JPH1111767A - 薄板起立装置 - Google Patents

薄板起立装置

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JPH1111767A
JPH1111767A JP16866297A JP16866297A JPH1111767A JP H1111767 A JPH1111767 A JP H1111767A JP 16866297 A JP16866297 A JP 16866297A JP 16866297 A JP16866297 A JP 16866297A JP H1111767 A JPH1111767 A JP H1111767A
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JP
Japan
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arm
thin plate
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main body
receiving
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Application number
JP16866297A
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English (en)
Inventor
Yutaka Tsukiji
豊 築地
Shinichi Hayashida
伸一 林田
Yoshiyuki Sakano
由幸 坂野
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Tsubakimoto Chain Co
Original Assignee
Tsubakimoto Chain Co
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 刷版等の薄板を効率良く自動的に起立させて
ストックする薄板起立装置を提供する。 【解決手段】 揺動自在に軸支された中継アーム2と起
立アーム3を有する本体フレーム4と、ストック台5と
を備えており、本体フレーム4の前方から中継アーム2
上へ横倒しに送り込まれた薄板を中継アーム2を揺動さ
せて起立アーム3へ受け渡し、次いで前記起立アーム3
を揺動させることにより、本体フレーム4の後方のスト
ック台5上へ順次薄板を起立した状態で並べてストック
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属するの技術分野】本発明は製版機で製版され
た刷版等の薄板を起立させる装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の新聞社における印刷工程は大規模
集約型であり、製版機で製版された刷版は、オーバヘッ
ドコンベヤ等の高度な自動化設備によって輪転機エリア
まで搬送されていた。
【0003】しかしながら、近年のデータ処理技術や情
報伝達技術の発展にともない、新聞の輸送効率の面から
も小規模な印刷所を地域ごとに分散配置するサテライト
化が進み、従来の大規模で高度に自動化された搬送設備
よりも小回りの利く設備の要求が高まってきている。こ
のような、小規模な印刷所においては、製版機から搬出
された刷版は積み重ねられ、ここから作業者が必要な種
類や枚数の刷版を取り出して輪転機エリアまで運んでい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、積み重ねら
れた刷版の中から人手で必要なものを取り出して運搬す
る作業は労力を要し、作業効率が低いという問題があっ
た。一方、積み重ねられた刷版を縦に並べてストックし
ておいて、ここから必要な刷版を取り出す方が、取り出
し時の作業性を向上させることはできるが、製版機から
搬出される刷版を人手で起こして縦に並べる工程が必要
となるため、全体の作業効率は依然低いという問題があ
った。そこで、本発明は、前述した従来の問題を解決す
るため、刷版等の薄板を効率良く自動的に起立させてス
トックする薄板起立装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明の薄板起立装置は、基端側が本体フレーム前
部に軸支され、先端側が前記本体フレーム後下方に向い
て緩傾斜した搬入位置と前記搬入位置より下方に傾斜し
た受渡位置との間で揺動自在に設けられ、先端に受爪を
有して搬入位置で基端側から横倒しに送り込まれた薄板
の送り込み方向前方の端縁を前記受爪で受け、受渡位置
まで前記薄板を載せて揺動するフォーク状の複数のアー
ム部材からなる中継アームと、基端側が前記中継アーム
の軸支位置よりも低位置で前記本体フレーム後部に軸支
され、先端側が本体フレーム前上方に傾斜した受取位置
と垂直上方からやや後方へ向いた起立位置との間で揺動
自在に設けられ、基端に支持爪を有して中継アームから
薄板を受け取って前記端縁を前記支持爪で受けて起立さ
せるフォーク状の複数のアーム部材からなる起立アーム
と、後下方へ緩傾斜した載置面と前記載置面後方に立設
された支え部材とを有し、前記起立アームで起立された
薄板を前記本体フレーム後方で載置面上に受け止めると
ともに、前記支え部材で起立姿勢に支えてストックする
ストック台とを備えている。
【0006】前記薄板起立装置においては、中継アーム
の基端側に薄板を先端側へ送り込む搬送機構が設けられ
ていることが好ましい。また、本体フレーム後面と受け
台前面とは磁石によって着脱自在に連結され、連結時に
両者の一方に設けられた略V字状の凹部に他方から突出
して設けられた位置決めローラが係入して本体フレーム
に対する受け台の左右方向の位置決めが行われるように
構成されていることも好ましい。
【0007】
【作用】本体フレーム後面にストック台が配置され、中
継アームが搬入位置に、起立アームが受取位置にそれぞ
れ揺動された状態において、本体フレーム前方から中継
アーム上へ薄板が横倒しの姿勢で搬入される。
【0008】次に、中継アームが受渡位置まで揺動す
る。揺動の途中では中継アーム先端に設けられているス
トッパが薄板の端縁に当接して薄板が中継アーム先端か
ら滑り落ちることが防止されている。
【0009】中継アームが受渡位置へ揺動すると、受取
位置にある起立アームの基端側は中継アームの受爪より
上方へ突出して受爪から薄板の端縁が外れる。そうする
と、前記薄板は中継アームの傾斜に沿って滑り、起立ア
ーム基端の支持爪に受け止められる。次いで、起立アー
ムが起立位置へ向けて揺動すると薄板は起立され、起立
アーム先端側が垂直上方から後方へ揺動すると支持爪は
薄板端縁から外れて本体フレーム後方のストック台の載
置面上へ落下し、支え部材で支えられて前記載置面上に
起立状態でストックされる。
【0010】また、中継アームの基端側に薄板を先端側
へ送り込む搬送機構が設けられている場合には、中継ア
ームに搬入された薄板は、前記搬送機構によってその送
り込み方向の前端縁が受爪近傍まで確実に送り込まれ
る。
【0011】さらに、本体フレーム後面とストック台前
面が磁石によって着脱自在に連結され、連結時に両者の
一方に設けられた略V字状の凹部に他方から突出して設
けられた位置決めローラが係入して本体フレームに対す
る受け台の左右方向の位置決めが行われるように構成さ
れている場合、前記磁石の吸引力で本体フレーム後面と
ストック台前面とが接近すると位置決めローラが前記凹
部に案内されてストック台前面が本体フレーム後面に位
置決めされて連結され、また、前記磁石の吸引力に抗し
て本体フレームからストック台を引き離すことにより両
者は容易に分離される。
【0012】
【実施例】以下、図面に基づいて本発明の実施例を説明
する。図1は、本発明の薄板起立装置の第1実施例を示
す側面から見た構造図、図2はその平面図であって、本
実施例は薄板として、製版機で製版された刷版を取り扱
う例を示している。
【0013】これらの図に示すように、薄板起立装置1
は、中継アーム2と起立アーム3を備えた本体フレーム
4と、前記本体フレーム後方に着脱自在に連結されるス
トック台5から概略構成されている。
【0014】前記本体フレーム4の上端前面には、図示
していないコンベヤで製版機側から送られてくる刷版P
を本体フレーム4側へ誘導するための左右対のガイドプ
レート6,7が設けられ、また、これらのガイドプレー
ト6,7の後方に隣接して送込みローラ8が配置されて
いる。
【0015】前記送込みローラ8は本体フレーム4前方
から前記ガイドプレート6,7上へ搬入された刷版P
を、中継アーム2へ送り込むためのものであり、その内
部内蔵されたモータによって回転駆動されるように構成
されている。
【0016】また、前記中継アーム2は、フォーク状の
複数のアーム部材9から構成されており、これらのアー
ム部材9の基端側は本体フレーム4の前部に両端を回動
自在に支持されている軸10にそれぞれ固定されてい
る。
【0017】前記軸10には、リンク11を介して本体
フレーム4に設けられたエアシリンダ12が駆動連結さ
れており、前記エアシリンダ12によって中継アーム2
が図1に実線で示す先端側が本体フレーム4後下方を向
いて緩傾斜した搬入位置と、仮想線で示す前記搬入位置
より下方に傾斜した受渡位置との間で揺動されるように
なっている。
【0018】また、本実施例では中継アーム2に左右一
対の搬送機構13が設けられており、これらの搬送機構
13は、軸10に回転自在に支持されて前記送込みロー
ラ8との間に掛け渡されている丸ベルトBを介して駆動
される駆動プーリ14と、軸10にアーム部材9と平行
に固定されているプーリ支持枠15と、プーリ支持枠1
5の先端部に回転自在に取り付けられている案内プーリ
16と、駆動プーリ14と案内プーリ16間に掛け渡さ
れている搬送ベルト17から構成されている。
【0019】前記搬送ベルト17はアーム部材9の上面
より僅かに上方に突出しており、送込みローラ8が回転
すると丸ベルトBを介して連動して走行駆動され、中継
アーム2が搬入位置にあるとき、本体フレーム4前方か
ら供給された刷版Pを中継アーム2の先端側へ移動させ
る。
【0020】中継アーム2の各アーム部材9の先端には
刷版Pの送込み方向前方の端縁に当接して、刷版Pが中
継アーム2の先端から滑り落ちることを阻止するための
受爪18が突設されている。
【0021】一方、起立アーム3は中継アーム2と同様
にフォーク状の複数のアーム部材19から構成されてお
り、これらのアーム部材19の基端側は、本体フレーム
4の後部に両端を回動自在に支持されている軸20にそ
れぞれ固定されている。また、各アーム部材19の基端
には支持爪21が突設されている。
【0022】前記軸20は中継アーム2の軸10よりも
低位置に設けられ、リンク22を介して本体フレーム4
に設けられたエアシリンダ23に駆動連結されており、
前記エアシリンダ23によって、起立アーム3は図1に
実線で示す先端側が本体フレーム4前上方に傾斜した受
取位置と、仮想線で示す垂直上方からやや後方へ向いた
起立位置との間で揺動されるようになっている。
【0023】また、図1に示すように、本体フレーム4
の受取位置に倒伏した起立アーム3の下方には、中継ア
ーム2上へ送り込まれた刷版Pの端縁が中継アーム2上
の所定位置まで移動してきたことを検知するための検知
センサ24が設けられている。
【0024】一方、前記ストック台5は、その下面に取
り付けられた4つのキャスター車輪25によって移動さ
せることができ、その上面は刷版Pを起立してストック
するための載置面26となっている。前記載置面26
は、後下方へ向けて緩やかに傾斜しており、その後方に
は、支え部材27が設けられている。
【0025】図3及び図4に示すように、ストック台5
の前面下部両側には、一対の位置決めローラ28が縦軸
回りに回転自在に前方へ突出して取り付けられていると
ともに、これらの位置決めローラ28の下方位置に磁石
29がそれぞれ固定されている。
【0026】本体フレーム4の後面下部には、前記一対
の位置決めローラ28がそれぞれ係入する略V字状の凹
部30が形成されていて、本体フレーム4の後面にスト
ック台5の前面を接近させると、磁石29と本体フレー
ム4との間に吸引力が作用してストック台5は本体フレ
ーム4に引き寄せられ、両方のローラ28がそれぞれ対
応する凹部へ係入し、本体フレーム4へストック台5が
位置決めされた状態で磁石29の吸引力で連結される。
【0027】なお、磁石29は本体フレーム4側に設け
ても良く、あるいは両方に設けてもよい。また、位置決
めローラ28を本体フレーム4の後面に、凹部30をス
トック台5の前面に設けるようにしてもよい。
【0028】次に、前述した構成の薄板起立装置1の動
作について説明する。本体フレーム4の前面側から図示
しないコンベヤ等で製版機から横倒しの状態で送られて
きた刷版Pは、ガイドプレート6,7で誘導されて送込
みローラ8へ乗り上げ、前記送込みローラ8によって搬
入位置に待機している中継アーム2の上へ送り込まれ
る。
【0029】一方、図2に示すように、ローラ8は丸ベ
ルトBを介して搬送機構13の搬送ベルト17を駆動
し、前記搬送ベルト17とローラ8が協働して中継アー
ム2上への刷版Pの送り込み動作を行う。
【0030】そして、前記刷版Pの送り込み方向前端縁
が、検知センサ24によって検知されると、前記検知セ
ンサ24からの検知信号によって図示しないタイマーが
起動され、それから、刷版Pの送り込み方向の前端縁が
受爪18の近傍まで到達するまでの時間が経過した後
に、送込みローラ8の回転とこれに連動する搬送ベルト
17の走行が停止される。
【0031】次いで、中継アーム2はエアシリンダ12
によって搬入位置から受渡位置へ向けて下方へ揺動され
る。この時、刷版Pの送り込み方向の前端縁は受爪18
に係止され、中継アーム2の後下方への傾斜による刷版
Pの滑り落ちは阻止されている。
【0032】なお、中継アーム2が搬入位置から受渡位
置へ揺動するときに、刷版Pの送り込み方向の前端縁が
受爪18から離れていると、中継アーム2上を刷版Pが
滑り落ちてその前端縁が受爪18と激しく衝突して損傷
する恐れがあるが、この実施例においては、搬送機構1
3を設けて中継アーム2の先端側が下傾する前に刷版P
の送り込み方向の前端縁が受爪18の近傍まで移動する
ようにしているため、刷版Pと受爪18との衝突は生じ
ない。
【0033】したがって、本実施例の薄板起立装置1
は、ローラ8のみでは前端縁が受爪18の近傍へ到達す
るまで送ることが不可能な、送り込み方向の長さが中継
アーム2の長さに比べて短いサイズの刷版Pに対しても
適用可能であり、様々な長さの刷版Pを混在して取り扱
うことができる。
【0034】また、前記搬送機構13は、搬送ベルト1
7で刷版Pを送る構造であるが、搬送ベルト17の代わ
りに同期駆動される複数の搬送ローラの列によって構成
することもでき、また、搬送機構13を送込みローラ8
で駆動せずに独立した駆動源で駆動するようにしてもよ
い。
【0035】一方、中継アーム2が搬入位置から受渡位
置まで揺動する間、起立アーム3は受取位置で停止して
おり、中継アーム2が受渡位置近傍まで下降すると、中
継アーム2を構成している各アーム部材9の先端側は起
立アーム3を構成している各アーム部材19の基端側下
方へ没入する。
【0036】そして、中継アーム2が受渡位置までくる
と、受爪18に対して起立アーム3の基端側が上方へ突
出し、今まで受爪18へ係止されていた刷版Pの端縁は
これから外されて、起立アームの基端に設けられている
支持爪21で受け止められる。
【0037】次いで起立アーム3がエアシリンダ23に
よって起立位置へ揺動され、この時、刷版Pは、中継ア
ーム2の下方から起立アーム3によってすくい上げられ
て、起こされていく。
【0038】この時、縦になった刷版Pの下端縁は支持
爪21によって支持されているが、起立アーム3が垂直
上方からさらに後方の起立位置へ揺動すると、支持爪2
1の刷版Pの下端縁との当接面は後方へ下傾するため、
刷版Pの下端縁は支持爪21から外れ、本体フレーム4
後方に連結されているストック台5の後下方へ緩傾斜し
ている載置面26上へ落下して後方へ滑り、支持部材2
7に受け止められて起立状態でストックされる。
【0039】その後、中継アーム2と起立アーム3は搬
入位置と受取位置へそれぞれ戻り、以下、同様な動作が
順次行われてストック台5上へ複数の刷版Pが起立した
状態でストックされる。
【0040】ストック台5に所定枚数の刷版Pが載置さ
れたら、前記ストック台5を本体フレーム4から磁石2
9の吸引力に抗して引き離し、輪転機エリアまで人手で
運搬した後、ストック台5上の刷版Pを手作業で取り出
して輪転機に装着する。
【0041】次に図5は、本発明の薄板起立装置の第2
実施例を示す側面から見た構造図であって、本実施例
は、前述した第1実施例の薄板起立装置1から搬送機構
13を省略しているもので、その他の部分は第1実施例
のものと同様に構成されている。
【0042】図5に示す薄板起立装置1Aで扱われる刷
版Pのサイズは一定しており、送込みローラ8Aによっ
て、搬入位置にある中継アーム2A上を受爪18Aの近
傍位置まで刷版Pを送り込むことが可能になっている。
【0043】そして、送り込む途中で刷版Pの先行する
端縁が検知センサ24Aで検知されることにより、前述
した第1実施例のものと同様にして、中継アーム2Aと
起立アーム3Aとが連携して動作し、ストック台5Aへ
刷版Pを順次ストックする。
【0044】さらに、図6は、本発明の薄板起立装置の
第3実施例を示す側面から見た構造図であって、この実
施例は、サイズの一定した送り込み方向の長さの小さな
刷版を取り扱うためのものであり、取り扱う刷版Pのサ
イズに合わせて中継アーム2Bと起立アーム3Bは長さ
の短いものが用いられている。
【0045】同図に示す薄板起立装置1Bも前述した第
2実施例のものと同様に送込みローラ8Bで本体フレー
ム4Bの前面側から、中継アーム2B上へ送り込まれた
刷版Pを、起立アーム3Bへ受け渡して起立させ、本体
フレーム4Bの後面に連結したストック台5B上へ順次
ストックする構造である。
【0046】なお、前述した各実施例においては、搬入
位置にある中継アームへ刷版を送り込むために送込みロ
ーラを薄板起立装置の本体フレーム側に設けているが、
送込みローラを省略し、本体フレーム前方から刷版を直
接中継アーム上へ送り込むようにしてもよい。
【0047】また、各実施例は、薄板として刷版を例に
して薄板起立装置を説明しているが、本発明の薄板起立
装置は、刷版以外の薄い板状物を起立して並べる際にも
適用可能である。
【0048】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明の薄板起
立装置によれば、中継アームと起立アームとの連携動作
によって、横倒し状態で搬入された薄板を自動的に起立
させて、効率良くストック台上へ起立して並べることが
できる。
【0049】また、中継アームの基端側に薄板を先端側
へ送り込む搬送機構が設けられている場合には、中継ア
ームへの搬入方向の長さのことなる複数種類の薄板を単
一の薄板起立装置で取り扱うことができる。
【0050】さらに、本体フレーム後面とストック台前
面が磁石によって着脱自在に連結され、連結時に両者の
一方に設けられた略V字状の凹部に他方から突出して設
けられた位置決めローラが係入して本体フレームに対す
る受け台の左右方向の位置決めが行われるように構成さ
れている場合、本体フレームに対するストック台の着脱
を迅速且つ正確に行うことができ、満杯になったストッ
ク台と空のストック台とを交換する作業等を効率的に行
うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の薄板起立装置の第1実施例を示す側
面から見た構造図。
【図2】 本発明の薄板起立装置の第1実施例を示す平
面図。
【図3】 図1のA−A線位置から矢印方向に見た一部
断面図。
【図4】 図3のB−B線位置から矢印方向に見た一部
断面図。
【図5】 本発明の薄板起立装置の第2実施例を示す側
面から見た構造図。
【図6】 本発明の薄板起立装置の第3実施例を示す側
面から見た構造図。
【符号の説明】
1,1A,1B 薄板起立装置 2,2A,2B 中継アーム 3 起立アーム 4 本体フレーム 5 ストック台 6,7 ガイドプレート 8 送込みローラ 9,19 アーム部材 10,20 軸 11,22 リンク 12,23 エアシリンダ 13 搬送機構 14 駆動プーリ 15 プーリ支持枠 16 案内プーリ 17 搬送ベルト 18 受爪 21 支持爪 24 検知センサ 25 キャスター車輪 26 載置面 27 支持部材 28 位置決めローラ 29 磁石 30 凹部 B 丸ベルト P 刷版

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基端側が本体フレーム前部に軸支され、
    先端側が前記本体フレーム後下方に向いて緩傾斜した搬
    入位置と前記搬入位置より下方に傾斜した受渡位置との
    間で揺動自在に設けられ、先端に受爪を有して搬入位置
    で基端側から横倒しに送り込まれた薄板の送り込み方向
    前方の端縁を前記受爪で受け、受渡位置まで前記薄板を
    載せて揺動するフォーク状の複数のアーム部材からなる
    中継アームと、 基端側が前記中継アームの軸支位置よりも低位置で前記
    本体フレーム後部に軸支され、先端側が本体フレーム前
    上方に傾斜した受取位置と垂直上方からやや後方へ向い
    た起立位置との間で揺動自在に設けられ、基端に支持爪
    を有して中継アームから薄板を受け取って前記端縁を前
    記支持爪で受けて起立させるフォーク状の複数のアーム
    部材からなる起立アームと、 後下方へ緩傾斜した載置面と前記載置面後方に立設され
    た支え部材とを有し、前記起立アームで起立された薄板
    を前記本体フレーム後方で載置面上に受け止めるととも
    に、前記支え部材で起立姿勢に支えてストックするスト
    ック台とを備えたことを特徴とする薄板起立装置。
  2. 【請求項2】 中継アームの基端側に薄板を先端側へ送
    り込む搬送機構が設けられていることを特徴とする請求
    項1記載の薄板起立装置。
  3. 【請求項3】 本体フレーム後面とストック台前面とは
    磁石によって着脱自在に連結され、連結時に両者の一方
    に設けられた略V字状の凹部に他方から突出して設けら
    れた位置決めローラが係入して本体フレームに対する受
    け台の左右方向の位置決めが行われるように構成されて
    いることを特徴とする請求項1または2記載の薄板起立
    装置。
JP16866297A 1997-06-25 1997-06-25 薄板起立装置 Pending JPH1111767A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103159066A (zh) * 2011-12-09 2013-06-19 上海凯思尔电子有限公司 快速收板机
JP2015105151A (ja) * 2013-11-28 2015-06-08 株式会社ソーエイ 搬送装置

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CN103159066A (zh) * 2011-12-09 2013-06-19 上海凯思尔电子有限公司 快速收板机
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