JPH11117646A - ロールブラインドの回転規制装置 - Google Patents

ロールブラインドの回転規制装置

Info

Publication number
JPH11117646A
JPH11117646A JP28149997A JP28149997A JPH11117646A JP H11117646 A JPH11117646 A JP H11117646A JP 28149997 A JP28149997 A JP 28149997A JP 28149997 A JP28149997 A JP 28149997A JP H11117646 A JPH11117646 A JP H11117646A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rotation
bracket
locking
terminal member
roll blind
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP28149997A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3821257B2 (ja
Inventor
Tatsuya Wakasugi
達也 若杉
Masaharu Moriya
雅春 森谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tosoh Corp
Original Assignee
Toso KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toso KK filed Critical Toso KK
Priority to JP28149997A priority Critical patent/JP3821257B2/ja
Publication of JPH11117646A publication Critical patent/JPH11117646A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3821257B2 publication Critical patent/JP3821257B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Operating, Guiding And Securing Of Roll- Type Closing Members (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ロールブラインドの回転端に配設することが
でき、ロールブラインドの設計上の自由度を大きくする
ことができるロールブラインドの回転規制装置を提供す
る。 【解決手段】 ブラケット(90)に回転自在に軸支さ
れた回転端を有するスクリーン巻取用の巻取りローラ
と、前記巻取りローラに配設されてスクリーン巻き上げ
の主又は補助動力として用いられる巻きばねとを備えた
ロールブラインドにおいて、前記回転端に固着されると
共に回転軸(81)又は回転軸受けを有して前記ブラケ
ットに回転自在に軸支される端末部材(80)と、前記
端末部材を前記ブラケットに選択的に係止させる係止手
段、例えば、ロックリング(100)とロックピン(1
10)とを備えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ロールブラインド
の回転規制装置、特に、巻取りローラをブラケットから
取り外さずにスクリーンを巻取りローラから着脱するロ
ールブラインドに使用されて好適な、ロールブラインド
の回転規制装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ロールブラインドのスクリーンは、巻取
りローラに内蔵された巻きばねによりその巻き上げ方向
に常に付勢されている。従って、スクリーンを手から放
てば、この巻きばねのばね力によりスクリーンは直ちに
巻取りローラに巻き上げられて、最上部にまで上昇す
る。ここで、例えば、巻取りローラをブラケットから取
り外さずにスクリーンを最下点まで引き下げて、その状
態でスクリーンを巻取りローラから外してスクリーンの
交換を行なうロールブラインドにおいては、この交換作
業時に巻ばねが最大のばね力を発生する。
【0003】このため、スクリーンの交換作業時に巻き
ばねに付勢された巻取りローラを確実に固定することが
できるロールブラインドの回転規制装置が必要になる
が、このようなロールブラインドの回転規制装置として
は、例えば、特公平3−27718などに記載されたロ
ールブラインドの回転規制装置がある。例えば、この特
公昭64−11797に記載のロールブラインドの回転
規制装置は、ブラケットに回転不能に固定される固定軸
の側に配設された爪と、巻取りローラの側に配設された
溝とを必要時に強制的に係合させるものであり、巻取り
ローラを確実に固定することができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の特公昭64−11797などに記載されたロー
ルブラインドの回転規制装置は、すべて固定軸の側、即
ち、巻取りローラの固定端に配設されるものである。し
かし、ロールブラインドによっては、この固定端にクラ
ッチ、減速のための遊星歯車機構などを組み込む場合が
あり、このようなロールブラインドに更に回転規制装置
を取り付けると、固定端の構造が極めて複雑なものとな
り、設計上大きな問題が生ずることがある。
【0005】本発明はこのような問題を解決するために
なされたもので、上述した固定端とは反対側の、巻取り
ローラがブラケットに対して回転自在に取り付けられる
ロールブラインドの回転端に配設することができ、ロー
ルブラインドの設計上の自由度を大きくすることができ
るロールブラインドの回転規制装置を提供することを課
題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めに、本発明のロールブラインドの回転規制装置は、ブ
ラケットに回転自在に軸支された回転端を有するスクリ
ーン巻取用の巻取りローラと、この巻取りローラに配設
されてスクリーン巻き上げの主又は補助動力として用い
られる巻きばねとを備え、回転端に固着されると共に回
転軸又は回転軸受けを有してブラケットに回転自在に軸
支される端末部材と、この端末部材をブラケットに選択
的に係止させる係止手段とを備える。
【0007】この係止手段は、例えば、軸方向に延長し
た爪を有すると共に端末部材に軸方向に第1の位置と第
2の位置との間において摺動自在に且つ回転不能に内嵌
する回り止め部材を備え、上記ブラケットは、この回り
止め部材が第1の位置に移動したとき上記爪に嵌合して
端末部材を回転不能にする一方、第2の位置に移動した
とき上記爪との嵌合を解除して端末部材を回転可能にす
る係止溝を備える。
【0008】上記爪と係止溝は、例えば、回転軸又は回
転軸受けと同軸に円周方向に複数個が同ピッチで夫々配
設されている。また、上記爪の先端部のスクリーン引き
上げ回転方向側の側面および上記係止溝の先端部のスク
リーン引き下げ回転方向側の側面のいずれか一方又は双
方に傾斜面を形成し、爪が係止溝に嵌合するとき、回り
止め部材をスクリーン引き下げ方向に回転させることも
できる。
【0009】また、別の係止手段は、例えば、回転軸又
は回転軸受けの半径方向に第1の位置と第2の位置との
間においてブラケットに摺動自在に且つ回転不能に嵌合
する係止部材を備え、端末部材は、回転軸又は回転軸受
けの軸心に対称且つ平行な2つの平面を有する係合軸部
を有する。上記係止部材は、係合軸部に半径方向に嵌合
して端末部材の回転を制止する平行な2つの内面を有す
る一方、第1の位置に移動したとき係合軸部に嵌合して
端末部材を回転不能にすると共に第2の位置に移動した
とき係合軸部との嵌合を解除して端末部材を回転可能に
する。上記係合軸部は、例えば、多角柱状に形成され
る。
【0010】また、ブラケットは、回転軸又は回転軸受
けと同軸に配設されて凹部が外周面に軸方向に形成され
た円筒状部又は円柱状部を備え、さらに別の係止手段
は、環状に形成されて円筒状部又は円柱状部を回転可能
に外嵌する係止部材と、凹部と係止部材との間に介装さ
れる共に係止部材に係合されて係止部材が回転したとき
回転軸又は回転軸受けの軸方向に第1の位置と第2の位
置との間において回転不能に摺動する回り止め部材とを
備え、端末部材は、回り止め部材を嵌入させる嵌入孔を
有し、回り止め部材は、第1の位置に移動したとき嵌入
孔に嵌入して端末部材を回転不能にすると共に第2の位
置に移動したとき嵌入孔から離脱して端末部材を回転可
能にする。
【0011】回り止め部材は、例えば、回転軸又は回転
軸受けの軸に対して螺旋方向に延長する溝を備え、係止
部材は、この溝に摺動自在に係合する突起を有して回転
することにより突起を溝に摺動させて回り止め部材をブ
ラケットと共働して第1の位置と第2の位置との間に摺
動させる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態を図
1ないし図5を参照して詳細に説明する。図1は、本発
明に係るロールブラインドの回転規制装置を実施したロ
ールブラインドを示し、符合1はロールブラインドのス
クリーン、2はスクリーン巻取用の巻取りローラを示
す。巻取りローラ2の図示左側は固定端3であり、図示
右側は回転端4である。固定端3には固定軸5が配設さ
れ、回転端4にはローラエンド(端末部材)10が固着
される。固定端3の側のブラケット6及び回転端4の側
のブラケット30を天井Cに夫々固着する。ローラエン
ド10はこのブラケット30に回転自在に軸支され、固
定軸5はブラケット6に固定される。巻きばね7を巻取
りローラ2に内蔵する。この巻きばね7は、その一端が
上記固定軸5に取り付けられ、他端が巻取りローラ2に
取り付けられて、スクリーン巻き上げの主又は補助動力
として用いられる。また、上述したローラエンド10に
は、後述するロックリング(回り止め部材)20が予め
取り付けられている。ローラエンド10、ロックリング
20及びブラケット30はいずれも樹脂製である。
【0013】図2(a)及び(b)に示すように、ロー
ラエンド10は円筒状に形成され、このローラエンド1
0は上述した巻取りローラ2に内嵌され、巻取りローラ
2の回転端4に固着される。小径の回転軸12a及びこ
の回転軸12aと同軸に形成された大径の嵌合軸部12
bから成る軸部12を、ローラエンド10に突設する。
嵌合軸部12bに、軸方向に延長した8個の嵌合溝13
を円周方向に等間隔に配設する。2個の嵌合孔15、1
5を内壁14に配設する。
【0014】図3(a)及び(b)に示すように、ロッ
クリング20は円筒状に形成され、その内周面21に、
軸方向に延長した8個(複数個)の爪22をローラエン
ド10の回転軸12aと同軸に円周方向に等間隔に配設
する。図3(a)に示す爪22の、図示右側先端部のス
クリーン1の引き上げ回転方向側、つまり、図3(b)
の図示左側の側面23に傾斜面24を夫々形成する。図
3(a)に示すロックリング20の図示左側に、上述し
たローラエンド10の嵌合孔15、15に夫々嵌合する
2個の嵌合腕25、25を突設する。2個の係止溝2
7、28を嵌合腕25の外側面26に、軸方向に距離を
置いて配設する。この係止溝27がロックリング20の
第1の位置を規定し、係止溝28がロックリング20の
第2の位置を規定する。このロックリング20を、図5
(a)及び(b)に示すように、上述したローラエンド
10に内嵌させて取り付ける。詳しくは、図3(a)及
び(b)に示すロックリング20の爪22が、図2に示
すローラエンド10の嵌合溝13に夫々嵌合する。ま
た、図3(a)に示すロックリング20の嵌合腕25が
弾性変形して、図2(a)及び(b)に示すローラエン
ド10の嵌合孔15に夫々に嵌合する。ただし、図5
(a)及び(b)に示すように、取付け後は、ロックリ
ング20の2個の係止溝27、28がローラエンド10
の嵌合孔15、15に夫々係止するので、ロックリング
20は、係止溝27が規定する第1の位置と係止溝28
が規定する第2の位置との間において、ローラエンド1
0に対して摺動自在且つ回転不能である。
【0015】図4(a)及び(b)に示すように、ブラ
ケット30の側板30aに上述したローラエンド10の
回転軸12aを軸支するための軸受け31を配設する。
軸受け31は円筒状に形成され、その外周面32には、
軸方向に延長した8個(複数個)の係止溝33が軸受け
31と同軸に、つまりローラエンド10の回転軸12a
と同軸に円周方向に等間隔に配設される。係止溝33の
ピッチはロックリング20の爪22のピッチと同一であ
る。係止溝33の先端部のスクリーン1の引き下げ回転
方向側、つまり、図4(b)の図示左側の側面34に、
傾斜面35を夫々形成する。図5(a)に示すように、
まず、ロックリング20を第2の位置に移動し、次に、
ローラエンド10の回転軸12aをブラケット30の軸
受け31に挿入することにより、巻取りローラ2の回転
端4をブラケット30に軸支する。
【0016】次に、本ロールブラインドの回転規制装置
の使用方法を、図5を参照して説明する。図5(a)の
状態において、ロックリング20は、係止溝28がロー
ラエンド10の嵌合孔15に係止して、第2の位置にあ
る。このとき、図3(a)及び(b)に示すロックリン
グ20の爪22は、図4(b)に示すブラケット30の
係止溝33に嵌合しないので、爪22は係止溝33に係
止しない。このため、ロックリング20はブラケット3
0に対して回転可能となり、ロックリング20が回転不
能に取り付けられたローラエンド10及びこのローラエ
ンド10が固着された巻取りローラ2は、いずれも回転
可能である。
【0017】次に、図5(b)に示すように、嵌合腕2
5の弾性変形を利用にして、係止溝28と嵌合孔15と
の係止を解除し、ロックリング20をローラエンド10
に対して軸方向に摺動させて、嵌合腕25の係止溝27
をローラエンド10の嵌合孔15に係止する。これによ
り、ロックリング20は第1の位置に移動する。このと
き、ロックリング20の爪22は、ローラエンド10の
嵌合溝13のみならずブラケット30の係止溝33にも
嵌合して、爪22が嵌合溝13と係止溝33との双方に
係止する。従って、ロックリング20はブラケット30
に対して回転不能となり、ロックリング20が回転不能
に取り付けられたローラエンド10及びこのローラエン
ド10が固着された巻取りローラ2は、いずれも回転不
能となる。つまり、巻取りローラ2がブラケット30に
固定される。ロックリング20の爪22とブラケット3
0の係止溝33は夫々8個であるから、巻取りローラ2
を円周上の8箇所の回転角度位置において、つまり、4
5度の回転角度毎に固定することができる。
【0018】上述したように、ロックリング20の爪2
2の先端部のスクリーン引き上げ回転方向側の側面23
に傾斜面24を、また、ブラケット30の係止溝33の
先端部のスクリーン引き下げ回転方向側の側面34に傾
斜面35を夫々設けたので、爪22を係止溝33に嵌合
するとき、ロックリング20の傾斜面24とブラケット
30の傾斜面35が滑り合って、ロックリング20がス
クリーン引き下げ方向に回転する。このため、爪22を
係止溝33に嵌合するとき、目視しにくい箇所に配設さ
れた爪22と係止溝33とを目で見て合わせなくても、
爪22と係止溝33とが自動的に嵌合する。さらに、傾
斜面24、35が滑るときにロックリング20を、つま
り、巻取りローラ2をスクリーン引き下げ方向に回転さ
せるから、クラッチを備えたロールブラインドにおいて
は、クラッチを順回転させてクラッチの破損を防止する
ことができる。
【0019】なお、上述したロールブラインドの回転規
制装置において、ローラエンド10に、回転軸12aと
嵌合軸部12bとから成る軸部12を突設したが、これ
に限定されるものではなく、例えば、円筒状の回転軸受
けを配設し、その外周面に上述した爪22と同様の爪を
設ける一方、ブラケットにこの軸受けを軸支するための
固定の支持軸を設け、この支持軸と同軸に上述した係止
溝33と同様の溝を設けてもよい。また、上述したロー
ルブラインドの回転規制装置においては、ロックリング
20の爪22の先端部のスクリーン引き上げ回転方向側
の側面23およびブラケット30の係止溝33の先端部
のスクリーン引き下げ回転方向側の側面34の双方に傾
斜面24、35を設けたが、これに限定されるものでは
なく、いずれか一方にだけ傾斜面を設けてもよい。
【0020】
【実施例】以下に、本発明の第1実施例を図1、図6な
いし図10を参照して詳細に説明する。本発明に係るロ
ールブラインドの回転規制装置を、図1及び図6に示す
ように、いずれも樹脂製のローラエンド(端末部材)4
0とブラケット50とロックリング(係止部材)60と
から構成する。
【0021】図7(a)及び(b)に示すように、ロー
ラエンド40は円筒状に形成され、このローラエンド4
0を、図6に示すように、巻取りローラ2に内嵌させて
巻取りローラ2の回転端4に固着する。図7(a)及び
(b)に示すように、小径の回転軸42a及びこの回転
軸42aと同軸に形成された大径の係合軸部42bから
成る軸部42を、ローラエンド40に巻取りローラ2と
同軸に突設する。係合軸部42bは8角柱状(多角柱
状)に形成され、この8角柱状の係合軸部42bの4組
の平行な2面により、回転軸42aの軸心に対称且つ平
行な2つの平面43、43が夫々形成される。
【0022】図8(b)に示すように、ブラケット50
の側板50aに、上述したローラエンド40の回転軸4
2aを軸支するための軸受け51を配設する。軸受け5
1の図示上下方向(半径方向)に直線的に延長する突出
端55を、図示左右両側に、図8(a)に示すように、
側板50aから軸方向に間隔を置いて夫々突設する。図
8(a)及び(b)に示すように、この突出端55とブ
ラケット50の側板50aとから形成される両側の溝5
2の底部に、2つの突起53、54を上下に距離を置い
て突設する。この突起54が後述するロックリング60
の第1の位置を規定し、突起53がロックリング60の
第2の位置を規定する。
【0023】図9(a)及び(b)に示すように、ロッ
クリング60は短円筒状に形成され、ロックリング60
の一端側の側壁に開口部60aを形成する。ロックリン
グ60の他端側に配設された円形端面61に、図9
(b)に示すように、係合溝62を形成する。この係合
溝62は、上下方向に平行な2つの内面63、63を備
える。この2つの内面63、63は、上述したローラエ
ンド40の係合軸部42bの平行な2面43、43を外
嵌することができる。ロックリング60の開口部60a
に、平行な2つの内面64、64を上下方向に形成し、
係止突起65を内面64に夫々突設する。係止突起65
の軸方向の長さは、上述したブラケット50の溝52の
幅と略同一である。
【0024】図9(a)及び(b)に示すロックリング
60の係止突起65を、図8(a)に示すブラケット5
0の溝52に嵌合し、図6に示すように、ロックリング
60をブラケット50に下方から上方に押し上げて取り
付ける。詳しくは、まず係止突起65がブラケット50
の突出端55に係止する。次に、ロックリング60が弾
性変形して、ロックリング60の係止突起65が図8
(a)及び(b)に示すブラケット50の2つの突起5
4、53をこの順に乗り越えて、係止突起65が突起5
3の上側に係止する。このとき、ロックリング60は第
2の位置にある。この係止突起65は、ロックリング6
0の取付け後もロックリング60が弾性変形することに
より、ブラケット50の突起53を下方に乗り越えて、
突起54の上側に係止することができる。このように、
ロックリング60はブラケット50に対して、突起54
が規定する第1の位置と突起53が規定する第2の位置
との間において、摺動自在且つ回転不能である。そし
て、図6に示すように、ローラエンド40の回転軸42
aをブラケット50の軸受け51に挿入して、巻取りロ
ーラ2の回転端4をブラケット50に軸支する。
【0025】次に、本ロールブラインドの回転規制装置
の使用方法を、図10を参照して説明する。図10
(a)の状態において、図9(a)及び(b)に示すロ
ックリング60の係止突起65が、図8(a)及び
(b)に示すブラケット50の突起53の上側にあり、
ロックリング60は第2の位置にある。このとき、ロッ
クリング60の円形端面61の平行な2つの内面63、
63は、ローラエンド40の係合軸部42bの平行な2
つの平面43、43に嵌合していないので、ローラエン
ド40はブラケット50に対して回転可能である。つま
り、巻取りローラ2は回転可能である。
【0026】次に、図6及び図10(b)に示すよう
に、ロックリング60を下方に押し下げて、図9(a)
及び(b)に示すロックリング60の係止突起65をし
て、図8(a)及び(b)に示すブラケット50の突起
53を下方に乗り越えさせる。これにより、ロックリン
グ60の係止突起65が突起54の上側に係止して、ロ
ックリング60が第1の位置に移動する。このとき、ロ
ックリング60の円形端面61の平行な2つの内面6
3、63が、ローラエンド40の係合軸部42bの平行
な2つの平面43、43に嵌合して、ローラエンド40
はブラケット50に対して回転不能となる。これによ
り、巻取りローラ2がブラケット50に固定される。ロ
ーラエンド40の係合軸部42bは8角柱状であるか
ら、巻取りローラ2を円周上の8箇所の回転角度位置に
おいて、つまり、45度の回転角度毎に固定することが
できる。
【0027】なお、上述したロールブラインドの回転規
制装置においては、ローラエンド40に、回転軸42a
と係合軸部42bとから成る軸部42を突設したが、こ
れに限定されるものではなく、例えば、円筒状の回転軸
受けを配設して、この軸受けと同軸の外周面に上述した
平面43、43と同様の平行な2つの平面を設ける一
方、ブラケットにこの軸受けを軸支するための固定の支
持軸を設けてもよい。
【0028】次に、上述した実施例の変形を、図11及
び図12を参照して説明する。図11に示すように、ロ
ックリング70の開口部71の反対側に、平行な2つの
内面73、73を備えた係合溝72を形成する。このロ
ックリング70を、上述したロックリング60と同様に
して、上述したブラケット50に下方から上方に嵌合す
る。このロックリング70の、上述したロックリング6
0の係止突起65と同様の図示しない係止突起が、上述
したブラケット50の突起54を乗り越えて、この突起
54の上側に係止する。このとき、ロックリング70は
第2の位置にある。ロックリング70をさらに押し上げ
て、図示しない係止突起をして上述したブラケット50
の突起53を乗り越えさせる。これにより、この係止突
起が突起53の上側に係止して、ロックリング70は第
1の位置に移動する。このとき、ロックリング70の内
面73、73が、図12に示すように、上述したローラ
エンド40の係合軸部42bの平面43、43に嵌合し
て、ローラエンド40はブラケット50に対して回転不
能となる。つまり、巻取りローラ2がブラケット50に
固定される。上記以外については、上述した実施例と同
様である。
【0029】以下に、本発明の第2実施例を図1、図1
3ないし図18を参照して詳細に説明する。本発明に係
るロールブラインドの回転規制装置を、図1及び図13
に示すように、いずれも樹脂製のローラエンド(端末部
材)80とブラケット90とロックリング(係止部材)
100とロックピン(回り止め部材)110とから構成
する。
【0030】図15(a)及び(b)に示すように、ロ
ーラエンド80は円筒状に形成される。図1に示すよう
に、このローラエンド80を巻取りローラ2に内嵌させ
て、巻取りローラ2の回転端4に固着する。図15
(a)及び(b)に示すように、回転軸81をローラエ
ンド80に巻取りローラ2と同軸に突設する。ローラエ
ンド80の回転軸81側の端面82に、周方向に延長す
る嵌入孔83を回転軸81と同軸に凹設する。図15
(b)に示すように、嵌入孔83は軸方向に延長するス
トッパ84によって左右に仕切られている。
【0031】図16(a)及び(b)に示すように、ブ
ラケット90の側板90aに、上述したローラエンド8
0の回転軸81を軸支するための軸受け92を配設す
る。この軸受け92は、ローラエンド80の回転軸81
と同軸に配設された円筒状部91により形成される。円
筒状部91は、その外周面91aに軸方向に延長する凹
部93を有する。図16(a)に示すように、この凹部
93の図示左端には、2個の突起94、94が凹部93
の両側の側壁93aから周方向に夫々突設される。図1
6(b)に示すように、2個の係止溝95、96を円筒
状部91の外周面91aに距離を置いて配設する。後述
するように、係止溝95がロックピン110の第1の位
置を規定し、係止溝96がロックピン110の第2の位
置を規定する。図16(a)に示すように、円筒状部9
1の図示右端に、周方向に延長する嵌合溝97を凹設す
る。
【0032】図17(a)ないし(c)に示すように、
ロックリング100は短円筒状に形成され、突起102
及び係止突起103を内周面101から内方に夫々突設
する。2個の嵌合爪104を図17(a)の図示右端側
の内周面101から内方に夫々突設する。係止突起10
3及び嵌合爪104は夫々軸方向に延びる腕103a及
び腕104aを有し、この腕103a及び腕104aは
ともに弾性変形可能である。
【0033】図18(a)及び(b)に示すように、ロ
ックピン110は、その半径方向断面が上述したブラケ
ット90の円筒状部91に形成された凹部93と略同一
形状に形成されて、この凹部93に嵌合することがで
き、また、凹部93の中を軸方向に摺動することができ
る。上述したローラエンド80の回転軸81の軸に対し
て螺旋方向に延長する溝112を、ロックピン110の
外周面111に設ける。ロックピン110の図18
(a)の図示右端側の周方向端面113、116には、
軸方向に延びる弾性変形可能な腕114aを介して、周
方向に突出する突起114、114が夫々突設される。
また、下側の端面116の図示左端側には、傾斜面11
5が配設される。
【0034】そして、上述したロックリング100及び
ロックピン110を、次のようにしてブラケット90の
円筒状部91に取り付ける。図13(a)に示すよう
に、ロックリング100の突起102をロックピン11
0の溝112に係合させ、図13(b)に示すように、
ロックピン110の外周面111をロックリング100
の内周面101に沿わせて両者を一体にする。このロッ
クピン110及びロックリング100を一体に、ブラケ
ット90の円筒状部91に押し込んで円筒状部91に外
嵌させる。詳しくは、図13(a)及び(b)に示すよ
うに、ロックピン110をブラケット90の円筒状部9
1に設けた凹部93に挿入して、ロックピン110を凹
部93とロックリング100との間に介装する。このと
き、ロックリング100を円筒状部91に押し込むこと
により、ロックリング100の2個の嵌合爪104、1
04はその腕104aが弾性変形して、ブラケット90
の円筒状部91の嵌合溝97に夫々嵌合する。また、ロ
ックリング100の係止突起103はその腕103aが
弾性変形して、ブラケット90の円筒状部91の係止溝
96に係止する。また、ロックピン110の2個の突起
114、114はその腕114aが弾性変形して、ブラ
ケット90の円筒状部91の突起94を乗り越える。こ
れにより、ロックピン110がブラケット90の円筒状
部91の凹部93に嵌合する。そして、上述したローラ
エンド80の回転軸81をブラケット90の円筒状部9
1の軸受け92に挿入して、巻取りローラ2の回転端4
をブラケット90に軸支する。
【0035】次に、本ロールブラインドの回転規制装置
の使用方法を、図13及び図14を参照して説明する。
図13(a)及び(b)において、ロックリング100
の係止突起103がブラケット90の係止溝96に係止
する一方、ロックピン110はブラケット90の側板9
0aに当接して、第2の位置にある。また、ロックピン
110の溝112に係合するロックリング100の突起
102は、図13(a)に示すように、溝112の図示
左端側に位置する。このとき、ロックピン110はロー
ラエンド80の嵌入孔83に嵌入していないので、ロー
ラエンド80及びこのローラエンド80が固着された巻
取りローラ2は、ブラケット90に対して回転可能であ
る。
【0036】次に、ロックリング100を図13(b)
の図示時計方向に回転させる。ロックリング100の係
止突起103はその腕103aが弾性変形することによ
り、ブラケット90の円筒状部91の係止溝96との係
止が外れて、図14(b)に示すように、係止溝95に
係止する。このとき、ロックリング100の突起102
は螺旋方向に設けられたロックピン110の溝112の
中を摺動して、図14(a)に示すように、溝112の
図示右端側にまで移動する。このため、ロックピン11
0はブラケット90の凹部93の中を軸方向に摺動し、
ローラエンド80側に押し出されて、第1の位置にまで
移動する。つまり、ロックリング100は突起102を
ロックピン110の溝112に摺動させて、ロックピン
110をブラケット90と共働して第1の位置と第2の
位置との間に摺動させる。これにより、ロックピン11
0はローラエンド80の嵌入孔83に嵌入する。ここ
で、引き下げたスクリーン1を上方に緩めるか、あるい
は、クラッチを備えた巻取りローラ2においてクラッチ
が解除されれば、巻取りローラ2に内蔵する巻きばね7
がローラエンド80をスクリーン1の巻き上げ方向僅か
に回転して、ロックピン110の端面116が図15
(b)に示すローラエンド80のストッパ84の側面8
4aに当接する。これにより、ローラエンド80及びこ
のローラエンド80が固着された巻取りローラ2はブラ
ケット90に対して回転不能になり、巻取りローラ2が
ブラケット90に固定される。このロールブラインドの
回転規制装置において、ローラエンド80のストッパ8
4は1個であるから、巻取りローラ2は円周上の1箇所
において固定される。
【0037】次に、ロックリング100を図14(b)
の図示反時計方向に回転させて、再び図13(a)及び
(b)に示す状態に戻せば、ロックピン110はローラ
エンド80の嵌入孔83から離脱して、ローラエンド8
0及びこのローラエンド80が固着された巻取りローラ
2はブラケット90に対して回転可能になる。ローラエ
ンド80は巻きばね7により常にスクリーン1の巻き上
げ方向に付勢されているが、ロックピン110がローラ
エンド80の嵌入孔83から引き抜かれるとき、図15
(b)に示すローラエンド80のストッパ84の角部8
4bが、ロックピン110の端面116に設けられた傾
斜面115を僅かずつ滑り、ローラエンド80は巻きば
ね7の付勢方向、つまり、巻きばね7の力を逃がす方向
に回転する。このため、ロックピン110をローラエン
ド80の嵌入孔83から引き抜くときのロックピン11
0とストッパ84との摩擦抵抗は極めて小さくなり、ロ
ックピン110を回すための回転力も僅かで済む。
【0038】なお、上述したロールブラインドの回転規
制装置においては、ローラエンド80に回転軸81を突
設したが、これに限定されるものではなく、例えば、ロ
ーラエンドに円筒状の回転軸受けを配設する一方、ブラ
ケットにこの軸受けを軸支するための固定の支持軸を設
けて、この支持軸と同軸に上述した円筒状部91と同様
の外周形状を有する円柱状部を設けてもよい。また、こ
のロールブラインドの回転規制装置においては、ローラ
エンド80にストッパ84を1個だけ配設したが、これ
に限定されるものではなく、ストッパを複数設けて、そ
の数に相当する円周上の回転角度位置において巻取りロ
ーラをブラケットに固定可能してもよい。
【0039】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明のロ
ールブラインドの回転規制装置は、ブラケットに回転自
在に軸支された回転端を有するスクリーン巻取用の巻取
りローラと、この巻取りローラに配設されてスクリーン
巻き上げの主又は補助動力として用いられる巻きばねと
を備え、回転端に固着されると共に回転軸又は回転軸受
けを有してブラケットに回転自在に軸支される端末部材
と、この端末部材をブラケットに選択的に係止させる係
止手段とを備える。つまり、本発明のロールブラインド
の回転規制装置は、巻取りローラの回転端に配設される
から、クラッチ、遊星歯車機構などを巻取りローラの固
定端に配設するような場合にも、固定端の構造を簡素化
することができ、ロールブラインド全体の設計上の自由
度を極めて大きくすることができるという優れた効果を
奏する。
【0040】この係止手段は、巻取りローラを円周上の
複数箇所の回転角度位置において、係止手段によって
は、例えば45度以下の回転角度毎に回転不能にするこ
とができる。これにより、例えば、巻取りローラをブラ
ケットから取り外さずにスクリーンを最下点まで引き下
げて、その状態でスクリーンを巻取りローラから外して
スクリーンの交換を行なうロールブラインドにおいて
も、巻取りローラを作業上最もやりやすい回転角度位置
に固定して、その交換作業を行なうことができる。
【0041】さらに、係止手段によっては、巻取りロー
ラをスクリーン引き下げ方向に回転させて端末部材をブ
ラケットに係止することが可能であるから、クラッチを
備えたロールブラインドにおいては、クラッチを順回転
させてクラッチの破損を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るロールブラインドの回転規制装置
を実施したロールブラインドを示す正面図である。
【図2】図1のローラエンドの詳細を示す図であり、
(a)は断面図、(b)は右側面図である。
【図3】図1のロックリングの詳細を示す図であり、
(a)は断面図、(b)は右側面図である。
【図4】図1のブラケットの詳細を示す図であり、
(a)は断面図、(b)は左側面図である。
【図5】本発明に係るロールブラインドの回転規制装置
の実施の形態を示す断面図であり、(a)は、巻取りロ
ーラが回転可能な状態を示し、(b)は、巻取りローラ
が回転不能な状態を示す。
【図6】本発明に係るロールブラインドの回転規制装置
の第1実施例を示す断面図であり、巻取りローラが回転
不能な状態を示す。
【図7】図6のローラエンドの詳細を示す図であり、
(a)は断面図、(b)は右側面図である。
【図8】図6のブラケットの詳細を示す図であり、
(a)は正面図、(b)は一部を断面で示す左側面図で
ある。
【図9】図6のロックリングの詳細を示す図であり、
(a)は断面図、(b)は右側面図である。
【図10】図9のロックリングと図7のローラエンドの
係止状態を示す図であり、(a)は、係止が解除されて
巻取りローラが回転可能な状態を示し、(b)は、係止
して巻取りローラが回転不能な状態を示す。
【図11】図9のロックリングの変形を示す右側面図で
ある。
【図12】図11のロックリングと図7のローラエンド
の係止状態を示す図である。
【図13】本発明に係るロールブラインドの回転規制装
置の第2実施例を示す図であり、巻取りローラが回転可
能な状態を示し、(a)は一部を断面で示す正面図、
(b)は左側面図である。
【図14】図13のロールブラインドの回転規制装置を
示す図であり、巻取りローラが回転不能な状態を示し、
(a)は一部を断面で示す正面図、(b)は左側面図で
ある。
【図15】図13のローラエンドの詳細を示す図であ
り、(a)は断面図、(b)は右側面図である。
【図16】図13のブラケットの詳細を示す図であり、
(a)は正面図、(b)は左側面図である。
【図17】図13のロックリングの詳細を示す図であ
り、(a)は断面図、(b)は右側面図、(c)は左側
面図である。
【図18】図13のロックピンの詳細を示す図であり、
(a)は正面図、(b)は左側面図である。
【符号の説明】
1 スクリーン、2 巻取りローラ、3 固定端、4
回転端、5 固定軸、6 ブラケット、7 巻きばね、
10 ローラエンド、12 軸部、12a 回転軸、1
2b 嵌合軸部、13 嵌合溝、14 内壁、15 嵌
合孔、20 ロックリング、21 内周面、22 爪、
23 側面、24 傾斜面、25 嵌合腕、26 外側
面、27,28 係止溝、30 ブラケット、30a
側板、31 軸受け、32 外周面、33 係止溝、3
4 側面、35 傾斜面、40ローラエンド、42 軸
部、42a 回転軸、42b 係合軸部、43 平面、
50 ブラケット、50a 側板、51 軸受け、52
溝、53,54 突起、55 突出端、60 ロック
リング、60a 開口部、61 円形端面、62係合
溝、63,64 内面、65 係止突起、70 ロック
リング、71 開口部、72 係合溝、73 内面、8
0 ローラエンド、81 回転軸、82端面、83 嵌
入孔、84 ストッパ、84a 側面、84b 角部、
90 ブラケット、90a 側板、91 円筒状部、9
1a 外周面、92 軸受け、93 凹部、93a 側
壁、94 突起、95,96 係止溝、97 嵌合溝、
100 ロックリング、101 内周面、102 突
起、103 係止突起、103a 腕、104 嵌合
爪、104a 腕、110 ロックピン、111 外周
面、112 溝、113 端面、114 突起、114
a 腕、115 傾斜面、116 端面、C 天井

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ブラケット(30、50、90)に回転
    自在に軸支された回転端(4)を有するスクリーン巻取
    用の巻取りローラ(2)と、前記巻取りローラに配設さ
    れてスクリーン巻き上げの主又は補助動力として用いら
    れる巻きばね(7)とを備えたロールブラインドにおい
    て、前記回転端に固着されると共に回転軸(12a、4
    2a、81)又は回転軸受けを有して前記ブラケットに
    回転自在に軸支される端末部材(10、40、80)
    と、前記端末部材を前記ブラケットに選択的に係止させ
    る係止手段とを備えたことを特徴とするロールブライン
    ドの回転規制装置。
  2. 【請求項2】 前記係止手段は、軸方向に延長した爪
    (22)を有すると共に前記端末部材に軸方向に第1の
    位置と第2の位置との間において摺動自在に且つ回転不
    能に内嵌する回り止め部材(20)を備え、前記ブラケ
    ット(30)は、前記回り止め部材が前記第1の位置に
    移動したとき前記爪に嵌合して前記端末部材を回転不能
    にする一方前記第2の位置に移動したとき前記爪との嵌
    合を解除して前記端末部材を回転可能にする係止溝(3
    3)を備えたことを特徴とする、請求項1に記載のロー
    ルブラインドの回転規制装置。
  3. 【請求項3】 前記爪(22)と前記係止溝(33)
    は、前記回転軸(12a)又は前記回転軸受けと同軸に
    円周方向に複数個が同ピッチで夫々配設されたことを特
    徴とする、請求項2に記載のロールブラインドの回転規
    制装置。
  4. 【請求項4】 前記爪(22)の先端部のスクリーン引
    き上げ回転方向側の側面(23)および前記係止溝(3
    3)の先端部のスクリーン引き下げ回転方向側の側面
    (34)のいずれか一方又は双方に傾斜面(24、3
    5)を形成し、前記爪が前記係止溝に嵌合するとき、前
    記回り止め部材(20)をスクリーン引き下げ方向に回
    転させるようにしたことを特徴とする、請求項3に記載
    のロールブラインドの回転規制装置。
  5. 【請求項5】 前記係止手段は、前記回転軸(42a)
    又は前記回転軸受けの半径方向に第1の位置と第2の位
    置との間において前記ブラケット(50)に摺動自在に
    且つ回転不能に嵌合する係止部材(60、70)を備
    え、前記端末部材は、前記回転軸又は前記回転軸受けの
    軸心に対称且つ平行な2つの平面(43、43)を有す
    る係合軸部(42b)を有し、前記係止部材は、前記係
    合軸部に半径方向に嵌合して前記端末部材の回転を制止
    する平行な2つの内面(63,63、73,73)を有
    する一方前記第1の位置に移動したとき前記係合軸部に
    嵌合して前記端末部材を回転不能にすると共に前記第2
    の位置に移動したとき前記係合軸部との嵌合を解除して
    前記端末部材を回転可能にすることを特徴とする、請求
    項1に記載のロールブラインドの回転規制装置。
  6. 【請求項6】 前記係合軸部(42b)は、多角柱状に
    形成されたことを特徴とする、請求項5に記載のロール
    ブラインドの回転規制装置。
  7. 【請求項7】 前記ブラケット(90)は、前記回転軸
    (81)又は前記回転軸受けと同軸に配設されて凹部
    (93)が外周面(91a)に軸方向に形成された円筒
    状部(91)又は円柱状部を備え、前記係止手段は、環
    状に形成されて前記円筒状部又は前記円柱状部を回転可
    能に外嵌する係止部材(100)と、前記凹部と前記係
    止部材との間に介装されると共に前記係止部材に係合さ
    れて前記係止部材が回転したとき前記回転軸又は前記回
    転軸受けの軸方向に前記第1の位置と前記第2の位置と
    の間において回転不能に摺動する回り止め部材(11
    0)とを備え、前記端末部材(80)は、前記回り止め
    部材を嵌入させる嵌入孔(83)を有し、前記回り止め
    部材は、前記第1の位置に移動したとき前記嵌入孔に嵌
    入して前記端末部材を回転不能にすると共に前記第2の
    位置に移動したとき前記嵌入孔から離脱して前記端末部
    材を回転可能にすることを特徴とする、請求項1に記載
    のロールブラインドの回転規制装置。
  8. 【請求項8】 前記回り止め部材(110)は、前記回
    転軸(81)又は前記回転軸受けの軸に対して螺旋方向
    に延長する溝(112)を備え、前記係止部材(10
    0)は、前記溝に摺動自在に係合する突起(102)を
    有して回転することにより前記突起を前記溝に摺動させ
    て前記回り止め部材を前記ブラケット(90)と共働し
    て前記第1の位置と前記第2の位置との間に摺動させる
    ことを特徴とする、請求項7に記載のロールブラインド
    の回転規制装置。
JP28149997A 1997-10-15 1997-10-15 ロールブラインドの回転規制装置 Expired - Fee Related JP3821257B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP28149997A JP3821257B2 (ja) 1997-10-15 1997-10-15 ロールブラインドの回転規制装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP28149997A JP3821257B2 (ja) 1997-10-15 1997-10-15 ロールブラインドの回転規制装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH11117646A true JPH11117646A (ja) 1999-04-27
JP3821257B2 JP3821257B2 (ja) 2006-09-13

Family

ID=17640045

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP28149997A Expired - Fee Related JP3821257B2 (ja) 1997-10-15 1997-10-15 ロールブラインドの回転規制装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3821257B2 (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007297779A (ja) * 2006-04-27 2007-11-15 Tachikawa Blind Mfg Co Ltd ロールブラインド
JP2010133243A (ja) * 2010-01-25 2010-06-17 Tachikawa Blind Mfg Co Ltd 日射遮蔽材昇降装置
JP2011169023A (ja) * 2010-02-18 2011-09-01 Toso Co Ltd ロールスクリーン
KR101690507B1 (ko) * 2016-04-12 2016-12-28 (주)아이원하이텍 롤 스크린용 감속 어셈블리, 롤 스크린용 감속 모듈, 및 선택 감속 기능을 갖는 롤 스크린
KR101883598B1 (ko) * 2017-04-18 2018-07-30 장근대 책상용 가림장치
CN109335348A (zh) * 2018-09-30 2019-02-15 天津市维之丰科技有限公司 一种电炉转运仓
JP2020117977A (ja) * 2019-01-25 2020-08-06 株式会社ニチベイ ロールスクリーン

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007297779A (ja) * 2006-04-27 2007-11-15 Tachikawa Blind Mfg Co Ltd ロールブラインド
JP2010133243A (ja) * 2010-01-25 2010-06-17 Tachikawa Blind Mfg Co Ltd 日射遮蔽材昇降装置
JP2011169023A (ja) * 2010-02-18 2011-09-01 Toso Co Ltd ロールスクリーン
KR101690507B1 (ko) * 2016-04-12 2016-12-28 (주)아이원하이텍 롤 스크린용 감속 어셈블리, 롤 스크린용 감속 모듈, 및 선택 감속 기능을 갖는 롤 스크린
KR101883598B1 (ko) * 2017-04-18 2018-07-30 장근대 책상용 가림장치
CN109335348A (zh) * 2018-09-30 2019-02-15 天津市维之丰科技有限公司 一种电炉转运仓
CN109335348B (zh) * 2018-09-30 2023-05-23 天津市维之丰科技有限公司 一种电炉转运仓
JP2020117977A (ja) * 2019-01-25 2020-08-06 株式会社ニチベイ ロールスクリーン

Also Published As

Publication number Publication date
JP3821257B2 (ja) 2006-09-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7497242B2 (en) Window curtain pulling device
JPH04254687A (ja) ブラインド等の巻き上げ装置
JPH11117646A (ja) ロールブラインドの回転規制装置
JP2002036955A (ja) 車両用ミラー装置
JPH07277683A (ja) ウインチ
JP2005157155A (ja) スクリーン用巻取ロール機構
GB2036147A (en) Latch for a roller blind
US10414618B2 (en) Film transfer tool
JP3428765B2 (ja) レンズ鏡筒
JP3184076B2 (ja) ロールブラインドのクラッチ装置
JP3232190B2 (ja) ロールスクリーン
JPH05141161A (ja) ブラインド操作装置
KR200281210Y1 (ko) 로만쉐이드의 어저스터
CN106089003B (zh) 日照遮挡装置的速度调节装置
JP2020101252A (ja) コイルばねを利用したロックタイプ双方向クラッチ
JP2022048770A (ja) 抵抗付与装置
JP7002691B1 (ja) クラッチ機構付きトルクヒンジ
JP6966530B2 (ja) コイルばねを利用したロックタイプ双方向クラッチ
JP3229580B2 (ja) ブラインドの操作装置
JPH11256959A (ja) カーテン回転駆動装置
JP6346019B2 (ja) ブラインドの回転装置
JP2021183863A (ja) フリータイプ双方向クラッチ
JP2018197556A (ja) 歯車の空転を利用するフリータイプ双方向クラッチ
JP3542742B2 (ja) 遮蔽材の昇降装置
CN106369159A (zh) 轴系锁止机构

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Effective date: 20040604

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20060119

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060405

A521 Written amendment

Effective date: 20060512

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Effective date: 20060601

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Effective date: 20060614

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

R150 Certificate of patent (=grant) or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees