JPH07208771A - 空気調和機の室外機 - Google Patents

空気調和機の室外機

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JPH07208771A
JPH07208771A JP277894A JP277894A JPH07208771A JP H07208771 A JPH07208771 A JP H07208771A JP 277894 A JP277894 A JP 277894A JP 277894 A JP277894 A JP 277894A JP H07208771 A JPH07208771 A JP H07208771A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】圧縮機と配管の接続部が輸送時における振動の
影響を受けずにすみ、信頼性の向上を図れる空気調和機
の室外機を提供する。 【構成】上記室外機本体1内に、熱交換器2、送風機
3、圧縮機4およびこれらを駆動制御する電気部品等の
構成部品を配置し、上記圧縮機を、この圧縮機上部で取
付け保持する保持部材23を具備した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、空気調和機の室外機に
係り、特に、圧縮機の室外機本体に対する取付け保持構
造の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】普通用いられる空気調和機は、被空調室
に取付けられる室内機と、建屋外部に据付けられる室外
機とを、冷媒配管等を介して接続してなる。そして、室
外機は、建屋の壁面に可能な限り接近して、邪魔になら
ないよう配慮される。
【0003】従来、室外機本体は、底板と、この底板の
側縁に沿って立設されファンガードが設けられる前面部
および上面部が一体化される前板と、側面部と後面部と
が一体化される後板とから構成される。
【0004】上記底板上には、送風機取付け台が設けら
れていて、ここにファンモータとファンとからなる室外
送風機が取付け固定される。上記ファンは、上記前板の
ファンガードと対向する。
【0005】この室外送風機を囲撓するように、底板の
側部および後部に沿って、平面視でL字状に形成される
熱交換器が配置される。
【0006】一方、送風機の側部と上記熱交換器端部と
に亘って仕切り板が設けられ、室外機本体内を仕切って
いる。この仕切り板で仕切られる送風機および熱交換器
が配置される室外機本体内を熱交換室と呼び、他方を機
械室と呼ぶ。
【0007】上記機械室には圧縮機が配置され、さらに
この圧縮機に接続される冷媒配管や、アキュームレー
タ、キャピラリチューブなどが収容される。
【0008】また、機械室側部である室外機本体側部に
は、パックドバルブを取付け固定するためのパックドバ
ルブ取付け板が立設される。このパックドバルブが取付
けられた状態でパックドバルブカバーが取付けられてい
て、パックドバルブと、パックドバルブに接続される配
管端部を覆っている。
【0009】上記接続配管とともに信号線および電源線
からなる外部配線が、化粧テープで巻装される。上記外
部配線は、パックドバルブカバーの上方部位に設けられ
る配線蓋から延出される。
【0010】すなわち、室外機本体内には、送風機や圧
縮機および、これらを電気的に制御するための電気部品
が配置されており、これら電気部品に接続されるリード
線が、配線蓋で覆われる部位にある端子部であるSLコ
ネクタに接続される。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】ところで上記圧縮機
は、その下端部に取付け脚が突設され、ゴムクッション
などの弾性体を介して室外機本体の底面板上に載る。す
なわち、底面板の所定部位にはウエルドボルトが突設さ
れていて、上記弾性体および取付け脚にそれぞれ設けら
れる取付け用孔が緩挿する。
【0012】上記取付け脚から突出するウエルドボルト
のねじ部にナットを螺合し、かつ締結することにより圧
縮機を底板に弾性体を介して取付け固定する。その結
果、圧縮機の運転にともなって生じる振動を上記弾性体
が吸収する。
【0013】しかるに、圧縮機の下端部のみの取付け固
定であるため、特に輸送時において、圧縮機上端部の振
動が大きく、これを規制することができない。圧縮機上
端部には冷媒配管が接続されており、振動がこれらの接
続部(繋ぎ目)にかかって破断し易い状態となる。
【0014】したがって、これらの振動を吸収して配管
接続部に悪影響を与えないために、圧縮機に接続される
冷媒配管、特に振動幅の大きな圧縮機上部に接続される
吐出配管は複雑に折曲され、かつ交差して蛇行状に配設
され、いわゆる配管ジャングル化している。そのため、
配管接続および組立て作業性に劣り、サービス性も不充
分であった。
【0015】さらに、上記パックドバルブ取付け板はL
字状に折曲形成され、その折曲部がスポット溶接などの
手段で底板に取付け固定されるので、作業性が悪くコス
トに悪影響を与えている。
【0016】上記圧縮機の周囲を囲撓する防音カバー
は、取付け配置の関係から複数個に分割化せざるを得な
いので、部品コストに悪影響があるとともに、上述した
ジャングル化した配管を避けて取付けなければならない
ので、組立てコストに悪影響がある。
【0017】本発明は、上記事情に鑑みなされたもので
あり、その第1の目的とするところは、圧縮機と配管の
接続部が輸送時における振動の影響を受けずにすみ、信
頼性の向上を図れる空気調和機の室外機を提供すること
にある。
【0018】第2の目的とするところは、圧縮機を取付
ける保持部材をもって、圧縮機の運転にともなう騒音を
遮断し、防音効果を得られる構成とした空気調和機の室
外機を提供することにある。
【0019】第3の目的とするところは、圧縮機を取付
ける保持部材をもって、パックドバルブの取付けをな
し、特に専用の取付け部材を不要としてコストの低減に
寄与する空気調和機の室外機を提供することにある。
【0020】第4の目的とするところは、圧縮機を取付
ける保持部材をもって、室外機本体内を熱交換室と機械
室に仕切る構成とし、特に専用の取付け部材を不要とし
てコストの低減に寄与する空気調和機の室外機を提供す
ることにある。
【0021】
【課題を解決するための手段】上記第1の目的を満足す
るための請求項1の空気調和機の室外機は、室外機本体
内に、熱交換器、送風機、圧縮機およびこれらを駆動制
御する電気部品等の構成部品を配置したものにおいて、
上記圧縮機を、この圧縮機上部で取付け保持する保持部
材を具備したことを特徴とする。
【0022】同目的を満足するための請求項2の空気調
和機の室外機は、請求項1記載の上記保持部材を筒状に
形成し、上記圧縮機をこの筒状保持部材内に収容すると
ともに、圧縮機上部に設けられる取付け部を介して保持
部材に取付け固定する。
【0023】同目的を満足するための請求項3の空気調
和機の室外機は、請求項1記載の上記圧縮機は、その下
端部と上記室外機本体の底板との間に、圧縮機下部の振
動を吸収する緩衝体を介在する。
【0024】上記第2の目的を満足するための請求項4
の空気調和機の室外機は、請求項2記載の上記筒状保持
部材は、少なくとも吸音部材層と遮音部材層との二層構
造である。
【0025】上記第3の目的を満足するための請求項5
の空気調和機の室外機は、請求項2記載の上記筒状保持
部材は、その外周に空間部を存してパックドバルブ取付
け部を一体に連結する。
【0026】上記第4の目的を満足するための請求項6
の空気調和機の室外機は、請求項2記載の上記筒状保持
部材は、その外周に空間部を存して室外機本体内を上記
圧縮機が配置される機械室と、上記送風機および上記熱
交換器が配置される熱交換室とに仕切る仕切り部を設け
る。
【0027】また、同目的を満足するための請求項7の
空気調和機の室外機は、請求項6記載の上記仕切り部
は、筒状保持部材に一体に連結される補助仕切り部と、
この補助仕切り部上に載設され電気部品を収容する電気
部品収納部とを備える。
【0028】
【作用】圧縮機の上部を保持部材に取付け保持し、この
保持部材を室外機本体に設けるところから、運搬時に生
じる振動を圧縮機上部において確実に規制する。
【0029】
【実施例】以下、本発明の一実施例を、図面を参照して
説明する。
【0030】空気調和機の室外機は、室外機本体1と、
この室外機本体1内に配置される室外熱交換器2、送風
機3、圧縮機4他の冷凍サイクル部品および制御用の電
気部品(特に図示しない)とから構成される。
【0031】上記室外機本体1は、底板6と、この底板
の前端縁に沿って載設される前板7と、この前板に着脱
自在に重ね合わされる平面視でコ字状のベルマウス板8
と、平面視でコ字状であり、複数の吸込み口9a…が設
けられる後板9およびこれら前板7とベルマウス板8お
よび後板9で形成される上端部空間を覆う天板10とか
ら構成される。
【0032】上記前板7は、その前面部のほとんどが吹
出しグリル7aとなっている。一側部は、いわゆるP−
Pヒンジ7bを介して側面部が一体的に形成されてお
り、このP−Pヒンジにより回動自在な側面部はカバー
11となっている。
【0033】すなわち、カバー11は、後述するパック
ドバルブ12の対向位置のみ膨出形成され、この膨出部
11aにはパックドバルブに接続する配管および配線が
挿通するための切欠部11bが設けられる。
【0034】さらに、カバー11の端縁には複数の爪部
13…が一体に設けられていて、上記ベルマウス板8の
側部に設けられる掛止孔14…に掛脱自在に掛止される
ようになっている。またカバー11は、後述するコネク
タ挿通用開口部16をも覆うようになっている。
【0035】このようにカバー11をヒンジ7bを介し
て前板7側部と連結されたことによって、配管接続作業
の際には、ヒンジ7bを支点としてカバ−11を回動す
れば、パックドバルブ12が露出することになり、カバ
ー11の着脱が容易になるとともに作業時におけるカバ
ー11の紛失なども防止できる。
【0036】上記ベルマウス板8の前面部には、ベルマ
ウス15が設けられる。このベルマウス15は、後述す
る送風機3から吹出される熱交換空気を案内する。上記
掛止孔14が設けられる側面部には、上記コネクタ挿通
用開口部16と、パックドバルブ挿通用開口部17とが
設けられる。
【0037】このようにして構成される室外機本体1の
内部に配置される上記室外熱交換器2は、後板9に沿い
底板6上に立設されていて、その両側端は室外機本体1
の側面部に沿って僅かに折曲形成される。したがって、
熱交換器2は平面視でほぼコ字状をなす。
【0038】上記送風機3は、底板6上に立設される支
持体18に取付け支持される。なお説明すれば、送風機
3は、上記支持体18に複数の固定具19…を介して取
付け固定されるファンモータ20aと、このファンモー
タの回転軸に取付けられ、かつ上記ベルマウス15に対
向するファン20bとからなる。
【0039】上記圧縮機4の上部周面には、複数の取付
け具22…が所定間隔を存して突設されており、これら
取付け具は後述する保持部材23の上端面にゴム材等の
防振部材24を介して取付け保持される。
【0040】また、上記圧縮機4の下端部と底板6との
間には、緩衝体としてのコイルスプリング21が介挿さ
れ、上端面の防振部材24とともに、圧縮機の振動をあ
る程度規制する。
【0041】上記保持部材23は、一部に開放部23a
を残して、ほとんど筒状に形成されていて、この内周面
内部に上記圧縮機4が配置される。なお説明すれば、保
持部材23は圧縮機4の周面一部を開放して平面視でほ
ぼ円環状に近い状態で湾曲形成され、圧縮機周面と狭小
の間隙を存して囲撓する。
【0042】上記保持部材23の下端部にはL字状に折
曲された複数の取付け脚23b…が一体に設けられる一
方、底板6の所定部位には複数の押さえ爪25…が設け
られる。この押さえ爪25は、底板6から立設される垂
直片部と、この上端部に折曲される水平片部とからな
り、かつ一方の端部のみ閉塞される。
【0043】したがって、保持部材23を回動して取付
け脚23bを押さえ爪25内に挿入することにより、保
持部材は押さえ爪を介して底板6に取付け固定される。
【0044】上記保持部材23は、内側が吸音部材層2
6aであり、外側が遮音部材層26bを一体化して形成
される。この吸音部材層26aとしては、たとえば硬質
プラスチックや有機および無機繊維をインバータで固着
したものが用いられる。また、遮音部材層26bとして
は、たとえば充填剤を充填して高比重化した硬質エンビ
等が用いられる。
【0045】保持部材23の外周一部には基端部27a
を介してパックドバルブ取付け部27が一体的に設けら
れる。このパックドバルブ取付け部27は、保持部材2
3の一部と所定の間隔を存して並行に延出されており、
互いの端縁相互も開放関係にある。
【0046】上記パックドバルブ取付け部27には、パ
ックドバルブ取付け用孔28が設けられ、この外周側に
上記パックドバルブ12が取付けられる。また、この取
付け部27と保持部材23とのなす空間部には、上記パ
ックドバルブ12に接続される配管やキャピラリチュー
ブなどの配管類29が収容される。
【0047】上記パックドバルブ12は、先に述べた室
外熱交換器2および圧縮機4などの冷凍サイクル部品と
冷媒配管を介して連通しており、工場出荷時には封印状
態にある。そして、据付現場において室内機から延出さ
れる接続配管と接続され、かつこのとき封印が解除され
るようになっている。
【0048】このパックドバルブ取付け部27と反対側
の面には、複数の連結支部30a…を介して補助仕切り
部30が一体に設けられる。この補助仕切り部30は、
保持部材23の周面一部と所定間隔を存して並行に延出
され、かつその一端部は上記パックドバルブ取付け部2
7と所定間隔を存して開放する状態であるとともに、底
板9に組み立てられた状態では、熱交換器2の端板2a
と接続される。
【0049】このような保持部材23自体の開口部およ
び補助仕切り部30とパックドバルブ取付け部27との
なす空間部に、アキュームレータ31が配置されるとと
もに、上記圧縮機4と熱交換器2を接続する配管や、上
記パックドバルブ12から図示しない四方弁を介して圧
縮機4に接続する配管が配置されるスペースとなる。
【0050】上記補助仕切り部30は保持部材23やパ
ックドバルブ取付け部27の高さとほぼ同一に揃えら
れ、上端面に沿って凹溝30bが設けられる。この凹溝
30bには後述する電気部品収納部32の下端面に沿っ
て一体に設けられる突条32aが挿嵌される。
【0051】よって、補助仕切り部30上に電気部品収
納部32が載設されることになる。この電気部品収納部
32上面は上記天板10に当接しており、補助仕切り部
30と電気部品収納部32とで室外機本体1内部を二分
する仕切り部33が形成される。
【0052】すなわち、この仕切り部33は室外機本体
1内を上記圧縮機4等が配置される機械室34と、上記
送風機3および室外熱交換器2が配置される熱交換室3
5とに仕切る。
【0053】上記電気部品収納部32は、補助仕切り部
30に挿嵌される下部側部分のみ補助仕切り部と同一の
板厚および曲状をなし、補助仕切り部がそのまま延長さ
れる形状となっているが、上記圧縮機4上面に接続され
る配管36および端子部37の接続に支障のない充分な
余裕をもった高さ位置で圧縮機4上面に突出する。
【0054】そして、上記パックドバルブ取付け部27
の上方部位面には電源端子部であるSLコネクタ38を
斜めに傾斜した状態で取付けられ、内部には必要な電気
部品が収容される。
【0055】しかして、このようにして構成される室外
機において、冷凍サイクル運転をなすと、圧縮機4から
運転騒音が発生する。しかしながら、上記保持部材23
は、圧縮機4のほとんど全周面を覆い、かつ吸音部材層
26aと遮音部材層26bとの二層構造としたので、外
部へ漏れる騒音レベルが低下する。
【0056】しかも、保持部材23の周囲には空間部を
介してパックドバルブ取付け部27と補助仕切り部30
がそれぞれ設けられており、二重構造で圧縮機4を囲撓
し、かつ圧縮機の上部を電気部品収納部32が覆うの
で、圧縮機の運転騒音の漏れをより確実に規制する。
【0057】また室外機の運搬中において、多大の振動
を受けたとしても、圧縮機4上部を保持部材23の上部
に取付け保持するとともに、底板6と底部との間に緩衝
体としてのコイススプリング21を介挿しているので、
圧縮機4の上部および下端部の振れを確実に規制して、
特に圧縮機4上部に接続される配管36の振動を規制す
ることができ、配管接続部に対する悪影響を阻止でき
る。
【0058】したがって、圧縮機4上部に接続される配
管36を従来のように複雑に折曲、かつ交差して蛇行状
に配設する必要がなくなり、配管ジャングル化を解消し
て、組み立て作業性およびサービス作業性向上を得られ
る。
【0059】圧縮機4の上方部位に電気部品収納部32
を設けて、配管36に対する接続や端子部37に対する
接続に支障のない範囲内で圧縮機の上方空間を有効利用
することができる。
【0060】補助仕切り部30と電気部品収納部32と
からなる仕切り部33を湾曲形成したので、送風機3の
駆動にともなって熱交換器2へ導かれる熱交換風を効率
よく案内する送風路を得られる。
【0061】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、請
求項1では、圧縮機上部を室外機本体に取付け保持する
保持部材を具備したから、室外機の運搬の際に振動があ
っても、圧縮機の振れを阻止して、接続配管との繋ぎ目
の破断事故を確実に規制できる効果を奏する。
【0062】また、これによって従来のように配管を複
雑に折曲、かつ交差して蛇行状に配設する必要がなくな
り、配管ジャングル化を解消して、組み立て作業性およ
びサービス作業性の向上を得られる。
【0063】請求項2では、保持部材を筒状に形成して
圧縮機周面を囲撓し、圧縮機上部を取付け固定するよう
にしたから、圧縮機の運転にともなう騒音の外部への漏
れを低減させるとともに、圧縮機の取付けを兼用でき
る。
【0064】請求項3では、圧縮機の下端部と室外機本
体の底板との間に、圧縮機下部の振動を吸収する緩衝体
を介在したから、圧縮機の運転にともなう振動で、特に
圧縮機下部の振動を吸収できる。
【0065】請求項4では、保持部材を、少なくとも吸
音部材層と遮音部材層との二層構造としたから、圧縮機
の運転にともなう騒音の吸収と外部への漏れ防止に対し
て有効に機能する。
【0066】さらにまた、吸音部材および遮音部材から
なる防音カバーの取付け作業が省略でき組み立て作業性
の向上を得られる。
【0067】請求項5では、保持部材の外周に空間部を
存してパックドバルブ取付け部を一体に連結したから、
従来のように特にパックドバルブ取付け板を用意する必
要がなく、室外機本体に対する取付け固定作業を不要化
して、組立て作業コストの低減を得られる効果を奏す
る。
【0068】請求項6では、保持部材の外周に空間部を
存して、室外機本体内を圧縮機が配置される機械室と、
送風機および熱交換器が配置される熱交換室とに仕切る
仕切り部を一体に設けたから、従来のように特に仕切り
板を用意する必要がなく、室外機本体に対する取付け固
定作業を不要化して、組立て作業コストの低減を得られ
る効果を奏する。
【0069】請求項7では、上記仕切り部を、保持部材
に一体に連結される補助仕切り部と、この補助仕切り部
上に載設され電気部品を収容する電気部品収納部とから
構成したから、従来のように特に電気部品箱を用意する
必要がなく、室外機本体に対する取付け固定作業を不要
化して、組立て作業コストの低減を得られる効果を奏す
る。
【0070】以上を総括すれば、最小の部品で、多機能
化と有用化を図れるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示し、室外機本体を分解し
た斜視図。
【図2】同実施例の、室外機本体の横断平面図。
【図3】同実施例の、圧縮機と、この圧縮機を囲撓する
保持部材の一部断面図。
【図4】同実施例の、保持部材の平面図。
【図5】同実施例の、室外機の一部を分解した斜視図。
【図6】同実施例の、室外機の斜視図。
【符号の説明】
1…室外機本体、2…熱交換器、3…送風機、4…圧縮
機、23…保持部材、22…取付け具、6…底板、22
…緩衝体(コイルスプリング)、26a…吸音部材層、
26b…遮音部材層、27…パックドバルブ取付け部、
34…機械室、35…熱交換室、36…仕切り部、30
…補助仕切り部、32…電気部品収納部。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】室外機本体内に、熱交換器、送風機、圧縮
    機およびこれらを駆動制御する電気部品等の構成部品を
    配置した空気調和機の室外機において、 上記圧縮機を、この圧縮機上部で取付け保持する保持部
    材を具備したことを特徴とする空気調和機の室外機。
  2. 【請求項2】上記保持部材は筒状に形成され、上記圧縮
    機はこの筒状保持部材内に収容されるとともに、圧縮機
    上部に設けられる取付け部を介して保持部材に取付け固
    定されることを特徴とする請求項1記載の空気調和機の
    室外機。
  3. 【請求項3】上記圧縮機は、その下端部と上記室外機本
    体の底板との間に、圧縮機下部の振動を吸収する緩衝体
    が介在されることを特徴とする請求項1記載の空気調和
    機の室外機。
  4. 【請求項4】上記筒状保持部材は、少なくとも吸音部材
    層と遮音部材層との二層構造であることを特徴とする請
    求項2記載の空気調和機の室外機。
  5. 【請求項5】上記筒状保持部材は、その外周に空間部を
    存してパックドバルブ取付け部が一体に連結されること
    を特徴とする請求項2記載の空気調和機の室外機。
  6. 【請求項6】上記筒状保持部材は、その外周に空間部を
    存して、室外機本体内を上記圧縮機が配置される機械室
    と、上記送風機および上記熱交換器が配置される熱交換
    室とに仕切る仕切り部が設けられることを特徴とする請
    求項2記載の空気調和機の室外機。
  7. 【請求項7】上記仕切り部は、上記筒状保持部材に一体
    に連結される補助仕切り部と、この補助仕切り部上に載
    設され電気部品を収容する電気部品収納部とを備えたこ
    とを特徴とする請求項6記載の空気調和機の室外機。
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Cited By (6)

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