JPH1111724A - シート材の保持方法及び装置 - Google Patents

シート材の保持方法及び装置

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JPH1111724A
JPH1111724A JP17068997A JP17068997A JPH1111724A JP H1111724 A JPH1111724 A JP H1111724A JP 17068997 A JP17068997 A JP 17068997A JP 17068997 A JP17068997 A JP 17068997A JP H1111724 A JPH1111724 A JP H1111724A
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JP
Japan
Prior art keywords
sheet material
plate
holding
inclined table
air
Prior art date
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Pending
Application number
JP17068997A
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English (en)
Inventor
Tetsuo Nishikawa
哲生 西川
Hirohiko Oishi
浩彦 大石
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Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH1111724A publication Critical patent/JPH1111724A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】重ねられた複数枚のシート材を傾斜台に対して
ズリ落ちたり、落下したり、垂れたりすることなく確実
に保持するシート材の保持方法及び装置を提供する。 【解決手段】本発明は、傾斜台14に立て掛けられたP
S版束23の表面に、この表面に対して垂直にエアを吹
き付けるエアノズルを設けている。これにより、PS版
束23は、エア圧によって傾斜台14に押さえ付けられ
るので、傾斜台14に対してズリ落ちたり、落下したり
しない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はシート材の保持方法
及びその装置に関し、特に傾斜台に重ねて立てかけられ
た多数枚のシート材を傾斜台に保持するシート材の保持
方法及びその装置に関する。
【0002】
【従来の技術】感光性平版印刷版〔PS版(Pre-Sensit
ized Plate)〕は、アルミニウム板等よりなる金属支持
体の表面に感光性樹脂層が形成されたものであり、PS
版同士の間に合紙を挟んで感光性樹脂層を保護してい
る。このPS版は、立掛台に立て掛けられた状態から1
枚ずつ分離されて、製版機の給版部に設けられたカート
リッジに積み替えられて使用される。
【0003】即ち、従来のPS版の分離装置は、立掛台
の傾斜面に立て掛けられたPS版を吸着アームで吸着し
た後、吸着アームを移動して立掛台から分離し、カート
リッジに積み替える。また、PS版同士の間に挟まれる
合紙の場合には、合紙を吸着アームで吸着した後、吸着
アームをダストボックスまで移動して廃棄する。即ち、
前記分離装置は、PS版の積み替えと合紙の廃棄とを交
互に行っている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来
は、PS版を傾斜台に単に立て掛けているだけなので、
PS版を分離装置によって分離した時に、次のPS版に
挿入された合紙がPS版から落下する場合がある。この
ような場合には、吸着アームで合紙を吸着することがで
きず、次のPS版を吸着してダストボックスに廃棄して
しまうという欠点がある。
【0005】また、従来は、PS版のカールによってP
S版が傾斜台から倒れてしまう場合があり、このような
場合には、カートリッジへ供給できないため装置全体を
停止しなければならないという欠点がある。特に、PS
版の分離作業は、暗室内で実施されているので、作業者
も発見し難く、発見が遅れると歩留りの低下を招いてし
まう。
【0006】本発明は、このような事情に鑑みてなされ
たもので、傾斜台からのシート材の落下を防止すること
ができるシート材の保持方法及びその装置を提供するこ
とを目的とする。
【0007】
【課題を解決する為の手段】本発明は、前記目的を達成
する為に、重ねられた複数枚のシート材を傾斜台に傾斜
して立て掛けて保持するシート材の保持方法において、
前記傾斜台に立て掛けられた前記シート材の表面に、該
表面に対して垂直方向にエアを吹き付けることにより、
該シート材を傾斜台に保持させることを特徴とする。
【0008】本発明は、傾斜台に立て掛けたシート材の
表面に、この表面に対して垂直方向にエアを吹き付けた
ので、傾斜台からのシート材の落下を防止できる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下添付図面に従って本発明に係
るシート材の保持方法及びその装置の好ましい実施の形
態について詳説する。図1は、本発明のシート材の保持
装置が適用されたPS版の保持装置を含むPS版分離装
置10の全体構造図である。同図に示す分離装置10は
搬送ロボット12、傾斜台14、及び保持装置15から
構成され、また、この分離装置10の周囲に集積台1
6、及びダストボックス18が設けられている。分離装
置10、集積台16、及びダストボックス18は暗室内
に設置される。
【0010】集積台16に移載前のPS版20(図3参
照)は、合紙22と交互に重ねられた束状態(以下、
「PS版束23」と称する)に集積されている。このP
S版束23は図2に示す前記傾斜台14のベース24に
載置され、図2、図3に示す傾斜台14の傾斜面26に
傾斜した状態で立て掛けられる。ここで、前記PS版束
23は図1、図2に示す後述の保持装置15によって傾
斜台14に押し付けられた状態で保持される。これによ
り、PS版20及び合紙22は、傾斜台14からのズリ
落ち、落下が防止される。
【0011】図1において、前記集積台16には、枠状
のカートリッジ28が取り付けられている。このカート
リッジ28に、搬送ロボット12によって傾斜台14か
ら搬送されたPS版20が1枚ずつ収納される。更に、
搬送ロボット12は、前記カートリッジ30の図示しな
い上蓋をカートリッジ30上に搬送する。これにより、
PS版20が遮光され、明室内に配置された版に画像を
書き込むレーザ装置への装填が可能になる。なお、合紙
22は、搬送ロボット12によって傾斜台14からダス
トボックス18に搬送されて、ダストボックス18に廃
棄される。
【0012】ところで、前記保持装置15は、PS版束
23の表面に、この表面に対して垂直にエアを吹き付け
てエア圧によりPS版束23を傾斜台14に押圧保持す
る装置であり、エアノズル30、チャンバ32、及びエ
アブロア34等から構成される。エアブロア34のエア
配管36はチャンバ32の入口部に連結され、このチャ
ンバ32の出口部にバルブ38、フレキシブルダクト4
0、及び連結管42を介して前記エアノズル30が取り
付けられている。このエアノズル30は、前記フレキシ
ブルダクト40を撓ませることで、PS版束23に対し
て所望の位置に位置決めされる。
【0013】図1において、前記搬送ロボット12は台
座78、旋回部70、基部72、第1アーム74、第2
アーム76等から構成される。前記基部72には軸80
を介して前記第1アーム74が回動自在に設けられ、こ
の第1アーム74の先端には軸82を介して前記第2ア
ーム76が回動自在に設けられている。また、第2アー
ム76の先端には、PS版20及び合紙22を吸着する
吸着ヘッド46が取り付けられている。したがって、前
記吸着ヘッド46は、搬送ロボット12の旋回部70の
旋回動作、及び第1、第2アーム74、76の回動動作
によって所定の位置に移動される。
【0014】前記吸着ヘッド50は、サクションカップ
52を有しており、このサクションカップ52は第2ア
ーム76に取り付けられたプレート54上に設けられて
いる。サクションカップ52は、プレート54上に所定
の間隔をもって複数個取り付けられている。また、サク
ションカップ52には、図示しないチューブ、及び電磁
弁を介してバキュームポンプに接続されている。したが
って、バキュームポンプを駆動して電磁弁を開放するこ
とにより、PS版20や合紙22がサクションカップ5
2で吸着される。
【0015】次に、前記の如く構成された分離装置10
の作用について説明する。まず、PS版束23を傾斜台
14に立て掛けた後、保持装置15のエアブロア34を
駆動してエアノズル30からPS版束23にエアを吹き
出し、このエア圧でPS版束23を傾斜台14に押さえ
付けて保持する。この時、エアノズル30から吹き出さ
れたエアは図4中矢印で示すように、PS版束23の表
面中央部S(図4中破線で方位した位置)に略垂直に当
たり、そして、放射状に拡散する。即ち、PS版束23
はエアが衝突するエア圧と、エアが拡散する時に与えら
れるエア圧によって傾斜台14に押さえ付けられる。こ
れにより、上面に位置した合紙22が弛んで皺が発生し
ていても、拡散するエアによって皺が伸ばされた状態に
なるので、サクションカップ52による吸着性が向上す
る。
【0016】次に、カートリッジ28を集積台16にセ
ットする。その後、搬送ロボット12の運転を開始する
と、搬送ロボット12の吸着ヘッド50が傾斜台14に
移動し、合紙22の上端部分をサクションカップ52、
52…で吸着する。合紙22を吸着すると、搬送ロボッ
ト12は、吸着ヘッド50で合紙22を吸着したままダ
ストボックス18に向けて搬送する。そして、合紙22
がダストボックス18の上方に位置したところで、電磁
弁を閉じてバキュームを停止し、合紙22をダストボッ
クス18に廃棄する。
【0017】次に、搬送ロボット12は吸着ヘッド50
を傾斜台14に向けて移動して、PS版20を吸着す
る。吸着後、搬送ロボット12は、吸着ヘッド50で前
記PS版20を吸着したまま集積台16に向けて搬送す
る。そして、PS版20をカートリッジ28内に挿入し
た後、バキュームを停止してPS版20をカートリッジ
28内に配置する。
【0018】PS版20の配置後、前記搬送ロボット1
2は、立掛台14に向けて再び移動され、次の合紙22
の廃棄動作と、次のPS版20のカートリッジ30への
配置動作とを交互に行う。
【0019】
【実施例】PS版20として厚さ0.24mm、幅10
30mm、長さ770mmのアルミニウム薄板(JIS
合金番号1050)を支持部材としたものを使用し、合
紙22として天然パルプ100%で厚さが0.05mm
のものを使用し、PS版20と合紙22とを30枚積層
した。
【0020】この積層したPS版束23を、短辺側が下
になるように、傾斜角度70°に設定された傾斜台14
の傾斜面26に立て掛けて配置した。保持装置15のエ
アノズル30は1台として、吹出口は50mmのものを
使用した。PS版束23に向かってエアを吹き出す位置
は、PS版20の傾斜方向の長さを1とすると、PS版
束23の上面から1×2/3以内に配置するのが好まし
く、本例ではPS版束23の傾斜方向の中央部を選定し
た。幅方向位置も同様にPS版束23の中央を選定し、
PS版束23から垂直方向に150mmの位置に配置し
た。また、エアノズル30から吹き出すエアの風速は傾
斜台14の角度により決まり、通常8〜13m/sec
が好ましい。本例では10m/secに設定した。ここ
で、エアの風速と傾斜台14の傾斜角度の関係を、下記
表1に示す。
【0021】
【表1】
【0022】上記表1に示すように、エア風速と傾斜台
の傾斜角度とは比例関係にあることが分かる。このよう
な構造のPS版の保持装置15によれば、PS版20及
び合紙22が傾斜台14からズリ落ちたり、落下したり
することがなく、1枚ずつ確実に分離することができ
る。従来、合紙22の分離不良が20〜80%であった
ものが皆無となった。また、この保持装置10によっ
て、PS版20及び合紙22の落下を防止するために傾
斜台14の傾斜角度を45°以下に設定する必要があっ
たが、50°〜85°までとることが可能となったの
で、分離装置10がコンパクトになり省スペース化する
ことができる。
【0023】図5は、保持装置の第2の実施の形態を示
す要部構造図であり、図2に示した第1の実施の形態の
保持装置15と同一若しくは類似の部材については同一
の符号を付してその説明は省略する。図6に示す保持装
置15Aは、エア配管60をPS版束23の幅方向に配
設し、このエア配管60に複数の小型エアノズル62、
62…を等間隔に設けたものである。このように、小型
のエアノズル62を複数本配置しても、同様な効果を得
ることができる。
【0024】また、小型のエアノズル62に代えて、ス
リット状の吹出口を有するノズルをPS版束23の幅方
向に配置しても同様な効果を得ることができる。
【0025】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係るシート
材の保持方法及びその装置によれば、傾斜台に立て掛け
たシート材の表面に、この表面に対して垂直方向にエア
を吹き付けたので、傾斜台からのシート材の落下を防止
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態のシート材の保持装置が適用され
たシート材の分離装置の全体構造図
【図2】図1に示した傾斜台の斜視図
【図3】傾斜台に立て掛けられたPS版と合紙とのPS
版束の要部拡大図
【図4】シート材に吹き付けられたエアの拡散方向を示
す説明図
【図5】シート材の保持装置の第2の実施の形態を示す
斜視図
【符号の説明】
10…PS版の分離装置 12…搬送ロボット 14…傾斜台 15…保持装置 16…集積台 18…ダストボックス 20…PS版 22…合紙 23…PS版束 50…吸着ヘッド 52…サクションカップ

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】重ねられた複数枚のシート材を傾斜台に傾
    斜して立て掛けて保持するシート材の保持方法におい
    て、 前記傾斜台に立て掛けられた前記シート材の表面に、該
    表面に対して垂直方向にエアを吹き付けることにより、
    該シート材を傾斜台に保持させることを特徴とするシー
    ト材の保持方法。
  2. 【請求項2】前記シート材は、感光性平版印刷版である
    ことを特徴とする請求項1記載のシート材の保持方法。
  3. 【請求項3】前記シート材は、感光性平版印刷版同士の
    間に挟まれる合紙であることを特徴とする請求項1記載
    のシート材の保持方法。
  4. 【請求項4】重ねられた複数枚のシート材を傾斜台に傾
    斜して立て掛けて保持するシート材の保持装置におい
    て、 前記シート材の表面に対して垂直方向にエアを吹き付け
    るエア供給手段を設けたことを特徴とするシート材の保
    持装置。
  5. 【請求項5】前記傾斜台の傾斜角度は、水平面から50
    °〜85°に設定されていることを特徴とする請求項4
    記載のシート材の保持装置。
  6. 【請求項6】前記エア供給手段に設けられたエアノズル
    は、前記シート材の幅方向に設けられると共に、等間隔
    に複数設けられていることを特徴とする請求項4記載の
    シート材の保持装置。
  7. 【請求項7】前記シート材は、感光性平版印刷版である
    ことを特徴とする請求項4記載のシート材の保持装置。
  8. 【請求項8】前記シート材は、感光性平版印刷版同士の
    間に挟まれる合紙であることを特徴とする請求項4記載
    のシート材の保持装置。
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