JPH11117925A - ねじを使用した部材取付構造 - Google Patents

ねじを使用した部材取付構造

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JPH11117925A
JPH11117925A JP28537397A JP28537397A JPH11117925A JP H11117925 A JPH11117925 A JP H11117925A JP 28537397 A JP28537397 A JP 28537397A JP 28537397 A JP28537397 A JP 28537397A JP H11117925 A JPH11117925 A JP H11117925A
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JP
Japan
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hole
screw
fan
fan cover
frame
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Pending
Application number
JP28537397A
Other languages
English (en)
Inventor
Katsuyuki Tanaka
克幸 田中
Masaki Kasugai
正樹 春日井
Atsunari Oshiro
功成 大城
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hoshizaki Electric Co Ltd
Original Assignee
Hoshizaki Electric Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH11117925A publication Critical patent/JPH11117925A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
    • F25DREFRIGERATORS; COLD ROOMS; ICE-BOXES; COOLING OR FREEZING APPARATUS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • F25D2317/00Details or arrangements for circulating cooling fluids; Details or arrangements for circulating gas, e.g. air, within refrigerated spaces, not provided for in other groups of this subclass
    • F25D2317/06Details or arrangements for circulating cooling fluids; Details or arrangements for circulating gas, e.g. air, within refrigerated spaces, not provided for in other groups of this subclass with forced air circulation
    • F25D2317/068Details or arrangements for circulating cooling fluids; Details or arrangements for circulating gas, e.g. air, within refrigerated spaces, not provided for in other groups of this subclass with forced air circulation characterised by the fans
    • F25D2317/0681Details thereof

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 仮にねじ孔が潰れるようなことがあっても再
度のねじ止めが行えるようにする。 【解決手段】 冷蔵庫本体の開口を形成する枠体25に
は、庫内ファンが取り付けられるとともに、その表面を
覆うファンカバーが取り付けられるようになっている。
ファンカバーは枠体25の下面板28に当てられ、ファ
ンカバーの挿通孔に通したタッピンねじを、枠体25の
下面板28に形成された下孔96にねじ込むことで固定
されている。この下孔96の近傍には予備の下孔97が
予め形成されている。ファンカバー側にも予備の挿通孔
が対応して形成され、この予備の挿通孔は薄肉状の易破
断部で塞がれている。初めに使用された下孔96の雌ね
じが潰れた場合には、易破断部を破って予備の挿通孔を
開口し、そこに通したタッピンねじを予備の下孔97に
ねじ込むことでファンカバーが固定される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、被取付部材をねじ
を用いて相手の部材に取り付ける構造の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば冷蔵庫において冷気循環用の庫内
ファンを装備する場合は、庫内に設けた取付部材に庫内
ファンを取り付ける一方、庫内ファンの表面をファンカ
バーで覆うようにしている。そして従来、このファンカ
バーを取付部材に取り付ける場合は、取付部材にねじ孔
を形成するとともに、ファンカバーの対応する位置にね
じの挿通孔を形成し、ねじを挿通孔に挿通しつつねじ孔
に螺合して締め付けることで、ファンカバーを取付部材
に固定する方法が一般に採用されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで上記のような
庫内ファンは、ファンモータのメンテナンスや交換等を
行うために取り外される場合がある。その場合は、ねじ
を緩めてファンカバーを外したのち庫内ファンが取り外
されることになるが、ねじを緩めたり、あるいは再度フ
ァンカバーを取り付けるべくねじを締め付けた場合に、
ねじ孔の雌ねじを潰してしまうことが無いとは言えな
い。従来そのような場合は、それまで使用していたねじ
よりも大型のねじを準備する一方、タップ等の工具を用
いて新たなねじに合った径のねじ孔を開け直して、再度
のねじ止めに対応する必要があり、面倒であった。ま
た、新たなねじと工具を持ち合わせていない場合には、
その場でのねじ止め作業を断念せざるを得ないこともあ
った。
【0004】なお、ファンカバーを取り付ける相手の取
付部材が合成樹脂製であるような場合には、取付部材に
は下孔のみを開けておき、タッピンねじにより下孔に雌
ねじを切りつつねじ止めする方法も採られるが、このよ
うな場合でも雌ねじが潰れることはあり得るのであっ
て、同じように、大型のタッピンねじを準備するととも
に、ドリル等により大径の下孔を開け直す必要があった
り、新たなねじや工具が準備されていないことでねじ止
め作業を断念せざるを得ない場合があった。本発明のね
じを使用した部材取付構造は、上記のような事情に基づ
いて完成されたものであって、その目的は、仮にねじ孔
が潰れるようなことがあっても再度のねじ止めが行える
ようにするところにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めの手段として、請求項1の発明は、被取付部材に挿通
されたねじを、相手の部材に形成されたねじ孔にねじ込
むことにより前記被取付部材を相手の部材に固定するよ
うにしたものにおいて、前記相手の部材に予備のねじ孔
が形成されている構成としたところに特徴を有する。
【0006】請求項2の発明は、請求項1の発明におい
て、前記被取付部材には、前記相手の部材に設けられた
予備のねじ孔と対応する位置にねじの挿通孔が形成さ
れ、かつその挿通孔が薄肉状の易破断部により閉鎖され
ているところに特徴を有する。なお本発明でねじ孔と
は、タップねじをねじ込むことで雌ねじが形成される下
孔も含むものである。
【0007】
【発明の作用及び効果】
<請求項1の発明>初めにねじがねじ込まれていたねじ
孔が仮に潰れたとしても、相手の部材には予備のねじ孔
が設けられているから、その予備のねじ孔を利用するこ
とで被取付部材をねじ止めすることができる。新たなね
じやねじ孔形成用に格別の工具を所持していなくても、
再度のねじ止めを簡単にかつ確実に行うことができる。
【0008】<請求項2の発明>初めのねじ孔が潰れた
ら、ドライバで易破断部を破断することで被取付部材に
新たな挿通孔を開口し、その挿通孔に通したねじを予備
のねじ孔に螺合してドライバで締め付けることによっ
て、被取付部材を再度取り付けることができる。予備の
ねじ孔が使用されていないときには、易破断部の設けら
れた挿通孔でその予備のねじ孔が塞がれているので、塵
等が詰まることが極力避けられる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明を冷蔵庫におけるフ
ァンカバーのねじ止め部分に適用した一実施形態を図1
ないし図15に基づいて説明する。まず、本実施形態に
係る冷蔵庫の構造の概略を図1及び図2によって説明す
る。符号1は縦長に形成された断熱箱体からなる本体で
あって、内部に貯蔵室2が構成され、棚網3等を利用し
て貯蔵物が貯蔵されるようになっている。本体1の前面
には出入口4が形成され、上下二段に分かれた開閉扉5
が装着されている。本体1の天井の上には、周囲をパネ
ル7で囲まれることによって機械室8が設けられ、その
中に冷凍装置13が設置されている。
【0010】本体1の天井壁1Aには前後2個の開口が
形成され、前側(図2の右側)が吸引用の開口10、後
側が吐出用の開口11となっており、吸引用の開口10
には、後記するように庫内ファン36が装備されてい
る。上記の冷凍装置13は、圧縮機14、凝縮器15及
び蒸発器等を閉ループ状に接続して冷凍サイクルを構成
した周知構造のものであり、蒸発器は密閉状のボックス
16内に収容されている。また、上記の両開口10,1
1の上面を覆うようにして下面開放の台座17が設けら
れて、その上に上記の蒸発器を収容したボックス16が
設置され、両開口10,11が台座17を介してボック
ス16内と連通されている。
【0011】そして、冷凍装置13並びに庫内ファン3
6が駆動されると、庫内空気が庫内ファン36により吸
引用の開口10を通してボックス16内に吸引され、蒸
発器の部分を通過する間に熱交換により冷気が生成さ
れ、その冷気が吐出側の開口11から貯蔵室2内に吐出
されて循環流通することによって、貯蔵室2内が冷却さ
れるようになっている。なお、機械室8の前面にはフロ
ントパネル19が設けられている。
【0012】続いて、上記した本体1の天井壁1Aにお
ける開口10,11の部分の構造を説明する。まず吸引
用の開口10の部分について説明すると、大まかには、
図3に示すように、外箱21と内箱22の天井面には、
それぞれ上記の開口10を設けるべき位置に方形状の窓
孔23,24が対向して形成され、両窓孔23,24の
孔縁の間を塞ぐようにして、ウインドウフレームと称す
る枠体25が嵌められ、係る状態で両箱21,22の間
に発泡ウレタン等の断熱材26を発泡充填することによ
り、断熱箱体が形成され、それとともに枠体25の内側
に開口10が形成される。
【0013】上記の枠体25は、合成樹脂材によって図
4に示すような形状に形成されている。なお同図では、
上下の向きを逆にした状態で示されている。この枠体2
5は、所定高さの平面方形をなす外枠27を備えてお
り、この外枠27の下面(図4では上側)には、中心に
円形孔29の形成された下面板28が張られており、下
面板28の周縁には、外枠27から外方に突出した鍔部
30が形成されている。この鍔部30は、表面側の肉厚
が少し薄くされている。一方、外枠27の上面側(同図
では下側)には、外方に出っ張った鍔部31が形成され
ている。また、外枠27の外面における2つの角部(図
4の手前側と向こう側)を除いた部分には、中央高さ位
置において補強用のリブ33が立てられ、長さ方向の途
中位置に適宜に縦リブ34が形成されている。
【0014】枠体25内には、庫内ファン36が取り付
けられるようになっている。庫内ファン36は、図3に
示すようにファンモータ37の出力軸38にファン39
が連結された構造であって、ファンモータ37を取り付
けたブラケット41が、枠体25に設けられた後記する
取付部51に取り付けられるようなっている。ブラケッ
ト41は、例えばステンレス鋼板をプレス成形すること
によって、図5に示す形状に形成されている。すなわ
ち、細長い基板42の一方の側縁の両端部に一対の立上
り片43が直角曲げされて形成され、各立上り片43の
上端に、一対の第1取付片44が、基板42を横切って
その他側の側縁からさらに突出するようにして形成され
ている。各第1取付片44には2個ずつ取付孔45が形
成され、両第1取付片44に、ファンモータ37がねじ
止めされて固定されるようになっている。また、上記の
両立上り片43の外側の側縁から、それぞれ外側に延出
するようにして腕片46が形成されており、両腕片46
の延出端が上記の第1取付片44と反対方向に直角曲げ
されて、さらにその先端に脚片47が垂下状に形成さ
れ、その垂下端に外側に直角曲げされた第2取付片48
が形成されている。この第2取付片48には、それぞれ
ねじ孔49が切られている。
【0015】一方、枠体25には、上記のブラケット4
1を取り付けるための一対の取付部51が設けられてい
る。この取付部51は、図4に示すように、外枠27内
の4個の隅部のうちで、対角線上に位置する2個の隅部
に対称に設定されている。詳細には、図6にも示すよう
に、下面板28側から、円形孔29に沿った扇形の領域
を画成するようにして区画壁52が所定寸法立ち上がっ
て形成され、その領域における一側の部分では下面板2
8が除去されて、ブラケット41の第2取付片48が表
面側から挿入可能な取付開口53が形成されている。扇
形領域の他側では、下面板28がそのまま残されて取付
板54となっており、この取付板54には取付孔55が
形成されている。また、この取付板54と、区画壁52
のうちの円形孔29に沿った内壁52Aとの間には、図
7に示すように、第2取付片48の板厚にほぼ等しい寸
法の溝58が形成されている。
【0016】したがって、ブラケット41の第2取付片
48を図7(A)の矢線に示すように取付開口53に嵌
めて内壁52Aの同図の上端面に当てたのち、第2取付
片48を溝58に沿って回動すると、同図(B)に示す
ように、ブラケット41の第2取付片48が枠体25の
取付板54の裏面に潜り込んで重なり合うため、取付板
54の取付孔55に通したねじ59を第2取付片48の
ねじ孔49に螺合して締め付けることで、第2取付片4
8すなわちブラケット41を枠体25に取り付けること
ができるようになっている。
【0017】また、外枠27内の隅部のうちで、上記の
取付部51の設定された以外の2つの隅部には、ファン
モータ37から引き出された配線の接続部分を収納する
ための収納室61が形成されている。図3,4に示すよ
うに、上記の隅部において、上面から下面にわたって区
画壁62が形成され、その中が仕切壁63で仕切られ
て、一方が上記の収納室61に、他方が配線室64にな
っている。収納室61は、上面側が塞がれて下面のみが
開放されている一方、配線室64は、上下両面が開放さ
れて貫通状となっている。また、仕切壁63の下端側は
所定寸法切り欠かれて配線通路65が形成されていると
ともに、収納室61の下面側の側壁(外枠27)には、
電線の挿通孔67が開口されている。
【0018】さらに、開口10の下面側を覆うようにし
て、ファンカバー80が枠体25にねじ止めして取り付
けられる。以下、その取付構造を説明する。ファンカバ
ー80は、図8〜図10に示すように、円形のルーバ部
81の回りに略方形のフランジ部82の形成された形状
となっている。ファンカバー80のフランジ部82に
は、先端が裏面側に突出するようにして一対の係止片8
6が設けられており、各係止片86は、図4に示すよう
に、枠体25の下面板28に形成された係止孔87に係
止可能とされている。
【0019】ファンカバー80のフランジ部82の表面
の所定位置には、図8及び図12に示すように、平面長
円形をなす取付座89が凹み形成されている。この取付
座89の裏面は、枠体25の下面板28に当接可能とな
っている。この取付座89の長さ方向の一側には、ねじ
90の挿通孔91が形成されているとともに、他側に
は、予備の挿通孔92が形成されている。この予備の挿
通孔92の表面側は、図12に示すように、薄肉状の易
破断部93により閉鎖されている。
【0020】一方、枠体25の下面板28における上記
したファンカバー80の取付座89が当接される位置に
は、図4及び図13に示すように、上面側に所定寸法出
っ張った取付部95が形成され、この取付部95に、2
個の下孔96,97が形成されている。両下孔96,9
7は、ファンカバー80の両挿通孔91,92と整合す
る位置に形成され、予め開口した挿通孔91と対応した
側が初めに使用される下孔96であり、易破断部93で
塞がれた予備の挿通孔92と対応した側が予備の下孔9
7となっている。なお、吐出用の開口11については、
庫内ファン36は取り付けられないが、同様に上記した
枠体25を用いて開口11が形成され、かつ、見栄え等
を考慮して同様のファンカバー80が取り付けられる。
【0021】続いて、本実施形態の作用を説明する。断
熱箱体並びに開口は以下のような手順で製造される。ま
ず内箱22が準備されて、開口10の形成部分では、図
3に示すように、内箱22の窓孔24の口縁に、枠体2
5の下面側の鍔部30が嵌められて載せられ、取付孔8
4(図4参照)を利用してねじ止めすることで固定さ
れ、重ね合わされた部分に紙テープ70が貼られて塞が
れる。続いて、内箱22の外側に外箱21が被せられ、
開口10の形成部分では、外箱21の窓孔23の口縁が
枠体25の上面側の鍔部31にシール材71を挟んで重
ねられる。なお、外箱21における吸引側の開口10の
形成用の窓孔23の近傍には、電線の挿通孔72が予め
開口されている。
【0022】次に、枠体25の収納室61の側壁に形成
された挿通孔67や、外箱21の挿通孔72に適宜の閉
塞板73が貼られ、両箱21,22の間に発泡ウレタン
等の断熱材26が発泡充填される。ここで、枠体25の
外枠27にはリブ33,34が立てられて補強されてい
るので、発泡圧により変形するおそれがなく、したがっ
て枠体25の内側を治具等で受けておく必要はない。上
記により断熱箱体(本体1)が形成されるとともに、枠
体25の内側に開口10が形成される。電線の挿通孔6
7,72に貼られた閉塞板73は必要に応じて剥され
る。また、外箱21の挿通孔72と、収納室61の挿通
孔67の間には、ドリル等を通して断熱材26に穴を開
けることによって電線挿通路75が形成される(図14
参照)。なお挿通孔67と72は、予め薄肉板により塞
いで形成しておき、上記の電線挿通路75を形成する場
合に、ドリルで同時に穴を開けるようにしてもよい。
【0023】次に、上記のように形成された吸引側の開
口10に庫内ファン36並びにファンカバー80を取り
付ける手順について説明する。まず、フロントパネル1
9内に設けられた電装品に接続されたファンモータ37
の駆動用の配線77は、図14に参照して示すように、
外箱21の挿通孔72、電線挿通路75及び挿通孔67
を通り、庫内側に引き出される。一方、庫内ファン36
は、ファンモータ37に、図3に示すようにブラケット
41が取り付けられる。そして、ファンモータ37を上
向きにした姿勢で、同図の矢線に示すように、庫内側か
ら吸引側の開口10内に挿入される。その際、ファンモ
ータ37から引き出された配線78は、図14に参照し
て示すように、枠体25の上面側から配線室64に通さ
れて庫内に引き出される。そして、図7において説明し
たように、ブラケット41の両第2取付片48を取付開
口53に嵌めて、溝58に沿って下方から見て時計回り
方向に回動することで、両第2取付片48を取付板54
の裏面に潜り込ませ、ねじ59によりブラケット41を
枠体25に固定する。これにより図14に示すように、
庫内ファン36が開口10内にほぼすっぽりと収まって
取り付けられる。その後、ファンモータ37と電装品側
から引き出された配線77,78同士が庫内において接
続され、その接続部分にキャップ79が被せられて、枠
体25に形成された収納室61内に収納される。
【0024】続いて、ファンカバー80が取り付けられ
る。この場合は、図11及び図14に示すように、ファ
ンカバー80の両係止片86を、枠体25の下面板28
に形成された係止孔87に合わせて、まず係止片86の
頭部86Aを図11の矢線xのように係止孔87内に押
し込み、続いて同図の矢線yのように横方向にずらす
と、頭部86Aが係止孔87の口縁に係止されて、ファ
ンカバー80が仮止めされる。このとき、ファンカバー
80の取付座89に設けられた挿通孔91と、枠体25
の下孔96とが整合するので、準備したタッピンねじ9
0を挿通孔91に通して下孔96に差し込み、引き続き
ドライバ等によってタッピンねじ90をねじ込むと、下
孔96に雌ねじが切られつつねじ込まれて、図15に示
すように、ファンカバー80が枠体25に対してねじ止
めされる。吐出側の開口11の下面においても、同様に
してファンカバー80が枠体25に対してねじ止めされ
る。
【0025】以上によって組み付けが完了し、冷凍装置
13並びに庫内ファン36が駆動されると、庫内空気が
庫内ファン36により吸引用の開口10を通して蒸発器
のボックス16内に吸引され、そこで生成された冷気が
吐出側の開口11から貯蔵室2内に吐出されて循環流通
することによって、貯蔵室2内が冷却される。
【0026】ファンモータ37のメンテナンスや交換を
行うべく庫内ファン36を外す場合は、以下のような手
順で行われる。まず、タッピンねじ90を緩めて外した
のち、ファンカバー80を横方向にずらして係止片86
の頭部86Aの係止を外すと、頭部86Aが係止孔87
から抜け出つつファンカバー8が庫内側に外される。続
いて、配線77,78の接続部分を収納室61から庫内
側に引き出し、キャップ79を外して接続を解く。それ
とともに、ねじ59を緩めてブラケット41を取付板5
4から外し、ブラケット41を下から見た反時計回り方
向に回動させると、第2取付片48が取付開口53側に
抜けるため、そのまま庫内ファン36を庫内側へ外すこ
とができる。
【0027】庫内ファン36を再度取り付ける際には、
上記と逆の手順によって行われ、その後、ファンカバー
80も再装着される。ファンカバー80は、上記したよ
うに最後にタッピンねじ90を締め付けて取り付けられ
るが、その際、初めに使用されていた下孔96に切られ
た雌ねじが潰れてしまっている場合がないとは言えず、
そうするとタッピンねじ90をねじ込んだとしても、ね
じが効かない。
【0028】その場合は、ドライバ等を利用してファン
カバー80の予備の挿通孔92に張られた易破断部93
を破って、その予備の挿通孔92を開口する。この状態
でファンカバー80を枠体25の下面に嵌めると、新た
に開口された挿通孔92は枠体25に予め形成されてい
た予備の下孔97と整合する。したがって、タッピンね
じ90を新たに開口された挿通孔92に通して予備の下
孔97に差し込み、引き続きタッピンねじ90をねじ込
むと、予備の下孔97に雌ねじが切られつつねじ込まれ
て、同様にファンカバー80を枠体25に対してねじ止
めすることができる。
【0029】以上説明したように本実施形態によれば、
ファンカバー80を再度装着しようとした場合に、仮に
下孔96に切られていた雌ねじが潰れていたとしても、
枠体25には予備の下孔97が、またファンカバー80
にはそれと整合する挿通孔92が予め設けられているの
で、予備の挿通孔92に通したタッピンねじ90を予備
の下孔97にねじ込むことで、ファンカバー80を枠体
25にねじ止めすることができる。すなわち、新たなね
じや格別の工具を所持していなくても、ファンカバー8
0の再装着が行える。また、枠体25に設けられた予備
の下孔97は、使用されていない場合には、ファンカバ
ー80の易破断部93が張られた挿通孔92で塞がれた
状態にあるので、予備の下孔97に塵等が詰まることが
極力避けられる。
【0030】<他の実施形態>本発明は上記記述及び図
面によって説明した実施形態に限定されるものではな
く、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に
含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内
で種々変更して実施することができる。 (1)上記実施形態では、タッピンねじを使用して下孔
に雌ねじを切りつつねじ止めする場合を例示したが、本
発明は、予め雌ねじの切られたねじ孔にねじをねじ込ん
で固定する形式のものにも同様に適用でき、その場合
は、予備のものはねじ孔としておけばよい。 (2)本発明は、上記実施形態のようにファンカバーを
枠体に取り付ける場合に限らず、被取付部材を相手の部
材に対してねじ止めして固定する場合全般に広く適用す
ることが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態に係る冷蔵庫の外観斜視
【図2】 その部分側断面図
【図3】 断熱箱体の成形時の断面図
【図4】 枠体の斜視図
【図5】 ブラケットの斜視図
【図6】 枠体の平断面図
【図7】 ブラケットの取付手順を示す部分斜視図
【図8】 ファンカバーの正面図
【図9】 その側面図
【図10】 その断面図
【図11】 弾性係止片の形成部分の拡大断面図
【図12】 図8のX−X線拡大断面図
【図13】 下孔の形成部分の拡大断面図
【図14】 庫内ファンの取付時の断面図
【図15】 ファンカバーを取り付けた後の一部切欠正
面図
【符号の説明】
25…枠体 28…下面板 80…ファンカバー 90
…タッピンねじ 91…挿通孔 92…(予備の)挿通
孔 93…易破断部 96…下孔 97…(予備の)下

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被取付部材に挿通されたねじを、相手の
    部材に形成されたねじ孔にねじ込むことにより前記被取
    付部材を相手の部材に固定するようにしたものにおい
    て、前記相手の部材に予備のねじ孔が形成されているこ
    とを特徴とするねじを使用した部材取付構造。
  2. 【請求項2】 前記被取付部材には、前記相手の部材に
    設けられた予備のねじ孔と対応する位置にねじの挿通孔
    が形成され、かつその挿通孔が薄肉状の易破断部により
    閉鎖されていることを特徴とする請求項1記載のねじを
    使用した部材取付構造。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002323015A (ja) * 2001-04-24 2002-11-08 Fuji Xerox Co Ltd 合成樹脂用タッピンねじおよび該タッピンねじを使用する合成樹脂製品
KR20130026355A (ko) * 2011-09-05 2013-03-13 삼성전자주식회사 세탁기

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JP2002323015A (ja) * 2001-04-24 2002-11-08 Fuji Xerox Co Ltd 合成樹脂用タッピンねじおよび該タッピンねじを使用する合成樹脂製品
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