部1Aの貯湯量が貯湯部1Aの75%
より少なくなる度に、上記の工程が繰り返される。この
ため、深夜にも十分な量の湯を使用でき、残湯量が貯湯
部1Aの75%より多い場合には、夜間時間帯の開始時
刻になってもヒータ5に通電されないという効果を奏す
る。その後、Fモードで制御される。このため、夜間通
電手段75によって、貯湯部1Aの100 %が沸き上がる
まで、ヒータ5に通電される。
【0076】そうでなくもし、水温データが8℃未満の
場合には、昼間時間帯ではLモードで制御される(74
AP)。このため、湯が使用されて、残湯量が昼間制御
モードでの目標貯湯量である貯湯部1Aの75%より少
なくなると、昼間通電手段74によってヒータ5に通電
される。すると、再び、加熱部1Bの水が湯に沸き上げ
られ、この湯が貯湯部1Aに送られる。このため、貯湯
部1Aの貯湯量が次第に増えていく。貯湯部1Aの貯湯
量が、昼間制御モードでの目標貯湯量より多くなると、
昼間通電手段74によってヒータ5への通電が切断され
る。しかる後、夜間時間帯では、その開始時刻から1時
間の間は、すなわち23:00〜0:00の深夜に、L
モードで制御される(74BP)。このため、湯が使用
されて、残湯量が昼間制御モードでの目標貯湯量である
貯湯部1Aの75%より少なくなると、夜間初期通電手
段76によってヒータ5に通電される。この深夜には、
貯湯部1Aの貯湯量が貯湯部1Aの75%より少なくな
る度に、上記の工程が繰り返される。このため、深夜に
も十分な量の湯を使用でき、残湯量が貯湯部1Aの75
%より多い場合には、夜間時間帯の開始時刻になっても
ヒータ5に通電されないという効果を奏する。その後、
Fモードで制御される。このため、夜間通電手段75に
よって、貯湯部1Aの100 %が沸き上がるまで、ヒータ
5に通電される。
【0077】気温が低くなると、湯の使用量が増加する
ので、目標貯湯量を多く設定する。逆に、気温が高くな
ると、湯の使用量が減少するので、目標貯湯量を少なく
設定する。このため、季節の移り変わりに応じて、貯湯
部の残湯量を制御することができる。上記のごとく、本
実施形態の上部貯湯式電気温水器の通電制御装置によれ
ば、貯湯部1Aの残湯量および使用湯量の変化に追随し
て効率的に湯を沸き上げることができ、無駄な追い沸き
や湯量不足を防止し、深夜にも十分な量の湯を使用で
き、制御モードを容易に設定することができるという効
果を奏する。
【0078】
【発明の効果】請求項1の上部貯湯式電気温水器の通電
制御装置によれば、貯湯部の残湯量および使用湯量の変
化に追随して効率的に湯を沸き上げることができ、無駄
な追い沸きや湯量不足を防止し、制御モードを容易に設
定することができる。請求項2の上部貯湯式電気温水器
の通電制御装置によれば、貯湯部の残湯量および使用湯
量の変化に追随して効率的に所望の目標貯湯量の湯を沸
き上げることができ、無駄な追い沸きや湯量不足を防止
し、制御モードを容易に設定することができる。請求項
3の上部貯湯式電気温水器の通電制御装置によれば、深
夜にも十分な量の湯を使用できる。請求項4の上部貯湯
式電気温水器の通電制御装置によれば、水温の高低に応
じて、目標貯湯量が設定されるので、季節の変化に応じ
貯湯部の残湯量を効率的に制御することができる。請求
項5の上部貯湯式電気温水器の通電制御装置によれば、
目標貯湯量を毎日入力する手間がかからない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態の通電制御装置を適用した上部貯湯
式電気温水器の垂直断面図である。
【図2】本実施形態の上部貯湯式電気温水器の通電制御
装置のブロック図である。
【図3】コントローラ60の機能ブロック図である。
【図4】設定装置30および残湯量表示エリア40で構
成されたパネルの平面図である。
【図5】制御モードテーブルTである。
【図6】本実施形態の上部貯湯式電気温水器の通電制御
装置のフローチャートである。
【図7】残湯量の算出方法を示すフローチャートであ
る。
【図8】本実施形態の通電制御装置を適用した上部貯湯
式電気温水器の垂直断面図である。
【図9】上部貯湯式電気温水器の垂直断面図である。
【図10】上部貯湯式電気温水器の沸き上げの様子を示
す垂直断面図である。
【符号の説明】
1A 貯湯部 5 ヒータ 30 設定装置 60 コントローラ 63 RAM 71 抽出手段 72 残湯量算出手段 73 区分帯判断手段 74 昼間通電手段 75 夜間通電手段 θ0 給水温度感知センサ θ1 温度感知センサ θ2 温度感知センサ θ3 温度感知センサ θ4 温度感知センサ T 制御モードテーブル

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】貯湯部とヒータ内蔵の加熱部とを備え、貯
    湯部の内部における上部から順に湯を貯えていく上部貯
    湯式電気温水器において、前記貯湯部に、その上下方向
    に沿って間隔をもって取り付けられた複数の温度感知セ
    ンサと、所望の制御モードを設定するための設定装置
    と、制御プログラムを実行するコントローラとからな
    り、該コントローラが、前記複数の温度感知センサによ
    ってそれぞれ検知された複数の温度データを基に、前記
    貯湯部内の残湯量を算出する残湯量算出手段と、複数の
    制御モードと、各制御モードが実行される時間帯と、各
    制御モードでの貯湯部の目標貯湯量とが記録された制御
    モードテーブルと、前記設定装置で設定された制御モー
    ドをキーにして、前記制御モードテーブルを検索して、
    その制御モードに対応する時間帯および貯湯部の目標貯
    湯量を抽出する抽出手段と、設定された制御モードの時
    間帯の時刻に、貯湯部の残湯量を前記制御モードの目標
    貯湯量にするように、ヒータへ通電するヒータ通電手段
    とからなることを特徴とする上部貯湯式電気温水器の通
    電制御装置。
  2. 【請求項2】前記コントローラが、前記複数の温度感知
    センサによってそれぞれ検知された複数の温度データを
    基に、前記貯湯部内の残湯量を算出する残湯量算出手段
    と、現在時刻が昼間時間帯内にあるか夜間時間帯内にあ
    るかを常時判断する区分帯判断手段と、複数の制御モー
    ドと、各制御モードに対応する昼間制御モードおよび夜
    間制御モードと、前記昼間制御モードでの貯湯部の目標
    貯湯量と、前記夜間制御モードでの貯湯部の目標貯湯量
    とが記憶された制御モードテーブルと、前記設定装置で
    設定された制御モードをキーにして、前記制御モードテ
    ーブルを検索して、その制御モードに対応する昼間制御
    モードおよび夜間制御モード、前記昼間制御モードでの
    貯湯部の目標貯湯量、前記夜間制御モードでの貯湯部の
    目標貯湯量を抽出する抽出手段と、昼間時間帯に、貯湯
    部の湯の残湯量が前記昼間制御モードの目標貯湯量よ
    り、少なくなった場合には、ヒータに通電し、多くなっ
    た場合には、ヒータへの通電を停止する昼間通電手段
    と、夜間時間帯に、ヒータに通電し、貯湯部の湯の残湯
    量が前記夜間制御モードの目標貯湯量に達っしたときに
    は、ヒータへの通電を停止する夜間通電手段とからなる
    ことを特徴とする請求項1記載の上部貯湯式電気温水器
    の通電制御装置。
  3. 【請求項3】前記夜間通電手段が、夜間時間帯の初期に
    は、貯湯部の湯の残湯量が所定の目標貯湯量より、少な
    くなった場合には、ヒータに通電し、多くなった場合に
    は、ヒータへの通電を停止し、夜間時間帯の後期には、
    ヒータに通電し、貯湯部の湯の残湯量が前記夜間制御モ
    ードの目標貯湯量に達した場合には、ヒータへの通電を
    停止することを特徴とする請求項2記載の上部貯湯式電
    気温水器の通電制御装置。
  4. 【請求項4】前記ヒータで加熱される水の水温を検知す
    る給水温度感知センサが設けられ、該給水温度感知セン
    サによって検知された水温データが、低い場合には、目
    標貯湯量を多く設定し、前記水温データが高い場合に
    は、目標貯湯量少なく設定することを特徴とする請求項
    1、2または3記載の上部貯湯式電気温水器の通電制御
    装置。
  5. 【請求項5】前記コントローラが、記憶装置を備えてお
    り、前記設定装置によって設定された制御モードが、前
    記記憶装置に記憶され、再び前記設定装置によって、制
    御モードを変更しない限り、以前の制御モードが前記記
    憶装置に記憶されていることを特徴とする請求項1、
    2、3または4記載の上部貯湯式電気温水器の通電制御
    装置。
JP29778797A 1997-10-15 1997-10-15 上部貯湯式電気温水器の通電制御装置 Pending JPH11118253A (ja)

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