JP2005013801A - 紙葉類分離供給装置 - Google Patents

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Masami Asanuma
正己 浅沼
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Abstract

【課題】簡単な構成で紙葉類の分離供給を高精度に行う。
【解決手段】搬送方向下向きに傾斜した載置台101上に、束状の書留郵便物Mを垂直姿勢に保持してその表面を押圧板102により押圧して自重により搬送し、その終端部で最前部の書留郵便物Mのみを分離供給手段103により分離して横方向に搬送する。整列手段104は、押圧力検出センサ146が書留郵便物Mの重圧によりオンすると、摩擦ベルト装置113、114、115を逆転させて、最前部の書留郵便物Mだけを横送り手段105により搬送して他のものは後方に戻すので、重送が防止される。また、サブチャンバ106が2枚目の書留郵便物Mの端部を吸着するので、重送が防止される。
【選択図】 図3

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば郵政機関等で使用されている紙葉類区分システムにおいて、束状にして複数まとめて投入された郵便物等の紙葉類を一枚ずつ分離して搬送するのに好適な紙葉類分離供給装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、郵便物に付されたバーコードを読み取る認識機能または郵便番号等の宛先情報を読み取る文字認識機能を備え、それらの宛先情報から郵便物を自動で区分け処理する郵便物区分装置が提案されている(例えば、特許文献1参照)。このような郵便物(以下、これを「紙葉類」という)の紙葉類区分装置では、省スペース、小人数作業、低コスト、高速化等が要求されている。このうち、高速化を実現するには、その1つとして搬送途中での重送等の発生をなくし、迅速かつ正確に搬送および区分処理動作を行うことが求められている。
【0003】
ところで、一般に、この種の紙葉類区分装置では、仕分けを行う紙葉類は、束状にして複数まとめて垂直状態で投入され、それを分離供給部において1枚ずつに分離し、順に下流側へ送る構造が採られている。したがって、分離供給部での紙葉類の分離が適正かつ迅速に行われないと、以後の宛名情報の読み取りや区分け処理の精度および速度に大きく影響することになる。
【0004】
【特許文献1】
特開平11−232376号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、大量の紙葉類を高速で、かつ連続して搬送しようとすると、分離供給部において重送が発生し、搬送後に行なわれるべき紙葉類の区分作業が正しく実行されないという事態が発生する可能性がある。また、分離供給部において、直接重送が発生しなくても、紙葉類搬送経路内におけるわずかな動作のずれ等が不安定要素となり、一つの紙葉類とそれに続く他の紙葉類との間隔が極端に開いたり接近したりし、これらが原因でも重送が発生して、搬送後に行なわれるべき紙葉類の区分作業が正しく実行されないという事態も予想される。従来は、これらの問題に対処するために、装置の構成が複雑になるという問題があった。
【0006】
本発明は、このような従来の問題を解決するものであり、簡単な構成により紙葉類の分離供給を高精度に行えるようにした紙葉類分離供給装置を提供することを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明の紙葉類分離供給装置は、紙葉類を垂直姿勢に保持して搬送するために、搬送方向に対して前方下向きに傾斜した載置台と、前記載置台に沿って自重により前記搬送方向前方に移動して前記紙葉類の表面を押圧する押圧板と、前記搬送方向前方の終端位置に配置されて、最前部の紙葉類をそれ以後の紙葉類から分離して垂直姿勢を保持して横方向に搬送する分離搬送手段とを備えたものである。この構成により、簡単な構成で紙葉類の分離供給を高精度に行うことができる。
【0008】
また、本発明の紙葉類分離供給装置は、前記載置台が、前記紙葉類の底部を載置するための搬送方向に沿った複数のレールを備えたことを特徴とする。この構成により、垂直姿勢に保持された束状の紙葉類の滑動を容易にすることができ、紙葉類の重力による搬送をスムーズに行うことができる。
【0009】
また、本発明の紙葉類分離供給装置は、前記押圧板が、前記載置台の下部に設けられたレール上を移動するスライダを備えたことを特徴とする。この構成により、押圧板の滑動を容易にすることができ、紙葉類の重力による搬送をスムーズに行うことができる。
【0010】
また、本発明の紙葉類分離供給装置は、前記分離搬送手段が、前記紙葉類の底部を搬送方向前方および後方へ選択的に送る整列手段と、最前部の紙葉類の裏面を吸着して横方向へ搬送する横送り手段とを有することを特徴とする。この構成により、垂直姿勢に保持された束状の紙葉類をほぐして紙葉類の重送を防止することができる。
【0011】
また、本発明の紙葉類分離供給装置は、前記整列手段が、前記紙葉類の底部に接触して回転する複数の摩擦ベルトであることを特徴とする。この構成により、束状の紙葉類を効率よくほぐすことができる。
【0012】
また、本発明の紙葉類分離供給装置は、前記横送り手段が、複数の穴を設けた吸着ベルトと、前記吸着ベルトの内側に配置されたバキュームチャンバとを有することを特徴とする。この構成により、紙葉類を効率よく吸着して搬送することができる。
【0013】
また、本発明の紙葉類分離供給装置は、前記分離搬送手段が、前記押圧板による押圧力を検出する押圧力検出センサを備え、前記押圧力検出センサが所定値以上の押圧力を検出した場合に、前記整列手段を逆転させることを特徴とする。この構成により、紙葉類の重圧による重送を防止することができる。
【0014】
また、本発明の紙葉類分離供給装置は、前記横送り手段の搬送方向上流側の隣に、紙葉類の端部裏面を吸着するサブチャンバを備えたことを特徴とする。この構成により、最前部から2番目の紙葉類の端部を保持して重送を防止することができる。
【0015】
また、本発明の紙葉類分離供給装置は、前記横送り手段の搬送方向上流側の隣に、紙葉類の端部を裏面から叩くフラッパを備えたことを特徴とする。この構成により、束状の紙葉類をほぐして重送を防止することができる。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して説明する。図1は本発明の紙葉類分離供給装置を紙葉類ラベル貼付装置の分離供給部に適用した例である。本実施の形態における紙葉類ラベル貼付装置とは、束状にまとめて供給された書留郵便物等の紙葉類を一枚ずつ分離して、それぞれに配達証などのラベルを自動的に貼着するための装置であり、紙葉類を一枚ずつ分離して搬送する部分に本発明の紙葉類分離供給装置が適用されている。図1において、紙葉類ラベル貼付装置は、搬送すべき多数枚の書留郵便物Mを垂直姿勢に保持して1枚ずつ分離して搬送する分離供給部100と、分離された書留郵便物Mの表面を撮像して画像信号を出力する撮像部200と、画像信号を基にラベルに書留郵便物Mの画像を印刷する印刷部および印刷されたラベルを書留郵便物Mの裏面に貼着するラベル貼着部とがユニット化された印刷貼着部300と、台紙テープに一列に貼付されたラベルを印刷貼着部300に間欠的に供給するラベル供給部400と、ラベルを正しく貼着された書留郵便物Mと正しく貼着されない書留郵便物Mとを振り分ける振分部500と、撮像部200から振分部500までの書留郵便物Mを垂直姿勢で間欠的に搬送する水平搬送部600とを備えている。各部は、フレーム50の上部に配置された天板51の前方Aにおいて、左方Cから右方Dに向けて配置されており、前方Aは、後方Bよりも10度ないし15度の勾配をもって下向きに傾斜している。各機能部は、図示されない操作盤からの入力設定に基づき、マイクロコンピュータからなる制御部700により制御される。
【0017】
図2は各機能部の構成を前方Aから見た図である。分離供給部100は、搬送方向前方Aに向けて、天板51と同様に下向きに傾斜した載置台101と、載置台101に沿って自重により前方に移動して書留郵便物Mの表面を押圧する押圧板102と、搬送方向前方Aの終端位置に配置されて、最前部の書留郵便物Mを他の書留郵便物Mから分離して垂直姿勢で横方向に搬送する分離搬送手段103とを有する。撮像部200は、天板51の後方B側に配置されて、書留郵便物Mの表面を撮像して画像信号を出力するCCDカメラを有する撮像手段201と、分離された垂直姿勢の書留郵便物Mの裏面を吸着して間欠的に搬送する吸着搬送手段202とを備えている。印刷貼着部300は、ラベルLに書留郵便物Mの画像を印刷する感熱プリンタ301と、書留郵便物Mの画像を印刷したラベルLを垂直姿勢の書留郵便物Mの裏面に貼着するエアー吸引吹付手段302と、水平ベルト601により搬送される垂直姿勢の書留郵便物Mを寄りか掛からせるための第1垂直支持ベルト303と、大形の書留郵便物Mを寄り掛らせるための第2垂直支持ベルト304とを備えている。これらの垂直支持ベルト303、304は、水平ベルト601と同期して同速度で回転し、図1に示すように、全体が前方下向きに傾いているので、書留郵便物Mは、垂直支持ベルト303、304に寄り掛かったまま搬送されることになる。ラベル供給部400は、多数枚のラベルLが粘着剤により一列に等間隔に貼付された台紙テープ401をテープホルダ402から順次繰り出して印刷貼着部300に供給するローラ装置403を備えている。振分部500は、書留郵便物Mの進路を選択する揺動アーム501を備えている。水平搬送部600は、撮像部200から振分部500までの間に配置された水平ベルト601を有する。この水平ベルト601は、駆動プーリ602と従動プーリ603との間に掛け渡され、駆動プーリ602は水平搬送モータ604に連結されている。
【0018】
図3は分離供給部100の詳細を示している。分離供給部100は、搬送方向前方Aに向けて下方に傾斜した載置台101と、載置台101に沿って自重により前方に移動して書留郵便物Mの表面を押圧する押圧板102と、搬送方向前方Aの終端位置に配置されて、最前部の書留郵便物Mを他の書留郵便物Mから分離して垂直姿勢で横方向に搬送する分離搬送手段103とを有する。分離搬送手段103は、書留郵便物Mの底部を搬送方向前方Aおよび後方Bへ選択的に送る整列手段104と、最前部の書留郵便物Mを吸着して右方Dへ搬送する横送り手段105と、横送り手段105の左方Cに隣接して配置されたサブチャンバ106とを有する。整列手段104は水平状態に配置され、横送り手段105およびサブチャンバ106は垂直状態に配置されている。
【0019】
図4は分離供給部100における載置台101と押圧板102の構成を示している。載置台101は、薄い箱状に形成され、その上面には、書留郵便物Mの底部を支持するための搬送方向に沿った3本のレール107を備え、さらに大形の書留郵便物Mのための補助レール107aを備えている。載置台101の内部には2本のレール108が配置され、このレール108上を移動するスライダ109の上に、ブラケット110を介して押圧板102が取り付けられている。載置台101は、上記したように、前方Aに向けて下方に傾斜しているので、押圧板102は、スライダ109がレール108上を滑ることにより、自重により前方に向けて移動する。
【0020】
図5は載置台101の前方Aの終端部に配置される整列手段104の構成を示している。整列手段104は、載置台101の上面と同位置となる頂板111と、その下部の基台112と、基台112上に固定された3台の摩擦ベルト装置113、114、115と、各摩擦ベルト装置113、114、115を駆動する減速機構付きの整列モータ116とを備えている。摩擦ベルト装置115は、整列モータ116の出力軸117に固定された駆動プーリ118と従動プーリ119、アイドルプーリ120との間に掛け渡されたゴムベルト121を有する。他の摩擦ベルト装置114、113は、従動プーリ119の回転軸に固定された従動プーリ122、123と、これらに対向するアイドルプーリ124、125との間に掛け渡されたゴムベルト126、127とを有する。各ゴムベルト121、126、127の上部は、頂板111に形成された切欠部111a、111b、111cから上に覗いている。したがって、前方Aに向けて搬送され、頂板111の上に到達した書留郵便物Mは、その底部が、整列モータ116の正逆転に伴い、ベルト121、126、127により前方Aまたは後方Bへ選択的に移動されることになる。
【0021】
図6は横送り手段105を後方Bから見た斜視図、図7は横送り手段105を前方Aから見た斜視図である。横送り手段105は、2列に設けられた複数の吸着穴131を有する吸着ベルト132と、吸着ベルト132の内側に配置されて前面に吸引穴を有するバキュームチャンバ133とを有する。吸着ベルト132は、駆動プーリ134と従動プーリ135との間に掛け渡され、駆動プーリ134は、減速機構付きの分離モータ136の出力軸137に結合されている。バキュームチャンバ133は、図示されない真空ポンプに接続されている。吸着ベルト132の吸着穴131がバキュームチャンバ133の吸引穴と重なった時に書留郵便物Mが吸着ベルト132に吸着され、回転する吸着ベルト132の吸着穴131が次々にバキュームチャンバ133の吸引穴と重なり、書留郵便物Mが吸着ベルト132に保持された状態で右方Dに向けて搬送される。
【0022】
横送り手段105の左方Cに隣接して、書留郵便物Mの端部裏面を吸着するサブチャンバ106が配置されている。サブチャンバ106は、前面に吸引穴を有するバキュームチャンバ141と、その前面に固定された吸着穴142を有する吸着板143とを備えている。バキュームチャンバ141は図示されない真空ポンプに接続されている。また、バキュームチャンバ141の左方Cの下部には、薄い燐青銅でU字形に形成されたセンサばね144の基端部144aが固定され、その自由端部144bは、透過形のフォトセンサ145の光路に進出可能に配置されている。このセンサばね144とフォトセンサ145とにより、書留郵便物Mに対する押圧板102の押圧力を検出する押圧力検出センサ146が構成される。すなわち、書留郵便物Mの重力による規定値以上の圧力がセンサばね144に加わると、センサばね144が撓んで、その自由端部144bがフォトセンサ145の光路を塞ぐので、常態ではオン信号を出力しているフォトセンサ145がオフ信号を出力する。
【0023】
また、サブチャンバ106の上方には、書留郵便物Mの端部を裏面から叩くフラッパ151が配置されている。フラッパ151は、ブラケット152によりバキュームチャンバ142の上部に取り付けられた菱形の回転駒153を備えている。この回転駒153は、図8に示すように、プーリボックス154の内部に収容された歯付きプーリ155に連結され、この歯付きプーリ155とモータ156に連結された歯付きプーリ157との間に歯付きベルト158が掛け渡されている。したがって、モータ156の回転により回転駒153が回転すると、その菱形の凸部が間欠的に書留郵便物Mを叩くので、束状の書留郵便物Mがほぐされることになる。回転駒153の回転は周期的に行われる。
【0024】
図9は撮像部200における吸着搬送手段202の構成を示している。吸着搬送手段202は、2列の多数の吸着穴203を有する吸着ベルト204が、駆動プーリ205と従動プーリ206との間に掛け渡され、吸着ベルト204の内側に2台のバキュームチャンバ207、208が配置された構成を備えている。駆動プーリ205は、減速機構付きの撮像モータ209に連結されている。さらに、分離供給部100の横送り手段105と撮像部200の吸着搬送手段202との間には、分離部通過センサS1が配置され、2台のバキュームチャンバ207、208のそれぞれの上方には、撮像部到着第1センサS2および撮像部到着第2センサS3が配置されている。さらに、撮像部200の吸着搬送手段202の右方Dには、印刷部到着センサS4が配置されている。これら各センサS1〜S4は、それぞれ反射形フォトセンサであり、常態ではオフ信号を出力するが、各センサS1〜S4の前方に書留郵便物Mが存在する場合には、出射光が書留郵便物Mに反射してその反射光を受光することによりオン信号を出力する。
【0025】
図10は印刷貼着部300およびラベル供給部400の概略構成を示している。ラベルLは、所定の大きさの感熱紙で作成され、粘着剤を介して台紙テープ401に等間隔に一列に貼付されている。ローラ装置403は、エアー吸引吹付手段302の下部に、ラベル剥離手段を構成する断面楔形の細長い折り返しブレード404を備え、複数(2個のみ図示)の従動ローラ405、406と、図示されない巻取ローラと操出ローラとの間にタイミングベルトが掛け渡されて、台紙テープ401を印字タイミングに合わせて間欠的に搬送している。台紙テープ401は、感熱プリンタ301の中を通されて、撮像手段201から送られてきた画像信号により、サーマルヘッド305がラベルLに書留郵便物Mの画像を印刷する。その後、台紙テープ401は、折り返しブレード405で逆方向に急激に方向転換され、その時にレベルLのみが上昇して台紙テープ401から剥離され、エアー吸引吹付手段302に吸着される。その後、台紙テープ401は、従動ローラ405、406等により所定の方向に搬送されて巻取ローラに巻き取られる。エアー吸引吹付手段302は、前面に多数の孔が形成されたエアーチャンバであり、ラベルLは1g程度の重さなので、−10gないし−50gの負圧で吸着され、3kg/cm程度の圧力で吹付けられる。
【0026】
図11は振分部500の構成を示している。揺動アーム501は、垂直軸502によりブラケット503に回転可能に支持され、垂直軸502の下部には揺動レバー504の一端部が固定され、揺動レバー504の他端部は、偏心カム505の周面に、図示されないばねにより押圧付勢された状態で接触している。偏心カム505の回転軸506はモータ507に連結されている。偏心カム505の上面には、2つのフォトセンサ508、509にそれぞれ交互に進退する2枚の遮光板510、511が固定されている。
【0027】
次に、本実施の形態の動作について説明する。初めに図3を用いて分離供給部100の動作について説明する。束状態の書留郵便物Mは、宛先を記載した表面を押圧板102に向け、その表面上部を右方Dに向けて載置台101に載せられ、押圧板102により押えることにより、最前部の書留郵便物Mを横送り手段105の吸着ベルト132に当てる。載置台101は前方Aに向けて下方に傾斜しているので、載置台101上の書留郵便物Mは、押圧板102に押圧されながらレール107上を滑動して、常に最前部の書留郵便物Mが横送り手段105の吸着ベルト132に当接することになる。
【0028】
紙葉類ラベル貼付装置のメインスイッチをオンすると、整列手段104の摩擦ベルト装置113、114、115が回転して書留郵便物Mを吸着ベルト132に押圧する。これにより、最前部の書留郵便物Mは、回転する吸着ベルト132に吸着されて右方Dに搬送される。この時、最前部の書留郵便物Mが右方Dに搬送された後の次の書留郵便物Mの左端部をサブチャンバ106が吸着して保持しするので、2重送りを効果的防止することができる。これは、最前部の書留郵便物Mが窓付きの場合、その窓に次の書留郵便物Mの蓋の端部が引っ掛かって2重送りされることがあるので、これを防止するためである。
【0029】
また、書留郵便物Mに重量が重いものがあると、その重圧により書留郵便物Mが多重送りされることがある。このような重圧が発生した場合には、押圧力検出センサ146が作動して、整列手段104の摩擦ベルト装置113、114、115を後方Bに向けて逆転させるので、書留郵便物Mの下部が後方B側に倒れ、最前部の書留郵便物Mのみが吸着ベルト132に吸着されて搬送され、多重送りを効果的に防止することができる。さらに、図6に示すフラッパ151が、押圧力検出センサ146に同期して、または所定間隔で定期的に書留郵便物Mを叩いて、束状の書留郵便物Mをほぐすので、ここでも多重送りを防止する役目を果たす。
【0030】
次に、このようにして分離供給された1枚の書留郵便物Mに対する分離供給部100から振分部500までの動作タイミングについて、図2の全体構成図および図12のタイミング図を用いて説明する。これらのタイミング制御は制御部700により行われる。図12に示すように、紙葉類ラベル貼付装置のメインスイッチをオンすると、分離供給部100における分離モータ136、撮像部200における撮像モータ209、水平搬送部600における水平搬送モータ604が回転し、分離モータ136の動作に応じて分離供給動作が行われ、撮像モータ209の動作に応じて撮像動作が行われる。水平搬送モータ604は、撮像モータ209に同期して間欠動作する。分離部通過センサS1は、横送り手段105と吸着搬送手段202との間に配置され、分離モータ136により搬送された書留郵便物Mの先端部を検出することによってオンする。書留郵便物Mがさらに搬送されると、撮像部到着第1センサS2が書留郵便物Mの先端部を検出してオンする。このオン信号により、分離モータ136が停止するが、撮像モータ209および水平搬送モータ604は回転しているので、書留郵便物Mはこの撮像モータ209および水平搬送モータ604によってさらに搬送される。そして、撮像部到着第2センサS3が書留郵便物Mの先端部を検出してオンし、分離部通過センサS1がオンから所定時間(例えば2秒)後にオフすると、そのオフ信号により撮像モータ209および水平搬送モータ604が停止する。この状態で撮像手段201により書留郵便物Mの表面全体が撮像され、画像信号が順次処理されて印刷貼着部300の感熱プリンタ301へ送信される。
【0031】
書留郵便物Mの撮像が終了すると、その撮像終了信号により、分離モータ136、撮像モータ209、水平搬送モータ604が回転を開始するとともに、2枚目の書留郵便物Mに対する分離供給動作を開始する。1枚目の書留郵便物Mは、撮像モータ209および水平搬送モータ604により引き続き搬送され、印刷部到着センサS4が書留郵便物Mの先端部を検出してオンし、所定時間(例えば1秒)後にオフすると、そのオフ信号により印刷動作および貼着動作が行われる。
【0032】
印刷動作および貼着動作は、図10に示すように、まずローラ装置403により台紙テープ401が一定距離だけ上昇して、ラベルLが感熱プリンタ301の中に挿入され、一定時間停止している間に、書留郵便物Mの画像がラベルLの表面にサーマルヘッド305により印刷される。次いでローラ装置403により台紙テープ401がさらに一定距離だけ上昇して、台紙テープ401が折り返しブレード405により急激に折り返される間に、印刷されたラベルLが台紙テープ401から剥離されて上昇し、エアー吸引吹付手段302の前面に吸着される。そして、ラベルLの全体がエアー吸引吹付手段302の前面に吸着された後、直ちに書留郵便物Mの裏面に吹き付けられ、ラベルLの裏面に塗布された粘着剤により書留郵便物Mの裏面に貼着される。
【0033】
ラベル貼着後は、書留郵便物Mは水平搬送モータ604により振分部500まで搬送され、ラベル貼着が正しく行われた書留郵便物Mと正しく行われない書留郵便物Mとが揺動アーム501により振り分けられる。ラベル貼着が正しく行われたか否かは、分離搬送部100における分離供給のエラー、撮像部200における撮像のエラー、印刷貼着部300における印刷または貼着のエラーのいずれかのエラー信号に基づき、制御部700が判断する。いずれかのエラー信号が入力された場合、制御部700は、図11におけるモータ507を駆動し、通常は実線位置にあって正常な書留郵便物Mを回収する揺動アーム501を鎖線の位置に移動させ、エラーのあった書留郵便物Mを正常な書留郵便物Mとは別のトレイに回収する。揺動アーム501が実線の位置にあるか、鎖線の位置にあるかは、2枚の遮光板510、511によって、2つのフォトセンサ508、509のうち、いずれがオンされているかによって判断される。
【0034】
このように、本実施の形態の紙葉類ラベル貼付装置における分離供給部は、搬送すべき多数枚の書留郵便物Mを垂直姿勢に保持して搬送するための搬送方向前方に下向きに傾斜した載置台101と、載置台101に沿って自重により搬送方向前方に移動して書留郵便物Mの表面を押圧する押圧板102と、搬送方向前方の終端位置に配置されて、最前部の紙葉類を他の紙葉類から分離して垂直姿勢に保持して横方向に搬送する分離搬送手段103とを有する分離供給部100とを備えているので、束状の紙葉類をその重力によりスムーズに搬送することができ、簡単な構成で紙葉類の分離供給を高精度に行うことができる。
【0035】
なお、上記実施の形態は、本発明の好適な実施例を示したものであり、本発明は上記実施の形態に限定されるものではない。例えば、上記実施の形態は、本発明は、紙葉類ラベル貼付装置に適用した例であるが、本発明は、各種の郵便物区分装置に適用することができる。
【0036】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の紙葉類分離供給装置は、搬送すべき多数枚の紙葉類を垂直姿勢に保持して搬送するための搬送方向前方に下向きに傾斜した載置台と、この載置台に沿って自重により搬送方向前方に移動して紙葉類の表面を押圧する押圧板と、搬送方向前方の終端位置に配置されて、最前部の紙葉類をそれ以後の紙葉類から分離して垂直姿勢を保持して横方向に搬送する分離搬送手段とを備えているので、簡単な構成で紙葉類の分離供給を高精度に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態における紙葉類ラベル貼付装置の全体構成を示す斜視図
【図2】本発明の実施の形態における装置各部の全体構成を正面側から示した斜視図
【図3】本発明の実施の形態における分離部供給部の構成を示す斜視図
【図4】本発明の実施の形態における分離供給部の載置台および押圧板の構成を示す斜視図
【図5】本発明の実施の形態における分離供給部の整列手段の構成を示す斜視図
【図6】本発明の実施の形態における分離供給部の横送り手段等の構成を背面側から示した斜視図
【図7】本発明の実施の形態における分離供給部の横送り手段等の構成を正面側から示した斜視図
【図8】本発明の実施の形態における分離供給部のフラッパーの構成を示す分解斜視図
【図9】本発明の実施の形態における撮像部の吸着搬送手段の構成を示す斜視図
【図10】本発明の実施の形態における印刷貼着部およびラベル供給部の概略構成を示す斜視図
【図11】本発明の実施の形態における振分部の構成を示す斜視図
【図12】本発明の実施の形態における各部の動作タイミングを示すタイミング図
【符号の説明】
100 分離供給部(紙葉類分離供給装置)
101 載置台
102 押圧板
103 分離供給手段
104 整列手段
105 横送り手段
106 サブチャンバ
107、108 レール
109 スライダ
110 ブラケット
111 頂板
112 基台
113、114、115 摩擦ベルト装置
116 整列モータ
117 出力軸
118 駆動プーリ
119 従動プーリ
120 アイドルプーリ
121、122、123 ゴムベルト
124、125 従動プーリ
126、127 ゴムベルト
131 吸着穴
132 吸着ベルト
133 バキュームチャンバ
134 駆動プーリ
135 従動プーリ
141 バキュームチャンバ
142 吸着穴
143 吸着板
144 センサばね
145 フォトセンサ
146 押圧力検出センサ
151 フラッパ
152 ブラケット
153 回転駒

Claims (9)

  1. 紙葉類を垂直姿勢に保持して搬送するために、搬送方向に対して前方下向きに傾斜した載置台と、前記載置台に沿って自重により前記搬送方向前方に移動して前記紙葉類の表面を押圧する押圧板と、前記搬送方向前方の終端位置に配置されて、最前部の紙葉類をそれ以後の紙葉類から分離して垂直姿勢を保持して横方向に搬送する分離搬送手段とを備えた紙葉類分離供給装置。
  2. 前記載置台が、前記紙葉類の底部を載置するための搬送方向に沿った複数のレールを備えたことを特徴とする請求項1記載の紙葉類分離供給装置。
  3. 前記押圧板が、前記載置台の下部に設けられたレール上を移動するスライダを備えたことを特徴とする請求項1記載の紙葉類分離供給装置。
  4. 前記分離搬送手段が、前記紙葉類の底部を搬送方向前方および後方へ選択的に送る整列手段と、最前部の紙葉類の裏面を吸着して横方向へ搬送する横送り手段とを有することを特徴とする請求項1記載の紙葉類分離供給装置。
  5. 前記整列手段が、前記紙葉類の底部に接触して回転する複数の摩擦ベルトであることを特徴とする請求項4または5記載の紙葉類分離供給装置。
  6. 前記横送り手段が、複数の穴を設けた吸着ベルトと、前記吸着ベルトの内側に配置されたバキュームチャンバとを有することを特徴とする請求項4記載の紙葉類分離供給装置。
  7. 前記分離搬送手段が、前記押圧板による押圧力を検出する押圧力検出センサを備え、前記押圧力検出センサが所定値以上の押圧力を検出した場合に、前記整列手段を逆転させることを特徴とする請求項4記載の紙葉類分離供給装置。
  8. 前記横送り手段の搬送方向上流側の隣に、紙葉類の端部裏面を吸着するサブチャンバを備えたことを特徴とする請求項4記載の紙葉類分離供給装置。
  9. 前記横送り手段の搬送方向上流側の隣に、紙葉類の端部を裏面から叩くフラッパを備えたことを特徴とする請求項4記載の紙葉類分離供給装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR101272182B1 (ko) * 2011-01-27 2013-06-07 대성엘앤에이 주식회사 진공흡입방식으로 우편물을 낱장으로 분리하여 공급하는 우편물 공급장치
CN117019627A (zh) * 2023-09-06 2023-11-10 山西金贵塑料制造股份有限公司 一种塑料粒子筛选设备

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