JPH1096532A

JPH1096532A - 一体型空気調和機

Info

Publication number: JPH1096532A
Application number: JP8249868A
Authority: JP
Inventors: Mitsuo Ueda; 満雄上田; Koichi Honda; 弘一本多; Shinko Totsuka; 真弘戸塚; Tokihiko Tanaka; 時彦田中
Original assignee: Fujitsu General Ltd
Current assignee: Fujitsu General Ltd
Priority date: 1996-09-20
Filing date: 1996-09-20
Publication date: 1998-04-14
Anticipated expiration: 2016-09-20
Also published as: JP3314859B2

Abstract

(57)【要約】【課題】一体型空気調和機に係り、樹脂製の吹出枠の
取付を強固にし衝撃に壊れ難くし信頼性を向上した一体
型空気調和機を提供することを目的とする。【解決手段】本体１のベース２に、室内側と室外側を
区画し室内側にコ字形に折曲された両側面を有する仕切
板３を立設し、同仕切板３に室内側ファン４の周縁に配
設される樹脂製の吹出枠５とその下端にシール板９とケ
ーシング６を取付けてなる一体型空気調和機において、
前記吹出枠５の前方上面に形成した横溝５ａに、支持バ
ンド８を配設し、同支持バンド８の両端を前記仕切板３
に取付けるとともに、前記吹出枠５の前記横溝５ａの直
下に、その内壁を支持する支持部材７を設け、同支持部
材７を前記シール板９に取付けてなるようにする。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は一体型空気調和機に
係り、詳しくは室内側吹出枠の取付け構造に関する。

【０００２】

【従来の技術】図４は、従来の一体型空気調和機を示す
内部斜視図である。従来の一体型空気調和機の本体１
は、外箱内にベース２を納出自在に設け、同ベース２上
に仕切板３を立設して、本体１内を室内側と室外側に仕
切り、室内側には、冷凍サイクルを構成する蒸発器１１
及び室内側ファン４が設けられ、また、室外側には、凝
縮器１２、室外側ファン（図示せず）、ファンモータ
（図示せず）及び圧縮機１３等が設けられ、前記仕切板
３に室内側にコ字形に折曲された両側面を形成し、同両
側面に前記室内側ファン４の周縁に配設される樹脂製の
吹出枠５を、金属製の支持バンド８により前記仕切板３
の両側面にネジ止めして固定している。

【０００３】しかしながら、この場合前記支持バンド８
だけによる前記吹出枠５の取付けは、発泡成形品である
ため、上部からの衝撃に弱く壊れやすい。また、前記吹
出枠５が風により上方へ持ち上げられ、風の漏れが生じ
る。さらに、風の漏れを防ぐためには、前記吹出枠５を
ファン４の樹脂製のケーシング６、シール板９などと密
着させて固定する必要があり、そのため前記支持バンド
８に剛性を持たせると寸法が大きくなりまた安価にでき
なくなる問題があった。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記従来の
問題点に鑑みなされたもので、一体型空気調和機の樹脂
製の吹出枠の取付を強固にし衝撃にも壊れ難くし、信頼
性を向上した一体型空気調和機を提供することを目的と
する。

【０００５】

【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、外箱内にベースを納出自在に設け、同ベース上に仕
切板を立設して、本体内を室内側と室外側に仕切り、室
内側には、冷凍サイクルを構成する蒸発器及び室内側フ
ァンが設けられ、また、室外側には、凝縮器、室外側フ
ァン、ファンモータ及び圧縮機等が設けられ、前記仕切
板に室内側にコ字形に折曲された両側面を形成し、同両
側面に前記室内側ファンの周縁に配設される樹脂製の吹
出枠とその下端にシール板を取付けてなる一体型空気調
和機において、前記吹出枠の前方上面に形成した横溝
に、支持バンドを配設し、同支持バンドの両端を前記仕
切板に取付けるとともに、前記吹出枠の前記横溝の直下
に、その内壁を支持する支持部材を設け、同支持部材を
前記シール板に取付けてなるようにする。

【０００６】そして、前記支持部材を、断面がＶ字状の
支柱で、その上端に略直角に外側に突出するフランジ
と、基端の内側に端板と、その内面に取付孔と、その開
放端から下方に突出する係止爪を有する構造とする一
方、前記シール板に前記係止爪に対応した角孔と前記取
付孔に対応したネジ孔を形成し、前記角孔に前記係止爪
を係止するとともに、前記取付孔を通してネジにより前
記ネジ孔に締結してなるようにする。

【０００７】また、前記支持部材の尖端をファン側に向
けてなるようにする。そして、前記支持部材を、前記吹
出枠の左右略中央に配設してなるようにする。一方、前
記支持部材の材料強度を、前記吹出枠よりも強くしてな
るようにする。他方、前記支持部材を、前記シール板と
一体成形してなるようにする。

【０００８】

【発明の実施の形態】外箱内にベースを納出自在に設
け、同ベース上に仕切板を立設して、本体内を室内側と
室外側に仕切り、室内側には、冷凍サイクルを構成する
蒸発器及び室内側ファンが設けられ、また、室外側に
は、凝縮器、室外側ファン、ファンモータ及び圧縮機等
が設けられ、前記仕切板に室内側にコ字形に折曲された
両側面を形成し、同両側面に前記室内側ファンの周縁に
配設される樹脂製の吹出枠とその下端にシール板を取付
けてなる一体型空気調和機において、前記吹出枠の前方
上面に形成した横溝に、支持バンドを配設し、同支持バ
ンドの両端を前記仕切板に取付けるとともに、前記吹出
枠の前記横溝の直下に、その内壁を支持する支持部材を
設け、同支持部材を前記シール板に取付けてなるように
する。

【０００９】このようにして、一体型空気調和機の樹脂
製の吹出枠の取付を強固にすることができる。

【００１０】

【実施例】本発明の実施例を添付図面を参照して詳細に
説明する。なお、従来例と同じ部分の符号は同一とす
る。図１は、本発明による一体型空気調和機の内部斜視
図であり、図２は、図１の要部分解斜視図、図３は、図
１におけるＡＡ’に対応する要部拡大断面図である。

【００１１】本発明による一体型空気調和機の本体１
は、外箱内にベース２を納出自在に設け、同ベース２上
に仕切板３を立設して、本体１内を室内側と室外側に仕
切っている。そして、室内側には、冷凍サイクルを構成
する蒸発器１１及び室内側ファン４が設けられ、また、
室外側には、凝縮器１２、室外側ファン（図示せず）、
ファンモータ（図示せず）及び圧縮機１３等が設けられ
ている。また、前記仕切板３に室内側にコ字形に折曲さ
れた両側面を形成し、同両側面に前記室内側ファン４の
周縁に配設される樹脂製の吹出枠５とその下端にシール
板９を取付けている。ここで、前記吹出枠５の前方上面
に形成した横溝５ａに、支持バンド８を配設し、同支持
バンド８の両端を前記仕切板３に取付ける。それととも
に、前記吹出枠５の前記横溝５ａの直下に、その内壁を
支持する支持部材７を設け、同支持部材７を前記シール
板９に取付けてなるようにする。

【００１２】次いで、前記支持部材７の構造について説
明する。前記支持部材７は、その材料強度を前記吹出枠
よりも強くしてなり、断面がＶ字状の支柱で、その上端
に略直角に外側に突出するフランジ７ａと、基端の内側
に端板７ｂと、その内面に取付孔７ｃと、その開放端か
ら下方に突出する係止爪７ｄを有する構造である。

【００１３】一方、前記シール板９には、前記係止爪７
ｄに対応した角孔９ａと前記取付孔７ｃに対応したネジ
孔９ｂを形成している。そして、前記支持部材７の尖端
をファン側に向けて、前記角孔９ａに前記係止爪７ｄを
係止するとともに、前記取付孔７ｃを通してネジ１０に
より前記ネジ孔９ｂに締結し、前記吹出枠５の左右略中
央に配設している。

【００１４】ここで、本発明による効果について説明す
る。前記樹脂製の吹出枠５は、前記支持部材７により内
側から支持されるとともに、その真上を前記支持バンド
８により、外側からも固定される。このため、両側から
強固に前記吹出枠５が支持されるので、前記吹出枠５を
ファン４の樹脂製のケーシング６、シール板９などと密
着させれられる。この結果、前記吹出枠５が、風により
上方へ持ち上げられることと、風の漏れを防ぐことがで
きる。また、上部からの衝撃に対し前記支持部材７の材
料強度を前記吹出枠５よりも強くしてあり、前記吹出枠
５が、壊れ難くなる。さらに、前記支持部材７は、断面
がＶ字状の支柱で尖端をファン側に向けているので、風
に対する抵抗を低くしている。

【００１５】他方、図には示さないが、前記支持部材７
を、前記シール板９と一体成形してなるようにしてもよ
い。

【００１６】

【発明の効果】以上のように本発明においては、外箱内
にベースを納出自在に設け、同ベース上に仕切板を立設
して、本体内を室内側と室外側に仕切り、室内側には、
冷凍サイクルを構成する蒸発器及び室内側ファンが設け
られ、また、室外側には、凝縮器、室外側ファン、ファ
ンモータ及び圧縮機等が設けられ、前記仕切板に室内側
にコ字形に折曲された両側面を形成し、同両側面に前記
室内側ファンの周縁に配設される樹脂製の吹出枠とその
下端にシール板を取付けてなる一体型空気調和機におい
て、前記吹出枠の前方上面に形成した横溝に、支持バン
ドを配設し、同支持バンドの両端を前記仕切板に取付け
るとともに、前記吹出枠の前記横溝の直下に、その内壁
を支持する支持部材を設け、同支持部材を前記シール板
に取付けてなるようにした。

【００１７】この結果、一体型空気調和機の樹脂製の吹
出枠の取付を強固にして風により持ち上げられることに
よる風の漏れを防止するとともに、上部からの衝撃に対
して壊れ難くし、信頼性を向上した一体型空気調和機を
提供することができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明による一体型空気調和機の一実施例を示
す内部斜視図である。

【図２】図１における要部分解斜視図である。

【図３】図１における要部断面図であり、図１のＡＡ’
に対応する。

【図４】従来の一体型空気調和機の一例を示す内部斜視
図である。

【符号の説明】

１本体２ベース３仕切板４室内側ファン５吹出枠５ａ横溝６ケーシング７支持部材７ａフランジ７ｂ端板７ｃ取付孔７ｄ係止爪８支持バンド９シール板９ａ角孔９ｂネジ孔１０ネジ１１蒸発器１２凝縮器１３圧縮機

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者田中時彦川崎市高津区末長1116番地株式会社富士通ゼネラル内

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】外箱内にベースを納出自在に設け、同ベ
ース上に仕切板を立設して、本体内を室内側と室外側に
仕切り、室内側には、冷凍サイクルを構成する蒸発器及
び室内側ファンが設けられ、また、室外側には、凝縮
器、室外側ファン、ファンモータ及び圧縮機等が設けら
れ、前記仕切板に室内側にコ字形に折曲された両側面を
形成し、同両側面に前記室内側ファンの周縁に配設され
る樹脂製の吹出枠とその下端にシール板を取付けてなる
一体型空気調和機において、前記吹出枠の前方上面に形成した横溝に、支持バンドを
配設し、同支持バンドの両端を前記仕切板に取付けると
ともに、前記吹出枠の前記横溝の直下に、その内壁を支
持する支持部材を設け、同支持部材を前記シール板に取
付けてなることを特徴とする一体型空気調和機。
【請求項２】前記支持部材を、断面がＶ字状の支柱
で、その上端に略直角に外側に突出するフランジと、基
端の内側に端板と、その内面に取付孔と、その開放端か
ら下方に突出する係止爪を有する構造とする一方、前記
シール板に前記係止爪に対応した角孔と前記取付孔に対
応したネジ孔を形成し、前記角孔に前記係止爪を係止す
るとともに、前記取付孔を通してネジにより前記ネジ孔
に締結してなることを特徴とする請求項１記載の一体型
空気調和機。
【請求項３】前記支持部材の尖端をファン側に向けて
なることを特徴とする請求項２記載の一体型空気調和
機。
【請求項４】前記支持部材を、前記吹出枠の左右略中
央に配設してなることを特徴とする請求項１乃至請求項
３記載の一体型空気調和機。
【請求項５】前記支持部材の材料強度を、前記吹出枠
よりも強くしてなることを特徴とする請求項１乃至請求
項４記載の一体型空気調和機。
【請求項６】前記支持部材を、前記シール板と一体成
形してなることを特徴とする請求項１乃至請求項５記載
の一体型空気調和機。